JPH0652650A - 記録媒体カセットと記録再生装置 - Google Patents

記録媒体カセットと記録再生装置

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JPH0652650A
JPH0652650A JP4209470A JP20947092A JPH0652650A JP H0652650 A JPH0652650 A JP H0652650A JP 4209470 A JP4209470 A JP 4209470A JP 20947092 A JP20947092 A JP 20947092A JP H0652650 A JPH0652650 A JP H0652650A
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cassette
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Application number
JP4209470A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Sawada
高志 澤田
Youichirou Senshiyuu
陽一郎 専修
Akihiro Uetake
昭浩 上竹
Chiaki Sukai
千秋 須貝
Shuichi Ota
修一 太田
Hiroshi Fujii
寛 藤井
Shinichi Hasegawa
真一 長谷川
Kazuyoshi Suzuki
和良 鈴木
Tetsuo Morii
哲郎 森井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Priority to US08/067,811 priority patent/US5390870A/en
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Priority to EP93108605A priority patent/EP0572925B1/en
Priority to CA002097410A priority patent/CA2097410C/en
Priority to AU39917/93A priority patent/AU3991793A/en
Priority to TW084208337U priority patent/TW306665U/zh
Priority to TW084210356U priority patent/TW295294U/zh
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Priority to US08/618,423 priority patent/USRE35950E/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 識別項目の追加を自由に行うことが出来、小
型化が可能であると共に、外観が良好となる新規な記録
媒体カセットと該記録媒体カセットを使用する記録再生
装置を提供する。 【構成】 識別用の接点12を複数形成したプリント基
板11をカセットケース2の底面壁7に固定し、接点を
底面壁に形成した孔10を介して外部に露出させる。V
TR14には上記接点に対応した複数の検出接点30を
設ける。検出接点の一を介して上記接点の一に電源電圧
を供給する。電源電圧を供給される接点との接続か非接
続かにより他の接点が「0」又は「1」を表示すること
になるので、これを複数ビットの信号として利用して、
検出接点を介して所定の情報を読みとる。尚、抵抗を介
して2つの接点を接続すれば、接点間の接続、非接続を
含めた3通りの状態検出を各接点について行うことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な記録媒体カセット
と記録再生装置に関する。詳しくは、識別項目の追加を
自由に行うことが出来、小型化が可能であると共に、外
観が良好となる新規な記録媒体カセットと該記録媒体カ
セットを使用する記録再生装置を提供しようとするもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のテープカセット、例えば、8ミリ
VTR用のテープカセットaには、磁気テープの種類や
磁気テープの厚さ等の情報を表示するものとして、リコ
グニションホールと称される穴を採用している。
【0003】図13はテープカセットaの底面bを示す
もので、その後端の左右両側端部にリコグニションホー
