JPH0651693U - 塗覆装金属管端面防食処理用キャップ - Google Patents

塗覆装金属管端面防食処理用キャップ

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JPH0651693U
JPH0651693U JP8742392U JP8742392U JPH0651693U JP H0651693 U JPH0651693 U JP H0651693U JP 8742392 U JP8742392 U JP 8742392U JP 8742392 U JP8742392 U JP 8742392U JP H0651693 U JPH0651693 U JP H0651693U
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JP
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pipe
cap
coated metal
metal pipe
metal
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JP8742392U
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English (en)
Inventor
隆夫 半田
利信 上田
保 工藤
隆裕 友添
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、塗覆装金属管の接続箇所の金属露出
する管端面部分を容易に、且つ従来継手を用いて、防食
から確実に保護する塗覆装金属管端面防食処理用キャッ
プを提供することを目的とする。 【構成】本考案は、接続する塗覆装金属管13に冠着さ
れる内径を有し、その内面に粘着剤12が塗布され、前
記塗覆装金属管13の金属が露出する管端部を覆うよう
に冠着されて露出部13aを覆い、天井平面11aを前
記塗覆装金属管13の管内面に折り返し接着できるよう
な切れ目bが施された塗覆装金属管端面防食処理用キャ
ップである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は塗覆装金属管の金属露出端面部の防食処理用キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、塗覆装金属配管(有機ライニングを施した金属管)に限らず、有機被 覆、鍍金、クラッド材等、素材そのものが目的とする耐蝕性を有しない金属から なる金属管が防食処理が施されている場合、接続等のために加工を行うと、端面 の金属部分が露出され、再塗装等により防食処理をする必要がある。
【0003】 また、再塗装等に替って、優れた防食剤や防食テープ等も多数あり、高い信頼 性が要求されるパイプラインに用いられているものもある。これらの製品(金属 管)の用途や形状によっては、成型時に全体を防食処理することにより、接続等 の加工をなくし、露出部分を新たに作らないようにすることも可能である。
【0004】 そして一般的に、塗覆装金属管は用途や製造上の都合により、所定長の長さに 切断された状態で出荷されているため、さらに長尺を得たい場合には、接続用の 継手を用いて所望する長さを確保している。
【0005】 通常の継手は、捩じ込み式になっており、接続する場合には、塗覆装金属管の 被覆を継手のねじ部分に合わせてはぎ取り、ねじ山を形成する必要がある。この ため、継手による接続箇所毎にねじ部分と管端面部分の金属部分が露出すること になる。この塗覆装金属管において、この露出部分は防食性のない部分になる。 このようなねじ部分においては、テフロン製テープ等の防食処理材が従来から水 道管等に用いられている。
【0006】 一般的な管端防食継手としては、図4に示すような構造の管端防食継手が水道 管用に用いられている。これは、塗覆装金属(管水道管)1の接続箇所に用いら れる管端防食継手2の内部のコア4を形成し、ねじ部3から差し込まれた管端部 を覆うことで、鉄錆による赤水の発生を抑えている。これらの方法として防食材 を併用することにより、防食性能を向上させている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前述した管端防食継手は、内部に形成されたコアに管を捩じ込むため 、管の先端側のねじ切りを細く切り上げるたりすると、コアの隙間が開き過ぎた り、変形・破損等が生じて、本来の機能を十分に果たせなくなる場合がある。
【0008】 このようなねじ切り作業は、通常、作業現場でその都度実施されるため、作業 者の技能に依存する度合いが高く、信頼性に対する管理も困難である。
【0009】 一方、金属管の用途として、水やガス等の流動性の極めて高い物質の輸送のみ ならず、電力ケーブルや通信ケーブル等の管路内に敷設していく場合もある。こ れらのケーブルを管路内に敷設する場合に、通常巻取ドラムからケーブルを繰り 出するため、ケーブルにねじれが発生し、管路の微妙な変形、わずかな突起や異 物の存在等が原因で挿通できない場合が多々ある。
【0010】 従って、継手内部にコアなどの突起物を設けることは、継手の数だけ不挿通の 箇所を作ることとなり、ケーブル付設作業を著しく妨げることとなる。
