JPH086974A - デザイン装置 - Google Patents

デザイン装置

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Publication number
JPH086974A
JPH086974A JP6137612A JP13761294A JPH086974A JP H086974 A JPH086974 A JP H086974A JP 6137612 A JP6137612 A JP 6137612A JP 13761294 A JP13761294 A JP 13761294A JP H086974 A JPH086974 A JP H086974A
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JP
Japan
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design
vehicle
equipment
evaluation
input
Prior art date
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JP6137612A
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English (en)
Inventor
Kiyomi Hirasuna
清美 平砂
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両装備品が車両インテリアのイメージ形成
に及ぼす影響を考慮したデザイン図又は評価用語の推論
を可能とする。 【構成】 デザインを表現する複数の評価用語とデザイ
ンを構成する複数のデザイン要素との関係を記憶するイ
メージデータベースCL1と、評価用語又はデザイン図
の少なくとも一方を入力する入力手段CL5と、入力さ
れた評価用語又はデザイン図の少なくとも一方により、
イメージデータベースCL1を用い、入力された評価用
語からデザイン図を順引き推論し、又は入力されたデザ
イン図から評価用語を逆引き推論することの少なくとも
一方を行う推論手段CL6と、推論手段CL6の推論結
果を出力する出力手段CL7と、を備えたデザイン装置
において、推論手段CL6は、デザイン要素以外にデザ
インのイメージ形成に影響を及ぼす要因を考慮してデザ
イン図又は評価用語の少なくとも一方を推論することを
特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両に対する人間の
持つイメージを確認しながら車両のデザインをCRTに
表示する場合等に供するデザイン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のデザイン装置としては、例えば特
開平3−201169号公報、又は特開平3−2010
67号公報に記載されたようなものがある。
【0003】前者のデザイン装置は、図22に示すよう
にデザインを表現する評価用語とデザイン要素との関係
を記憶する知識データベース101と、評価用語の入力
手段103と、入力された評価用語により前記知識デー
タベース101からデザインを推論する演算手段105
と、この推論されたデザインを出力する出力手段107
とから構成されている。従って、入力手段103により
デザインを表現する評価用語を入力すれば、演算手段1
05が知識データベース101を用いてデザインを推論
し、出力手段107によりデザイン図を出力することが
できる。
【0004】後者のデザイン装置は、図23に示すよう
に、デザインを表現する評価用語とデザイン要素との関
係を記憶する知識データベース111と、デザイン図の
入力手段113と、入力されたデザイン図により前記知
識データベース111から評価用語を推論(逆引き)す
る演算手段115と、推論された評価用語に基づき前記
デザイン図の評価を出力する出力手段117とから構成
されている。従って、入力手段113によりデザイン図
を入力すれば、演算手段115が知識データベース11
1を用いて評価用語を推論し、出力手段117によりデ
ザイン図の評価を出力することができる。このため、デ
ザイナ等が描いたデザイン図が狙い通りのデザインであ
るかどうかを判断することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記い
ずれの従来例にあっても、デザイン図又は評価用語の推
論において、車両に搭載されるエアバッグ、自動車電話
等のデザイン対象以外の車両装備品が車両インテリアの
イメージに影響を及ぼす点、また、車両装備品によって
は特定のデザイン要素に制約が加えられる点などの考慮
がなされていなかった。
【0006】このため、前者のデザイン装置では、例え
ば「すっきりした」なるイメージの車両インテリアを要
求した場合、その推論結果としてのデザイン図は、イン
ストは「薄い」ものとなるため、車両装備として、例え
ば助手席エアバッグを搭載する場合に無理が出る等の問
題点があった。
【0007】また、後者のデザイン装置では、車両装備
品として、例えばステアリングエアバッグを搭載してい
る場合、デザイン図上では表現できないため「安心感が
ある」なるイメージの評価が思ったほど高くならない恐
れがある。また、ステアリングエアバッグを搭載した条
件下で「スポーティな」なるイメージの車両インテリア
を表現したつもりが、エアバッグを搭載するための制約
条件として、ステアリングのスポーク数は「4本」、パ
ッドの面積は「大」などの形状となるため、ステアリン
グエアバッグが搭載されて充分に「スポーティな」なる
イメージを有していても、その評価が著しく低く推論さ
れる恐れがあった。
【0008】そこでこの発明は、エアバッグ等の車両装
備品が車両インテリアのイメージ形成に及ぼす影響を考
慮したデザイン図又は評価用語を推論することができる
デザイン装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明では、図1のようにデザインを表現
する複数の評価用語と前記デザインを構成する複数のデ
ザイン要素との関係を記憶するイメージデータベース
