JPH0652344A - バーコードスキャナの感度調整回路 - Google Patents

バーコードスキャナの感度調整回路

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JPH0652344A
JPH0652344A JP4205617A JP20561792A JPH0652344A JP H0652344 A JPH0652344 A JP H0652344A JP 4205617 A JP4205617 A JP 4205617A JP 20561792 A JP20561792 A JP 20561792A JP H0652344 A JPH0652344 A JP H0652344A
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Kazuo Hasegawa
和男 長谷川
Junichi Ouchi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最適感度に調整するバーコード走査回数を少
なくし、バーコード読み取りに要する時間を短くしたバ
ーコードスキャナの感度調整回路の提供。 【構成】 CCDラインセンサ4の蓄積時間を変更し、
その受光感度の調整を行なうバーコードスキャナの感度
調整回路において、CCDラインセンサ4で読み取った
白レベルピーク値をアナログーデジタル変換して得たデ
ジタル値について所定の演算を行ない、その演算結果を
基にしてCCDラインセンサ4の次回の蓄積時間を決定
させる。この場合、前記所定の演算は、白レベルピーク
の目標値と前回の蓄積時間との乗算値を、前記デジタル
値で除算する演算が実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バーコードスキャナの
感度調整回路に係わり、特に、比較的短時間にCCD
(電荷蓄積装置)ラインセンサの受光感度が最適値にな
るような調整設定を行なうバーコードスキャナの感度調
整回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、バーコードスキャナに用いるC
CDラインセンサは、多くのフォトダイオードからなる
光電変換部と、前記各フォトダイオードのPN接合部の
静電容量からなる電荷蓄積部と、前記各フォトダイオー
ドに対応した段数のCCDからなる電荷転送部とを有し
ている。そして、前記光電変換部は、外部から入射され
た光を、その量に対応した電荷量に変換する働きをし、
前記電荷蓄積部は、前記光電変換部で得られた電荷を一
時的に蓄積し、かつ、スタートパルスの印加により前記
電荷を一斉に前記電荷転送部に移行させる働きをし、前
記電荷転送部は、前記電荷蓄積部から移行された電荷
を、クロックパルスの印加毎に1段づつ転送させ、時間
的な直列信号としてCCDラインセンサから出力させる
働きをする。
【0003】この場合、CCDラインセンサから得られ
る出力直列信号の振幅値、即ち、CCDラインセンサに
おける受光感度は、前記光電変換部で得られ、電荷蓄積
部に蓄積される電荷量に依存しており、前記電荷量は1
つのスタートパルスの印加から次のスタートパルスが印
加されるまでの時間、いわゆる、蓄積時間に依存するも
のである。
【0004】また、CCDラインセンサにおける受光感
度が一定であっても、前記出力直列信号の振幅は、前記
CCDラインセンサの使用環境、具体的に述べれば、印
刷されたバーコードの色、バーコードが形成された紙面
の光反射率、周囲光の強度の度合い、バーコード読み取
り距離等に応じて変化するようになる。
【0005】一方、CCDラインセンサの出力直列信号
は、増幅された後で2値化処理されるが、前記出力直列
信号の振幅が大き過ぎる場合には、前記増幅時に飽和し
て正しい2値化処理を行なうことができず、また、前記
出力直列信号の振幅が小さ過ぎる場合には、2値化時に
適当なスレッシュレベルを得ることができず同様に正し
い2値化処理を行なうことができなくなる。
【0006】このため、前記出力直列信号について正し
い2値化処理を行なうためには、その振幅値に応じて、
実際上は前記CCDラインセンサの使用環境等に応じて
前記CCDラインセンサの受光感度を適宜調整する必要
があり、従来、この種のバーコードスキャナにあって
は、CCDラインセンサの使用環境等を考慮して、適宜
その感度調整を行なうようにしていた。
【0007】図3は、既知のバーコードスキャナの感度
調整回路の一例を示すブロック構成図である。
【0008】図3において、1はLED(発光ダイオー
ド)アレイ、2はLED駆動回路、3はバーコード、4
はCCDラインセンサ、5は起動回路、6は増幅回路、
7は2値化回路、8はクロック信号発振回路、9はデコ
ード回数カウンタ、10は蓄積時間メモリ、11は蓄積
時間比較回路、12は蓄積時間カウンタ、13はタイミ
ング信号発生回路、14はデコード回数比較回路、15
