JPH06506483A - メタロプロテイナーゼ阻害剤としてのアミノ酸のホスホノ誘導体 - Google Patents

メタロプロテイナーゼ阻害剤としてのアミノ酸のホスホノ誘導体

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JPH06506483A JP5512286A JP51228693A JPH06506483A JP H06506483 A JPH06506483 A JP H06506483A JP 5512286 A JP5512286 A JP 5512286A JP 51228693 A JP51228693 A JP 51228693A JP H06506483 A JPH06506483 A JP H06506483A
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ミリカン,トーマス アンドリュー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 メタロプロテイナーゼ阻害剤としての アミノ酸のホスホノ誘導体 発明の分野 本発明は、新規な種類のホスホノペプチジル誘導体、その製造法およびその医療 における使用に関する。
発明の背景 正常な組織においては、細胞の結合組織合成は細胞外マトリックス分解により相 殺されており、動的平衡では2つの反対の効果が存在する。マトリックスの分解 は、既存の結合組繊細胞および侵襲した炎症性細胞から放出されたプロテイナー ゼの作用により引き起こされるが、いくらかは少なくとも3種類のメタロプロテ イナーゼの活性か原因となっている。これらはコラゲナーゼ、ゼラチナーゼ(あ るいはIV型コラゲナーゼ)およびストロメリシンである。通常これらの異化酵 素はその合成の段階および分泌の段階で1分に制御することができ、またメタロ プロテイナーゼと共に不活性コンプレックスを形成する、α2−マクログロブリ ンおよびTIMP(メタロプロテイナーゼの組織阻害剤)のような特異的な阻害 剤の作用により、細胞外の活性段階においても制御することかできる。
メタロブロティナーゼを触媒とした細胞外マトリックスの吸収による結合組織の 加速度的で制御不可能な分解は、慢性関節リウマチ、角膜の潰瘍、上皮性潰瘍、 あるいは胃潰瘍、腫瘍の転移あるいは侵襲、歯根膜疾患、および骨疾患のような 多くの病理学的状態の特徴である。
このような疾患の病原が、メタロブロティナーゼ阻害剤の投与により、有益に修 飾し得ると期待されており、また多くの化合物がこれを目的とする使用に適して いると言われている[全般的な外観には、Wah l、R,C。
1 らAnn、Rep、Med、Chem、25巻、175−184.Acad emic Press Inc、。
サンディエゴ(1990年)を参照されたい]。 欧州特許第320118号明 細書および国際特許第W091/15516およびWO91/15507号明・  細書にはある種のホスホノペプチドがコラゲナーゼ阻害剤として記述されてい る。
発明の要約 著者らはここに、その構成員がメタロプロテイナーゼ阻害剤であり、特にゼラチ ナーゼに対する強力で選択的な阻害作用を有利に有する新規な種類のホスホノペ プチジル誘導体を見出した。
現在、メタロプロテイナーゼが腫瘍の侵襲および転移において重要な役割を果た すという証拠は数多くある。
特に腫瘍細胞ゼラチナーゼは、腫瘍細胞か侵襲および転移する可能性に関与して いる。腫瘍の侵襲および転移は、癌患者の治療に失敗する主な原因となっており 、腫瘍細胞の侵襲を阻害できる本発明の化合物のような選択的ゼラチナーゼ阻害 剤により、この疾患の治療が改善することが期待出来るだろう。
したがって、本発明の態様の1つによれば、式(1)[式中、Rは、P (0) (X’ R’ )Xl R’基であり、XlおよびXlは同一あるいは異なるも のであることができ、それぞれ酸素あるいは硫黄原子であり、R@およびR7は 同一または異なるものであることができ、それぞれ水素原子もしくは所望により 置換されたアルキル、アリールまたはアラールキル基であり、R1は、水素原子 もしくは所望により置換されたアルキル、アルケニル、アリール、アラールキル 、ヘテロアラールキル、またはへテロアリールチオアルキル基であり、 R1は、所望により置換されたアルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロ アルキルアルキル、アリール、アラールキル、アラルコキシ、またはアラールキ ルチオ基、もしくはアミノ(−NHt ) 、fi置換アミノカルボキシル(− Co、H)またはエステル化したカルボキシル基であり、 R1は、水素原子もしくはアルキル基であり、R4は、水素原子もしくはアルキ ル基であり、Rsは、[A 1 k] 、 R’ テアリ1.:、:テAlkl lFr望により1つ以上の一〇−若しくは−S−原子、または−N CR” ) −基(但し、R”は水素原子またはC8−、アルキル基である)に介在されるア ルキルもしくはアルケニル基であり、nは0若しくは整数lであり、R8は所望 により置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニル基であり、 Xは、アミノ(−NHt )もしくは置換アミノ、ヒドロキシル基または置換ヒ ドロキシル基である]で表される化合物およびその塩、溶媒和物および水和物が 提供される。
本発明による化合物が1つ以上の、例えば式(I)中にアスタリスクによって示 すような不斉置換した炭素原子を含有できることが理解されるであろう。式(1 )の化合物におけるこの1つ以上の不斉中心の存在が、立体異性体を引き起こす ことができ、それぞれの場合に、本発明は鏡像異性体およびジアステレオ異性体 を含むこのような全ての立体異性体と、ラセミ混合物を含むその混合物にまで及 んでいるものと理解すべきである。
本明細書の式において、〜線は潜在的な不斉中心においてR−およびS−配置の 可能性があることを示すために使用しており、嘴線および一一一一線は不斉中心 における特有の配置を表しすのに用いられている。
式(1)の化合物におけるR1および/またはR?がそれぞれ所望により置換し たアルキルまたはアルケニル基である場合、これは例えばメチル、エチル、n− プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、S−ブチル、t−ブチル、 n−ペンチル、i−ペンチル、n −ヘキシル、エチニル、l−プロペニル、I −ブテニルまたは2−ブテニル基であって、所望により1個以上のC+−sアル コキシ、例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、C1−、アルキルチす、例え ばメチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、C,−、アリールC+−*アルコキ シ、例えばベンジルオキシのようなフェニルC8−、アルコキシ、アラールキル チオ、例えばベンジルチオのようなフェニルC1−1アルキルチす、アミノ(− NHt ) 、置換アミノ[例えば、−NHRIoであり、RloはC3−、ア ルキル、例えばメチルまたはエチル、C1−1アリールC+−sアルキル、例え ばフェニルC+−sアルキル、例えはベンジル、Cm−+*アリール、例えばフ ェニル、C8−虐シクロアルキル、例えばシクロヘキシル、またはC8−。