ルc、c、・・・が形成されている。そして、これらリ
コグニションホールc、c、・・・には一つずつそれら
が表示すべき事項が割り振られている。例えば、あるリ
コグニションホールcは磁気テープの種類を、別のリコ
グニションホールcは磁気テープの厚さを、というよう
に表示事項が割り振られている。
【0004】そして、このテープカセットaがVTRに
装着されると、VTRに各リコグニションホールc、
c、・・・に対応して設けられたスイッチの挿入ピンが
リコグニションホールc、c、・・・に挿入される深さ
によって、各リコグニションホールc、c、・・・の表
示する事項を読み取るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のテープ
カセットaにあっては、リコグニションホールc、c、
・・・の深さ、即ち、リコグニションホールc、c、・
・・が閉じられているときと開放されているときとの深
さの差によって所定の情報を読み取るようになっている
ので、リコグニションホールc、c、・・・を形成する
場所は、ある程度の厚みのあるところでなければなら
ず、従って、その形成位置は自ずと制約されてくるし、
また、リコグニションホールc、c、・・・の形成はカ
セットケースの空間の利用に関してその自由度を奪うと
いう問題がある。
【0006】また、1個のリコグニションホールcに1
個の識別項目が割り当てられいるので、識別項目が増え
れば、それに応じてリコグニションホールの数も増やさ
なければならず、そのために必要な面積及び体積を必要
とし、カセットの小型化を阻害する。
【0007】更に、リコグニションホールc、c、・・
・の位置とその深さという物理的な形状で識別項目を定
義してしまうので、フォーマット制定時に考えていなか
った識別項目を後から追加することが出来ない。
【0008】更にまた、カセットケースの底面に穴がた
くさん並んでしまい、美観を損なうという問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明記録媒体
カセットは、上記した課題を解決するために、記録媒体
を収納したカセットケースに複数の情報表示用の接点が
外部に露出するように設け、また、本発明記録再生装置
は、装着された記録媒体カセットの外部に露出した複数
の情報表示用接点に対応した位置に複数の検出接点が配
置され、これら検出接点の一が電源の一端と接続された
ものである。
【0010】
【作用】従って、本発明に係る記録媒体カセットにあっ
ては、複数の接点を外部に臨んだ状態で設けるだけであ
るから、厚み方向の寸法はそれほど必要でなく、その形
成位置が制約されることが少なく、また、接点自体大き
なものである必要が無いので、その形成場所を取らず、
カセットの小型化を阻害することがない。
【0011】また、各接点に1つづつの識別項目を割り
当てるのでなく、ビット信号として使用すれば、3ビッ
トで8つの事項を、4ビットと接点を1つ増やせば16
の事項を識別することが出来るので、極めて狭い面積の
中に非常に多くの識別事項を表示することが出来る。
【0012】更に、フォーマット制定時に考慮されてい
なかった識別項目を後から追加することも、カセットの
外形を何等変えること無しに行うことが出来るので、拡
張性に富んでいる。
【0013】更にまた、カセットにやたらに穴を開ける
ことが無いので、外観を損なわず、カセットの美観を向
上させることが出来る。
【0014】
【実施例】以下に、本発明記録媒体カセット及び記録再
生装置について、図示した各実施例に従って詳細に説明
する。
【0015】尚、図示した実施例は、本発明をビデオテ
ープレコーダ(VTR)とそれに使用するテープカセッ
トに適用したものである。
【0016】先ず、テープカセットから説明する。
【0017】1がテープカセットであり、2がそのカセ
ットケースであり、カセットケース2は合成樹脂から成
る浅皿状の上ハーフ3と下ハーフ4とが上下で突き合わ
せ状に結合されて、偏平な横長の箱状に形成されてい
る。
【0018】このカセットケース2内には、テープリー
ル5、5に巻装された図示しない磁気テープが収納され
ている。
【0019】6、6はカセットケース2の底面壁7に形
成された挿通孔であり、該挿通孔6、6を通してテープ
リール5、5のハブの係合穴8、8が外部に臨まされて
いる。
【0020】底面壁7の後端部の左右方向における中央
の部分の内面には略矩形の浅い凹部9が形成されてい
る。そして、該凹部9の底面部には前後方向に長い臨ま
せ孔10、10、・・・が左右方向に並んで形成されて
いる。
【0021】11はプリント基板であり、その平面形状