は設定値メモリA、16はアドレスデコーダ、17はデ
コード回路、18はマイクロコンピュータ(マイコ
ン)、19はオアゲートである。
【0009】そして、LEDアレイ1は、LEDを直線
状に並べた構成を有し、バーコード3に赤色光を投射す
る。LED駆動回路2は、LEDアレイ1を定電流駆動
させ、CCDラインセンサ4は、バーコード3からの反
射光を走査検出して直列電気信号に変換するものであ
る。起動回路5は、スタート信号により各部を動作状態
にさせ、リセット信号により各部を動作停止させる。増
幅回路6は、CCDラインセンサ4からの出力直列信号
を増幅し、2値化回路7は、前記増幅された直列信号を
デジタル2値信号に変換するように働く。クロック信号
発振回路8は、各部に動作クロック信号を、CCDライ
ンセンサ4に分周されたセンサクロック信号をそれぞれ
供給し、デコード回数カウンタ9は、デコード回路17
においてデコード不能時に発生するデコードNG信号の
発生回数をカウントする。
【0010】また、蓄積時間メモリA10は、CCDラ
インセンサ4の蓄積時間に対応した複数のセンサクロッ
ク数を、それぞれアドレスに対応させて格納している。
蓄積時間比較回路11は、蓄積時間メモリ10のセンサ
クロック値と蓄積時間カウンタ12のカウント値とを比
較し、前者の値が後者の値と一致または越えるとパルス
を出力し、同時に、リセット信号を蓄積時間カウンタ1
2に供給してそのカウンタ値をリセットするように働
く。蓄積時間カウンタ12は、クロック信号発振回路8
からのセンサクロック信号をカウントし、タイミング信
号発生回路13は、蓄積時間比較回路11からのパルス
信号に応答してスタートパルスを発生し、デコード回数
比較回路14は、デコード回数カウンタ9のカウント値
と設定値メモリA15の値とを比較しており、それらが
一致すると終了信号を発生する。設定値メモリA15
は、デコード回数に対応した固定値が格納されており、
アドレスデコーダ16は、デコード回数カウンタ9のカ
ウント値に基づいて蓄積時間メモリA10の格納値の中
の1つを選択するように働く。デコード回路17は、2
値化回路7で2値化されたデジタル信号のパルス幅を測
定してそのパルス幅の組合せに対応する文字や数字デー
タに変換し、それらをマイコン18に供給するととも
に、デコード処理が失敗したときにはデコードNG信号
を出力する。マイコン18は、各部の動作を制御するよ
うに作用し、オアゲート19は、起動回路5にリセット
信号を供給する。
【0011】前記構成によるバーコードスキャナの感度
調整回路の動作について、図4及び図5の信号波形図を
併用して説明する。
【0012】図4は、1蓄積時間内における各部の信号
の状態の一例を示す信号波形図であり、(a)はスター
トパルス、(b)はクロック信号、(c)はCCDライ
ンセンサ4の出力直列信号、(d)は前記出力直列信号
のサンプルホールド出力、(e)はクランプ増幅出力信
号である。
【0013】また、図5は、感度調整が行なわれる際の
各部の信号の状態の一例を示す信号波形図であり、
(a)はスタートパルス、(b)はCCDラインセンサ
4の出力直列信号、(c)はクランプ増幅出力信号、
(d)は2値化出力信号である。
【0014】図5に示す時間t0 において、バーコード
スキャナに電源が投入されると、マイコン18はスター
ト信号を起動回路5に供給し、起動回路5はセット信号
を送出して各部を初期化させ動作状態にする。この状態
になると、クロック信号発振回路8は、各部に動作クロ
ック信号を送出するとともに、センサクロック信号をC
CDラインセンサ4と蓄積時間カウンタ12に供給す
る。デコード回数カウンタ9は初期値(例えば0)をア
ドレスデコーダ16に供給し、アドレスデコーダ16は
前記初期値(例えば0)に対応した蓄積時間メモリ10
のアドレス設定を行ない、蓄積時間メモリ10は前記設
定されたアドレスに対応した値(例えば100)を蓄積
時間比較回路11に供給する。蓄積時間カウンタ12
は、入力されるセンサクロック信号をカウントし、この
カウント値を蓄積時間比較回路11に供給する。蓄積時
間比較回路11は、蓄積時間カウンタ12の前記カウン
ト値が前記アドレスに対応した値(例えば100)を越
えたことを検出すると、パルス信号をタイミング信号発
生回路13に、リセット信号を蓄積時間カウンタ12に
それぞれ供給する。このとき、タイミング信号発生回路
13は、前記パルス信号に応答し、最初のスタートパル
スをCCDラインセンサ4に供給する。同時に、蓄積時
間カウンタ12は、前記リセット信号によりそれまでの
カウント値がリセットされ、再び、センサクロック信号
のカウントを開始する。
【0015】図5に示す時間t1 において、CCDライ
ンセンサ4に前記最初のスタートパルスが印加される
と、CCDラインセンサ4は、バーコード3の読み取り
を行なって直列信号を出力する。この直列信号は、増幅
回路6で増幅された後、2値化回路7でデジタル信号に