シクロアルキルC+−喀アルキル、例えばシクロヘキシルメチル基である]、カ ルボキシル(−Co、H)または−CO2R” [但し、R”は下記に定義の通 りであるコ基によって置換された直鎖または分岐したC1−6アルキルまたはC 1−、アルケニル基であることができる。
式(1)の化合物においてR1および/またはR1によって示されるアリール基 は、フェニルあるいはl−または2−ナフチル基のようなCs−+tアリール基 を包含する。
R1および/またはR1によって示されるアラールキル基には、Cl−12アリ ールC1−、アルキル基、またはl−若しくは2−ナフチルC1−、アルキル、 例えばベンジル、フェニルエチル、フェニルプロピル、フエ、ニルブチル、フェ ニルペンチルI−または2−ナフチルメチル、ナフチルエチル、ナフチルプロピ ル、ナフチルブチル、またはナフチルペンチル、l−または2−ナフチルメチル 、ナフチルエチル、ナフチルプロピル、ナフチルブチルまたはナフチルペンチル 基のような C*−+tアリールC+−sアルキル基を包含する。
式(1)の化合物における基R1がへテロアラールキル基であるとき、それは例 えば所望により置換されるピロリルメチル、フラニルメチル、チェニルメチル、 イミダゾニルメチル、オキサシリルメチル、チアゾリルメチル、ビラプリルメチ ル、ピロリジニルメチル、ピリジニルメチル、ピリミジニルメチル、モルホリニ ルメチル、またはピペラジニルメチル基などのCm−、ヘテロアリールC11ア ルキル基である。
R+によって示されるヘテロアリールチオアルキル基には、所望により置換され るピロリルチオメチル、フラニルチオメチル、オキサジノルチオメチル、チアゾ リルチオメチル、ビラゾリルチオメチル、ビロリジニルチオメチル、ピリジニル チオメチル、ピリミジニルチオメチル、モルホリニルチオメチル、またはピペラ ジニルチオメチル基などのCs−sヘテロアリールチオc1−、アルキル基を含 む。
R’によって示されるヘテロアラールキルまたはへテロアリールチオアルキル基 上に存在することがある任意の置換基には、基R1および/またはR1が例えば アラールキルまたはアラールキルチオアルキル基である場合、これらの基に関し て以下に記載されるものを包含する。
本発明による化合物における基R1にょって示されるシクロアルキル基は、シク ロペンチルまたはシクロヘキシル基のようなCI−、シクロアルキル基を含む。
R2がシクロアルキルアルキル基であるとき、これには、シクロペンチルCI− @アルキルまたはシクロヘキシルC+−@アルキル基、例えばシクロペンチルメ チル、シクロペンチルエチル、シクロベン・チルプロピルペンチルブチル、シク ロヘキシルメチル、シクロヘキシルエチル、シクロへキシルプロピルまたはシク ロへキシルブチル基のようなC 2−1シクロアルキルC,−、アルキル基があ げられる。
R1がアラールコキシもしくはアラールキルチオ基であるとき、それには、C  *−+tアリールc1−.アルコキシまたはC I−12アリールC1−6アル キルチオ基、例えばフェニルC1−、アルコキシまたはフェニルC,ー.アルキ ルチオ基、例えばペンジルオキシ、フェニルエトキシ、フェニルプロポキシ、フ ェニルブトキシ、ベンジルチオ、フェニルエチルチオ、フェニルプロピルチオま たはフェニルブチルチオ基が挙げられる。
式(1)の化合物においてR1および/またはR2で示されるシクロアルキル、 シクロアルキルアルキル、アリール、アラールキル、アラールコキシまたはアラ ールキルチオ基は、その基の環状部でハロゲン原子から選択される1個以上の置 換基[R目]、例えばフッ素、塩素、臭素またはヨウ素原子、またはメチルまた はエチルのようなCI−Sアルキル基、メトキシまたはエトキシなどのC I− 1アルコキシ基、エチレンジオキシなどのC2−、アルキレンジオキシ基、3− フルオロメチルなどのハロC I−1アルキル基、メチルアミノまたはエチルア ミノなどのC,−、アルキルアミノ基、ジメチルアミノまたはジエチルアミノな とのC,−、ジアルキルアミノ基、アミノ(−NH.’)基、ニトロ基、シアノ 基、ヒドロキシル基(−OH) 、カルボキシル基(−Co.H)、−CO.R ’(但し、R1は前記に定義した通りである)、アセチルなどのC11アルキル カルボニル基、スルホニル基(−SO.H) 、メチルスルホニルなどのC,− 、アルキルスルホニル基、アミノスルホニル基(−SO2 NH! ’) 、メ チルアミノスルホニルまたはエチルアミノスルホニルなどのC I−1アルキル アミノスルホニル基、ジメチルアミノスルホニルまたはジエチルアミノスルホニ ルなどの01−、ジアルキルアミノスルホニル基、カルボキサミド基(−CON H2 ) 、メチルアミノカルボニルまたはエチルアミノカルボニルなどのCI −1アルキルアミノカルボニル基、ジメチルアミノカルボニルまたはジエチルア ミノカルボニルなとのC +ーsジアルキルアミノカルボニル基、スルホニルア ミノ基(NHSO2 H) 、メチルスルホニルアミノまたはエチルスルホニル アミノなどのCI−@アルキルスルホニルアミノ基、あるいは、ジメチルスルホ ニルアミノまたはジエチルスルホニルアミノなどのC1−、ジアルキルスルホニ ルアミノ基により所望により置換することができる。
2つ以−EのRI′置換基が含まれているとき、これらは必ずしも同じ原子およ び/または基である必要はないことか理解されるであろう。R1+置換基は、式 (1)の残りの分子に結合していないあらゆる環炭素原子にある。
従って、例えばフェニル基において、置換基は、残りの分子に結合した環炭素原 子に比例して2−、3−、4−、5−、あるいは6−に位置することができる。
式(1)の化合物における基R2が置換アミノ基である場合、この例どして一N  H R l°基があげられる。このR”は前に定義した通りである。
R1によって表されるエステル化カルボキシル基として、R12か線状または分 枝した弐CO.R”で表される基、所望により置換されるC I−1アルキル基 (例えば、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、l−エ チル、S−ブチルまたはt−ブチル基)、C I−12アリールC1−、アルキ ル基(例えば、所望により置換されるベンジル、フェニルエチル、フェニルプロ ピル、l−ナフチルメチルまたは2−ナフチルメチル基)、C I−I2アリー ル基(例えば、所望により置換されるフェニル、1−ナフチルまたは2−ナフチ ル基)、C.、□アリールオキシC+ーsアルキル基(例えば、所望により置換 されるフェニルオキシメチル、フェニルオキシエチル、l−ナフチルオキシメチ ルまたは2−ナフチルオキシメチル基)、所望により置換されるC1−、アルヵ ノイルオ・ キシC1−、アルキル基(例えば、ピバロイルオキシメチル、プロ ピオニルオキシエチルまたはプロピオニルオキシプロピル基)、あるいは、Cs −+tアロイルオキシC,ー.アルキル基(例えば、所望により置換されるベン ゾイルオキシエチルまたはベンゾイルオキシプロビル)を含む。基R”上にある 任意の置換基には、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素原子、もしくはメチルまた はエチルなどの01−4アルキル基あるいはメトキシまたはエトキシなどのC  1.、4アルコキシが挙げられる。
