JPH0651585U - ショックアブソーバ - Google Patents
ショックアブソーバInfo
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- JPH0651585U JPH0651585U JP8878892U JP8878892U JPH0651585U JP H0651585 U JPH0651585 U JP H0651585U JP 8878892 U JP8878892 U JP 8878892U JP 8878892 U JP8878892 U JP 8878892U JP H0651585 U JPH0651585 U JP H0651585U
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- shock absorber
- piston rod
- stopper bolt
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 軸方向におけるストローク調整を容易にする
ことができ、また、取付の容易化や自由度を向上させる
ことができるショックアブソーバを提供する。 【構成】 ショックアブソーバ1の本体2におけるピス
トンロッド4の突出側の隅部に、ショックアブソーバ1
のストロークを調整するためのストッパボルト20をピ
ストンロッド4と平行に設け、このストッパボルト20
に、ストッパボルト20を回転させて突出長を調整した
後、螺合位置を固定するためのロックナット21を螺合
する。そして、本体1をブロック状に形成し、このブロ
ック状の本体1に取付用孔19を形成する。
ことができ、また、取付の容易化や自由度を向上させる
ことができるショックアブソーバを提供する。 【構成】 ショックアブソーバ1の本体2におけるピス
トンロッド4の突出側の隅部に、ショックアブソーバ1
のストロークを調整するためのストッパボルト20をピ
ストンロッド4と平行に設け、このストッパボルト20
に、ストッパボルト20を回転させて突出長を調整した
後、螺合位置を固定するためのロックナット21を螺合
する。そして、本体1をブロック状に形成し、このブロ
ック状の本体1に取付用孔19を形成する。
Description
【0001】
本考案はショックアブソーバに関し、特に、短胴形のショックアブソーバに適 用して有効な技術に関する。
【0002】
ショックアブソーバにおいては、負荷側のストローク調整や衝撃吸収特性面か ら、ショックアブソーバの軸方向におけるストローク調整を必要とする場合が多 い。
【0003】 このような必要性に対処するショックアブソーバとして、図4に示すように、 ピストンロッド34の突出端側のショックアブソーバ31本体に螺合されている ストッパナット35と、このストッパナット35の螺合位置を固定するロックナ ット36とを備えた構造のストローク調整機能として、ストッパナット35の螺 進およびこの螺進に対するロックナット36の固定により、ショックアブソーバ 31のストローク調整をすることが考えられる。
【0004】
しかし、前記したようなショックアブソーバ31では、ストッパナット35が ロックナット36に密着される構造であり、ナットの二面幅が大きいためスパナ でストッパナット35を回して締める際にロックナット36まで回してしまい、 ストッパナット35のみを締め付けることが困難な場合がある。
【0005】 また、取付用のストッパボルトがショックアブソーバ本体の外周面全体にわた って切られている総ねじタイプの構造のショックアブソーバは、そのストッパボ ルトに対応した雌ねじ孔を取付個所に加工し、この加工された雌ねじ孔にショッ クアブソーバ本体をそのストッパボルトにより螺合させて取り付けることがある 。
【0006】 ところが、このようなショックアブソーバでは、取付個所に対する雌ねじ孔の 加工が困難とされ、取付の容易化や自由度が妨げられる場合がある。特に、短胴 形のショックアブソーバは、その外径が比較的大きいため、雌ねじ孔の加工がよ り困難であり、取付の容易化や自由度が一層妨げられている。
【0007】 したがって、ストローク調整が容易なショックアブソーバであって、さらに取 り付けの自由度が大きければ、非常に利便である。
【0008】 そこで、本考案の目的は、軸方向におけるストローク調整を容易にすることの できるショックアブソーバを提供することにある。
【0009】 本考案の他の目的は、このようなショックアブソーバであって、取付の容易化 や自由度を向上させることができるショックアブソーバを提供することにある。
【0010】 本考案の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添 付図面から明らかになるであろう。
【0011】
本願において開示される考案のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば 、次のとおりである。
【0012】 すなわち、本考案のショックアブソーバは、ショックアブソーバ本体における ピストンロッドの突出側の隅部に、ショックアブソーバのストロークを調整する ためのストッパボルトがピストンロッドと平行に設けられ、このストッパボルト を回転させての突出長を調整し、このストッパボルトの螺合位置を固定するため のロックナットとが螺合された構造としたものである。
【0013】 この場合において、前記ショックアブソーバ本体がブロック状に形成され、こ のブロック状のショックアブソーバ本体に取付用孔が形成された構造とすること ができる。
【0014】 また、前記ショックアブソーバ本体を短胴形とした構造とすることができる。
【0015】
上記のような構成のショックアブソーバによれば、ストッパボルトを回してス トッパボルトの突出長を調整し、ロックナットを回してストッパボルトを固定す ることで、ショックアブソーバのストローク調整が可能となる。
