JPH0651332A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
- Publication number
- JPH0651332A JPH0651332A JP21964292A JP21964292A JPH0651332A JP H0651332 A JPH0651332 A JP H0651332A JP 21964292 A JP21964292 A JP 21964292A JP 21964292 A JP21964292 A JP 21964292A JP H0651332 A JPH0651332 A JP H0651332A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- liquid crystal
- dummy
- display device
- seal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 マトリックス液晶表示装置において、画素部
以外の外側部分である引き出し電極部分での色ムラを無
くすことを目的としている。 【構成】 画素部の外側には、画素部での液晶層の厚み
と同じ厚みにするためのダミー電極５、６が設けられて
いる。 【効果】 液晶層の厚みがほぼ全面にわたって均一とな
るので、色ムラの無いマトリックス液晶表示装置を提供
できる。
以外の外側部分である引き出し電極部分での色ムラを無
くすことを目的としている。 【構成】 画素部の外側には、画素部での液晶層の厚み
と同じ厚みにするためのダミー電極５、６が設けられて
いる。 【効果】 液晶層の厚みがほぼ全面にわたって均一とな
るので、色ムラの無いマトリックス液晶表示装置を提供
できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置の構造に
関するものである。
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、液晶による表示装置は、時
計、電卓からワープロ、コンピュータまで、幅広く用い
られており、近年になって更に利用分野が広がってい
る。
計、電卓からワープロ、コンピュータまで、幅広く用い
られており、近年になって更に利用分野が広がってい
る。
【０００３】以下に従来の液晶表示装置の構造を図面を
用いて説明する。図３は従来の液晶表示装置の構造の一
例を示す平面図であり、１は表示用上側電極、２は表示
用下側電極、４はシール、７は見切り、８は上ガラス、
９は下ガラスである。図４（ａ）は、図３Ｃ−Ｃライン
の断面図であり、図４（ｂ）は、図３Ｄ−Ｄラインの断
面図である。上下のガラスに対向するように配置された
表示用上側電極１、表示用下側電極２によってマトリッ
クス表示を行うものである。図４（ａ）、（ｂ）はそれ
ぞれ図３のＣ−ＣラインとＤ−Ｄラインの断面構造を示
すものである。図４（ａ）、（ｂ）の表示用上側電極１
と表示用下側電極２に電圧をかけることにより、液晶層
３に電界を生じさせ表示を行っている。
用いて説明する。図３は従来の液晶表示装置の構造の一
例を示す平面図であり、１は表示用上側電極、２は表示
用下側電極、４はシール、７は見切り、８は上ガラス、
９は下ガラスである。図４（ａ）は、図３Ｃ−Ｃライン
の断面図であり、図４（ｂ）は、図３Ｄ−Ｄラインの断
面図である。上下のガラスに対向するように配置された
表示用上側電極１、表示用下側電極２によってマトリッ
クス表示を行うものである。図４（ａ）、（ｂ）はそれ
ぞれ図３のＣ−ＣラインとＤ−Ｄラインの断面構造を示
すものである。図４（ａ）、（ｂ）の表示用上側電極１
と表示用下側電極２に電圧をかけることにより、液晶層
３に電界を生じさせ表示を行っている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
液晶表示装置は、図４（ａ）、（ｂ）のｄ１（画素部の
液晶層の厚み）、ｄ２（周辺部の液晶層の厚み）で示す
ように液晶層の厚みが場所によって異なってしまう。液
晶表示装置は、液晶層の厚さによって表示色が変化して
しまうため、従来の液晶表示装置では、画面周辺部で色
ムラが生じるという欠点を有していた。
液晶表示装置は、図４（ａ）、（ｂ）のｄ１（画素部の
液晶層の厚み）、ｄ２（周辺部の液晶層の厚み）で示す
ように液晶層の厚みが場所によって異なってしまう。液
晶表示装置は、液晶層の厚さによって表示色が変化して
しまうため、従来の液晶表示装置では、画面周辺部で色
ムラが生じるという欠点を有していた。
【０００５】具体的に、ｄ１、ｄ２の厚みの差の数値例
を示すと以下のようになる。例えば１０Ω（シート抵
抗）前後の低抵抗透明電極を使用すると、電極の厚さは
約０．３μｍになり、よって液晶表示装置における液晶
層の厚さの差Δｄは
を示すと以下のようになる。例えば１０Ω（シート抵
抗）前後の低抵抗透明電極を使用すると、電極の厚さは
約０．３μｍになり、よって液晶表示装置における液晶
層の厚さの差Δｄは
【数１】Δｄ＝ｄ２−ｄ１＝０．６μｍ となる。色ムラと見えるリタデーション差ΔＲは使用す
る液晶の屈折率異方性をΔｎとすると
る液晶の屈折率異方性をΔｎとすると