と、前記評価用語又はデザイン図の少なくとも一方を入
力する入力手段と、前記入力された評価用語又はデザイ
ン図の少なくとも一方により、前記イメージデータベー
スを用い、入力された評価用語からデザイン図を順引き
推論し、又は入力されたデザイン図から評価用語を逆引
き推論することの少なくとも一方を行う推論手段と、前
記推論手段の推論結果を出力する出力手段と、を備えた
デザイン装置において、前記推論手段は、前記デザイン
要素以外にデザインのイメージ形成に影響を及ぼす要因
を考慮してデザイン図又は評価用語の少なくとも一方を
推論することを特徴としている。
【0010】請求項2では、請求項1記載のデザイン装
置であって、前記デザインの対象は車両インテリアであ
ると共に、前記要因は前記デザインの対象以外の車両装
備品であり、且つ前記車両装備品がデザインのイメージ
形成に及ぼす影響度を記憶する装備データベースを備
え、前記推論手段は、前記入力された評価用語又はデザ
イン図の少なくとも一方と、前記車両装備品の有無とに
より、前記イメージデータベースと装備データベースと
を用い、デザイン図又は評価用語の少なくとも一方を推
論することを特徴としている。
【0011】請求項3では、請求項2記載のデザイン装
置であって、前記車両装備品を用語又は図で入力する装
備入力手段を備え、前記推論手段は、前記入力された評
価用語又はデザイン図の少なくとも一方と車両装備品の
用語又は図とにより、前記イメージデータベースと装備
データベースとを用い、入力された評価用語と車両装備
品の用語とからデザイン図を順引き推論し、又は、入力
されたデザイン図と車両装備品の図とから評価用語を逆
引き推論することの少なくとも一方を行うことを特徴と
している。
【0012】請求項4では、請求項3記載のデザイン装
置であって、前記推論手段は、前記入力された評価用語
に応じて該評価用語のイメージを高める車両装備品の必
要性の有無を質問する処理を行ない、前記出力手段は、
前記質問を出力可能であることを特徴としている。
【0013】請求項5では、請求項2又は請求項3記載
のデザイン装置であって、前記推論手段は、逆引き推論
した評価用語のイメージを高める車両装備品を選抜し、
前記出力手段は、前記選抜結果を出力可能であることを
特徴としている。
【0014】請求項6では、請求項1記載のデザイン装
置であって、各車両装備品の関係するユニット単位で装
備の有無別に車両装備品とイメージデータベースとの関
係を記憶する装備とユニットデータベース対応データベ
ースを備え、前記推論手段は、入力された評価用語と車
両装備品とにより前記装備とユニットデータベース対応
データベースを用い、各ユニット毎に車両装備品を考慮
してデザイン図を推論することを特徴としている。
【0015】請求項7では、請求項1記載のデザイン装
置であって、前記デザインの対象は車両インテリアであ
ると共に、前記要因は前記デザインの対象以外の車両装
備品であり、且つ前記各車両装備品の関係するデザイン
対象のユニット単位で前記車両装備品の有無に応じたデ
ザイン要素のデータベースを備え、前記推論手段は、車
両装備品の有無に応じたデザイン図の推論を行なうこと
を特徴としている。
【0016】請求項8では、請求項6又は請求項7記載
のデザイン装置であって、前記車両装備品を入力する装
備入力手段を設けたことを特徴としている。
【0017】請求項9では、請求項8記載のデザイン装
置であって、前記装備入力手段は、全車両装備品の中か
らユーザの所望のものを入力可能であることを特徴とし
ている。
【0018】請求項10では、請求項8記載のデザイン
装置であって、前記推論手段は、入力された評価用語に
応じてそのイメージを高める車両装備品の有無を質問
し、前記出力手段は、該質問を出力可能であることを特
徴としている。
【0019】請求項11では、請求項1、請求項2、請
求項3、請求項4、請求項5、又は請求項6記載のデザ
イン装置であって、推論されたデザイン図を修正する修
正手段と、車両装備品の装備の有無を変更する装備変更
手段とを備え、前記推論手段は、修正後のデザイン図か
ら前記イメージデータベースを用いて評価用語を推論す
ることを特徴としている。
【0020】
【作用】請求項1の発明では、イメージデータベースを
用い、入力手段によって入力された評価用語からデザイ
ン図を順引き推論し、又は入力されたデザイン図から評
価用語を逆引き推論することができる。このような推論
に際してデザイン要素以外にデザインのイメージ形成に
影響を及ぼす要因を考慮して推論し、その結果を出力手
段によって出力することができる。
【0021】請求項2の発明では、請求項1の発明の作
用に加え、イメージデータベースと装備データベースと
を用い、入力手段によって入力された評価用語と車両装
備品の装備の有無とからデザイン図を順引き推論し、又
は、入力されたデザイン図と車両装備品の装備の有無と
から評価用語を逆引き推論することができる。
【0022】請求項3の発明では、請求項2の発明の作
用に加え、装備入力手段によって、車両装備品を用語又
は図で入力することができる。
【0023】請求項4の発明では、請求項3の発明の作
用に加え、評価用語のイメージを高める車両装備品の必
要性の有無を質問することができる。
【0024】請求項5の発明では、請求項2又は請求項
3の発明の作用に加え、逆引き推論した評価用語のイメ
ージを更に向上し得る車両装備品を選抜し、その結果を
出力手段によって出力することができる。
【0025】請求項6の発明では、請求項1の発明の作
用に加え、車両装備品とこの車両装備品に影響されるデ
ザイン要素との関係を考慮してデザイン図を推論するこ
とができる。
【0026】請求項7の発明では、請求項1の発明の作
用に加え、デザイン対象のユニット単位で、車両装備品
の有無に応じたデザイン図を推論することができる。
【0027】請求項8の発明では、請求項6又は請求項
7の発明の作用に加え、装備入力手段により、車両装備
品を任意に入力することができる。
【0028】請求項9の発明では、請求項8の発明の作
用に加え、装備入力手段により、全車両装備品の中から
所望のものを入力することができる。
【0029】請求項10の発明では、請求項8の発明の
作用に加え、入力された評価用語に応じてそのイメージ
を高める車両装備品の有無を質問し、その質問事項を出
