JPH065127B2 - フレアガス回収装置 - Google Patents

フレアガス回収装置

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JPH065127B2
JPH065127B2 JP8001987A JP8001987A JPH065127B2 JP H065127 B2 JPH065127 B2 JP H065127B2 JP 8001987 A JP8001987 A JP 8001987A JP 8001987 A JP8001987 A JP 8001987A JP H065127 B2 JPH065127 B2 JP H065127B2
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哲磨 開本
拓仙 伊藤
利次 小山
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KOSUMO SEKYU KK
Hitachi Zosen Corp
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KOSUMO SEKYU KK
Hitachi Zosen Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はフレアスタック、グランドフレアベントフレア
等で焼却処理される廃ガスを連続的に回収するフレアガ
ス回収装置に関する。
従来の技術 たとえばフレアスタックは、高圧ガス生産設備において
常時排出される毒性および可燃性ガスを高所において安
全に処理する装置であって、また生産設備の運転上のト
ラブルや災害等の緊急時に、毒性および可燃性のガスお
よび液体を脱圧気化し、安全に処理するものである。
フレアガス回収装置はこのフレアスタック等に供給され
る廃ガスを回収し、たとえばボイラ、加熱炉、分解炉等
の燃料としてそのバーナに供給するものであるが、フレ
アガスとして排出される廃ガス量は、フレアスタックが
設備される石油、石油化学、製鉄プラントには数百個の
安全弁や放散弁があり非常に不安定である。この廃ガス
量の不安定さを解決して安全にバーナに廃ガスを供給す
るフレアガス回収装置としてはたとえば実公昭53-36519
号公報や実開昭59-183211号公報が提案されている。
前述のものは第2図に示すように、廃ガスを水封ドラム
30に導く廃ガス供給管31から分岐された分岐管31に、コ
ンプレッサ33を取付け、ガスホルダ34を通してパイロッ
トバーナ35に廃ガスを供給するもので、ガスホルダ34が
高圧の場合には、コンプレッサ33の出口側に接続された
ソレノイドバルブ36を開けてガス流路37に流し、水封ド
ラム30からフレアスタック38に至る廃ガス供給管31に廃
ガスを戻し、ガスホルダ34が低圧になった場合には、ソ
レノイドバルブ36を閉じ、さらに低くなればパイロット
バーナ35には供給管39からソレノイドバルブ40を介して
燃料を供給し、コンプレッサ33を停止するものである。
また、後述のものは第3図に示すように、フレアスタッ
ク51またはグランドフレア52への廃ガスライン53からの
分岐ライン54にガス圧縮機55を介して加熱炉56に供給す
るもので、この分岐ライン54は流量調節弁57により一定
の廃ガスが供給されるとともに、廃ガス量が少なくなっ
た場合には、流量調節弁57により流量を少なくし、圧力
調節弁58を開いて戻しライン59から廃ガスを廃ガスライ
ン53に戻して循環させ、圧縮機55に定格の廃ガス供給量
を確保して圧縮機55の運転を継続し、さらに廃ガス量が
少なくなった場合には圧縮機55を停止するとともに緊急
遮断弁60を閉止するものである。
発明が解決しようとする問題点 フレアスタック等に廃ガスを供給する廃ガス供給管から
分岐してバーナに接続される分岐管にはガス圧縮機が介
装されるが、このガス圧縮機はその吸入容量が一定で、
この容量以下に廃ガス量が低下した場合にはガス圧縮機
上流側の管内が真空状態となり、圧縮機が停止する。す
