JPH065131A - 布線板送り装置 - Google Patents

布線板送り装置

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JPH065131A
JPH065131A JP4165667A JP16566792A JPH065131A JP H065131 A JPH065131 A JP H065131A JP 4165667 A JP4165667 A JP 4165667A JP 16566792 A JP16566792 A JP 16566792A JP H065131 A JPH065131 A JP H065131A
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裕 西出
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昭 後藤
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】ワイヤーハーネスの自動化製造時には、作業ス
テーションから作業ステーションへ布線板を搬送する。
この発明の作業ステーションは、処理機構が工程単位で
モジュール化されていて、各モジュール20にそれぞれ
搬送装置22が備えられている。搬送装置22は、ベー
スフレーム21から予め定める長さL0だけはみ出した
はみ出し部23を有している。はみ出し部23は、製造
ラインにおけるたとえば上流側のモジュール20Aに進
入される。そして上流側モジュール20Aからその下流
側に連結されたモジュール20Bに布線板が搬送される
際に、上流側モジュール20Aの搬送装置22Aと下流
側のはみ出し部23Bとの重複部分において、布線板の
受渡しを行う。 【効果】作業ステーションであるモジュール20間に別
個の搬送装置を挿入しなくてよく、自動化製造ラインの
構成がコンパクトでかつ簡易にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワイヤーハーネスの
製造時に使用される布線板の送り装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ワイヤーハーネスは、自動車、複写機等
に組み込まれる多数の電線、端子、コネクタ等からなる
電気配線システムであり、その製造工程には、電線長の
計測および切断工程、電線の端部の被覆を剥ぐ皮剥工
程、皮剥された電線の端部に端子金具を圧着する端子圧
着工程、端子をコネクタハウジングに挿入する端子挿入
工程、ならびに電線を結束する結束工程等が含まれてい
る。
【0003】これらの製造工程は、従来では手作業に依
っていたが、最近では、各工程を自動化するための機械
装置が提案されている。機械装置を用いたワイヤーハー
ネスの製造では、電線の取扱いが課題となる。従来の1
つの方法は、調尺切断された電線端を電線クランプ竿で
把持して搬送するやり方があった(たとえば特公平3−
66790号公報参照)。
【0004】また、他の方法として、布線板に電線を布
線し、布線板上でワイヤーハーネスを作り上げていく方
法があった(たとえば特願平1−130422号公報参
照)。前者の電線の取扱い方法では、電線クランプ竿3
に電線端部が把持され、電線はぶら下がった状態で搬送
されるので、電線長が長い場合にその取扱いが困難で、
搬送時に電線が絡まないように注意しなければならな
い。
【0005】一方、後者の方法は、布線板上に電線を布
線した状態で作業が行われるので、作業時は布線板を搬
送すればよく、作業がやりやすい点で優れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この後者の
方法である布線板を用いたワイヤーハーネスの自動化製
造ラインを設計するにあたっては、布線板送り装置を製
造ラインにどのように組み込むかを考えなければならな
い。従来の製造ラインにおける布線板送り装置の典型例
としては、図7に示すように、作業ステーションと作業
ステーションとの間に布線板送り装置が介在されたもの
があった。
【0007】図7において、作業ステーションA1でた
とえば布線板(図示せず)に調尺電線が布線されて切断
される布線工程が行われる。布線された布線板は、布線
板送り装置B1で作業ステーションA1から次の作業ス
