JPH0651005B2 - クッション性の通気靴 - Google Patents

クッション性の通気靴

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JPH0651005B2
JPH0651005B2 JP3359823A JP35982391A JPH0651005B2 JP H0651005 B2 JPH0651005 B2 JP H0651005B2 JP 3359823 A JP3359823 A JP 3359823A JP 35982391 A JP35982391 A JP 35982391A JP H0651005 B2 JPH0651005 B2 JP H0651005B2
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JP
Japan
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foam
shoe
open
shoe sole
breathable
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JP3359823A
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JPH05176801A (ja
Inventor
日置庸夫
前林昌晴
Original Assignee
株式会社アサヒコーポレーション
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はクッション性の通気靴
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特公昭38−21285号によっ
て、通常の連続気泡性のゴム発泡体を、その側面を靴底
の側面に露出させて、靴底中に埋設した通気性の靴底が
提案されている。この靴底は、靴内に設置された通気材
または通気構造と組み合わせることによって、靴内から
連続気泡性のゴム発泡体を介して、靴底側面に靴内の空
気を排出させることを意図したものである。
【0003】しかしながら、連続気泡性のゴム発泡体
は、長時間着用し靴内の湿度が上昇した場合、または雨
天等外気の湿度が上昇した場合、湿度が結露し水分とな
って連続気泡が閉塞され、通気性が著しく低下される欠
点があった。また通常の連続気泡性のゴム発泡体は発泡
構造が粗く、引っ張り強度、引裂き強度、耐屈曲性等の
機械的強度が弱く、靴底の構成材としては耐久性に問題
があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、高湿度下
においても優れた通気性を有し、しかも耐久性とクッシ
ョン性に優れた通気靴を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以下、実施図面によって
説明すれば、この発明は、基布11を積層したミクロ発
泡構造を有する連続気泡性ゴム発泡体1を、靴底2の側
面に露出させて靴底2中に埋設し、この靴底2上面に、
踏付部中央辺に切欠部41を形成し、該切欠部41に通
気性の軟質弾性発泡体3を介在させた中底4を、該連続
気泡性ゴム発泡体1と通気性の軟質弾性発泡体3を重ね
て位置させ、通気性の上張り5を介して通気性の軟質弾
性発泡体3を、踏付部中央辺で靴内に膨出させたことを
特徴とするクッション性の通気靴を発明の要旨とするも
のである。
【0006】この発明において、ミクロ発泡構造を有す
る連続気泡性ゴム発泡体1としては、例えば、出願人に
おいて特願昭61−202844号(特開昭63−57
648号)によって既に提案しているようなものが挙げ
られる。ミクロ構造を有する連続気泡性ゴム発泡体1と
して圧縮永久歪(JISK6301による)が20%以
下のものが好ましい。圧縮永久歪がそれ以上となれば長
期にわたる着用によって、その反発弾性が低下し、クッ
ション性が低下し、靴の履心地が悪くなるきらいがあ
る。そしてこの発明において、ミクロ構造を有する連続
気泡性ゴム発泡体1に積層される基布11としては、木
綿等の天然繊維、レ−ヨン、キュプラ等の再生繊維、ア
セテ−ト等の半合成繊維、ポリアミド系、ポリビニルア
ルコ−ル系、ポリエステル系、ポリアクリル系等の合成
繊維の織布、編布、不織布で構成されている。そしてこ
の発明において、基布11はミクロ発泡構造を有する連
続気泡性ゴム発泡体1の上面と下面の双方に積層されて
もよいし、またミクロ発泡構造を有する連続気泡性ゴム
発泡体1中に埋設して積層されてもよい。
【0007】この発明において基布11を積層したミク
ロ発泡構造を有する連続気泡性ゴム発泡体1は、その側
面12を靴底の側面に露出させて埋設されているが、靴
底2が踵底(ヒ−ル)21を有するものであれば、該ゴ
ム発泡体1を不踏部まで延長成形しておき、不踏部にお
いてその側面12を靴底2の側面に露出させておいても
よい。ミクロ発泡構造を有する連続気泡性ゴム発泡体1
を靴底2に埋設する場合、基布11を下面にして基布1
1を介して靴底2に接着すれば、該ゴム発泡体1を靴底