【数２】ΔＲ＝Δｎ・Δｄ となり、Δｎを０．１５とすると
【数３】 ΔＲ＝０．１５・０．６・１０００＝９０ｎｍ となる。該９０ｎｍという値は殊にＳＴＮ（Ｓｕｐｅｒ
Ｔｗｉｓｔｅｄ Ｎｅｍａｔｉｃ）モードに於いては
色ムラとして表示色が均一でなく、色ムラとして大きな
問題となる。
Ｔｗｉｓｔｅｄ Ｎｅｍａｔｉｃ）モードに於いては
色ムラとして表示色が均一でなく、色ムラとして大きな
問題となる。
【０００６】また、画面周辺部を見切りで隠してしまう
方法も考えられるが、画素と見切りの間に余白が全く無
くなるため、パソコン、ワープロ用の表示装置としては
非常に圧迫感のある見にくい表示装置となってしまう。
方法も考えられるが、画素と見切りの間に余白が全く無
くなるため、パソコン、ワープロ用の表示装置としては
非常に圧迫感のある見にくい表示装置となってしまう。
【０００７】本発明の目的は、上記課題を解決しようと
するためで、従来の液晶表示装置に対し、色ムラの無い
高品位の表示を可能とするパネル構造を提供することに
ある。
するためで、従来の液晶表示装置に対し、色ムラの無い
高品位の表示を可能とするパネル構造を提供することに
ある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の要旨は、画面周辺部の上下基板のいずれか一
方あるいは両方に表示用電極が無い部分の少なくとも一
方にダミー電極を設置し、画素部と画面周辺部との液晶
層の厚みの差を無くしていることを特徴とするものであ
る。
の本発明の要旨は、画面周辺部の上下基板のいずれか一
方あるいは両方に表示用電極が無い部分の少なくとも一
方にダミー電極を設置し、画素部と画面周辺部との液晶
層の厚みの差を無くしていることを特徴とするものであ
る。
【０００９】また、前記ダミー電極と対向する表示用電
極あるいはダミー電極の両方をシールと直接接触する構
造とし、シール内部に導電性のスペーサを含ませる事に
よって互いの電極を電気的に導通させ上下の電極を常に
同電位にすることで、ダミー電極が静電気等により帯電
しても誤表示を起こさないことを特徴とするものであ
る。
極あるいはダミー電極の両方をシールと直接接触する構
造とし、シール内部に導電性のスペーサを含ませる事に
よって互いの電極を電気的に導通させ上下の電極を常に
同電位にすることで、ダミー電極が静電気等により帯電
しても誤表示を起こさないことを特徴とするものであ
る。
【００１０】
【作用】すなわち本発明における液晶表示装置は、画面
周辺部にダミー電極を設置すると共に、シール材内部に
導電性のスペーサーを含む構造のため、色ムラを解消す
ると共に、ダミー電極による誤表示も起きないという高
品位な表示が可能なパネル構造となっている。
周辺部にダミー電極を設置すると共に、シール材内部に
導電性のスペーサーを含む構造のため、色ムラを解消す
ると共に、ダミー電極による誤表示も起きないという高
品位な表示が可能なパネル構造となっている。
【００１１】
【実施例】以下図面により本発明の実施例を詳述する。
図１は、本発明のパネル構造を示す平面図であり、図２
（ａ）、（ｂ）はいずれも本発明のパネル構造を示す断
面図である。図２（ａ）は図１に示す液晶表示装置のＡ
−Ａラインの断面図であり、図２（ｂ）は図１のＢ−Ｂ
ラインの断面図である。図２（ａ）、（ｂ）は液晶表示
装置であり画面周辺部に図のように上側ダミー電極５と
下側ダミー電極６を設置しており、上側ダミー電極５に
対向する表示用下側電極２、下側ダミー電極に対向する
表示用上側電極１はいずれもシール４と直接接触してい
る。また、シール４の内部には導電スペーサー６を含ん
でおり、ダミー電極は対向する表示用上側電極１あるい
は表示用下側電極２と電気的に導通されている。
図１は、本発明のパネル構造を示す平面図であり、図２
（ａ）、（ｂ）はいずれも本発明のパネル構造を示す断
面図である。図２（ａ）は図１に示す液晶表示装置のＡ
−Ａラインの断面図であり、図２（ｂ）は図１のＢ−Ｂ
ラインの断面図である。図２（ａ）、（ｂ）は液晶表示
装置であり画面周辺部に図のように上側ダミー電極５と
下側ダミー電極６を設置しており、上側ダミー電極５に
対向する表示用下側電極２、下側ダミー電極に対向する
表示用上側電極１はいずれもシール４と直接接触してい
る。また、シール４の内部には導電スペーサー６を含ん
でおり、ダミー電極は対向する表示用上側電極１あるい
は表示用下側電極２と電気的に導通されている。
【００１２】シール内部に導電スペーサを含ませて上下
電極を導通させる方法は、実験の結果問題無いことが確
認されている。なお、導電性スペーサの混合比は、シー
ル剤１００ｇに対して０．７ｇ程度で良い。
電極を導通させる方法は、実験の結果問題無いことが確
認されている。なお、導電性スペーサの混合比は、シー
ル剤１００ｇに対して０．７ｇ程度で良い。
【００１３】上記ダミー電極５により、液晶層３の厚み
は、画素部と画面周辺部で差がなくなり、色ムラを解消
する事が出来る。また、シール４の内部に含ませた導電
性スペーサ６により、ダミー電極部の誤表示を無くすこ
とが出来るので大変高品位な液晶表示装置とすることが
出来る。
は、画素部と画面周辺部で差がなくなり、色ムラを解消
する事が出来る。また、シール４の内部に含ませた導電