テーションA2に搬送される。そして作業ステーション
A2では、布線板は、ステーション内に備えられた図示
しないピッチ送り装置にて搬送されながら、布線された
電線端部の被覆を剥ぐ皮剥工程が行われる。そして、作
業ステーションA2で皮剥が完了すると、布線板は、布
線板送り装置B2によってこの作業ステーションA2か
ら次の作業ステーションA3へ送られる。そして、作業
ステーションA3では、皮剥がされた電線端部の芯線に
端子金具が圧着される。端子圧着時には、作業ステーシ
ョンA3内に備えられた図示しないピッチ送り装置に
て、布線板がピッチ送りされる。
【0008】このような構成であるから、従来は、作業
ステーションから作業ステーションへ布線板を搬送する
ための布線板送り装置が必要であり、製造ラインが長く
なって大型化したり、複雑化するという問題があった。
この発明は、このような従来技術の欠点を解消するため
になされたもので、作業ベースに取り付けられる布線板
送り装置を工夫することによって、従来必要であった作
業ステーションから作業ステーションへ布線板を搬送す
るための布線板送り装置を省略できるようにした、布線
板送り装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、作業用ベース上の布線板を搬送するための布線板送
り装置であって、作業用ベースに取り付けられ、作業用
ベースの一端から他端まで布線板を搬送するためのベー
ス内搬送部と、ベース内搬送部と一体的につながり、作
業用ベースの一端または他端のいずれか一方から作業用
ベース外へ予め定める寸法だけはみ出したはみ出し搬送
部とを含むことを特徴とするものである。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の布
線板送り装置において、複数台の作業用ベースが連結さ
れたとき、各作業用ベースのはみ出し搬送部は、隣接し
て連結された作業用ベース内に進入し、かつ、その進入
した作業用ベースのベース内搬送部と平行に所定間隔離
れて重複するように、各作業用ベースに布線板送り装置
が取り付けられていることを特徴とするものである。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載の布
線板送り装置において、平行に重複する部分で、隣接し
た作業用ベース間における布線板の受渡しが可能にされ
ていることを特徴とするものである。請求項4記載の発
明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の布線板送り
装置において、ベース内搬送部およびはみ出し搬送部を
移動可能であり、移動方向に長手の移動部材と、移動部
材の移動方向前後に取り付けられた少なくとも2つの位
置決めピンとが含まれ、布線板の搬送は、少なくとも2
つの位置決めピンが布線板と係合した状態で行われるこ
とを特徴とするものである。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項4記載の布
線板送り装置において、駆動源としてのサーボモータ
と、サーボモータの回転を移動部材に伝達する伝達手段
とを含むことを特徴とするものである。請求項6記載の
発明は、請求項4または5記載の布線板送り装置におい
て、布線板は、その裏面に、少なくとも2つの位置決め
ピンを挿入可能な少なくとも2個1組の送り孔が2組形
成されていることを特徴とするものである。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明によれば、ベース内搬送部
により作業用ベース内での布線板の搬送が可能である。
また、ベース内搬送部と一体的になったはみ出し搬送部
が備えられており、このはみ出し搬送部は作業用ベース
外へ予め定める寸法だけはみ出している。それゆえ、は
み出し搬送部により、作業用ベース外の布線板を作業用
ベース内へ搬入することができ、あるいは、作業用ベー
スから予め定める寸法だけ布線板を送り出すことができ
る。
【0014】請求項2または3記載の発明によれば、各
作業用ベースに備えられたはみ出し搬送部が、隣接作業
用ベースに設けられているベース内搬送手段とぶつから
ないように進入する。進入したはみ出し搬送部は、その
作業用ベースに設けられているベース内搬送手段と平行
に重複するので、その重複部分において布線板の受渡し
