JPH06509813A - メタロプロティナーゼ阻害剤としてのスルファミド誘導体 - Google Patents
メタロプロティナーゼ阻害剤としてのスルファミド誘導体Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
メタロプロティナーゼ阻害剤としてのスルファミド誘導体見肌夏分見
本発明は新規な種類のペプチジル誘導体、これらのli製製法法よび医薬におけ
るこれらの使用に関する。
光1BB10−
正常の組織において細胞結締組織合成は細胞外マトリックス崩壊、動的平衡に存
在する2種の対向する効果により相補される。マトリックスの崩壊は、現存の結
締組繊細胞から放出され、炎症細胞を侵すプロティナーゼの作用によってもたら
され、そして部分的に少なくとも3種類の群のメタロプロティナーゼの活性に起
因している。これらはコラゲナーゼ、ゼラチナーゼ(すなわちIV型コラゲナー
ゼ)およびストロメリシンである。正常では、これらの異化酵素はそれらの合成
および分泌の準位において、またメタロプロティナーゼと不活性な錯体を生成す
る特殊な阻害剤例えばα2−マクログロブリンおよびTIMP(メタロプロティ
ナーゼの組織阻害剤)の作用を介したこれらの細胞外活性の準位において厳しく
調整される。
メタロプロティナーゼが触媒活性を呈する細胞外マトリックスの再吸収による促
進された制御できない結締組織の破壊は、例えばリウマチ様関節炎、角質または
表皮または胃の潰瘍化、腫瘍の転移または浸潤、歯周病または骨疾患のような多
くの病理学的条件の特徴である。これらの疾患の病因は多分メタロプロティナー
ゼ阻害剤の投与によって有利な態様で緩和されるものと期待でき、この目的に対
して多くの化合物が提案されている〔一般的にはvahc、R,C,らによるA
nn、Rep。
阿ed、chem、25,175−184.Acade耐c Press In
c、San Diego(1990)参照〕。
ある種のヒドロキサム酸ペプチジル誘導体〔例えばヨーロッパ特許第214,6
39.231,081.236,872号および274,453号明細書および
国際特許第WO90105716号および第W○90105719号明細書参照
〕はコラゲナーゼ及び/又はストロメリシン阻害剤として記載されて来た。
見班匁I罫
本発明者らは新規な種類のペプチジル誘導体を見出した。
これらはメタロプロティナーゼ阻害剤であり、また特にゼラチナーゼに対して強
い選択的な阻害効果を有する点で有利である。
メタロプロティナーゼが腫瘍の浸潤および転移に重要であることを示す多くの知
見が現在知られている。特に腫瘍細胞ゼラチナーゼは腫瘍細胞の浸潤および転移
のポテンシャルと関連付けられている。腫瘍の浸潤と転移は癌患者に対して治療
の失敗の主原因であり、本発明の化合物のような腫瘍細胞の浸潤を阻止できる選
択的ゼラチナーゼ阻害剤の使用は、この疾患の治療を改善するものと期待される
。
したがって本発明の一つの特徴に従って式(1)の化合物(式中、Rは−CON
HOH、カルボキシル(−C:O,H)、エステル化されたカルボキシル基また
は−P(OOX” R”)X”R″基であって、ここにXlおよびX2は同一ま
たは異なっていてもよく、それぞれ酸素またはイオウ原子であり、R@およびR
′は同一または異なっていてもよく、それぞれ水素原子または任意に置換された
アルキル、アリールまたはアラルキル基である〕を提供する。
R1は水素原子または任意に置換されたアルキル、アルケニル、アリール、アラ
ルキル、ヘテロアラルキルまたはヘテロアリールチオアルキル基を表わし。
R2は任意に置換されたアルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルキ
ルアルキル、アリール、アラルキル、アラルコキシまたはアラルキルチオ基、ま
たはアミノ(−NH2) 、置換されたアミノ、カルボキシル(−(:O,H)
またはエステル化されたカルボキシル基を表わし、R3は水素原子またはアルキ
ル基を表わし、R4は水素原子またはアルキル基を表わし、R5は任意に1個以
上の一〇−または
−S−原子あるいは−N(R”)−基により断絶された任意に置換されたアルキ
ルまたはアルケニル基〔ここでR7は水素原子またはC1−、アルキル基である
〕、または基−[AQk)nR’を表わし、ここでAQkは任意に1個以上の一
〇−または−S−原子または−N(R’)−基で断絶されたアルキルまたはアル
ケニル基であって、nはOまたは1の整数であり、またR6は任意に置換された
シクロアルキルまたはシクロアルケニル基を表わし、
Xは基−N R1!1 R11を表わし、[ここでRloは水素原子または任意
に置換されたアルキル、アルカノイル、アリール。
アロイル、アラルキルまたはアラルカッイル基であり、R11は直鎖状または分
枝状のアルキルアミノスルホニルアミノ基(このアルキル部分は任意に1個以上
の一〇−または−S−原子あるいは−NCR’)−またはアミノカルボニルオキ
シ基により断絶されていてもよい)を表わす。])及び該化合物の塩および溶媒
化合物または水和物を提供する。
本発明による化合物は1個以上の不斉置換された炭素原子、例えば式(1)でア
スタリスク(*)を付した炭素原子を含むことができることは理解されよう。式
(1)の化合物における1個以上のこれらの不斉中心の存在は立体異性体をもた
らし、そして各場合において本発明はエナンチオマーおよびジアステレオマーを
含めて、またこれらのラセミ体混合物を含むこれらの混合物を含めてこれらすへ
ての立体異性体を含むものと理解されるべきである。
本明細書中の式において〜線はR−およびS−配位の可能性を表わす潜在的不斉
中心を示すために使用され、明線および一一−−線は不斉中心における独特な配
位を表わすために用いる。
本発明による化合物において、基Rがエステル化されたカルボキシル基を表わす
場合には、この基は例えば式−G O2R”の基であってもよく、式中R”は、
直鎖状または分枝状で、任意に置換されたCニー9アルキル基、例えばメチル、
エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル。
i−ブチル、S−ブチルまたはt−ブチル基、CG−□2アリールCニー、アル
キル基例えば任意に置換されたベンジル、フェニルエチル、フェニルプロピル、
1−ナフチルメチルまたは2−ナフチルメチル基、CG−□2アリール基例えば
任意に置換されたフェニル、1−ナフチルまたは2−ナフチル基、Cg−1□ア
リールオキシC11アルキル基例えば任意に置換されたフェニルオキシメチル、
フェニルオキシエチル、■−ナフチルオキシメチルまたは2−ナフチルオキシメ
チル基、任意に置換されたC1−8フルカッイルオキシC,、アルキル基。
例えばピバロイルオキシメチル、プロピオニルオキシエチルまたはプロピオニル
オキシプロピル基、又はCG−□270イルオキシC1−、アルキル基例えば任
意に置換されたベンゾイルオキシエチルまたはベンゾイルオキシプロピル基であ
る。基R”中に存在する任意の置換基は、例えば1個以上のハロゲン原子例えば
フッ素、塩素、臭素およびヨウ素原子、またはC1−。アルキル基例えばメチル
またはエチルあるいはC1−4アルコキシ基例えばメトキシまたはエトキシ基を
含む。
一般に基Rがエステル化されたカルボキシル基を表わす場合には、この基は代謝
的に不安定なカルボン酸エステルであってもよい。
式(1)の化合物において、基R1及び/又はR2がそれぞれ任意に置換された
アルキルまたはアルケニル基を表わす場合には、この基は例えばメチル、エチル
、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、S−ブチル、t−ブ
チル、n−ペンチル、1−ペンチル、n−ヘキシル、エチニル、1−プロペニル
、1−ブテニルまたは2−ブテニル基のような直鎖状または分枝状Ct+Gアル
キルまたはCつ一、アルケニル基であってもよく、この基は任意に1個以上のC
,、アルコキシ基例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、01〜5アルキルチ
オ基例えばメチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ+ C,、、、、、アリール
C1,アルコキシ基例えばベンジルオキシのようなフェニルC11アルコキシ、
アラルキルチオ例えばベンジルチオのようなフェニルC1−、アルキルチオ、ア
ミノ(−Nl−L)、置換されたアミノ〔例えば−NHR”′(式中R”はC!