変換され、デコード回路17においてデコードされる。
しかるに、このバーコード3の読み取りにより得られた
前記直列信号は、前記時間t0 から時間t1 までの間に
おける、CCDラインセンサ4における電荷蓄積部に電
荷が充電されていないときのものであって、その振幅も
極めて小さく、かつ、全く意味のないものであるので、
前記デコード回路17は、出力に正規の文字や数字デー
タを発生させることができず、デコードNG信号のみを
発生する。次いで、このデコードNG信号は、デコード
回数カウンタ9に供給され、デコード回数カウンタ9の
カウント値を1つだけ増大(例えば1)させる。
【0016】以下、前述の場合と同様に、デコード回数
カウンタ9が前記増大値(例えば1)を出力すると、ア
ドレスデコーダ16は前記増大値(例えば1)に対応す
る蓄積時間メモリ10のアドレス設定を行ない、蓄積時
間メモリ10は前記設定されたアドレスに対応した値
(例えば2500)を蓄積時間比較回路11に供給す
る。次に、蓄積時間比較回路11においては、蓄積時間
カウンタ12におけるセンサクロック信号のカウント値
が、前記アドレスに対応した値(例えば2500)を越
えたことを検出すると、パルス信号をタイミング信号発
生回路13に、リセット信号を蓄積時間カウンタ12に
それぞれ供給する。この場合も、タイミング信号発生回
路13は、前記パルス信号に応答して2番目のスタート
パルスをCCDラインセンサ4に供給し、蓄積時間カウ
ンタ12は、前記リセット信号によりそのカウント値が
リセットされ、再度センサクロック信号のカウントを開
始する。
【0017】図5に示す時間t2 において、CCDライ
ンセンサ4に2番目のスタートパルスが印加されると、
前述の場合と同様に、CCDラインセンサ4は、バーコ
ード3の読み取りを行なって直列信号を出力する。この
直列信号は、増幅回路6で増幅された後、2値化回路7
でデジタル信号に変換され、デコード回路17において
デコードされる。ところで、今回のバーコード3の読み
取りにより得られた前記直列信号は、前記時間t1 乃至
時間t2 の間の図5に示す蓄積時間Aにおけるものであ
るが、前記蓄積時間AはそれまでCCDラインセンサ4
の電荷蓄積部に蓄積されていた電荷が掃き出されたもの
であって、その振幅が極めて大きなものであり、かつ、
全く意味のないものであるので、前記デコード回路17
は、今回も出力に正規の文字や数字データを発生させる
ことができず、デコードNG信号のみを発生する。次い
で、このデコードNG信号は、再びデコード回数カウン
タ9に供給され、デコード回数カウンタ9のカウント値
をさらに1つだけ増大(例えば2)させる。
【0018】以下においても前述の場合と同様であっ
て、デコード回数カウンタ9における前記増大値(例え
ば2)の出力、アドレスデコーダ16における前記増大
値(例えば2)に対応する蓄積時間メモリ10のアドレ
ス設定、蓄積時間メモリ10における前記設定されたア
ドレスに対応した値(例えば2500)の蓄積時間比較
回路11への供給、蓄積時間比較回路11において蓄積
時間カウンタ12のセンサクロック信号のカウント値が
前記アドレスに対応した値(例えば2500)を越えた
ことを検出することによる、蓄積時間比較回路11から
のパルス信号及びリセット信号の発生、タイミング信号
発生回路13における前記パルス信号に基づく3番目の
スタートパルスの発生、前記リセット信号に基づく蓄積
時間カウンタ12のカウント値のリセットがそれぞれ行
なわれる。
【0019】図5に示す時間t3 において、CCDライ
ンセンサ4に3番目のスタートパルスが印加されると、
前述の場合と同様に、CCDラインセンサ4は、バーコ
ード3の読み取りを行なって直列信号を出力する。この
直列信号は、増幅回路6で増幅された後、2値化回路7
でデジタル信号に変換され、デコード回路17において
デコードされる。この場合、今回のバーコード3の読み
取りにより得られた前記直列信号は、前記時間t2 乃至
時間t3 の間の図5に示す蓄積時間Bにおけるものであ
り、一応正規にバーコード3を読み取ったものであると
しても、CCDラインセンサ4の受光感度の設定が未だ
不十分であって、その振幅がかなり小さいものであるの
で、前記デコード回路17は、今回も出力に正規の文字
や数字データを発生させることができず、前と同様にデ
コードNG信号のみを発生する。次いで、ここで得られ
たデコードNG信号は、再びデコード回数カウンタ9に
供給され、デコード回数カウンタ9のカウント値をさら
に1つだけ増大(例えば3)させる。
【0020】以下同様にして、デコード回路17からデ
コードNG信号が発生される度毎に、デコード回数カウ
ンタ9のカウント値を1つづつ増大させるようにし、そ
のカウント値の増大に伴って、蓄積時間カウンタ12に
おけるセンサクロック信号のカウント値を変更させ、C
CDラインセンサ4の蓄積時間を、図5に示す蓄積時間
