JPH0652265A - 設計評価装置 - Google Patents

設計評価装置

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JPH0652265A
JPH0652265A JP4204931A JP20493192A JPH0652265A JP H0652265 A JPH0652265 A JP H0652265A JP 4204931 A JP4204931 A JP 4204931A JP 20493192 A JP20493192 A JP 20493192A JP H0652265 A JPH0652265 A JP H0652265A
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JP
Japan
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dimensions
evaluation
input
sense
spaciousness
Prior art date
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JP4204931A
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English (en)
Inventor
Yukikuni Ooshima
志都 大島
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車室内空間の印象を予測しながら車体設計を
行えるようにする。 【構成】 ユーザがキーボード2を操作して、車体に対
する機能部品や乗員などの配置に関する寸法を入力する
と、コンピュータ1が知識データベース4から当該入力
された寸法に対する広々感と安心感との評価を推論し、
この推論された広々感と安心感との評価結果をCRT3
に表示する。また、ユーザがキーボード2を操作して寸
法に関する評価用語を入力すると、コンピュータ1が知
識データベース4から当該入力された評価用語に対する
広々感と安心感との評価を推論し、この推論された広々
感と安心感との評価から寸法の推奨域を推論し、この推
論された寸法の推論域をCRT3に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体に対する機能部品
や乗員などの配置などに関する設計を評価する設計評価
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】設計評価装置としては、例えば、特開昭
63−19074号公報に開示されたものが知られてい
る。これは、使用者(以下、単にユーザと称する)が、
キーボードやタブレットまたはマウスピースなどの入力
手段を操作して、配置評価対象物を入力すると、コンピ
ュータのCPUに組み込まれた推論手段が、コンピュー
タのメモリに記憶された知識データベースから評価条件
を選択し、この選択された評価条件が成立するか否かを
予め定められた規則によって判定し、各評価条件が成立
しない場合のみ、その設計基準をCRTのような表示手
段に表示して、ユーザに知らせるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来例にあって
は、設計段階で、車体に対する機能部品や乗員の配置に
関する寸法から生ずる車室内空間がユーザにどのような
印象を与えるか予測することができない。このため、実
際の車両ができてから、この実際の車両を不特定多数の
人に見せて官能評価実験を行い、この官能評価実験の結
果を設計にフィードバックをしていた。したがって、車
室内空間が及ぼす居住性に関する印象の評価を、車体設
計に有意義に反映させるには、多大な労力と時間とを要
していた。
【0004】そこで本発明にあっては、車室内空間の印
象を予測しながら車体設計が行えるようにすることを課
題にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、図1
(A)に示すように、車体に対する機能部品や乗員など
の配置に関する寸法を入力する入力手段aと、寸法と広
々感と安心感との関係を規定する知識データベースb
と、前記入力手段aの操作で入力された寸法により前記
知識データベースbから当該入力された寸法に対する広
々感と安心感との評価を推論する推論手段cと、この推
論手段で推論された広々感と安心感との評価結果を表示
