JPH05282992A - X線管の陰極構体の組立方法 - Google Patents

X線管の陰極構体の組立方法

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JPH05282992A
JPH05282992A JP4071949A JP7194992A JPH05282992A JP H05282992 A JPH05282992 A JP H05282992A JP 4071949 A JP4071949 A JP 4071949A JP 7194992 A JP7194992 A JP 7194992A JP H05282992 A JPH05282992 A JP H05282992A
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JP
Japan
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cathode
shaped surface
filament
focusing
focusing electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP4071949A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Masuda
幸二 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Development and Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Electronic Engineering Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、集束電極と陰極フィラメントとの
相対的な位置合わせを容易且つ高精度に行なうことが出
来るX線管の陰極構体の組立方法を提供することを目的
とする。 【構成】この発明のX線管の陰極構体の組立方法は、集
束電極1のV字面2に対応する逆V字面およびこの逆V
字面14に突設された集束溝に対応し段部17,18を
有する突起15,16を備えたフィラメント位置決め治
具13を使用し、このフィラメント位置決め治具のV字
面を集束電極のV字面に当接すると共に突起を集束溝に
嵌合し、予め先端にそれぞれ陰極フィラメント6の脚部
を固着した陰極支持棒7〜10をスリ−ブ11,12内
に挿入すると共に陰極フィラメントのコイル部を突起の
段部に載置し、その状態で陰極支持棒をスリ−ブに固着
することにより、上記の目的を達成することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はX線管の陰極構体の組
立方法に係り、特に集束電極と陰極フィラメントとの相
対的な位置合わせを容易且つ高精度に行なうことが出来
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、X線管は例えばX線診断として
医療用に利用されているが、この種のX線管は、真空外
囲器内に陰極構体と陽極構体が対向して配設されてい
る。複数の焦点を有するX線管の陰極構体は、図3の
(a),(b)に示すように構成されている。即ち、カ
ップ状集束電極1の陽極タ−ゲット(図示せず)に対向
するV字面2に、集束溝3,4が穿設されている。この
集束溝3,4にはそれぞれコイル状の陰極フィラメント
5,6が配設され、各陰極フィラメント5,6の両端は
それぞれ陰極支持棒7,8,9,10に固着されてい
る。この陰極支持棒7,8,9,10は、それぞれスリ
−ブ11,12に固着されている(図では他の2本のス
リ−ブは見えない)。
【0003】ところで、集束電極1と陰極フィラメント
5,6の相対的な位置関係が、電子の軌道、即ち、電子
の焦点の状態に大きく影響を与える。このため、集束電
極1と陰極フィラメント5,6の組立ては、所定の寸法
に対して可成りの精度が要求される。そこで従来、集束
電極1に対する陰極フィラメント5,6の位置合わせ
は、集束電極1を基準に陰極フィラメント5,6がどの
位置にあるかを測定しながら、陰極フィラメント5,6
を微動させ、所定の位置に合わせ込む方法が取られてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の陰
極構体の組立方法においては、集束電極1と陰極フィラ
メント5,6との相対的な位置合わせのために、陰極フ
ィラメント5,6を微動させるという調整作業が入るこ
とになる。これにより、工数の増加,ばらつきが発生す
るばかりでなく、コイル状の軟らかい陰極フィラメント
5,6を高精度に位置決めすることが困難であった。
又、陰極フィラメント5,6の位置の測定のため測定器
が必要となり、設備も高価なものになるという問題点も
あった。
【0005】この発明は、以上のような不都合を解決す
るものであり、集束電極と陰極フィラメントとの相対的
な位置合わせを容易且つ高精度に行なうことが出来るX
線管の陰極構体の組立方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、カップ状集
束電極のV字面に集束溝を穿設し、両端にそれぞれ陰極
支持棒を固着した陰極フィラメントを集束溝内に配設
し、陰極支持棒を集束電極に固定されているスリ−ブに
固着する場合、集束電極のV字面に対応する逆V字面お
よびこの逆V字面に突設された集束溝に対応し段部を有
する突起を備えたフィラメント位置決め治具を使用し、
このフィラメント位置決め治具のV字面を集束電極のV
字面に当接すると共に突起を集束溝に嵌合し、予め先端
にそれぞれ陰極フィラメントの脚部を固着した陰極支持
棒をスリ−ブ内に挿入すると共に陰極フィラメントのコ
イル部を突起の段部に載置し、その状態で陰極支持棒を
スリ−ブに固着するX線管の陰極構体の組立方法であ
る。
【0007】
【作用】この発明によれば、集束電極と陰極フィラメン
トとの相対的な位置合わせを行なう場合、それぞれ位置
関係を測定しながら調整するいう作業が不要であり、容
易且つ高精度の位置合わせを行なって組立てることが出