式(I)の化合物における基R3およびR4がアルキル基である場合、それらの 例としてメチルまたはエチル基のようなC1−、アルキル基が挙げられる。
式(1)の化合物におけるR@および/または基R7はそれぞれ、水素原子もし くは所望により置換される線状または分枝したCs−+*アリール基(例えば、 メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、またはi−ブチル などのCI−sアルキル基、フェニル)、あるいは、C*−ItアリールC1− 、アルキル基(例え(f、ベンジル、フェニルエチル、またはフェニルプロピル )であるだろう。この型のアルキル基上にある任意の置換基として、1つあるい はそれ以上のCI−sアルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)またはメチ ルチオ、またはエチルチオなどの01−。アルキルチオ基、もしくは所望により 置換される、フェニルオキシなどのC6−1□アリールオキシ、フェニルチオな どのCm−+xアリールチオ、ベンジルオキシなとのCm−rxアリールC+− sアルコキシ、ベンジルチオなどのCs−+zアリールC6−、アルキルチオが 挙げられる。基R”がアリール基またはアラールキル基、あるいはアリールオキ シまたはアリールチオ基によって置換されたアルキル基である場合、基R@また はR7上にある任意の置換基は、既に定義したR6まtこlよR7の環状部上に 位置する基R1′も含む。
Alk基が式(1)の化合物中に存在する場合、それは1つあるいはそれ以上の 一〇−またはーSー原子、あるいはR9が水素原子である一N CR’ )−基 、またはメチル基のようなCI−aアルキル基を所望により介在させた、CI− aアルキル基(例えばメチル、エチル、n−プロピル、1−プロピル、n−ブチ ル、1−ブチル、n−ペンチルまたはn−ヘキシル)、もしくは例えばエチニル またはl−プロペニルなどの、線状あるいは分岐したC,−6アルケニル基であ るだろう。
式(I)の化合物における基RSは、1つ、2つあるいはそれ以上のメチルまた はエチルなどの01−、アルキル基、メトキシまたはエトキシなとのC,−、ア ルコキシ基、メチルチオまたはヒドロキシなどのCI−。アルキルチオ基により 所望により置換される、シクロペンチルまたはシクロヘキシルなどのC,−、シ クロアルキル基、あるいはシクロペンテニルまたはシクロヘキセニルなどの03 −、シクロアルケニル基を表すこともある。
式(1)の化合物におけるXが置換アミノ基を示すとき、その例として式−N  R l I R l 4で表される基が挙げられる。式中、R”およびR14は 同一または異なるものであることができ、それぞれ水素原子(但し、R′3また はR14の一方が水素原子であるときには、他方は水素原子とはならない)また は所望により置換された直鎖または分岐したアルキル基であって、所望により1 個以上の一〇−またはーSー原子または一N CR” ’)−基またはアミノカ ルボニルオキシ[−NHC (0)O−]基が介在するものであるか、またはR ”およびR14は、それらが結合している窒素原子と共に、所望により一〇−ま たは一S−または一N CR” )−基から選択した1つ以上の他のへテロ原子 を有する所望により置換されたC2−6環状アミノ基を形成することかできる。
R. 1 !および/またはR”がアルキル基である場合、その例として、CI −sアルキル基(例えばメチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブ チル、i−ブチル、S−ブチルまたはt−ブチル基)であ−って、所望により1 つ以−1−の−〇−または一S一原子、あるいは−N CR’ )−基またはア ミノカルボニルオキシ基か介在するものか挙げられ、また、メトキシメチル、エ トキシメチル、メトキシエチル、エトキシエチルまたはエチルアミノカルボニル オキシメチル基か挙げられる。そのような基−Fに含まれる所望な置換基には、 ヒドロキシル(−OH) 、カルボキシル(−Co.H) 、エステル化カルボ キシルC−CO2 R’″)、カルボキサミド(、CONH2)、置換カルボキ サミド、例えば基−CONRI2R′4(但し、N R +3R +4は本明細 書に定義した通りである)、アミノ(−NH2 ) 、置換アミノ、例えば式N Rr!R13の基、またはアリール、例えばフェニルなとのC.−1□アリール であって、基R2に関して前記したものから選択される1つ以上のR”置換基に より所望により置換されたものが挙げられる。
N R l 3 R l 4で示される環状アミノ基の具体例としては、モルホ リニル、イミダゾリル、ピペラジニル、ピロリル、オキサシリル、チアゾリル、 ピラゾリル、ピロリジニル、ピリジニルおよびピリミジニル基が挙げられる。
基Xが置換ビトロキシル基である場合、その例として水素原子の他に、R1か前 記のものと同一のものである基−OR13が挙げられる。
式(I)の化合物の塩には、例えば、塩酸塩、臭化水素塩、ヨウ化水素塩、p− 1−ルエンスルホン酸塩、リン酸塩、硫酸塩、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、ブ ロビオ:ノ酸塩、クエン酸塩、マロン酸塩、コハク酸塩、乳酸塩、シ.つ酸塩、 酒石酸塩および安息香酸塩などの無機または有機酸から誘導し7た酸付加塩など の薬学上受容可能な塩が挙げられる。
また、塩は塩基で形成することもできる。そのような塩には、無機または有機塩 基から誘導される塩があり、例えばナトリウム塩またはカリウム塩などのアルカ リ金属塩、マグネシウム塩またはカルシウム塩なとのアルカリ土類金属塩、モル ホリン塩、ピペリジン塩、ジメチルアミン塩またはジエチルアミン塩なとの有機 アミン塩が挙げられる。
式(I)の化合物における基Rは、詳細には一P (0)(OH)OR7のよう な 一P (0)(OR@)OR’基または一P (0)(SH)OR’基または 一P (0)(OH)SR7基であることもある。このような基の例には、−P  (0)(OCH$ )OCH*、−P (0)(OCR.CH. )OCR. CH.、−P (0)(OH)OH、−P (0)(OH)SH、−P (0) (SH)OH,−P (0)(OH)OCH.。
−P (0)(OH)SCH.、 一P (0)(OH)OCR.CH.、−P (0)(OH)OPh、−P ( 0)(OH)SPh、−P (0)(OH)OCI(、Phまたは−P (0) (OH)SCH,Phが挙げられ、式中Phは所望により1つ以上のR11il 換基によって置換されたフェニル基である。
式(1)の化合物において、R1は、詳細にはメチル基のようなC+−sアルキ ル基、ベンジル基のようなアラールキル基、フェニルチオメチル基のようなアリ ールチオアルキル基、またはチェニルチオメチル、ピリジニルチオメチルまたは ビリミノニルチオメチル基などのようなヘテロアリールチオアルキル基であるこ とができ、または特に水素原子である。
