JPH0653015U - スローアウェイ式転削工具 - Google Patents

スローアウェイ式転削工具

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Publication number
JPH0653015U
JPH0653015U JP088454U JP8845492U JPH0653015U JP H0653015 U JPH0653015 U JP H0653015U JP 088454 U JP088454 U JP 088454U JP 8845492 U JP8845492 U JP 8845492U JP H0653015 U JPH0653015 U JP H0653015U
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JP
Japan
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throw
flat plate
away type
tool body
away
Prior art date
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Pending
Application number
JP088454U
Other languages
English (en)
Inventor
辰夫 新井
貴宣 斉藤
典夫 麻生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本考案のスローアウェイ式転削工具は、平板
リング状の工具本体2と、該工具本体2の平板面2a,
2bの外周2c側に円周方向に沿って着脱自在に装着さ
れた複数のスローアウエイチップ3とを具備し、該スロ
ーアウエイチップ3の工具本体2回転方向側に隣接した
位置に設けられたチップポケット22の前記回転方向後
方側を向く壁面は、一方の平板面2aから他方の平板面
2bに向かって隆起していることを特徴とする。前記壁
面を複数の段部23,24、また、段部23,24の少
なくとも一方の平板面2a側の面を曲面としてもよい。 【効果】 チップポケットの切欠部分を小さくすること
ができ、したがって、工具本体の剛性等の機械的強度を
高めることができる。切削加工時に生じる切り屑を該チ
ップポケットの回転方向側方側に速やかに移動させ外方
へ排出させることができ、該チップポケット内に蓄積さ
れることがなくなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、多数のスローアウエイチップが円周方向に装着されたスローアウ ェイ式転削工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種のスローアウェイ式転削工具の一つとして、図5及び図6に 示すようなスローアウェイ式サイドカッタ(以下、単にサイドカッタと略称する 。)が知られている。 このサイドカッタ1は、円板状の工具本体2と、該工具本体2の各円板面2a ,2bの外周部2c側に、円周方向に沿って交互にかつ等間隔を隔てて着脱自在 に装着された複数のスローアウエイチ ップ3,3,…と、各スローアウエイチ ップ3の回転方向側に隣接して設けられたチップポケット4とから概略構成され ている。 前記工具本体2は、外周部2c側からチップ取付部11及びつば部12の2部 分に大別されている。そして、チップ取付部11には、各円板面2a,2bの外 周部2c側に、円周方向に沿って交互にかつ等間隔を隔ててチップ座13が形成 され、これらのチップ座13,13,…には、中央部に取付孔14を有する切削 用超硬合金製の略正方形平板状のスローアウエイチップ3がクランプねじ15に より着脱自在に装着され、つば部12中央には、キー溝16aを備えた装着孔1 6がその厚み方向に貫通して設けられている。 チップポケット4は、円周方向側の断面が矩形状、厚み方向の断面が略V字型 状の切欠である。
【0003】 該サイドカッター1を工作機械に取り付けるには、工具本体2の装着孔16に 駆動源に設けられたクランプボルトを挿入し、このクランプボルトのキーとキー 溝16aとを嵌着させ、このクランプボルトにより工具本体2と駆動源とを締め 付け固定する。 また、該サイドカッター1を用いて鋼板等に溝を加工するには、まず、被削材 を工具本体2の回転方向前方の所定位置に配置し、工具本体2をその軸線を中心 として回転させるとともに被削材の切削すべき箇所を半径方向に送り、該切削す べき箇所をスローアウエイチップ3,3,…により切削する。これらの切削の結 果生じた切削屑は、チップポケット4もしくは該チップポケット4内で屈曲切断 させられた後順次外方へ排出される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のサイドカッター1においては、チップポケット4の形状 が厚み方向の断面が略V字型状の切欠であるために切欠部分が大きく、工具本体 2の剛性等の機械的強度を高めることが難しいという欠点があった。 また、該チップポケット4の回転方向前方側を向く壁面が厚み方向に垂直であ るために、切削加工時に生じる切削屑が該チップポケット4の回転方向前方側に 蓄積され易く、該切削屑をチップポケット4の外方へ排出させる際に支障が生じ る虞があるという欠点があった。これらの切削屑は被削材の表面を損傷する危険 性があることから品質管理上問題となり、また、作業性も低下することとなる。
