JP2638231B2 - 地中線路の事故点標定方法 - Google Patents

地中線路の事故点標定方法

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JP2638231B2 JP31164089A JP31164089A JP2638231B2 JP 2638231 B2 JP2638231 B2 JP 2638231B2 JP 31164089 A JP31164089 A JP 31164089A JP 31164089 A JP31164089 A JP 31164089A JP 2638231 B2 JP2638231 B2 JP 2638231B2
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忠禧 池田
康雄 関井
幸男 飯田
重裕 豊田
英男 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、地中送電線の事故点標定方法に関する。
[従来の技術] 地中線路を構成するケーブルでは、ケーブルコア上に
アルミシース等の金属シースまたはワイヤシールドを有
し、ケーブルコアの導体に流れる電流、つまりシース電
流とを分離して測定する技術は、特に地絡事故時の地絡
電流分布から地絡事故区間の標定を行う手法において重
要となる。
即ち、地絡事故は、ケーブルコアの導体または金属シ
ースを流れる零相電流の分布から推定が可能であるが、
現実には、導体に流れる地絡電流はその大部分が金属シ
ースを帰路として流れるため、ケーブル外周から変流器
(CT)や磁界センサー等で測定しても、導体電流とシー
ス電流とが合成され、相殺された電流成分を検出するこ
ととなって、有効な測定が不可能であると考えられてい
た。
そのため、一般には、金属シースがケーブルの長さ方
向で遮断される絶縁接続部(IJ)において、シース回路
の撚架のために接続されたクロスボンド線に流れる電流
を変流器(CT)等で測定することにより、シース回路の
零相電流を求め、事故区間の判定を行う手法が取り入れ
られていた。
しかし、かかる方法においては、測定点が絶縁接続部
に限定されてしまい、事故点の標定は絶縁接続部−絶縁
接続部の区間に限られていた。
換言すれば、絶縁接続部においてのみ導体電流とシー
ス電流の分離が可能となることから、地絡事故区間の標
定は、絶縁接続部と絶縁接続部のスパンに限定され、普
通接続部(NJ)を含む区間では、接地された普通接続部
を境としてどちらか側のスパンで事故が起きているのか
を判別するのが困難であった。
このため、上記の手法では、普通接続部を含む線路に
おいて事故区間を標定したい場合には、普通接続部を絶
縁接続部に置き換えることが必要となり、広汎に利用で
きるものとは言い難かった。
最近、この方法に代り、普通接続部を含む線路におい
て、普通接続部前後の事故点の標定を可能にする新しい
方法も提案されている。即ち、地中線路を構成するケー
ブルのセグメント導体のセグメント撚りまたはワイヤシ
ールドの撚りによって生じる導体軸方向の磁界を、ケー
ブル上に巻回されたセンサーコイルにピックアップさ
せ、それにより導体に流れる事故電流の向きと大きさを
検出して、ケーブルの事故点を標定する方法である。
以下、この方法を図面を参照して説明する。
第3図は、この地中線路の事故点標定方法を説明する
ために、センサーコイル取り付け部分のみを示す上半部
を断面で示した側面図である。即ち、ケーブル1は、導
体2,絶縁体3を主要素とするケーブルコア4上の上に、
アルミシース等の金属シース5が施され、その上にプラ
スチック防食層6を形成して構成されており、このプラ
スチック防食層6の表面にセンサーコイル7が直接的に
巻回して配置される。
ケーブルコア1の導体2では、セグメント2a,2aを複
数撚り合せて構成されているのが通常であり、このセグ
メント撚りによって導体2に流れる電流に基づいて、導
体と直交する面の磁界だけではなく、導体2の軸方向の
磁界が発生する。この軸方向成分の磁界を防食層6の表
面には巻付けたセンサーコイル7とを鎖交させるもので
ある。
センサーコイル7は、かかる導体軸方向成分の磁界と
鎖交させるため、導体軸方向とは直角に交差する状態で
プラスチック防食層6上に巻回するものとし、また、導
体軸方向成分の磁界は金属シース5において相当分打ち
消され、プラスチック防食層6の表面では微弱なものと
なるので、この微弱な磁界をピックアップできるだけの
ターン数で数多く巻回配置する必要がある。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上記の方法は優れた方法であるが、俵積ケ
ーブルやトリプレックスケーブルのように他相が近接し
ている場合には、他相の磁束がピックアップコイルに鎖
交するため、誤差が大きくなるという問題点がある。
この発明は、このような点に鑑みてなされたもので、
普通接続部を含む線路において、普通接続部前後の事故
点の標定を容易にする地中線路の事故点標定方法を提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明では、地中線路を構成するケーブルのセグメ
ント導体のセグメント撚り、またはワイヤシールドのワ
イヤ撚りによって生じる導体軸方向の磁束を、3芯俵積
みされたケーブルまたはトリプレックスケーブルの中心
に配置された鉄心に巻回されたセンサーコイルにピック
アップされる零相電流により、事故電流の大きさを検出
して、ケーブルの事故点を標定するようにしたことを特
徴とする地中線路の事故点標定方法である。
[実施例] 以下、図面に基づいてこの発明の実施例を説明する。
第1図は、ケーブル導体11a,11b,11cを有するケーブル1
0a,10b,10cを俵積して、この3芯俵積ケーブルの中心面
に第2図に示すように鉄心8にコイル7aを巻回したセン
サーを配置する。したがって、コイル7aは各ケーブル導
体11a,11b,11cと等距離に位置するため、各ケーブル10
a,10b,10cによって生じた磁界の軸方向成分は、コイル7
aと同一比率で鎖交することになるので、コイル7aには
零相成分に比例した出力が得られることになる。そし
て、線路の事故点から負荷側では零相電流が急激に低下
するので、線路長手方向に配置したセンサーコイルの出
力分布を見ることで事故点の標定が可能となる。また、
鉄心8を設けることにより、コイル7aと鎖交する磁束密
度が高くなり、コイル7aの感度は向上する。
[発明の効果] 地絡点の検知は、ケーブルの導体電流またはシース電
流の分布から行うのが通常であるが、この発明では、ピ
ックアップコイルで電流を直接検知できるようになるの
で、事故点検知に極めて有効な手段となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の地中線路の事故点標点方法を説明す
るための横断面図、 第2図は、ピックアップコイルの斜視図、 第3図は、先行技術を説明するための一部分を欠截して
示した側面図である。 1,10a,10b,10c…ケーブル 2,11a,11b,11c…ケーブル導体 3…絶縁体 4…ケーブルコア 5…金属シース 6…プラスチック防食層 7,7a…センサーコイル 8…鉄心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊田 重裕 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日 立電線株式会社日高工場内 (72)発明者 佐藤 英男 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日 立電線株式会社電線研究所内 (72)発明者 大内 啓一 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日 立電線株式会社電線研究所内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地中線路を構成するケーブルのセグメント
    導体のセグメント撚り、またはワイヤシールドのワイヤ
    撚りによって生じる導体軸方向の磁界を、3芯俵積みさ
    れたケーブルまたはトリプレックスケーブルの中心に配
    置された鉄心に巻回されたセンサーコイルにピックアッ
    プされる零相電流により事故電流の大きさを検出して、
    ケーブルの事故点を標定するようにしたことを特徴とす
    る地中線路の事故点標定方法。
JP31164089A 1989-11-30 1989-11-30 地中線路の事故点標定方法 Expired - Lifetime JP2638231B2 (ja)

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