C、蓄積時間Dのように変更させるようにしている。
【0021】そして、デコード回路17の出力に正規の
(最適な)デコード信号が得られたときには、デコード
回路17からデコードNG信号が発生されないので、デ
コード回数カウンタ9のカウント値はその直前のカウン
ト値に保持され、それ以後、CCDラインセンサ4の蓄
積時間は、前記カウント値に対応した蓄積時間に維持さ
れ、CCDラインセンサ4は前記蓄積時間に相応した受
光感度に調整されるものである。
【0022】なお、デコード回路17からのデコードN
G信号に基づくデコード回数カウンタ9のカウント値の
変更は、設定値メモリの設定数(例えば20)によって
決まる回数、例えば20回が限度であって、前記変更を
20回行なっても、未だCCDラインセンサ4の受光感
度に調整が完了しないれないときには、デコード回数比
較回路14は終了信号を発生し、この終了信号はオアゲ
ート19を介して起動回路にリセット信号として供給さ
れるので、起動回路5は各部の動作を停止させ、マイコ
ン18からの次のスタート信号を待機する状態になる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記既
知のバーコードスキャナの感動調整回路においては、デ
コードNG信号が供給される度毎に、蓄積時間メモリA
のアドレスを順次選択し、その選択されたアドレスに対
応した値に基づき、CCDラインセンサ4の蓄積時間を
順に(例えば、蓄積時間A、蓄積時間B、蓄積時間C、
蓄積時間Dのように)少しづつ変えて行き、バーコード
スキャナを最適の感度に調整する方法を採用しているた
め、前記最適の感度の調整が行なわれるまで、バーコー
ド3の走査回数が多くなることが普通であり、前記走査
回数が多くなることに伴ないバーコード3の読み取り時
間が長くなって、操作者のバーコード3の読み取り作業
中に、違和感を与えたり、不安感を与えるという問題が
ある。
【0024】本発明は、前述の問題点を除去するもので
あって、その目的は、最適の感度に調整する際のバーコ
ード走査回数を少なくし、バーコード読み取りに要する
時間を短くしたバーコードスキャナの感度調整回路を提
供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、ラインセンサの蓄積時間を変更すること
により、その受光感度の調整を行なうバーコードスキャ
ナの感度調整回路において、ラインセンサで読み取った
白レベルピーク値をアナログーデジタル変換して得たデ
ジタル値について所定の演算を行ない、その演算結果を
基にして前記ラインセンサの次回の蓄積時間を決定する
手段を備える。
【0026】また、前記所定の演算は、白レベルピーク
の目標値と前回の蓄積時間との乗算値を、前記デジタル
値で除算する演算によって求める手段も備えている。
【0027】
【作用】前記手段によれば、ラインセンサ、例えば、C
CDラインセンサから出力された直列信号を、増幅した
後、ピークホールド回路においてその白レベルピーク値
のホールドを行ない、次に、このホールド信号をアナロ
グーデジタル変換回路においてデジタル信号に変換し、
このデジタル信号について所定の演算を行ない、この演
算結果に基づいて次回のCCDラインセンサの蓄積時間
を設定するようにしている。
【0028】ところで、前記所定の演算は、目標値メモ
リ、乗算器、除算器等を用いることにより、前回設定さ
れたCCDラインセンサの蓄積時間と白レベルピーク値
の目標値とを乗算し、この乗算値を白レベルピーク測定
値を示す前記デジタル信号で除算する演算を行なうもの
であって、この演算により得られた値に基づいて、次回
のCCDラインセンサの蓄積時間の設定を行なえば、ピ
ークホールド回路において得られる白レベルピーク値
を、目標値の近傍まで直ちに収束させることができる。
【0029】このように、前記手段によれば、CCDラ
インセンサによる最小のバーコード走査回数によって、
最適なCCDラインセンサの蓄積時間、即ち、バーコー
ドスキャナの最適な調整感度を求めることができるよう
になる。
【0030】また、バーコードの走査読み取りに要する
時間が短くなれば、1走査の蓄積時間を長くすることが
可能になるので、CCDラインセンサの受光感度が向上
し、その分、LED駆動電流の値を小さくすることがで
きる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0032】図1は、本発明に係わるバーコードスキャ
ナの感度調整回路の一実施例を示すブロック構成図であ
る。
【0033】図1において、20はピークホールド回
路、21はアナログ−デジタル(A/D)変換回路、2
2は一時記憶回路、23は除算器、24は蓄積時間メモ
リB、25は乗算器、26は目標値メモリ、27は前回
蓄積時間メモリ、28は切換器、29はデコード回数比
較回路B、30は設定値メモリBであり、その他、図3
