JPH0651434A - 改良された色素安定性を与えるカラー写真要素 - Google Patents
改良された色素安定性を与えるカラー写真要素Info
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- JPH0651434A JPH0651434A JP5118298A JP11829893A JPH0651434A JP H0651434 A JPH0651434 A JP H0651434A JP 5118298 A JP5118298 A JP 5118298A JP 11829893 A JP11829893 A JP 11829893A JP H0651434 A JPH0651434 A JP H0651434A
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- JP
- Japan
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- polyolefin
- paper
- photographic
- oxygen
- color
- Prior art date
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- Pending
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C1/00—Photosensitive materials
- G03C1/76—Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
- G03C1/775—Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers the base being of paper
- G03C1/79—Macromolecular coatings or impregnations therefor, e.g. varnishes
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S430/00—Radiation imagery chemistry: process, composition, or product thereof
- Y10S430/162—Protective or antiabrasion layer
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- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
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- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 長期間の光曝露に対して退色しないカラー写
真用プリントを提供する。 【構成】 酸素透過度および酸素洩れ率を低下させる物
質で含浸あるいは被覆されている紙支持体であって、一
以上のポリオレフィン層を含んで成るハロゲン化銀カラ
ー写真プリント要素。 【効果】色素画像が安定し、光に対する退色性が著しく
改善する。
真用プリントを提供する。 【構成】 酸素透過度および酸素洩れ率を低下させる物
質で含浸あるいは被覆されている紙支持体であって、一
以上のポリオレフィン層を含んで成るハロゲン化銀カラ
ー写真プリント要素。 【効果】色素画像が安定し、光に対する退色性が著しく
改善する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ハロゲン化銀写真要
素、特に長期間光に曝す時に改善された色素安定性を提
供する紙支持体のカラー写真反射プリント要素に関す
る。
素、特に長期間光に曝す時に改善された色素安定性を提
供する紙支持体のカラー写真反射プリント要素に関す
る。
【0002】
【従来の技術】カラー写真材料に使用される色素は種々
の環境要因から起こる劣化を受け易い。例えば、色々な
波長および強度の光に曝すことによって色素の退色が起
こり得る。ある場合には、光による色素の退色は酸素の
存在によって悪化される。水分もまた写真色素の安定性
に有害な影響を及ぼす。
の環境要因から起こる劣化を受け易い。例えば、色々な
波長および強度の光に曝すことによって色素の退色が起
こり得る。ある場合には、光による色素の退色は酸素の
存在によって悪化される。水分もまた写真色素の安定性
に有害な影響を及ぼす。
【0003】写真画像に対する酸素や水分の様な原因物
質の接近を制限するために、色々な方法が提供されてい
る。例えば、写真プリントに使用される、紙の耐水性を
増す押し出し成形したポリオレフィン層は、米国特許第
3,411,908号;同3,630,740号;同
4,042,398号;同4,517,285号および
同4,665,014号明細書中に開示されている。
質の接近を制限するために、色々な方法が提供されてい
る。例えば、写真プリントに使用される、紙の耐水性を
増す押し出し成形したポリオレフィン層は、米国特許第
3,411,908号;同3,630,740号;同
4,042,398号;同4,517,285号および
同4,665,014号明細書中に開示されている。
【0004】米国特許第4,645,736号明細書は
放射線硬化ワニス層を含み、ワニス層と紙の間に位置す
るポリオレフィンの様な高分子障壁層を伴う、防水紙支
持体を開示する。紙とポリオレフィン層の間に硬化性ア
クリル樹脂の層を適用する防水支持体は米国特許第4,
729,945号明細書中に開示されている。米国特許
第4,283,486号明細書は、紙支持体とカラー画
像形成層との間に位置するビニルアルコール重合体ある
いは共重合体を含んで成る酸素不透過性層あるいは酸素
障壁層を開示する。感光層の上方に位置する酸素を制限
する被覆層あるいは保護層は米国特許第4,945,0
25号明細書中に開示されている。
放射線硬化ワニス層を含み、ワニス層と紙の間に位置す
るポリオレフィンの様な高分子障壁層を伴う、防水紙支
持体を開示する。紙とポリオレフィン層の間に硬化性ア
クリル樹脂の層を適用する防水支持体は米国特許第4,
729,945号明細書中に開示されている。米国特許
第4,283,486号明細書は、紙支持体とカラー画
像形成層との間に位置するビニルアルコール重合体ある
いは共重合体を含んで成る酸素不透過性層あるいは酸素
障壁層を開示する。感光層の上方に位置する酸素を制限
する被覆層あるいは保護層は米国特許第4,945,0
