JP3023274U - ガス自動緊急遮断装置 - Google Patents

ガス自動緊急遮断装置

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JP3023274U
JP3023274U JP1995010284U JP1028495U JP3023274U JP 3023274 U JP3023274 U JP 3023274U JP 1995010284 U JP1995010284 U JP 1995010284U JP 1028495 U JP1028495 U JP 1028495U JP 3023274 U JP3023274 U JP 3023274U
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Japan
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gas
valve
earthquake
pipe
nitrogen gas
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JP1995010284U
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Inventor
保彦 今井
登 真島
Original Assignee
信和ガス装置株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震が発生すると、迅速かつ確実にガス集合
装置内でガスを自動的に完全に遮断すると共に、配管内
の残ガスを積極的に追い出し、大気に放出させて二次災
害を防ぐガス自動緊急遮断装置を提供すること。 【解決手段】 本発明に係わるガス自動緊急遮断装置
は、ガスを供給する配管1に設けられた開閉式遮断弁1
1と、地震の発生を感知して信号を出力する地震感知器
13と、通常時はエアー、窒素ガスなどの流体を上記遮
断弁11に供給しており、前記地震感知器13からの地
震発生感知信号によりエアー、窒素ガスなどの流体を上
記遮断弁11に供給されないように切換可能に構成され
た第1三方電磁弁19と、通常時はエアー、窒素ガスな
どの流体をシリンダー弁23に供給することなく、地震
感知器13からの地震発生感知信号によりシリンダー弁
23に供給されるように切換可能に構成された第2三方
電磁弁22と、シリンダー弁23を介して送り出される
配管内の残ガス追い出し用の窒素ガス容器26と、残ガ
スを大気に放出する安全弁28とで構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ガス集合(貯蔵)装置、工業用ガス加熱炉、ガスボイラー、燃焼装 置、耐圧防爆試験装置等のガス供給中に地震が発生した場合、ガスを自動的に遮 断して二次災害を防止するガス自動緊急遮断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば金属の溶接・溶断作業を多く行う工場では、図4に示すようなガ ス集合装置が設置されている。すなわち、アセチレンガス、プロパンガス、エチ レンガスなどの充填された燃料ガス容器2が多数本集合させてあり、分岐管3を 介してガス配管1と連結連通している。
【0003】 そして、ガス配管1の下流側に向かって安全弁4、逆火防止器5、絞り弁6、 減圧弁7、止め弁8、水封式ガス安全器9、分配管10などがそれぞれ設置され ており、この集合装置からガスを供給して適宜の場所で溶接・溶断作業が行われ ている。
【0004】 この集合装置より送り出されたガスを用いての作業中に、地震が発生すると二 次側配管の継目部が緩んだり、曲ったり或いは破損したりして、ガスが漏れたり 、噴出して発火し二次災害を引き起こす危険性があった。
【0005】 このため、二次側配管の適宜間隔毎に手動弁を設置しておき、地震が発生した 場合には、作業員が手動弁の位置まで行き手動で閉弁しなければならなかった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、この作業員による手動弁の閉止は、手動弁の所に行くまで時間がか かると共に、閉止するにも時間を要し、その間に多量のガスが流れて、事故発生 する危険性が高いと言った問題があった。