基R1は、詳細には所望により置換されるC11アルキル、CI−8シクロアル キル、Co−、シクロアルキルC1−、アルキル、Cs−、アリール、Cs−、 アリールCl−@アルコキシ、またはC@−1アラールギルチオ基、および、特 にCo−12アリールC11アルギル基であろう。これらの基の詳細な型は、所 望により置換されたC8−、アルキル(例えばn−プロピル、i−プロピル、n −ブチル、i−ブチル、S−ブチル、t−ブチル、n−ペンチルまた1、t i  −ヘンチル)、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロペンチルC+−sア ルキル(例えばシクロペンチルプロピル、シクロペンチルブチル、またはシクロ ペンチルペンチルシクロベンチルなどの03−、アルキル)、フェニル、α−あ るいはβ−ナフチル、フェニルC11アルコキシ(例えばフェニルエトキシ、フ ェニルプロポキシ、またはフェニルブトキシ)、フエ・ニルC+−sアルキルチ オ(例えばフェニルエチルチオ、フェニルプロピルチオ、またはフェニルブチル チオ)、および、特にフエ= /l/ C+−*アルキル(例えばフェニルプロ ピル、フェニルブチル、またはフェニルペンチルなとのフェニルC2−、アルギ ル)、もしくは例えば1−または2−ナフチルプロピル、ナフチルブチル、また はナフチルペンチルなどのl−または2−ナフチルCs−*アルキルを1例とす るl−または2−ナフチルC31アルキルである。
これらのシクロアルキル、またはアリール基は、それぞれ1つ以上の前記に定義 したR”置換基で置換することもてきる。
式(1)の化合物における基R3およびR4は、それぞれ詳細にはメチル基、特 に水素原子であることができる。
式(I)の化合物における基Rsは、詳細には基A l kR”であり、このR 8は所望により置換されたシクロアルキル、またはシクロアルケニル基である。
従って、式(1)の化合物における基R5は、所望により置換されるC1−、シ クロアルキルC3−、アルキル[例えばシクロペンチルメチル、またはシクロペ ンチルエチルのようなシクロペンチルC+−sアルキル、あるいはシクロヘキシ ルメチル、またはシクロヘキシルエチルのようなシクロヘキシC+−sアルキル ]、C,−、シクロアルケニルC+−sアルキル[例えばシクロペンテニルメチ ルのようなシクロペンテニルCI−1アルキル、あるいはシクロへキセニルメチ ルのようなシクロへキモニルC8−,アルキル]、シクロアルキルC1−、アル コキシC3−2アルキル[例えばシクロペンチルメトキシメチル、シクロへキシ ルメトキシメチル]、Cs−、シクロアルケニルC+−sアルコキシCl−5ア ルキル[例えばシクロペンテニルメトキシメチル、またはシクロへキセニルメト キシメチル]、C,,シクロアルキルC+−SアルキルチオC+、−sアルキル [例えばシクロペンチルメチルチオメチル、またはシクロヘキシルメチルチオメ チル]もしくはC1−、シクロアルケニルC+−SアルキルチオCI、アルキル 基[例えばシクロペンテニルメチルチオメチル、またはシクロへキセニルメチル チオメチル]、もしくはc i−sシクロアルキCl−3アルキルアミノC1− 、アルキル基[例えばシクロペンチルメチルアミノメチル、またはシクロへキシ ルメチルアミノメチル]あるいはCt−sシクロアルケニルC1,−3アルギア ミノCI−sアルキル基[例えばシクロペンテニルメチルアミノメチル、または シクロへキシルメチルアミノメチル]であることができる。
式(1)の化合物における基Xは、詳細にはアミノ基C−NH,)あるいは−N  RI 2 R+ 4基であることができる。−NR12R目は詳細に述へると −NHR14基である。
この型の基はRI4が、例えばメチル、エチルまたはn−プロビル基などの01 −、アルキル基であり、所望により1〕あるいはそれ以上の一〇−または−S− 原子、もしくは−N CR’ )基[例えば−NH−またはN(CHs)]ある いはアミノカルボニルオキシ基が介在し、ヒドロキシル、カルボキシル、例えば カルボキシメチルなどのカルボキシアルキル、カルボキサミド、アミノ、 N  RI 3 RI 4、[例えばジメチルアミノのようなジーCI−*アルキルア ミノ、メチルアミノのようなC1,アルキルアミノ、あるいはモルホリニル、ピ ロリジニル、またはピリジニルのようなC2−6環状アミノ]、もしくは1つ以 上のR目置換基によって所望により置換されるフェニルにより随意に置換される ものを含存する。
本発明による化合物の特に有用な基は、R6がAlkR@基で表す式(1)の基 であり、このAlkはC+−sアルキルであり、R8はCI−1シクロアルキル 基またはC3−、シクロアルケニル基である。
本発明による化合物の特に有用なもう1つの基は、所望によりR2がアルキル、 シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラールキル、またはア ラールキルチオ基により置換される式(1)の基である。
更に式(1)の化合物の特に有用な基は、Xがアミノあるいは置換アミノ基であ るものである。
一般的に、式(I)の化合物において、基R’ 、R”およびR4は、それぞれ 水素原子であるのか好ましい。
本発明に基づく化合物のとりわけ有用な基は、式(式中、R,R’、R’、およ びxは式(1)において定義した通りである)およびそれらの塩、溶媒和物およ び水和物を有する。
式(Ia)の化合物の特に有用な基は、RがP (0)(OH)OR7基を表し 、R2が、所望により置換されるアルキル、アルケニル、シクロアルキル、シク ロアルキルアルキル、アリール、アラルコキシまたはアラールキルチオ基を表す ものであり、R6は、基−AlkR’を示し、この中のAlkはC1−aアルキ ル基であり、R1はシクロアルキルまたはシクロアルケニル基であり、 Xはアミノ(−NH,)あるいは置換アミノ基であり、またその塩、溶媒化合物 および水和物である。
式(Ia)の特に有用な化合物は、式中R6が基−A+kR”であり、またR1 が所望により置換されるシクロヘキシル基である基である。この型の化合物で、 式中のR6が、シクロヘキシルC8−、アルキル基、特にシクロヘキシルメチル 基であるものがとりわけ有用である。
式(Ta)を有する池の有用な化合物としては、式中のR2が、CI−、アルキ ル基、詳細にはイソ−ブチルまたはn−ペンチル基、シクロアルキルC1−、ア ルキル基、詳細にはシクロへギシルブロビル、シクロへギシルブチルまたはシク ロヘキシルペンチル基、あるいは特に、所望により置換されるフェニルC2,、 @アルキル基、詳細には所望により置換されるフェニルエチル、フェニルプロピ ル、フェニルブチルまたはフェニルペンチル基を示すものが挙げられる。フェニ ル基上の任意の置換基は、式(I)の化合物に関する定義と同様のものである、 1つ以上のR目基である。
式(Ia)の化合物において、Xは−NH,基、または式(1)の化合物に関す る定義と同様のものである基−NR”R”を表すことがある。
本発明による化合物のとりわけ有用な基は、式中Rzが所望により置換されるフ ェニルC1−6アルキル基、特に所望により置換されるフェニルプロピル、また はフェニルブチル基であり、R5がシクロヘキシルメチル基であり、またXがア ミノ(−NH2)またはN RI ! R+ 4基である式(Ia)を有する。
この型の化合物で、Xか−NH,、または−NHR”であるものか特に有用であ る。
一般的に、式中Rが−P (0)(OH)OH基である式(I)の化合物か特に 好ましい。
式(I)および(la)の化合物において、基R5がシクロアルキルCI−1ア ルキル基である場合、この基が結合しているキラル中心がS型形状を有すること が好ましい。
