JPH0651015U - 車両のバンパ構造 - Google Patents

車両のバンパ構造

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JPH0651015U
JPH0651015U JP8705592U JP8705592U JPH0651015U JP H0651015 U JPH0651015 U JP H0651015U JP 8705592 U JP8705592 U JP 8705592U JP 8705592 U JP8705592 U JP 8705592U JP H0651015 U JPH0651015 U JP H0651015U
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JP
Japan
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bumper
vehicle
strength
armature
attached
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JP8705592U
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Inventor
稔 高木
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バンパ強度部材の強度を上げずとも、ラジエ
ータ等の車載装備品の保護をより確実に図ることができ
る車両のバンパ構造を提供するものである。 【構成】 この考案の車両のバンパ構造によれば、バン
パ強度部材11の後方位置で且つ左右のステー8間に、
引っ張り強度の高い材質による長尺の保護部材15をか
け渡し状態で取付けたので、バンパ強度部材11が大き
な入力を受けて破断しても、その破断端末11aをこの
保護部材15にて受け止められるため、この破断したバ
ンパ強度部材15がラジエータ6等の車載装備品を破損
させることはない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は車両のバンパ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両のバンパ構造としては、図6に示すようなものが知られている(類 似技術として、実開平3−78656号公報参照)。1がフロントサイドメンバ で、各々前後方向に沿った状態で、車体の左右両側に一対配されている。そして 、2がバンパであり、表皮部材である樹脂製のフェイシア3と、強度部材である 金属製のアーマチュア4とで形成されている。そして、強度部材でアーマチュア 4の左右両端付近が各々ステー5を介して前記フロントサイドメンバ1の前端部 に取付けられている。また、このフロントサイドメンバ1の前端部の間で且つ前 記バンパ2の後方位置には、ラジエータ(エアコンのコンデンサが併設される場 合もある)6が設けられている。
【0003】 このバンパ2のアーマチュア4は車両衝突等が生じた際に、その入力Fを受け 止めてラジエータ6等の車載装備品を保護するものである。具体的には、入力F が小さい場合(例えば、速度が10km/hでの衝突)は、アーマチュア4の弾 性変形によりそのエネルギーを吸収し、また入力Fが大きい場合(例えば、速度 が10〜15km/hでの衝突)は、アーマチュア4の塑性変形によりそのエネ ルギーを吸収するようになってる。
【0004】 また、一方で、このアーマチュア4の強度は、フロントサイドメンバ1の強度 よりも小さく設定した方が好ましい。つまり、衝突時等における入力Fをアーマ チュア4の変形で出来る限り吸収するようにし、それ以上の入力Fが働いた時に はフロントサイドメンバ1自体の塑性変形で受けるようにして、効率的な吸収性 能の確保と、修理コストの増加を抑えるためである。
【0005】 このように、パンパ2の強度部材であるアーマチュア4は、衝突等による入力 を真先に受け止めて、ラジエータ6等の保護を図るようになっているため、該ラ ジエータ6等の保護をより完全なものすべく、本来ならばアーマチュア4の強度 を出来るだけ高めたいところである。なぜならば、図中に想像線で示した如く、 きわめて大きな入力Fを受けた場合に、アーマチュア4が単なる塑性変形で済ま ずに破断してしまい、その破断端末4aにより、ラジエータ6等を破損させてし まうからである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、アーマチュア4の強度は、前述のようにフロントサイドメンバ 1の強度との関係から無制限に高める訳にはいかず、また強度を高めるためにア ーマチュア4の厚さサイズを上げたり、或いは高強度の材料を採用したりすると 、重量及びコストの面でも不利になってしまう課題もある。
【0007】 なお、最近では、バンパ2の軽量化のために、アーマチュア4を高強度樹脂で ある「アゼデル」で製作し、表皮部材であるフェイシアをそれに取付けるタイプ のものや、アーマチュアと表皮部材が樹脂で一体となったものも提案されている が、前記の如き課題は同様に存在する。
【0008】 この考案はこのような従来の技術に着目してなされたものであり、バンパ強度 部材の強度を上げずとも、ラジエータ等の車載装備品の保護をより確実に図るこ とができる車両のバンパ構造を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る車両のバンパ構造は、上記の目的を達成するために、バンパ強 度部材の後方位置で且つ左右のステー間に、引っ張り強度の高い材質による長尺 の保護部材をかけ渡し状態で取付けものである。
【0010】
【作用】 この考案の車両のバンパ構造によれば、バンパ強度部材の後方位置で且つ左右 のステー間に、引っ張り強度の高い材質による長尺の保護部材をかけ渡し状態で 取付けたので、バンパ強度部材が大きな入力を受けて破断しても、その破断端末 をこの保護部材にて受け止められるため、この破断したバンパ強度部材がラジエ ータ等の車載装備品を破損させることはない。
【0011】
【実施例】
以下、この考案の好適な実施例を図面に基づいて説明する。なお、従来と共通 する部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0012】 図1〜図3はこの考案の第1実施例を示す図である。フロントサイドメンバ7 は、閉断面構造を呈しており、前後方向Yに沿った状態で、車体の左右両側に一 対配されている(図は左側だけを表している)。そして、このフロントサイドメ ンバ7の前端部には、ステー8の後端部が2ケ所の取付点9でもって、図示せぬ ボルト・ナット手段により固定されている。このステー8にはその上下縁部に外 側へ向いたフランジ10が連続状態で形成されており、またこのステー8の前側 は後端部に比べて若干上側に傾斜した状態となっている。
