JP3955898B2 - 材料試験機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、供試体の材料特性を試験する材料試験機に係り、例えば、コンクリートのひび割れ特性試験、あるいはクリープ試験などに利用できる。
【0002】
【背景技術】
一般に、コンクリートにより形成された構造物は多いが、近年、これらの構造物の形成材料であるコンクリートのひび割れが問題になってきている。すなわち、コンクリートにより形成された各種の構造物は、コンクリートのひび割れによりその機能を著しく害されることがある。このため、実際の構造物において、コンクリートのひび割れが今後発生するのか否かを調べる必要があるので、試験を行うことにより、どのような状況下でコンクリートにひび割れが発生するのかを明らかにしておく必要がある。
【0003】
図7には、若材齢コンクリートのひび割れ特性試験に用いられる試験装置であるクラッキングフレーム90の構成が示されている。このクラッキングフレーム90を用いた試験方法は、リレム(RILEM)の推奨する方法であり、世界的な規格になりつつあるものである。
【0004】
図7において、クラッキングフレーム90は、供試体91の両端部を把持する二つのクロスヘッド92と、これらのクロスヘッド92の間に供試体91に沿う方向に配置された二本の太い鋼棒93とにより構成されている。各鋼棒93には、温度変形を最小にするために低熱膨張係数の特殊な鋼材が用いられる。そして、二つのクロスヘッド92は、各ボルト94,95により各鋼棒93の両端部にそれぞれ固定されているので、クロスヘッド92同士の間隔は、これらの鋼棒93の長さにより定まり、これにより供試体91の両端部が拘束を受けるようになっている。
【0005】
また、上述した図7のクラッキングフレーム90における鋼棒93のように供試体に沿う方向に配置された四本の拘束棒を備え、これらの拘束棒を温水ヒータを用いて温度制御することにより各拘束棒の長さを調整して供試体の拘束条件を変化させることができるようにしたコンクリートのひび割れ試験装置もある。
【0006】
さらに、前述した図7のクラッキングフレーム90におけるクロスヘッド92の一方に相当する部分を、各鋼棒93に相当する部分に対してスライド可能にしたコンクリートのひび割れ試験装置もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した図7のクラッキングフレーム90では、二つのクロスヘッド92が各鋼棒93に固定されているので、供試体の拘束度合いを自在に変化させて試験を行うことはできない。このため、例えば、供試体が激しい温度変形を起こす場合等のように短時間で大きく変形する場合に、単にひび割れが発生するか否かを調べることはできるものの、供試体が長時間かけて微小変形するような場合において、ひび割れが発生する状況を精度よく確認することは困難である。従って、実際の建物等の構造物が置かれている状況下で、ひび割れが発生するか否かを精度よく確認するのに適していないという問題がある。
【0008】
また、前述した温水ヒータにより四本の拘束棒の長さを調整することを可能とした試験装置では、供試体の拘束度合いを変化させることはできるものの、温水を循環させる設備が必要となるため、装置が複雑化するうえ、四本の拘束棒の温度制御の不均一により各拘束棒の伸縮にばらつきが生じ、装置全体がねじれてしまうという問題がある。
【0009】
さらに、前述した図7のクロスヘッド92の一方に相当する部分をスライド可能とした試験装置でも、供試体の拘束度合いを変化させることはできるものの、図7の各鋼棒93に相当する部分が均一な温度になっていないと、装置全体がねじれてしまうため、クロスヘッド92に相当する部分が円滑にスライドしなくなるという不都合がある。そして、この試験装置では、クロスヘッド92に相当する部分をスライドさせることにより、ひずみ制御を行うことはできるが、スライドさせるための機構の構成要素である歯車にバックラッシがあるため、段階的なひずみ制御しか行うことができず、これにより供試体が衝撃を受けてしまうことから、正確な測定を行うことができないという問題がある。
【0010】