25号明細書中に開示されている。
【0005】米国特許第4,614,681号明細書
は、エチレンおよびビニルアルコールの共重合体を含ん
で成る酸素障壁層が支持体の裏側あるいは両側に被覆さ
れているポリエステル膜支持体を開示する。紙の片側あ
るいは両側に疎水性重合体の皮膜を有している低空気透
過性紙支持体は米国特許第4,861,696号明細書
中に開示されており、そしてさらに防水加工剤が疎水性
重合体層に添加され得ることを示唆している。ヨーロッ
パ特許出願第391373号明細書は、紙補強物質とし
てポリアクリルアミドあるいはポリビニルアコールの様
な低レベルの合成ポリマーで表面から含浸された写真用
紙支持体を開示する。
は、エチレンおよびビニルアルコールの共重合体を含ん
で成る酸素障壁層が支持体の裏側あるいは両側に被覆さ
れているポリエステル膜支持体を開示する。紙の片側あ
るいは両側に疎水性重合体の皮膜を有している低空気透
過性紙支持体は米国特許第4,861,696号明細書
中に開示されており、そしてさらに防水加工剤が疎水性
重合体層に添加され得ることを示唆している。ヨーロッ
パ特許出願第391373号明細書は、紙補強物質とし
てポリアクリルアミドあるいはポリビニルアコールの様
な低レベルの合成ポリマーで表面から含浸された写真用
紙支持体を開示する。
【0006】イエロー、マゼンタ、およびシアン色素を
含んで成るフルカラーの写真用プリント、それ等は紙支
持体上で生成され、しばしば表示されるが、それ等の安
定性を改良することが特に望まれている。前述した米国
特許第4,283,486号明細書は、200、000
ルックスの高照度キセノン照明に曝された色素の安定性
の改善について報告する。
含んで成るフルカラーの写真用プリント、それ等は紙支
持体上で生成され、しばしば表示されるが、それ等の安
定性を改良することが特に望まれている。前述した米国
特許第4,283,486号明細書は、200、000
ルックスの高照度キセノン照明に曝された色素の安定性
の改善について報告する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】高照度光に曝す影響に
対するカラー写真用プリントの色素保護が重要であるけ
れども、実用上の見地から、長期間の低照度光に曝す条
件に対する色素安定性を最大にすることがより重要であ
る。さらに、生じるどの色素退色も中性であること、す
なわち各色素濃度がおおよそ同じ量づつ減少することが
強く要望されている。従って、退色しないおよび中性状
に退色するカラープリントの要求が存在している。
対するカラー写真用プリントの色素保護が重要であるけ
れども、実用上の見地から、長期間の低照度光に曝す条
件に対する色素安定性を最大にすることがより重要であ
る。さらに、生じるどの色素退色も中性であること、す
なわち各色素濃度がおおよそ同じ量づつ減少することが
強く要望されている。従って、退色しないおよび中性状
に退色するカラープリントの要求が存在している。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によると、ハロゲ
ン化銀カラー写真反射プリント要素は、紙支持体の酸素
透過度および酸素洩れ率を低下する物質で含浸あるいは
被覆されている紙支持体、少なくとも一つのカラー生成
ハロゲン化銀乳剤層、および全ポリオレフィン量が少な
くとも70g/m2 を有する一以上のポリオレフィン層
であって、該ポリオレフィン層の少なくとも一つが前記
乳剤層と前記支持体の間に存在し少なくともポリオレフ
ィン量50g/m2 を含むポリオレフィン層、を含んで
成る。
ン化銀カラー写真反射プリント要素は、紙支持体の酸素
透過度および酸素洩れ率を低下する物質で含浸あるいは
被覆されている紙支持体、少なくとも一つのカラー生成
ハロゲン化銀乳剤層、および全ポリオレフィン量が少な
くとも70g/m2 を有する一以上のポリオレフィン層
であって、該ポリオレフィン層の少なくとも一つが前記
乳剤層と前記支持体の間に存在し少なくともポリオレフ
ィン量50g/m2 を含むポリオレフィン層、を含んで
成る。
【0009】本発明の一つの態様においては、紙支持体
は紙支持体の酸素ガス透過度を1cc/m2 /日より少
ない量および紙支持体の酸素洩れ率を25cc/m2 /
日より少ない量に低下する物質で含浸されている。もう
一つの態様においては、写真要素は、ハロゲン化銀乳剤
層を有する側と反対の側の支持体に上塗りするポリオリ
フィン含有層をさらに含んでなる。
は紙支持体の酸素ガス透過度を1cc/m2 /日より少
ない量および紙支持体の酸素洩れ率を25cc/m2 /
日より少ない量に低下する物質で含浸されている。もう
一つの態様においては、写真要素は、ハロゲン化銀乳剤
層を有する側と反対の側の支持体に上塗りするポリオリ
フィン含有層をさらに含んでなる。
【0010】フルカラー写真において、シアン画像の退
色は主として光の作用によって引き起こされる。これに
反してイエローおよびマゼンタ画像の劣化は光および酸
素に曝される影響の組み合わさった結果である。その酸
素透過度を大きく低減する物質を伴う本発明の写真要素
の紙支持体の被覆あるいは含浸は、イエローおよびマゼ
ンタ色素安定性の改良に寄与する。本発明に従う紙支持
体を覆っているポリオレフィン含有層は水蒸気透過性に
対する効果的な障壁である。前記の酸素透過度の低下と
組み合せで水分を奪う結果が、本発明の写真要素から提
供されるカラー写真の色素を、特に長期間の低照度光に
曝す条件下で光による退色から保護することが思いがけ
なく見いだされていた。
色は主として光の作用によって引き起こされる。これに
反してイエローおよびマゼンタ画像の劣化は光および酸
素に曝される影響の組み合わさった結果である。その酸
素透過度を大きく低減する物質を伴う本発明の写真要素
の紙支持体の被覆あるいは含浸は、イエローおよびマゼ
ンタ色素安定性の改良に寄与する。本発明に従う紙支持
体を覆っているポリオレフィン含有層は水蒸気透過性に
対する効果的な障壁である。前記の酸素透過度の低下と
組み合せで水分を奪う結果が、本発明の写真要素から提
供されるカラー写真の色素を、特に長期間の低照度光に
曝す条件下で光による退色から保護することが思いがけ
なく見いだされていた。
【0011】本発明によれば、紙支持体のシートは要求
されるいかなる基本重量にも成り得る。一般的には、当
該シートは約122g/m2 (25lb/1000f
t2 )と約244g/m2 (50lb/1000ft2 )
の間の基本重量を有するのが好ましい。391g/m2
(80lb/1000ft2 )までのより重い重量の紙は
ディスプレー目的が好ましい。 引用されることによっ