はカセットケース2の上記凹部9に略ぴたりと嵌合する
程度の矩形に形成されている。
【0022】プリント基板11の一方の面、即ち、下面
には前後方向に長い長方形をした接点12、12、・・
・が左右方向に並んで形成されている。これら接点1
2、12、・・・の配列間隔はカセットケース2の上記
臨ませ孔10、10、・・・の配列間隔と同じになって
いる。尚、これら接点12、12、・・・はその耐久性
と信頼性の向上のため金メッキを施されている。
【0023】13はプリント基板11の接点12、1
2、・・・が形成された側の面に形成された導体パター
ンであり、この例では接点12aと接点12cとの間を
接続するように形成されている。
【0024】このようなプリント基板11はカセットケ
ース2の上記凹部9内に配置固定される。即ち、プリン
ト基板11は接点12、12、・・・及び導体パターン
13が形成された面を下側にした状態で凹部9内に嵌合
され、その状態で、接着又は溶着によりカセットケース
2に固定される。溶着は、図示は省略したが、例えば、
カセットケース2の凹部9の底面から溶着ピンを立設し
ておき、一方プリント基板11には上記溶着ピンを挿通
する孔を形成し、該孔に溶着ピンを挿通して、溶着ピン
のプリント基板11の上方へ突出した部分を熱間カシメ
をして固定する。
【0025】尚、プリント基板11のカセットケース2
への固定状態をより確実にするために、上ハーフ3から
押えリブを垂設して、上下のハーフ3、4を結合したと
きに、該押さえリブがプリント基板11の上面を押さえ
るようにしてもよい。
【0026】次に、上記テープカセット1を使用するV
TRについて説明する。
【0027】14がVTRであり、15はそのキャビネ
ット、16はキャビネット15内に配置されたメカシャ
ーシであり、該メカシャーシ16にはドラムシリンダー
17、リール台18、18等が配置されており、そし
て、テープカセット1が装着されたときにその接点1
2、12、・・・形成部と対向した位置にコネクター1
9が配置固定されている。
【0028】コネクター19はケーシングと検出接点と
該検出接点をケーシングに支持する軸とから成る。
【0029】20がケーシングであり、合成樹脂等の絶
縁材料で形成され、その上面に上方と後方に開口した配
置凹部21が形成され、下面のうち配置凹部21の前端
に連続した位置に逃げ凹部22、22、・・・が形成さ
れ、該逃げ凹部22、22、・・・が形成されることに
よって配置凹部21の前端に連続した部分に庇状の部分
23が形成される。
【0030】24、24、24は配置凹部21の後端寄
りの位置に左右方向に並んで立設された支持壁であり、
これら支持壁24、24、24の各間と配置凹部21の
後端部の左右内側面との間に略同じ間隔の支持空間2
5、25、・・・が形成されている。
【0031】上記庇状部23の支持空間25、25、・
・・に対応した位置には位置決切欠26、26、・・・
が形成されている。
【0032】27はケーシング20の前端の左右方向に
おける中央部から前方へ突出した取付片であり、該取付
片27には挿通孔27aが形成されている。
【0033】28はケーシング20の後端の左右方向に
おける中央部から後方へ突出した位置決片であり、該位
置決片28にはその後端に開口した係合切欠28aが形
成されている。
【0034】ケーシング20の配置凹部21の底部の前
後方向における中間の部分で平面で見て各支持空間2
5、25、・・・と各位置決切欠26、26、・・・と
を結ぶ線上の位置にそこを上下に貫通した貫挿孔29、
29、・・・が形成されている。
【0035】30、30、・・・は検出接点であり、導
電性を有する線バネ材料で形成されている。
【0036】検出接点30は鋏バネ状に形成され、中間
のコイル部31を介して下片32と上片33とが一体に
形成され、下片32はその先端部に他の部分に対して直
角に下方へ向けて折り曲げられた接続片32aが形成さ
れている。
【0037】上片33の先端寄りの部分が逆V字状に上
方へ折り曲げられて接触部33aが形成され、該接触部
33aの先端から略水平に延びる部分33bが係止片と
されている。
【0038】しかして、検出接点30は、そのコイル部
31がケーシング20の支持空間25内に配置され、下
片32の接続片32aを除く部分がケーシング20の配
置凹部21の内底面に沿って位置され、接続片32aが
貫挿孔29を上から下へ貫挿されその下端部がケーシン
グ20の外底面から下方へ突出される。
【0039】検出接点30の上片33の接触部33aの
前端部は位置決切欠26に上下方向に移動可能に位置さ
れ、係止片33bは庇状部23の下面のうち位置決切欠