本発明の目的は、供試体の拘束条件を高い精度で自在に変化させることができ、連続的なひずみ制御を行うことができる材料試験機を提供するところにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、供試体の両端部を把持して供試体の材料特性を試験する材料試験機であって、供試体の一方の端部を把持する第一把持部と、供試体の他方の端部を把持する第二把持部と、第一把持部に接続されて供試体の伸縮に応じて軸方向に沿う直線運動を行う進退軸と、第二把持部に接続された不動部に固定された回転駆動手段と、この回転駆動手段の回転出力部の回転速度を減速させる減速機と、この減速機の回転出力部の回転運動を進退軸の直線運動に変換する運動変換手段とを備え、減速機は、互いに噛み合う歯を有する少なくとも二つの要素を含んで構成され、これらの要素のうちの少なくとも一方に設けられた歯は、弾性体により形成されていることを特徴とするものである。
【0012】
ここで、「これらの要素のうちの少なくとも一方に設けられた歯は、弾性体により形成されている」とは、歯の全体または歯が形成された要素(例えば歯車等)の全体が弾性体により形成されていてもよく(例えば、後述する図3〜図5の場合等)、あるいは、歯の表面部分だけが弾性体により形成されていてもよい趣旨である。また、弾性体により形成された中間部材を互いに噛み合う歯の間に挟ませて回転伝達を行う場合(例えば、特開平8−177986号公報に記載された変速装置の場合等)も、その中間部材は、いずれかの歯の表面部分を構成するものとみなすことができるので、上記表現に含まれる。そして、「少なくとも一方」であるから、一方の歯だけが弾性体により形成されていてもよく、双方の歯が弾性体により形成されていてもよい。
【0013】
さらに、「互いに噛み合う歯」同士は、押圧されていることが好ましく、この際、構造上、押圧されるようにしてもよく(例えば、後述する図4の場合等)、あるいは、積極的に押圧手段を設けてもよい(例えば、特開平8−177986号公報に記載された変速装置の場合等)。
【0014】
このような本発明においては、第二把持部に対して第一把持部を変位させて供試体の拘束条件を変化させる際には、回転駆動手段によりその回転出力部を回転駆動し、この回転駆動手段の回転出力部の回転速度を減速機により減速した後、減速機の回転出力部から得られる減速後の回転運動を、運動変換手段により進退軸の直線運動に変換する。
【0015】
この際、減速機では、弾性体により形成された歯による噛み合わせが行われるので、バックラッシをなくすか、あるいは小さくすることが可能となる。従って、第一把持部を段階的ではなく、連続的に変位させることができるようになり、供試体の微小変形にも追従することができるようになる。このため、連続的で高精度なひずみ制御を行い、供試体の拘束条件を高い精度で自在に変化させることができるようになる。
【0016】
また、前述した拘束棒(図7の鋼棒93に相当する部分)の長さを温度制御するための温水ヒータも必要ないため、試験装置が複雑化することもない。さらに、第一把持部に接続された進退棒を直線運動させることにより供試体に荷重をかけることができるので、一点載荷を実現することが可能となり、装置のねじれにより生じる不都合を回避できるようになり、これらにより前記目的が達成される。
【0017】
また、前述した材料試験機において、減速機は、環状の剛性内歯車と、この剛性内歯車の内側に配置されてこの剛性内歯車と噛み合う弾性体により形成されたコップ状の可撓性外歯車と、この可撓性外歯車の内側に配置された波動発生器とを含んで構成されていることが望ましい。
【0018】
ここで、「波動発生器」としては、例えば、楕円状のカムと、このカムの外周に配置されたボールベアリングとを備えた構成のもの等が挙げられる。
【0019】
また、「可撓性外歯車」としては、弾性体であれば、金属、合成樹脂、硬質ゴム等、任意の材質のものを採用することができるが、耐久性や回転伝達精度の向上等の観点から、金属弾性体により形成されたものであることが好ましい。
【0020】
このように環状の剛性内歯車とコップ状の可撓性外歯車と波動発生器とを含んで構成された減速機とした場合には、バックラッシをなくすか、極めて小さくすることが可能となり、連続的で高精度なひずみ制御を、より一層確実に実現できるようになる。
【0021】
さらに、前述した材料試験機において、運動変換手段は、進退軸の外周面に螺旋状に形成されたボールねじ溝と、進退軸の外周面に軸方向に沿って形成されたボールスプライン溝と、減速機の回転出力部と同期回転するボールねじナットと、不動部に固定されたスプラインナットとを含んで構成され、ボールねじナット内に形成された通路と、ボールねじ溝とにより、ボールねじのボールを循環させる閉路が形成され、スプラインナット内に形成された通路と、ボールスプライン溝とにより、ボールスプラインのボールを循環させる閉路が形成されていることが望ましい。
【0022】
このように運動変換手段をボールねじとボールスプラインとを複合して構成した場合には、進退軸の精度の高い直線運動を、簡易な構造で確実に実現することが可能となる。このため、連続的で高精度なひずみ制御を、より一層確実に実現できるようになる。