【0011】 そこで本考案は、塗覆装金属管の接続箇所の金属露出する管端面部分を容易に 、且つ従来継手を用いて、防食から確実に保護する塗覆装金属管端面防食処理用 キャップを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために、塗覆装金属管に冠着される内径を有し、 その内面に粘着剤が塗布され、前記塗覆装金属管の金属が露出する管端部に冠着 されて露出部を覆い、天井平面を前記塗覆装金属管の管内面に折り返し接着でき るような切れ目が施された塗覆装金属管端面防食処理用キャップを提供する。
【0013】 また、塗覆装金属管の管端部にはめ込まれる溝を有し、前記溝の内面に粘着剤 が塗布され、前記塗覆装金属管の金属が露出する管端部に冠着されて露出部分を 覆うリング状に形成された塗覆装金属管端面防食処理用キャップを提供する。
【0014】
【作用】
以上のような構成の塗覆装金属管端面防食処理用キャップは、キャップ内面に 粘着剤が塗布され、表面及び内面が防食処理された金属管に冠着され、該キャッ プの底部が放射状に切られて金属管内面に接着されて、防食処理が削り取られて 金属が露出する部分を完全に覆いて金属管を防食する、塗覆装金属管端面防食処 理用キャップである。
【0015】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を詳細に説明する。
【0016】 図1には、本考案の第1実施例としての塗覆装金属管端面防食処理用キャップ の構造を示し説明する。
【0017】 この塗覆装金属管端面防食処理用キャップ(以下、キャップと称する)11は 、例えばテフロン等の耐蝕性を有する樹脂材からなり、接続する円筒状の金属管 に冠着できる内径をもつ円筒状キャップに形成される。このキャップの肉厚は用 いられる金属管によって異なるが、比較的に薄く形成され、特に管内面に折り返 される部分にあってはケーブルが引っ掛からない程度まで薄く形成されている。 このキャップの内面には粘着剤12が塗布され、該キャップの底面(天井平面) 11aには、金属管13の管厚(斜線部)を残して、中心から放射状に折り返し のための切れ目bを入れる。前記粘着剤12は前記金属管13に冠着された際に 押し広げられ、無視できる厚さになる。
【0018】 そして図1に示したように、地下通信ケーブル保護管路(塗覆装鋼管)13ど うしをねじ継手14を用いて接続する際には、まず、継手のねじ部分に合わせて 、前記金属管の被覆部分13aを除去し、ねじ切りを行う。但し、管内面におい ては防食処理が施されているものとする。
【0019】 そして図2に示すように、ねじの基本径及び、ねじ部分の長さに合致するよう に(篏合性に応じて調整する)、テフロン製の円筒状キャップ11を作成する。 このキャップの内面に粘着剤12を塗布する。そしてこのキャップの底面に前述 して切れ目bを入れておく。
【0020】 そして図2(b)に示すように、前記キャップ11をねじ切りを行った管端面 に蓋をするように冠着させ、ねじ部分及び管端面に密着させ馴染ませた後、ねじ 継手14に捩じ込む。この工程により、ねじ部分の管端面の水密性が保たれ、防 食効果が発揮される。
【0021】 次に、ねじ継手の他方から、予め前記切れ目bをキャップ底面側(矢印c)か ら押し破り、図2(c)のように管内面に張り付け、管端面の密着性の保持を確 実にする。以上のような作業により、金属露出された部分は、すべて被覆するこ とができる。
【0022】 一般に地下通信ケーブル保護管路は、JIS等で規格化された規格品であり、 本考案のキャップは、事前に作成しておくことも可能である。実際に本考案のキ ャップを用いて、全長1kmの地下通信ケーブル用の保護管を敷設ところ、管路 にケーブルを敷設する際に、不挿通等の障害やケーブルの被覆損傷もなく、その 後の調査で管路からの水の流入及び管路内面結露が確認されたにも関わらず、腐 食箇所は生じてなく、高い防食性を維持している。
【0023】 次に図3には、本考案による第2実施例の塗覆装金属管端面防食処理用キャッ プの構造を示し説明する。
【0024】 この第2実施例は、前述した第1実施例と同様に、地下通信ケーブル保護管路 (塗覆装鋼管)どうしをねじ継手を用いて接続する際に、地下通信ケーブル保護 管路が規格化された製品を使用する場合には、管路内面への折り返す部分を予め 形成し、リング状のキャップ15に形成する。。
【0025】 このリング状キャップ15は、管端部を溝にはめ込みて取り付け、ねじ継手に よって接続して管路を敷設した。その後の防食性能は、第1実施例と同様であっ た。
【0026】 次に本考案の第3実施例としての塗覆装金属管端面防食処理用キャップの構造 を示し説明する。第1実施例ではテフロンを材料とする塗覆装金属管端面防食処 理用キャップであったが、本実施例では亜鉛シート製の円筒状キャップである。 このキャップの構造は、図1と同等である。
【0027】 このキャップを用いて、地下通信ケーブル保護管路(塗覆装鋼管)をねじ継手 により接続する際に、継手のねじ部分に合わせて、管路の被服部分を除去し、ね じ切りを行う。このねじの基本径及びねじ部分に合わせて、亜鉛シート製の円筒 状キャップを作成し、内面に導電性粘着剤を塗布した。
