JPH0651759U - 絞り装置 - Google Patents

絞り装置

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Publication number
JPH0651759U
JPH0651759U JP472091U JP472091U JPH0651759U JP H0651759 U JPH0651759 U JP H0651759U JP 472091 U JP472091 U JP 472091U JP 472091 U JP472091 U JP 472091U JP H0651759 U JPH0651759 U JP H0651759U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
pin
fixed
pipe
cover
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Pending
Application number
JP472091U
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English (en)
Inventor
和彦 武藤
武史 近藤
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Pacific Industrial Co Ltd
Original Assignee
Pacific Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0651759U publication Critical patent/JPH0651759U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷蔵庫、冷凍庫やヒートホンプ式の空調機な
どの冷凍回路において、冷媒を断熱自由膨張させるのに
用いられる絞り装置の剛性を上げることにより、従来の
キャピラリーチューブでは用いられていたパッドを不要
とする共にコンパクトなものとし、また、冷凍能力に応
じて冷媒流量を調整できるようにする。 【構成】 円柱形のピン8を螺旋状のコイル9の内側に
固定する。その後、前記螺旋状のコイル9をパイプ7の
内面に固定し、前記パイプ7とコイル9とピン8とによ
って螺旋状の流路10を形成させている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、冷蔵庫、冷凍庫やヒートホンプ式の空調機などの冷凍回路において 、冷媒を断熱自由膨張させるのに用いられる絞り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来の絞り装置3を用いた冷凍回路図であり、この回路における冷媒 は、コンプレッサ1→熱交換器2→絞り装置3→熱交換器4→コンプレッサ1の 順に冷媒回路中を循環しており、コンプレッサ1の吐出側より流れ出る高温高圧 のガス冷媒は、熱交換器2のところで凝縮し高圧の液冷媒となり<発熱作用>、 キャピラリーチューブでできた絞り装置3により高圧の液冷媒は、断熱自由膨張 して低圧の液冷媒となり、さらに、熱交換器4のところで低圧の液冷媒は蒸発し 、低温低圧のガス冷媒となり<吸熱作用>、コンプレッサ1の吸入側へ流れる。
【0003】 図6は、前記回路で使用される従来の絞り装置3の拡大斜視図である。絞り装 置3は、この図に示すように、細長いキャピラリーチューブを適切な長さに切断 し、これをコイル状に巻いたものを接続配管にロウ付けして使用している。 そして、前記のキャピラリーチューブは、剛性がないためコンプレッサ1などの 振動により音が発生することがあるので、キャピラリーチューブを覆い包むよう にゴム製のパッド5を用いて防音や防振を図るようにしていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来のキャピラリーチューブによる絞り装置は、材料費が安価になるという利 点はあるが、前述したように、防音防振のためにパッド5を必要としたり、また 、コイル状になってはいるが細長いキャピラリーチューブでは冷媒配管の上で省 スペース化が難しかったり、また、キャピラリーチューブに剛性がないため冷媒 配管のロウ付け作業性を低下させたり、さらに、キャピラリーチューブは毛細管 を適当な長さに切断しただけのものであったため、最適な断熱自由膨張させるの に必要な管路抵抗を得るのには精度が悪いなどとということが問題となっていた 。
【0005】 本考案は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、絞り装置の 剛性を上げることにより、パッドを不要とする共にコンパクトなものとし、また 、冷凍能力に応じて冷媒流量を調整できるようにした絞り装置を提供しようとす るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の絞り装置に係る第1の考案は、少なくともコンプレッサ1と熱交換器 2、4と絞り装置3とで構成される冷凍回路における絞り装置の構造として、 円柱形のピン8を螺旋状のコイル9の内側に固定すると共に、前記螺旋状のコイ ル9をパイプ7の内面に固定し、前記パイプ7とコイル9とピン8とによって螺 旋状の流路10を形成したことを特徴とするものである。
【0007】 また、第2の考案は、円柱形のピン8の一端部に、外縁部に複数個の穴13を 備えたフランジ12を固定すると共に、該フランジ12を円筒状カバー11の内 面に固定し、前記ピン8の胴部と円筒状カバー11の内面との間に、螺旋状のコ イル9を固定し、さらに該カバー11をパイプ7の内面に固定し、前記カバー1 1とコイル9とピン8とによって螺旋状の流路10を形成したことを特徴とする ものである。
【0008】 また、第3の考案は、円柱形のピン8の一端部に、外縁部に複数個の穴13を 備えたフランジ12を固定すると共に、他端部を細径部15にしておねじ14を 設け、前記フランジ12を円筒状カバー11の内面に固定し、 一方、前記ピン8の胴部と円筒状カバー11の内面との間には、螺旋状のコイル 9を遊嵌状に内挿すると共に、前記ピンのおねじ14には、ナット16の外周部 に円筒状のコイル座部17を備えたアジャスター18をねじ込み、さらに前記カ バー11をパイプ7の内面に固定し、前記カバー11とコイル9とピン8とによ って螺旋状の流路10を形成したことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
本考案の絞り装置は、円柱形のピン8と円筒状カバー11との間に挟持された コイル9の空間により螺旋状の流路10を形成するので、パイプのサイズを太く て短くできるため剛性がアップし、省スペース化を可能とし、また、コイル全長 をアジャスターにより調整できるので所望の管路抵抗を備えた絞り装置が得られ る。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1は、本考案の絞り装置の一実施例を示す縦断側面図である。 コイル9は、金属製の線材を螺旋状に巻き付けたもので、該コイル9の内面に は、円柱形のピン8が圧入等によって固定されている。 パイプ7は、冷凍回路の接続配管と同程度の管内径を有しており、該パイプの内 面には、前記螺旋状のコイル9が圧入等によって嵌め込まれ、前記パイプ7とコ イル9とピン8とによって、冷凍回路において冷媒を断熱自由膨張させるのに必 要な管路抵抗を有する螺旋状の流路10が形成されている。 この実施例における絞り装置は、パイプ7のサイズが従来のキャピラリーチュー ブと比較し、太くて短くなり剛性の大幅なアップや、取付スペースの縮小化を図 ることができる。
【0011】 図2は、本考案の絞り装置の他の実施例を示す縦断側面図である。 円柱形のピン8は、その左端部に、外縁部に複数個の穴13を備えたフランジ 12が固定されると共に、該フランジ12が円筒状カバー11の内面に固定され ている。 また、前記ピン8の胴部と円筒状カバー11の内面との間に、螺旋状のコイル9 が圧入によって固定されると共に、前記カバー11がパイプ7の内面に圧入によ って固定されている。 そして、前記カバー11とコイル9とピン8とによって、冷凍回路において冷媒 を断熱自由膨張させるのに必要な管路抵抗を有する螺旋状の流路10が形成され ている。 この実施例における絞り装置は、図1に示したものと同様の作用効果が得られる ほか、パイプ7に筒状のカバー11を固定するようにしているので、組立が容易 に行える。
【0012】 図3、図4は、本考案の絞り装置の他の実施例を示す縦断側面図である。 円柱形のピンの左端部に固定されたフランジ12とカバー11とパイプ7との 構造は、図2に示すものと同じであるため、その詳細な説明は省略する。 この実施例における螺旋状のコイル9は、ばね弾性を有する材料で造られており 、該コイル9は、前記ピン8とカバー11との間に遊嵌状に内挿されている。ま た、前記円柱形のピン8の右端細径部15には、おねじ14が設けられ、該おね じ14には、ナット16の外周部に円筒状のコイル座部17を備えたアジャスタ ー18がねじ込まれ、コイル9の長さが、例えば図4の状態から図3の状態のよ うに、調整できるようになっている。 この実施例における絞り装置は、図2図に示したものと同様の作用効果が得られ るほか、螺旋状の流路10の流通断面積を変化させることができるので、1つの 絞り装置で各種の冷凍能力に応じた冷媒流量を設定することができる。
【0013】
【考案の効果】
以上のように、本考案の絞り装置は、パイプ内にコイルを設け螺旋状の螺旋状 のを形成させることにより、従来の絞り装置と比較してコスト・剛性・省スペー ス性が大幅に向上し、さらに、アジャスターを備えることにより所望の管路抵抗 が得られるという産業上有益な考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の絞り装置を示す縦断側面
図。
【図2】本考案の第2実施例の絞り装置を示す縦断側面
図。
【図3】本考案の第3実施例の絞り装置で、管路抵抗大
の状態を示す縦断側面図。
【図4】本考案の第3実施例の絞り装置で、管路抵抗小
の状態を示す縦断側面図。
【図5】従来の絞り装置3を用いた冷凍回路図。
【図6】従来の絞り装置近傍の拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 コンプレッサ 2 熱交換器 3 絞り装置 4 熱交換器 5 ゴムパッド 7 パイプ 8 ピン 9 コイル 10 螺旋状の流路 11 円筒状カバー 12 フランジ 13 穴 14 おねじ 15 細径部 16 ナット 17 コイル座部 18 アジャスター