【0023】
そして、前述した材料試験機において、回転駆動手段は、パルス制御が可能な構成とされていることが望ましい。
【0024】
このように回転駆動手段をパルス制御が可能な構成とした場合には、低速回転制御が可能となるので、連続的で高精度なひずみ制御を、より一層確実に実現できるようになる。
【0025】
また、前述した材料試験機において、第一把持部と進退軸との間には、供試体の応力測定用の荷重測定手段が設けられ、第二把持部に対する第一把持部の相対変位を測定する変位測定手段を備えた構成とすることが望ましい。
【0026】
ここで、「荷重測定手段」としては、例えば、ロードセル等を用いることができる。また、「変位測定手段」としては、例えば、ギャップセンサ等を用いることができる。
【0027】
このように荷重測定手段および変位測定手段を設けた場合には、供試体の応力とひずみとを独立して測定することができるので、供試体についての応力−ひずみ線図を測定することが可能となる。このため、供試体の材料特性、例えば、供試体がコンクリートである場合には、コンクリートのひび割れ特性等を詳細に調べることが可能となる。
【0028】
さらに、上記のように荷重測定手段および変位測定手段を設けた場合において、変位測定手段の出力信号に基づき回転駆動手段を制御する制御手段を備えた構成とすることが望ましい。
【0029】
このように制御手段を設けた場合には、変位測定手段の出力信号に基づき回転駆動手段をフィードバック制御して第一把持部の変位を逐次調整することができるので、第一把持部の変位を連続的に変化させることができる。このため、供試体の微小変形にも追従することが可能となり、例えば、供試体が長時間かけて微小量縮む場合に、供試体を逐次引っ張って第一把持部の位置を一定に保持し、供試体を完全拘束の状態とする制御等が可能となる。
【0030】
また、以上に述べた材料試験機は、例えば、コンクリートのひび割れ特性試験、あるいはクリープ試験等の各種の材料特性試験に用いることができるが、高精度なひずみ制御を行うことができるので、特に、微妙なひずみに対応することが要求されるコンクリートのひび割れ特性試験に好適である。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1には、本発明の材料試験機である本実施形態のコンクリートのひび割れ特性試験を行うための試験機10の全体構成が示されている。また、図2には、試験機10の要部の拡大断面図が示されている。さらに、図3〜図5には、試験機10の要部を構成する減速機40の詳細構成が示され、図6には、試験機10の要部を構成するスプライン付ボールねじ50の詳細構成が示されている。
【0032】
図1において、試験機10は、コンクリートで形成された供試体1を取り付ける本体11と、試験データの計測およびその集計処理並びに本体11の制御を行う制御手段80とを備えて構成されている。
【0033】
本体11は、供試体1の一方の端部(ここでは、上端部)を把持する第一把持部12と、供試体1の他方の端部(ここでは、下端部)を把持する第二把持部13と、最下部に設けられた基台20と、この基台20に立設された複数本の支持棒21と、これらの支持棒21により支持された上部フランジ22と、供試体1の応力を測定するために第一把持部12の上側に設けられた荷重測定手段であるロードセル23と、第二把持部13に対する第一把持部12の相対変位を測定するために供試体1の図中左右両側に設けられた変位測定手段であるギャップセンサ24とを備えている。
【0034】
また、本体11は、最上部に設けられた回転駆動手段であるモータ30と、このモータ30の下側に設けられてモータ30の出力回転速度を減速させる減速機40と、この減速機40の下側に設けられたスプライン付ボールねじ50とを備えている。
【0035】
図2において、モータ30は、パルス制御が可能な構成を有し、低速回転制御が可能なモータである。また、高分解能を有し、高精度な回転位置決めが可能なものであることが好ましい。このようなモータ30としては、例えば、360度(1回転)を614400パルス(すなわち、1パルス当たり0.00059度)で分割することができる日本精工株式会社製のメガトルクモータ等を好適に用いることができるが、これに限定されるものではない。
【0036】
モータ30の出力は、モータ30の下部に設けられた回転出力部である出力フランジ31から得ることができるようになっている。この出力フランジ31には、モータ30の出力を減速機40に伝える回転伝達部材32が固定されている。そして、この回転伝達部材32の下方に向かって延びる軸部32Aが、減速機40の回転入力部46(図3参照)に連結されている。