【0007】 本考案は上記のような問題点を解決することを課題として開発されたもので、 地震が発生すると、迅速かつ確実にガス集合装置内でガスを自動的に完全に遮断 すると共に、配管内の残ガスを積極的に追い出し、大気に放出させて二次災害を 防ぐガス自動緊急遮断装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決し、その目的を達成する手段として、本考案は、ガスを供給 する配管に設けられた開閉式遮断弁と、地震の発生を感知して信号を出力する地 震感知器と、通常時はエアー、窒素ガスなどの流体を上記遮断弁に供給しており 、前記地震感知器からの地震発生感知信号によりエアー、窒素ガスなどの流体を 上記遮断弁に供給されないように切換可能に構成された第1三方電磁弁と、通常 時はエアー、窒素ガスなどの流体をシリンダー弁に供給することなく、地震感知 器からの地震発生感知信号によりシリンダー弁に供給されるように切換可能に構 成された第2三方電磁弁と、シリンダー弁を介して送り出される配管内の残ガス 追い出し用の窒素ガス容器と、残ガスを大気に放出する安全弁とで構成したこと を特徴とするガス自動緊急遮断装置を開発し、採用した。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案の実施の形態を、添付図面に基づいて説明する。 本考案のガス自動緊急遮断装置は、ガス配管1の途中に設置される開閉式遮断 弁11と、地震を感知して信号を出力する地震感知器13と、その信号によって 流体を上記遮断弁11に流れないように切換わる第1三方電磁弁19と、流体が シリンダー弁23に流れるように切換わる第2三方電磁弁22と、シリンダー弁 23を介して残ガスを追い出す窒素ガスと、残ガスを大気に放出する安全弁28 とで構成されている。
【0010】 すなわち、1はガス配管で、その上流側にアセチレンガス、プロパンガス、エ チレンガス、天然ガス、水素ガスなどが充填された燃料ガス容器2が複数本並列 して設置されており、それぞれ分岐配管3によってガス配管1と連結連通されて いる。
【0011】 ガス配管1には上流側から安全弁4、逆火防止器5、絞り弁6、減圧弁7、止 め弁8、水封式ガス安全器9、分配管10から成る公知の集合装置がそれぞれ配 設されている。ただ、絞り弁6と減圧弁7の間に開閉式遮断弁11を設けていの が従来の装置と異なっている。
【0012】 このガス配管1の途中に配置された開閉式遮断弁11は、通常時には、小型容 器12に入ったエアーまたは窒素が後述する第1三方電磁弁を介して供給される ことにより、その流体圧で開弁されてガス配管1の流路を開放している。また、 後述の地震感知器により地震を感知した時は、速やかに閉弁作動してガス配管1 の流路を遮断するものである。
【0013】 13は地震以外の振動に対しては働かず、設定加速度(ガル)以上の地震を感 知すると作動して信号を出力する地震感知器で、この地震感知器13は公知の磁 石式のもので、永久磁石14と、該永久磁石14に吸引可能に設けられた感知体 15と、その感知体15に取付けたレバー16と、マイクロスイッチ17で構成 されており、堅固な柱または壁18に取付けられている。
【0014】 19はエアーまたは窒素ガスが充填された小型容器12と遮断弁11の間に設 けた第1三方電磁弁で、地震感知器13からの信号をタイマーT1を経てON、 OFF作動する。そして小型容器12に配管20を介して接続されたポート19 aと、遮断弁11に配管21を介して接続されたポート19bと、エアーまたは 窒素ガスを側方に逃がすポート19cとを有している。
【0015】 この第1三方電磁弁19は、通常、ポート19aと19bを連通して、ポート 19cを閉止してあるので、小型容器12に充填されたエアーまたは窒素ガスの 流体が流れその流体圧で遮断弁11を開弁している。
【0016】 22は、エアーまたは窒素ガスが充填された小型容器12とシリンダー弁23 の間に設けた第2三方電磁弁で、地震感知器13からの信号をタイマーT2を介 してON、OFF作動する。そして小型容器12に配管24を介して接続された ポート22aと、シリンダー弁23に配管25を介して接続されたポート22b と、エアーまたは窒素ガスを側方に逃がすポート22cとを有する第1三方電磁 弁19と同一構造のものである。
【0017】 この第2三方電磁弁22は、通常、ポート22aと22cとが連通してポート 22bを閉止してあることから、小型容器12に充填されたエアーまたは窒素ガ スがシリンダー弁23に供給されることなく、閉弁した状態になっている。
【0018】 26は窒素ガスの入った容器で、配管27を介してシリンダー弁23と接続さ れており、該シリンダー弁23を経てガス配管1内の残ガスを窒素ガスで積極的 に追い出すものである。28は残ガスを大気に放出するための安全弁である。
【0019】 このように構成した本考案の使用態様を説明すると、通常は、第1三方電磁弁 19が開放されていることから、小型容器12に入ったエアーまたは窒素ガスが 遮断弁11側に供給され、その流体圧で開弁しており、燃料ガス容器2から供給 されるガスが下流方向に流れる。
【0020】 つぎに、地震発生時における装置の動作を説明すると、地震が発生すると、地 震感知器13が地震の発生を感知する。すなわち、通常は図2に示すように、永 久磁石14に感知体15が吸着懸下しているが、地震が発生した場合、感知体1 5が地震動を的確に感知し、設定加速度以上の力が加わると感知体15は瞬時に 落下し、図3に示すように、感知体15に取付けたレバー16を押し下げ、マイ クロスイッチ17を作動する。
【0021】 地震感知器13からの信号で、開放されていた第1三方電磁弁19のポート1 9aと19bが閉止され、小型容器12から供給されていたエアーまたは窒素ガ スが流入しなくなると共に、先に流入していたエアーまたは窒素ガスが配管21 を介してポート19bからポート19cに抜けて、遮断弁11が閉弁することに なり燃料ガス容器2から供給されるガスを遮断する。