本発明による化合物は、以下の方法によって調製できるであろう。以下の説明お よび式において2.基R,R’R2、R3、R4、R[およびXは、別に指示さ れない限り、上記で定義された通りである。以下に説明する様々な化合物の中に あり、保持されることか望ましいアミン、ヒドロキシルまたはカルボキシル基の ような官能基は、反応か開始するまでは保護された形態にあることが必要である と理解されるであろう。この場合、保護基の除去は、その反応における最後の段 階となるだろう。アミノ基あるいはヒドロキシル基を保護する好適な基として、 ベンジル、ベンジルオキシカルボニル、または、t−ブチルオキシカルボニル基 が挙げられる。これらは、アルコール、例えばメタノールなどの溶媒中の炭素を 伴うパラジウムのような金属触媒の存在下における、水素などを用いた接触水素 添加によって、もしくは水性溶媒中のトリメチルシリルヨーダイトまたは1−リ フルオロ酢酸を用いた処理によって、保護された誘導体から除去されるであろう 。カルボキシル基を保護する好適な基として、ベンジル基あるいはt−ブチル基 などのアルキル基があり、ベンジル基は上記の方法により保護された基から除去 され、アルキル基は水性溶媒中のトリフルオロ酢酸を用いた処理により保護され た誘導体から除去される。
その池の好適な保護基、およびそれらの使用法は容易に明らかになるだろう。保 護されたアミノ、ヒドロキシル、またはカルボキシル基の生成は、例えば以下に 説明するような普通のアルキル化、あるいはエステル化の方法で行うことができ るだろう。
このように本発明のもう一つの態様によると、式(1)の化合物は、式(II) の酸、 またはその活性誘導体を、式(IID て示されるアミンとカップリングし、その後金ての保護基を取り除くことにより 調製できる。
式(1■)で表される酸の活性誘導体として、例えば酸無水物、または酸塩化物 のような酸ハロゲン化物が例として挙げられる。
このカップリング反応は、この型のアミノ化反応で用いられる標準的条件下で行 うことができる。したがって、例えば、この反応が、不活性の存機溶媒中、例え ばエーチル(例えばデトリヒドロフランのような環状エーテル)、置換アミド( 例えばジメチルホルムアミド)などのアミド、あるいはジクロロメタンのような ハロゲン化炭化水素などの溶媒中で、。例えば−30″Cから周囲温度までの低 温1例えば−20°Cから0°Cにおいて、所望により塩基(例えば1〜リエチ ルアミンなどのアミン、あるいはN−メチルモルホリンのような環状アミンなど の有機塩基)の存在下で行われることもある。式(mの酸が用いられる場合は更 に、例えばN、 N’ −ジシクロへキシルカルボジイミドのようなジイミドな どの縮合剤の存在下、より好都合なものとしてl−ヒドロキシベンゾトリアゾー ルのようなトリアゾールの存在下で反応を行なうこともてきる。その他にも、こ の酸は式(III )のアミノと反応する前に、例えばエチルクロロホルメート なとのクロロホルメートと反応させることもできる。
式(II)および(III )の出発原料中の遊離ヒドロキシルまたはカルボキ シル基は、カップリング反応の間保護される必要がある。好適な保護基およびそ れらの除去方法は上記と同様である。
この反応における使用を目的としだ式(■1)の化合物は、式中の基Rにおける R8またはR1の少なくとも1つが水素原子以外のものである化合物が好ましい 。R@およびR7はそれぞれ、所望により置換されるアルキル、アリールまたは アラールキル基であることが好都合である。本発明による化合物中にあるこのよ うな基を、下記の通り開裂すると、そのR@および/またはR7がそれぞれ水素 原子である他の化合物を得ることが出来る。
式(1)の特殊な立体異性体を必要とする場合、これは、異性体の混合物の分解 、およびそれに続く式(II)の酸と式(Ill )のアミンとのカップリング 反応により得ることができるだろう。例えば高性能液体クロマトグラフィーを用 いるクロマトグラフィーによる異性体分離なとの従来の分解技術か用いられるだ ろう。一方、所望により、式(I)の特殊な立体異性体を得るために、カップリ ング反応において、好適なホモキシル出発原料が用いられることもある。このよ うに、特別な方法において、式(Ia)の化合物は上記の通り式([Ia)の化 合物と、式(Ill a) のアミンとの反応によって調製することもできる。
式中、Rか基−P (0)(X’ R”)X’ R7であり、またR1および/ またはR7が水素原子である式(1)の化合物は、対応する式(I)の化合物か ら調製できる。
調製は、その対応する式(1)の化合物においてR・および/またはR7が、所 望により置換されたアルキル、アリール、またはアラールキル基である場合、ハ ロゲン化炭化水素(例えばジクロロメタン)などの不活性溶媒あるいは水性の酸 またはアルカリ中における、例えばトリアルギルシリルハライド(例えばブロモ トリメチルシランのようなl・リアルキルシリルプロミド)などの試薬を用いた 開裂反応により行われ、あるいはR6および/またはR7かアラールキル基であ る場合、式(11)の中間体の調製に関する下記の説明に従った試薬の使用およ び条件での水素化分解により行われる。
中間化合物の調製についての下記の説明において、基RにおけるR@および/ま たはR7は、水素原子以外のものであることか好ましい。
式(11)の中間体の酸は、式(]V)(式中、R”は例えばベンジル基のよう なアラールキル基である)の対応するエステルから、水添分解、例えばパラジウ ムなどの金属触媒の存在下での炭素なとの支持を受けた反応、により調製される 。この反応は、所望により高圧および高温下で、例えばメタノールのようなアル コールなどの溶媒中で起こる。
式(mの中間体は式(V)のアクリル酸塩と亜燐酸塩P (OR”)(X’ R @)X” R” (式中R1は脱離基、例えばトリメチルシリル基を1例とする トリアルキルシリル基なとのシリル基である。)との高温での反応により調製で きる。
式(V)のアクリル塩酸は、塩基、例えばピペリジンのような有機塩基の存在下 で式(■1)のモノエステルとアルデヒドR’ CHO,あるいはその重合体、 例えば、バラホルムアルデヒドまたはバラアルデヒドとの反応により調製できる 。この反応を所望により高温下においてピリジンのような溶媒中で行うこともで きる。
式(Vl)のモノエステルは、塩基、例えば水酸化カリウムのようなアルカリ水 酸化物を用いた、不活性溶媒中(例えばジオキサン)での、弐[1’)の対応す るジエステル の低温下、例えば0°C前後での加水分解によって調製できる。
式(Vll )のジエステルは、式 R”0COC82Co、R+′の対応するマロネートの、周囲温度下でのハロゲ ン化物R”Hal(式中、Halは例えば塩素または臭素原子などのハロゲン原 子である)を用いた、塩基、例えば水素化すl・リウムなどの水素化物の存在下 における、テトラヒドロフランのような溶媒中でのアルキル化によって調製でき るであろう。
式R”0COCR2Co、R”のマoネ−H;を既知化合物であり、あるいは既 知化合物の調製に用いられた方法と類似した方法ても調製てきるてあろう。
式(IV)の中間体の調製における使用を目的とした弐P (OR”)(X’  R@)X” R7で表される中間亜燐酸塩は、亜燐酸塩HP (0)(X’ R ’ )Xt R7と、例えばシラザンなどの好適なアミン(R”)tNHとを、 高温、例えば環流温度において反応させることにより調製できる。