力することができる。
【0030】請求項11の発明では、請求項1〜8のい
ずれかの発明の作用に加え、出力手段によって出力され
たデザイン図を修正手段によって修正することができる
と共に、車両装備品の装備を装備変更手段によって変更
することができ、修正変更後のデザイン図から評価用語
を推論することができる。
【0031】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。
【0032】図2はこの発明の一実施例の概略構成図を
示すもので、このデザイン装置はコンピュータ1とキー
ボード3とCRT5とで構成されている。
【0033】コンピュータ1は図1、図2に示すよう
に、知識データベースであるイメージデータベースCL
1としてのメモリMと、推論手段CL6としてのCPU
7とを備えている。
【0034】前記メモリMには、評価用語9、評価用語
間の関係を規定する知識11、車両デザイン要素13
(デザイン要素)、評価用語とデザイン要素との関係を
規定する知識15、評価用語と車両装備品との関係を規
定する知識17(装備データベース)、車両装備品とデ
ザイン要素との関係を規定する知識19(装備とデザイ
ン要素対応データベース)及び車両装備品の有無と各ユ
ニット毎のイメージデータベースとの関係を規定する知
識21(装備の有無とユニットデータベースとの対応デ
ータベース)がそれぞれ記憶されている。ここに車両装
備品は、デザイン要素以外にデザインのイメージ形成に
影響を及ぼす要因であり、デザイン対象以外のものであ
る。例えば、ステアリングホイールに収納されるステア
リング(STRG)エアバッグ、あるいは助手席エアバ
ッグ等である。
【0035】前記評価用語9は、車両インテリアを表現
するもので、図3の評価用語欄に示すように、例えば車
両インテリアを「集中できる」、「豪華な」等の形容詞
語で規定している。
【0036】前記評価用語間の関係を規定する知識11
は、複数の評価用語9を収集し、予備実験の結果を解析
することにより評価用語間の関係を図3に示すように規
定した知識である。この関係とは、例えば、評価用語9
を数量化理論I類若しくはII類等の多変量解析で人間の
感覚に基づく因子を1から10に分け、各評価用語が各
因子にどの程度の関係があるかを因子負荷量(数値)と
して得たデータである。各因子の負荷量が近い数字の用
語は関係が深く似ているということができる。この評価
用語間の関係を規定する知識11はデザイン装置を使用
する際、入力された評価用語が後述する官能評価実験で
用いた評価用語群の中にない場合、一番似た用語を選出
するために使用されるものである。
【0037】前記デザイン要素13は、車両インテリア
を構成するメータ、インスト、メータクラスタ等の各ユ
ニットの形状等のデザイン要素をアイテムと称し、図4
の図表に示すように各アイテム毎にさらに詳細なデザイ
ン要素としてカテゴリが区分されている。
【0038】ここでアイテムは、図4に示すように、デ
ザイン要素13中のインストルメントパネルに設けられ
るメータ数、インストルメントパネルとメータクラス
タ、メータークラスタとセンターコンソール、ドアの厚
さ、センタークラスタの張出し、アームレスト等にそれ
ぞれ着目したものである。
【0039】そして、メータ数に着目したアイテムで
は、5つのカテゴリに分類してある。すなわち、大きな
メータ1個を設けた第1カテゴリ、大きなメータ1個と
小さなメータ2個とを備えた第2カテゴリ、大きなメー
タ1個と小さいメータ3個とを設けた第3カテゴリ、大
きなメータ2個と小さなメータ1個とを設けた第4カテ
ゴリ、大きなメータ2個と小さなメータ2個とを設けた
第5カテゴリである。
【0040】インストルメントパネルとメータークラス
タに着目したアイテムでは、2つのカテゴリに分類して
ある。すなわち、インストルメントパネルとメーターク
ラスタとが一体になった第1カテゴリ、インストルメン
トパネルとメータークラスタとが分類された第2カテゴ
リとである。
【0041】メータークラスタとセンターコンソールに
着目したアイテムでは2つのカテゴリに分類してある。
すなわち、メータークラスタとセンターコンソールとが
一体となった第1カテゴリ、メータークラスタとセンタ
ーコンソールとが分類された第2カテゴリとである。
【0042】ドアの厚さに着目したアイテムでは2つの
カテゴリに分類してある。すなわち、ドアが厚い第1カ
テゴリ、ドアが薄い第2カテゴリである。
【0043】センタークラスタの張出しに着目したアイ
テムでは2つのカテゴリに分類してある。すなわち、セ
ンタークラスタの張出しがある第1カテゴリ、センター
クラスタの張出しがない第2カテゴリである。
【0044】以下、アームレストに着目したアイテム、
その他各アイテムについてそれぞれカテゴリに分類して
ある。
【0045】前記評価用語とデザイン要素との関係を規
定する知識15は、官能評価実験の結果として図4に示
すように得られたものである。具体的には評価用語9と
デザイン要素13のアイテムカテゴリを選定し、アイテ
ムカテゴリそれぞれに相当するデザインを不特定多数の
人に見せ、形容詞語群である評価用語9の一つ一つにつ
いてデザインから受けるフィーリングを収集し、その集
積結果を数量化理論I類若しくはII類等の多変量解析に
より偏回帰係数(相関係数)として解析したものであ
る。
【0046】前記評価用語と車両装備品との関係を規定
する知識17は、官能評価実験の結果として図5に示す
ように得られたものである。この知識17は、車両イン
テリアのイメージ形成に影響するステアリングエアバッ
グ、助手席エアバッグ、自動車電話等の各車両装備品が
インテリアイメージに及ぼす影響度合を規定したもの
で、具体的には評価用語と車両装備品を選定し、車両イ
ンテリアに装備した各車両装備品それぞれを不特定多数
の人に見せ、形容詞群である評価用語の一つ一つについ
て各車両装備品から受けるフィーリングを収集し、その
集積結果を数量化理論I類若しくはII類等の多変量解析
により偏回帰係数(相関係数)として解析したものであ
る。
【0047】前記車両装備品とデザイン要素との関係を
規定する知識19は、図6に示すように、各車両装備品
を設けることにより形状が制約されるユニットがそれぞ