が可能である。よって、作業用ベースを複数台連結した
場合に、作業用ベース間に布線板送り装置を介在させな
くても、作業用ベース間における布線板の搬送が可能で
ある。
【0015】請求項4記載の発明によれば、布線板の搬
送は、少なくとも2つの位置決めピンが布線板と係合し
た状態で行われるので、布線板をがたつくことなく搬送
することができる。請求項5記載の発明によれば、サー
ボモータの回転により移動部材が移動されるから、サー
ボモータの回転を制御することによって、布線板をピッ
チ送りすることができるし、また、所定の高速度で一気
に搬送することもできる。つまり、作業用ベースに取り
付けられるワイヤーハーネス製造装置の作業処理の内容
により、布線板の搬送態様を任意の態様にすることがで
きる。
【0016】請求項6記載の発明によれば、布線板に少
なくとも2個1組の送り孔を形成することにより、この
発明に好適な布線板を構成できる。
【0017】
【実施例】以下には、図面を参照して、この発明の一実
施例について詳細に説明をする。図1は、この発明の一
実施例にかかる布線板送り装置が備えられた3台のモジ
ュール20A,20B,20Cが直列に接続された構成
を示す図解図である。各モジュール20A,20B,2
0Cは、ワイヤーハーネスの所定の製造工程が自動化さ
れた工程単位の自動化処理モジュールである。
【0018】各モジュール20A,20B,20Cに
は、共通の構成として、それぞれ、作業用ベースとして
のベースフレーム21A,21B,21Cおよび布線板
送り装置とての搬送装置22A,22B,22Cが備え
られている(以下、モジュール、ベースフレームおよび
搬送装置について総称するときは、各数字20,21,
22の後に付されたアルファベット符号A,B,Cを省
略する)。なお、図3において、各モジュール20A,
20B,20Cに備えられた工程単位の処理機構につい
ては図示が省略されている。
【0019】この共通の構成における特徴の1つは、ベ
ースフレーム21に備えられた搬送装置22には、ベー
スフレーム21から予め定める長さL0だけはみ出した
はみ出し部23が形成されていることである。このはみ
出し部23は、この実施例では、製造ラインにおけるた
とえば上流側のモジュールに進入し得るようにされてい
る。このようにされていると、上流側モジュール、たと
えばモジュール20Aからその下流側に連結されたモジ
ュール20Bに布線板が搬送される際に、布線板の受渡
しがスムーズに行えるという利点がある。また、モジュ
ール20Aと20Bとの間に、別個の搬送装置を挿入し
なくてよいという利点もある。
【0020】なお、はみ出し部23は、上流側モジュー
ルに進入するようにではなく、下流側モジュールに進入
するようにされていてもよい。上述の共通の構成におけ
る他の特徴は、互いに連結されるモジュール間、たとえ
ばモジュール20Aと20Bと20Cとの間において、
搬送装置22Aと22Bと20Cとの配置位置が、たと
えばベースフレーム21Aの幅方向に向かって左半分
側、ベースフレーム21Bの幅方向に向かって右半分
側、ベースフレーム21Cの幅方向に向かって左半分側
というように、交互に幅方向反対側に配置されているこ
とである。このような配置構造にすることによって、各
はみ出し部23が上流側のモジュール20内に進入して
も、そのモジュール20に備えられた搬送装置22とぶ
つからないようにでき、しかも、所定長さL0のはみ出
し部23が上流側モジュール20の搬送装置22と平行
に部分重複するので、上流側モジュール、たとえばモジ
ュール20Aにおける搬送装置22Aから下流側モジュ
ール20Bの搬送装置22Bへの布線板の受渡しが可能
になるのである。
【0021】なお、各モジュール20におけるベースフ
レーム21の長さL1,L2,L3は、モジュールごと
に異なっていてもよいし、等しくてもよい。また、各モ
ジュール20におけるベースフレーム21の幅も、モジ
ュールごとに異なっていてもよいし、共通であってもよ
い。次に、各モジュール20における共通構成につい
て、具体的な構成例を取り上げて説明する。
【0022】図2は、モジュールの共通構成の具体例を
示す平面図、図3はその正面図、図4はその右側面図で
ある。図2ないし図4を参照して説明すると、モジュー
ル20には、外形が直方体形状の下ベースフレーム21
aと、下ベースフレーム21aの上に取り付けられた上