性スペーサ６により、ダミー電極部の誤表示を無くすこ
とが出来るので大変高品位な液晶表示装置とすることが
出来る。
【００１４】
【発明の効果】上記のごとく本発明によれば、高品位な
表示が可能となり、品質の高い液晶表示装置を造ること
が可能となる。すなわち、従来の液晶表示装置の製造プ
ロセスや製造装置をほとんど変更する必要が無いため、
コストや生産性の面からも有利でしかも表示品質上効果
的なパネル構造であると言える。
表示が可能となり、品質の高い液晶表示装置を造ること
が可能となる。すなわち、従来の液晶表示装置の製造プ
ロセスや製造装置をほとんど変更する必要が無いため、
コストや生産性の面からも有利でしかも表示品質上効果
的なパネル構造であると言える。
【図１】本発明の一実施例を示す液晶表示装置の平面図
である。
である。
【図２】本発明の一実施例を示す液晶表示装置の断面図
である。
である。
【図３】従来の液晶表示装置を示す平面図である。
【図４】従来の液晶表示装置を示す断面図である。
１ 信号電極 ２ 走査電極 ３ 液晶層 ４ シール ５ 上側ダミー電極 ６ 下側ダミー電極 ７ 見切り ８ 上ガラス ９ 下ガラス １０ 導電性スペーサ
Claims (2)
- 【請求項１】 複数本の信号電極が形成されたガラス基
板と、複数本の走査電極が形成されたガラス基板とを一
定の間隔をおいてシールで接着し、その間に液晶を注入
したマトリックス液晶表示装置において、少なくとも一
方のガラス基板は、信号電極と走査電極が向かい合う画
素部の外側に前記ガラス基板間の液晶層の厚みを均一に
するためのダミー電極を設けたことを特徴とする液晶表
示装置。 - 【請求項２】 前記シールに導電性スペーサーを含ませ
前記ダミー電極上を通るようにシールを設けることによ
り、前記ダミー電極を前記信号電極又は走査電極の少な
くとも一方に導通させたことを特徴とする液晶表示装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21964292A JPH0651332A (ja) | 1992-07-28 | 1992-07-28 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21964292A JPH0651332A (ja) | 1992-07-28 | 1992-07-28 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0651332A true JPH0651332A (ja) | 1994-02-25 |
Family
ID=16738731
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21964292A Pending JPH0651332A (ja) | 1992-07-28 | 1992-07-28 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0651332A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5619358A (en) * | 1994-11-14 | 1997-04-08 | Sharp Kabushiki Kaisha | Liquid crystal display device with seal contacting substrates between two conductive films of dummy electrodes |
| WO1999035532A1 (fr) * | 1998-01-09 | 1999-07-15 | Citizen Watch Co., Ltd. | Dispositif a cristaux liquides avec fonction anti-courant de fuite |
| KR100254180B1 (ko) * | 1996-08-29 | 2000-04-15 | 마찌다 가쯔히꼬 | 액정표시장치 |
| KR100488840B1 (ko) * | 2001-09-13 | 2005-05-11 | 세이코 엡슨 가부시키가이샤 | 액정 장치 및 전자 기기 |
| JP2006023741A (ja) * | 2005-07-05 | 2006-01-26 | Hitachi Displays Ltd | 液晶表示装置 |
| JP2007199670A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-08-09 | Seiko Epson Corp | 電気泳動表示装置及び電子機器 |
| US7333172B1 (en) * | 1995-12-21 | 2008-02-19 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Liquid crystal display device having plurality of conductive layers between a substrate and sealing member and insulated by insulating film |
