JPH0652572A - ヘッドアンプ - Google Patents

ヘッドアンプ

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Publication number
JPH0652572A
JPH0652572A JP4203430A JP20343092A JPH0652572A JP H0652572 A JPH0652572 A JP H0652572A JP 4203430 A JP4203430 A JP 4203430A JP 20343092 A JP20343092 A JP 20343092A JP H0652572 A JPH0652572 A JP H0652572A
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JP
Japan
Prior art keywords
amplifier
impedance
frequency characteristic
information signal
elements
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Pending
Application number
JP4203430A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Tanaka
宏明 田中
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Publication of JPH0652572A publication Critical patent/JPH0652572A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】周波数特性のよい情報信号を得る。 【構成】複数の受光素子PD1,PD2と、複数の受光
素子PD1,PD2の共通端子に接続された第1のアン
プ4と、複数の受光素子PD1,PD2の分割端子に接
続された第2のアンプ1又は2と、第2のアンプ1又は
2の入力端子に接続された、第2のアンプ1又は2の入
力インピ−ダンスの周波数特性を補償する補償回路5又
は6とを備えた構成とした。 【効果】受光素子の応答速度が高い周波数においても変
化せず、周波数特性のよい情報信号が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクからの情報
の再生等に用いるヘッドアンプに関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク等にレ−ザ光を照射すること
により、光ディスクに記録された情報を再生する情報再
生装置に用いられるヘッドアンプは、情報信号の検出だ
けでなく、フォ−カシングやトラッキングのためのサ−
ボ信号の検出も行わなければならないため、種々の方式
が考えられている。
【0003】図5は、サ−ボ信号、情報信号分離型タイ
プの従来のヘッドアンプの例である。図5において、光
ディスクの記録面に照射されたレ−ザ光の反射光あるい
は透過光は、PINホトダイオ−ドPD1及びPD2で
受光される。PD1及びPD2は、受光した光量に応じ
た電流信号を出力する。この信号をPD1及びPD2の
アノ−ド側より検出する。すなわち、PD1からの信号
はオペアンプ1へ、PD2からの信号はオペアンプ2へ
出力され、オペアンプ1及び2にてそれぞれ電圧に変換
される。オペアンプ1及び2の出力は、オペアンプ3に
入力され、差動されて出力される。このようにして、サ
−ボ信号が取り出される。
【0004】情報信号は、PINホトダイオ−ドPD1
及びPD2のコモンカソ−ドに接続された負荷抵抗R0
の出力より、エミッタホロワトランジスタQ1 でインピ
−ダンス変換された後、アンプ4を通して得られる。サ
−ボ信号は、低周波DC成分を含む信号であるため、オ
ペアンプ1及び2としては、直流での安定性のよいオペ
アンプが使われる。情報信号は、デ−タ信号は、アドレ
ス信号等の数十MHzの周波数帯域の信号であるので、
アンプ4としては、広帯域のアンプが使われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のヘ
ッドアンプで情報信号の再生を行った場合、サ−ボ信号
再生用のオペアンプ1及び2の入力インピ−ダンスが周
波数特性を持っているので、情報信号の周波数帯域にお
いて入力インピ−ダンスが増加する。これにより、PI
Nホトダイオ−ドのアノ−ド側の負荷抵抗が増加するこ
とになり、PINホトダイオ−ドの応答速度が遅くな