ベースフレーム21bとが設けられており、下ベースフ
レーム21aの下部には、4つのストッパ付キャスタ2
4が取り付けられている。したがって、下ベースフレー
ム21aおよび上ベースフレーム21bは移動容易であ
って所望の位置に配置しやすく、しかも配置位置におい
て不動状態にできる。
【0023】搬送装置22は、下ベースフレーム21a
上に固着された長手の取付部材25を有している。取付
部材25の右端には第1プーリ26が備えられ、取付部
材25の左端には第2プーリ27が備えられていて、第
1プーリ26と第2プーリ27との間には搬送タイミン
グベルト28が架け渡されている。第1プーリ26には
軸受機構32を介して取り付けられたタイミングプーリ
33が連結されている。また、下ベースフレーム21a
には、この搬送装置22の駆動源であるサーボモータ3
4が取り付けられている。そしてサーボモータ34の回
転軸35には駆動プーリ36が取り付けられ、駆動プー
リ36と上述したタイミングプーリ33との間にはタイ
ミングベルト37が架け渡されている。よって、サーボ
モータ34の回転力は駆動プーリ36、タイミングベル
ト37を介してタイミングプーリ33へ伝えられ、タイ
ミングプーリ33の回転は軸受機構32を介して第1プ
ーリ26へ伝達され、第1プーリ26の回転により搬送
タイミングベルト28が駆動される。
【0024】搬送タイミングベルト28には接続部材2
9を介して移動部材30が取り付けられている。この移
動部材30は、取付部材25の上部に備えられた、搬送
ベルト28と平行に延びたガイドレール31に案内され
て図4または図5において左右方向に移動自在にされて
いる。したがって、搬送タイミングベルト28が駆動さ
れると、搬送タイミングベルト28によって、搬送タイ
ミングベルト28と接続部材29でつながれた移動部材
30は、左右方向に移動される。
【0025】移動部材30は、移動方向に所定長さを有
する部材で、移動方向に対して、所定間隔をあけて、2
つのピンユニット38a,38bが取り付けられてい
る。ピンユニット38a,38bには、それぞれ、たと
えば油圧シリンダで上下動される位置決めピン39a,
39bが備えられている。2つの位置決めピン39aお
よび39bの間隔は、たとえば505mmとされてい
る。各位置決めピン39a,39bは、上昇されること
により、布線板に形成された送り孔に係合し得るように
されている。
【0026】このように、位置決めピン39を2本用
い、かつ、2本の位置決めピン39を所定間隔あけるこ
とにより、布線板搬送時に布線板を正確に位置決めし
て、がたつかないよう搬送できるという利点がある。つ
まり、位置決めピン39が1本だけであれば、搬送時に
布線板が搬送方向と交差方向にがたつくおそれがある
が、この実施例のように、2本の位置決めピン39a,
39bを設け、かつ、位置決めピン39a,39b同士
を所定間隔あけておけば、2本の位置決めピン39a,
39bによって布線板が確実に位置決めされ、かつ、が
たつくことなく搬送される。
【0027】なお、変形例としては、位置決めピン39
を3本またはそれ以上にして、より多くのピンで布線板
の位置決めをし、搬送をするようにしてもよい。また、
搬送装置に、搬送時に布線板が搬送方向と交差する方向
にがたつかないようにする搬送案内ガイドを設ければ、
位置決め用ピン39は1本だけにすることもできる。
【0028】このモジュール20における特徴は、搬送
装置22の左端(図2または図3において左端)がベー
スフレーム21a,21bから左側へはみ出したはみ出
し部23となっていることである。このはみ出し部23
のはみ出し寸法は、L0(たとえばL0は、2本の位置
決めピン39a,39bの間隔505mmに所定のマー
ジンαを加えた寸法、つまりL0=505mm+α)に
定められていて、移動部材30が最も左側まで移動した
状態で、移動部材30に取り付けられた2つの位置決め
ピン39a,39bのうちの、右側の位置決めピン39
bがガイドフレーム21a,21bからはみ出し得るよ
うに構成されている。
【0029】このはみ出し部23は、このモジュール2
0の左側に別のモジュールが連結されたとき、そのモジ
ュールのベースフレーム内に進入する。そして、その別
のモジュール内へ送られてきた布線板を、はみ出し部2
3の2つの位置決めピン39a,39bで受け取り、こ
のモジュール20内に取り込んでくることができるよう