て本明細書の内容となる、前述の米国特許第4,28
3,486号明細書中に明かにされているように、紙支
持体はポリビニルアルコールの様な酸素透過度を低減す
る物質の層で被覆することができる。本発明の好ましい
態様では、引用されることによって本明細書の内容とな
る、Lacz等の同時係属出願で共通して譲渡された発
明の名称 "Photographic Paper with Low Oxygen Perme
ability"「低酸素透過性を伴う写真印画紙」の、米国出
願第756,262号(1991年8月19日出願)に
記載されている手順を使用して、紙支持体がポリビニル
アルコールで含浸されている。利用されるポリビニルア
ルコールは、実質的に不透過紙をもたらす何れのポリビ
ニルアルコールであっても良い。ポリビニルアルコール
は、ビニルアセテートの加水分解によって生成される。
使用前のポビニルアルコールは水溶性の粉体あるいはペ
レッット状で入手できる。より完全に加水分解されたポ
リビニルアルコールはより高い耐水性および耐湿性を有
する。量平均分子量は約13,000以上200,00
0までの間で変動し得る。より高分子の材料は増加した
耐水性、粘着力、粘度を有する。好ましい材料は、加水
分解率約99パーセントの中分子量ポリビニルアルコー
ルであることが見いだされた。この材料が当該紙の低下
した酸素透過度を提供するからである。
されるいかなる基本重量にも成り得る。一般的には、当
該シートは約122g/m2 (25lb/1000f
t2 )と約244g/m2 (50lb/1000ft2 )
の間の基本重量を有するのが好ましい。391g/m2
(80lb/1000ft2 )までのより重い重量の紙は
ディスプレー目的が好ましい。 引用されることによっ
て本明細書の内容となる、前述の米国特許第4,28
3,486号明細書中に明かにされているように、紙支
持体はポリビニルアルコールの様な酸素透過度を低減す
る物質の層で被覆することができる。本発明の好ましい
態様では、引用されることによって本明細書の内容とな
る、Lacz等の同時係属出願で共通して譲渡された発
明の名称 "Photographic Paper with Low Oxygen Perme
ability"「低酸素透過性を伴う写真印画紙」の、米国出
願第756,262号(1991年8月19日出願)に
記載されている手順を使用して、紙支持体がポリビニル
アルコールで含浸されている。利用されるポリビニルア
ルコールは、実質的に不透過紙をもたらす何れのポリビ
ニルアルコールであっても良い。ポリビニルアルコール
は、ビニルアセテートの加水分解によって生成される。
使用前のポビニルアルコールは水溶性の粉体あるいはペ
レッット状で入手できる。より完全に加水分解されたポ
リビニルアルコールはより高い耐水性および耐湿性を有
する。量平均分子量は約13,000以上200,00
0までの間で変動し得る。より高分子の材料は増加した
耐水性、粘着力、粘度を有する。好ましい材料は、加水
分解率約99パーセントの中分子量ポリビニルアルコー
ルであることが見いだされた。この材料が当該紙の低下
した酸素透過度を提供するからである。
【0012】ポリビニルアルコールポリマーは、酸素透
過度の多くの減退を提供する何れかの量で含浸される。
一般的に、酸素侵入に対する有効な障壁のためには、含
浸率は乾燥紙重量の約3および約12重量パーセントの
間であることが好ましい。低コストで酸素透過度を減ら
すには、約4〜約9重量パーセントの含浸率が好まし
い。含浸は紙の表面上にポリビニルアルコール層を有す
るのではなく、紙の両表面近くに濃縮したポリビニルア
ルコールを有する紙をもたらす。各通過の後、乾燥を伴
うポリビニルアルコール溶液による2度の紙の塗布ある
いはその溶液中2度の通過が、所望の低い酸素透過度を
提供するのに十分なポリビニルアルコールの含浸をもた
らすことが見いだされた。ポリオレフィン含有層は当該
技術分野において良く知られているような、ホットメル
トからの押し出し方法、例えば引用することによって本
明細書の内容となる米国特許第3,411,908号明
細書に記載の方法によってポリビニルアルコール含浸紙
に塗布される。本発明の好ましい態様では、ポリオレフ
ィンはポリエチレンであり、紙支持体の両側に塗布され
る。現在、写真用紙支持体を被覆するために、当該技術
分野において使用されるポリエチレンの全量は約50g
/m2 が代表的である。一方、本発明の要素は、少なく
とも約70g/m2 、好ましくは約120〜約200g
/m2 のポリエチレンを含む。低酸素透過性に加えて、
好ましい本発明の写真要素はまた予期されない低水蒸気
透過性の利点も有している。論理的説明に縛られること
を望まないけれども、好ましい写真要素を特徴付ける低
酸素透過性および低水蒸気透過性の組み合せが予期され
ない色素の耐光退色に寄与するものと信じられる。写真
要素の水蒸気透過度はASTM F372の手順によっ
て測定され得る。本発明の写真要素は、38℃(華氏1
00度)、相対湿度(RH)100%で、好ましくは
0.02g/m2 /日より多くなく、最も好ましくは
0.01g/m2 /日より多くない水蒸気透過度を有す
る。
過度の多くの減退を提供する何れかの量で含浸される。
一般的に、酸素侵入に対する有効な障壁のためには、含
浸率は乾燥紙重量の約3および約12重量パーセントの
間であることが好ましい。低コストで酸素透過度を減ら
すには、約4〜約9重量パーセントの含浸率が好まし
い。含浸は紙の表面上にポリビニルアルコール層を有す
るのではなく、紙の両表面近くに濃縮したポリビニルア
ルコールを有する紙をもたらす。各通過の後、乾燥を伴
うポリビニルアルコール溶液による2度の紙の塗布ある
いはその溶液中2度の通過が、所望の低い酸素透過度を
提供するのに十分なポリビニルアルコールの含浸をもた
らすことが見いだされた。ポリオレフィン含有層は当該
技術分野において良く知られているような、ホットメル
トからの押し出し方法、例えば引用することによって本
明細書の内容となる米国特許第3,411,908号明
細書に記載の方法によってポリビニルアルコール含浸紙
に塗布される。本発明の好ましい態様では、ポリオレフ
ィンはポリエチレンであり、紙支持体の両側に塗布され
る。現在、写真用紙支持体を被覆するために、当該技術
分野において使用されるポリエチレンの全量は約50g
/m2 が代表的である。一方、本発明の要素は、少なく
とも約70g/m2 、好ましくは約120〜約200g
/m2 のポリエチレンを含む。低酸素透過性に加えて、
好ましい本発明の写真要素はまた予期されない低水蒸気
透過性の利点も有している。論理的説明に縛られること