する表示手段dと、を備えている。
【0006】第2の発明は、図1(B)に示すように、
第1の発明における推論手段cに前記入力手段aの操作
で車体に対する機能部品や乗員などの配置に関する評価
用語を入力することにより知識データベースbからこの
評価用語に対する広々感と安心感との評価を推論する感
性推論手段eと、この感性推論手段eから推論された広
々感と安心感との評価を満足する寸法の推奨域を推論す
る推奨域推論手段fと、この推奨域推論手段fで推論さ
れた結果を表示する表示手段dと、を備えている。
【0007】
【作用】第1の発明では、ユーザが入力手段aを操作し
て、車体に対する機能部品や乗員などの配置に関する寸
法を入力すると、推論手段cが知識データベースbから
当該入力された寸法に対する広々感と安心感との評価を
推論し、この推論された広々感と安心感との評価結果を
表示手段dに表示する。
【0008】第2の発明では、ユーザが入力手段aを操
作して、車体に対する機能部品や乗員などの配置に関す
る評価用語を入力すると、感性推論手段eが知識データ
ベースbから当該評価用語に対する広々感と安心感との
評価を推論し、推奨域推論手段fが当該推論された広々
感と安心感との評価を満足する寸法の推奨域を推論し、
この推論された寸法の推奨域を表示手段dに表示する。
【0009】
【実施例】
第1実施例 図2は、第1実施例としての設計評価装置を示してい
る。図2において、設計評価装置は、コンピュータグラ
フィックを利用して車室内空間の印象を表示するように
した車両用設計評価装置を例示してあり、コンピュータ
1と入力手段2たるキーボードと、表示手段3たるCR
Tとで構成されている。コンピュータ1のメモリには、
知識データベース4が記憶させてある。コンピュータ1
のCPUには、推論手段5が組み込まれている。
【0010】知識データベース4は、設計制約条件知識
6と現行車車両寸法知識7と指標式知識8と形容詞知識
9と寸法相関知識10とを備えている。
【0011】設計制約条件知識6は、図3に示すよう
に、車体に対する機能部品や乗員の配置に関する複数の
寸法としての車室内の居住性に関連がある寸法X1〜Xm
について、その上限値と下限値とを規定したものであっ
て、入力された寸法X1〜Xm全てが設計基準としての設
計制約条件を満たしているかを判定するのに使用され
る。
【0012】現行車車両寸法知識7は、図4に示すよう
に、現行車種ごとに、排気量と、車室内の居住性に関連
がある寸法X1〜Xmについて、現行車の実際の値を規定
した知識であって、入力された寸法X1〜Xm全てが現行
車車両の寸法値を満たしているかを判定するのに使用さ
れる。
【0013】指標式知識8は、図5に示すように、官能
評価実験の結果として得られたものである。具体的に
は、車室内の寸法X1〜Xmを選定し、各寸法X1〜Xm
れぞれから不特定多数の人が受ける広々感と安心感とを
収集し、その収集結果を重回帰分析し、その重回帰分析
に重みづけを行って得たデータである。この指標式知識
8は、入力された寸法X1〜Xmから安心感と広々感との
評価を算出するのに使用される。
【0014】形容詞知識9は、図6に示すように、車室
内の居住空間に関する評価用語ごとの安心感と広々感と
の目標値を規定したものであって、入力された評価用語
を安心感と広々感との目標値に読み直すのに使用され
る。
【0015】一実施例の動作を図8を参照しながら説明
する。
【0016】ステップ101において、コンピュータ1
を起動して評価処理が始まると、ステップ102におい
て、CRT3に「車室内配置は決まっていますか」なる
文字表示を行うことにより、車室内配置が決まっている
かを問い合わせる。そして、車室内配置が決まっている
ことから、ユーザがキーボード2の操作で「YES」な
る意思表示を応答すると、ステップ103において、C
RT3に「寸法を入力して下さい」なる表示を行うこと
により、寸法の入力指示を行う。この入力指示により、
ユーザがキーボード2の操作で居住性に関して決まって
いる全寸法X1〜Xmを入力する。この入力される全寸法
1〜Xmは、例えば、図11(A)の側面図に示す寸法
1〜X7および図11(B)の正面図に示す寸法X8
12に相当する。そして、ユーザが寸法X1〜Xmを入力
すると、ステップ104において、知識データベース4
から入力された寸法X1〜Xmに対する広々感と安心感と
の評価を推論し、この推論された広々感と安心感との評
価結果を、ステップ105において、CRT3に描かれ