−、アルキル例えばメチルまたはエチル、C6−□2アリールC1−,アルキル
例えばベンジルのようなフェニルC1−5アルキル、CG−02アリール例えば
フェニル、C1−、シクロアルキル例えばシクロヘキシルまたはC3−、シクロ
アルキルアルキルキル例えばシクロヘキシルメチル基である)〕、−h)IJボ
キシル(−Co、H)*たl*−Go2R’″′基〔式中R”は上述した基であ
る〕で置換されていてもよい。
式(1)の化合物においてR1及び/又はR2によって表わされるアリール基は
、Cs−+zアリール基例えばフェニルまたは1−または2−ナフチル基を包含
する。
R1及び/又はR2によって表わされるアラルキル基は、C9−1□アリールc
1−Gアルキル基1例えばベンジル、フェニルエチル、フェニルプロピル、フェ
ニルブチル、フェニルペンチル、1−または2−ナフチルメチル、ナフチルエチ
ル、ナフチルプロピル、ナフチルブチルまたはナフチルペンチル基のようなフェ
ニルCエユアルキル基あるいは1−または2−ナフチルC1−6アルキル基を包
含する。
式(1)の化合物において基R1がヘテロアラルキル基である場合には、この基
は例えば任意に置換されたピロリルメチル、フラニルメチル、チェニルメチル、
イミダゾリルメチル、オキサシリルメチル、チアゾリルメチル、ピラゾリルメチ
ル、ピリジニルメチルまたはピリミジニルメチル基のようなC,、ヘテロアリー
ルチオc1、アルキル基であってもよい。
R1によって表わされるヘテロアリールチオアルキル基は、任意に置換されたピ
ロリルチオメチル、フラニルチオメチル、オキサジノルチオメチル、チアゾリル
チオメチル、ビラゾリルチオメチル、ピリジニルチオメチルまたはピリミジニル
チオメチル基のようなC,、ヘテロアリールチオc1−5アルキル基を包含する
。
R1により表わされるヘテロアラルキルまたはヘテロアリールチオアルキル基に
存在することができる任意の置換基は、これらの基が例えばアラルキルまたはア
ラルキルチオアルキル基である場合R”及び/又はR2に関して下記する基を包
含する。
本発明による化合物において基R2により表わされるシクロアルキル基は、シク
ロペンチルまたはシクロヘキシル基のようなC3−8シクロアルキル基を包含す
る。
R2がシクロアルキルアルキル基である場合にはこの基は例えばシクロペンチル
C1−6アルキルまたはシクロヘキシルC1−Gアルキル基、例えばシクロペン
チルメチル、シクロペンチルエチル、シクロペンチルプロピル、シクロペンチル
ブチル、シクロヘキシルメチル、シクロヘキシルエチル、シクロへキシルプロピ
ルまたはシクロへキシルブチル基のようなC7−6シクロアルキルC1−、アル
キル基であることができる。
R2がアラルコキシまたはアラルキルチオ基である場合には、この基は例えばフ
ェニルC11アルコキシまたはフェニルC1,−6アルキルチオ基、例えばベン
ジルオキシ、フェニルエトキシ、フェニルプロポキシ、フェニルブトキシ、ベン
ジルチオ、フェニルエチルチオ、フェニルプロピルチオまたはフェニルブチルチ
オ基のようなCG、、−0,アリールC□−,アルコキシまたはC6−□2アリ
ールC1−、アルキルチオ基であることができる。
式(1)の化合物においてR1及び/又はR2により表わされるシクロアルキル
、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、アラルコキシまたはアラル
キルチオ基は、それぞれこの基の環状部分が任意に1個、2個またはそれ以上の
置換基(R”aにより置換されていることができ、この置換基は例えばフン素、
塩素、臭素またはヨウ素原子のようなハロゲン原子、あるいは例えばメチルまた
はエチルのようなC1−6アルキル、例えばメトキシまたはエトキシのようなC
14アルコキシ、例えばエチレンジオキシのようなC2−、アルキレンジオキシ
、例えばトリフルオロメチルのようなハロCx−5アルキル、例えばメチルアミ
ノまたはエチルアミノのようなC□−、アルキルアミノ、例えばジメチルアミノ
またはジエチルアミノのようなCx−5ジアルキルアミノ、アミノ(−NH,)
、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル(−OH)、力B#cキシlIi (−Co
2H)、−GO,R” (式中R”sは先に定義した通り)、例えばアセチルの
ようなc14アルキルカルボニル、スルホニル(−3O,H)、例えばメチルス
ルホニルのようなC,、アルキルスルホニル、アミノスルホニル(−8O□NH
,)、例えばメチルアミノスルホニルまたはエチルアミノスルホニルのようなC
1−、アルキルアミノスルホニル、例えばジメチルアミノスルホニルまたはジエ
チルアミノスルホニルのようなC□−、ジアルキルアミノスルホニル。
カルボキサミド(−CONH,)、例えばメチルアミノカルボニルまたはエチル
アミノカルボニルのようなC,Gアルキルアミノカルボニル、例えばジメチルア
ミノカルボニルまたはジエチルアミノカルボニルのようなC1−6ジアルキルア
ミノカルボニル、スルホニルアミノ(−NH3O,H)、例えばメチルスルホニ
ルアミノまたはエチルスルホニルアミノのようなCニー6アルキルスルホニルア
ミノ、または例えばジメチルスルホニルアミノまたはジエチルスルホニルアミノ
基のようなC1,ジアルキルスルホニルアミノから選択される。
2個以上のR−OI置換基存在する場合には、これらは必ずしも同一の原子及び
/又は基である必要はないことは理解されよう。前記のR” 11!換基は式(
1)の残りの分子に結合した環炭素原子から離れた任意の環炭素原子に存在する
ことができる。したがって例えばフェニル基において分子の残りに結合した環炭
素原子に関して2−.3−.4−.5−または6−位置に、任意の置換基が存在
することができる。
式(1)の化合物において基R2が置換されたアミノ基である場合には、この基
は例えば基−N HR”であり、ここでR”は前記した通りである。
R2で表わされるエステル化されたカルボキシル基は式COt R”で表わされ
る基を包含し、式中R8は前記した通りである。
式(1)の化合物において基R3およびR4がアルキル基である場合には、これ
らは例えばメチルまたはエチル基のようなC1−、アルキル基であることができ
る。
式(1)の化合物において基RSは、例えばメチル、エチル、n−プロピル、i
−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、n−ペンチルまたはn−ヘキシルのよう
な任意に置換された直鎖状または分枝状の01−6アルキル、または任意に1個
以上の一〇−または一8一原子、あるいは−N(R7)−基により断絶されたエ
チニルまたは1−プロペニル基のようなC2−、アルケニルであって、式中R7
は水素原子または例えばメチル基のようなC1−5アルキル基である。
アルキルまたはアルケニル基R’に存在することができる任意の置換基は、例え
ば任意に置換されたフェニルC,,−,アルキル例えばベンジル基のようなCG
−、、アリールC1−アルキル基1例えば任意に置換されたフェニルC1−6ア
ルコキシ例えばベンジルオキシ基のようなCG−□、アリールC1−、アルコキ
シ基、例えば任意に置換されたフェニル基のようなC,、□アリール基1例えば
任意に置換されたインドール、イミダゾールまたはキノリン基のようなC2−、
ヘテロアリール基1例えばベンジルオキシフェニル基のようなC6−1□アリー
ルC1−6アルコキシc、、2アリール基、−OH,−3R,例えばメチルチオ
またはエチルチオのようなCニー6アルキルチオ基、カルボキシル基(−CO□
H)、アミノ基(NH2)、カルボキサミド基(−CONH,)またはグアニド
基−NHC(NH,)=NH基を包含する。これらの基に存在する任意の置換基
は前記したようなR1″置換基であってもよい。
式(1)の化合物に基AQkが存在する場合には、この基は直鎖状または分枝状
のC1−アルキル基例えばメチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−
ブチル51−ブチル、n−ペンチルまたはn−ヘキシル、またはC2−6アルケ
ニル例えばエチニルまたは1−プロペニル基であってもよく、これらは任意に1
個以上の一〇−または一8一原子または−NCR’)−基によって断絶されてい
てもよく、式中R7は水素原子またはメチル基のようなCt−Gアルキル基であ
る。
式(1)の化合物において基R6は、C3−6シクロアルキル例えばシクロペン
チルまたはシクロヘキシル、またはC□−。
シクロアルケニル例えばシクロペンテニルまたはシクロヘキセニル基であり、こ
れらの基は任意に1個、2個またはそれ以上のCt−sアルキル例えばメチルま
たはエチル、C1−アルコキシ例えばメトキシまたはエトキシ、C1−アルキル
チオ例えばメチルチオ、または水酸基により置換されていてもよ式(1)の化合
物における基又は基−N R10R”であることができ、式中R”は水素原子、
または任意に置換されたC1−、アルキル例えばメチルまたはエチル、 C,−
、アルカノイル例えばアセチルまたはプロピオニル、C5−1□アリールC1−
3アルキル例えばベンジルまたはフェネチルのようなフェニルC1−、アルキル
、C,、、アリール例えばフェニル、C5−1□70イル例えばベンゾイル、ま
たはCs−0iアリールC1−3アルカノイル例えばメチルフェニルケトン基の
ようなフェニルC1−3アルカノイルであり、R”は直鎖状またtt分技状C,
Gアルキルアミノスルホニルアミノ基であり、この基のアルキル部分は任意に1
個以上の一〇−また41−3一原子あるいは−NCR’)−またはアミノカルボ