【0016】 ここで、ストッパボルトとロックナットはともに小形でよいために二面幅を小 さくでき、使用工具が小さくて済むために、一方のナットを回して締めるときに 他方の六角の頭部ナットまで回してしまうことがなくなるなど、ナットの締め付 けが容易となる。
【0017】 そして、この場合に、ショックアブソーバ本体がブロック状に形成され、この ブロック状のショックアブソーバ本体に取付用孔が形成されていることにより、 その取付用孔に挿入したねじによって所定個所に取り付けることができるので、 取付の容易化や自由度を向上させることができる。
【0018】 特に、前記ショックアブソーバ本体が短胴形とされている総ねじタイプのショ ックアブソーバにおいては外径が比較的大きいため、この外径に対応した雌ねじ 孔の加工が困難とされ、取付の容易化や自由度がより一層妨げられるが、前記し た本考案のショックアブソーバの構造によれば、そのような短胴形のショックア ブソーバに対する取付の容易化や自由度を向上させることができる。
【0019】
図1は本考案の一実施例であるショックアブソーバを示す断面図、図2はその ショックアブソーバを示す平面図、図3はそのショックアブソーバを示す正面図 である。
【0020】 まず、本実施例のショックアブソーバ1の構成について説明する。
【0021】 本実施例のショックアブソーバ1は、本体2内にスリーブ3が設けられ、前端 部がこのスリーブ3を貫通して突設されたピストンロッド4が摺動可能に取り付 けられており、このピストンロッド4の後端部は油室5内に位置されている。
【0022】 このピストンロッド4には油室5に面するように中空部4aが形成され、この 中空部4aは油室5側がテーパ状に形成されており、油室5側に設けられた止め 輪6によってスリーブ3からの離脱が防止されている。
【0023】 一方、本体2の軸方向には、前記ピストンロッド4に嵌合するようにピストン 7が設けられ、ピストンロッド4と相対的に摺動可能とされている。
【0024】 また、このピストン7には油室5に連通する油流路8が形成され、ピストンロ ッド4およびピストン7の摺動時に、ピストンロッド4の引き込み時にはシール 機能を備え、伸張時には油を自由に流すためのボール9がピストンロッド4の中 空部4aに面して設けられている。
【0025】 そして、ピストンロッド4の中空部4aには復帰ばね10が設けられ、この復 帰ばね10のばね作用によってピストンロッド4とピストン7とが反対方向に付 勢されている。
【0026】 スリーブ3はワッシャ11を介して止め輪12により本体2の内面に取り付け られて、本体2とスリーブ3との間はOリング13により、また、ピストンロッ ド4とスリーブ3との間はロッドパッキン14によりシールされている。さらに 、このスリーブ3にはアキュムレータ15が設けられ、ピストンロッド4の引き 込みによる体積変化を吸収するようになっている。
【0027】 本体2の後方には油室5に連通する油流入部16が形成され、油室5はねじ1 7およびOリング18によって閉塞されている。
【0028】 ここで、本実施例のショックアブソーバ1の外観は、図2および図3に示すよ うに、本体2が四角柱ブロック状の短胴形に形成され、この本体2の外周壁肉厚 内に複数の取付用孔19が貫通されて形成されているものである。
【0029】 すなわち、本実施例においては、取付用孔19がショックアブソーバ1の本体 2の各対向隅部間および対向側面間を貫通して形成されている。
【0030】 そして、本体2のピストンロッド4側の隅部には、ショックアブソーバ1のス トロークを調整するストッパボルト20がピストンロッド4と平行に設けられ、 このストッパボルト20にはストッパボルト20の突出長を調整した後これを固 定するためのロックナット21が螺合されている。
【0031】 次に、本実施例におけるショックアブソーバ1の作用について説明する。
【0032】 移動体が本ショックアブソーバ1のピストンロッド4に衝接することによって 負荷がかかると、ピストンロッド4が復帰ばね10のばね作用に抗して、ピスト ン7と嵌合するように摺動する。
【0033】 そして、前記のように、本実施例のショックアブソーバ1は中空部4aの油室 5側がテーパ状に形成されているので、ピストンロッド4が摺動することによっ てこの中空部4aから押し出される油の流動抵抗は徐々に大きくなってゆく。
【0034】 したがって、本ショックアブソーバ1では、移動体の移動速度を徐々に減速さ せて衝撃力を緩衝させることができる。
【0035】 ここで、本実施例のショックアブソーバ1によれば、前記のように、本体2の ピストンロッド4突出側の隅部にストッパボルト20とロックナット21とがピ ストンロッド4と平行に設けられており、このストッパボルト20の螺進および この螺進に対するロックナット21での固定によるストローク調整機構が設けら れている。
【0036】 したがって、本実施例のショックアブソーバ1のストローク調整機構を操作す ることで、負荷側のストローク調整や衝撃吸収特性面からショックアブソーバ1 の軸方向におけるストローク調整を必要とする場合にも対処することができる。
【0037】 そして、この場合、ストッパボルト20とロックナット21はともに小形でよ いために六角頭部の二面幅が小さくでき、ナットの締め付けが容易となる。
【0038】 また、本体2がブロック状に形成され、このブロック状のショックアブソーバ 1の本体2に取付用孔19が形成されているので、その取付用孔19に挿入した ねじによって所定個所にねじ止めして取り付けることができる。したがって、シ ョックアブソーバ1の取付の容易化や自由度を向上させることができる。
【0039】 特に、本実施例のように短胴形とされているショックアブソーバ1を総ねじタ イプに形成した場合には、その外径が比較的大きいため、このショックアブソー バの外径に対応した雌ねじ孔の加工が困難とされ、取付の容易化や自由度がより 一層妨げられるが、本実施例のショックアブソーバ1によれば、そのような取付 の容易化や自由度の妨げをより確実に解消することができる。