れ設定され、該ユニットの各アイテム毎のカテゴリが予
め設定されている。例えば、車両装備品としてステアリ
ングエアバッグを設ける場合、制約されるユニットはス
テアリングであり、パッドの面積でいえば「大」、パッ
ドボリュームでいえば「有り」、スポーク数でいえば
「3本」又は「4本」、パッド上のSW(スイッチ)で
いえば「無し」等のカテゴリが予め設定されている。
【0048】前記車両装備品の有無とユニットデータベ
ースとの関係を規定する知識21は、図7に示すよう
に、各車両装備品毎に装備の有無によって推論に用いる
ユニットデータベースが予め設定されている。例えば、
ステアリングエアバッグを搭載する場合のステアリング
の形状決定は、ステアリングエアバッグ搭載用のステア
リングユニットデータベースを用い、ステアリングエア
バッグを搭載しない場合のステアリングの形状決定は、
通常のステアリングユニットデータベースを用いて行わ
れる。
【0049】前記キーボード3は、評価用語を入力する
入力手段CL5を構成している。また、キーボード3は
デザイン図を入力する入力手段を兼ねており、キーボー
ド3の操作によりアイテム毎のカテゴリを決定してデザ
イン図を作ることができる。さらに、キーボード3は、
車両に装備する車両装備品を入力する装備入力手段、搭
載する車両装備品を変更する装備変更手段、出力手段C
L7で出力されたデザイン図を修正する修正手段をも構
成している。
【0050】CPU7は、入力された評価用語と車両装
備品により前記知識データベースからデザイン図を順引
き推論し、また、入力されたデザイン図と車両装備品に
より前記知識データベースから評価用語を逆引き推論す
る。さらに、CPU7は、入力された評価用語から当該
評価用語に関係のある車両装備品を選抜する装備選抜手
段を構成する。
【0051】前記CRT5は、推論されたデザイン図又
は評価用語を出力する出力手段CL7を構成するもの
で、デザイン図又は評価用語を画像表示するものであ
る。また、CRT5は選抜された車両装備品を画像表示
する。
【0052】以下、この発明の第1実施例の作用を図8
のフローチャートに基づいて説明する。
【0053】図8は、デザイン図の入力によりその評価
を推論するいわゆる逆引き推論を行う場合のフローチャ
ートである。
【0054】まず、ステップS1では、デザイナがデザ
インした車両インテリア図の入力が行われる。このデザ
イン図の入力は、複数のユニットの全べてのアイテムに
ついて、各アイテム毎にカテゴリの入力がキーボード3
の操作によって行われる。例えば、インストの厚みでは
「厚い」、インストの形状では「角い」、メータ数では
「4個」、ステアリングのスポーク数では「4本」、ス
テアリングのパッドでは「大きい」などがキーボード3
の操作によって行われる。
【0055】なお、デザイン図の入力は、デザイナ等が
描いたインテリア図をイメージスキャナで読み、これを
CRT5に表示させることもできる。
【0056】つぎに、ステップS2では、車両インテリ
アに関わる車両装備品の装備の有無の入力が行われる。
【0057】例えば、図9に示すように、ステアリング
エアバッグは「有り」、助手席エアバッグは「無し」、
自動車電話は「無し」、HUDは「無し」、ナビシステ
ムは「有り」などの入力がキーボード3の操作によって
行われる。
【0058】ステップS3では、まず、イメージデータ
ベースCL1により、ステップS1で入力されたデザイ
ン図から各ユニットのアイテム毎のカテゴリが読み取ら
れ、このカテゴリの組合わせから前記デザイン図の評価
の推論が行われる。すなわち、各ユニットのアイテム毎
のカテゴリが決まることにより選択された偏回帰係数の
数値を評価用語毎に集計しその総和値を算出する。この
数字が大きい程そのデザイン図から一般の人が受けるイ
メージを代表しているということができる。ここで、例
えば図10に示すように、「安心な」なる評価用語に対
する偏回帰係数の総和値Aが3.6で表示されたとす
る。
【0059】つぎに、装備データベースによりステップ
S2で入力された車両装備品の有無による評価用語に対
する影響度合の推論が行われる。すなわち、ステップS
2で「有り」と入力された車両装備品としてのステアリ
ングエアバッグとナビゲーション(ナビ)システムより
装備データベースから図5に示すように、「安心な」な
る評価用語に対応する偏回帰係数(影響度)が抽出され
る。図5では「安心な」なる評価用語に対応する偏回帰
係数に丸の実線で囲んだように抽出される。例えば、ス
テアリングエアバッグでは「+0.8」、ナビシステム
では「+0.6」が抽出される。図5において、プラス
(+)数値はイメージアップを示し、マイナス(−)数
値はイメージダウンを示している。
【0060】従って、ステアリングエアバッグを装備す
ることにより「+0.8」、また、ナビシステムを装備
することにより「+0.6」、それぞれ「安心な」なる
イメージが高められることになる。
【0061】つぎに、車両装備品の搭載による各評価用
語に対する影響度の数値をデザイン図の各評価用語の偏
回帰係数の総和値Aに加算して総和値Bが求められる。
すなわち、図11に示すように、「安心な」の偏回帰係
数の総和値Aは+3.6で、ステアリングエアバッグの
影響度合の数値は+0.8、ナビシステムの影響度合の
数値は+0.6であるから、これらを加算すると「安心
な」の総和値Bは+5.0となる。つまり、デザイン図
だけの「安心な」のイメージは+3.6であるが、ステ
アリングエアバッグとナビシステムの装備を考慮すると
「安心な」のイメージが+5.0まで高まることを意味
している。
【0062】ステップS4では、ステップS3で推論さ
れた評価用語が総和値Bの高い順に画像表示される。
【0063】要するに、キーボード3を操作してデザイ
ン図を入力すると共に、車両装備品の装備の有無を入力
すると、CPU7の働きで評価用語が推論・抽出され、
デザイン図の評価用語としてCRT5に表示される。
【0064】従って、この実施例によれば、車両インテ
リアに関わる車両装備品の装備の有無を入力することに
より、各車両装備品がデザインのイメージに及ぼす影響
度を加味した評価を知ることができる。
【0065】図12は、この発明の第2実施例の作用を
示すフローチャートである。