ニルオキシ基により断絶されていてもよい。したがって、例、tlfR”lよ基
A Q klN(R7)S O,N R” R13’?’アル、: トカ’?l
−!!、式中AQk”は先に定義したC1−Gアルキル基であり、R”およびR
13は同一または異なっていてもよく、それぞれ水素原子または任意に置換され
ている直鎖状または分校状のアルキルであって任意に1個以上の一〇−またはー
Sー原子またIよ一N(R’)−あるいはアミノカルボニルオキシ基により断絶
されていてもよく、あるいはR12およびR13はこれらの基しこ結合している
窒素原子と一緒になって、任意に置換されたC,−、環式アミノ基を形成してい
てもよく、この基は一〇−またはーS−から選択される1個以上の他のへテロ原
子または一NCR’)−基を有していてもよい。
R11で表わされるアルキルアミノスルホニルアミノ基のアルキル部分AQk’
は特にメチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、S−ブチル
またはt−ブチル基であることができ任意に1個以上の一〇−または一S一原子
あるいは一NCR’)−またはアミノカルボニルオキシ基により断絶されていて
もよく、例えばメトキシメチル、エトキシメチル、メトキシエチル、エトキシエ
チルまたはエチルアミノカルボニルオキシメチル基であってもよい。
R”及び/又はR”がアルキル基である場合には、この基は例えばメチル、エチ
ル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、S−ブチルまたは
t−ブチル基のようなC1−6アルキル基であり、任意に1個以上の一〇−また
はーSー原子あるいは一N(R’)−またはアミノカルボニルオキシ基により断
絶されていてもよく、例えばメトキシメチル、エトキシメチル、メトキシエチル
、エトキシエチルまたはエチルアミノカルボニルオキシメチル基であることがで
きる。これらの基の存在することのできる任意の置換基は水酸基(−OH)、カ
ルボキシル(−CO□H)、エステル化されたカルボキシル< CO2R”)−
カルボキサミド(−CONH.)+置換されたカルボキサミド例えば基−CON
R”R′3(ここでN R12R”は先に定義した通りである)、アミノ(−N
H2) 、置換されたアミノ例えば式N RI Z R13の基、またはアリー
ル例えばフェニルのようなC,1,アリールを包含し、基R8に関して先に定義
された置換基から選択された1個または2個以上のR1Q li置換基より任意
に置換されている。
−NR”R”で表わされる環式アミノ基の特定な例はモルホリニル、イミダゾリ
ル、ピペラジニル、ピロリル、オキサシリル、チアゾリル、ピラゾリル、ピロリ
ジニル、ピリジニルおよびピリミジニル基を含む。
式(1)の化合物における基R″またはRgは水素原子または任意に置換された
直鎖状又は分枝状のC1−6アルキル例えばメチル、エチル、n〜プロピル、i
−プロピル、n−ブチルまたはi−ブチル、C5−1□アリール例えばフェニル
またはC6−1□アリールC1−Gアルキル例えばベンジル、フェニルエチルま
たはフェニルプロピル基であってもよい。この種のアルキル基中に存在する任意
の置換基は、1個以上のC1−Gアルコキシ例えばメトキシまたはエトキシ、C
,Gアルキルチオ例えばメチルチオまたはエチルチオ基、または任意に置換され
たC、、、アリールオキシ例えばフェニルオキシ、C,−、。
アリールチオ例えばフェニルチオ、Ct、+2アリールC1−、アルコキシ例え
ばベンジルオキシ、またはC,−1□アリールC8−6アルキルチオ例えばベン
ジルチオの1個以上を包含する。基R11またはR9がアリールまたはアラルキ
ル基あるいはアリールオキシまたはアリールチオ基により置換されたアルキル基
である場合には、基R’またはRgに存在する任意の置換基は先に定義したR”
またはRgの環状部分に存在するR”基を包含する。
式(1)の化合物の塩は製薬上許容される塩1例えば無機酸または有機酸から誘
導される酸付加塩、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、よう化水素酸塩、p−トルエ
ンスルホン酸塩、りん酸塩、硫酸塩、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、プロピオン
酸塩、くえん酸塩、マレイン酸塩、フマール酸塩、マロン酸塩、こはく酸塩、乳
酸塩、しゅう酸塩、酒石酸塩および安息香酸塩を包含する。
塩はまた塩基によっても生成させることができる。このような塩は無機または有
機塩基から誘導される塩例えばナトリウムまたはカリウム塩のようなアルカリ金
属塩、マグネシウムまたはカルシウム塩のようなアルカリ土類金属塩、およびモ
ルホリン、ピペリジン、ジメチルアミンまたはジエチルアミン塩のような有機ア
ミン塩を包含する6本発明の化合物におい゛C基Rがエステル化されたカルボキ
シル基である場合には、この基は代謝的に不安定な式−CO,R”のエステルで
あることができ、式中R”はエチル、ベンジル、フェニルエチル、フェニルプロ
ピル、l−または2−ナフチル、2,4−ジメチルフェニル、4−t−ブチルフ
ェニル、2,2.2−トリフルオロエチル、1−(ベンジルオキシ)ベンジル、
1−(ベンジルオキシ)エチル、2−メチル−1−プロピオニルオキシプロピル
、2,4.6−トリメチルベンゾイルオキシメチルまたはピバロイルオキシメチ
ル基であることができる。
式(1)の化合物において基Rが−P (0)(X1R”)X” R’基である
場合には、この基は特に−P (0)(OH) OR’、−P(0)(S H)
OR’または−P (0)(OH) S R’基であルコとができる。このよう
な基の例としては−P(0)(OH)OH1−P (0)(OH) S Hl−
P(0)(sH)OH1−P (0)(OH)OCR,、−P(0)(OH)S
CH3゜−P (0)(OH)OCH2CR3、−P (0)(OH)OP h
、−P(0)(OH)S P h、−P (0)(OH)○CH,Phまたは−
P(0)(OH)SCH,Phが挙げられる。これらの式でphは場合により1
個以上の置換基R”で置換されたフェニル基である。
式(1)の化合物において基R1は特にメチル基のようなC3−、アルキル基、
ベンジル基のようなアラルキル基、フェニルチオメチル基のようなアリールチオ
アルキル基またはチェニルチオメチル、ピリジニルチオメチルまたはピリミジニ
ルチオメチル基のようなヘテロアリールチオアルキル基であるかまたは特に水素
原子である。
基R2は特に任意に置換されたC1−6アルキル、C1−、シクロアルキル、C
,、シクロアルキルC1−6アルキル、C@−□2アリール、CG−、、アリー
ルCニー、アルコキシまたはCG−1zアラルキルチオ基であり、特にC5−1
□アリールCニー、アルキル基である。これらの基の特殊な型は任意に置換され
たC3−、アルキル例えばn−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチ
ル、S−ブチル、し−ブチル、n−ペンチルまたはi−ペンチル;シクロペンチ
ル;シクロヘキシル;シクロペンチルプロピルキル例えばシクロペンチルプロピ
ル、シクロペンチルブチルまたはシクロペンチルペンチルのようなシクロペンチ
ルC1−、アルキル;フェニル;1−または2−ナフチル;フェニルC1−6ア
ルコキシ例えばフェニルエトキシ、フェニルプロポキシまたはフェニルブトキシ
;フェニルC□−8アルキルチオ例えばフェニルエチルチオ、フェニルプロピル
チオまたはフェニルブチルチオ;そして特にフェニルCニー、アルキル例えばフ
ェニルプロピル、フェニルブチルまたはフェニルペンチル
たはl−または2−ナフチルC□−.アルキル例えば1−または2−ナフチルプ
ロピル、ナフチルブチルまたはナフチルペンチルのような1−または2−ナフチ
ルC,−6アルキルであることができる。これらのシクロアルキルまたはアリー
ル基のそれぞれは1個または2個以上の前述した置換基R1“によって置換され
ていてもよい。
式(1)の化合物において基R3およびR4はそれぞれ特にメチル基または特に
水素原子であることができる。
式(1)の化合物において基R5は特に基−AQkR”であることができ、式中
R6は任意に置換されたシクロアルキルまたはシクロアルケニル基である。
したがって式(1)の化合物において基R5は、任意に置換されたC,−、シク
ロアルキルC1−6アルキル〔例えばシクロペンチルメチルまたはシクロペンチ
ルエチルのようなシクロペンチルCi−sアルキルまたは,例えばシクロヘキシ
ルメチルまたはシクロヘキシルエチルのようなシクロヘキシルC1−、アルキル
] 、C3mシクロアルケニルC1−、アルキル〔例えばシクロペンテニルメチ
ルのようなシクロペンテニルC1−、アルキルまたは例えばシクロへキシルブチ
ルのようなシクロへキモニルC1−,アルキル〕、シクロアルキルC1−。
アルコキシC1−、アルキル〔例えばシクロペンチルメトキシメチルまたはシク
ロへキシルメトキシメチル〕、C1−。シクロアルケニルC1−、アルコキシC
1−、アルキル〔例えばシクロペンテニルメトキシメチルまたはシクロへキセニ
ルメトキシメチル]、C□1シクロアルキルC1,アルキルチオC1−3アルキ
ル〔例えばシクロペンチルメチルチオメチルまたはシクロヘキシルメチルチオメ
チル〕またはC7−6シクロアルケニルC1−3アルキルチオC1−3アルキル
〔例えばシクロペンテニルメチルチオメチルまたはシクロへキセニルメチルチオ
メチル〕、C7−1lシクロアルキルC1−□アルキルアミノC1,−3アルキ
ル〔例えばシクロペンチルメチルアミノメチルまたはシクロへキシルメチルアミ