る。その結果、情報信号の周波数特性が悪化するという
問題点があった。
【0006】ここで、周波数特性が悪化する原因を図6
を用いて説明する。図6(a)は、PINホトダイオ−
ドの等価回路であり、IP は光電流、ID はダイオ−ド
電流、VD はダイオ−ドの両端電圧、Cj は接合容量、
P は並列抵抗、RS は直列抵抗、VO は出力電圧、I
L は出力電流、RL は負荷抵抗である。PINホトダイ
オ−ドの電流の立ち上がり時間τは、 τ=2.2×Cj×(RS+RL) ・・・(1) で表される。アノ−ド側の負荷抵抗は、図6(b)に示
すように、オペアンプの入力インピ−ダンスZiに等し
く、オペアンプの開放利得特性をA(ω)とすると、 RL=Zi=Rf/A(ω) ・・・(2) (ただし、Rf は帰還抵抗)で表される。理想的なオペ
アンプでは、A(ω)=∞であるから、Zi =0とな
り、入力インピ−ダンスは、式(1)で示される立ち上
がり時間τに影響を与えない。
【0007】しかし、実際のオペアンプでは、 A(ω)=A/(1+jω/ω0) ・・・(3) (ただし、A:直流ゲイン,ω0:第一ポ−ルの角周波
数)となり、高い周波数でA(ω)が低下するので、式
(2)において入力インピ−ダンスZi(=RL)が大き
くなり、その結果、式(1)において立ち上がり時間τ
が大きくなってしまう。
【0008】また、入力インピ−ダンスの増加を抑える
ために、広帯域でかつ直流での安定性がよいオペアンプ
を使えばよいが、そのようなオペアンプは高価であり、
コストが上昇するという問題点がある。本発明は、以上
のような問題点を解決するためになされたものであり、
周波数特性のよい情報信号が得られるヘッドアンプを提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決のため、
本発明のヘッドアンプは、複数の受光素子と、前記複数
の受光素子の共通端子に接続された第1のアンプと、前
記複数の受光素子の分割端子に接続された第2のアンプ
と、前記第2のアンプの入力端子に接続された、前記第
2のアンプの入力インピ−ダンスの周波数特性を補償す
る補償回路とを備えた構成とした。
【0010】
【作用】上記構成により、補償回路により、第2のアン
プの入力インピ−ダンスの周波数特性を補償することが
できる。
【0011】
【実施例】本発明の第1の実施例によるヘッドアンプの
構成を図1に示す。図1中、図5と同一のものは同一符
号を付したので、その説明を省略する。図1において、
サ−ボ信号再生用のオペアンプ1及び2の入力端子に、
それぞれ、補償回路として抵抗R2とコンデンサCの直
列回路が接続されている。
【0012】ここで、図1の回路の動作は、図5の回路
と同じであるので、本発明にかかる部分を抜き出して説
明する。式(3)を式(2)に代入すると、 Zi=Rf/A+jω・Rf/(Aω0) ここで、Rf/A=R1,Rf/(Aω0)=Lとおくと、 Zi=R1+jω・L ・・・(4) と表すことができる。式(4)より、Ziは誘導性イン
ピ−ダンスであることがわかる。誘導性インピ−ダンス
を打ち消すには、容量性インピ−ダンスを並列接続すれ
ばよい。図2(a)は、オペアンプの入力側に抵抗R2
とコンデンサCからなる容量性インピ−ダンス(補償回
路5,6)を接続した図である。図2(b)は、図2
(a)の等価回路を示している。
【0013】抵抗R2とコンデンサCからなる補償回路
5又は6のインピ−ダンスをZcとすれば、 Zc=R2+1/(jωC) ・・・(5) である。ZiとZcの合成インピ−ダンスをZとすると、 Z=Zi‖Zc =[(R1R2+L/C)(R1+R2)+(ωLR2-R1/ωC)(ωL-1/ωC) +j{ωLR2-R1/ωC)(R1+R2)-(R1R2+L/C)(ωL-1/ωC)}] /{(R1+R2)2+(ωL-1/ωC)2} ・・・(6) ここで、R1=R2=R,R12=L/Cとすると、 Z=R ・・・(7) となり、合成インピ−ダンスZは、周波数に無関係とな
る。
【0014】ここで、実際の回路定数として、A=2×
105,f0=26Hz,Rf=22kΩを使って、R,Cを求め
ると、R1=Rf/Aだから、 R=R1=0.11Ω R12=L/Cより、C=L/R12 また、L=Rf/(Aω0)=Rf/(2πAf0)だか
ら、 C=0.056〔F〕 となるが、抵抗値Rが小さすぎ、コンデンサ容量Cが大
きすぎるので実用的な値ではない。また、オペアンプの
入力にコンデンサを直接つなぐことは、アンプの発振の
原因になる。そこで、発振を起こさない範囲でR2,C
を選択することで、Ziの増加を抑え、立ち上がり時間