【0066】この実施例は、逆引き推論において、デザ
イン図と、このデザイン図のイメージを表現する評価用
語との入力により、前記評価用語に関係のある車両装備
品の選抜を行うようにした例を示すものである。
【0067】まず、ステップS11では、デザイン図の
入力が行われる。
【0068】つぎのステップS12ではステップS11
で入力したデザイン図のイメージを表現する評価用語の
入力が行われる。
【0069】ステップS13では、ステップS12で入
力した評価用語に関係のある全ての車両装備品が装備デ
ータベースから選抜され画像表示される。例えば、ステ
ップS11で入力したデザイン図のイメージとして、ス
テップS12で「安心な」なる評価用語を入力したとす
ると、図13に示すように、「安心な」なる評価用語に
対応して偏回帰係数をもつ車両装備品としてステアリン
グエアバッグ、助手席エアバッグ、HUD(ヘッドアッ
プディスプレイ)、ナビシステム等が選抜される。図1
3では車両装備品に四角の実線で囲んでいるように抽出
され、図12に示すように画像表示される。この画像表
示においては、車両装備品の有無の必要性(搭載)を質
問する。
【0070】ステップS14では、CRT5に画像表示
された各車両装備品を見ながら、これら車両装備品の装
備の有無の入力が行われる。例えば、ステアリングエア
バッグは「有り」、助手席エアバッグは「無し」、HU
Dは「無し」、ナビシステムは「有り」等の入力がキー
ボード3の操作によって行われる。
【0071】ステップS15では、前述の第1実施例の
ステップS3と同様に、イメージデータベースと装備デ
ータベースとにより、車両装備品によるイメージの影響
度を加味した評価用語の総和値Bが求められる。
【0072】ステップS16では、ステップS15で推
論された評価用語が総和値Bの高い順に画像表示され
る。
【0073】要するに、この実施例では、キーボード3
を操作してデザイン図を入力すると共に、評価用語を入
力すると、CPU7の装備選抜手段としての働きでメモ
リMの装備データベースから前記評価用語のイメージに
影響を及ぼす車両装備品が選抜され、CRT5に表示さ
れる。
【0074】このCRT5の表示を見ながら、キーボー
ド3を操作して装備入力手段として機能させ所望の車両
装備品の装備の有無を入力すると、評価用語が推論・抽
出され、デザイン図の評価用語としてCRT5に表示さ
れる。
【0075】従って、この実施例によれば、デザイン図
のイメージを表現する評価用語を入力することによりこ
の評価用語のイメージに影響を及ぼす車両装備品が選抜
され、この選抜され車両装備品の中から所望の車両装備
品を入力することにより、よりイメージを高めた後の評
価用語を知ることができる。
【0076】図14は、この発明の第3実施例の作用を
示すフローチャートである。
【0077】この実施例は、逆引き推論において、その
推論結果として表示される各評価用語について、さらに
その評価用語のイメージアップに影響を及ぼす車両装備
品をアドバイスするようにした例を示すものである。
【0078】まず、ステップS21では、デザイン図の
入力が行われる。
【0079】ステップS22では、入力されたデザイン
図から各ユニットのアイテム毎のカテゴリが読み取ら
れ、これらカテゴリの組合わせから前記のデザイン図の
評価の推論が行われ、評価用語が推論・抽出される。
【0080】ステップS23では、ステップS22で推
論されたデザイン図の評価用語が偏回帰係数の高い順に
画像表示されると共に、装備データベースCL2より前
記各評価用語のイメージアップに影響を及ぼす車両装備
品がそれぞれ画像表示される。
【0081】例えば、評価の推論結果が、1)安心な、
2)落ち着いた、3)クラシックな、4)ソフトな……
…、9)高級な、10)広々としたであったとする。
「安心な」なる評価用語のイメージアップに影響を及ぼ
す車両装備品としては、図13に示すように「安心な」
なる評価用語に対して偏回帰係数をもつステアリングエ
アバッグ、助手席エアバッグ、HUD、ナビシステムが
選抜され、また、「高級な」なる評価用語のイメージア
ップに影響を及ぼす車両装備品としては、図13に示す
ように「安心な」なる評価用語に対して偏回帰係数をも
つステアリングエアバッグ、助手席エアバッグ、自動車
電話、HUD、ナビシステム等が選抜され、それぞれ図
14に示すようにCRT5に画像表示される。
【0082】要するに、この実施例では、キーボード3
を操作してデザイン図を入力すると、評価用語が推論・
抽出されると共に、CPU7の装備選択手段としての働
きでメモリMの装備データベースから前記抽出された各
評価用語のイメージアップに影響を及ぼす車両装備品が
それぞれ選抜される。
【0083】そして、デザイン図の評価用語として印象
の強い順にCRT5に複数表示されると共に、この複数
の評価用語のイメージを高めることができる車両装備品
がCRT5に表示される。
【0084】従って、この実施例によれば、さらに幅広
い車両装備品の選択によるイメージ形成を図ることがで
きる。
【0085】図15は、この発明の第4実施例の作用を
示すフローチャートである。
【0086】図15は、車両インテリアを表現する評価
用語の入力によりデザイン図を推論するいわゆる順引き
推論を行う場合のフローチャートである。
【0087】まず、ステップS31では、車両インテリ
アのイメージを表現する評価用語の入力が行われる。
【0088】つぎに、ステップS32では、希望する車
両装備品の装備の有無の入力が行われる。例えば、図1
5に示すように、ステアリングエアバッグは「有り」、
助手席エアバッグは「有り」、自動車電話は「無し」、
HUDは「無し」、ナビシステムは「有り」等の入力が
キーボード3の操作によって行われる。
【0089】ステップS33では、まず、装備とデザイ
ン要素対応データベースよりステップS32で「有り」
と入力された車両装備品を装備することによって形状等
が制約されるデザイン要素が推論・抽出される。例え
ば、図6で実線の枠で示したように、車両装備品として
ステアリングエアバッグを装備する場合、制約されるユ
ニットはステアリングで、そのアイテム、カテゴリとし
ては、パッド面積は「大」、パッドボリュームは「有
り」、スポーク数は「3本」又は「4本」パッドのSW