【0037】
回転伝達部材32の円盤部32Bの外周側には、この円盤部32Bを覆う回転伝達部材カバー33が設けられている。そして、この回転伝達部材カバー33の上側には、モータ30の固定部が固定され、下側には、減速機40の固定部である剛性内歯車41(図3参照)が固定されている。
【0038】
減速機40の出力は、減速機40の下部に設けられた回転出力部42B(図3参照)から得ることができるようになっている。この回転出力部42Bには、減速機40の出力をスプライン付ボールねじ50のボールねじナット53(図6参照)に伝える回転伝達部材48が固定されている。また、減速機40および回転伝達部材48の外周側には、これらを覆う減速機カバー49が設けられている。
【0039】
図3は、減速機40の回転中心軸に沿う方向の断面図であり、図4は、回転中心軸に直交する断面図であり、図5は、減速機40の分解斜視図である。図3〜図5において、減速機40は、ハーモニックドライブと呼ばれる調和減速機であり、撓み噛み合い式歯車装置の代表的なものである。この減速機40は、環状の剛性内歯車41と、この剛性内歯車41の内側に配置されてこの剛性内歯車41と噛み合うコップ状の可撓性外歯車42と、この可撓性外歯車42の内側に配置された波動発生器43とを含んで構成されている。このような減速機40としては、例えば、株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ製のハーモニックドライブ(特開平5−209655号公報等参照)等を好適に用いることができるが、これに限定されるものではない。
【0040】
剛性内歯車41は、回転伝達部材カバー33と減速機カバー49との間に挟まれて固定されるものであり(図2参照)、内周には、歯41Aが刻まれている。この歯数は、可撓性外歯車42よりも2枚多くなっている。
【0041】
可撓性外歯車42は、例えば、薄肉の金属弾性体等により形成され、コップ開口部の外周には、剛性内歯車41の歯41Aと同ピッチの歯42Aが刻まれている。歯形には、例えば、インボリュート歯形等を使用することができる。また、可撓性外歯車42のコップ底面部には、回転出力部42Bが形成されている。
【0042】
波動発生器43は、楕円状のカム44と、このカム44の外周に嵌められたボールベアリング45とにより構成されている。ボールベアリング45の内輪45Aは、カム44に固定され、外輪45Bは、ボール45Cを介して弾性変形するようになっている。また、カム44の内側には、減速機40の回転入力部46が固定され、この回転入力部46の中心部に形成された貫通孔46Aには、回転伝達部材32の軸部32A(図2参照)が嵌挿されて連結固定されるようになっている。
【0043】
剛性内歯車41の歯41Aと、可撓性外歯車42の歯42Aとの噛み合い位置は、図4に示す如く、カム44の楕円長軸両端部の近傍の二箇所(図示の状態では、上下二箇所)であり、その他の箇所(カム44の楕円短軸両端部の近傍)では、歯は完全に離れた状態となり、噛み合わない構造となっている。そして、噛み合っている位置では、図中の矢印Pのようにボールベアリング45を介してカム44の楕円長軸両端部により可撓性外歯車42の歯42Aが剛性内歯車41の歯41Aの側に押圧され、バックラッシがなくなるか、あるいは極めて小さくなるようになっている。
【0044】
この減速機40では、回転入力部46に連結固定された回転伝達部材32の軸部32A(図2参照)が回転すると、回転入力部46が回転し、これに伴って波動発生器43のカム44が回転するようになっている。カム44が回転すると、可撓性外歯車42が弾性変形し、可撓性外歯車42の歯42Aと剛性内歯車41の歯41Aとの噛み合い位置が順次移動していく。例えば、カム44が図4の矢印Kの方向に回転すると、噛み合い位置も矢印Kの方向に移動する。この際、波動発生器43のカム44が1回転したとき、可撓性外歯車42は、剛性内歯車41よりも歯数が二枚少ないので、その分だけカム44の回転方向とは逆の方向、すなわち図4の矢印Sの方向に回転することになる。従って、この可撓性外歯車42の回転を、減速機40の出力として回転出力部42Bから取り出すようになっている。
【0045】
ここで、可撓性外歯車42の歯数をZFとし、剛性内歯車41の歯数をZC(すなわちZF+2)とすると、減速比は、(ZF−ZC)/ZF=−2/ZFとなる。従って、例えば−1/160の減速比等を実現できるが、特に、この数値に限定されるものではない。
【0046】
