JPH065201A - X線管陰極構体の組立装置 - Google Patents

X線管陰極構体の組立装置

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Publication number
JPH065201A
JPH065201A JP4165586A JP16558692A JPH065201A JP H065201 A JPH065201 A JP H065201A JP 4165586 A JP4165586 A JP 4165586A JP 16558692 A JP16558692 A JP 16558692A JP H065201 A JPH065201 A JP H065201A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
focusing
sleeves
electrode
focusing electrode
pins
Prior art date
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Pending
Application number
JP4165586A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Okuyama
一裕 奥山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH065201A publication Critical patent/JPH065201A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、絶縁板の各スリーブと集束電極の
集束溝との相対位置を高精度に組立てることができるX
線管陰極構体の製造装置を提供することを目的とする。 【構成】この発明は、集束電極14を保持するためのホル
ダ22と、このホルダの上方に配設された集束電極押さえ
治具29と、ホルダの中央孔23に下方から進退可能に設け
られスリーブ11,12 及び集束溝14d の内径と同等直径を
持つ一対のピン31,32 と、ホルダの中央孔のまわりに間
隔をおいて配置され集束電極のスカート部14a をかしめ
る少なくとも3個のローラ27と、これらローラを駆動す
るレバー26とを具備するX線管陰極構体の組立装置であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、X線管陰極構体の組
立装置に係わり、とくに予めスリーブが嵌合固定された
絶縁板と集束電極とのかしめ固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この発明の対象となるX線管陰極構体の
例を図4及び図5に示す。すなわち、予め一対のスリー
ブ11,12 を固定したセラミックス絶縁板13を、カップ状
の集束電極14の内側に挿入し、集束電極のスカート部14
a を円周方向の例えば3箇所を符号15で示すようにかし
め固定する。集束電極14には、径小部14b 及び径大部14
c を有する電子ビーム集束用溝14d が形成されている。
このように組立てた電極に、予めフィラメントコイル16
を溶接してある一対のフィラメント支持棒17,18を、集
束溝の方からスリーブ11,12 の内部に挿入し、それらを
溶接固定して、陰極構体を完成する。この場合、カップ
状集束電極の集束溝の内径寸法とスリーブの内径寸法の
関係を図6に示す。集束溝の径小部14b の短い方の内径
をDとし、スリーブ11,12 の内径をdとした場合、d>
Dとなっている。なお、一例としては、スリーブの肉厚
が0.3mm、内径dが2mm、長さが15mm、間隔
Pが4mm、集束溝の径小部の内径Dが1.8mmであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の陰極
構体は、カップ状集束電極の内側に予めスリーブ11,12
が嵌合固定された絶縁板13を挿入し、3箇所をかしめ固
定する。その場合に、各部品の寸法精度やかしめ力が不
均等になると、集束電極の集束溝とスリーブとの相対位
置が微妙にずれてしまう場合がある。その状態で、予め
フィラメントコイル16を溶接してある一対のフィラメン
ト支持棒17,18 を挿入して溶接すると、集束溝とフィラ
メントとの位置関係がずれてしまう。集束溝とフィラメ
ントとの位置関係は、電子ビームの集束状態に顕著に影
響するので、所要の特性がえられなくなる。また、極端
な場合は、フィラメントと集束電極との接触が生じてし
まう。 この発明は、以上のような不都合を解消し、集
束電極とフィラメントとの相対位置を高精度に且つスリ
ーブの不所望な変形を起こすことがないX線管陰極構体
の製造装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、集束電極を
保持するためのホルダと、このホルダの上方に配設され
た集束電極押さえ治具と、ホルダの中央孔に下方から進
退可能に設けられスリーブ及び集束溝の内径と同等直径
を持つ一対のピンと、ホルダの中央孔のまわりに間隔を
おいて配置され集束電極のスカート部をかしめる少なく
とも3個のローラと、これらローラを駆動するレバーと
を具備するX線管陰極構体の組立装置である。
【0005】
【作用】この発明によれば、カップ状集束電極のかしめ
方向を集束電極下方から行い、位置決めピンに抜き差し
のための直進力を備えさせることにより、ピン及びスリ
ーブ内径の差が小または同じでもピン及びスリーブに損
傷を与えることなく集束電極と絶縁板との回転方向の位
置決めができる。集束電極と絶縁板とのかしめは、ロー
ラで行うことにより集束電極側面に傷をつけずにかしめ
固定することができる。
【0006】
【実施例】以下図面を参照してその実施例を説明する。
なお、同一部分は同一符号であらわす。図1及び図2に
示すように、装置基台21の上にホルダ22が設置されてい
る。このホルダ22には、中心部に透孔23が形成され、そ
のまわりに集束電極14を受入れる凹部24が形成されてい
るとともに、3つの放射方向の切込み25が円周方向に1
20度間隔で形成されている。各放射方向の切込み25に
は、L形のレバー26の先端に設けられたかしめ用のロー