にされている。
【0030】このモジュール20には、さらに、上ベー
スフレーム21bに布線板検出用の近接センサ41と、
近接センサ41の近傍に備えられた布線板停止用シリン
ダ42とが備えられている。図2または図3において、
布線板が左側から搬送されてくると、近接センサ41に
よって搬送されてくる布線板の先端が検出される。近接
センサ41の検出出力はシリンダ制御装置(図示せず)
へ与えられ、検出出力に応答してシリンダ42が上昇さ
れる。そして、搬送されてきた布線板の先端は上昇され
たシリンダ42に衝突して停止される。
【0031】このようにして停止された布線板の裏面に
は、位置決めピン39a,39bに対向する位置に送り
孔が形成されている。それゆえ、位置決めピン39a,
39bが上昇されると、布線板の送り孔に挿入される。
そして、その後、シリンダ42は降下される。図3の左
上部には、2点鎖線で布線板9の最初の停止位置が示さ
れている。また、位置決めピン39a,39bが布線板
9の送り孔に挿入されて、右端まで搬送された状態の布
線板9が、右上部に2点鎖線で示されている。
【0032】この状態のとき、このモジュール20の右
側に連結される図示しない次のモジュールの搬送装置の
はみ出し部23Bは、図2に1点鎖線で示すようにこの
モジュール20内に進入しているから、布線板9は次の
モジュールの搬送装置(のはみ出し部23B)に受け渡
され、次のモジュールへと搬送される。なお、図2また
は図4において、参照番号43は、布線板が搬送される
ときに布線板の両側を保持するコロを表わしている。
【0033】また、図2または図4において、参照番号
44は処理機構取付台を表わしている。この処理機構取
付台44には、たとえばこのモジュール20が皮剥モジ
ュールとして組立てられる際には、皮剥処理機構を取り
付けるためのものである。この取付台44の配置位置
は、たとえば図2に示す位置は一例であり、取り付けら
れる処理機構の種類に応じて取付台が大きなものにされ
たり、位置も変えられる。
【0034】図5は、上記モジュール20が連結された
ワイヤーハーネス製造ラインに用いられる布線板9に形
成されている送り孔を説明するための図解図である。図
5に示すように、布線板9の下面には、少なくとも2組
の送り孔45,46が形成されている。一方の組の送り
孔45は、布線板9の搬送方向に対して交差方向(幅方
向)たとえば左側に備えられ、他方の組の送り孔46は
右側に備えられている。そしていずれの組の孔45(4
6)も、2つの孔45a,45b(46a,46b)か
らなっていて、その孔45a,45b(46a,46
b)の間隔は予め定める寸法、たとえばこの実施例で
は、位置決めピン39a,39bの間隔と等しい間隔の
505mmとされている。
【0035】2組の送り孔のうち、一方の組の送り孔4
5は、前段のモジュールにおいて位置決めピンが挿入さ
れ、搬送されるためのものである。他方の組の送り用孔
46は、次段のモジュールにおいて、位置決めピンが挿
入されるためのものである。図6は、布線板9の送り孔
の変形例を示す図である。布線板の送り孔45,46
は、図6(a)に示すように、布線板9の中央を中心に
形成されていてもよい。また、図6(b)に示すよう
に、たとえば6個の送り孔45a,45b,45c,4
6a,46b,46cが形成されており、そのうちのA
1およびA2の2組、またはB1およびB2の2組の送
り孔が使用されて、布線板9が搬送されてもよい。
【0036】上述の第2図ないし第4図を参照して説明
した各モジュール20における具体的な構成は、一例で
あり、種々の変更が可能である。たとえば、モジュール
20は、下ベースフレーム21aと上ベースフレーム2
1bとを有しているが、このようなベースフレーム21
a,21bに代えて、ベーステーブル等を用いてもよ
い。要は、作業用ベースであればよく、その形状や構造
については目的に応じて種々の変更が可能である。
【0037】また、搬送装置22の構成も、実施例の構
成に限られるわけではなく、請求の範囲に記載の内容に
基づいて種々の変更を施すことができる。
【0038】
【発明の効果】請求項1ないし3の発明によれば、作業
用ベースから隣接する作業用ベースに布線板を搬送する
場合に、作業用ベース間に別個の搬送装置を介在させる
必要はなく、複数の作業用ベースを連結してワイヤーハ
ーネスの製造ラインが構成しやすい布線板送り装置を提