を望まないけれども、好ましい写真要素を特徴付ける低
酸素透過性および低水蒸気透過性の組み合せが予期され
ない色素の耐光退色に寄与するものと信じられる。写真
要素の水蒸気透過度はASTM F372の手順によっ
て測定され得る。本発明の写真要素は、38℃(華氏1
00度)、相対湿度(RH)100%で、好ましくは
0.02g/m2 /日より多くなく、最も好ましくは
0.01g/m2 /日より多くない水蒸気透過度を有す
る。
【0013】本発明のポリオレフィンで被覆された紙支
持体は、露光し、処理した後、光に対し驚く程安定した
カラー画像を生じる写真要素の形成に利用できる。さら
に、当該画像は光により近い中性退色(画像色素類がお
およそ同じ割合で退色する)を示すのでプリントの有効
寿命を長期にわたらせる。典型的なカラープリントで
は、イエロー画像色素およびマゼンタ画像色素の光安定
性は通常シアン画像色素の光安定性より劣っており、カ
ラープリントの不快な非中性退色をもたらす。しかし本
発明の支持体のカラープリントについては、イエロー画
像色素およびマゼンタ画像色素の光安定性は本質的に改
良され、一方シアン画像色素の光安定性は大部分は影響
なく残っており、優れた画像安定性と中性退色をもたら
す。本発明の支持体の恩恵を被るイエロー画像色素およ
びマゼンタ画像色素は、非環式ケトメチレン化合物、ピ
ラゾロン、ピラゾロトリアゾール、およびピラゾロベン
ズイミダゾール、の様な2−および4−等価の画像カプ
ラーと酸化された発色現像主薬の反応よって生成され
る。一般的にその様な画像カプラーは高沸点カプラー溶
媒に組み込むためにバラスト化される。
持体は、露光し、処理した後、光に対し驚く程安定した
カラー画像を生じる写真要素の形成に利用できる。さら
に、当該画像は光により近い中性退色(画像色素類がお
およそ同じ割合で退色する)を示すのでプリントの有効
寿命を長期にわたらせる。典型的なカラープリントで
は、イエロー画像色素およびマゼンタ画像色素の光安定
性は通常シアン画像色素の光安定性より劣っており、カ
ラープリントの不快な非中性退色をもたらす。しかし本
発明の支持体のカラープリントについては、イエロー画
像色素およびマゼンタ画像色素の光安定性は本質的に改
良され、一方シアン画像色素の光安定性は大部分は影響
なく残っており、優れた画像安定性と中性退色をもたら
す。本発明の支持体の恩恵を被るイエロー画像色素およ
びマゼンタ画像色素は、非環式ケトメチレン化合物、ピ
ラゾロン、ピラゾロトリアゾール、およびピラゾロベン
ズイミダゾール、の様な2−および4−等価の画像カプ
ラーと酸化された発色現像主薬の反応よって生成され
る。一般的にその様な画像カプラーは高沸点カプラー溶
媒に組み込むためにバラスト化される。
【0014】酸化された発色現像主薬との反応によりマ
ゼンタ色素を生成するカプラーは、米国特許第2,60
0,788号;同2,369,489号;同2,34
3,703号;同2,311,082号;同2,90
8,573号;同3,152,896号;同3,51
9,429号;および同3,062,653号ならびに
T.H.James編,The Theory of the Photographic Proce
ss,4版,MacMillan,NewYork,1977, pp356-358、の様な
代表的な特許明細書および刊行物に記載されている(こ
れらの全ては引用することにより本明細書の内容とな
る)。
ゼンタ色素を生成するカプラーは、米国特許第2,60
0,788号;同2,369,489号;同2,34
3,703号;同2,311,082号;同2,90
8,573号;同3,152,896号;同3,51
9,429号;および同3,062,653号ならびに
T.H.James編,The Theory of the Photographic Proce
ss,4版,MacMillan,NewYork,1977, pp356-358、の様な
代表的な特許明細書および刊行物に記載されている(こ
れらの全ては引用することにより本明細書の内容とな
る)。
【0015】酸化された発色現像主薬との反応によりイ
エロー色素を生成するカプラーは、米国特許第2,29
8,443号;同2,875,057号;同2,40
7,210号;同3,048,194号;同3,26
5,506号;同3,447,928号;および同5,
021,333号ならびに T.H.James, 編,The Theor
yof the Photographic Process,4版 MacMillan,New Yo
rk,1977,pp354-356、の様な代表的な特許明細書および
刊行物に記載されている(これらの全ては引用すること
により本明細書の内容となる)。
エロー色素を生成するカプラーは、米国特許第2,29
8,443号;同2,875,057号;同2,40
7,210号;同3,048,194号;同3,26
5,506号;同3,447,928号;および同5,
021,333号ならびに T.H.James, 編,The Theor
yof the Photographic Process,4版 MacMillan,New Yo
rk,1977,pp354-356、の様な代表的な特許明細書および
刊行物に記載されている(これらの全ては引用すること
により本明細書の内容となる)。
【0016】さらに加えて、使用可能なその他の画像カ
プラーは、Research Disclosure,December 1989,Item N
o.308119,Section VII D,中に挙げられている特許明細
書(その記載事項は引用することにより本明細書の内容
となる)に記載されている。カラープリントの有効寿命
を延ばすためのもう一つの鍵と成る要素は、長期間に光
に曝す時に生じる黄変の低減あるいは除去することであ
る。これは写真要素中に紫外線(UV)吸収剤を塗布す
ることによって達成され得る。典型的なUV吸収剤は置
換されたフェニルベンゾトリアゾール類(ここで引用す
ることによって本明細書の内容となる、米国特許第4,
383,863号;同4,447,511号;同4,7
90,959号;同4,752,298号;同4,85
3,471号;同4,973,701号の様な代表的な
特許明細書に記載されている)である。個体吸収剤に見
られる結晶化と表面粉化の問題を最小にするために液体
の紫外線吸収剤が好ましい。
プラーは、Research Disclosure,December 1989,Item N
o.308119,Section VII D,中に挙げられている特許明細
書(その記載事項は引用することにより本明細書の内容
となる)に記載されている。カラープリントの有効寿命