ノメチル〕またはC31シクロアルケニルC1−、アルキルアミノC□−,アル
キル〔例えばシクロペンテニルメチルアミノメチルまたはシクロへキシルメチル
アミノメチル〕基であることができる。
別の好ましい例として、式(1)の化合物における基R5は特にC1−、アルキ
ル基例えばi−プロピルまたはi−ブチル基あるいは任意に置換されたベンジル
、ベンジルオキシベンジルまたはインドリルメチル基であることができる。
式(1)の化合物において基Xは好ましくは基−N RlaR”であり、式中R
”は水素原子または任意に置換されたC1−6アルキル基例えばメチルまたはエ
チル基である。
別の好ましい例として基Xは好ましくは−N R10R11であり、式中R11
はA A k’N(R’)S O,NR”R13基であり、ここでAQklは直
鎖状または分枝状のC1,アルキルであって任意に1個以上の一〇−または−S
−原子または−N(R’)−あるいはアミノカルボニルオキシ基により断続され
ていてもよい、Aflk’が641アルキル基例えばメチル、エチルまたはn−
プロピル基であって任意に1個以上の一〇−または一8一原子あるいは−N(R
7)−(例えば−NH−または−N(CH,)−]またはアミノカルボニルオキ
シ基により断続されているこの種の化合物は特に有用である。
式(1)の化合物における基−N(R’)S O,N R12R13は特に基−
N HS O2N R” R”または−N(CH,)S○、 N R” R13
であることができる。
式(1)の化合物の他の群において基
−N(R7) S O,N R12R”は例えば基−NCR’)S 02NH,
、−N(R’)SO2NHR′3または−N (R7) S O,N R” R
13であることができ5式中R”およびR13はそれぞれ任意に置換されたC1
−6アルキル基であるか、あるいはR″およびR”はこれらが結合している窒素
原子と一緒になって、任意に置換されているC1−5環式アミノ基例えばモルホ
リニル基を形成する。
本発明による化合物の特に有用な群はRsがARkR’である式(1)の化合物
である。ここでAl11kはCニー5アルキルであり、R6はシクロアルキルま
たはシクロアルケニル基である。
本発明による化合物の別な特に有用な群は、R8が任意に置換されたアルキル、
シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルコキシまたはアラ
ルキルチオ基である式(1)の化合物である。
一般に式(1)の化合物において基R’、R’およびR4はそれぞれ好ましくは
水素原子である。
さらに別の好ましい例において1本発明による化合物における基Rは−CONH
OHまたは−CO2H基あるいは代謝的に不安定なこれらのエステルまたは基P
(0)(CH)○R7である。しかしながら特別な好ましい例においてRは−C
ON HOHl−CO□Hまたは−P(0)(CH)2基である。
本発明による化合物の特に有用な群は式(1a)を有し、〔式中、R,R2,R
sおよびXは式(1)で定義した通りである〕及び該化合物の塩およびその溶媒
化合物ならびに水和物である。
式(1a)の化合物の特に有用な群は次の化合物であり、式中Rは一〇 〇 N
HOHまたは−Go2Hまたは−P (0)(OH)、基を表わし、
R2は任意に置換されたアルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルキ
ルアルキル、アリール、アラルコキシまたはアラルキルチオ基を表わし、
R5は基−AQkR’を表わし1.:、m’t’AQkはC1,−s 7 fi
vキル基であり、R6はシクロアルキルまたはシクロアルケニル基であり、
Xは基−N R1,OR11であり、及び該化合物の塩、溶媒化合物および水和
物である。
特に有用な式(1a)の化合物は次の化合物であり、式中R5は基AukR’で
あり、そしてR’は任意に置換されたシクロヘキシル基である。R5がシクロヘ
キシルC,−Gアルキル基であるこの種の化合物
式(1a)の他の有用な化合物は、式中R2がC,、アルキル基特にj−ブチル
またはn−ペンチル基、またはシクロアルキルC3−6アルキル基特にシクロへ
キシルプロピル、シクロへキシルブチルまたはシクロヘキシルペンチル基、また
は特に任意に置換されたフェニルc2−6アルキル基特に任意に置換されたフェ
ニルエチル、フェニルプロピル、フェニルブチルまたはフェニルペンチル基を表
わす化合物を包含する。
このフェニル基の任意の置換基は式(1)の化合物で定義された1個または2個
以上のR”であってもよい。
式(1a)の化合物においてXは基−N R10R1!であってもよく、式中R
”はA Qk” NCR’) S O2N R” R”であり。
R”は水素原子またはC1−、アルキル基、特にメチルまたはエチル基である。
この種の特定の化合物はXが−NHAQ k”N(R’)SO2NH”R13で
ある化合物である。
本発明による化合物の特に有用な群は式(1a)を有し、式中R2は任意に置換
されたフェニルc、−6アルキル基、特に任意に置換されたフェニルブチルまた
は特にフェニルプロピル基であり、Rsがシクロヘキシルメチル基であり、そし
てXが基−N R10R11、特に基
−NHAQ k”N(R’)So、NR”R”である。
式(1)および(1a)の化合物において基RsがシクロアルキルC、、アルキ
ル基である場合には、この基が結合しているキシルの中心は好適にはS−配位を
持つ。
本発明による化合物は下記の方法によって調製することができる。以下の記載な
らびに式において、基R,R’、 R”。
R3、R4、R5およびXは特に指示のない限り前述した通りである。下記の種
々の化合物中に存在するアミノ基、水酸基またはカルボキシル基のような官能基
で残しておきたいことが望まれる場合には、いずれの反応が開始される前に保護
した形態にすることが必要であることは理解されよう。このような場合、この保
護基の除去は個々の反応における最終工程で行うことができる。好適なアミノ基
または水酸基の保護基はベンジル、ベンジルオキシカルボニルまたはt−ブチル
オキシカルボニル基を包含する。アルコールのような溶剤例えばメタノール中で
1例えば炭素のような支持体上の金属触媒例えばパラジウムの存在下で例えば水
素を使用する接触水素化によるか、あるいは水性溶剤中でヨウ化トリメチルシリ
ルまたはトリフルオロ酢酸による処理によってこれらの保護基は保護された誘導
体から除去することができる。好適なカルボキシル保護基はベンジル基を包含し
、これらの基はすぐ前に記載した方法により保護された誘導体から除去できる。
またこの保護基はアルキル基例えばt−ブチル基を包含し、これは水性溶剤中で
トリフルオロ酢酸による処理により保護された誘導体から除去できる。他の好適
な保護基ならびにその使用方法は容易に明確となろう。保護されたアミノ基、水
酸基およびカルボキシル基の生成は例えば後述するような標準のアルキル化また
はエステル化方法により達成することができる。
したがって本発明の別の特徴によれば式(1)の化合物はの酸またはその活性誘
導体を式(3)
のアミンと結合させ、次いで保護基があれば除去することにより調製できる。
式(2)の酸の活性誘導体は例えば酸無水物または酸塩化物のような酸ハロゲン
化物を包含する。
この結合反応はこの種のアミノ化反応のための標準条件を使用して実施できる。
したがって例えばこの反応は、溶剤例えば不活性有機溶剤、エーテル例えばテト
ラヒドロフランのような環状エーテル、アミド例えばジメチルホルムアミドのよ
うな置換されたアミド、またはジクロロメタンのようなハロゲン化された炭化水
素中で、例えば−30℃から周囲温度例えば−20℃から0℃の低温度において
所望により塩基、例えば有機塩基、例えばトリエチルアミンのようなアミン、ま
たはN−メチルモルホリンのような環状アミンの存在下で実施される。式(2)
の酸を使用する場合、この反応はさらに縮合剤例えばN、N’ −ジシクロへキ
シルカルボジイミドのようなジイミドの存在下において、有利には1−ヒドロキ
シベンゾトリアゾールのようなトリアゾールの存在下において実施することがで
きる。あるいは式(3)のアミンとの反応に先立って、酸を例えばエチルクロロ
ホルメートのようなりロロホルメートと反応させてもよい。
式(2)および(3)の出発物質中の遊離水酸基またはカルボキシル基は結合反
応中保護する必要がある。好適な保護基およびその除去方法は上述した通りであ
る。式(2)の中間体中のRが−P(○)(X” R″’)X”Rs基である場
合には、RsまたはR9の少なくとも一つは水素原子以外のものである。
便宜LReおよびR9のそれぞれは任意に置換されたアルキル。
アリールまたはアラルキル基である。本発明の化合物中に存在するこのような基
は後述するように脱離させることができ、R’及び/又はR9がそれぞれ水素原
子である本発明の他の化合物を生成させる。
式(1)の特定の立体異性体が所望される場合には、この異性体は式(2)の酸
と式(3)のアミンとの結合反応に引続いて異性体の混合物を分割することによ
り得られることは理解できよう。慣用の分割技術を用いることができ、例えばク
ロマトグラフィーによる異性体の分離、例えば高性能液体クロマトグラフィーの
使用により得ることができる6しかしながら、所望により適当なホモキシル出発
物質を結合反応に用いて式(1)の特定の立体異性体を得ることができる。した
がって特定な方法において式(2a)の化合物と式(3a)
のアミンとの反応により式(1a)の化合物を上述したようにして調製すること
ができる。
Rがカルボキシル基またはエステル化されたカルボキシル基または基−P(○)
(X’ R”)X” R’である式(2)の中間体酸は式(4)
