JPH065204B2 - 材料試験装置 - Google Patents
材料試験装置Info
- Publication number
- JPH065204B2 JPH065204B2 JP9732786A JP9732786A JPH065204B2 JP H065204 B2 JPH065204 B2 JP H065204B2 JP 9732786 A JP9732786 A JP 9732786A JP 9732786 A JP9732786 A JP 9732786A JP H065204 B2 JPH065204 B2 JP H065204B2
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- JP
- Japan
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- load
- material testing
- actuator
- motor
- test
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- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、アクチュエータで試験片に荷重を負荷する材
料試験装置に関する。
料試験装置に関する。
[従来技術] テーブルに設けたねじ棹にクロスヘッドを取り付け、該
クロスヘッドを移動させることにより試験片に荷重を負
荷する材料試験装置が広く使用されている。
クロスヘッドを移動させることにより試験片に荷重を負
荷する材料試験装置が広く使用されている。
[発明が解決しようとする問題点] 上記従来の試験装置は、ねじ棹をモータで回転させるこ
とにより、ねじ棹に螺着されているナットを介してクロ
スヘッドを移動させるものであり、減速装置でモータの
回転運動を減速した後、ねじ棹で直線運動に変換する複
雑な動力伝達機構を必要としていた。また、駆動系にお
いてネジやギヤにバックラッシュが生じ、第4図(イ)
(ロ)に示すように負荷が一時停止するため、引張圧縮
両振試験や高速応答の繰り返し試験等が正確にできない
という問題点があった。
とにより、ねじ棹に螺着されているナットを介してクロ
スヘッドを移動させるものであり、減速装置でモータの
回転運動を減速した後、ねじ棹で直線運動に変換する複
雑な動力伝達機構を必要としていた。また、駆動系にお
いてネジやギヤにバックラッシュが生じ、第4図(イ)
(ロ)に示すように負荷が一時停止するため、引張圧縮
両振試験や高速応答の繰り返し試験等が正確にできない
という問題点があった。
そこで本発明は、負荷機構の駆動部を簡素化して、正確
かつ高速応答の試験が行なえ、駆動効率を向上すること
ができる材料試験装置を提供することを目的とする。
かつ高速応答の試験が行なえ、駆動効率を向上すること
ができる材料試験装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明は上記問題点を解決するため、次のような構成を
採用した。
採用した。
すなわち、本発明にかかる材料試験装置は、試験片をク
ロスヘッドに取り付けたチャックとアクチュエータに取
り付けたチャックで保持し、該アクチュエータによって
試験片に負荷を与える材料試験装置であって、前記アク
チュエータとして、ダイレクトドライブモータの回転力
をボールネジの切られたネジ棒とナットと組合せによっ
て直線運動に変換して出力するアクチュエータを用いる
ことを特徴とする。
ロスヘッドに取り付けたチャックとアクチュエータに取
り付けたチャックで保持し、該アクチュエータによって
試験片に負荷を与える材料試験装置であって、前記アク
チュエータとして、ダイレクトドライブモータの回転力
をボールネジの切られたネジ棒とナットと組合せによっ
て直線運動に変換して出力するアクチュエータを用いる
ことを特徴とする。
[作用] ダイレクトドライブモータとボールネジの組合せによっ
て負荷用のアクチュエータが構成されているので、負荷
機構が簡素化されるとともにバックラッシュが生じな
い。
て負荷用のアクチュエータが構成されているので、負荷
機構が簡素化されるとともにバックラッシュが生じな
い。
[実施例] 第1図は本発明にかかる材料試験装置の1例をあらわす
もので、この材料試験装置1は、本体のテーブル2にア
クチュエータとして働くダイレクトドライブモータ(以
下DDモータという)7を取り付けてなり、テーブル2
には、左右一対の支柱3と該支柱によって所定の高さに
支持されるクロスヘッド5が設けられている。クロスヘ
ッド5にはロードセル6を介して上方つかみ具8が取り
付けられている。DDモータ7は第2図に示すように、
ハウジング21、ロータ22、スラスト荷重受け23、ロータ
24から構成される。ロータ24の芯部に通孔26が穿設され
ており、この通孔26にボールネジの切られたネジ棒12が
遊嵌されている。このネジ棒12は、ロータ24の端部に取
り付けられたボールネジナット13に螺合している。ネジ