た広々感と安心感との直交座標上に、例えば、点P1
ように布置して表示する。次に、ステップ106におい
て、CRT3に「寸法の変更をしますか」なる表示を行
うことにより、寸法の変更有無を問い合わせる。そし
て、ユーザが、例えば、CRT3に表示された評価結果
に満足しないなどの理由から、寸法の変更をしてみよう
と判断し、キーボード2の操作で「YES」なる応答を
行った場合には、ステップ103に戻る。逆に、ユーザ
が寸法の変更はしないと判断し、キーボード2の操作で
「NO」なる意思表示を応答すると、ステップ112で
評価処理を終わる。
【0017】また、ステップ102での車室内配置が決
まっているかの問い合わせに対して、ユーザがキーボー
ド2の操作で「NO」なる応答を行った場合には、ステ
ップ107において、CRT3に広々感と安心感とから
なる直交座標、および、「目標値を入力して下さい」な
る表示を行うことにより、評価目標値の入力指示を行
う。そして、ユーザがキーボード2の操作で、CRT3
の直交座標上に、例えば、点P2のように布置して応答
すると、ステップ108において、CRT3に「決まっ
ている寸法(固定寸法)を入力して下さい」なる表示を
行うことにより、固定寸法の入力指示を行う。そして、
ユーザがキーボード2の操作で固定寸法を入力して応答
すると、ステップ109において、固定寸法以外の決ま
っていない寸法の推奨域の推論を行い、その推論結果
を、ステップ110において、CRT3に表示した後、
ステップ111において、CRT3に「残りの寸法の入
力をしますか」なる表示を行うことにより、残りの寸法
の入力有無を問い合わせる。そして、まだ、決まってい
ない寸法が残っているなどの理由から、ユーザがキーボ
ード2の操作で「YES」なる意思表示を応答すると、
ステップ108に戻る。逆に、決まっていない寸法が残
ってないなどの理由から、ユーザがキーボード2の操作
で「NO」なる意思表示を応答すると、ステップ112
において評価処理を終わる。
【0018】前記図8のステップ103〜106に示し
た寸法入力からの評価推論について、図9に示したフロ
ーチャートを参照しながら詳述する。
【0019】ステップ201において、評価推論が始ま
り、ステップ202において、寸法X1〜Xmが入力され
ると、ステップ203において、入力された寸法X1
m全てが設計制約条件知識6の上限値と下限値との範
囲内にあるかを判断する。そして、入力された寸法X1
〜Xmの中で、上限値と下限値との範囲外の寸法があっ
た場合(ステップ203がNO)には、ステップ204
において、CRT3に「入力された寸法……は設計上N
Gです」と表示して、その寸法を変更してもらうか、ま
たは、評価処理を終わる。逆に、入力された寸法X1
m全てが上限値と下限値との範囲内に入っている場合
(ステップ203がYES)には、ステップ205にお
いて、入力された寸法X1〜Xm全てが現行車車両寸法知
識7の寸法値の範囲内にあるかを判断する。そして、入
力された寸法X1〜Xmの中で、現行車の寸法値の範囲外
の寸法があった場合(ステップ205がNO)には、ス
テップ206において、CRT3に「入力された寸法…
…は、現行車にはありません」と表示して、ステップ2
07に進む。逆に、入力された寸法X1〜Xmの全てが現
行車の寸法値の範囲内に入っている場合(ステップ20
5がYES)には、ステップ207において、入力され
た寸法X1〜Xm全てについて指標式知識8から広々感と
安心感との評価なる予測値を算出する。具体的には、図
5に示す指標式知識8に、入力された寸法X1〜Xmを代
入して、 安心感=5≧0.2X1−0.1X2+0.5X3……+0.3Xm 広々感=−1.3≧0.8X1+0.1X2−0.1X3……+0.1Xm なる予測値を算出する。この安心感と広々感との評価な
る予測値を、ステップ208において、CRT3の直交
座標上に布置し、ステップ209において、寸法の変更
有無の問い合わせを行う。そして、ユーザがキーボード
2の操作で「YES」なる寸法の変更有りの意思表示を
応答すると、新たな寸法を入力させるべく、ステップ2
02に戻る。逆に、ユーザがキーボード2の操作で「N
O」なる寸法の変更無しの意思表示を応答すると、ステ
ップ210において、寸法入力による評価推論を終わ
る。
【0020】前記図8のステップ107〜111に示し
た評価用語の入力からの評価推論について、図10に示
したフローチャートを参照しながら詳述する。
【0021】ステップ301において、評価推論が始ま