を延ばすためのもう一つの鍵と成る要素は、長期間に光
に曝す時に生じる黄変の低減あるいは除去することであ
る。これは写真要素中に紫外線(UV)吸収剤を塗布す
ることによって達成され得る。典型的なUV吸収剤は置
換されたフェニルベンゾトリアゾール類(ここで引用す
ることによって本明細書の内容となる、米国特許第4,
383,863号;同4,447,511号;同4,7
90,959号;同4,752,298号;同4,85
3,471号;同4,973,701号の様な代表的な
特許明細書に記載されている)である。個体吸収剤に見
られる結晶化と表面粉化の問題を最小にするために液体
の紫外線吸収剤が好ましい。
【0017】ハロゲン化銀乳剤層、下塗層、中間層およ
び上塗り層の様な、当該紙支持体を光反射プリント材料
に変えるための種々の層が本発明の写真要素中に与えら
れる。この発明の要素に使用されるハロゲン化銀乳剤は
ネガ型またはポジ型のどちらか一方と成り得る。適切な
乳剤とそれらの調製は、ここで引用することによって本
明細書の内容となる Research Disclosure,December 1
989,Item No.308119,Section I and IIに記載されてい
る。本発明で使用されるハロゲン化銀乳剤で好ましいの
は、少なくとも80モルパーセント塩化銀および残部が
臭化銀である塩化銀粒子を含んで成る。
び上塗り層の様な、当該紙支持体を光反射プリント材料
に変えるための種々の層が本発明の写真要素中に与えら
れる。この発明の要素に使用されるハロゲン化銀乳剤は
ネガ型またはポジ型のどちらか一方と成り得る。適切な
乳剤とそれらの調製は、ここで引用することによって本
明細書の内容となる Research Disclosure,December 1
989,Item No.308119,Section I and IIに記載されてい
る。本発明で使用されるハロゲン化銀乳剤で好ましいの
は、少なくとも80モルパーセント塩化銀および残部が
臭化銀である塩化銀粒子を含んで成る。
【0018】
【実施例】以下の例で本発明をさらに具体的に説明す
る。以下に示される式は例において使用される、シア
ン、マゼンタ、およびイエローカプラー(それぞれカプ
ラーC、M、Yで表す)、ならびに紫外線(UV)吸収
剤U、V、およびW、そして安定剤Sの構造である。
る。以下に示される式は例において使用される、シア
ン、マゼンタ、およびイエローカプラー(それぞれカプ
ラーC、M、Yで表す)、ならびに紫外線(UV)吸収
剤U、V、およびW、そして安定剤Sの構造である。
【0019】
【化1】
【0020】
【化2】
【0021】
【化3】
【0022】表1はこの例に記載された紙支持体に塗布
されているカラー写真要素の構成層を示す。
されているカラー写真要素の構成層を示す。
【0023】 表1 層番号 層 材料 付着量 (mg/m2) 7 保護層 ゼラチン 1345 6 UV吸収層** ゼラチン UV吸収剤 5 赤感性層 ゼラチン 1076 赤感性ハロゲン化銀* 253 カプラーC 423 ジブチルフタレート 212 4 UV吸収層** ゼラチン UV吸収剤 3 緑感性層 ゼラチン 1237 緑感性ハロゲン化銀* 283 カプラーM 423 安定剤S 92 ジブチルフタレート 211 2 中間層 ゼラチン 753 1 青感性層 ゼラチン 1506 青感性ハロゲン化銀* 292 カプラーY 1076 ジブチルフタレート 269 * ハロゲン化銀はAgBr1 Cl99 ** 要素IおよびII中のUV吸収層4および6はそ
れぞれゼラチン860mg/m2 およびUV吸収剤W5
90mg/m2 含む。
れぞれゼラチン860mg/m2 およびUV吸収剤W5
90mg/m2 含む。
【0024】要素III、IV、およびV中のUV吸収
層4および6はそれぞれゼラチン700mg/m2 、U
V吸収剤U57mg/m2 、およびUV吸収剤V32m
g/m2 含む。
層4および6はそれぞれゼラチン700mg/m2 、U
V吸収剤U57mg/m2 、およびUV吸収剤V32m
g/m2 含む。
【0025】例1 ポリビニルアルコール含浸紙支持体の調製、および相当
する写真塗膜の調製と試験 基本重量244g/m2 (50lb。1000ft2 )の
紙を8重量パーセントのポリビニルアルコール(出発乾
燥紙の重量に基づいて)で含浸し、前述した同時係属出
願米国出願第756,262号、発明の名称"Photograp
hic Paper withLow Oxygen Permeability"「低酸素透過
性を伴う写真印画紙」記載の2度通過手順を続けた。ポ
リビニルアルコール(Marubeni Co,から得
られた)は99%以上加水分解されており、この材料4
%の水溶液は20℃で27〜32センチポイズの粘度を
有していた。ポリビニルアルコール含浸紙の表面および
裏面上にポリエチレン25g/m2 を押し出し塗布し
た。表面のポリエチレン層は、また12.5重量パーセ
ントのアナターゼ型二酸化チタン、3.0重量パーセン
トの酸化亜鉛、0.5重量パーセントのステアリン酸カ
ルシウム、および少量の酸化防止剤、着色剤、蛍光増白
剤を含んでいた。そのようにして得られた材料を紙支持
体(1)と命名した。
する写真塗膜の調製と試験 基本重量244g/m2 (50lb。1000ft2 )の
紙を8重量パーセントのポリビニルアルコール(出発乾
燥紙の重量に基づいて)で含浸し、前述した同時係属出
願米国出願第756,262号、発明の名称"Photograp
hic Paper withLow Oxygen Permeability"「低酸素透過
性を伴う写真印画紙」記載の2度通過手順を続けた。ポ
リビニルアルコール(Marubeni Co,から得
られた)は99%以上加水分解されており、この材料4
%の水溶液は20℃で27〜32センチポイズの粘度を
有していた。ポリビニルアルコール含浸紙の表面および
裏面上にポリエチレン25g/m2 を押し出し塗布し
た。表面のポリエチレン層は、また12.5重量パーセ
ントのアナターゼ型二酸化チタン、3.0重量パーセン
トの酸化亜鉛、0.5重量パーセントのステアリン酸カ
ルシウム、および少量の酸化防止剤、着色剤、蛍光増白
剤を含んでいた。そのようにして得られた材料を紙支持
体(1)と命名した。
【0026】紙支持体(1)の表面上に上記表1中に示
す構成層を有する通常のカラー写真材料を塗布した。紙
支持体(1)から上記の様に調製した写真要素を要素I
と命名した。 紙支持体の各面に対し塗布量を70g/
m2 増加した以外は、紙支持体(1)の調製に使用した
同じポリビニルアルコール含浸紙の表面上および裏面上