棒12の上方端には下方つかみ具9が取り付けられ、両つ
かみ具8、9によって試験片11が保持される。また、ネ
ジ棒12の下方端には該ネジ棒の回転を規制する回り止め
15が取り付けられている。このため、ネジ棒12は上下に
移動することができるが、回転は拘束される。
もので、この材料試験装置1は、本体のテーブル2にア
クチュエータとして働くダイレクトドライブモータ(以
下DDモータという)7を取り付けてなり、テーブル2
には、左右一対の支柱3と該支柱によって所定の高さに
支持されるクロスヘッド5が設けられている。クロスヘ
ッド5にはロードセル6を介して上方つかみ具8が取り
付けられている。DDモータ7は第2図に示すように、
ハウジング21、ロータ22、スラスト荷重受け23、ロータ
24から構成される。ロータ24の芯部に通孔26が穿設され
ており、この通孔26にボールネジの切られたネジ棒12が
遊嵌されている。このネジ棒12は、ロータ24の端部に取
り付けられたボールネジナット13に螺合している。ネジ
棒12の上方端には下方つかみ具9が取り付けられ、両つ
かみ具8、9によって試験片11が保持される。また、ネ
ジ棒12の下方端には該ネジ棒の回転を規制する回り止め
15が取り付けられている。このため、ネジ棒12は上下に
移動することができるが、回転は拘束される。
上記ロードセル6は荷重計測システム16を介して、また
DDモータ7はモータドライバ17と変位計測システム18
を介してそれぞれコントローラ20に電気的に接続されて
いる。
DDモータ7はモータドライバ17と変位計測システム18
を介してそれぞれコントローラ20に電気的に接続されて
いる。
DDモータ7をモータドライバ17によって作動させる
と、ロータ24に取り付けたボールネジナット13がロータ
24とともに回転し、ボールネジナット13に螺着したネジ
棒12はナットの回転方向に応じて上下方向に移動する。
この時、ネジ棒12は回り止め15によって回転せず、上下
方向にのみ移動する。ネジ棒12の上下方向の直線運動は
これに接続した下方つかみ具9に伝達され、試験片11に
直接試験荷重を負荷する。試験片の荷重による変位は、
DDモータの回転検出器による位置検出信号に基づいて
変位計測システム18で計測され、試験荷重はロードセル
6からの荷重信号に基づいて荷重計測システム16で計測
される。
と、ロータ24に取り付けたボールネジナット13がロータ
24とともに回転し、ボールネジナット13に螺着したネジ
棒12はナットの回転方向に応じて上下方向に移動する。
この時、ネジ棒12は回り止め15によって回転せず、上下
方向にのみ移動する。ネジ棒12の上下方向の直線運動は
これに接続した下方つかみ具9に伝達され、試験片11に
直接試験荷重を負荷する。試験片の荷重による変位は、
DDモータの回転検出器による位置検出信号に基づいて
変位計測システム18で計測され、試験荷重はロードセル
6からの荷重信号に基づいて荷重計測システム16で計測
される。
この材料試験装置1は、上記したようにDDモータ7と
ボールネジの切られたネジ棒12とナットとでアクチュエ
ータを構成し試験片に直接的に負荷を加えるようにして
いるので、構造的に簡単で信頼性が高く、負荷機構の駆
動効率も高く消費電力が少なくなる。また、油圧モータ
のように作動油等を使わない電気式の装置であるので、
設置工事や保守が容易である。ボールネジはバックラッ
シュが生じにくいので、作業時に高速応答性を有し、例
えば引張圧縮両振試験(サイクル試験)を第3図に示す
ように正確かつスムーズに行なうことができる。
ボールネジの切られたネジ棒12とナットとでアクチュエ
ータを構成し試験片に直接的に負荷を加えるようにして
いるので、構造的に簡単で信頼性が高く、負荷機構の駆
動効率も高く消費電力が少なくなる。また、油圧モータ
のように作動油等を使わない電気式の装置であるので、
設置工事や保守が容易である。ボールネジはバックラッ
シュが生じにくいので、作業時に高速応答性を有し、例
えば引張圧縮両振試験(サイクル試験)を第3図に示す
ように正確かつスムーズに行なうことができる。
なお、図示例では、テーブル側にアクチュエータが設け
られているが、場合によってはこれをクロスヘッド側に
設けてもよい。
られているが、場合によってはこれをクロスヘッド側に
設けてもよい。
以上の実施例では縦型の試験機について説明したが、横
型の試験機にも応用できる。
型の試験機にも応用できる。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明にかかる材料試
験装置は、油やネジ棹を用いないので負荷機構の構造を
簡単にでき、試験負荷の伝達ロスが少なく負荷の効率が
高いものとなった。また、バックラッシュがないので、
例えば引張圧縮両振試験を連続してスムーズかつ正確に
行なうことができる等、高速応答の繰り返し試験にも適
したものとなった。
験装置は、油やネジ棹を用いないので負荷機構の構造を
簡単にでき、試験負荷の伝達ロスが少なく負荷の効率が