り、ステップ302において、評価用語が入力される
と、ステップ303において、入力された評価用語を形
容詞知識9により、安心感と広々感との目標値に読み直
す。次に、ステップ304において、決まっている寸法
(固定寸法)の入力指示を行う。引き続き、固定寸法が
いくつか有り、ユーザがそのいくつかの固定寸法X1
mを入力すると、ステップ305において、入力され
た固定寸法の全てが設計制約条件知識6の上限値と下限
値との範囲内にあるかを判断する。そして、入力された
固定寸法X1〜Xmの中で、設計制約条件知識6中の上限
値と下限値との範囲外の寸法があった場合(ステップ3
05がNO)には、ステップ306において、CRT3
に「入力された固定寸法……は設計上NGです」と表示
して、新たな固定寸法を入力させるべく、ステップ30
4に戻る。逆に、入力された固定寸法X1〜Xm全てが上
限値と下限値との範囲内に入っている場合(ステップ3
05がYES)には、ステップ307において、入力さ
れた固定寸法X1〜Xm全てが現行車車両寸法知識7の寸
法値の範囲内にあるかを判断する。そして、入力された
固定寸法X1〜Xmの中で、現行車の寸法値の範囲外の固
定寸法があった場合(ステップ307がNO)には、ス
テップ308において、CRT3に「入力された固定寸
法……は、現行車にはありません」と表示して、ステッ
プ309に進む。逆に、入力された固定寸法X1〜Xm
てが現行車の寸法値の範囲内に入っている場合(ステッ
プ307がYES)には、ステップ309において、入
力された寸法X1〜Xm以外の寸法について、指標式知識
8と寸法相関知識10とにより、ステップ303で求め
られた安心感と広々感との評価なる目標値の条件を満た
す寸法の推奨域を求める。つまり、先ず、指標式知識8
にステップ304で入力された固定寸法X1〜Xmを入力
し、入力された固定寸法X1〜Xm以外の寸法、つまり、
まだ定まっていない寸法の推奨域を求める。次に、指標
式知識8中の重みがほぼ0で指標式知識8から推奨域が
求まらない寸法に関しては、寸法相関知識10にステッ
プ304で入力された固定寸法を入力し、まだ定まって
いない寸法の信頼区間を推奨域として求める。引き続
き、ステップ310において、ステップ309で求めら
れた推奨域が設計制約条件知識6中の上限値と下限値と
の範囲内にあるかを判断する。そして、推奨域が設計制
約条件知識6中の上限値と下限値との範囲外である場合
(ステップ310がNO)には、ステップ311におい
て、CRT3に「入力された固定寸法では、入力された
評価用語の目標値を満足する目標の空間を実現すること
はできません」と表示し、新たな固定寸法を入力させる
べく、ステップ304に戻る。逆に、推奨域が設計制約
条件知識6中の上限値と下限値との範囲内に入っている
場合(ステップ310がYES)には、ステップ312
において、ステップ309で求めた定まっていない寸法
の推奨域をCRT3の広々感と安心感とからなる直交座
標上に布置し、ステップ313において、固定寸法の変
更有無の問い合わせを行う。そして、ユーザがキーボー
ド2の操作で「YES」なる固定寸法の変更有りの意思
表示を応答すると、新たな固定寸法を入力させるべく、
ステップ304に戻る。逆に、ユーザがキーボード2の
操作で「NO」なる固定寸法の変更無しの意思表示を応
答すると、ステップ314において、評価用語入力によ
る評価推論を終わる。例えば、図12(A)に示すよう
に、「しっくりした」なる評価用語を入力すると、図1
2(B)の広々感と安心感との直交座標上に点P2で示
すように、目標値が布置される。そして、図12(C)
に示すように、目標値と入力された固定寸法とを指標式
知識8に代入し、定まっていない寸法の推奨域を求め
る。この推奨域は、図12(C)の寸法X2,X3の直交
座標上の斜線を付した領域である。この推奨域が図12
(D)に示すように、CRT3に表示される。
【0022】要するに、この第1実施例では、車室内配
置に関する寸法X1〜Xm全てが決まっている場合には、
ユーザがキーボード2の操作で決まっている全寸法X1
〜Xを入力することにより、コンピュータ1が知識デ
ータベース4から広々感と安心感との評価を推論し、そ
の評価結果をCRT3の広々感と安心感との直交座標上
に布置する。また、車室内配置に関する寸法全てが決ま
っていない場合には、ユーザがキーボード2の操作で評
価用語と目標値とを入力し、または、目標値と決まって
いない寸法X〜Xmとを入力することにより、コンピ
ュータ1が知識データベース4から広々感と安心感との