26の前縁より前の部分に下方から対向した状態とな
る。そして、コイル部31の位置が後述するように固定
され、且つ、上片33が上方から押圧されていない状態
では、上片33は上方へ回動しようとする移動力を付勢
されているため、その係止片33bが庇状部23の下面
に係合して、これにより、上片33の上下方向での位置
が決められている。
【0040】各検出接点30、30、・・・が、以上の
ようにケーシング20に配置された状態で支持軸34が
ケーシング20の配置凹部21の左右を限定している壁
の後端部、各支持壁24、24、・・・、検出接点3
0、30、・・・のコイル部31、31、・・・に挿通
され、且つ、その状態でケーシング20に固定され、こ
れによって、各検出接点30、30、・・・が上記した
状態でケーシング20に支持される。
【0041】以上のようなコネクター19が、メカシャ
ーシ16に立設された係合片35にケーシング20の位
置決片28の係合切欠28aを係合させ、取付片27の
挿通孔27aを上方から挿通させたネジ36をメカシャ
ーシ16に捩じ込んで、メカシャーシ16に固定され
る。
【0042】37はフレキシブルな配線基板であり、上
記コネクター19とマイクロコンピュータ38との間を
接続するものであり、該配線基板37の導体パターン3
9、39、・・・に検出接点30、30、・・・の接続
片32a、32a、・・・が各別に接続されている。
【0043】しかして、テープカセット1がVTR14
の図示しないカセットホルダーに支持されてテープリー
ル5、5の係合穴8、8にVTR14のリール台18、
18が係合される位置まで下降してくると、コネクター
19の検出接点30、30、・・・の接触部33a、3
3a、・・・の上端がテープカセット1の接点12、1
2、・・・に接触する。
【0044】このとき、下降してくるテープカセット1
に押圧されて、検出接点30、30、・・・の上片3
3、33、・・・が下方へ回動するように撓み、その係
止片33b、33b、・・・がケーシング20の庇状部
23の下面から下方に離間し、且つ、接触部33a、3
3a、・・・の上端は稍前方に移動して接点12、1
2、・・・と接触する。また、これによって蓄えられた
弾発力によって接触部33a、33a、・・・の上端が
接点12、12、・・・に弾接する。
【0045】そして、例えば、接点12aには電源電圧
が供給され、接点12b、12c、12dはこれらによ
って3ビットの信号が形成され、該信号がマイクロコン
ピュータ38に送られる。
【0046】上記した実施例では、接点12cのみが電
源電圧が供給される接点12aと導体パターン13によ
って接続されているので、この例では「0、1、0」の
3ビット信号が得られる。このように、接点12a、1
2b、12cと接点12aとの接続の態様により、
「0、0、0」から「1、1、1」までの8通りの3ビ
ット信号を得ることが出来る。
【0047】図9乃至図12は、本発明の第2の実施例
に係るテープカセット1A及びVTR14Aを示すもの
である。
【0048】この第2の実施例が前記第1の実施例と相
違するところは、第1の実施例においてプリント基板1
1上の接点12b、12c、12dを接点12aに接続
するか否かに応じて各接点につき2通りの状態検出を行
うことができるようにしたのに対して、第2の実施例に
あっては、接点をオープン状態にするか、短絡するか、
あるいは抵抗を介して接地するかに応じた3通りの状態
検出を行うことができるようにした点である。
【0049】従って、以下では相違点を中心に説明し、
第1の実施例と機能上相違しない部分についてはその各
部に第1の実施例1における各部に付した符号と同じ符
号を付することによって説明を省略する。
【0050】図9はプリント基板11Aにおける接点1
2a、12b、12c、12dの間の接続例を示すもの
である。
【0051】図示するように、プリント基板11A上の
接点12aは、導体パターン13Aを介して接点12c
に接続されるとともに、導体パターン13B、抵抗チッ
プ40、導体パターン13Cを介して接点12dに接続
されている。
【0052】即ち、接点12aと12cとの間が短絡さ
れ、接点12aと12dとの間に抵抗チップ40が介挿
されており、接点12aと12bとの間がオープン状態
とされている。
【0053】このようなプリント基板11Aは、前記プ
リント基板11の場合と同様にカセットケース2の上記
凹部9内に配置されて固定されることになるが、図10
に示すようにプリント基板11A上に実装された抵抗チ
ップ40を受け入れるための凹部41がカセットケース
2の凹部9内に形成されている。