【0028】 また、このキャップは、第1実施例と同様に、底面に切り目を入れて、予め内 面への折り返し部分を形成したものを作成した。
【0029】 第3実施例のキャップの特徴は、トタン板のように亜鉛の優れた耐蝕性及び鉄 に対する犠牲陽極効果を利用することにある。金属製のため、成成性が良く、ま た、万一、局部的に損傷があっても前記犠牲効果により内部金属を保護する作用 に優れている。
【0030】 以上説明したように本考案は、現状の継手のままで、管端面を防食すると共に 、管外面も任意の範囲で防食可能であり、ねじ切り等によって新たに露出した部 分の防食を行うことができ、且つ、作業者の技能に依らず、容易に処理できる。
【0031】 さらにこれまでの防水テフロン製テープや管端防食継手のように、それぞれ箇 所毎に適用するのではなく、本考案によれば、一体物で機能すること及び管路全 体として継手も含めた内面の平滑性を保つことができる。
【0032】 よって、地下埋設管路等の高い防食性を要求される塗覆装金属管を長期間に渡 り、確実な安全性を提供することができる。
【0033】 また、本考案は、継手に改良を要さないことから、汎用性が高い、防食用キャ ップとして利用が大いに期待できる。
【0034】 また本考案は、前述した実施例に限定されるものではなく、他にも考案の要旨 を逸脱しない範囲で種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
【0035】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案によれば、塗覆装金属管の接続箇所の金属露出する 管端面部分を容易に、且つ従来継手を用いて、防食から確実に保護する塗覆装金 属管端面防食処理用キャップを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案の第1実施例としての塗覆装金
属管端面防食処理用キャップの構造を示す図である。
【図2】図2は、地下通信ケーブル保護管路(塗覆装鋼
管)をねじ継手を用いて接続する際の使用例を示す図で
ある。
【図3】図3は、本考案による第2実施例の塗覆装金属
管端面防食処理用キャップの構造を示す図である。
【図4】図4は、従来の管端防食継手の構造を示す図で
ある。
【符号の説明】
1…塗覆装金属(管水道管)、2…管端防食継手、3…
ねじ部、4…コア、11…塗覆装金属管端面防食処理用
キャップ、11a…キャップの底面、12…粘着剤、1
3…金属管(地下通信ケーブル保護管路)、14…ねじ
継手、15…リング状キャップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 友添 隆裕 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗覆装金属管に冠着される内径を有し、
    その内面に粘着剤が塗布され、前記塗覆装金属管の金属
    が露出する管端部に冠着されて露出部を覆い、天井平面
    を前記塗覆装金属管の管内面に折り返し接着できるよう
    な切れ目が施されたことを特徴とする塗覆装金属管端面
    防食処理用キャップ。
  2. 【請求項2】 塗覆装金属管の管端部にはめ込まれる溝
    を有し、前記溝の内面に粘着剤が塗布され、前記塗覆装
    金属管の金属が露出する管端部に冠着されて露出部分を
    覆うリング状に形成されたことを特徴とする塗覆装金属
    管端面防食処理用キャップ。
JP8742392U 1992-12-21 1992-12-21 塗覆装金属管端面防食処理用キャップ Pending JPH0651693U (ja)

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JP8742392U Pending JPH0651693U (ja) 1992-12-21 1992-12-21 塗覆装金属管端面防食処理用キャップ

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JP (1) JPH0651693U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005282116A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Sekisui Jushi Co Ltd 手摺用接続具
JP2009236169A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Furukawa Electric Co Ltd:The 異物混入防止機構付継手用アダプタ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005282116A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Sekisui Jushi Co Ltd 手摺用接続具
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