は「無し」等が予め決定される。
【0090】つづいて、入力された評価用語から各ユニ
ットのアイテム、カテゴリが読み取られ、その組合わせ
から全体デザインが推論・抽出される。そして、前記車
両装備品の制約されるユニットデザインのみを全体デザ
インの対応するユニットデザインと差し替えて車両装備
品の装備を考慮した全体デザインが推論・抽出される。
例えば、ステアリングエアバッグを装備した場合、全体
デザインのうちステアリングのカテゴリを前記ステアリ
ングエアバッグの装備により予め決定されたカテゴリに
差し替える。
【0091】ステップS34では、ステップS33で推
論されたデザイン要素がデザイン図としてCRT5に画
像表示される。
【0092】図16、図17は前記画像表示をCRT5
で行った具体例を示している。但し、図16、図17は
車両インテリアの評価用語として「シックな」、「スポ
ーティな」に相当する場合を示している。
【0093】要するに、この実施例では、キーボード3
を操作して評価用語を入力すると共に、車両装備品の装
備の有無を入力すると、装備とデザイン要素対応データ
ベースから装備する車両装備品によって制約されるデザ
イン要素が推論されると共に、推論された全体デザイン
のうち、前記車両装備品の装備により制約されるデザイ
ン要素を差し替えて、その結果がデザイン図としてCR
T5に画像表示される。
【0094】従って、この実施例によれば、車両インテ
リアに関わる車両装備品の装備の有無を入力することに
より、車両装備品の装備により形状等が制約される範囲
でよりイメージに合ったデザインを行なうことができ
る。
【0095】図18は、この発明の第5実施例の作用を
示すフローチャートである。
【0096】この実施例は、順引き推論において、イメ
ージデータベースを各ユニット毎のユニットデータベー
スに階層化し、これらユニットデータベースに車両装備
品の搭載の有無に応じたデザイン要素を設定し、各ユニ
ット毎にデザイン要素を推論するようにした例を示すも
のである。
【0097】まず、ステップS41では、評価用語の入
力が行われる。
【0098】つぎに、ステップS42では、車両インテ
リアに装備する車両装備品の入力が行われる。ここで
は、例えば、ステアリングエアバッグを入力したものと
する。
【0099】ステップS43では、装備の有無とユニッ
トデータベースとの対応データベースCL4により、入
力された車両装備品から推論に用いるユニットデータベ
ースが決定される。すなわち、ステップS42で車両装
備品としてステアリングエアバッグが入力されると、ス
テアリングのデザイン要素の推論に用いられるユニット
データベースとしては、図7で示したようにステアリン
グエアバッグ搭載用ステアリングユニットデータベース
が決定される。
【0100】ステップS44ではステップS43で決定
されたステアリングのデザイン要素がステアリングエア
バッグ搭載用のステアリングユニットデータベースを用
いて推論・抽出される。
【0101】ステップS45ではメータのデザイン要素
が通常のメータユニットデータベースにより推論・抽出
される。
【0102】ステップS46ではインストのデザイン要
素が通常のインストユニットデータベースにより推論・
抽出される。このようにしてユニット毎のデザイン要素
が当該ユニットデータベースから順次推論され、最終的
にステップS47では、ユニット毎に推論・抽出された
デザイン要素が組合わされ、デザイン図としてCRT5
に画像表示される。
【0103】要するに、この実施例では、キーボード3
を操作して評価用語を入力すると共に、車両装備品を入
力すると、装備の有無とユニットデータベースから推論
に用いるユニットデータベースが決定され、決定された
各ユニットデータベースによりそれぞれのユニットのデ
ザイン要素が推論・抽出され、その結果がデザイン図と
してCRT5に画像表示される。CRT5はデザイン図
の出力手段CL7として機能する。
【0104】従って、この実施例では、車両装備品を入
力することにより、車両装備品に合った各ユニットの形
状を知ることができ、最終的に車両装備品の装備による
影響を考慮した車両インテリアのデザイン図を知ること
ができる。
【0105】図19は、この発明の第6実施例の作用を
示すフローチャートである。
【0106】この実施例は、順引き推論において、入力
された評価用語のイメージアップに関係のある車両装備
品についてのみ装備の有無を入力するようにした例を示
すものである。
【0107】まず、ステップS51では、車両インテリ
アを表現する評価用語の入力が行われる。ここでは、例
えば「やさしい」なる評価用語が入力されたものとす
る。
【0108】入力された評価用語により装備データベー
スから、前記評価用語に関係する車両装備品が推論・抽
出されCRT5に表示される。例えば、「やさしい」な
る評価用語に対しては、図13で実線の枠で示したよう
に偏回帰係数+0.6、+0.6のステアリングエアバ
ッグ、助手席エアバッグが推論・抽出され、図19に示
すようにCRT5に表示される。このときCRT5に
は、装備をつけることで車両の「やさしい」イメージは
高まる旨のアドバイスが表示される。
【0109】ステップS52では、CRT5に表示され
た車両装備品の装備の有無が入力される。例えば、ステ
アリングエアバッグは有り、助手席エアバッグは無し等
の入力がキーボード3の操作によって行われる。
【0110】ステップS53では、前述の第4実施例の
ステップS33と同様に、装備とデザイン要素対応デー
タベースとイメージデータベースとによりデザイン要素
が推論・抽出される。
【0111】ステップS54では、ステップS53で推
論されたデザイン要素がデザイン図としてCRT5に画
像表示される。
【0112】要するに、この実施例では、キーボード3
を操作して評価用語を入力すると、評価用語のイメージ
アップに関係のある車両装備品がCRT5に表示され
る。そして、アドバイスの表示を見ることによりイメー
ジアップを図り得る車両装備品の入力ができる。
【0113】そして、キーボード3を操作して前記CR
T5の表示を見ながら車両装備品を入力すると、デザイ
ン要素が推論・抽出され、その結果がデザイン図として
CRT5に画像表示される。
【0114】従って、この実施例によれば、入力された