【0005】 この考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、上記の欠点及び問題点を解決 することができるスローアウェイ式転削工具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この考案は次の様なスローアウェイ式転削工具を 採用した。 すなわち、請求項1記載のスローアウェイ式転削工具は、平板リング状の工具 本体と、該工具本体の平板面の外周側に円周方向に沿って着脱自在に装着された 複数のスローアウエイチップとを具備し、前記スローアウエイチップの前記工具 本体回転方向側に隣接した位置にチップポケットを設けてなるスローアウェイ式 転削工具において、該チップポケットの前記回転方向後方側を向く壁面は、一方 の平板面から他方の平板面に向かって隆起していることを特徴としている。
【0007】 また、請求項2記載のスローアウェイ式転削工具は、請求項1記載のスローア ウェイ式転削工具において、前記壁面は複数の段部からなることを特徴としてい る。
【0008】 また、請求項3記載のスローアウェイ式転削工具は、請求項2記載のスローア ウェイ式転削工具において、前記複数の段部の少なくとも一方の平板面側の面は 曲面からなることを特徴としている。
【0009】 また、請求項4記載のスローアウェイ式転削工具は、請求項1記載のスローア ウェイ式転削工具において、前記複数のスローアウエイチップは、円周方向に沿 って各平板面に交互にかつ等間隔を隔てて装着されていることを特徴としている 。
【0010】
【作用】
この考案の請求項1記載のスローアウェイ式転削工具では、チップポケットの 前記回転方向後方側を向く壁面が、一方の平板面から他方の平板面に向かって隆 起していることにより、該チップポケットの切欠部分が小さくなり、工具本体の 剛性等の機械的強度が高まる。
【0011】 また、請求項2記載のスローアウェイ式転削工具では、前記壁面を複数の段部 とすることにより、該チップポケットの切欠部分がより小さくなり、工具本体の 剛性等の機械的強度がさらに高まる。
【0012】 また、請求項3記載のスローアウェイ式転削工具では、前記複数の段部の少な くとも一方の平板面側の面を曲面とすることにより、切削加工時に生じる切り屑 は該チップポケットの回転方向側方側に速やかに移動し外方へ排出され、該チッ プポケットに蓄積されることがなくなる。
【0013】 また、請求項4記載のスローアウェイ式転削工具では、前記複数のスローアウ エイチップを、円周方向に沿って各平板面に交互にかつ等間隔を隔てて装着する ことにより、切削される溝の両側面を互いに等しい精度で切削加工することが可 能になる。
【0014】
【実施例】
以下、この考案の一実施例のサイドカッタ(スローアウェイ式転削工具)につ いて図を参照して説明する。 図1は、本考案のサイドカッタを示す平面図、図2は同側面図である。 なお、サイドカッタ21は従来例で説明したサイドカッタ1のチップポケット 4を改良したものであり、図1及び図2において図3及び図4に示す構成要素と 同一の要素には同一の符号を付してあり、この同一の要素については説明を省略 する。
【0015】 このサイドカッタ21は、工具本体2と、該工具本体2に着脱自在に装着され た複数のスローアウエイチ ップ3,3,…と、各スローアウエイチップ3の回 転方向側に隣接して設けられたチップポケット22とから概略構成されている。
【0016】 チップポケット22は、その回転方向後方側を向く壁面に、該工具本体2の一 方の円板面2aから他方の円板面2bに向かって隆起するように第1の段部23 及び第2の段部24が形成されている。 第1の段部23は、該工具本体2の厚み方向の断面が略V字型状の凹部からな るもので、その回転方向後方側を向く壁面23aは断面円弧状の曲面とされてい る。 第2の段部24は、第1の段部23のスローアウエイチ ップ3側に隣接して 設けられたもので、円周方向側の断面が矩形状で厚み方向の断面が略円弧状の切 欠である。 これら第1の段部23及び第2の段部24が形成されていることにより、該チ ップポケット22の切欠部分が小さくなり、工具本体2の剛性等の機械的強度が 高まる。
【0017】 該サイドカッター21の工作機械への取り付け方法及び使用方法は、従来のサ イドカッタ1と全く同一である。 該サイドカッター21による切削の結果生じた切削屑は、チップポケット22 の第1の段部23の壁面23aの周辺方向へ移動し、該壁面23aの縁25から 外方へ速やかに排出される。
【0018】 以上説明した様に、この考案のサイドカッタ21によれば、チップポケット2 2は、その回転方向後方側を向く壁面に第1の段部23及び第2の段部24が形 成され、第1の段部23はその回転方向後方側を向く壁面23aが断面円弧状の 曲面とされているので、該チップポケット22の切欠部分を小さくすることがで き、したがって、工具本体2の剛性等の機械的強度を高めることができる。
【0019】 また、切削の結果生じた切削屑を、チップポケット22の第1の段部23の壁 面23aの周辺方向へ移動させ、該壁面23aの縁25から外方へ速やかに排出 させることができ、該チップポケット22内に蓄積されることがなくなる。した がって、これらの切削屑により被削材の表面が損傷することもなくなり、製品の 品質が向上し、作業性も大幅に向上する。
【0020】 また、複数のスローアウエイチップ3,3,…は、工具本体2の各円板面2a ,2bの外周部2c側に、円周方向に沿って交互にかつ等間隔を隔てて着脱自在 に装着されているので、切削される溝の両側面を互いに等しい精度で切削加工す ることができる。
【0021】 図3は、上記実施例のサイドカッタの変形例を示す平面図、図4は同側面図で ある。 このサイドカッタ31は、上述したサイドカッタ21のチップポケット22を 変形したものであり、このチップポケット32が前記チップポケット22と異な る点は、第1の段部23のスローアウエイチ ップ3側に隣接して設けられた第 2の段部33が切欠ではなく、前記第1の段部23からチップ取付部11の外周 面11aに向かって形成された湾曲面である点である。