ると、圧縮機下流側の廃ガスがバーナの火炎を伴って逆
流し、フレアスタックに連結されたプラントが爆発の危
険にさらされる。
そのため第2図の従来例では、ガスホルダ34に設けた圧
力計41によりソレノイドバルブ36,40を制御するととも
に、コンプレッサ33の停止起動を行う。また、第3図の
従来例では、圧力計61,62により流量調節弁58を制御す
るとともに、ガス圧縮機55の停止、緊急遮断弁60の閉止
を行っている。しかし、上記の従来例によれば、圧力計
が正常に作動しなかったり、故障した場合には、前述の
ごとく廃ガスの逆流逆火が発生してプラント側に及び、
大爆発を招くことになりかねない。
本発明は圧力計の故障が発生した場合でも廃ガスの逆流
逆火を確実に防止できるフレアガスの回収装置を提供す
ることを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、第1の水封ドラ
ムを介して焼却処理装置に廃ガスを導くフレアガス供給
管から分岐して第2の水封ドラムを接続し、上記第2の
水封ドラムの回収ガス貯留空間から廃ガスを回収するた
めのガス回収圧縮機を設け、上記ガス回収圧縮機の吐出
側と第2の水封ドラムの回収ガス貯留空間の間に、ガス
回収圧縮機の吸込側圧力を一定に保つためのガス圧力調
節弁を介装した構成としたものである。
作用 フレアガス供給管からの廃ガスを第2の水封ドラムに導
入し、ガス回収圧縮機により回収して圧縮し、回収廃ガ
スを利用するボイラのバーナ等に送られる。また、ガス
回収圧縮機吐出側の回収廃ガスをガス圧力調節弁で調節
して第2の水封ドラムの回収ガス貯留空間に戻すことに
より、ガス回収圧縮機の吸込側圧力を調節し、圧縮機の
定格容量にあわせて一定に保持する。したがって、計器
類の故障等によりガス回収圧縮機の吸込側圧力が非常に
低下して圧縮機が停止するようなことがあっても、圧縮
機吸込側に逆火する廃ガスは第2の水封ドラムによりそ
の逆流を確実に阻止される。
実施例 以下本発明の一実施例を第1図に基づいて説明する。
プラント1から排出される廃ガスは、第1の水封ドラム
2が介装されたフレアガス供給管3を通してフレアスタ
ック(焼却処理装置)4に導かれ、焼却処理が行われ
る。上記フレアガス供給管3の第1の水封ドラム2の上
流側に、分岐管6が接続され、その先端は第2の水封ド
ラム5の封止水中に導入され、プラント1から排出され
る廃ガスは第2の水封ドラム5内の封止水中に放出され
廃ガスの洗浄と封止が行われる。すなわち、この第2の
水封ドラム5の水封深さは、第1の水封ドラム2の水封
深さがたとえば約500〜1000mmであれば、その水封深さ
よりも浅い約100mmに設定され、フレアガス供給管3内
の廃ガスを第2の水封ドラム5内に導入するように構成
されている。
第2の水封ドラム5の回収ガス貯留空間5aにはガス回
収圧縮機7の吸込側に接続された第1の回収ガス管8A
が接続されており、第2の水封ドラム5内に導入された
廃ガスを回収して圧縮する。このガス回収圧縮機7の吐
出側には、気液セパレータタンク9、流量計10、ガス流
量調節弁11、ガス遮断弁12が順に介装された第2の回収
ガス管8Bが接続され、この第2の回収ガス管8Bの先
端はボイラ(加熱炉や分解炉であってもよい)13のバー
ナ14に燃料タンク15から燃料を供給する燃料供給管16に
接続される。
一方、気液セパレータタンク9の出口および流量計10の
間の第2の回収ガス管8Bと、第2の水封ドラム5の回
収ガス貯留空間5aの間には、ガス圧力調節弁17が介装
された戻りガス管18が連結され、ガス回収圧縮機7の吸
込側に設けられた圧力計19により圧力を検出し、ガス流
量調節弁11およびガス圧力調節弁17を作動させてガス回
収圧縮機7の吸込側の圧力を一定に保持する。
次に作用について説明する。
プラント1からフレアガス供給管3により導かれた廃ガ
スは、第1の水封ドラム2の水封深さより第2の水封ド
ラム5の水封深さが浅く設定されるため、分岐管6を通
って第2の水封ドラム5に導入されて洗浄され、ドラム
5内の回収ガス貯留空間5aに貯留されるとともに、封
止が行われる。この廃ガスはガス回収圧縮機7により吸
