JPH0652715U - 吐出容器の吐出口部構造 - Google Patents

吐出容器の吐出口部構造

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JPH0652715U
JPH0652715U JP9305792U JP9305792U JPH0652715U JP H0652715 U JPH0652715 U JP H0652715U JP 9305792 U JP9305792 U JP 9305792U JP 9305792 U JP9305792 U JP 9305792U JP H0652715 U JPH0652715 U JP H0652715U
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liquid
valve
discharge
pressure
container
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秀幸 宇佐美
一真 野口
巧 黒河
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 外力を加えて収容する液体の圧力を高め、こ
の液体の圧力により弁を開放し、この弁に連設した液体
溜り部の開口部を吐出端部として液体を吐出するように
した吐出容器の吐出口部構造。ここで弁を、凹陥部19
を有する受体11と、凹陥部19への収納部22を有す
る栓体12とにより通過液体の最大幅を決定するものと
して形成するとともに、液体溜り部を、中央から幅方向
両側に向けて次第に狭くなるが弁を通過する液体の最大
幅よりも幅広で、弁から吐出端部までの距離が短い隙間
32として形成する。 【効果】 液体を加圧する圧力を変化させれば、少量使
用に対しては幅狭となり、多量使用に対しては幅広とな
る液体の吐出を満足することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、外力を加えて収容する液体の圧力を高め、この液体の圧力により弁 を開放し、この弁に連設した液体溜り部の開口部を吐出端部として液体を吐出す るようにした吐出容器の吐出口部構造に関する。ファンデ−ション、リップカラ −、リップクリ−ムなどの化粧料とか、マヨネ−ズ、絵具、接着剤、歯磨など、 比較的高粘度の液体を吐出するものは好適である。
【0002】
【従来の技術とその課題】
外力を加えて収容する液体の圧力を高め、この圧力により液体を吐出するよう にした吐出容器としては、例えば、接着剤や中性洗剤や歯磨などの容器として一 般的な、変形可能な収容室を外部から押圧するようにしたものとか、また、例え ば、洗髪用シャンプ−やリンスなど容器として一般的な、加圧ノズルを有するも のなどがあるが、このような容器においては、収容される液体が吐出端部まで連 続しているので、例えば乾燥とか、また例えば腐敗や変質などといった問題が液 体の種類によってそれぞれ生じ易い。
【0003】 これに対しては、手動加圧型のスプレ−容器などに見られるように、弁構造を 利用すれば、即ち、加圧された液体により開放する弁を容器に具備させれば、改 善することはできる。そして、この弁を吐出端部となるように設ければ、吐出さ れた液体の形状を規制することもできる。例えば、一条のスリットを設けた弾性 変形可能な膜体を弁とし、液体の圧力でこの膜体のスリットを開放するようにす れば、吐出される液体は偏平形状になる。ここで、勿論、弁よりも更に吐出先側 に、弁に連設して、開口部を任意形状の吐出端部とする液体溜り部を設けること によっても吐出される液体の形状は規制できる。
【0004】 しかし、吐出される液体の量に応じて形状を変化させることまでは満足させら れない。具体的には、少量使用する場合には幅狭で、多量使用する場合には幅広 となるようにすることはできない。せいぜい、液体を加圧する圧力を意識的ある いは無意識に変化することにより、吐出される液体の形状を僅かに変化させるこ とができるに過ぎない。
【0005】 そこで、本考案は、液体を加圧する圧力を変化させれば、少量使用に対しては 幅狭となり、多量使用に対しては幅広となる液体の吐出を満足する吐出容器の吐 出口部構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
弁を、少なくとも一方が弾性変形可能な受体と栓体とにより通過液体の最大幅 を決定するものとして形成するとともに、液体溜り部を、中央から幅方向両側に 向けて次第に狭くなるが弁を通過した液体の最大幅よりも幅広で、弁から吐出端 部までの距離が短い隙間として形成する。即ち、本考案は、外力を加えて収容す る液体の圧力を高め、この液体の圧力により弁を開放し、この弁に連設した液体 溜り部の開口部を吐出端部として液体を吐出するようにした吐出容器の吐出口部 構造であって、前記弁を、少なくとも一方が弾性変形可能な受体と栓体とにより 通過液体の最大幅を決定するものとして形成するとともに、前記液体溜り部を、 中央から幅方向両側に向けて次第に狭くなるが前記通過液体の最大幅よりも幅広 で、前記弁から吐出端部までの距離が短い隙間として形成してなる吐出容器の吐 出口部構造を要旨とする。