【0022】 一方、第2三方電磁弁22にも地震感知器13からの信号がタイマーT2を介 して第1三方電磁弁19より2〜3秒後に働き、閉止されていた第2三方電磁弁 22が開となる。すなわち、ポート22aと22bが連通し、エアーまたは窒素 ガスが流れ、その流体圧でシリンダー弁23が開弁すると同時に、窒素ガス容器 26内に充填された窒素が配管27を通って流れることにより配管残ガスが追い 出され、ガス配管1を流れ、その先に設置した安全弁28から大気に放出される ものである。
【0023】 本考案は、地震を感知する信号によって、第1三方電磁弁19および第2三方 電磁弁22が切換わり、遮断弁11を閉弁してガスの供給を遮断させることがで きると共に、シリンダー弁が開弁して窒素ガスでガス配管内の残ガスを下流に追 い出して、安全弁より大気に放出させるので二次災害を防ぐことができるもので ある。
【0024】 なお、上記実施の形態においては、燃料ガス容器2を集めたガス集合装置の例 で示したが、本考案は必ずしも上記実施の形態に限定されるものではなく、本考 案の要旨を逸脱しない限り種々の設計変更が可能である。
【0025】
【考案の効果】
本考案は、ガスを供給する配管に設けられた開閉式遮断弁と、地震の発生を感 知して信号を出力する地震感知器と、通常時はエアー、窒素ガスなどの流体を遮 断弁に供給しており、前記地震感知器からの地震発生感知信号によりエアー、窒 素ガスなどの流体を上記遮断弁に供給されないように切換可能に構成された第1 三方電磁弁と、通常時はエアー、窒素ガス等の流体をシリンダー弁に供給するこ となく、地震感知器からの地震発生感知信号によりシリンダー弁に供給されるよ うに切換可能に構成された第2三方電磁弁と、シリンダー弁を介して送り出され る配管内の残ガス追い出し用の窒素ガス容器と、残ガスを大気に放出する安全弁 とで構成したことを特徴とするガス自動緊急遮断装置に係わるものであるから、 次に述べる優れた効果を奏するものである。
【0026】 遮断弁は地震の発生を感知すると同時に、迅速且つ確実に作動してガスを遮断 するので、下流への供給を完全に防止できて、ガス集合装置内で遮断でき、二次 側配管でのガス爆発・火災などを未然に防止でき二次災害を防ぐことができる。
【0027】 また、遮断弁より下流のガス配管中に残った残ガスは窒素ガスで完全に追い出 すので残ガスによるガス中毒の危険性がなくなる。さらに、仮りに逆火しても窒 素ガスにより早く消すことができるものである。
【0028】 さらに、本考案の装置は、既設のガス集合装置などにも簡単に取付けることが できる便利さがあると共に、構造が簡単であるから、安価に提供でき保守点検も 容易となる。
【提出日】平成7年10月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】 ガス配管1には上流側から安全弁4、逆火防止器5、絞り弁6、減圧弁7、止 め弁8、水封式ガス安全器9、分配管10から成る公知の集合装置がそれぞれ配 設されている。ただ、絞り弁6と減圧弁7の間に開閉式遮断弁11を設けてい のが従来の装置と異なっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のガス自動緊急遮断装置の簡略系統図で
ある。
【図2】地震感知器の使用時の状態の説明図である。
【図3】地震感知器の動作時の状態の説明図である。
【図4】従来のガス集合装置の簡略図である。
【符号の説明】
1 ガス配管 11 開閉式遮断弁 13 地震感知器 19 第1三方電磁弁 22 第2三方電磁弁 23 シリンダー弁 26 窒素ガス容器 28 安全弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスを供給する配管に設けられた開閉式
    遮断弁と、地震の発生を感知して信号を出力する地震感
    知器と、通常時はエアー、窒素ガスなどの流体を上記遮
    断弁に供給しており、前記地震感知器からの地震発生感
    知信号によりエアー、窒素ガスなどの流体を上記遮断弁
    に供給されないように切換可能に構成された第1三方電
    磁弁と、通常時はエアー、窒素ガスなどの流体をシリン
    ダー弁に供給することなく、地震感知器からの地震発生
    感知信号によりシリンダー弁に供給されるように切換可
    能に構成された第2三方電磁弁と、シリンダー弁を介し
    て送り出される配管内の残ガス追い出し用の窒素ガス容
    器と、残ガスを大気に放出する安全弁とで構成したこと
    を特徴とするガス自動緊急遮断装置。
JP1995010284U 1995-09-04 1995-09-04 ガス自動緊急遮断装置 Expired - Lifetime JP3023274U (ja)

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