に示す構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付
けている。
【0034】なお、図1における本実施例の感度調整回
路の構成と、図3に示された既知の感度調整回路の構成
との違いは、図1に示された点線内の部分が本実施例の
感度調整回路において新たに付加されたものである。
【0035】そして、ピークホールド回路20は、増幅
回路6の出力に得られる直列信号の白レベルピーク値の
ホールドを行ない、A/D変換回路21は、前記ピーク
ホールド回路20においてホールドされた白レベルピー
ク値をデジタル値、例えば、分解能8ビットのデジタル
値D21に変換し、一時記憶回路22は、A/D変換回路
21に得られた前記白レベルピークのデジタル値D21
一時的に格納させる。目標値メモリ26は、白レベルピ
ーク値における目標値をデジタル値D26として格納して
おり、前回蓄積時間メモリ27は、前回の蓄積時間をセ
ンサクロック信号のカウント値D27に対応させて格納さ
せている。乗算器25は、目標値メモリ26に格納され
ている前記デジタル値D26と、前回蓄積時間メモリ27
に保持されている前記カウント値D27とを乗算し、その
乗算の結果得られたデジタル値D25を出力する。除算器
23は、乗算器25の出力デジタル値D25を、一時記憶
回路22に格納されたデジタル値D21で除算し、その除
算の結果得られたデジタル値D23を出力する。蓄積時間
メモリ24は、除算器23の出力デジタル値D23を格納
する。切換器28は、初期状態に端子A側に切換え接続
されているが、デコード回数比較回路B29からの切換
え信号の供給により端子B側に切換え接続される。デコ
ード回数比較回路B29は、デコード回数カウンタ9の
カウント値D9 が設定値メモリB30の設定値D30より
大きくなると、切換器28に切換え信号を供給する。
【0036】以下、本実施例の感度調整回路の動作につ
いて、図2の信号波形図を併用して説明する。
【0037】ここで、図2は、感度調整が行なわれる際
の各部の信号の状態の一例を示す信号波形図であり、
(a)はスタートパルス、(b)はCCDラインセンサ
4の出力直列信号、(c)はクランプ増幅出力信号、
(d)はピークホールド回路20のピークホールド出力
信号である。
【0038】ところで、図1の点線内の部分を除いた感
度調整回路の構成は、図3の既知の感度調整回路の構成
と同じであり、図1の点線内の部分を除いた感度調整回
路の動作も、図3の既知の感度調整回路の動作と一部分
同じである。
【0039】しかるに、ここでは、本実施例の感度調整
回路の動作を理解し易くするため、図3の既知の感度調
整回路で既に行なった動作説明を含め、その動作の全体
について説明を行なう。
【0040】時間t0 において、バーコードスキャナに
電源が投入されると、マイコン18はスタート信号を起
動回路5に供給し、起動回路5はセット信号を送出して
各部を初期化させ動作状態にする。この状態になると、
クロック信号発振回路8は、各部に動作クロック信号を
送出し、かつ、センサクロック信号をCCDラインセン
サ4と蓄積時間カウンタ12に供給する。デコード回数
カウンタ9は初期値(例えば0)をアドレスデコーダ1
6に供給し、アドレスデコーダ16は前記初期値(例え
ば0)に対応した蓄積時間メモリ10のアドレス設定を
行ない、蓄積時間メモリ10は前記設定されたアドレス
に対応した値(例えば100)を蓄積時間比較回路11
に供給する。蓄積時間カウンタ12は、入力されるセン
サクロック信号をカウントし、このカウント値を蓄積時
間比較回路11に供給する。蓄積時間比較回路11は、
蓄積時間カウンタ12の前記カウント値が前記アドレス
に対応した値(例えば100)を越えたことを検出する
と、パルス信号をタイミング信号発生回路13に、リセ
ット信号を蓄積時間カウンタ12にそれぞれ供給する。
このとき、タイミング信号発生回路13は、前記パルス
信号に応答し、最初のスタートパルスをCCDラインセ
ンサ4に供給する。同時に、蓄積時間カウンタ12は、
前記リセット信号によりそれまでのカウント値がリセッ
トされ、再び、センサクロック信号のカウントを開始す
る。
【0041】時間t2 において、CCDラインセンサ4
に2番目のスタートパルスが印加されると、前述の場合
と同様に、CCDラインセンサ4は、バーコード3の読
み取りを行なって直列信号を出力する。この直列信号
は、増幅回路6で増幅された後、2値化回路7でデジタ
ル信号に変換され、デコード回路17においてデコード
される。ところで、今回のバーコード3の読み取りによ
り得られた前記直列信号は、前記時間t1 乃至時間t2
の間の蓄積時間Aのものであるが、前記蓄積時間Aはそ
れまでCCDラインセンサ4の電荷蓄積部に蓄積されて
いた電荷が掃き出されたものであって、その振幅が極め
て大きなものであり、かつ、全く意味のないものである
ので、前記デコード回路17は、今回も出力に正規の文
字や数字データを発生させることができず、デコードN