【0013】 一方、車幅方向Xに沿って配される「バンパ強度部材」としてのアーマチュア 11は、「アゼデル」と称される高強度樹脂部材で断面コ字状に形成されており 、水平な上面部12及び下面部13と、垂直な前面部14とを有している。そし て、このアーマチュア11における上面部12及び下面部13の対応面には、そ れぞれ引っ張り強度の高いナイロン製で、両端部15aだけが若干幅広の細長い 帯形状を呈した保護部材15が予め接着されている。
【0014】 次いで、この保護部材15の両端部15aに対応するアーマチュア11の各上 ・下面部12、13間に、前記ステー8の前端部を挿入し、上下に貫通する「取 付点」としての2本のボルト手段16により両者を取付ける。そうすることによ り、上下の各保護部材15の両端部15aは、ステー8の上下のフランジ10と アーマチュア11の上・下面部12、13間に挟み込まれた状態で共締めされる ことになり、該保護部材15全体としては、それぞれアーマチュア11の内側( 後方位置)で且つ左右のステー8間にそれぞれかけ渡された状態となる。
【0015】 従って、図3に示す如く、アーマチュア11に大きな入力Fが加わり、途中か ら破断したとしても、その破断端末11aが左右のステー8間にかけ渡されてい る保護部材15に当たるため、それ以上後方への突っ込みが規制される。従って 、破断したアーマチュア11により、後方のラジエータ6が破損を被るおそれは ない。
【0016】 図4及び図5はこの考案の第2実施例を示す図である。この実施例に係るステ ー17は、前側部分が前方へ向けて左右幅が若干狭くなった状態の角筒形状を呈 しており、その最前部には先端面18が形成さていると共に、その後端部はフロ ントサイドメンバ7の前端部に挿入された状態で上下に貫通するボルト手段19 より固定されている。
【0017】 一方、アーマチュア11の前面部14のうち、前記ステー17の左右の各先端 面18に対応する位置には、保護部材20の両端部20aがそれぞれ接着されて いる。そして、この保護部材20は若干弛ませた状態で途中位置20bが数個所 アーマチュア11の前面部14に接着してある。
【0018】 そして、このようにして保護部材20を接着したアーマチュア11の上・下面 部12、13間に、前記ステー17の前端部を挿入すると共に、その先端面18 をアーマチュア11の前面部14に接着されている保護部材20の両端部20a に当て、該前面部14と先端面18の両者を、前後に貫通する「取付点」として の上下2本のボルト手段21により取付ける。そうすることにより、保護部材2 0の両端部20aは、ステー17の先端面18とアーマチュア11の前面部14 間に挟み込まれた状態で共締めされることになり、該保護部材20全体としては 、アーマチュア11の内側(後方位置)で且つ左右のステー17間にかけ渡され た状態となる。
【0019】 従って、先の実施例同様に、アーマチュア11が大きな入力により破断しても 、後方のラジエータ6等が破損を被るおそれはない。更に、この実施例の場合は 、保護部材20が若干弛ませた状態で取付けてあるため、アーマチュア11に小 さな入力が加わった際には、先の実施例よりも更に自由なアーマチュア11の弾 性変形性能が得られる。
【0020】 なお、先の第1実施例の保護部材15をこの第2実施例のように弛めた状態に しても良く、また上下に2本ある保護部材15のどちらか一方を省略しても構わ ない。また、他の材質のアーマチュア、例えばアルミ製等にも適用できる。
【0021】
【考案の効果】
この考案に係る車両のバンパ構造は、以上説明してきた如き内容のものであっ て、バンパ強度部材の後方位置で且つ左右のステー間に、引っ張り強度の高い材 質による長尺の保護部材をかけ渡し状態で取付けたので、バンパ強度部材が大き な入力を受けて破断しても、その破断端末をこの保護部材にて受け止められるた め、この破断したバンパ強度部材がラジエータ等の車載装備品を破損させること はない。
【0022】 また、保護部材を弛ませた状態で取付ければ、バンパ強度部材に小さな入力が 加わった際において、アーマチュアの自由な弾性変形性能が得られ、該入力エネ ルギーを確実に吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例に係る車両のバンパ構造
を示す斜視図である。
【図2】図1中矢示SA−SA線に沿う断面図である。
【図3】バンパ強度部材が大きな入力を受けて破断した
状態を示す平面図である。
【図4】この考案の第2実施例に係る車両のバンパ構造
を示す斜視図である。
【図5】図4中矢示SB−SB線に沿う断面図である。
【図6】従来の車両のバンパ構造を示す平面図である。
【符号の説明】
8、17 ステー 9 フロントサイドメンバ 11 アーマチュア(バンパ強度部材) 15、20 保護部材 X 車幅方向 Y 前後方向

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々前後方向に沿った状態で車体の左右
    両側に一対配されているフロントサイドメンバの前端部
    に、ステーを介して、車幅方向に沿って配されるバンパ
    強度部材の左右両端付近を各々取付ける車両のバンパ構
    造において、 上記バンパ強度部材の後方位置で且つ左右のステー間
    に、引っ張り強度の高い材質による長尺の保護部材をか
    け渡し状態で取付けたことを特徴とする車両のバンパ構
    造。
  2. 【請求項2】 ステーのバンパ強度部材に対する取付点
    に保護部材の両端部を共締め状態で取付けた請求項1記
    載の車両のバンパ構造。
  3. 【請求項3】 保護部材を若干弛めた状態で取付けた請
    求項1又は2記載の車両のバンパ構造。
JP8705592U 1992-12-18 1992-12-18 車両のバンパ構造 Pending JPH0651015U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003252134A (ja) * 2002-02-27 2003-09-10 Unipres Corp バンパレインフォース補強構造
JP2004276701A (ja) * 2003-03-14 2004-10-07 Denso Corp 車両の前端構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4124559B2 (ja) * 2000-10-25 2008-07-23 田中電子工業株式会社 半導体ボンディングワイヤーのスプール収納ケース

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