図2において、回転伝達部材48の下側には、スプライン付ボールねじ50が設けられている。このスプライン付ボールねじ50は、減速機カバー49の下側に固定されたスプライン付ボールねじカバー51により覆われている。
【0047】
図6は、スプライン付ボールねじ50の軸方向の断面図である。図6において、スプライン付ボールねじ50は、中心に配置されて軸方向(本実施形態では、上下方向)に沿う直線運動を行う進退軸52と、この進退軸52の外周に配置されたボールねじナット53と、進退軸52の外周であってボールねじナット53の下側に配置されたスプラインナット54とを備えている。このようなスプライン付ボールねじ50としては、例えば、日本精工株式会社製のロボッテと称されるスプライン付ボールねじ等を好適に用いることができるが、これに限定されるものではない。
【0048】
進退軸52の外周面には、螺旋状のボールねじ溝55が形成され、かつ、軸方向に沿って複数のボールスプライン溝56が形成されている。また、ボールねじナット53の内部には、ボールねじ溝55と繋がる通路57が形成され、この通路57とボールねじ溝55とにより、ボールねじのボール58を循環させる閉路が形成されている。一方、スプラインナット54の内部には、各ボールスプライン溝56と繋がる複数の通路59が形成され、これらの各通路59と各ボールスプライン溝56とにより、ボールスプラインのボール60を循環させる閉路が形成されている。
【0049】
ボールねじナット53は、回転伝達部材48に固定されるとともに、軸受61を介してスプライン付ボールねじカバー51により回転自在に支持され、これにより減速機40の回転出力部42Bと同期回転するようになっている(図2参照)。なお、軸受61の内輪は、ボールねじナット53と一体化されている。一方、スプラインナット54は、不動部であるスプライン付ボールねじカバー51に固定され、回転しないようになっている。
【0050】
このスプライン付ボールねじ50では、減速機40の回転出力部42Bが回転すると、その回転が回転伝達部材48を介してボールねじナット53に伝わり、ボールねじナット53が回転する。この際、進退軸52は、ボールねじナット53とともに回転(共廻り)しようとするが、スプラインナット54により回転運動を阻まれ、軸方向(本実施形態では、上下方向)の直線運動だけを許容される。従って、進退軸52には螺旋状のボールねじ溝55が形成されているので、ボールねじナット53の回転を吸収するには、進退軸52を軸方向に移動させるしかないため、結局、進退軸52は、スプラインナット54およびボールスプライン溝56による案内機能に従って軸方向に沿う直線運動を行うようになる。例えば、ボールねじナット53が1回転すると、進退軸52が10mm程度移動するようにすることができ、この際、減速機40の減速比を、例えば−1/160とした場合には、モータ30が160回転すると、減速機40の回転出力部42Bおよびこれに連結されたボールねじナット53が1回転し、進退軸52が10mm程度移動する駆動機構を実現できるが、これらの数値に限定されるものではない。
【0051】
そして、進退軸52の外周面に形成されたボールねじ溝55およびボールスプライン溝56と、ボールねじナット53と、スプラインナット54と、軸受61とにより、減速機40の回転出力部42Bの回転運動を進退軸52の直線運動に変換する運動変換手段65が構成されている。
【0052】
図1において、進退軸52の下端部には、ロードセル23が固定され、さらにロードセル23の下側には、第一把持部12が接続されている。一方、第二把持部13は、試験機10の不動部14である基台20に接続され、上下位置を固定されている。従って、進退軸52は、供試体1の伸縮、すなわち第一把持部12の上下方向の変位に応じて軸方向に沿う直線運動を行うようになっている。
【0053】
なお、試験機10の不動部14は、基台20、支持棒21、上部フランジ22、スプライン付ボールねじカバー51、減速機カバー49、減速機40の剛性内歯車41、回転伝達部材カバー33、モータ30の固定部等により構成されている。
【0054】
各ギャップセンサ24の上下には、第一把持部12側から供試体1に沿って下方に延びるギャップ上側棒25と、第二把持部13側から供試体1に沿って上方に延びるギャップ下側棒26とがそれぞれ設けられている。ギャップセンサ24は、これらのギャップ上側棒25またはギャップ下側棒26のいずれかにより支持され、ギャップ上側棒25の下端とギャップ下側棒26の上端とを突き合わせた位置に形成されたギャップを測定するようになっている。
【0055】