(式中R14はアルキル基例えばメチルまたはt−ブチル基である)で表わされ
る相当するエステルから、例えばトリフルオロ酢酸を用いる加水分解により、あ
るいはR14がペンジル基のようなアラルキル基の場合には、例えば任意に高め
た圧力および温度下にアルコールのような溶剤例えばメタノール中で、炭素のよ
うな支持体上の金属触媒例えばパラジウムの存在下で水素による反応によって水
素化分解により調製することができる。
Rがカルボキシル基またはエステル化されたカルボキシル基である式(4)のエ
ステルは適当なアシルハライド、例えばアシルクロライドを使用し、溶剤例えば
メタノールのようなアルコール中で低温1例えば0℃付近の温度において相当す
る式(5)
の酸をエステル化することにより調製することができる。
式(5)の酸は式(6)
の化合物を、f4剤例えばエタノールのようなアルコール中で、塩基例えばナト
リウムエトキシドのようなアルコキシドの存在下で、適当なハロゲン化物、例え
ば化合物R”HaQ(式中HaQは塩素または臭素原子のようなハロゲン原子で
ある)と周囲温度でアルキル化し、次いで例えば濃塩酸を高めた温度、例えば還
流温度で使用して脱カルボキシル化することにより調製することができる。
式(6)の中間体は既知の化合物であるがあるいは既知の化合物を調製するため
に使用されると同様な方法により調製することができる。
Rが=p (0)(x” R”)X” R″基である式(4)の中間体エステル
は、アクリレート、R”CHC(R”)COR”をホスファイトーP(OR”)
(X”R”)X”R’ [式中R”は離脱基、例えばシリル基、例えばトリメチ
ルシリル基のようなトリアルキルシリル基である〕と高めた温度で反応させるこ
とにより調製することができる。
式R”CHC(R”)COOR14のアクリレートはモノエステルHOOCCH
(R2)COOR14を塩基、例えばピペリジンのような有機塩基の存在下でア
ルデヒドR’CHOまたはその重合体1例えばバラホルムアルデヒドまたはバラ
アルデヒドと反応させることにより調製することができる。この反応は任意に高
められた温度において溶剤例えばピリジン中で行なってもよい。
式HOOCCH(R”)GOOR”のモノエステルは相当するジエステ#R14
00CCH(R”)COOR14を、不活性溶剤例えばジオキサン中で、低温度
例えばO’C付近で、塩基例えばアルカリ水酸化物を用いて加水分解することに
より調製することができる。この反応に使用するジエステルは相当する式R”
OOCCH2COOR”のマロネートをテトラヒドロフランのような溶剤中で、
塩基例えば水素化ナトリウムのような水素化物の存在下に周囲温度においてハロ
ゲン化物R2HaQ(式中Hallは塩素または臭素原子のようなハロゲン原子
である〕でアルキル化することにより調製することがテキル。式R1400CC
H,C00R14(7)マoネートハ既知の化合物であるかあるいはこの既知化
合物を調製すると同等な方法により調製することができる。
式−P (OR”)(X” R8)X2R’の中間体ホスファイトは、ホスファ
イト−P(0)(X”R”)X”R’を高めた温度、例えば還流温度で適当なア
ミン(R”)2NH,例えばシラザンと反応させることにより調製することがで
きる。式P(0)(X’ R”)X’ R’のホスファイトは既知の化合物であ
るかあるいはこの既知化合物を調製するのと同等な方法により調製することがで
きる。
Rが−CON HOH基またはその保護された誘導体である式(4)の中間体酸
は式(7)
の無水物をテトラヒドロフランのような溶剤中で低温度、例えば−20℃付近で
0−ベンジルヒドロキシルアミンのようなヒドロキシルアミンと反応させ1次い
で所望により前述した保護基を除去することにより調製することができる。
式(7)の中間体無水物は、例えばRが−GO,Hである式(5)の二酸をアシ
ル塩化物、例えば塩化アセチルと1例えば還流温度で加熱することにより調製す
ることができる。
式(3)の中間体アミンは相当する酸R3N HC(R4)(R’)COOHま
たはその活性誘導体を、式(2)および(3)の中間体から式(1)の化合物を
調製するための前述した試薬と条件を用いて、アミンXHと反応させることによ
りtA製することができる。酸R’NHC(R’)(RaCOOHおよびアミン
XHは既知の化合物であるかあるいは既知の化合物の調製に使用するのと同様な
方法〔例えば本明細書の特定の中間体を実施例で調製するのに記載したように〕
を使用して既知の出発物質から調製することができる。
本発明の他の特徴によれば式(2a)のホモキラル酸は。
低温度例えば0℃付近でエーテルのような溶剤例えばテトラヒドロフランのよう
な環状エーテル中で過酸化物のような酸化剤例えば過酸化水素を使用して式(8
)(式中phはフェニル基である)のオキサゾリジノンを酸化し1次いで高めた
温度で水酸化リチウムのような塩基で処理することにより調製することができる
。
式(8)の化合物は式(1a)の立体異性体の調製のための新規で特に有用な中
間体であり、本発明の別の特徴を構成する。
式(8)の化合物は、低温例えば−78℃付近の温度で。
テトラヒドロフランのような溶剤中で、n−ブチルリチウムのような塩基の存在
下で、ハロゲン化アシル(R”)COHa Q (式中HaQは塩素、臭素また
はヨウ素原子のようなハロゲン原子である)を(S)−4−(フェニルメチル)
−2−オキサゾリジノンの溶液と反応させ、次いで得られたオキサゾリジノンを
、低温でナトリウムヘキサメチルジシラジドのようなシラシトの存在下で試薬R
CH,HaQで処理することにより調製することができる。
ハロゲン化アシルR”C0HaQは、相当する既知の酸R” CO2Hを標準の
反応条件下で慣用のハロゲン化剤例えばハロゲン化チオニルで処理することによ
り調製することができる。
本発明による他の方法では、Rがカルボキシル基である式(1)の化合物は、式
(9)
の相当する化合物を脱カルボキシル化することにより調製することができる。
この反応は、標準条件例えば式(9)の化合物を還流温度で不活性溶剤例えばキ
シレンのような芳香族炭化水素中で加熱することにより達成することができる。
式(9)の中間体酸は、式(10)
(式中Rはベンジルオキシカルボニル基のような保護されたカルボキシル基であ
り、Zlはベンジル基のような保護基である)の保護された酸を、式(2)およ
び(3)の化合物に結合させるために前述した試薬および条件を使用して、式(
3)のアミンと反応させ9次いで保護基を除去することにより調製することがで
きる。
式(10)の中間体は、適当なマロネートRCH,CO,Z”を、周囲温度にお
いてジメチルホルムアミドのような溶剤中でカリウムt−ブトキシドのような塩
基の存在下で1式(]1)
(式中HaQは塩素または臭素原子のようなハロゲン原子である)のハロゲン化
物で処理することにより!111!することができる。
式(11)のハロゲン化物は1式(12)の二酸を、周囲温度において例えばジ
エチルエーテルのような溶剤中で例えば臭素のようなハロゲン化剤を使用して、
ハロゲン化およびこれに引続いて脱カルボキシル化し、次いで得られたハロゲン
化された中間体を、還流温度で溶剤例えばキシレンのような芳香族炭化水素中で
加熱することにより調製することができる。
式(12)の中間体は、相当するジアルキルエステル(例えばジメチルまたはジ
エチルエステル)を還流温度でアルコールのような溶剤例えばメタノール中で水
酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムのような塩基を使用して加水分解すること
により調製することができる。前記のジアルキルエステル出発物質は、既知の化
合物であるかあるいは例えば本明細書の実施例中に記載したように既知の化合物
を調製するために使用した方法と同様な方法で調製することができる。
式(1)の化合物は、式(1)の他の化合物を相互交換することによっても調製
することができる。したがって、例えばRが−CON HOH基である式(1)
の化合物は、Rが−CO,H基である式(1)の相当する酸またはその活性誘導
体(例えば酸塩化物または酸無水物)を、ヒドロキシアミンまたは〇−保護され
た誘導体例えば〇−トリメチルシリルヒドロキシルアミンまたはその塩と反応さ
せることにより調製することができる。この反応は、式(2)および(3)の出
発物質から式(1)の化合物を調製する場合に前述した試薬および条件を使用し
て実施することができる。所望により酸出発物質は、ヒドロキシルアミンまたは
保護されたヒドロキシルアミンとの反応に先立って、クロロホルメート、例えば
エチルクロロホルメートと反応させてもよい。
別の相互交換方法において、Rが−CO,Hである式(1)の化合物は、相当す
るエステル化された化合物(例えばRが一〇〇、R”基であり及び/又はXが同
様な基を含有する場合)を、慣用の方法を用いて例えば水性アルコールのような
溶剤1例えば水性メタノール中で塩基例えば水酸化リチウムのようなアルカリ金
属水酸化物等の塩基による処理、あるいは溶剤例えばジオキサンの存在下におけ
る鉱酸のような酸例えば塩酸による処理により、加水分解することにより調製す
ることができる。
式(1)の同様なエステル、例えばRが−CO,R”基及び/又はXが−CO2
R”3基を含有するエステルは、Rが−CO,H基及び/又はXが−Go、H基
を含有する相当する酸、またはその活性誘導体を、標準条件を使用してアルコー
ルR1″’OHと反応させることにより調製することができる。
本発明による化合物は、ゼラチナーゼの強力で選択的な阻害剤である。化合物の
活性および選択性は、例えば後述する実施例Aに記載した適当な酵素阻害試験の