評価用語のイメージアップに関係のある車両装備品を容
易に選択することができる。
【0115】図20は、この発明の第7実施例の作用を
示すフローチャートである。
【0116】この実施例は、出力されたデザイン図の修
正と、装備する車両装備品の変更との後に逆引き推論を
可能にした例を示すものである。
【0117】まず、逆引き推論におけるステップS65
〜ステップS68は、例えば前述の第1実施例の図8の
フローチャートにおけるステップS1〜ステップS4と
同様であり、また、順引き推論におけるステップS61
〜ステップS64は、例えば前述の第4実施例の図15
のフローチャートにおけるステップS31〜ステップS
34と同様である。
【0118】ステップS69では、キーボード3の操作
によってデザイナ等のイメージに合った所定のアイテム
のカテゴリが選択、変更され、これによってデザイン図
の細部が変更される。
【0119】ステップS70では、キーボード3の操作
によって車両装備品の装備の有無が変更される。
【0120】ここで修正、変更後のデザイン図が始めに
入力した評価用語に対応したものか否かを知るためにス
テップS67へ移行し、ステップS67で逆引き推論さ
れる。
【0121】ステップS68では、前記修正、変更後の
デザイン図の評価用語が画像表示される。
【0122】従って、この実施例によれば、デザイナ等
が自らのイメージに合わせてデザイン図を修正し、車両
装備品の有無を変更した場合に、修正、変更後のデザイ
ン図が一般にどのようなイメージを与えるかを知ること
ができる。
【0123】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、車両インテリアの他、車両外観あるいは
車両以外のデザインにも応用することができる。
【0124】また、デザイナが使用する場合は勿論、一
般のユーザがディーラ等でデザインを決定する際にもそ
の評価を見ながら行うことができる。
【0125】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1の発明によれば、デザインのイメージ形成に及ぼす影
響を考慮したデザイン又は評価を知ることができる。従
って、デザイン又はその評価に際し、より正確な結果を
得ることができる。
【0126】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、車両装備品の装備の有無の入力により各
車両装備品がデザインに及ぼす影響を考慮したデザイン
又は評価を知ることができる。従って、エアバッグ等を
搭載する場合でも、正確なデザイン又は評価を知ること
ができる。
【0127】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
の効果に加え、車両装備品を用語又は図で入力すること
ができる。従って、操作が簡単である。
【0128】請求項4の発明によれば、請求項3の発明
の効果に加え、評価用語のイメージを高める車両装備品
の必要性を簡単に知ることができ、車両装備品に合った
デザイン又は評価を知ることができる。
【0129】請求項5の発明によれば、請求項2又は請
求項3の発明の効果に加え、逆引き推論に際して車両イ
ンテリアのイメージを向上し得る車両装備品を知ること
ができる。従って、車両装備品を装備しながらイメージ
に合った評価を得ることができる。
【0130】請求項6の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、車両装備品に影響されるデザイン要素を
考慮してデザインを得ることができる。従って、車両装
備品の搭載に際し、デザインが自動的に決定され、車両
装備品を考慮したデザインを簡単に知ることができる。
【0131】請求項7の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、ユニット単位で車両装備品の有無に応じ
たデザイン図を知ることができ、より正確なデザインを
知ることができる。
【0132】請求項8の発明によれば、請求項6又は7
の発明の効果に加え、車両装備品の入力が任意であり、
デザイナ等の意思にまかせることができ、自由度が増大
する。
【0133】請求項9の発明によれば、請求項8の効果
に加え、所望の車両装備品の入力が可能となり、デザイ
ナ等の自由度が増大する。
【0134】請求項10の発明では、請求項8の発明の
効果に加え、イメージを高める車両備品の有無の質問を
知ることにより、デザイナ等の選択の自由度が増大す
る。
【0135】請求項11の発明によれば、デザイン図の
修正、及び車両装備品の変更後にデザイン図を評価する
ことができる。従って、デザイン図の修正評価も容易で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の構成図である。
【図2】一実施例の概略構成図である。
【図3】評価用語間の関係を規定する知識を示す図であ
る。
【図4】評価用語とデザイン要素との関係を規定する知
識を示す図である。
【図5】評価用語と車両装備品との関係を規定する知識
を示す図である。
【図6】車両装備品とデザイン要素との関係を規定する
知識を示す図である。
【図7】車両装備品の有無と各ユニット毎のイメージユ
ニットとの関係を規定する知識を示す図である。
【図8】第1実施例の作用を示すフローチャートであ
る。
【図9】車両装備品の装備の有無の入力の一例を示す説
明図である。
【図10】イメージデータベースによる偏回帰係数の総
和値(A)の算出側を示す説明図である。
【図11】装備データベースによる偏回帰係数(影響度
合)を加昇した総和値(B)の算出側を示す説明図であ
る。
【図12】第2実施例の作用を示すフローチャートであ
る。
【図13】車両装備品の選抜の一例を示す装備データベ
ースの説明図である。
【図14】第3実施例の作用を示すフローチャートであ
る。
【図15】第4実施例の作用を示すフローチャートであ
る。
【図16】画像表示の一例を示す説明図である。
【図17】画像表示の一例を示す説明図である。
【図18】第5実施例の作用を示すフローチャートであ
る。
【図19】第6実施例の作用を示すフローチャートであ
る。
【図20】第7実施例の作用を示すフローチャートであ