そして、ギャップ上側棒25は、第一把持部12に接続されたロードセル23に固定され、一方、ギャップ下側棒26は、第二把持部13に接続された基台20に固定されている。従って、ギャップセンサ24により測定されるギャップの変化量は、第一把持部12の変位量、すなわち供試体1の伸縮量に等しくなっている。これにより、供試体1の全体的なひずみを測定することができる。また、供試体1の内部には、少なくとも一つのひずみゲージが埋設され、これにより供試体1の局部的なひずみも測定することができるようになっている。なお、ひずみゲージは、供試体1の最も歪む部分に設けておくことが好ましい。
【0056】
制御手段80は、ギャップセンサ24の検出信号を増幅する直流増幅器81と、ロードセル23の検出信号を増幅する動ひずみアンプ82と、これらの直流増幅器81および動ひずみアンプ82から出力された各アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換ボード83と、このA/D変換ボード83の出力を取り込んで各種処理を行うコンピュータ84と、コンピュータ84からの出力信号を受信してモータ30に制御信号を送るモータドライバボックス85とを備えている。
【0057】
コンピュータ84は、ギャップセンサ24の検出信号に基づいて得られる供試体1のひずみと、ロードセル23の検出信号に基づいて得られる供試体1の応力とを把握し、供試体1についての応力−ひずみ線図を描く処理を行う。
【0058】
また、コンピュータ84は、ギャップセンサ24の検出信号に基づき第一把持部12の変位を逐次把握し、例えばRS−232C通信等によりモータドライバボックス85にリアルタイムで出力信号を逐次送信することにより、モータ30をリアルタイムで制御する処理を行う。このフィードバック制御により、供試体1の拘束度を自在に設定することができる。例えば、供試体1を完全拘束の状態にする場合について説明すると、供試体1が微小量収縮したときには、その微小な収縮量をギャップセンサ24で逐次検出し、この検出信号に基づき供試体1を引っ張る指令をコンピュータ84からモータドライバボックス85にリアルタイムで送信することにより、モータ30を回転駆動させて第一把持部12の位置を一定に保つ制御を行う。
【0059】
このような本実施形態においては、以下のようにして試験機10を用いてコンクリートのひび割れ特性試験を行う。
【0060】
先ず、図1に示すように、試験機10の本体11にコンクリートで形成された供試体1を装着する。そして、供試体1が時間の経過とともに収縮したときには、第一把持部12が下方に移動するので、ギャップ上側棒25も下方に移動し、ギャップセンサ24で測定しているギャップが狭くなる。このギャップの変化をギャップセンサ24で検出したときには、その検出信号が直流増幅器81およびA/D変換ボード83を介してコンピュータ84に送られ、これによりコンピュータ84は、収縮した供試体1を引っ張る指令をモータドライバボックス85に出力し、第一把持部12の変位が、設定された拘束度の範囲内に収まるようにする。完全拘束の状態とする場合には、第一把持部12を一定の位置に保たなければならないため、第一把持部12が元の位置に戻るまで供試体1を引っ張る指令を出す。
【0061】
モータドライバボックス85からの制御信号によりモータ30が回転すると、図2に示すように、その出力は出力フランジ31から得ることができ、この出力フランジ31の回転は、回転伝達部材32を介して減速機40に伝達され、減速機40で減速される。そして、減速後の回転は、減速機40の回転出力部42Bから得ることができ、この回転出力部42Bの回転は、回転伝達部材48を介してスプライン付ボールねじ50のボールねじナット53に伝達される。
【0062】
ボールねじナット53が回転すると、進退軸52は、軸方向(この場合には、供試体1を引っ張るので、上向き方向)に移動し、これにより第一把持部12が上方に移動して供試体1が引っ張られる。この際、図1に示すように、進退軸52と第一把持部12との間には、ロードセル23が設けられているので、このロードセル23にかかる負荷を検出し、動ひずみアンプ82およびA/D変換ボード83を介してコンピュータ84に取り込むことにより、供試体1の応力を測定する。
【0063】
このような本実施形態によれば、次のような効果がある。すなわち、減速機40は、弾性体により形成された可撓性外歯車42の歯42Aと、剛性内歯車41の歯41Aとが噛み合う構成を有しているので(図3〜図5参照)、バックラッシがないか、あるいは極めて小さい噛み合わせを実現できる。従って、第一把持部12を段階的ではなく、連続的に変位させることができ、供試体1の微小変形にも追従することができる。このため、連続的で高精度なひずみ制御を行い、供試体1の拘束条件を高い精度で自在に変化させることができる。
【0064】