G信号のみを発生する。次いで、このデコードNG信号
は、再びデコード回数カウンタ9に供給され、デコード
回数カウンタ9のカウント値をさらに1つだけ増大(例
えば2)させる。
【0042】以下においても前述の場合と同様であっ
て、デコード回数カウンタ9の前記増大値(例えば2)
を出力、アドレスデコーダ16の前記増大値(例えば
2)に対応する蓄積時間メモリ10のアドレス設定、蓄
積時間メモリ10の前記設定されたアドレスに対応した
値(例えば2500)の蓄積時間比較回路11への供
給、蓄積時間カウンタ12のセンサクロック信号のカウ
ント値が前記アドレスに対応した値(例えば2500)
を越えたことを蓄積時間比較回路11で検出したことに
基づく、蓄積時間比較回路11におけるパルス信号及び
リセット信号の発生、前記パルス信号に基づくタイミン
グ信号発生回路13からの3番目のスタートパルスの発
生、前記リセット信号に基づく蓄積時間カウンタ12の
カウント値のリセットがそれぞれ行なわれる。
【0043】時間t3 において、CCDラインセンサ4
に3番目のスタートパルスが印加されると、前述の場合
と同様に、CCDラインセンサ4は、バーコード3の読
み取りを行なって直列信号を出力する。この直列信号
は、増幅回路6で増幅された後、2値化回路7でデジタ
ル信号に変換され、デコード回路17においてデコード
される。この場合、今回のバーコード3の読み取りによ
り得られた前記直列信号は、前記時間t2 乃至時間t3
の間の蓄積時間Bにおけるものであり、一応正規にバー
コード3を読み取ったものであるとしても、CCDライ
ンセンサ4の受光感度の設定が未だ不十分であって、そ
の振幅がかなり小さいものであるので、前記デコード回
路17は、今回も出力に正規の文字や数字データを発生
させることができず、前と同様にデコードNG信号のみ
を発生する。次に、ここで得られたデコードNG信号
は、再びデコード回数カウンタ9に供給され、デコード
回数カウンタ9のカウント値をさらに1つだけ増大(例
えば3)させる。
【0044】以下同様にして、デコード回路17からデ
コードNG信号が発生される度毎に、デコード回数カウ
ンタ9のカウント値を1つづつ増大させるようにし、そ
のカウント値の増大に伴って、蓄積時間カウンタ12に
おけるセンサクロック信号のカウント値を変更させ、C
CDラインセンサ4の蓄積時間を、蓄積時間C、蓄積時
間Dのように変更させるようにしている。
【0045】ここまでの動作は、前述の既知の感度調整
回路の動作と同じであるが、以下に述べる動作は、本実
施例の感度調整回路に特有の動作になる。
【0046】CCDラインセンサ4からバーコード3の
読み取りによって得られた直列信号が出力される度毎
に、増幅回路6において増幅された前記直列信号がピー
クホールド回路20に供給され、ピークホールド回路2
0の出力に前記直列信号の振幅に対応した白レベルピー
ク値が得られる。次いで、前記白レベルピーク値は、A
/D変換回路21において前記白レベルピークを示すデ
ジタル値D21に変換され、そのデジタル値D21は一時記
憶回路22に一時的に格納される。
【0047】一方、前回記憶メモリ27にはその直前に
得られた蓄積時間メモリA10の出力デジタル値D10
常時格納されており、乗算器25においては、目標値メ
モリ26から読み出された白レベルピークの目標値D26
と、蓄積時間メモリA10から読み出された前記デジタ
ル値D10とが乗算され、乗算デジタル出力D25が得られ
る。また、除算器23においては、乗算器25からの乗
算デジタル出力D25が、一時記憶回路22から読み出し
た前記デジタル値D21で除算され、ここで得られた前記
除算デジタル出力D23は、蓄積時間メモリB24に一時
的に格納される。
【0048】この他に、デコード回数比較回路B29
は、デコード回数カウンタ9におけるデコードNG信号
の供給カウント数D9 と、設定値メモリB30の設定値
30とを比較しており、前記デコードNG信号の供給カ
ウント数D9 が前記設定値メモリB30の設定値D30
越えると、切換え信号を切換器28に供給する。切換器
28は、前記切換え信号の供給により、それまで接続さ
れていた接点が端子A側から端子B側に切換えられ、そ
の切換えに対応して蓄積時間メモリB24に格納されて
いた前記デジタル値D23が蓄積時間比較回路11と前回
蓄積時間メモリ27に供給され、それらの格納内容を更
新させるようになる。
【0049】この場合、蓄積時間比較回路11におい
て、蓄積時間カウンタ12のセンサクロック信号のカウ
ント値D12が前記デジタル値D23に対応した値を越えた
ことを検出すると、蓄積時間比較回路11はパルス信号
及びリセット信号を発生する。この内、パルス信号は、
タイミング信号発生回路13を付勢して、CCDライン
センサ4にスタートパルスを供給し、同時に、ピークホ
ールド回路20にホールドリセット信号を供給してホー
ルド状態を解除し、一時記憶回路22にセット信号を供