高いものとなった。また、バックラッシュがないので、
例えば引張圧縮両振試験を連続してスムーズかつ正確に
行なうことができる等、高速応答の繰り返し試験にも適
したものとなった。
第1図は本発明の1実施例を示す構成説明図、第2図は
ダイレクトドライブモータの構成を簡単に示す説明図、
第3図は実施例装置による引張圧縮両振試験の荷重変化
を示す図、第4図(イ),(ロ)は従来装置による引張
圧縮両振試験の荷重変化を示す図である。 1…材料試験装置 2…テーブル 5…クロスヘッド 7…ダイレクトドライブモータ(DDモータ) 8,9…つかみ具 12…ネジ棒 13…ボールネジナット 15…ネジ棒回り止め
ダイレクトドライブモータの構成を簡単に示す説明図、
第3図は実施例装置による引張圧縮両振試験の荷重変化
を示す図、第4図(イ),(ロ)は従来装置による引張
圧縮両振試験の荷重変化を示す図である。 1…材料試験装置 2…テーブル 5…クロスヘッド 7…ダイレクトドライブモータ(DDモータ) 8,9…つかみ具 12…ネジ棒 13…ボールネジナット 15…ネジ棒回り止め
Claims (1)
- 【請求項1】試験片をクロスヘッドに取り付けたチャッ
クとアクチュエータに取り付けたチャックで保持し、該
アクチュエータによって試験片に負荷を与える材料試験
装置であって、前記アクチュエータとして、ダイレクト
ドライブモータの回転力をボールネジの切られたネジ棒
とナットの組合せによって直線運動に変換して出力する
アクチュエータを用いることを特徴とする材料試験装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9732786A JPH065204B2 (ja) | 1986-04-25 | 1986-04-25 | 材料試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9732786A JPH065204B2 (ja) | 1986-04-25 | 1986-04-25 | 材料試験装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62254036A JPS62254036A (ja) | 1987-11-05 |
JPH065204B2 true JPH065204B2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=14189389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9732786A Expired - Lifetime JPH065204B2 (ja) | 1986-04-25 | 1986-04-25 | 材料試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH065204B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014085281A (ja) * | 2012-10-25 | 2014-05-12 | Tatsuo Kawahigashi | 試験機 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0810183B2 (ja) * | 1988-06-30 | 1996-01-31 | 株式会社島津製作所 | 油圧高速衝撃試験機 |
JPH0741083B2 (ja) * | 1989-01-12 | 1995-05-10 | セノー株式会社 | 筋力負荷提供装置 |
JP3955898B2 (ja) * | 2002-01-22 | 2007-08-08 | 北海道ティー・エル・オー株式会社 | 材料試験機 |
JP4303134B2 (ja) * | 2004-01-05 | 2009-07-29 | ヤマハ発動機株式会社 | 船外機の操舵装置 |
KR100716876B1 (ko) | 2005-10-31 | 2007-05-09 | 한국전력공사 | 높이 조절이 가능한 액츄에이터 설치용 프레임 |
CN106525585A (zh) * | 2016-11-16 | 2017-03-22 | 北方工业大学 | 双向拉压力学试验机以及双向拉压力学试验方法 |
-
1986
- 1986-04-25 JP JP9732786A patent/JPH065204B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014085281A (ja) * | 2012-10-25 | 2014-05-12 | Tatsuo Kawahigashi | 試験機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62254036A (ja) | 1987-11-05 |
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