また、減速機40は、図4に示すように、同時に噛み合う歯の枚数が多く(例えば、総歯数の約10%等)、かつ、カム44の楕円長軸両端部の近傍の二箇所で噛み合うので、歯のピッチ誤差や累積ピッチ誤差の回転精度への影響を平均化でき、高い位置精度および回転精度を得ることができる。
【0065】
さらに、弾性体により形成された可撓性外歯車42の歯42Aは、ボールベアリング45を介してカム44の楕円長軸両端部により、図4の矢印Pの如く剛性内歯車41の歯41A側に押圧されているので、これによりバックラッシを、より一層小さくすることができる。
【0066】
そして、減速機40は、同時に噛み合う歯の枚数が多く、かつ、弾性体の歯42Aを押圧していることから面接触となるため、一枚の歯にかかる力を非常に小さくすることができ、高トルク容量を得ることができる。
【0067】
また、試験機10は、精密研削加工を行ったボールねじおよびボールスプラインにより構成されるスプライン付ボールねじ50を用いることにより、減速機40の回転出力部42Bから得られる減速後の回転運動を、進退軸52の直線運動に変換しているので、円滑で安定した送りおよび案内運動を実現できるため、進退軸52の精度の高い直線運動を、簡易な構造で確実に実現できる。このため、連続的で高精度なひずみ制御を、より一層確実に実現することができる。
【0068】
さらに、試験機10は、パルス制御が可能なモータ30を備えているので、低速回転制御を行うことができるうえ、このモータ30は、高分解能を有し、高精度な回転位置決めを行うことができる。このため、連続的で高精度なひずみ制御を、より一層確実に実現することができる。
【0069】
そして、試験機10は、ギャップセンサ24を備えているので、第一把持部12の変位、すなわち供試体1の全体の伸縮量を測定することができるため、供試体1のひずみを測定することができる。また、試験機10は、ロードセル23を備えているので、供試体1にかかる荷重を測定することができるため、供試体1の応力を測定することができる。従って、試験機10は、供試体1の応力とひずみとを独立して測定することができるので、供試体1についての応力−ひずみ線図を測定することができる。このため、コンクリートのひび割れ特性を詳細に調べることができる。
【0070】
また、試験機10は、コンピュータ84等により構成される制御手段80を備えているので、ギャップセンサ24の検出信号に基づきモータ30をフィードバック制御して第一把持部12の位置を逐次調整し、第一把持部12の変位を連続的に変化させることができる。このため、供試体1の微小変形にも追従することができ、例えば、供試体1が長時間かけて微小量縮む場合に、供試体1を逐次引っ張って第一把持部12の位置を一定に保持し、供試体1を完全拘束の状態とする制御等を行うことができる。
【0071】
さらに、前述した従来の試験装置における拘束棒(図7の鋼棒93に相当する部分)の長さを温度制御するための温水ヒータも必要ないため、装置の簡易化や小型化を図ることができる。
【0072】
そして、第一把持部12に接続された進退棒52を直線運動させることにより供試体1に荷重をかけることができるので、一点載荷を実現することができ、従来の試験装置で生じていたような装置のねじれにより生じる不都合を回避することができる。
【0073】
また、試験機10は、応力とひずみとを独立して測定することができるので、コンクリートのひび割れ特性試験以外の各種材料試験、例えばクリープ試験等にも用いることができ、特に引っ張り荷重をかける場合には、万能試験機として用いることができる。
【0074】
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲内での変形等は本発明に含まれるものである。
【0075】
すなわち、前記実施形態では、減速機40を構成するカム44は、楕円形状を有していたが、これに限定されるものではなく、例えば、外周形状が複数の円弧の組合せ、あるいは円弧と直線との組合せ等により形成されたカムとしてもよい。
【0076】
また、前記実施形態では、減速機40は、ハーモニックドライブと呼ばれる調和減速機とされていたが、本発明における減速機は、これに限定されるものではなく、例えば、特開平8−177986号公報に記載された変速装置等を用いてもよく、要するに、互いに噛み合う歯を有する少なくとも二つの要素を含んで構成され、これらの要素のうちの少なくとも一方に設けられた歯が、弾性体により形成されている減速機であればよい。
【0077】