使用により決定することができる。この方法を使用する本発明の試験において、
本発明の化合物は、ピコモル−ナノモルの範囲におけるKi値でゼラチナーゼを
阻止し、ストロメリシンより約40倍大きい選択性をゼラチセーゼに対して有し
、またコラゲナーゼより約100倍大きい選択性をゼラチナーゼに対して有する
ことが示された。
本発明の化合物の腫瘍細胞浸潤を防止する能力は、標準のマウスをモデルとして
示すことができる。
したがって簡単に云えば、ヌードマウスをゼラチナーゼ依存浸潤を示す腫瘍細胞
系で接種し、本発明による化合物が結果として生ずる肺腫瘍の転移増殖を減少さ
せる能力を、標準の方法によって評価することができる0本発明による試験では
、上述したモデルにおいてマウスに1mg/kgで静脈投与した場合に、本発明
による化合物は、肺腫瘍の転移増殖を無視できる準位にまで減少させた。
本発明による化合物は、腫瘍細胞の転移および浸潤を防止するのに使用できると
期待できる。したがってこの化合物は、特に放射線療法、化学療法また手術と関
連して癌の治療に用いることができ、また初期腫瘍を示す患者において腫瘍転移
の発生を制御するのに用いることができる。したがって本発明の別の特徴におい
て、本発明は腫瘍の転移の発生を制御するために癌の治療に使用する式(1)の
化合物を提供する。
特に癌は乳癌、黒色腫、肺癌、頭部、頚部又は膀胱の癌を包含し得る。
本発明のこの特徴の用途に対して、式(1)の化合物は慣用の方法で所望により
1種以上の生理学的に許容できる担体、希釈剤および賦形剤と共に調剤すること
ができる。
したがって本発明のさらに別な特徴によれば、式(1)の化合物および製薬上許
容される希釈剤、担体または賦形剤を包含する薬剤組成物が提供される。
本発明のさらに他の特徴によれば1式(1)の化合物を製薬的に許容される希釈
剤、担体または賦形剤と組合わせることを含む薬剤組成物の製造方法が提供され
る。
本発明による使用のための化合物は経口、バッカル(buc−cal)、非経口
または経直腸投与のための製剤にすることができ、または経鼻投与または吸入又
は注入による投与に好適な形態にすることができる。
経口投与のために薬剤組成物は、慣用の手段で製薬上許容できる賦形剤、例えば
結合剤(例えば予めゼラチン化したとうもろこしでん粉、ポリビニルピロリドン
またはヒドロキシプロピルメチルセルロース);充填剤(例えばラクトース、微
晶セルロースまたはりん酸水素カルシウム);潤滑剤(例えばステアリン酸マグ
ルシウム、タルクまたはシリカ);崩壊剤(例えばじゃがいもでん粉またはグリ
コール酸ナトリウム)または湿潤剤(例えばラウリル硫酸ナトリウム)で調製し
た例えば錠剤またはカプセルの形態にすることができる。
錠剤は当該技術で周知の方法により被覆することができる。
経口投与のための液剤は1例えば溶液、シロップ、サスペンションの形態をとる
か、又は使用前に水又は他の適当なビヒクルと組み合わせるための乾燥製品とし
て製造されてもよい。
かような液剤は、慣用の手段により製薬上許容できる添加剤例えば懸濁剤、乳化
剤、非水性ビヒクルおよび保存剤等を用いて調製することができる。前記の製剤
は緩衝塩、香味剤、着色剤および甘味剤を適時含有することができる。
経口投与のための製剤は、活性化合物の制御された放出を与えるように好適に製
剤されることができる。
バッカル投与のために組成物は慣用の方法で製剤された錠剤または口内錠の形態
をとることができる。
式(1)の化合物は、注射例えばポーラス注射または連続輸液による非経口的投
与のために製剤することができる。注射のための製剤はユニット投与量形態で提
供することができる。注射のための組成物は、油性または水性ビヒクル中のサス
ペンション、溶液またはエマルジ目ンの形態をとることができ、製剤様の薬剤例
えば懸濁剤、安定剤及び/又は分散剤を含むことができる。また活性成分は使用
前に好適なビヒクル例えば無菌のピロゲン不含の水と組合せるため粉末状にする
ことができる。
さらに式(1)の化合物は、生薬または保持浣腸のような直腸用組成物例えば慣
用のココアバターまたは他のグリセリドのような生薬基剤を含むものに製剤化す
ることもできる。
前述した製剤に加えて式(1)の化合物はデポ−製剤として製剤することもでき
る。このような長期活性製剤は、インプランテーションまたは筋肉注射により投
与することができる。
経鼻投与または吸入による投与に対して、本発明による使用のための化合物は、
便宜上適当な噴射剤1例えばジクロロジフルオロメタン、トリクロロフルオロメ
タン、ジクロロテトラフルオロエタン、二酸化炭素または他の適当なガスを使用
した加圧パックまたは噴霧器のためのエアロゾルスプレーの形態でもたらされる
。
所望により組成物は活性成分を含有する1回以上のユニット投与量形態を含むパ
ック又はディスペンサー装置において提供することができる。このバックまたは
ディスペンサー装置には投与のための説明書を添付してもよい。
腫瘍の転移の発生を制御するために使用する式(1)の化合物の投与量は、治療
する患者の状況により変えることになろうが、一般には体重1kg当り0.5m
g 〜100mg特に体重1kg当り1mg〜40mgである。投与量ユニット
は化合物の投与経路および慣用の習慣にもとづく患者の状況によって変ることに
なろう。
以下の実施例により本発明を説明する。
叉1匠人
本発明の化合物の活性および選択性は後述するようにして決定することができる
。
Ki値を決定するすべての酵素分析は、ペプチド基質Dnp−Pro−Leu−
Gly−Trp−Ala−D−A r g −N H,(M、 5haron
5tockとRober D、 Gray、 JBC264゜4277−81
(1989))を使用して行った。酵素はGQy−Leu結合で分割し、消滅す
るジニトロフェノール(Dnp)基の除去に関連してTrpの蛍光発生における
増加を測定することにより蛍光分析的に追試できる。
本質的に酵素(例えばゼラチナーゼ、ストロメリシン、コラゲナーゼ)0.08
〜2nM、阻害剤濃度範囲(0,1〜50XKi)および基質(約20μm)を
、酵素によって室温または37℃で0.1MのNaCQ、10mMのCa CQ
、および0.05%のBr1j35を含有するpH7,5のO,LMのTris
/HCQ緩衝液中で一夜インキユベートした。0.1M酢酸ナトリウム緩衝液を
使用してpHを4に調整することにより反応を停止させ、蛍光を励起波長280
nmおよび発光放出波長346nmで読取った。
KiI!は、タイト・パインディング・インヒビジョンのための等式を使用して
成立させることができる。
(式中、Voは阻害剤不在の反応の初期速度であり、viは阻害剤の存在下にお
ける初期速度であり、[E]は全酵素濃度であり、そして[1]は反応混合物中
の全阻害剤濃度である。)
ストロメリシンおよびコラゲナーゼに対しては、Ki (app)は基質加水分
解のための[S]<<Kmとしての真のKiに近似していると思われた。ゼラチ
ナーゼに対しては数種の基質で分析を行うことによりKiが決定された。
[S]に対するKi (a p p)のプロットはその際Y−軸遮断の数値とし
ての真のKiを与えた。
本発明の化合物を使用して以下の結果が得られた。
2 100000 802 1.43
3 385 2.75 0.01
4 302 1.73 0.014
5 554 18.7 0.047
6 800 6、8 0.01
中間体の調製に関する記載および実施例において下記の略号を使用した。
THF テトラヒドロフラン
EtOAc 酢酸エチル
DCCQ ジシクロへキシルカルボジイミドM e OHメタノール
TFA トリフルオロ酢酸
NE t、 トリエチルアミン
RT 室温
DMF ジメチルホルムアミド
EDC1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩
曳1本上
エチレンジアミン(200mfl)にモルホリンスルホニルクロライド(10g
t 53−9 s+mol)を滴下し、そしてRTで3時間撹拌した。過剰の
エチレンジアミンを減圧で蒸発させ、残留物をINのHCQで抽出し、そして溶
剤を除去した。
淡褐色の固体をM e OHで抽出し、そしてエチレンジアミン二塩酸塩の不溶
性沈殿物を濾去した。濾液を蒸発させると淡褐色固体(9,5g)として所望の
スルホニル尿素(1)が得られた。
”Hn m r(D、O)δ: 3.8 (4H,t);3.45 (2H。
t); 3,25 (4H,t);a、15 (2H,、t) 。
生1日(劃
N−CBZ−シクロへキシルアラニン(3,05g、10mmol)の乾燥DM
F (50cm3)の溶液にN−メチルモルホリン(2,31cm’、21+u
+ol) 、中間体1 (2,35g。
9 、57+s+aol) 、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールCDMF中、
0.5N溶液の20cm’ 、 10mmol)およびEDC(1,97g、1
0m5+ol)を加えた。この反応混合物を室温で18時間撹拌し、次いでジエ
チルエーテルと炭酸ナトリウム水溶液とに分割した。有機層を分離し1次いでク
エン酸水溶液1次いで水で洗浄した。この有機層を分離し、乾燥しくMg5O4
)、次いで蒸発させた。残留物をシリカ上でクロマトグラフィーに掛け、CH,
C1,中の3% M e OHで溶離すると、生成物(2)が白色固体(3,7
g)として得られた。
1Hnmr’CDC1,)δ: 7.2−7.4 (6H,m);5.9 (2
H,m);s、1 (2H,dd);4.2 (LH。
dd):3.7 (4H,t);3.1−3.5 (8H,m);0.8−1.