【0007】
【実施例】
添付図面に基づいて一例を説明する。図1において、容器本体1は上端開口部 に口部材2を固定している。口部材2は、容器本体1の内部に位置するよう軟質 の袋体3を外側筒部の外壁に固定している。この固定は袋体3の内部に収容した 液体4を漏らさないものである。袋体3は液体4が吐出されればそれに応じて収 縮する。
【0008】 口部材2の内側筒部には、ピストン部材5が固定されており、また、上部には 第一の弁6が配してある。第一の弁6は、例えば、「C」字状の切欠を有する変 形容易な軟質の板状体からなり、図面上方のみに開き得る。即ち、ピストン部材 5に対して漏れの無い摺動をするシリンダ−部材7がスプリング8によって図面 上方に付勢されており、シリンダ−部材7を図面下方に押圧変位させても、第一 の弁6の上方に存在する液体4は、第一の弁6を通って袋体3側へと移動するこ とを妨げられるが、押圧解除してスプリング8の弾撥力によってシリンダ−部材 7が上に移動するときには、第一の弁6が開放して袋体3内の液体が通過するこ とができる。
【0009】 また、シリンダ−部材7の内側には第二の弁9が配してある。第二の弁9も図 面上方のみに開き得、従って、上記したシリンダ−部材7の図面下方への押圧変 位時に、第一の弁6の上方に存在する液体4を通過させる。このシリンダ−部材 7の上にノズル体10が固定されている。
【0010】 ノズル体10は、受体11(図2参照)と栓体12(図3〜図5参照)と蓋体 13(図6、図7参照)とからなっている。順次説明するが、受体11は、吐出 通路14として、第二の弁9を通り出た液体4の溜り部となる内孔15と、図2 に示すように、内孔15の出口である開孔16で連通する溝17とを有する。溝 17の上部は周壁18(この周壁18の一部は、受体11の上面外縁部へと延在 している)を有する凹陥部19となっており、この凹陥部19の底面にリブ20 を有する。リブ20は、栓体12との密閉性を強くすることが求められる部分に 適宜形状で形成される。また、上面に蓋体13との嵌合用の突起21を有する。
【0011】 次に、栓体12は、シリコ−ンゴム、SBR、ブチルゴムなど弾性変形可能な 材質からなり、底面側には、受体11の凹陥部19への収納部22を有する(図 3、図4参照)。即ち、収納部22の周囲が窪んでおり、受体11の凹陥部19 の周壁と嵌合する。また、収納部22の一部は、受体11の凹陥部19と連続す る逆向きの凹部23となっており、この凹部23は収納部22の斜面24の一部 を切り欠いている。尚、図4における点線及び一点鎖線は、それぞれ、受体11 の凹陥部19の縁部に対する当接部、受体11のリブ20に対する当接域(実際 には、弾性変形した状態で当接するので「線」とはならないが)を示す。また、 参照符号25は受体11と蓋体13とを嵌合させる貫通孔を示す。
【0012】 また、栓体12は、上面側に突部26を有する。突部26は、図5では横長の 「E」字状に見える部分であり、射出成形時に肉厚が部分的に厚くなると成形品 の形状が安定しなくなることを考慮したものであるとともに、栓体12の弾性変 形の程度を調整するために設けられたものである。更に、栓体12は、全体的に 受体11や蓋体13と比べると大径であるが、特に、吐出先側となる図面(例え ば、図5)の右側部分は、上面側に突出して上唇状部27となっている。尚、図 5におけるドットを付した部分は、蓋体13から受ける押圧力(受体11と蓋体 13との嵌合による挟持力)が周辺より強くなる部分であることを示す。
【0013】 次に、蓋体13は、内面28に受体11の突起21との嵌合部29を有する。 内面28は全体としてなだらかな丸みのある凹部となっており、図7におけるド ットを付した部分は栓体12に強い当接力を加える部分である。図5におけるド ットを付した部分に対応する。但し、切欠部30によって、内側は、栓体12の 弾性変形に力を加えないようになっている。
【0014】 図8と図9に、上述した受体11、栓体12、蓋体13による関係を拡大して 示す。栓体11の収納部22の斜面24は、凹部23を内封するように受体11 の凹陥部19の縁部に対して当接している。当接部31として示すが、この当接 は、弾性的なものであり、外力を加えてノズル体10を下方変位させ内孔15に 溜った液体4の圧力を増すと、栓体12の受体11に対する弾性的な当接力の弱 い、この当接部31のところで受体11との間に部分的な隙間が形成され、液体 が通過する。即ち、当接部31のところは弁になっている。そして、この部分に 続く部分が液体溜り部としての隙間32となっている。図9に示すように、隙間 32は、幅が広く、但し、中央から幅方向両側に向けて次第に狭くなる形状を有 する。ここで、隙間32の幅は受体11の凹陥部19の幅よりも十分に広い。