給してその格納内容を廃棄させる。また、リセット信号
は、蓄積時間カウンタ12に供給され、そのカウント値
をリセットさせる。
【0050】次いで、CCDラインセンサ4において
は、前記スタートパルスの供給によって、再びバーコー
ド3の読み取りにより得られた直列信号が出力され、こ
の直列信号は増幅回路6において増幅された後、ピーク
ホールド回路20に供給され、ピークホールド回路20
の出力に前記直列信号の振幅に対応した白レベルピーク
値が得られる。次に、前記白レベルピーク値は、A/D
変換回路21において前記白レベルピークを示すデジタ
ル値D21に変換され、そのデジタル値D21は一時記憶回
路22に再び一時的に格納される。
【0051】このとき、前回記憶メモリ27には蓄積時
間メモリB24から読み出された前記デジタル値D23
格納されているので、乗算器25は、目標値メモリ26
から読み出された白レベルピークの目標値D26と、蓄積
時間メモリB24から読み出された前記デジタル値D23
との乗算を行なって乗算デジタル値D25を発生させ、
い、除算器23においては、乗算器25からの乗算デジ
タル値D25を、一時記憶回路22から読み出した前記デ
ジタル値D21で除算することにより更新デジタル値D23
が得られ、この更新デジタル値D23は蓄積時間メモリB
24に一時的に格納される。
【0052】以下、蓄積時間メモリB24に格納された
前記更新デジタル値D23は、読み出された後、切換器2
8を介して蓄積時間比較回路11と前回蓄積時間メモリ
27に供給され、それらの格納内容を更新させるとこに
より、前述の動作が繰り返し実行される。
【0053】この一連の動作中に、デコード回路17の
出力に正規の(最適な)デコード信号が得られたときに
は、それ以後、ピークホールド回路20のホールド出力
は殆ど変化することがなく、しかも、前回蓄積メモリ2
7に格納されているデジタル値D23も更新されなくなる
ので、結果的に、蓄積時間メモリB24に格納されるデ
ジタル値D23も更新されることがない。このため、蓄積
時間カウンタ12のセンサクロック信号のカウント値D
12も一定になり、それ以後、CCDラインセンサ4の蓄
積時間は、前記カウント値D12に対応した蓄積時間にな
るように維持され、CCDラインセンサ4は前記蓄積時
間に相応した受光感度に調整されるようになる。
【0054】次に、本実施例で実行されている演算によ
り、感度を目標値に迅速に収束させることができる理由
について数値を用いて説明する。
【0055】本実施例において実行される演算は、次式
(1)に示すとおりである。ただし、次式(1)におい
て、Tnは次回の蓄積時間、Dtは白レベルピークの目
標値、Tgは今回の蓄積時間、Dmは白レベルピークの
測定値をそれぞれ示す。
【0056】 Tn=(Dt×Tg)/Dm… … … …(1) ここで、例えば、A/D変換回路21の白レベルピーク
値の入力範囲が0乃至5Vであって、分解能8ビットで
あり、しかも、白レベルピークの目標値が2.5Vであ
るとすれば、A/D変換により得られるデータは128
になる。また、このときのセンサクロック信号周波数を
250KHz(1センサクロック信号は4μsecに相
当する)とする。
【0057】いま、CCDラインセンサ4における最新
の走査によって得られた白レベルピーク値が1.25V
(A/D変換により得られるデータが64)であり、そ
のときのCCDラインセンサ4の蓄積時間が20mse
c(1センサクロック信号を4μsecとして、5Kセ
ンサクロック信号分)であるとすれば、(1)式から (128×5000)/64=640000/64=10000 となり、次のスタートパルスの発生は、10000セン
サクロック信号供給後になる。
【0058】そして、この次のスタートパルスの供給に
よるCCDラインセンサ4の次の走査によって得られた
白レベルピーク値が、今度は、2.3V(A/D変換に
より得られるデータが117)であり、そのときのCC
Dラインセンサ4の蓄積時間が40msec(1センサ
クロック信号を4μsecとして、10Kセンサクロッ
ク信号分)であるとすれば、前と同様に(1)式から (128×10000)/117=1280000/117=10940 となり、さらに次のスタートパルスの発生は、1094
0センサクロック信号供給後になる。
【0059】続いて、さらに次のスタートパルスの供給
によるCCDラインセンサ4のさらに次の走査によって
得られた白レベルピーク値が、今度は、2.53V(A
/D変換により得られるデータが130)であり、その
ときのCCDラインセンサ4の蓄積時間が43.76m
sec(1センサクロック信号を4μsecとして、1
0940センサクロック信号分)であるとすれば、前と
同様に(1)式から (128×10940)/130=1400320/130=10771 となり、この次のスタートパルスの発生は、10771
センサクロック信号供給後になる。