式HP (0)(X’ R@)X” R”の亜燐酸塩は既知化合物であり、ある いは既知化合物の調製に用いられた方法と類似した方法でも調製できるであろう 。
他の方法として、式(II)の中間酸は、酸R” CH2CO,Hと亜燐酸塩 P (0)(X’ R@)(X” R” )CHz OR” (式中、R”はト リフル十ロメチルスルホニルオキシ基などの脱離基である)とを、テトラヒドロ フランのような溶媒中で、ブチルリチウムなどの塩基の存在下で反応させること により調製できるだろう。この反応における使用を目的とした亜燐酸塩は、対応 する化合物 P (0)(X’ R’ )(X” R7)CHI OHを、トリエチルアミン などの塩基の存在下において高温でパラホルムアルデヒドと反応させ、続いてエ ーテルなどの溶媒中で水素化ナトリウムのような塩基の存在下でハロゲン化物R ”Halと反応させることにより調製出来るだろう。亜燐酸塩 P (0)(XI R’ )(X2R7)CHI OHは、既知化合物であり、 あるいはこの既知化合物の調製に用いられた方法と類似した方法でも調製出来る 。
式(1) t))中間体および式R” CHz Cot H(7)酸は共に既知 化合物であり、あるいはこの既知化合物の調製に用いられた方法と類似した方法 により既知の出発原料から調製することもある。
本発明のもう1つの特徴に基づき、式([[a )のホモキラル酸は、式(■■ 11)のすキサゾリジノン(式中、Phはフェニル基である) の酸化により調製できる。この反応は、0°C前後の低温下で例えばニーデルな との溶媒(例えばテトラヒドロフランのような環状エーテル)の中で、酸化剤( 例えば過酸化水素なとの過酸化物)を用いて起こされ、続けて高温で例えばリチ ウム水酸化物なとの塩基によって処理される。
式(V[Il)の化合物は、式(Ia)の立体異性体の調製において特に有用な 新規の中間体であり、本発明のもう1つの態様である。
式<VR1)の化合物は、アシルハロゲン化物RCH,CH(R” )COHa  1 (式中Halは塩化物、臭素、またはヨウ素原子なとのハロゲン原子であ る)と、(S)−4−(フェニルメチル)−2−オキサゾリジオンの溶液とを、 n−ブチルリチウムなどの塩基の存在下で、例えば−78℃の低温において、テ トラヒドロフランのような溶媒の中で反応させることにより調製できる。
アシルハロゲン化物RCHt CH(R” )COHa 1は、対応する既知の 酸である RCH,CH(R’ )Co、Hを、一般の反応条件に基づいて従来のハロゲン 化剤、例えばチオニルハロゲン化物により処理することにより調製てきる。
本発明による化合物は、強力な、そして選択的なゼラチナーゼ阻害剤である。こ の化合物の活性および選択性を、例えば以下の実施例Aにおいて記載されている ような適切な酵素阻害試験を用いて確認することもある。この方法を用いた出願 人の試験により、本発明による化合物は、ピコモル−ナノモルの範囲においてK i値のゼラチナーゼ阻害活性を示し、ス1〜ロメリシンおよびコラゲナーゼに比 ベゼラチナーゼに対する特にを用な選択性を有することがわかった。
本発明による化合物の腫瘍細胞侵襲を防ぐ能力は、標準マウスモデルにおいて証 明されるだろう。例えば、簡潔に言うと、ヌードマウスにゼラチナーゼ依存性の 侵襲を示す腫瘍細胞系を接種し、PIA準の方法に従って本発明による化合物の 、接種に起因する肺腫瘍の転移増殖を減少する能力を測定する。出願者が行った 試験において上記のマウスモデルに1 m g / k gを静脈内投与すると 、本発明による化合物は肺腫瘍の転移増殖を非常に低い水準まで減少させ、この 服用量では副作用を全く引き起こさなかった。
本発明による化合物は、腫瘍細胞の転移および侵襲を防ぐために暮益であると期 待できる。従って、本化合物は、癌の治療において、特に放射線療法、化学療法 または手術と併用した場合において、もしくは初期の腫瘍を患う患者において腫 瘍の転移の発症を制御するために有用であるだろう。このように、本発明のもう 1つの態様に基づき、出願者らは腫瘍転移の発症を制御するための式(I)の化 合物の癌の治療における使用を提供する。
癌の詳細の例としては、乳癌、黒色腫、肺癌、頚部癌、頚部腫瘍、または膀胱癌 が挙げられる。
本発明のこの態様に基づく使用を目的とする場合、式(I)の化合物は、従来の 方法で、所望により1つあるいはそれ以」−の生理学的に受容可能な担体、希釈 剤、あるいは賦形剤を伴って組成される。
従って、本発明のもう1つの態様に基づき、出願者らは、式(1)の化合物、お よび薬学上受容可能な希釈剤、担体、あるいは賦形剤を含んで成る製薬組成物を 提供する。
更にもう1つの態様として、本発明は式(1)の化合物を薬学上受容可能な希釈 剤、担体、あるいは賦形剤に組み込むことを含有する製薬組成物の製造方法を提 供する。
本発明に基づいた使用を目的とした化合物は、経[]、口腔、非経口、あるいは 直腸投与向きに組成されるか、もしくは鼻腔内投与、あるいは吸入またはガス注 入による投与に適した形態で配合することができる。
経口投与用には、製薬組成物は結合剤(例えば、予めゲル化したとうもろこし澱 粉、ポリビニルピロリドン、またはヒドロキシプロピルメチルセルロース)、充 填剤(例えば乳糖、微品質セルロース、またはカルシウム水素リン酸塩)、潤滑 剤(例えばステアリン酸マグネシウム、タルク、またはシリカ)、崩壊剤(例え ばジャガイモ澱粉、またはグリコール酸ナトリウム)、あるいは湿潤剤(例えば ラウリル硫酸ナトリウム)などの薬学上受容可能な賦形剤を用いた従来の方法に よって調製される、錠剤あるいはカプセルなどの形態を取ることがあるだろう。
錠剤は当該技術分野において周知の方法を用いて覆っであるだろう。経口投与用 の液体調製物は、例えば溶液、シロップ、または懸濁剤の形態をとる場合があり 、あるいは、使用前に水または他の好適な媒体と構成されるような乾性産物とし て提供されることもある。そのような液体の調製物は、薬学上受容可能な、例え ば懸濁剤、乳化剤、非水性媒体などの添加剤および防腐剤を用いた従来の方法に より調製できるであろう。調製物は好適な緩衝塩、矯味剤、着色剤、および甘味 剤を含有することもある。
経口投与用の調製物は、活性化合物の放出が制御できるように組成されているも のが適当であるだろう。
口腔投与向きの組成物は、従来の方法を用いて組成した錠剤あるいはロゼンジの 形態をとるだろう。
式(1)の化合物は、例えば全量注入あるいは持続注入などの注入による非経口 投与用に組成されることもある。注入用の組成物は単位用量の形態において提供 されるだろう。また、注入用の組成物は、油性あるいは水性媒体における懸濁液 、溶液もしくは乳濁液のような形態をとり、懸濁剤、安定剤、および/または分 散助剤などの配合剤を含有する場合もある。
もう1つの形態どして、活性成分は、使用前に好適な媒体、例えば無菌発熱物質 不含水などと構成されるような粉末形態をとることもある。
式(I)の化合物を、例えばココアバターまたはグリセリドなどの従来の座薬基 剤を含有する座薬あるいは停留浣腸のような直腸向きの組成物に組成する場合も ある。
−F記の組成物に加え、式(I)の化合物はまた、蓄積所内き調製物として組成 されることがある。このような長期にわたり作用する組成物は移植、あるいは筋 肉注射により投与されるであろう。
