JPH065125A - 外傷探知型ケーブル - Google Patents

外傷探知型ケーブル

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Publication number
JPH065125A
JPH065125A JP16479292A JP16479292A JPH065125A JP H065125 A JPH065125 A JP H065125A JP 16479292 A JP16479292 A JP 16479292A JP 16479292 A JP16479292 A JP 16479292A JP H065125 A JPH065125 A JP H065125A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
cable
bare wire
sheath
insulated wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP16479292A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoteru Sato
智暉 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP16479292A priority Critical patent/JPH065125A/ja
Publication of JPH065125A publication Critical patent/JPH065125A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ケーブルの外傷位置を容易に探知することを可
能とする。 【構成】絶縁被覆された導体1の外側に内部シース3、
半導電層4、外部シース5が設けられ、かつ半導電層4
中には裸線6が埋め込まれている外傷探知型ケーブル
が、内部シースの内側に裸線と電気抵抗がほぼ同一の絶
縁線7が設けられていることを特徴とする。 【効果】絶縁線を帰路導体として絶縁線と裸線との間に
マレーループ型事故点検出器が適用できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外傷探知型ケーブルに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ケーブルの外傷を検知する方式として
は、シース内に銅線を埋め込むことによって、外傷が銅
線部に達した時のシース絶縁抵抗の低下によってこれを
検知するものがある。しかしこれでは外傷が銅線を直撃
しない限り絶縁抵抗の低下を探知できない。
【0003】これを解決するものとして、シースを絶縁
層、半導電層、絶縁層のサンドイッチ構造として、半導
電層内に銅線を埋め込むことによって、ケーブル全周の
どの個所に外傷を受けても最外層シースの絶縁抵抗の低
下を検出して外傷を検知できる方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では外傷
の有無は探知できるが、その外傷がケーブル長手方向の
どの位置にあるかまでは探知できないため、外傷位置の
特定のためには、ケーブル全長の目視チェック、あるい
は半導電層内に埋め込んだ銅線に電流を流し、これが外
傷点で地中に漏洩する時の大地電位等の変化を測定する
方法でしか外傷点の検出ができない。
【0005】すなわち、いずれの場合もケーブル全長に
わたり探知作業を行う必要があり、多大の時間を要して
いた。しかも目視チェック方式では外傷が広範囲に及ん
でいない時には、これを見逃す危険があり、大地電位等
の変化を測定する方法では迷走電流の影響を受けやす
く、正確な外傷位置探知ができ難い欠点があった。
【0006】本発明は以上の点に鑑みなされたものであ
り、ケーブルの外傷位置を容易に探知することを可能と
した外傷探知型ケーブルを提供することを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、内部シース
の内側に裸線と電気抵抗がほぼ同一の絶縁線を設けるこ
とにより、達成される。
【0008】
【作用】上記手段を設けたので、絶縁線を帰路導体とし
て絶縁線と裸線との間にマレーループ型事故点検出器が
適用できるようになる。
【0009】
【実施例】次に本発明を実施例により具体的に説明す
る。
【0010】〔実施例 1〕図1には本発明の一実施例
が示されている。絶縁被覆された導体1と介在物2の集
合(或いは撚合)の外側に内部シース3、半導電層4、
外部シース5が設けられ、かつ半導電層4中には裸線6
が埋め込まれている外傷探知型ケーブルにおいて、本実
施例では介在物2の中に裸線(銅線)6と電気抵抗がほ
ぼ同一の絶縁線7を設けた。このようにすることにより
絶縁線7を帰路導体として絶縁線7と裸線6との間にマ
レーループ型事故点検出器が適用できるようになって、
ケーブルの外傷位置が容易に探知できるようになり、ケ
ーブルの外傷位置を容易に探知することを可能とした外
傷探知型ケーブルを得ることができる。
【0011】すなわち介在物2の中に絶縁線7を挿入し
ておき、内部シース3と外部シース5の間に半導電層4
を設け、この中に絶縁線7内金属線とほぼ同じ電気抵抗
を有する裸線6を埋め込む。なお同図において9はバイ
ンダーである。
【0012】ケーブルの外傷が外部シース5を貫通し半