供することができる。
【0039】また、請求項4記載の発明によれば、布線
板をがたつきなく正確に搬送することのできる布線板送
り装置を提供することができる。請求項5記載の発明に
よれば、布線板を搬送する際に、作業用ベースに備えら
れた製造装置の動作内容に合わせて、任意の速度、任意
のピッチで布線板を搬送することのできる汎用性の高い
装置とすることができる。
【0040】請求項6記載の発明によれば、この発明に
かかる布線板送り装置に好適な布線板を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】3台のモジュールが直列に接続された構成を示
す図解図であり、各モジュールに共通の構成を説明する
ための図である。
【図2】モジュールの共通構成の具体例を示す平面図で
ある。
【図3】モジュールの共通構成の具体例を示す正面図で
ある。
【図4】モジュールの共通構成の具体例を示す右側面図
である。
【図5】この発明の一実施例の製造システムに用いられ
る布線板の送り孔を説明するための図解図である。
【図6】布線板の送り孔の変形例を示す図である。
【図7】従来技術における複数の作業ステーションが接
続されたワイヤーハーネスの製造ラインの図解図であ
る。
【符号の説明】
20,20A,20B,20C モジュール 21,21A,21B,21C ベースフレーム 22,22A,22B,22C 搬送装置 23 搬送装置のはみ出し部 30 移動部材 39a,39b 位置決めピン 45,46 布線板の送り孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 不二夫 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作業用ベース上の布線板を搬送するための
    布線板送り装置であって、 作業用ベースに取り付けられ、作業用ベースの一端から
    他端まで布線板を搬送するためのベース内搬送部と、 ベース内搬送部と一体的につながり、作業用ベースの一
    端または他端のいずれか一方から作業用ベース外へ予め
    定める寸法だけはみ出したはみ出し搬送部とを含むこと
    を特徴とする布線板送り装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の布線板送り装置において、 複数台の作業用ベースが連結されたとき、各作業用ベー
    スのはみ出し搬送部は、隣接して連結された作業用ベー
    ス内に進入し、かつ、その進入した作業用ベースのベー
    ス内搬送部と平行に所定間隔離れて重複するように、各
    作業用ベースに布線板送り装置が取り付けられているこ
    とを特徴とするものである。
  3. 【請求項3】請求項2記載の布線板送り装置において、 平行に重複する部分で、隣接した作業用ベース間におけ
    る布線板の受渡しが可能にされていることを特徴とする
    ものである。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかに記載の布線
    板送り装置において、 ベース内搬送部およびはみ出し搬送部を移動可能であ
    り、移動方向に長手の移動部材と、 移動部材の移動方向前後に取り付けられた少なくとも2
    つの位置決めピンとが含まれ、 布線板の搬送は、少なくとも2つの位置決めピンが布線
    板と係合した状態で行われることを特徴とするものであ
    る。
  5. 【請求項5】請求項4記載の布線板送り装置において、 駆動源としてのサーボモータと、 サーボモータの回転を移動部材に伝達する伝達手段とを
    含むことを特徴とするものである。
  6. 【請求項6】請求項4または5記載の布線板送り装置に
    おいて、 布線板は、その裏面に、少なくとも2つの位置決めピン
    を挿入可能な少なくとも2個1組の送り孔が2組形成さ
    れていることを特徴とするものである。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN117849664A (zh) * 2024-03-07 2024-04-09 深圳市蓝晟电子有限公司 线束测试设备

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