| USRE41324E1 (en) | 1994-09-08 | 2010-05-11 | Hitachi Displays, Ltd. | Liquid crystal display with substantially equal resistances for sets of terminal electrodes and inclined wiring electrodes |
| JP4954088B2 (ja) * | 2005-12-05 | 2012-06-13 | シャープ株式会社 | 有機エレクトロルミネセンスパネル及び有機エレクトロルミネセンス表示装置 |
-
1992
- 1992-07-28 JP JP21964292A patent/JPH0651332A/ja active Pending
Cited By (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US8665411B2 (en) | 1995-12-21 | 2014-03-04 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Liquid crystal display device having particular conductive layer |
| US7394516B2 (en) | 1995-12-21 | 2008-07-01 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Liquid crystal display device having a particular conductive layer |
| US7956978B2 (en) | 1995-12-21 | 2011-06-07 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Liquid-crystal display device having a particular conductive layer |
| US9316880B2 (en) | 1995-12-21 | 2016-04-19 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Liquid crystal display device |
| US8194224B2 (en) | 1995-12-21 | 2012-06-05 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Liquid crystal display device having particular conductive layers |
| KR100254180B1 (ko) * | 1996-08-29 | 2000-04-15 | 마찌다 가쯔히꼬 | 액정표시장치 |
| US6744484B1 (en) | 1998-01-09 | 2004-06-01 | Citizen Watch Co., Ltd. | LCD having dummy electrodes or light-cutting film with current leakage preventing slits |
| WO1999035532A1 (fr) * | 1998-01-09 | 1999-07-15 | Citizen Watch Co., Ltd. | Dispositif a cristaux liquides avec fonction anti-courant de fuite |
| US6927831B2 (en) * | 2001-09-13 | 2005-08-09 | Seiko Epson Corporation | Liquid crystal device and electronic apparatus having a substantially uniform substrate interval |
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| JP2006023741A (ja) * | 2005-07-05 | 2006-01-26 | Hitachi Displays Ltd | 液晶表示装置 |
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| US8736951B2 (en) | 2005-12-28 | 2014-05-27 | Seiko Epson Corporation | Electrophoretic display device and electronic apparatus |
| US8149499B2 (en) | 2005-12-28 | 2012-04-03 | Seiko Epson Corporation | Electrophoretic display device and electronic apparatus |
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