の両側をポリエチレン層で押し出し被覆した。こうして
得た材料を紙支持体(2)と命名した。
す構成層を有する通常のカラー写真材料を塗布した。紙
支持体(1)から上記の様に調製した写真要素を要素I
と命名した。 紙支持体の各面に対し塗布量を70g/
m2 増加した以外は、紙支持体(1)の調製に使用した
同じポリビニルアルコール含浸紙の表面上および裏面上
の両側をポリエチレン層で押し出し被覆した。こうして
得た材料を紙支持体(2)と命名した。
【0027】紙支持体(2)の表面上に要素Iの調製に
使用した同じカラー写真材料を塗布した。紙支持体
(2)からその様にして調製した写真要素を要素IIと
命名した。予備段階のポリビニルアルコールでの含浸を
省略した以外は、紙支持体(1)に使用した同じ紙の表
面上および裏面上の両方を、上記紙支持体(1)につい
て記載したように、ポリエチレン 25g/m2 で押し
出し塗布した。その様にして得た材料を紙支持体(3)
と命名した。
使用した同じカラー写真材料を塗布した。紙支持体
(2)からその様にして調製した写真要素を要素IIと
命名した。予備段階のポリビニルアルコールでの含浸を
省略した以外は、紙支持体(1)に使用した同じ紙の表
面上および裏面上の両方を、上記紙支持体(1)につい
て記載したように、ポリエチレン 25g/m2 で押し
出し塗布した。その様にして得た材料を紙支持体(3)
と命名した。
【0028】紙支持体(3)の表面上に上記表1中に示
すカラー写真材料を塗布した。紙支持体(3)からその
様にして調製した写真要素を要素IIIと命名した。標
準Kodak Ektacolor RA−4処理の前
に、要素I、II、およびIIIをシアン、マゼンタ、
およびイエローの別々の色素記録を得るために赤色、緑
色、および青色の別々の光学段階くさびを通して露光し
た。3種の各色素記録の色素安定性を168日間5.4
kルクスの昼光に曝し、1.0の初期濃度からの濃度減
少を測定することによって測定し、その結果を以下の表
2に示す。
すカラー写真材料を塗布した。紙支持体(3)からその
様にして調製した写真要素を要素IIIと命名した。標
準Kodak Ektacolor RA−4処理の前
に、要素I、II、およびIIIをシアン、マゼンタ、
およびイエローの別々の色素記録を得るために赤色、緑
色、および青色の別々の光学段階くさびを通して露光し
た。3種の各色素記録の色素安定性を168日間5.4
kルクスの昼光に曝し、1.0の初期濃度からの濃度減
少を測定することによって測定し、その結果を以下の表
2に示す。
【0029】 表2 要素 イエロー退色 マゼンタ退色 シアン退色 I −0.38 −0.49 −0.16 II −0.29 −0.34 −0.16 III −0.41 −0.60 −0.16
【0030】表2のデータは、要素IIIにおいて測定
された特にマゼンタ色素記録における不十分な色素安定
性を示している。要素IIIはポリビニルアルコールを
含んでいない、塗布全量50g/m2 のポリエチレンを
含んで成る紙支持体から調製された。イエローおよびマ
ゼンタ色素退色中の僅かな減少が要素Iに認められた。
要素Iの紙支持体は8重量パーセントのポリビニルアル
コールで含浸された以外は、要素IIIと同量のポリエ
チレンを含んでいた。一方、要素IIは著しく改善され
たイエローおよびマゼンタ色素安定性と要素IIIおよ
びIのより接近した中性退色を示した。これらの結果
は、長期間の低照度光に曝した条件下の改善された色素
安定性の利益が本発明に従う要素IIから得られること
を具体的に表している。ここで要素IIの紙支持体はポ
リビニルアルコールで含浸され全量140g/m2 のポ
リエチレンで塗布されていた。
された特にマゼンタ色素記録における不十分な色素安定
性を示している。要素IIIはポリビニルアルコールを
含んでいない、塗布全量50g/m2 のポリエチレンを
含んで成る紙支持体から調製された。イエローおよびマ
ゼンタ色素退色中の僅かな減少が要素Iに認められた。
要素Iの紙支持体は8重量パーセントのポリビニルアル
コールで含浸された以外は、要素IIIと同量のポリエ
チレンを含んでいた。一方、要素IIは著しく改善され
たイエローおよびマゼンタ色素安定性と要素IIIおよ
びIのより接近した中性退色を示した。これらの結果
は、長期間の低照度光に曝した条件下の改善された色素
安定性の利益が本発明に従う要素IIから得られること
を具体的に表している。ここで要素IIの紙支持体はポ
リビニルアルコールで含浸され全量140g/m2 のポ
リエチレンで塗布されていた。
【0031】例2 ポリビニルアルコール含浸紙支持体の酸素および水蒸気
透過度の測定 支持体(1)、(2)および(3)の酸素透過性を酸素
洩れ率および酸素ガス透過度の二つの値を測定すること
によって求めた。ASTM D3985−81に従っ
て、乳剤が塗布された側を酸素センサーを備えたチャン
バに向けて、38℃(華氏100度)相対湿度約65%
で、純酸素を使用して、50cm2 の押し出し塗布した
サンプルに対して、酸素ガス透過度の測定を行った。同
じ装置および同じテスト条件を使用して次のように酸素
洩れ率を測定した。即ち、窒素ガスをキャリヤーガスと
してチャンバの上方および下方の両方に導入した。適当
な時間(30〜180分)の後、酸素センサーをチャン
バ排気流の中に挿入した。いったん平衡に達すると、セ
ンサーに到達する酸素の割合を酸素洩れ率として記録し
た。このように酸素洩れ率は、1)サンプルのガス抜
き、2)システム中の洩れ、および3)紙の端部を通し
ての洩れおよびポリエチレン層を通しての拡散、からセ
ンサに到達する酸素の割合で表す。酸素洩れ率の測定に
次いで、純酸素をチャンバ上方(無センサ側)に導入
し、酸素ガス透過度測定を上記の用に実行した。
透過度の測定 支持体(1)、(2)および(3)の酸素透過性を酸素
洩れ率および酸素ガス透過度の二つの値を測定すること
によって求めた。ASTM D3985−81に従っ
て、乳剤が塗布された側を酸素センサーを備えたチャン
バに向けて、38℃(華氏100度)相対湿度約65%
で、純酸素を使用して、50cm2 の押し出し塗布した
サンプルに対して、酸素ガス透過度の測定を行った。同
じ装置および同じテスト条件を使用して次のように酸素
洩れ率を測定した。即ち、窒素ガスをキャリヤーガスと
してチャンバの上方および下方の両方に導入した。適当
な時間(30〜180分)の後、酸素センサーをチャン
バ排気流の中に挿入した。いったん平衡に達すると、セ
ンサーに到達する酸素の割合を酸素洩れ率として記録し
た。このように酸素洩れ率は、1)サンプルのガス抜
き、2)システム中の洩れ、および3)紙の端部を通し