【0040】 以上、本考案者によってなされた考案を実施例に基づき具体的に説明したが、 本考案は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種 々変更可能であることはいうまでもない。
【0041】 たとえば、前記実施例のショックアブソーバは、オイル式のショックアブソー バとされているが、本考案のショックアブソーバは、たとえば、エアークッショ ン方式など、その吸収方式を問うものではない。
【0042】
本願によって開示される考案のうち、代表的なものによって得られる効果を簡 単に説明すれば、以下のとおりである。
【0043】 (1).すなわち、本考案のショックアブソーバによれば、ストッパボルトを回し てストッパボルトの突出長を調整し、ロックナットを回してストッパボルトを固 定することで、ショックアブソーバのストローク調整が可能になる。したがって 、負荷側のストローク調整や衝撃吸収特性面からショックアブソーバの軸方向に おけるストローク調整を必要とする場合にも対処することができる。
【0044】 (2).また、ストッパボルトとロックナットはともに小形でよいために二面幅を 小さくできるので、使用工具が小さいために、ナットの締め付けが容易となる。
【0045】 (3).前記した場合に、ショックアブソーバ本体がブロック状に形成され、この ブロック状のショックアブソーバ本体に取付用孔が形成されていることにより、 その取付用孔に挿入したねじによって所定個所に取り付けることができるので、 取付の容易化や取付の自由度を向上させることができる。
【0046】 (4).特に、前記ショックアブソーバ本体が短胴形とされている総ねじタイプの ショックアブソーバにおいては、その外径が比較的大きいため、該外径に対応し た雌ねじ孔の加工が困難とされ、取付の容易化や自由度がより一層妨げられるが 、前記した本考案のショックアブソーバの構造によれば、そのような短胴形のシ ョックアブソーバに対する取付の容易化や自由度を向上させることができる。
【図1】本考案の一実施例であるショックアブソーバを
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】図1のショックアブソーバを示す平面図であ
る。
る。
【図3】図1のショックアブソーバを示す正面図であ
る。
る。
【図4】従来のショックアブソーバを示す平面図であ
る。
る。
1 ショックアブソーバ 2 本体 3 スリーブ 4 ピストンロッド 4a 中空部 5 油室 6 止め輪 7 ピストン 8 油流路 9 ボール 10 復帰ばね 11 ワッシャ 12 止め輪 13 Oリング 14 ロッドパッキン 15 アキュムレータ 16 油流入部 17 ねじ 18 Oリング 19 取付用孔 20 ストッパボルト 21 ロックナット 31 ショックアブソーバ 34 ピストンロッド 35 ストッパナット 36 ロックナット
Claims (3)
- 【請求項1】 ショックアブソーバ本体におけるピスト
ンロッドの突出側の隅部に前記ピストンロッドと平行に
設けられ、前記ショックアブソーバのストロークを調整
するためのストッパボルトと、前記ストッパボルトに螺
合され、前記ストッパボルトの螺合位置を固定するため
のロックナットとを備えていることを特徴とするショッ
クアブソーバ。 - 【請求項2】 前記ショックアブソーバ本体がブロック
状に形成され、前記ショックアブソーバ本体に取付用孔
が形成されていることを特徴とする請求項1記載のショ
ックアブソーバ。 - 【請求項3】 前記ショックアブソーバ本体が短胴形と
されていることを特徴とする請求項1または2記載のシ
ョックアブソーバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8878892U JPH0651585U (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | ショックアブソーバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8878892U JPH0651585U (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | ショックアブソーバ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0651585U true JPH0651585U (ja) | 1994-07-15 |
Family
ID=13952584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8878892U Pending JPH0651585U (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | ショックアブソーバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0651585U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000329236A (ja) * | 1999-05-18 | 2000-11-30 | Arai Pump Mfg Co Ltd | 往復動軸用密封装置 |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP8878892U patent/JPH0651585U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000329236A (ja) * | 1999-05-18 | 2000-11-30 | Arai Pump Mfg Co Ltd | 往復動軸用密封装置 |
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