鼻腔内投与あるいは吸入による投与向けに、本発明に基づいた使用を目的とした 化合物は、適した噴射剤、例えばジクロロジフルオロメタン、トリクロロフルオ ロメタン、ジクロロテトラフルオロエタン、二酸化炭素、または他の適当なガス を用いた加圧パックあるいは噴霧器なとのエアロゾルスプレーの形で使いやすく 提供されることもある。
組成物を、所望により、活性成分を有する単回または多数回単位用量を含有する パック、あるいは投薬装置に入れて提供する場合もある。このパック、または投 薬装置は投薬方法の指示を伴って提供する。
腫瘍転移の発症を制御するために用いられる式(1)の化合物の服用量は、投与 する患者の状態に応じて変化するが、一般的には約0.5mg 〜50mg/k g体重、詳細には約1mg〜40mg/kg体重の範囲内にある。
用量単位は、従来の方法に基づいた、化合物の投与経路に従って変化するだろう 。
具体例の説明 本発明を更に、下記の非制限的実施例で更に説明する。
例において、以下の省略が用いられる。
RT−室温 DCCI−N、N’ −ジシクロへキシルカルボジイミド DMF−ジメチルホルムアミド THF−テトラヒドロフラン TFA−)リフルオロ酢酸 RPHPLC逆相高性能液体クロマトグラフィーHOBT−N−ヒドロキシベン ゾトリアゾールEt20− ジエチルエーテル EDC−1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチル力ルポジイミド 全ての温度は、℃で表す。
中間体l ベンジル(2−ベンジルオキシカルボキシル−5−)工二ル)ペンタノエート 乾燥THF (200ml)中c7)NaH(5,04g)の懸濁液に、ジベン ジルマロネー)(56,86g、50m1)を1時間を要して滴下して加え、温 度は43°Cまで上昇させた。1−ブロモ−3−フェニルプロパン(39,8g 、30.4m1)を加えて、その反応混合物を3時間RTで保持しておいた。混 合物を、4時間還流し、冷却し、Hz O/NaC1/NHa Cl (4o  0m1)iニー投入し、CH,CI2 (4x100ml)で抽出した。この有 機層を乾燥させ(Mg S Oi ) 、濃縮したところ、黄色油状生成物を得 た。表題化合物(63,6g)を、EttO/ヘキサン(5:95)−EIO/ /ヘキサン(25・75)を用いてシリカゲル(Merckg385)上で精製 した。
’HNMR(CDCIs )67.0−7.40 (15H。
m)、5.15 (4H,s)、3.45 (IH,d。
d)、2.60 (2H,t)、t、85−2.05(2)(、m)、1.55 −1.65 (2H,m)中間体2 2−ベンジルオキシカルボニル−5−フェニルペンタン酸 中間体1 (63,6g)を1,4−ジオキサン(400m1)に溶解したもの に、Hz O(110m1)中のKOH(8,87g)をO’CT加えた。混合 物を一晩撹拌し、温度をRTまで上昇させた。溶媒を真空で除去し、N20 ( 100m1)を加えた。および、溶媒は、隔ったiaであった。p:tzoを用 いた抽出により、あらゆる余分なジエステルを除去し、水性相を1゜0M MC Iで酸性化(pH約1)シた。生成物をEt! 0 (3x100ml)+:油 抽出、乾燥しくMg504)、濃縮して表題化合物(29,Og)を得た。
’HNMR(CDC1,)δ10 (IH,bs)。
7.10−7.60 (IOH,m)、5.20 (2H。
s)、3.48 (IH,t)、2.52 (2H,t)。
1.86−2.10 (2H,m)、1.60−1.80(2H,m)。
中間体3 0−ベンジル−2−(3−フェニル)プロピルプロブ−2−エノエート 中間体2 (2,6g)をピペリジン(118mg、137μl)を含有する無 水ピリジン(25ml)に溶解した溶液を攪拌したものに、バラホルムアルデヒ ド(380mg)を加えた。この反応混合物を60’Cで2時間半加熱し、その 後冷却し、1.0MHClに投入してE t20 (3x50m1)で抽出した 。Et、0層を乾燥しくMg5O4)、濃縮したところ、表題化合物(1,3g )を得た。
’HNMR(CDC11) δ7. 12−7. 36 (t。
H,m)、6. 21 (IH,d)、5. 55 (IH,d)。
5、 20 (2H,s)、2. 62 (2H,t)、2. 37 (2H, t)、1. 76−1. 88 (2H,m)。
中間体4 ジメチルトリメチルシリルホスファイトジメチルホスファイト(9,18m1) およびヘキサメチルジシラザン(25,32m1)の混合物を、3時間還流温度 (浴温140°C)下で加熱した。原料混合物を12cmウィグリューカラムを 通して真空蒸留しく約5mmHg) 、留分を浴温95°C−110°Cで蒸留 し、生成物を集め、表題化合物(7,20g)を得た。
’HNMR(CD CI * )δ/ppm3,50 (s。
3H)、3.46 (s、3H)、0.26 (s、9H)。
中間体5 ベンジル(2−ジメトキシホスフィニルメチル−5−フェニル)ペンタノニー1 − 中間体4 (1,877g)および中間体3(1,044g)の混合物を18時 間70°C(N2原子)で撹拌した。水(IOml)およびクロロホルム(IO ml)を加え、その混合物を0.5時間中分に攪拌する。混合物を、水(IOm l)とクロロホルム(15ml)に分割し、その水性層を更にクロロホルム(2 0ml)により抽出する。有機層を乾燥しくMg5O,) 、真空濃縮して原料 油性生成物1.55gを得た。これをシリカ60 (’Merck’ 9385 )上でクロマトグラフィーを行い、エチルアセテート−メタノール(2%)で溶 出したところ、油状の表題化合物(0,3423g)を得た。
’HNMR(CDC] s )67.35 (5,5H)。
7.77 (t、2H)、7.17 (t、1’H)。
7.08 (d、2H)、5.115 (s、2H)。
2.83 (m、IH)、2.57 (t、2H)。
2.29ddおよび2.23dd(−緒にしてIH)。
1.87ddおよび1.83dd (−緒にしてIH)および1.76−1.5 0ppm (br、4H)。
中間体6 2−ジメトキシホスフィニルメチル−5−フェニルペンタン酸 メタノール(20ml)中の炭素触媒(50mg)上の中間体5 (0,339 7g)および10%パラジウムの混合物を、水素大気下で18時間攪拌した。T icシリカゲル60(クロロホルム−メタノール10%溶出剤)により、RfO ,23を含む1つの生成物に転換した。この混合物を濾過し、真空濃縮したとこ ろ、無色の油状の標準化合物(0,2498g)を得た。
’HNMR(CDC1g )67.30−7.19 (m。
3H)、7.16 (d、3H)、3.76 (s、3H)。
3.72 (s、3H)、2.79 (m、IH)。
2.63 (t、2H)、2.30 (dd)および2.24dd−一緒にして IH,1,88(dd)および1.82dd−一緒にしてIHおよび1.76− 1、 664 (m、4H)ppm。
中間体7 L−β−シクロへキシルアラニン−N−(2−フェニルエチル)アミド tBoc−β−シクロヘキシル−し−アラニン(1,35g、5ミリモル)を、 乾燥CH,CI□に溶解した。ここに4−二トロフェノール(695mg15ミ リモル)を加え、続けてDCCI (1,03g、5ミリモルを加えた。室温で 1時間後に、反応混合物を真空濃縮し、エーテルを加え、そしてその溶液を濾過 した。
残留物を真空濃縮し、CH,CI□ (10ml)中に溶解し、そしてそこにフ ェネチルアミン(690μ115.5ミリモル)を加えた。反応混合物をN a  HCOsに注ぎ込み、CHt C1t (3x20ml)を抽出し、乾燥させ (Na= SO4) 、そして真空濃縮した。