ての洩れおよびポリエチレン層を通しての拡散、からセ
ンサに到達する酸素の割合で表す。酸素洩れ率の測定に
次いで、純酸素をチャンバ上方(無センサ側)に導入
し、酸素ガス透過度測定を上記の用に実行した。
【0032】紙支持体(1)、(2)、および(3)の
水蒸気透過度をASTM F372の手順に従って、3
8℃(華氏100度)、相対湿度100%で、50cm
2 サンプルを使用して測定した。紙支持体(1)、
(2)、および(3)の酸素透過度と水蒸気透過度の測
定結果を以下の表3に与える。
水蒸気透過度をASTM F372の手順に従って、3
8℃(華氏100度)、相対湿度100%で、50cm
2 サンプルを使用して測定した。紙支持体(1)、
(2)、および(3)の酸素透過度と水蒸気透過度の測
定結果を以下の表3に与える。
【0033】 表3 酸素透過度 酸素洩れ率 水蒸気透過度 紙支持体 cc/m2/日 cc/m2/日 g/m2/日 (g/100in2/日) (1) 0.12 2.9 0.030 (0.34) (2) 0.10 1.4 0.010 (0.12) (3) 160 400 0.035 (0.40)
【0034】表2中の酸素ガス透過度は紙支持体(1)
および(2)において使用したポリビニルアルコールで
含浸した紙に由来する酸素透過度の非常に大きな減少を
具体的に表している。ポリビニルアルコールを含んでい
ない紙支持体(3)と比較してこれら2つの材料におい
てもまた酸素洩れ率の大きな減少が認められた。紙支持
体(1)および(2)からのデータを比較すると、後者
(より多量の塗布されたポリエチレンを含む)は、僅か
に酸素透過性が少なかった。
および(2)において使用したポリビニルアルコールで
含浸した紙に由来する酸素透過度の非常に大きな減少を
具体的に表している。ポリビニルアルコールを含んでい
ない紙支持体(3)と比較してこれら2つの材料におい
てもまた酸素洩れ率の大きな減少が認められた。紙支持
体(1)および(2)からのデータを比較すると、後者
(より多量の塗布されたポリエチレンを含む)は、僅か
に酸素透過性が少なかった。
【0035】紙支持体(1)および(3)の測定値を比
較すると、ポリビニルアルコールで含浸した紙が水蒸気
透過度を下げたことを示している。しかし水蒸気透過度
においては、かなり大きな減少が紙支持体(2)(紙の
各面に塗布したポリエチレン70g/m2 を有する)に
おいて見られた。
較すると、ポリビニルアルコールで含浸した紙が水蒸気
透過度を下げたことを示している。しかし水蒸気透過度
においては、かなり大きな減少が紙支持体(2)(紙の
各面に塗布したポリエチレン70g/m2 を有する)に
おいて見られた。
【0036】例3 ポリビニルアルコール塗布紙支持体の調製、および対応
する写真塗膜の調製と試験 基本重量191g/m2 (39lb/1000ft2 )の
紙の表面をポリビニルアルコール(加水分解率99%以
上、Marubeni Co.製)層3.5g/m2 の量で布し、そ
れからその表面および裏面の両側をポリエチレン25g
/m2 の量で塗布した。その様にして得られた材料を紙
支持体(4)と命名した。
する写真塗膜の調製と試験 基本重量191g/m2 (39lb/1000ft2 )の
紙の表面をポリビニルアルコール(加水分解率99%以
上、Marubeni Co.製)層3.5g/m2 の量で布し、そ
れからその表面および裏面の両側をポリエチレン25g
/m2 の量で塗布した。その様にして得られた材料を紙
支持体(4)と命名した。
【0037】同じ様に、表面をポリビニルアルコール
3.5g/m2 の量で塗布した紙の表面を100g/m
2 および裏面を25g/m2 のポリエチレンで押し出し
塗布した。その様にして得られた材料を紙支持体(5)
と命名した。紙支持体(4)および(5)の表面を上記
表1に示す通常のカラー写真材料で塗布した。紙支持体
(4)および(5)からその様に調製された写真要素を
それぞれ要素IVおよび要素Vとして命名した。
3.5g/m2 の量で塗布した紙の表面を100g/m
2 および裏面を25g/m2 のポリエチレンで押し出し
塗布した。その様にして得られた材料を紙支持体(5)
と命名した。紙支持体(4)および(5)の表面を上記
表1に示す通常のカラー写真材料で塗布した。紙支持体
(4)および(5)からその様に調製された写真要素を
それぞれ要素IVおよび要素Vとして命名した。
【0038】要素IVおよび要素Vを例1に記載されて
いる様に露光し処理した。要素III(ポリビニルアル
コールで塗布した層を欠いていること以外は、要素IV
とお同じ構成および濃度を有している)を、対照として
含めた。3種の各色素記録の色素安定性を252日間
5.4kルクスの蛍光灯に曝し、1.0の初期濃度から
の濃度減少を測定することによって求めた。その結果を
以下の表4に与える。
いる様に露光し処理した。要素III(ポリビニルアル
コールで塗布した層を欠いていること以外は、要素IV
とお同じ構成および濃度を有している)を、対照として
含めた。3種の各色素記録の色素安定性を252日間
5.4kルクスの蛍光灯に曝し、1.0の初期濃度から
の濃度減少を測定することによって求めた。その結果を
以下の表4に与える。
【0039】 表4 要素 イエロー退色 マゼンタ退色 III −0.27 −0.26 IV −0.25 −0.23 V −0.20 −0.18
【0040】要素IIIおよびIVの色素退色データの
比較は、後者の塗布物中のポリビニルアルコール酸素障
壁層に由来する光安定性のささやかな改善を示してい
る。要素IIIおよびIVの両方とも全量50g/m2
のポリエチレン(今日のカラー写真反射プリント製品に
おいて典型的に使用される)を有していた。要素Vから
の結果は、ポリビニルアルコールを塗布した紙に適用す
るポリエチレンの量が全量125g/m2 まで増加した
時の予期しない結果である、長期間低照度光に曝す条件
下でのイエローおよびマゼンタ色素安定性の著しい改善
を示す。このように塗布したポリオレフィンの量を増加
することが、ポリビニルアルコール含浸紙支持体ばかり
でなく他の良好な酸素障壁性を有する物質、たとえばポ
リエチレンテレフタレート、ポリアミド、ハロゲン化ビ
ニルポリマー、および前述した米国特許第4,283,
486号明細書中に記載されたビニルアルコールのホモ
ポリマーあるいはコポリマー、を含んで成る反射支持体
の、低感光退色条件下での画像色素安定性に有益であ
る。
比較は、後者の塗布物中のポリビニルアルコール酸素障
壁層に由来する光安定性のささやかな改善を示してい
る。要素IIIおよびIVの両方とも全量50g/m2
のポリエチレン(今日のカラー写真反射プリント製品に