τへの影響を小さくすることを検討した。そして、上記
回路定数においては、R2=100Ω,C=68pFにて実験
した結果、図3に示すような、十分に良好な周波数特性
が確認できた。
【0015】図4は、本発明の第2の実施例であり、補
償回路の構成を示している。第1の実施例では、式
(7)の関係を満たせなかったが、本実施例では、合成
インピ−ダンスZが周波数に無関係になるようにするも
のである。本実施例においては、Ziに直列に抵抗R1'
を入れることで、式(4)のR1の値を大きくし、Cを
実用的な値にしようとするものである。たとえば、直列
抵抗R1'として100Ωを選ぶと、R1'(=100Ω)はR1
(=0.11Ω)に比べて十分大きいから、 R1'+R1≒R1' とおける。また、R2もR1と比べて十分大きい値を選べ
ば、 R1'+R2≒R1' となる。R1'=R2=100Ωとすれば、C=L/R1'
2,L=Rf/(2πAf0)より、 C=Rf/(2πAf01'R2)=6.7 ×10-8〔F〕 したがって、R1'=R2 =100Ω,C=0.067μFのと
き、合成インピ−ダンスZは、周波数ωに無関係とな
る。
【0016】以上のように、オペアンプの入力側に容量
性インピ−ダンスを接続することにより、オペアンプの
入力インピ−ダンスの周波数特性を改善することがで
き、その結果、高い周波数でも式(1)で示されるPI
Nホトダイオ−ドの立ち上がり時間τが大きくならず、
情報信号の周波数特性が悪化しない。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、第2の
アンプの入力インピ−ダンスを補償することにより、受
光素子の応答速度が広い周波数帯域において変化しな
い。その結果、周波数特性のよい情報信号が得られると
いう効果がある。また、上記効果を得るための構成が簡
単であり、安価で性能のよいヘッドアンプが得られると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるヘッドアンプの構
成を示す図。
【図2】本発明の第1の実施例によるヘッドアンプの補
償回路の構成を説明するための図。
【図3】本発明の第1の実施例によるヘッドアンプのオ
ペアンプの周波数特性を示す図。
【図4】本発明の第2の実施例によるヘッドアンプの構
成を説明するための図。
【図5】従来のヘッドアンプの構成例を示す図。
【図6】受光素子の動作を説明するための図。
【符号の説明】
PD1,PD2 PINホトダイオ−ド R2 抵抗 RO 負荷抵抗 Rf 帰還抵抗 C コンデンサ Q1 エミッタホロワトランジスタ 1,2,3 オペアンプ 4 アンプ 5,6 補償回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の受光素子と、 前記複数の受光素子の共通端子に接続された第1のアン
    プと、 前記複数の受光素子の分割端子に接続された第2のアン
    プと、 前記第2のアンプの入力端子に接続された、前記第2の
    アンプの入力インピ−ダンスの周波数特性を補償する補
    償回路とを備えたことを特徴とするヘッドアンプ。
JP4203430A 1992-07-30 1992-07-30 ヘッドアンプ Pending JPH0652572A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4203430A JPH0652572A (ja) 1992-07-30 1992-07-30 ヘッドアンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4203430A JPH0652572A (ja) 1992-07-30 1992-07-30 ヘッドアンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0652572A true JPH0652572A (ja) 1994-02-25

Family

ID=16473959

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4203430A Pending JPH0652572A (ja) 1992-07-30 1992-07-30 ヘッドアンプ

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JP (1) JPH0652572A (ja)

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