【0022】 これら第1の段部23及び第2の段部33を形成することにより、該チップポ ケット32には切欠部分がなくなり、工具本体2の剛性等の機械的強度がさらに 向上する。 また、該サイドカッター31の工作機械への取り付け方法及び使用方法は、前 記サイドカッタ21と全く同一である。 このサイドカッタ31によれば、バックメタルを大きくすることにより、工具 本体2の剛性等の機械的強度をさらに向上させることができる。
【0023】 このように、従来のサイドカッタ1の有する欠点や問題点を効果的に解決する ことができるサイドカッタ21,31を提供することができる。
【0024】
【考案の効果】
以上説明した様に、この考案の請求項1記載のスローアウェイ式転削工具によ れば、該チップポケットの前記回転方向後方側を向く壁面は、一方の平板面から 他方の平板面に向かって隆起していることとしたので、該チップポケットの切欠 部分を小さくすることができ、したがって、工具本体の剛性等の機械的強度を高 めることができる。
【0025】 また、請求項2記載のスローアウェイ式転削工具によれば、請求項1記載のス ローアウェイ式転削工具において、前記壁面は複数の段部からなることとしたの で、該チップポケットの切欠部分をさらに小さくすることができ、したがって、 工具本体の剛性等の機械的強度をさらに高めることができる。
【0026】 また、請求項3記載のスローアウェイ式転削工具によれば、請求項2記載のス ローアウェイ式転削工具において、前記複数の段部の少なくとも一方の平板面側 の面は曲面からなることとしたので、切削加工時に生じる切り屑を該チップポケ ットの回転方向側方側に速やかに移動させ外方へ排出させることができ、該チッ プポケット内に蓄積されることがなくなる。したがって、これらの切削屑により 被削材の表面が損傷することもなくなり、製品の品質が向上し、作業性も大幅に 向上する。
【0027】 また、請求項4記載のスローアウェイ式転削工具によれば、請求項1記載のス ローアウェイ式転削工具において、前記複数のスローアウエイチップは、円周方 向に沿って各平板面に交互にかつ等間隔を隔てて装着されていることとしたので 、切削される溝の両側面を互いに等しい精度で切削加工することができる。
【0028】 このように、切削屑の排出性能に優れ、機械的強度が向上したスローアウェイ 式転削工具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係るスローアウェイ式サ
イドカッタを示す平面図である。
【図2】この考案の一実施例に係るスローアウェイ式サ
イドカッタを示す側面図である。
【図3】この考案の一実施例に係るスローアウェイ式サ
イドカッタの変形例を示す平面図である。
【図4】この考案の一実施例に係るスローアウェイ式サ
イドカッタの変形例を示す側面図である。
【図5】従来のスローアウェイ式サイドカッタを示す平
面図である。
【図6】従来のスローアウェイ式サイドカッタを示す側
面図である。
【符号の説明】
21 スローアウェイ式サイドカッタ(スローアウェイ
式転削工具) 2 工具本体 2a,2b 円板面 3 スローアウエイチ ップ 22 チップポケット 23 第1の段部 23a 壁面 24 第2の段部 25 縁 31 サイドカッタ 32 チップポケット 33 第2の段部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板リング状の工具本体と、該工具本体
    の平板面の外周側に円周方向に沿って着脱自在に装着さ
    れた複数のスローアウエイチップとを具備し、 前記スローアウエイチップの前記工具本体回転方向側に
    隣接した位置にチップポケットを設けてなるスローアウ
    ェイ式転削工具において、 該チップポケットの前記回転方向後方側を向く壁面は、
    一方の平板面から他方の平板面に向かって隆起している
    ことを特徴とするスローアウェイ式転削工具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスローアウェイ式転削工
    具において、 前記壁面は複数の段部からなることを特徴とするスロー
    アウェイ式転削工具。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のスローアウェイ式転削工
    具において、 前記複数の段部の少なくとも一方の平板面側の面は曲面
    からなることを特徴とするスローアウェイ式転削工具。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のスローアウェイ式転削工
    具において、 前記複数のスローアウエイチップは、円周方向に沿って
    各平板面に交互にかつ等間隔を隔てて装着されているこ
    とを特徴とするスローアウェイ式転削工具。
JP088454U 1992-12-24 1992-12-24 スローアウェイ式転削工具 Pending JPH0653015U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4097608B2 (ja) * 2004-02-12 2008-06-11 株式会社ニチベイ ブラインド用ブラケット

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4097608B2 (ja) * 2004-02-12 2008-06-11 株式会社ニチベイ ブラインド用ブラケット

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19971014