【0054】即ち、プリント基板11Aは、その接点及
び導体パターンが形成された面を下側にした状態で凹部
9内に嵌合され、かつ、抵抗チップ40が凹部41内に
受け入れられるように位置合せがなされ、その状態で、
接着又は溶着によりカセットケース2に固定される。。
【0055】図11はプリント基板11A上の接点とV
TR14A側に設けられた検出回路を示すものである。
【0056】コネクター19の各検出接点30a、30
b、30c、30dは、テープカセット1AをVTR1
4Aに装着した状態において接点12a、12b、12
c、12dにそれぞれ対応するように設けられている。
【0057】図示するように、接点12dは検出接点3
0dを介して電圧比較部42Aの入力端子に接続される
とともに抵抗43dを介して電源部44の電源端子に接
続されており、また、接点12cは検出接点30cを介
して電圧比較部42Bの入力端子に接続されるとともに
抵抗43cを介して電源部44の電源端子に接続されて
いる。
【0058】そして、接点12bは検出接点30bを介
して電圧比較部42Cの入力端子に接続されるとともに
抵抗43bを介して電源部44の電源端子に接続されて
おり、接点12aは検出接点30aを介して接地されて
いる。
【0059】電圧比較部42A、42B、42Cは、検
出接点30b、30c、30dの電位を検出して、その
レベルが3段階に区分けされた検出範囲のいずれの範囲
内にあるかを判別し、判別結果を2値化された2信号
(これらを「D1」、「D2」とする。)として後段の
データ変換回路45を介してマイクロコンピュータ38
に送出するようになっている。
【0060】図12は電圧比較部42Aの構成例を示す
ものであり、3つのコンパレータ46、47、48と抵
抗49、NOTゲート50、ANDゲート51から構成
されている。尚、他の電圧比較部42B、42Cについ
ても電圧比較部42Aと同様の構成を有するので、電圧
比較部42Aについてのみ詳述し、他の電圧比較部につ
いての説明は割愛する。
【0061】コンパレータ46、47は、プラス入力端
子に検出接点30dの電位が加えられ、マイナス入力端
子には電源部44からの供給電圧が抵抗49において分
圧された電圧(例えば、電源部44による供給電圧を5
Vとして、3V程度の電圧)が基準電圧として加えられ
るようになっている。
【0062】そして、コンパレータ46の出力信号は信
号「D1」として端子から取り出され、また、コンパレ
ータ47の出力信号はNOTゲート50を介して2入力
ANDゲート51に送られる。
【0063】コンパレータ48は、そのプラス入力端子
が検出接点32dに接続され、マイナス入力端子には、
抵抗49において分圧された基準電圧(但し、コンパレ
ータ46、47の基準電圧より低い電圧、例えば2V程
度とされる。)が供給され、その出力信号はANDゲー
ト51に送られるようになっている。
【0064】ANDゲート51はコンパレータ47から
NOTゲート50を介して送られている信号とコンパレ
ータ48の出力信号とを受けてこれらの論理積演算の結
果を信号D2として出力するようになっている。
【0065】以上の電圧比較部42Aにあっては、検出
接点30dの電位がコンパレータ46、47の基準レベ
ル以上(つまり3〜5V)である場合にコンパレータ4
6、47の出力信号がH信号となるため、信号D1がH
信号となり、またコンパレータ47の出力信号(H)の
反転信号(L)がANDゲート51に送られるため、信
号D2がL信号となる。
【0066】また、検出接点30dの電位がコンパレー
タ46、47の基準レベル未満であって、かつ、コンパ
レータ48の基準電圧以上(つまり、2〜3V)である
場合にはコンパレータ46、47の出力信号がL信号と
なるため、信号D1がL信号となり、またコンパレータ
46の出力信号(L)の反転信号(H)とコンパレータ
48の出力信号(H)がANDゲート51に送られるた
め、信号D2がH信号となる。
【0067】そして、検出接点30dの電位がコンパレ
ータ48の基準レベル未満(つまり、0〜2V)である
場合には、コンパレータ46、47、48の出力信号が
いずれもL信号となるため、信号D1、D2とともにL
信号となる。
【0068】このように、信号D1、D2の組み合せに
よって3状態の検出が可能となる。
【0069】しかして、図11において抵抗43b、4
3c、43dの抵抗値をそれぞれ等しくするとともに、
抵抗チップ40の抵抗値を抵抗43b、43c、43d
の抵抗値に等しくすれば、検出接点30dの電位が2.
5Vとなり、電圧比較部42Aは信号D1(L)、D2
(H)を出力する。