る。
【図21】従来例に係るブロック図である。
【図22】従来例に係るブロック図である。
【図23】従来例に係るブロック図である。
【符号の説明】
CL1 イメージデータベース M メモリ(装備データベース、装備とデザイン要素対
応データベース、装備の有無とユニットデータベースと
の対応データベース) CL5 入力手段(キーボード3) CL6 推論手段(CPU7) CL7 出力手段(CRT5) 3 キーボード(装備入力手段、装備変更手段、修正手
段)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デザインを表現する複数の評価用語と前
    記デザインを構成する複数のデザイン要素との関係を記
    憶するイメージデータベースと、前記評価用語又はデザ
    イン図の少なくとも一方を入力する入力手段と、前記入
    力された評価用語又はデザイン図の少なくとも一方によ
    り、前記イメージデータベースを用い、入力された評価
    用語からデザイン図を順引き推論し、又は入力されたデ
    ザイン図から評価用語を逆引き推論することの少なくと
    も一方を行う推論手段と、前記推論手段の推論結果を出
    力する出力手段と、を備えたデザイン装置において、前
    記推論手段は、前記デザイン要素以外にデザインのイメ
    ージ形成に影響を及ぼす要因を考慮してデザイン図又は
    評価用語の少なくとも一方を推論することを特徴とする
    デザイン装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデザイン装置であって、
    前記デザインの対象は車両インテリアであると共に、前
    記要因は前記デザインの対象以外の車両装備品であり、
    且つ前記車両装備品がデザインのイメージ形成に及ぼす
    影響度を記憶する装備データベースを備え、前記推論手
    段は、前記入力された評価用語又はデザイン図の少なく
    とも一方と、前記車両装備品の有無とにより、前記イメ
    ージデータベースと装備データベースとを用い、デザイ
    ン図又は評価用語の少なくとも一方を推論することを特
    徴とするデザイン装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のデザイン装置であって、
    前記車両装備品を用語又は図で入力する装備入力手段を
    備え、前記推論手段は、前記入力された評価用語又はデ
    ザイン図の少なくとも一方と車両装備品の用語又は図と
    により、前記イメージデータベースと装備データベース
    とを用い、入力された評価用語と車両装備品の用語とか
    らデザイン図を順引き推論し、又は、入力されたデザイ
    ン図と車両装備品の図とから評価用語を逆引き推論する
    ことの少なくとも一方を行うことを特徴とするデザイン
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のデザイン装置であって、
    前記推論手段は、前記入力された評価用語に応じて該評
    価用語のイメージを高める車両装備品の必要性の有無を
    質問する処理を行ない、前記出力手段は、前記質問を出
    力可能であることを特徴とするデザイン装置。
  5. 【請求項5】 請求項2又は請求項3記載のデザイン装
    置であって、前記推論手段は、逆引き推論した評価用語
    のイメージを高める車両装備品を選抜し、前記出力手段
    は、前記選抜結果を出力可能であることを特徴とするデ
    ザイン装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のデザイン装置であって、
    前記デザインの対象は車両インテリアであると共に、前
    記要因は前記デザインの対象以外の車両装備品であり、
    且つ車両インテリアに関わる車両装備品と各車両装備品
    に影響されるデザイン要素との関係を記憶したデータベ
    ースを備え、前記推論手段は、前記車両装備品を考慮し
    てデザイン図を推論することを特徴とするデザイン装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のデザイン装置であって、
    前記デザインの対象は車両インテリアであると共に、前
    記要因は前記デザインの対象以外の車両装備品であり、
    且つ前記各車両装備品の関係するデザイン対象のユニッ
    ト単位で前記車両装備品の有無に応じたデザイン要素の
    データベースを備え、前記推論手段は、車両装備品の有
    無に応じたデザイン図の推論を行なうことを特徴とする
    デザイン装置。
  8. 【請求項8】 請求項6又は請求項7記載のデザイン装
    置であって、前記車両装備品を入力する装備入力手段を
    設けたことを特徴とするデザイン装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のデザイン装置であって、
    前記装備入力手段は、全車両装備品の中からユーザの所
    望のものを入力可能であることを特徴とするデザイン装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項8記載のデザイン装置であっ
    て、前記推論手段は、入力された評価用語に応じてその
    イメージを高める車両装備品の有無を質問し、前記出力
    手段は、該質問を出力可能であることを特徴とするデザ
    イン装置。
  11. 【請求項11】 請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求
    項9又は請求項10記載のいずれかのデザイン装置であ
    って、推論されたデザイン図を修正する修正手段と、車
    両装備品の装備の有無を変更する装備変更手段とを備
    え、前記推論手段は、デザイン及び装備の有無の修正変
    更後に評価用語を推論することを特徴とするデザイン装
    置。
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