8 (13H,m)。
生温1壮啄−
中間体2(2,99g、 5.8mmol)をM e 0H(100cm”)に
溶解し、10%の炭素担持パラジウム触媒を加えた。水素雰囲気下で反応混合物
を室温で3時間撹拌した。この触媒を濾去し、濾液を蒸発させると澄明なゴム状
物(2,1g)としてアミン(3)が得られた。
1Hnmr(CDCIa)δ: 8.3 (LH,brs);6.9−7.6
(2H,m);4.2 (LH,t);3.6−3.9 (6H,m);3.1
−3.4 (6H,m);0.9−1.9 (15H,m)。
主!生生
2− R−3−4−メチルフェニルプロピルこはくl:」:タ〕ソヒLム孔んた
上
(a) (S)−3(1−オキソ−5−(4−メチルフェニル)ペンチル)−4
−(フェニルメチル)−2−オキサゾリジノン(1)N2雰囲気中において一7
8℃でTHF (15mQ)中の(S)−4−(フェニルメチル)−2−オキサ
ゾリジノン(3゜64mmol、 0.64 g)の溶液にBuLi (ヘキサ
ン中1゜6M溶液、4.4+1mol、2.75mQ、1.2当量)を滴加した
。−78℃で30分間このオレンジ色の溶液を撹拌し。
次いでTHF (5mQ)中のp−トイルバレリルクロライド(4,06mmo
l、0.86g)の溶液を滴加した。この反応混合物を、塩水と10%MCI水
溶液(1: 1,20mM)との混合物で一78℃に急冷する前に、−78℃で
2時間撹拌した。周囲温度まで加温の際、この反応混合物をEtOACと水とに
分割した。水性相を分離し、そしてE t OA cで2回抽出した。結合した
有機層を、一度塩水で1次いで一度重曹の溶液で洗浄し、次いでMgSO4上で
乾燥した。溶剤を真空下で除去すると褐色の油状物が得られ、これをシリカゲル
(Merck 9385 )上で20%EtOAc/ヘキサンで溶離して精製す
ると、化合物が微黄色油状物(0,65g。
51%)として得られた。
’Hnmr(C,DCI、)δ: 1.63 (m、4H);2.31(s、3
H);2.62 (m、2H);2.75 (dd、IH);2.89−2.9
8 (m、2H);3.26 (dd。
IH);4.12−4.18 (m、2H);4.61−4゜67 (m、IH
);7.17−7.36 (m、9H)。
(b) 3−[1−オキソ−2(R)(t−ブチルアセチル)−5−(4−メチ
ルフェニル)ペンチル)−4−(S)−フェニルメチル−2−オキサゾリジノン
(2)
THF (10mM)中のオキサゾリジノン(1)(0,65g、1.85mm
ol)の溶液をTHF (10mM)中のナトリウムビス(トリメチルシリル)
アジド(THF中IM溶液。
2.6mmol、2.6mA、1.4当量)の溶液に、窒素中で一78℃におい
て加えた。この反応混合物をこの温度で1時間撹拌し、次いでt−ブチルブロモ
アセテート(5,6mmol。
1.08g、0.90mM、3当量)を滴加した。この反応系を4時間掛けて一
20℃まで加温した。この反応混合物を塩水と10%HCI水溶液(1: 1,
20mM)との混合物で一78℃に急冷した。この混合物をEtOAcと水とに
分割した。水性層を分離し、EtOAcで2度抽出した。結合したE t OA
c層を一度塩水で1次いで一度NaHCO,溶液で洗浄し、そしてM g S
o4上で乾燥した。溶剤を除去すると黄色油状物が得られ、これをシリカゲル
(Merck 9385)上で20%EtOAc/ヘキサンで溶離して精製する
と、化合物(2)(0,57g、66%)が得られた。
’Hnmr(CDC13)δ: 1.42 (s、9H); 1.57−1.6
2 (m、2H);2.30 (s、3H);2.41−2.85 (m、5H
);3.33 (dd、LH);4.10−4.25 (m、IH);7.01
−7.09 (m、4H); 7.22−7.37 (m、5H)。
(c) 2−(R)−(3−(4−メチルフェニル)プロピル〕こはく酸−4−
t−ブチルモノエステル (3)THF/水(4: 1,25mM)中のオキサ
ゾリジノン(2)(0,57g、1.23−−of)の溶液を水浴中で冷却し1
次いで過酸化水素溶液(27,5wt%、 4.9mmol。
0.56mM、4当量)で処理した。この混合物を数分間撹拌し、次いで水(5
mU)中の水酸化リチウム1水和物(1゜23■−ol、52mg、1= O当
量)の溶液を滴加した。この反応混合物を90分間撹拌し1次いで亜硫酸ナトリ
ウムの10%水溶液(5mQ)で処理した。この反応混合物をIMのN a O
HでpH12〜13に調整し、次いでジクロロメタンと水とに分割した。水性層
を分離し10%HCIで酸性にした。この水性層をEtOAcで3回抽出した。
結合した有機層を一度塩水で、さらに一度N a HCOaで洗浄後。
M g S O4上で乾燥し、溶剤を除去すると化合物(3)が淡黄色油状物(
0,18g、48%)として得られ、さらに精製することなく使用した。
’Hnmr(CDCI、)δ: 1.43 (s、9H); 1.51−1.7
9 (m、4H)?2.32 (2,3H);2.37(dd、LH);2.8
2 (m、IH);7.03−7.12 (m、4H)。
夫1涯よ
(4−t−ブトキシ−2(R)−[3−(4−メチルフェニル)プロピル]スク
シニル)−L−β−シクロへキシルアラニン−N−((2−モルホリンスルホニ
ルアミノ)エチルコアミドTHF (10m12)中の中間体4 (0,2g)
の溶液を、N−メチルモルホリン(0,62+e+*ol、62.2mg、67
゜7μQ)で処理し、N2下で一20℃まで冷却した。この混合物を次いでエチ
ルクロロホルメート(0,59mmol、64゜1B、56.5μQ)で処理し
、−20℃で1時間撹拌した。
この間白色の沈殿物が生成した。その後THF (5mA)中の中間体3 (1
50mg)の溶液を滴加し、次いで反応混合物を一夜で周囲温度に加温した。こ
の反応混合物をEtOACと水とに分割した。水性層を分離し1次いでEtOA
cで2回抽出した。結合したEtOAC層を10%HCIで一度。
NaHCO,で一度、そして塩水で一度洗浄し、MgSO4上で乾燥し、溶剤を
真空下で除去すると油状物が得られ、これをシリカゲル(Merck 9385
)上において1%M e OH/CH,CLで溶離して精製すると、0.16
gの爽1件化企立が微黄色の油状物として得られた。
”Hn m r(CDCl、)δ: 7.05 (4H,2d);6.25 (
IH,brd);5,55 (IH,Brt);4.30(IH,m); 3.