【0070】また、検出接点30cの電位は0Vである
ため、電圧比較部42Bは信号D1(L)、D2(L)
を出力し、検出接点30bの電位は5Vであるため、電
圧比較部42Cは信号D1(H)、D2(L)を出力す
る。
【0071】これらの信号D1、D2は、データ変換回
路45に送られて(入力端子I1乃至I6)、パラレル
データからシリアルデータに変換された後、マイクロコ
ンピュータ38に送出される。
【0072】そして、マイクロコンピュータ38は、デ
ータ変換回路45からの信号に基づいてテープカセット
の種類やテープの長さ及びテープの種別等に関する判定
処理を行う。
【0073】尚、この例では、接点状態について3通り
の状態検出を3接点について行っているため3の3乗通
りの状態を検出することができるが、一般には、各接点
についてN通りの状態検出を行うことができるように検
出部を構成すれば、接点数MについてNのM乗通りに亘
る識別情報を得ることができる。
【0074】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明記録媒体カセットは、記録媒体を収納したカ
セットケースに複数の情報表示用の接点が外部に露出す
るように設けられたことを特徴とする。
【0075】また、本発明記録再生装置は、装着された
記録媒体カセットの外部に露出した複数の情報表示用の
接点に対応した位置に複数の検出接点が配置され、これ
ら検出接点の一が電源の一端と接続されたことを特徴と
する。
【0076】従って、本発明に係る記録媒体カセットに
あっては、複数の接点を外部に臨んだ状態で設けるだけ
であるから、厚み方向の寸法はそれほど必要でなく、そ
の形成位置が制約されることが少なく、また、接点自体
大きなものである必要が無いので、その形成場所を取ら
ず、カセットの小型化を阻害することがない。
【0077】また、各接点に1つづつの識別項目を割り
当てるのでなく、ビット信号として使用すれば、3ビッ
トで8つの事項を、4ビットと接点を1つ増やせば16
の事項を識別することが出来るので、極めて狭い面積の
中に非常に多くの識別事項を表示することが出来る。
【0078】更に、フォーマット制定時に考慮されてい
なかった識別項目を後から追加することも、カセットの
外形を何等変えること無しに行うことが出来るので、拡
張性に富んでいる。
【0079】更にまた、カセットにやたらに穴を開ける
ことが無いので、外観を損なわず、カセットの美観を向
上させることが出来る。
【0080】尚、上記実施例において示した具体的な形
状乃至構造は何れも本発明の具体化に当たってのほんの
一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技
術的範囲が限定的に解釈されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明記録媒体カセットの実施の一例を示す斜
視図である。
【図2】接点を形成したプリント基板を拡大して示す斜
視図である。
【図3】記録媒体カセットの要部を拡大して示す断面図
である。
【図4】本発明記録再生装置の実施の一例を概略的に示
す要部の斜視図である。
【図5】検出接点を記録再生装置に設けるためのコネク
ターの一例を示す斜視図である。
【図6】コネクターの平面図である。
【図7】図6のVII−VII線に沿う断面図である。
【図8】情報の読取例を示す接続図である。
【図9】本発明の第2の実施例について接点を形成した
プリント基板を拡大して示す斜視図である。
【図10】第2の実施例に係る記録媒体カセットの要部
を拡大して示す断面図である。
【図11】第2の実施例における情報の読取例を示す接
続図である。
【図12】図11の電圧比較部の構成例を示す回路図で
ある。
【図13】従来の記録媒体カセットの一例を示す底面図
である。
【符号の説明】
1 記録媒体カセット 2 カセットケース 5 テープリール 10 接点を露出させるための孔 11 接点を形成した基板 12 接点 14 記録再生装置 30 検出接点 1A 記録媒体カセット 11A 接点を形成した基板 14A 記録再生装置 40 抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須貝 千秋 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 太田 修一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 藤井 寛 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 長谷川 真一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 鈴木 和良 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 森井 哲郎 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を収納したカセットケースに複