引されて圧縮され、次に気液セパレータ9により気液分
離された後、燃料供給管16に供給され、さらにバーナ14
に供給される。
運転中に、プラント1からの廃ガス量が減少して、第2
の水封ドラム5内の回収ガス貯留空間5aおよび第1の
回収ガス管8A内の廃ガス圧が減少した場合には、ガス
回収圧縮機7の定格容量に対応させるため、圧力計19に
より圧力を検出し、第2の回収ガス管8Bのガス流量調
節弁11を閉じるとともに、戻りガス管18のガス圧力調節
弁17を開けて圧縮後の廃ガスを再び第2の水封ドラム5
の回収ガス貯留空間5aに戻し、ガス回収圧縮機7の吸
込側圧力を一定に保持する。さらにプラントからの廃ガ
ス量が減少してほとんど供給されなくなった場合にも、
ガス流量調節弁11を完全に閉じて廃ガスを循環させるこ
とによりガス回収圧縮機7を停止することなく運転を継
続し得る。
ところで、運転中にガス圧力計19が故障してガス流量調
節弁11およびガス圧力調節弁17を制御できなくなった場
合に、第2の水封ドラム5の回収ガス貯留空間5aおよ
び第1の回収ガス管8A内が真空に近い状態となり、そ
れに伴ってガス回収圧縮機7に負荷がかかり停止する。
その時には第2の回収ガス管8Bに介装されたガス遮断
弁12を閉止するが、万一ガス遮断弁12が作動しない時に
はガスの流れは逆流し、バーナ14からの火炎を引き込ん
で第2のガス回収管8Bから第1のガス回収管8Aおよ
び戻りガス管18を通して逆火することになる。しかしこ
のような場合でもこの逆火は第2の水封ドラム5により
確実に阻止され、プラント1側に被害を及ぼすことはな
い。
ところで、プラント1から多量の廃ガスが供給されてフ
レアガス供給管3の廃ガス圧が第1の水封ドラム2の水
封深さを上まわった場合、廃ガスは第1の水封ドラム2
からフレアスタック4に導かれて焼却処理される。
なお、上記実施例では廃ガスの焼却処理装置にフレアス
タック4を使用したが、グランドフレアやベントスタッ
クであってもよい。またガス回収圧縮機7吐出側に気液
セパレータタンク9を設けたが、回収廃ガスの組成によ
ってはなくてもよい。
発明の効果 以上に述べたごとく本発明によれば、フレアガス供給管
から分岐されて導かれた廃ガスを、第2の水封ドラムか
らガス回収圧縮機により回収し、ガス回収圧縮機の吸込
側圧力をガス回収圧縮機の吐出側と第2の水封ドラムの
回収ガス貯留空間の間に介したガス圧力調節弁により一
定に保持するようにしたので、回収廃ガスをバーナの燃
料に使用した場合にガス回収圧縮機の吸込側圧力が非常
に低下し、その負荷によりガス回収圧縮機が停止するよ
うなことがあっても、バーナにより着火した廃ガスがガ
ス回収圧縮機吸込側に逆流して廃ガス供給元のプラント
設備に逆火するのを第2の水封装置により確実に防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す配管図、第2図は従来
例を示す配管図、第3図は他の従来例を示す配管図であ
る。 2…第1の水封ドラム、3…フレアガス供給管、4…フ
レアスタック(焼却処理装置)、5…第2の水封ドラ
ム、5a…回収ガス貯留空間、6…分岐管、7…ガス回
収圧縮機、8A…第1の回収ガス管、8B…第2の回収
ガス管、11…ガス流量調節弁、14…バーナ、16…燃料供
給管、17…ガス圧力調節弁、18…戻りガス路、19…圧力
計。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の水封ドラムを介して焼却処理装置に
    廃ガスを導くフレアガス供給管から分岐して第2の水封
    ドラムを接続し、上記第2の水封ドラムの回収ガス貯留
    空間から廃ガスを回収するためのガス回収圧縮機を設
    け、上記ガス回収圧縮機の吐出側と第2の水封ドラムの
    回収ガス貯留空間の間に、ガス回収圧縮機の吸込側圧力
    を一定に保つためのガス圧力調節弁を介装したことを特
    徴とするフレアガス回収装置。
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