に強力に接着埋設することができ、靴底2の耐久性をさ
らにアップさせることができる。またこの発明におい
て、該ゴム発泡体の下面に通気溝13.13…を形成し
ておき、その一端を靴底側面に開口させておけば通気性
を一層促進させることができる。
【0008】この発明において中底4は、皮革、レザ−
ボ−ド、フアイバ−ボ−ド等で構成され、踏付部中央
辺、具体的には第2〜第3中足骨の頭部に対応する部分
を項辺として、第1〜第4中足骨の底部に対応する部分
を底辺とするほぼ半楕円乃至台形状の切欠部41が形成
されている。この切欠部41に介在される軟質弾性発泡
体3は、ポリウレタン発泡体、ラテックスフォ−ム、連
続気泡性のゴム発泡体等の通常の通気性発泡体で構成さ
れている。そして中底4の上面に積層された上張り5
は、布、通気孔51.51…を穿設した皮革、合成樹脂
シ−ト等の柔軟な素材で成されている。
【0009】この発明において、通気性の軟質弾性発泡
体3として中底本体4より厚肉なポリウレタン発泡体シ
−トを、切欠部41の形状に対応して打ち抜き裁断した
ものを使用し、これを上張り5の下面に位置させて切欠
部41にセットし、靴底2を胛被6に装着する際、靴底
2中に埋設されたミクロ発泡構造を有する連続気泡性ゴ
ム発泡体1を介して、ポリウレタン発泡体で形成された
軟質弾性発泡体3を圧縮状態で、靴底2を胛被6に装着
しておけば、靴型上で靴を組立て完成した後完成された
靴を靴型から脱型すれば、ポリウレタン発泡体で構成さ
れた軟質弾性発泡体3の反発弾性によって、上張り5を
介して軟質弾性発泡体3を靴内に簡単に膨出させること
ができ便利である。
【0010】
【発明の効果】この発明は以上のように構成されている
ので、着用時の歩行走行工程で、足裏の踏付部に体重圧
が負荷された時、靴内の踏付部中央に膨出された弾性発
泡体3が圧縮され、その弾性発泡体3中に介在された空
気がミクロ発泡構造を有する連続気泡性ゴム発泡体1を
介して靴外へ強制的に排出され、歩行走行工程で足裏の
踏付部における体重圧の負荷が解除されると、弾性発泡
体3の反発弾性によって上張り5を介して靴内の空気を
吸入しながら弾性発泡体3が膨出される。従って、通気
性とクッション性が良好である。また連続気泡性ゴム発
泡体1がミクロ発泡構造を有するため、引っ張り強度、
引裂き強度、耐屈曲性等の機械的強度、圧縮永久歪が著
しく改善され、靴底部の耐久性を著しく増強することが
できる。さらに雨天等外気の湿度が上昇している場合で
も弾性発泡体3のクッション作用と、ミクロ発泡構造を
有する連続気泡性ゴム発泡体1に積層された基布11を
構成する繊維の毛細管現象によって湿気が靴底側面に排
出されるため、結露によって通気性が阻害されることが
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の靴の一部切欠見取り図である。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】図1のB−B線における断面図である。
【符号の説明】
1.ミクロ発泡構造を有する連続気泡性ゴム発泡体 11…基布 2.靴底 3.軟質弾性発泡体 4.中底 41.切欠部 5.上張

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基布11を積層したミクロ発泡構造を有
    する連続気泡性ゴム発泡体1を、靴底2の側面に露出さ
    せて靴底2中に埋設し、この靴底2上面に、踏付部中央
    辺に切欠部41を形成し、該切欠部41に通気性の軟質
    弾性発泡体3を介在させた中底4を、該連続気泡性ゴム
    発泡体1と通気性の軟質弾性発泡体3を重ねて位置さ
    せ、通気性の上張り5を介して通気性の軟質弾性発泡体
    3を、踏付部中央辺で靴内に膨出させたことを特徴とす
    るクッション性の通気靴。
JP3359823A 1991-12-27 1991-12-27 クッション性の通気靴 Expired - Lifetime JPH0651005B2 (ja)

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JP3359823A JPH0651005B2 (ja) 1991-12-27 1991-12-27 クッション性の通気靴
CN 92114989 CN1062629C (zh) 1991-12-27 1992-12-26 支架系统

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JPH05176801A JPH05176801A (ja) 1993-07-20
JPH0651005B2 true JPH0651005B2 (ja) 1994-07-06

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CN1074008A (zh) 1993-07-07
CN1062629C (zh) 2001-02-28
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