75 (4H,t);3.1−3.5 (8H,m);2.4−2.7 (5H
,m);2.3 (3H,g);0.8−1.8 (26H,m)。
失庭舊又
(4−ヒドロキシ−2−(R)−(3−(4−メチルフェニル)プロピル〕スク
シニル)−L−β−シクロへキシルアラニン−N−((2−モルホリンスルホニ
ルアミノ)エチル〕アミド実施例1のし−ブチルエステル(0,2g)を水(0
,5mA)およびTFA (2,5m12)で処理し一夜放置した(18時間)
。揮発分を真空下で除くと油状物が得られ放置すると固化した。ジイソプロピル
エーテルで磨砕すると、Uli會嵐(2)が粉末状固体として得られた。
”Hnm r(CDCl、)δニア、5 (LH,t);70.5(4H,d)
;4.4 (LH,m);3.75 (4H,t);3.1−3.6 (8H,
m);2.5−2.8 (5H,m);2.3 (3H,s);0.8−1.8
(17H,m)。
ス]1医」−
(4−(N−ヒドロキシアミノ)−2(R)−(3−(4−メチルフェニル)プ
ロピル〕スクシニル)−L−β−シクロへキシルアラニン−N−((2−モルホ
リンスルホニルアミノ)エチルコアミド
実施例(2)の化合物(405mg、0.68mmol)を乾燥したTHF (
5cm3)に溶解し、−20℃に冷却した。
N−メチルモルホリン(89μQ 、 Q 、 80mmol)およびエチルク
ロロホルメート(72μQ 、 0 、75mmol)を添加し、そして反応混
合物を一16℃で1時間撹拌した。0−トリメチルシリルヒドロキシルアミン
を滴加し、次いで反応混合物を一夜で室温まで加温した.溶剤を減圧下に蒸発さ
せ、次いで残留物をEtOAcとクエン酸水溶液とに分割した。有機層を分離し
、乾燥しくM g S 04 )次いで蒸発させた。所望のヒドロキサム酸(3
)は逆相H P L C (Dynanax C 1 8カラム)により15。
3分間で水中40〜60%アセトニトリル勾配で溶離して精製した。収量220
mg−
’Hnmr(CD,OD)δ: 7.05 (4H,s);4、25 (LH,
dd);3.70 (4H.t);3、1−3.4 (8H,m);2.5−2
.8 (3H,m);2、40 (LH,dd);2.30 (3H,s);2
.25(LH,dd);0.8−1.8 (17H,m)。
同様な出発物質を使用して実施例3に教示した一般的な方法に従って下記の化合
物が作られた。
失1涯土
(4− (N−ヒドロキシアミノ)−2(R)−[3−(4−クロロフェニル)
プロピル]スクシニル)−L−β−シクロヘキシルアラニン−N−[(2−モル
ホリンスルホニルアミノ)工”Hnmr(CDllOD)δ: 8.20 (L
H,m);7、25 (2H,d);7.16 (2H,d);4、29 (I
H,m); 3.70 (4H,m);3、32 (2H,m) ;3.、11
(6H,m);2、72 (IH,m);2.60 (2H,m);2、40
(IH,dd); 2.20 (LH,dd);1、9−0.8 (17H,
m)。
大差1立
(4−(N−ヒドロキシアミノ)−2(R)−(3−(4−メチルフェニル)プ
ロピル〕スクシニル)−L−β−(1−シクロへキセニルアラニン)−N−[(
2−モルポリンスルホニルアミノ)エチル]アミド
”Hnmr(CD,OD)δ: 7.05 (4H,m);5、50 (IH,
m);4.35 (LH,m);3、70 (4H,t); 3.30 (2H
,m);3、15 (6H,m);2.75−2.20 (8H,m);2、O
−1.35 (14H,m)。
スJ1阿J−
(4−(N−ヒドロキシアミノ) − 2(R)−[3−(4−メチルフェニル
)プロピル〕スクシニル)−L−β−シクロへキシルアラニン−N−((2−ジ
メチルスルホニルアミノ)プロ1Hnmr(CD、○D)δ : 7.05 (
4H,m);4.30 (LH,m); 3.30 (2H,m);3.10
(2H,t);2.7−2.8 (7H,m);2.60 (2H,m): 2
.40 (IH,dd):2.25(3H,s);2.20 (IH,dd);
1.8−0.9(17H,m)。
国際調査報告
フロントページの続き
(51) Int、 C1,5識別記号 庁内整理番号A61K 311535
AED
C07C2591068318−4H
3071067419−4H
CO7D 295/22 Z 8217−4CCO7F 9/38 D 915
5−4H9/40 D 9155−4H
(72)発明者 ミリカン、トーマス・アンドリューイギリス国バークシャー・
ニスエル6・0ディーワイ、メイデンヘッド、ドーニー・リーチ、バーコード・
クロース・3
I
(72)発明者 ビーリー、ナイジェル・ロバート・アーノルド
イギリス国オックスフォードシャー・オーエックス9・3 エルキュー、テム、
チェシア・ロード・16
Claims (12)
- 1.式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼(1){式中Rは−CONHOH、カルボキ シル(−CO2H)、エステル化されたカルボキシルまたは −P(O)(X1R8)X2R9基であって、ここにX2およびX2は同一また は異っていてもよく、それぞれ酸素またはイオウ原子であり、R8およびR9は 同一または異っていてもよく、それそれ水素原子または任意に置換されたアルキ ル、アリールまたはアラルキル基であり、R1は水素原子または任意に置換され たアルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、ヘテロアラルキルまたはヘテ ロアリールチオアルキル基を表わし、R2は任意に置換されたアルキル、アルケ ニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、アラ ルコキシまたはアラルキルチオ基を表わすかまたはアミノ(−NH2)、置換さ れたアミノ、カルボキシル(−CO2H)またはエステル化されたカルボキシル 基を表わし、 R3は水素原子またはアルキル基を表わし、R4は水素原子またはアルキル基を 表わし、R5は任意に1個またはそれ以上の−O−または−S−原子あるいは− N(R7)−基により断続された任意に置換されたアルキルまたはアルケニル基 (ここでR7は水素原子またはC1−6アルキル基である)または基−[Alk ]nR6であり、ここでAlkは任意に1個またはそれ以上の−O−または−S −原子または−N(R7)−基で断続されたアルキルまたはアルケニル基であっ て、nは0または1の整数であり、またR6は任意に置換されたシクロアルキル またはシクロアルケニル基を表わし、 Xは基−NR10R11であり、[ここでR10は水素原子または任意に置換さ れたアルキル、アルカノイル、アリール、アロイル、アラルキルまたはアラルカ ノイル基であり、R11は直鎖状または分枝状のアルキルアミノスルホニルアミ ノ基(このアルキル部分は、任意に1個またはそれ以上の−O−または−S−原 子あるいは−N(R7)−またはアミノカルボニルオキシ基により断続されてい てもよい]である}化合物およびこれらの塩および溶媒化合物または水和物。
- 2.Rが−CONHOH基を表わす請求項1に記載の化合物。
- 3.R1,R3およびR4がそれぞれ水素原子である請求項1および2に記載の 化合物。
- 4.R2が任意に置換されたフェニルプロピル基である請求項1〜3のいずれか に記載の化合物。
- 5.R5がシクロヘキシルC1−5アルキル基である請求項1〜4のいずれかに 記載の化合物。
- 6.R5がシクロヘキシルメチル基である請求項1〜5のいずれかに記載の化合 物。
- 7.XがAlklN(R7)SO2NR12R13基(式中Alk1は直鎖状ま たは分枝状のC1−6アルキル基であって任意に1個以上の−O−または−S− 原子によりまたは−N(R7)−またはアミノカルボニルオキシ基により断続さ れていてもよく、そしてR12およびR13はそれぞれ任意に置換されているC 1−6アルキル基であるかあるいはR12とR13とはこれらが結合している窒 素原子と共に任意に置換されたC3−6環状アミノ基である)である請求項1〜 6のいずれかに記載の化合物。
- 8.Alk1がC1−3アルキル基である請求項7に記載の化合物。
- 9.式(1a) ▲数式、化学式、表等があります▼(1a)〔式中Rは−CONHOH、カルボ キシル(−CO2H)、エステル化されたカルボキシルであり、R2は任意に置 換されたアルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ア リール、アラルキル、アラルコキシまたはアラルキルチオ基を表わすかまたはア ミノ(−NH2)、置換されたアミノ、カルボキシル(−CO2H)またはエス テル化されたカルボキシル基を表わし、 R5は任意に1個またはそれ以上の−O−または−S−原子あるいは−N(R7 )−基により断続された任意に置換されたアルキルまたはアルケニル基(ここで R7は水素原子またはC1−6アルキル基である)または基−[Alk]nR6 であり、ここでAlkは任意に1個またはそれ以上の−O−または−S−原子ま たは−N(R7)−基で断続されたアルキルまたはアルケニル基であって、nは 0または1の整数であり、またR5は任意に置換されたシクロアルキルまたはシ クロアルケニル基を表わし、Xは基−NR10R11であり、(ここでR10は 水素原子または任意に置換されたアルキル、アルカノイル、アロイル、アラルキ ルまたはアラルカノイル基であり、R11は直鎖状または分枝状のアルキルアミ ノスルホニルアミノ基(このアルキル部分は任意に1個またはそれ以上の−O− または−S−原子あるいは −N(R7)−またはアミノカルボニルオキシ基により断続されていてもよい) である〕の化合物およびこれらの塩および溶媒化合物及び水和物。
- 10.{4−ヒドロキシ−2−(R)−[3−(4−メチルフェニル)プロピル ]スクシニル}−L−β−シクロヘキシルアラニン−N−[(2−モルホリンス ルホニルアミノ)エチル]アミド; {4−(N−ヒドロキシアミノ)−2−(R)−[3−(4−メチルフェニル) プロピル]スクシニル}−L−β−シクロヘキシルアラニン−N−[(2−モル ホリンスルホニルアミノ)エチル]アミド; {4−(N−ヒドロキシアミノ)−2−(R)−[3−(4−クロロフェニル) プロピル]スクシニル}−L−β−シクロヘキシルアラニン−N−[(2−モル ホリンスルホニルアミノ)エチル]アミド; {4−N−ヒドロキシアミノ−2−(R)−[3−(4−メチルフェニル)プロ ピル]スクシニル}−L−β−シクロヘキシルアラニン−N−[(2−ジメチル スルホニルアミノ)プロピル]アミド; およびこれらの塩、溶媒化合物及び水和物。
- 11.請求項1乃至12のいずれか1つに記載の化合物及び薬学的に許容し得る 希釈物、担体又は賦形剤を含む薬剤組成物。
- 12.請求項1記載の式(1)の化合物を調製するにあたり、(a)式(2)の 酸 ▲数式、化学式、表等があります▼(2)又はその活性及び/又は保護誘導体を 式(3)のアミン▲数式、化学式、表等があります▼(3)と結合させ、次いで すべての保護基を除去し、(b)式(4)のオキサゾリドン ▲数式、化学式、表等があります▼(8)を酸化し、 又は(C)式(1)の化合物を式(1)の他の化合物に相互転化(interc onvert)する方法。
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