評価を推論し、この推論された広々感と安心感との評価
を満足する寸法の推奨域をCRT3に表示する。
【0023】第2実施例 この第2実施例では、寸法入力からの評価推論後に、ユ
ーザが評価結果を満足せず、寸法を修正した場合に、そ
の評価の目標値を入力させ、その目標値に応じた評価推
論を行うようにした点に特徴がある。したがって、この
第2実施例は、図13に示したフローチャートにもとづ
いて説明する。なお、この第2実施例の説明において、
設計評価装置としての各構成部品名に付した符号は、図
2にもとづくものである。
【0024】ステップ401において、コンピュータ1
を起動して評価処理が始まると、ステップ402におい
て、CRT3に「車室内配置は決まっていますか」なる
文字表示を行うことにより、車室内配置が決まっている
かを問い合わせる。そして、車室内配置が決まっている
ことから、ユーザがキーボード2の操作で「YES」な
る意思表示を応答すると、ステップ403において、C
RT3に「寸法を入力して下さい」なる表示を行うこと
により、寸法の入力指示を行う。この入力指示により、
ユーザがキーボード2の操作で居住性に関して決まって
いる全寸法X1〜Xmを入力する。そして、ユーザが寸法
1〜Xmを入力すると、ステップ404において、知識
データベース4から入力された寸法X1〜Xmに対する広
々感と安心感との評価を推論し、この推論された広々感
と安心感との評価結果を、ステップ405において、C
RT3に描かれた広々感と安心感との直交座標上に、例
えば、点P1のように布置して表示する。次に、ステッ
プ406において、CRT3に「寸法の修正をします
か」なる表示を行うことにより、寸法の修正有無を問い
合わせる。そして、ユーザが、例えば、CRT3に表示
された評価結果に満足しないなどの理由から、寸法の修
正をしてみようと判断し、キーボード2の操作で「YE
S」なる応答を行った場合には、ステップ407におい
て、CRT3に「変更する寸法を入力して下さい」なる
表示を行うことにより、修正寸法の入力指示を行う。こ
の入力指示により、ユーザがキーボード2の操作で修正
する寸法X1〜Xmを入力すると、ステップ409に進
む。逆に、ユーザが寸法の修正はしないと判断し、キー
ボード2の操作で「NO」なる意思表示を応答すると、
ステップ414で評価処理を終わる。
【0025】また、ステップ402での車室内配置が決
まっているかの問い合わせに対して、ユーザがキーボー
ド2の操作で「NO」なる応答を行った場合には、ステ
ップ408において、CRT3に「決まっている寸法
(固定寸法)を入力して下さい」なる表示を行うことに
より、固定寸法の入力指示を行う。そして、ユーザがキ
ーボード2の操作で固定寸法を入力して応答すると、ス
テップ409において、CRT3に広々感と安心感とか
らなる直交座標、および、「目標値を入力して下さい」
なる表示を行うことにより、評価目標値の入力指示を行
う。そして、ユーザがキーボード2の操作で、CRT3
の直交座標上に、例えば、点P2のように布置して応答
すると、ステップ410において、固定寸法以外の決ま
っていない寸法の推奨域の推論を行い、その推論結果
を、ステップ411において、CRT3に表示した後、
ステップ412において、CRT3に「残りの寸法の入
力をしますか」なる表示を行うことにより、残りの寸法
の入力有無を問い合わせる。そして、まだ、決まってい
ない寸法が残っているなどの理由から、ユーザがキーボ
ード2の操作で「YES」なる意思表示を応答すると、
ステップ413において、CRT3に「寸法を入力して
下さい」なる表示を行うことにより、残り寸法の入力指
示を行う。この入力指示により、ユーザがキーボード2
の操作で、残りの寸法X1〜Xmを入力すると、ステップ
410に戻る。逆に、決まっていない寸法が残ってない
などの理由から、ユーザがキーボード2の操作で「N
O」なる意思表示を応答すると、ステップ414におい
て評価処理を終わる。
【0026】要するに、この第2実施例によれば、寸法
入力からの評価推論後に、ユーザが評価結果を満足せ
ず、寸法を修正した場合に、その評価の目標値を入力さ
せ、その目標値に応じた評価推論を行うようにしたの
で、寸法修正によって、満足すべき評価推論の処理が早
くなる。
【0027】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、ユー
ザが入力手段を操作して、車体に対する機能部品や乗員
などの配置に関する寸法を入力すると、推論手段が知識