さらに、前記実施形態では、減速機40の回転出力部42Bの回転運動を進退軸52の直線運動に変換する運動変換手段65は、スプライン付ボールねじ50により構成されていたが、本発明における運動変換手段は、これに限定されるものではなく、例えば、カムを用いた運動変換手段等であってもよく、要するに、回転運動を精度よく直線運動に変換できるものであればよい。
【0078】
【発明の効果】
以上に述べたように本発明によれば、供試体の拘束条件を設定するために、供試体の一方の端部を把持する第一把持部を変位させるにあたり、互いに噛み合う歯を有する少なくとも二つの要素を含んで構成され、これらの要素のうちの少なくとも一方に設けられた歯が、弾性体により形成されている減速機を用いるので、供試体の拘束条件を高い精度で自在に変化させることができ、連続的なひずみ制御を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のコンクリートのひび割れ特性試験を行うための試験機の全体構成図。
【図2】前記実施形態の試験機の要部の拡大断面図。
【図3】前記実施形態の試験機を構成する減速機の回転中心軸に沿う方向の断面図。
【図4】前記実施形態の試験機を構成する減速機の回転中心軸に直交する断面図。
【図5】前記実施形態の試験機を構成する減速機の分解斜視図。
【図6】前記実施形態の試験機を構成するスプライン付ボールねじの断面図。
【図7】若材齢コンクリートのひび割れ特性試験に用いられる従来の試験装置であるクラッキングフレームの構成図。
【符号の説明】
1 供試体
10 試験機
12 第一把持部
13 第二把持部
14 不動部
23 荷重測定手段であるロードセル
24 変位測定手段であるギャップセンサ
30 回転駆動手段であるモータ
31 回転駆動手段の回転出力部である出力フランジ
40 減速機
41 減速機を構成する互いに噛み合う歯を有する二つの要素のうちの一つである剛性内歯車
42 減速機を構成する互いに噛み合う歯を有する二つの要素のうちの一つである可撓性外歯車
42A 弾性体により形成された歯
42B 減速機の回転出力部
43 波動発生器
50 運動変換手段を構成するスプライン付ボールねじ
52 進退軸
53 ボールねじナット
54 スプラインナット
55 ボールねじ溝
56 ボールスプライン溝
57 ボールねじナット内に形成された通路
58 ボールねじのボール
59 スプラインナット内に形成された通路
60 ボールスプラインのボール
65 運動変換手段
80 制御手段

Claims (2)

  1. コンクリートで形成された供試体の両端部を把持して、収縮する前記供試体を引っ張ることにより前記供試体の拘束条件を一定に保ちながら応力とひずみとの関係を測定するコンクリートのひび割れ特性試験を行う材料試験機であって、
    前記供試体の一方の端部を把持する第一把持部と、
    前記供試体の他方の端部を把持する第二把持部と、
    前記第一把持部に接続されて前記供試体の伸縮に応じて軸方向に沿う直線運動を行う進退軸と、
    前記第二把持部に接続された不動部に固定された回転駆動手段と、
    この回転駆動手段の回転出力部の回転速度を減速させる減速機と、
    この減速機の回転出力部の回転運動を前記進退軸の直線運動に変換する運動変換手段と、
    前記第一把持部と前記進退軸との間に設けられた前記供試体の応力測定用の荷重測定手段と、
    前記第二把持部に対する前記第一把持部の相対変位をギャップセンサで測定する変位測定手段と、
    この変位測定手段の出力信号に基づき前記回転駆動手段を制御して前記供試体の拘束条件を一定に保つ制御を行う制御手段とを備え、
    前記減速機は、環状の剛性内歯車と、この剛性内歯車の内側に配置されてこの剛性内歯車と噛み合う弾性体により形成されたコップ状の可撓性外歯車と、この可撓性外歯車の内側に配置された波動発生器とを含んで構成され、
    前記運動変換手段は、前記進退軸の外周面に螺旋状に形成されたボールねじ溝と、前記進退軸の外周面に軸方向に沿って形成されたボールスプライン溝と、前記減速機の前記回転出力部と同期回転するボールねじナットと、前記不動部に固定されたスプラインナットとを含んで構成され、
    前記ボールねじナット内に形成された通路と、前記ボールねじ溝とにより、ボールねじのボールを循環させる閉路が形成され、
    前記スプラインナット内に形成された通路と、前記ボールスプライン溝とにより、ボールスプラインのボールを循環させる閉路が形成されている
    ことを特徴とする材料試験機。
  2. 請求項1に記載の材料試験機において、前記回転駆動手段は、パルス制御が可能な構成とされていることを特徴とする材料試験機。
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