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱形のピン8を螺旋状のコイル9の内
    側に固定すると共に、前記螺旋状のコイル9をパイプ7
    の内面に固定し、前記パイプ7とコイル9とピン8とに
    よって螺旋状の流路10を形成したことを特徴とする冷
    凍回路における絞り装置。
  2. 【請求項2】 円柱形のピン8の一端部に、外縁部に複
    数個の穴13を備えたフランジ12を固定すると共に、
    該フランジ12を円筒状カバー11の内面に固定し、前
    記ピン8の胴部と円筒状カバー11の内面との間に、螺
    旋状のコイル9を固定し、さらに該カバー11をパイプ
    7の内面に固定し、前記カバー11とコイル9とピン8
    とによって螺旋状の流路10を形成したことを特徴とす
    る冷凍回路における絞り装置。
  3. 【請求項3】 円柱形のピン8の一端部に、外縁部に複
    数個の穴13を備えたフランジ12を固定すると共に、
    他端部を細径部15にしておねじ14を設け、前記フラ
    ンジ12を円筒状カバー11の内面に固定し、一方、前
    記ピン8の胴部と円筒状カバー11の内面との間には、
    螺旋状のコイル9を遊嵌状に内挿すると共に、前記ピン
    のおねじ14には、ナット16の外周部に円筒状のコイ
    ル座部17を備えたアジャスター18をねじ込み、さら
    に前記カバー11をパイプ7の内面に固定し、前記カバ
    ー11とコイル9とピン8とによって螺旋状の流路10
    を形成したことを特徴とする冷凍回路における絞り装
    置。
JP472091U 1991-01-16 1991-01-16 絞り装置 Pending JPH0651759U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP472091U JPH0651759U (ja) 1991-01-16 1991-01-16 絞り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP472091U JPH0651759U (ja) 1991-01-16 1991-01-16 絞り装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0651759U true JPH0651759U (ja) 1994-07-15

Family

ID=11591725

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP472091U Pending JPH0651759U (ja) 1991-01-16 1991-01-16 絞り装置

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JP (1) JPH0651759U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013007436A (ja) * 2011-06-24 2013-01-10 Advics Co Ltd 回転体摺動部の潤滑装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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