導電層4まで達すると、裸線6は半導電層4を介して大
地に電気的に接続される。この状態で絶縁線7を帰路導
体として絶縁線7と裸線6との間にブリッジ式事故点検
出器いわゆるマレーループ型事故検出器をかけることに
よって、外傷位置を容易に探知できる。
【0013】このマレーループ型事故点検出器はその原
理上測定を容易、かつ正確に行うためには絶縁線7と裸
線6の電気抵抗がほぼ等しく、かつ帰路導体は大地から
絶縁されていることが要求されるが、本実施例のケーブ
ルはこれら要求に合致したものとなっている。
【0014】このように本実施例によれば次に述べるよ
うな効果を奏することができる。
【0015】(1)従来技術では外傷の有無は探知でき
ても外傷位置の探知ができなかったが、本実施例では外
傷位置の探知が容易にできる。
【0016】(2)裸線と絶縁線を常時測定装置に接続
しておくことも可能なため、ケーブルの外傷の連続監視
機能も付与することができる。
【0017】(3)外傷位置の早期検出は外傷原因の早
期除去につながるため、外傷の拡大を防止できる。
【0018】なお、内部シースが絶縁性であることを利
用して、絶縁線の代わりに裸線を介在物の中に挿入する
ことも考えられるが、この場合は外傷が不幸にして内部
シースをも貫通してしまった場合に、帰路導体となる介
在物の中の裸線の絶縁が確保できなくなるので、マレー
ループ型事故点検出器が適用できなくなる。
【0019】また、帰路導体として金属遮蔽層等のケー
ブルを構成している他の金属体を利用することも考えら
れるが、この場合は裸線と同じ電気抵抗とはならないた
め、マレーループ型事故点検出器の適用条件を満足しな
い。仮に何らかの補助手段で電気抵抗の違いを補正した
としても、事故点検出時にそれら金属体の端部を、ケー
ブル端末部を解体してマレーループ型事故点検出器に接
続する付帯作業が必要であり、多大の労力と時間を要す
る。
【0020】本実施例のケーブルの場合は、ケーブル布
設時に予め裸線と絶縁線の端部を引き出しておくことが
できるので、事故点検出時に特別な付帯作業は不要であ
る。
【0021】
【発明の効果】上述のように本発明は、内部シースの内
側に裸線と電気抵抗がほぼ同一の絶縁線を設けたので、
絶縁線を帰路導体として絶縁線と裸線との間にマレール
ープ型事故点検出器が適用できるようになって、ケーブ
ルの外傷位置を容易に探知することを可能とした外傷探
知型ケーブルを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の外傷探知型ケーブルの一実施例の横断
面図である。
【符号の説明】
1 導体 2 介在物 3 内部シース 4 半導電層 5 外部シース 6 裸線 7 絶縁線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁被覆された導体からなる介在物の外側
    に内部シース、半導電層、外部シースが設けられ、かつ
    半導電層中には裸線が埋め込まれている外傷探知型ケー
    ブルにおいて、前記内部シースの内側に前記裸線と電気
    抵抗がほぼ同一の絶縁線が設けられていることを特徴と
    する外傷探知型ケーブル。
JP16479292A 1992-06-23 1992-06-23 外傷探知型ケーブル Pending JPH065125A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16479292A JPH065125A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 外傷探知型ケーブル

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JP16479292A JPH065125A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 外傷探知型ケーブル

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Publication Number Publication Date
JPH065125A true JPH065125A (ja) 1994-01-14

Family

ID=15800033

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JP16479292A Pending JPH065125A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 外傷探知型ケーブル

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JP (1) JPH065125A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111308544A (zh) * 2020-02-19 2020-06-19 广东电网有限责任公司 一种基于声音采集的防外力破坏感应定位装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111308544A (zh) * 2020-02-19 2020-06-19 广东电网有限责任公司 一种基于声音采集的防外力破坏感应定位装置

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