データベースから当該入力された寸法に対する広々感と
安心感との評価を推論し、この推論された広々感と安心
感との評価結果を表示手段に表示するので、車室内空間
の印象を予測しながら車体設計を行うことができる。よ
って、車室内空間が及ぼす居住性に関する印象の評価
を、車体設計に有意義にかつ容易に反映させることがで
きる。
【0028】第2の発明によれば、ユーザが入力手段を
操作して、車体に対する機能部品や乗員などの配置に関
する評価用語を入力すると、感性推論手段が知識データ
ベースから当該評価用語に対する広々感と安心感との評
価を推論し、推奨域推論手段fが当該推論された広々感
と安心感との評価を満足する寸法の推奨域を推論し、こ
の推論された寸法の推奨域を表示手段に表示するので、
評価用語から寸法の推奨域を把握しながら車体設計を行
うことができる。よって、空間性を予測しながら車体設
計ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を示す構成図。
【図2】第1実施例を示す構成図。
【図3】第1実施例の設計制約条件知識を示す図表。
【図4】第1実施例の現行車車両寸法知識を示す図表。
【図5】第1実施例の指標式知識を示す図表。
【図6】第1実施例の形容詞知識を示す図表。
【図7】第1実施例の寸法相関知識を示す図表。
【図8】第1実施例のフローチャート。
【図9】第1実施例の寸法入力推論のフローチャート。
【図0】第1実施例の評価用語入力推論のフローチャー
ト。
【図11】第1実施例の車室内配置に関する寸法の具体
例を示す図。
【図12】第1実施例の評価用語入力推論の具体例を示
す図表。
【図13】第2実施例のフローチャート。
【符号の説明】
a…入力手段 b…知識データベース c…推論手段 d…表示手段 e…感性推論手段 f…推奨域推論手段 1…コンピュータ 2…キーボード(入力手段) 3…CRT(表示手段) 4…知識データベース 5…推論手段(感性推論手段と推奨域推論手段とを含
む)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を示す構成図。
【図2】第1実施例を示す構成図。
【図3】第1実施例の設計制約条件知識を示す図表。
【図4】第1実施例の現行車車両寸法知識を示す図表。
【図5】第1実施例の指標式知識を示す図表。
【図6】第1実施例の形容詞知識を示す図表。
【図7】第1実施例の寸法相関知識を示す図表。
【図8】第1実施例のフローチャート。
【図9】第1実施例の寸法入力推論のフローチャート。
図10】第1実施例の評価用語入力推論のフローチャ
ート。
【図11】第1実施例の車室内配置に関する寸法の具体
例を示す図。
【図12】第1実施例の評価用語入力推論の具体例を示
す図表。
【図13】第2実施例のフローチャート。
【符号の説明】 a…入力手段 b…知識データベース c…推論手段 d…表示手段 e…感性推論手段 f…推奨域推論手段 1…コンピュータ 2…キーボード(入力手段) 3…CRT(表示手段) 4…知識データベース 5…推論手段(感性推論手段と推奨域推論手段とを含
む)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に対する機能部品や乗員などの配置
    に関する寸法を入力する入力手段と、 寸法と広々感と安心感との関係を規定する知識データベ
    ースと、 前記入力手段の操作で入力された寸法により、前記知識
    データベースから当該入力された寸法に対する広々感と
    安心感との評価を推論する推論手段と、 この推論手段で推論された広々感と安心感との評価結果
    を表示する表示手段と、 を備えたことを特徴とする設計評価装置。
  2. 【請求項2】 前記推論手段に、 前記入力手段の操作で車体に対する機能部品や乗員など
    の配置に関する評価用語を入力することにより、知識デ
    ータベースからこの評価用語に対する広々感と安心感の
    評価とを推論する感性推論手段と、 この感性推論手段から推論された広々感と安心感の評価
    とを満足する寸法の推奨域を推論する推奨域推論手段
    と、 この推奨域推論手段で推論された結果を表示する表示手
    段と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載した設計評価
    装置。
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