おいて典型的に使用される)を有していた。要素Vから
の結果は、ポリビニルアルコールを塗布した紙に適用す
るポリエチレンの量が全量125g/m2 まで増加した
時の予期しない結果である、長期間低照度光に曝す条件
下でのイエローおよびマゼンタ色素安定性の著しい改善
を示す。このように塗布したポリオレフィンの量を増加
することが、ポリビニルアルコール含浸紙支持体ばかり
でなく他の良好な酸素障壁性を有する物質、たとえばポ
リエチレンテレフタレート、ポリアミド、ハロゲン化ビ
ニルポリマー、および前述した米国特許第4,283,
486号明細書中に記載されたビニルアルコールのホモ
ポリマーあるいはコポリマー、を含んで成る反射支持体
の、低感光退色条件下での画像色素安定性に有益であ
る。
【0041】この発明の他の好ましい態様を、請求項に
記載の発明との関連で以下に記載する。その酸素ガス透
過度が1cc/m2 /日より少なくおよびその酸素洩れ
率が25cc/m2 /日より少ない物質で含浸されてい
る前記紙支持体を有する写真要素。
記載の発明との関連で以下に記載する。その酸素ガス透
過度が1cc/m2 /日より少なくおよびその酸素洩れ
率が25cc/m2 /日より少ない物質で含浸されてい
る前記紙支持体を有する写真要素。
【0042】上記乳剤層持つ側と反対側の上記支持体上
のポリオレフィン含有層をさらに含んで成る写真要素。
上記ポリオレフィン含有層がポリエチレンである上記ポ
リオレフィンを有する写真要素。約100〜約200g
/m2 のポリエチレンを含む写真要素。
のポリオレフィン含有層をさらに含んで成る写真要素。
上記ポリオレフィン含有層がポリエチレンである上記ポ
リオレフィンを有する写真要素。約100〜約200g
/m2 のポリエチレンを含む写真要素。
【0043】上記の各ポリオレフィン含有層が少なくと
も70g/m2 のポリエチレンを含んでいる写真要素。
上記酸素ガス透過度減退物質および酸素洩れ率減退物質
がポリビニルアルコールである写真要素。上記紙支持体
が約3〜約12重量パーセントのポリビニルアルコール
を含んでいる写真要素。
も70g/m2 のポリエチレンを含んでいる写真要素。
上記酸素ガス透過度減退物質および酸素洩れ率減退物質
がポリビニルアルコールである写真要素。上記紙支持体
が約3〜約12重量パーセントのポリビニルアルコール
を含んでいる写真要素。
【0044】前記支持体が約4〜約9重量パーセントポ
リビニルアルコールを含む写真要素。前記乳剤層少なく
とも一つのイエローあるいはマゼンタ色素生成カプラー
を含む写真要素。前記イエロー色素生成カプラーが非環
式ケトメチレン化合物である写真要素。
リビニルアルコールを含む写真要素。前記乳剤層少なく
とも一つのイエローあるいはマゼンタ色素生成カプラー
を含む写真要素。前記イエロー色素生成カプラーが非環
式ケトメチレン化合物である写真要素。
【0045】上記マゼンタ色素生成カプラーがピラゾロ
ン化合物である写真要素。イエローカプラーを含む乳剤
層、マゼンタカプラーを含む乳剤層、およびシアンカプ
ラーを含む乳剤層を含んで成る写真要素。前記乳剤層に
かぶせる紫外線吸収剤を含む層をさらに含んで成る写真
要素。上記紫外線吸収剤が置換された2−フェニルベン
ゾトリアゾール化合物である写真要素。
ン化合物である写真要素。イエローカプラーを含む乳剤
層、マゼンタカプラーを含む乳剤層、およびシアンカプ
ラーを含む乳剤層を含んで成る写真要素。前記乳剤層に
かぶせる紫外線吸収剤を含む層をさらに含んで成る写真
要素。上記紫外線吸収剤が置換された2−フェニルベン
ゾトリアゾール化合物である写真要素。
【0046】水蒸気透過度が0.02g/m2 /日より
大きくない写真要素。水蒸気透過度が0.01g/m2
/日より大きくない写真要素。
大きくない写真要素。水蒸気透過度が0.01g/m2
/日より大きくない写真要素。
【0047】
【発明の効果】本発明のハロゲン化銀カラー写真反射プ
リント要素は、著しく改良された光耐退色性を伴う色素
画像を提供する。写真画像の光安定性の評価は、しばし
ば都合が良いという理由で、1〜4週間の期間50〜2
00Kルクスの高照度光源を利用する。しかし、10K
ルクス又はそれより少ない低照度照明に対する写真色素
の安定性の改良が実用上熱望されている。本発明の写真
要素から得られる写真用プリントは長期間の低照度露光
条件において著しく改良された安定性を有している。さ
らに、本発明によって提供される、イエロー、マゼンタ
およびシアン色素を含むフルカラー写真画像は、露光の
後で特にそのイエローおよびマゼンタ成分の濃度におい
て同様な減退を表す。中性状に退色することによりカラ
ー写真の良好な外観が維持されその有効寿命が延長され
る。
リント要素は、著しく改良された光耐退色性を伴う色素
画像を提供する。写真画像の光安定性の評価は、しばし
ば都合が良いという理由で、1〜4週間の期間50〜2
00Kルクスの高照度光源を利用する。しかし、10K
ルクス又はそれより少ない低照度照明に対する写真色素
の安定性の改良が実用上熱望されている。本発明の写真
要素から得られる写真用プリントは長期間の低照度露光
条件において著しく改良された安定性を有している。さ
らに、本発明によって提供される、イエロー、マゼンタ
およびシアン色素を含むフルカラー写真画像は、露光の
後で特にそのイエローおよびマゼンタ成分の濃度におい
て同様な減退を表す。中性状に退色することによりカラ
ー写真の良好な外観が維持されその有効寿命が延長され
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィリアム アンドリュー ムラック アメリカ合衆国,ニューヨーク 14624, ロチェスター,ストーン バーン ロード 19 (72)発明者 トッド リチャード スコッチドポール アメリカ合衆国,ニューヨーク 14610, ロチェスター,カーリング ロード 248
Claims (1)
- 【請求項1】 酸素透過度および酸素洩れ率を低下させ
る物質で含浸あるいは被覆されている紙支持体、少なく
とも一つのカラー生成ハロゲン化銀乳剤層、およびポリ
オレフィン層の少なくとも一つが前記乳剤層と前記支持
体の間に存在し少なくともポリオレフィン量50g/m
2 を含むポリオレフィン層、全ポリオレフィン量が少な
くとも70g/m2 を有する一以上のポリオレフィン層
を含んで成るハロゲン化銀カラー写真プリント要素。
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-
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