【0060】このように、前記演算によれば、CCDラ
インセンサ4の受光感度を目標値の近傍の値に一気に収
束させた後、デコード回路17からデコード出力が得ら
れるまで徐々に前記目標値に収束させるようにしている
ので、従来のこの種の感度調整に比べて、かなり短い時
間内に前記目標値に収束させることが可能になり、通
常、前記目標値の近傍の値に一気に収束させたときに、
デコード回路17からデコード出力が得られる場合が多
い。
【0061】以上のように、本実施例によれば、CCD
ラインセンサ4の受光感度、即ち、バーコードスキャナ
の感度を、極めて短時間に最適値に収束させることがで
きるようになり、最適値を得る際のCCDラインセンサ
4の走査回数を少なくすることができるため、操作者に
違和感や不安感を与えることがない。
【0062】また、本実施例によれば、バーコード3の
読み取り走査回数を少なくすることができるため、蓄積
時間を長くして感度を向上させることが可能になり、そ
の分、LED駆動電流を少なくすることができる。
【0063】さらに、本実施例によれば、白レベルピー
ク値をホールドし、そのホールド信号を蓄積時間中にA
/D変換するようにしているので、充分な変換時間を採
ることができるようになって、A/D変換回路21とし
て低速度のものを用いることができ、安価にバーコード
スキャナを構成することが可能になる。
【0064】なお、前記実施例においては、ラインセン
サ4として、CCDラインセンサを用いた場合について
説明したが、本発明は、CCDラインセンサを用いたも
のに限られるものではなく、MOSラインセンサを用い
たものにも、同様に適用できるものである。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ラインセンサ4の受光感度、即ち、バーコードスキャナ
の感度を、極めて短時間に最適値に収束調整させること
ができるようになり、前記最適値を得る際のラインセン
サ4におけるバーコード3の読み取り走査回数を少なく
することができるので、操作者に違和感や不安感を与え
ることがないという効果がある。
【0066】また、本発明によれば、前記最適値を得る
際のラインセンサ4におけるバーコード3の読み取り走
査回数を少なくすることができるため、蓄積時間を長く
して感度を向上させることが可能になり、その蓄積時間
を長くした分だけ、LED駆動電流を少なくできるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるバーコードスキャナの感度調整
回路の一実施例を示すブロック構成図である。
【図2】図1に示す感度調整回路において、感度調整が
行なわれる際の各部の信号の状態の一例を示す信号波形
図である。
【図3】既知のバーコードスキャナの感度調整回路の一
例を示すブロック構成図である。
【図4】図3に示す感度調整回路の1蓄積時間内におけ
る各部の信号の状態の一例を示す信号波形図である。
【図5】図3に示す感度調整回路において、感度調整が
行なわれる際の各部の信号の状態の一例を示す信号波形
図でる。
【符号の説明】
1 LED(発光ダイオード)アレイ 2 LED駆動回路 3 バーコード 4 CCDラインセンサ 5 起動回路 6 増幅回路 7 2値化回路 8 クロック信号発振回路 9 デコード回数カウンタ 10 蓄積時間メモリ 11 蓄積時間比較回路 12 蓄積時間カウンタ 13 タイミング信号発生回路 14 デコード回数比較回路 15 設定値メモリA 16 アドレスデコーダ 17 デコード回路 18 マイクロコンピュータ(マイコン) 19 オアゲート 20 ピークホールド回路 21 アナログ−デジタル(A/D)変換回路 22 一時記憶回路 23 除算器 24 蓄積時間メモリB 25 乗算器 26 目標値メモリ 27 前回蓄積時間メモリ 28 切換器 29 デコード回数比較回路B 30 設定値メモリB

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラインセンサの蓄積時間を変更すること
    により、その受光感度の調整を行なうバーコードスキャ
    ナの感度調整回路において、ラインセンサで読み取った
    白レベルピーク値をアナログーデジタル変換して得たデ
    ジタル値について所定の演算を行ない、その演算結果を
    基にして前記ラインセンサの次回の蓄積時間を決定する
    ことを特徴とするバーコードスキャナの感度調整回路。
  2. 【請求項2】 前記所定の演算は、白レベルピークの目
    標値と前回の蓄積時間との乗算値を、前記デジタル値で
    除算する演算が実行されることを特徴とする請求項1記
    載のバーコードスキャナの感度調整回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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