    数の情報表示用の接点が外部に露出するように設けられ
    たことを特徴とする記録媒体カセット。
  2. 【請求項2】 接点を形成した基板をカセットケースの
    底部に固定し、該基板に設けられた接点をカセットケー
    スに形成した孔を通して外部に露出させたことを特徴と
    する請求項1に記載の記録媒体カセット。
  3. 【請求項3】 記録媒体が磁気テープであり、該磁気テ
    ープがカセットケース内に回転可能に収納されたテープ
    リールに巻装されていることを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の記録媒体カセット。
  4. 【請求項4】 装着された記録媒体カセットの外部に露
    出した複数の情報表示用の接点に対応した位置に複数の
    検出接点が配置され、これら検出接点の一が電源の一端
    と接続されたことを特徴とする請求項1、請求項2又は
    請求項3に記載の記録媒体カセットを使用する記録再生
    装置。
  5. 【請求項5】 検出接点がコイルバネで形成され、逆V
    字状に屈曲した接触部を有することを特徴とする請求項
    4に記載の記録再生装置。
  6. 【請求項6】 カセットケースの底部に複数の情報表示
    用の接点を配置した基板を固定し、該基板上の所定の接
    点とその他の接点とを接続し又は開放したことを特徴と
    する請求項1、請求項2又は請求項3に記載の記録媒体
    カセット。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の記録媒体カセットにお
    いて、基板上の所定の接点とその他の接点とを抵抗を介
    して接続するようにしたことを特徴とする記録媒体カセ
    ット。
JP4209470A 1992-06-01 1992-07-15 記録媒体カセットと記録再生装置 Pending JPH0652650A (ja)

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EP97108524A EP0791920A3 (en) 1992-06-01 1993-05-27 Recording medium cassette and a recording/reproducing apparatus
US08/067,811 US5390870A (en) 1992-06-01 1993-05-27 Recording medium cassette and a recording/reproducing apparatus
DE69323927T DE69323927T2 (de) 1992-06-01 1993-05-27 Aufzeichnungskassette und Aufnahme-/Wiedergabegerät
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TW084210356U TW295294U (en) 1992-06-01 1993-06-07 Recording medium cassette and a recording/reproducing apparatus
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100422060B1 (ko) * 1995-07-19 2004-06-23 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 패키지중계단자및이를구비한기록재생기기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100422060B1 (ko) * 1995-07-19 2004-06-23 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 패키지중계단자및이를구비한기록재생기기

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