来る。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の一実施例
を詳細に説明する。
【0009】この発明によるX線管の陰極構体の組立方
法は図1および図2に示すように構成され、図3の
(a),(b)と同一箇所は同一符号を付すことにす
る。即ち、この発明ではフィラメント位置決め治具13
を用いるが、このフィラメント位置決め治具13は図2
からも明らかなように、カップ状集束電極1のV字面2
およびこのV字面2に穿設されている集束溝3,4を利
用して、集束電極1を位置決め出来るように形成されて
いる。即ち、集束電極1のV字面2に対応する逆V字面
14が形成され、この逆V字面14には集束溝3,4に
精度良く嵌合出来る突起15,16が一体に設けられ、
この突起15,16には、陰極フィラメント5,6の外
径基準で位置決め出来るように、段部17,18が形成
されている。
【0010】さて、陰極構体の組立時には、先ず上記の
位置決め治具13の突起15,16の段部17,18
に、予め両端にそれぞれ陰極支持棒7,8,9,10を
固着した陰極フィラメント5,6を載置する。そして、
位置決め治具13の逆V字面14を集束電極1のV字面
2に当接すると共に、突起15,16を集束溝3,4に
嵌合し、陰極支持棒7,8,9,10をスリ−ブ11,
12に貫通させて固着する。
【0011】この場合、集束電極1と陰極フィラメント
5,6との位置関係を高精度にするためには、位置決め
治具13に対してそれぞれ密着していることが必要とさ
れる。この実施例では、集束電極1と陰極フィラメント
5,6にそれぞれ密着方向に荷重を掛けることで、位置
決め治具13との密着度を高めることが出来る。特に、
陰極フィラメント5,6は直径が約0.2mm前後の線
材をコイル状にしたものであり、変形し易いため位置決
め安定性が非常に悪い。このため、密着荷重の方向,大
きさにより精度が大きく左右される。この実施例では、
陰極フィラメント5,6に対して図1の上方から下方へ
約50gの荷重を掛けることで、設定値に対して約±2
5μm程度の精度で位置合わせを行なうことが出来る。
この精度は、密着荷重の方向,大きさを変化させること
で制御が可能である。この状態で、集束電極1に事前に
固着してあるスリ−ブ11,12に、陰極支持棒7,
8,9,10を固着する。固着方法は、位置決め精度を
維持するため機械的応力が掛からない方法が望ましく、
この実施例では、レ−ザ−溶接を用いている。この他
に、ろう付け,半田付け等でも可能である。
【0012】尚、予め陰極フィラメントの脚部が固着さ
れた陰極支持棒をスリ−ブ内に挿入しておき、上述の位
置決めを行なった後に、陰極支持棒とスリ−ブとを溶接
しても良い。
【0013】上記のような陰極構体の組立方法により、
集束電極1と陰極フィラメント5,6の相対的な位置合
わせは、熟練作業を必要とせず、無調整の一回の組立て
で高精度に行なうことが可能となる。又、設備も測定器
等も必要としないため、安価である。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、集束電極のV字面に
対応する逆V字面および該逆V字面に突設された集束溝
に対応し段部を有する突起を備えたフィラメント位置決
め治具を使用し、このフィラメント位置決め治具のV字
面を集束電極のV字面に当接すると共に突起を集束溝に
嵌合し、予め先端にそれぞれ陰極フィラメントの脚部を
固着した陰極支持棒をスリ−ブ内に挿入すると共に陰極
フィラメントのコイル部を突起の段部に載置し、その状
態で陰極支持棒をスリ−ブに固着するので、集束電極と
陰極フィラメントの相対的な位置合わせは、熟練作業を
必要とせず、無調整の一回の組立てで高精度に行なうこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るX線管の陰極構体の
組立方法を示す一部断面を含む正面図。
【図2】図1のA部を拡大して示す断面図。
【図3】(a),(b)は一般的なX線管の陰極構体を
示す平面図と一部断面を含む正面図。
【符号の説明】
1…集束電極、2…V字面、3,4…集束溝、5,6…
陰極フィラメント、7〜10…陰極支持棒、11,12
…スリ−ブ、13…フィラメント位置決め治具、14…
逆V字面、15,16…突起、17,18…段部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カップ状集束電極のV字面に集束溝を穿
    設し、両端にそれぞれ陰極支持棒を固着した陰極フィラ
    メントを上記集束溝内に配設し、上記陰極支持棒を上記
    集束電極に固定されているスリ−ブに固着するX線管の
    陰極構体の組立方法において、 上記集束電極のV字面に対応する逆V字面および該逆V
    字面に突設された上記集束溝に対応し段部を有する突起
    を備えたフィラメント位置決め治具を使用し、該フィラ
    メント位置決め治具のV字面を上記集束電極のV字面に
    当接すると共に上記突起を上記集束溝に嵌合し、予め先
    端にそれぞれ陰極フィラメントの脚部を固着した陰極支
    持棒を上記スリ−ブ内に挿入すると共に陰極フィラメン
    トのコイル部を上記突起の段部に載置し、その状態で陰
    極支持棒を上記スリ−ブに固着することを特徴とするX
    線管の陰極構体の組立方法。
JP4071949A 1992-03-30 1992-03-30 X線管の陰極構体の組立方法 Pending JPH05282992A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190067614A (ko) * 2017-12-07 2019-06-17 경희대학교 산학협력단 엑스레이 소스유닛 및 이를 구비하는 엑스레이장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190067614A (ko) * 2017-12-07 2019-06-17 경희대학교 산학협력단 엑스레이 소스유닛 및 이를 구비하는 엑스레이장치

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