【0015】 当接部31を通過する際の液体の幅は、受体11の凹陥部19の幅にほとんど 等しい。また、隙間32には、幅方向両側の端部ほど液体を溜め続ける毛細管力 が強い。従って、当接部31を通過する際の液体の勢いの強さによって、吐出端 部である隙間32の開口部を吐出する液体の形状が変化する。即ち、液体の勢い が弱いときは、毛細管力の比較的弱い隙間32の中央部だけを通る幅狭のものと なり(図10、図11参照)、液体の勢いが強くなると、液体の粘性による差は あるものの、幅広のものとなる(図12、図13参照)。
【0016】 以上、一例の説明をしたが、その他にも、本考案の要旨を逸脱しない範囲で種 々なせる。例えば、蓋体13は、受体11と栓体12とだけで十分に固定ができ る場合には必要ない。また、上唇状部27を押圧すれば隙間32に溜った液体も 使用に供せるようにするため、栓体12を断線変形可能な材質よりなるものとし たが、基本的には、受体11と先端12の少なくとも一方が弾性変形可能であれ ばよい。更に、当接部31を通過する際の液体の幅は、中央部の流れ抵抗が小さ い方が一定化するので栓体12に凹部23を設けたが、より中央部を流れ易くす るために、例えば、図14、図15に示すように蓋体13の切欠部30の中央部 を更に大切欠部33としたり、また例えば、凹部23の吐出先側端部の中央が深 さとして最も深くなるようにしておくことなどもできる。あるいは逆に、この凹 部23を省略することもできる。付言すれば、受体11が凹陥部19を有さず、 受体11と栓体12とが単に平面的・合掌的に当接することにより形成されるよ うな弁を有するものであってもよい。弁を通過する液体の幅(この幅が変化する ものである場合にはその最大幅)を決定できるものであり、これに連設される隙 間の幅よりも狭いものであれば適宜である。また更に、隙間32の長さは、液体 の粘度などに応じて短い距離の範囲内で適宜設定すればよい。その他、一般的な 歯磨チュ−ブのように液体収容部の外壁を押圧するようにした容器とすることな どもできる。
【0017】
【考案の効果】 本考案の吐出容器の吐出口部構造によれば、外力を加えて収容する液体の圧力 を高め、この液体の圧力により弁を開放し、この弁に連設した液体溜り部の開口 部を吐出端部として液体を吐出するようにした吐出容器の吐出口部構造であって 、前記弁を、少なくとも一方が弾性変形可能な受体と栓体とにより通過液体の最 大幅を決定するものとして形成するとともに、前記液体溜り部を、中央から幅方 向両側に向けて次第に狭くなるが前記通過液体の最大幅よりも幅広で、前記弁か ら吐出端部までの距離が短い隙間として形成してなるので、上述のように、液体 を加圧する圧力を変化させれば、少量使用に対しては幅狭となり、多量使用に対 しては幅広となる液体の吐出を満足することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を説明する縦断面図。
【図2】図1の受体の要部斜視図。
【図3】図1の栓体の縦断面図。
【図4】図1の栓体の底面図。
【図5】図1の栓体の上面図。
【図6】図1の蓋体の縦断面図。
【図7】図1の蓋体の底面図。
【図8】図1のA部拡大図。
【図9】図8の部分の正面図。
【図10】液体の吐出状態を説明する上面図。
【図11】図10の正面図。
【図12】液体の別の吐出状態を説明する上面図。
【図13】図12の正面図。
【図14】蓋体の別の一例の縦断面図。
【図15】図14の底面図。
【符号の説明】
1 容器本体 2 口部材 3 袋体 4 液体 5 ピストン部材 6 第一の弁 7 シリンダ−部材 8 スプリング 9 第二の弁 10 ノズル部 11 受体 12 栓体 13 蓋体 14 吐出通路 15 内孔 16 開孔 17 溝 18 周壁 19 凹陥部 20 リブ 21 突起 22 収納部 23 凹部 24 収納部の斜面 25 貫通孔 26 突部 27 上唇状部 28 内面 29 嵌合部 30 切欠部 31 当接部 32 隙間 33 大切欠部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外力を加えて収容する液体の圧力を高
    め、この液体の圧力により弁を開放し、この弁に連設し
    た液体溜り部の開口部を吐出端部として液体を吐出する
    ようにした吐出容器の吐出口部構造であって、前記弁
    を、少なくとも一方が弾性変形可能な受体と栓体とによ
    り通過液体の最大幅を決定するものとして形成するとと
    もに、前記液体溜り部を、中央から幅方向両側に向けて
    次第に狭くなるが前記通過液体の最大幅よりも幅広で、
    前記弁から吐出端部までの距離が短い隙間として形成し
    てなる吐出容器の吐出口部構造。
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