ラ27が配置されている。レバー26及びローラ27は、図示
しない駆動機構によりF1 の如く2点鎖線の状態と実線
の状態とが選択的に制御されるようになっている。な
お、図1にはそのうちの1組のみを図示している。ま
た、ホルダ22の上方には、駆動アーム28に固定された押
さえ治具29が配置されている。この押さえ治具29は、駆
動アーム28により図示の上下に移動させられるようにな
っている。さらに、ホルダ22の下方には、ピン支持体30
が配置され、矢印F0 のように上下動できるようになっ
ている。このピン支持体30の先端には、一対のピン31,3
2 が所定の間隔Pで植設されている。これら一対のピン
31,32 は、根元部分31a,32a がスリーブ11,12 の内径寸
法dに相当し密に嵌合する直径であり、それより先端部
分31b,32b が集束溝の径小部14b の内径寸法Dに相当し
密に嵌合する直径になっていて、いわゆる2段ピンにな
っている。
【0007】そして、まず図3に示すように、一対のピ
ンにスリーブ11,12 、及び円板状のセラミックス絶縁板
13を装着し、各スリーブをかしめ部11a,12a でかしめ固
定する。これによって、一対のスリーブとピンの間隔が
一致した状態が維持される。次に、図1に示すように、
上方からカップ状集束電極14を装着する。それによっ
て、集束溝の径小部14b に一対のピン31,32 の先端部分
が密に挿入される。そして、上方から押さえ治具29で押
付けられる。この状態で、予めスリーブが固定された絶
縁板13と、カップ状集束電極14との相対位置が正確に位
置決めされる。次に、3個のレバー26を同時に駆動して
各ローラで集束電極のスカート部をかしめて、両者を固
定する。このかしめ工程では、ローラを仕様しているの
で、集束電極の外周側面に傷をつけたりすることがな
い。次に、各レバー26を2点鎖線で示すように元に戻
す。そして、ピン支持体30を矢印F0 のように下降さ
せ、一対のピン31,32 を集束溝及びスリーブから引き抜
く。この場合、ピンは真直ぐ下方に引き抜かれるので、
各スリーブを変形したり、間隔を狂わせたりすることが
ない。そして、押さえ治具29が上方に持ち上げて、完成
した陰極構体を取り出す。なお、かしめの個数と間隔
は、3箇所以上で、等間隔でも良いし、不等間隔でもよ
い。されたスリーブ11,12 の間隔と一致している。
【0008】
【発明の効果】この発明によれば、絶縁板の各スリーブ
と集束電極の集束溝との相対位置を高精度に組立てるこ
とができる。したがって、その後に固定されるフィラメ
ントと集束溝との相対位置も高精度に組立て得る。そし
て、各部品を不所望に変形させたり、集束電極の外周側
面に傷をつけたりするおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1の要部を示す底面図である。
【図3】図1の装置を使用状態を示す要部縦断面図であ
る。
【図4】この発明の対象となる陰極構体を示す要部縦断
面図である。
【図5】図4の底面図である。
【図6】図4の要部拡大上面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁板に一対のスリーブを嵌合固定し、
    前記絶縁板を電子ビーム集束用溝を有するカップ状集束
    電極に挿入し、前記集束電極のスカート部の少なくとも
    3箇所をかしめて両者を固定するX線管陰極構体の組立
    装置において、 上記集束電極を保持するためのホルダ
    と、このホルダの上方に配設された集束電極押さえ治具
    と、前記ホルダの中央孔に下方から進退可能に設けられ
    上記スリーブ及び集束溝の内径と同等直径を持つ一対の
    ピンと、前記ホルダの中央孔のまわりに間隔をおいて配
    置され集束電極のスカート部をかしめる少なくとも3個
    のローラと、これらローラを駆動するレバーとを具備す
    ることを特徴とするX線管陰極構体の組立装置。
JP4165586A 1992-06-24 1992-06-24 X線管陰極構体の組立装置 Pending JPH065201A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4165586A JPH065201A (ja) 1992-06-24 1992-06-24 X線管陰極構体の組立装置

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JP4165586A JPH065201A (ja) 1992-06-24 1992-06-24 X線管陰極構体の組立装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH065201A true JPH065201A (ja) 1994-01-14

Family

ID=15815175

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4165586A Pending JPH065201A (ja) 1992-06-24 1992-06-24 X線管陰極構体の組立装置

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JP (1) JPH065201A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10475615B2 (en) 2018-02-08 2019-11-12 Shimadzu Corporation Production method of negative electrode, negative electrode, and X-ray tube device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10475615B2 (en) 2018-02-08 2019-11-12 Shimadzu Corporation Production method of negative electrode, negative electrode, and X-ray tube device

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