(CHs CIg ”CHx Clx /MeOH85: 15)を用いてシリ カゲル(Merckg385)上で精製したどころ、透明な油状生成物(900 mg)を得た。
それをCH,CL /TFA (9: 1)中に溶解し、RTで30分間放置し た。反応混合物を真空濃縮し、CH= CI2 (50m1)中に溶解し、N  a t COs(水性)に投入した。有機層を分離し、乾燥しくNa2 SO4 )、真空濃縮したところ、油状生成物を得て、それをシリカゲル(Merck  9385)上でCHt CIt /メタノール/トリエチルアミン 96:3: lを用いて精製したところ、油状の表題化合物(5oomg)を得た。
’HNMR(CDCIg )60.95 (m、2H)。
1.25 (m、6H)、1.55 (bs、2H)。
1.65 (m、5H)、2.8 (t、2H,J=6Hz)、3.4 (dd 、IH,J=3および10Hz)、3.5 (dd、2H,J=6および12H z)、7.2 (m、5H) 中間体8 0−(ジエチル)ヒドロキシメチルホスホネートジエチルホスファイト(20g )バラホルムアルデヒド(4,44g)とトリエチルアミン(2ml)の混合物 を、1時間60”Cまで加熱した。その後、反応混合物を冷却し、クロロホルム と水性クエン酸とに分配した。
有機層を分離し、塩水で洗浄し、乾燥させ(MgSO4) 、蒸発させたところ 、透明な無色の油状の表題化合物(20,73g)を得た。
’HNMR(CDC1,) 64.2 (4H,m);3.9 (2H,d); 1.35(6H,t)。
中間体9 0−(ジエチル)トリフルオロメチルスルホニルオキシメチルホスホネート 水素化ガドリウム(3,85g)を乾燥エーテル(200ml)に−30°Cて 懸濁させたものに、トリフルオロメタンスルホニルクロリド(25g)を注射器 で加えた。中間体8(20,73g)を乾燥エーテル(20ml)に溶解したも のを、内部温度を一20’Cに保持しながら20分間を要して滴下して加えた。
懸濁液を一20°Cて2時間撹拌した後、過剰の水素化物をセライトを通し7て 濾過することによって除去した。濾液をジクロロメタンで希釈し、lO%水性重 炭酸ナトリウムで2回洗浄し、分離し、乾燥しくMg5O,) 、蒸発させたと ころ、淡黄色油状の表題化合物を得た。表題化合物をシリカ上で精製し、35% 酢酸エチル/ヘキサンで溶出した(10.5g)。
’HNMR(CDCI 、) 64.60 (2H,d);4.25 (4H,m);1.40 (6H,t) 。
中間体10 2−ジェトキシホスフィニルメチル−5(4−メチルフェニル)ペンタン酸 n−ブチルリチウムをヘキサン(13ml)に溶解したものを、ジ−イソプロピ ルアミン(2,94m1)を乾燥THF (30ml)に溶解したものに0°C で加えた。
30分間撹拌し5た後、p4ルイルバレリン酸(2,0g)を乾燥THF (]  55m1に溶解したものを加え、反応混合物を35°Cまで30分間加温した 。室温まで冷却した後、ヘキサメチルリントリアミド(1,89m1)を加え、 次いで中間体9 (3,12g)をTHF(15ml)に溶解したものを加えた 。反応混合物を室温で3時間撹拌した後、水性クエン酸で反応を停止し、Et2 0に抽出し、乾燥しくMg504)、蒸発させた。
残渣をシリカ上でクロマトグラフィ処理を行い、3〜lO%CHs OH/CH t CI2で溶出したところ、透明なゴム状生成物として表題化合物を得た(1 .26g)。
’HNMR(CDC1,) 67.05 (4H,m);4.05 (4H,d);2.5〜2.85 (3 H,m);2.3 (3H,s);2.25 (IH,m)+ 1.6〜1.9  (5H,m):1.25 (3H,t)。
実施例1 [3−ホスホノ−2R,S−フェニルプロピル−1−オキソブロピルコ−し一β −シクロへキシルアラニン−N−(2−フェニルエチル)アミド、ジメチルエス テル中間体6(151,7m g )を乾燥テトラヒドロフラン(3,0m1) に溶解したものを一30″Cに冷却し、N−メチルモルホリン(59,1μm) およびエチルクロロホルメート(49,0111)で処理した。混合物を一30 ℃で1時間撹拌し、中間体7 (240,8mg)とN−メチルモルホリンリン (59,1m1)を乾燥DMF (2,0m1)に溶解したものを−30”Cで 滴下して加えた。混合物を一晩でRTまで温度を上昇させ、溶媒を真空で除去し た。残渣を水(15ml)と酢酸エチル(20ml)とに分配し、水性層を更に 酢酸エチル(2X 20 m l )で抽出した。−緒に纏めた有機層を乾燥し くMg5O,) 、真空で濃縮したところ、油状生成物(304,6mg)を得 て、これをシリカゲル60(Merckg385)上でクロマトグラフィ処理を 行い、酢酸エチル−メタノール(2%)で溶出したところ、ジアステレオ異性体 の混合物として油状の表題化合物を得た(189.4mg)。
’HNMR(CDC1,’) δ7.64 (br、t、o、5H);7.40〜7.10 (br、m、l0 H)、6.31 (br、t。
0.5H)、5.17 (d、0.5H)、5.78 (d。
0.58)、4.5 (br、dt)および4,14(dd)−一緒になってI H,3,72(s、3H)。
3.69 (s、3H)、3.45 (m、2H)。
2.83 (t)および2. 69 (t) −一緒になって2H,2,60( br、q、2H)、2.45 (br。
m、IH)、2. 35〜2. 05 (m、IH)および2.0〜0.8 ( br、m、l 8H) ppm。
実施例2 [3−ホスホノ−2R−フェニルプロピル−1−オキソブロビル]−L−β−ン クロへキシルアラニン−N−(2−フェニルエチル)アミド 実施例1の化合物(189,4mg)を乾燥ジクロロメタン(5,0m1)に溶 解したものをブロモトリメチルシラン(1,0m1)で処理し、混合物を室温で 一晩撹拌した。メタノール(15,0m1)を加え、混合物を室温で0.5時間 撹拌した。溶媒を真空で除去し、残渣をエタノール(40ml)と共沸させた後 、エタノール/水(1: 1)(30ml)に溶解した。溶液を室温で0.5時 間撹拌し、溶媒を真空で留去したところ、油状固形物としてR3およびSSジア ステレオ異性体の混合物を得た。これを、DynamaxC18RPカラム(2 1,4rnm直径)上で調製用HPLCによって0.1%TFA−H,0(A) および0.1%TFA−CHs CN (C)を用い、それぞれ(70:30) と(5: 95)との間でグラディエンド溶出することによって分離した。ビー ク1 (溶出時間14.71分)は、白色固形物状のR3異性体(20,0mg )を得た。
’HNMR(CDCIs ) 67.27〜6.95 (br、m、l0H)、4.25ct、IH)、3.2 7 (m、2H)、2.75〜2.40 (m、5H)、2.03 (dd)お よび1.95 (dd)−一緒になってIHおよび1.80〜0.68 (br 、m、18H) ppm。
ビーク2(溶出時間15.98分)は、白色固形状のSS異性体(58,4mg )を得た。
’HNMR(CDC1* ) δ7.35〜7.0 (br、m、l0H)、4.25(dd、IH)、3.  30 (br、t、2H)、2. 80〜2. 40 (br、m、5H)、2 . 15〜1. 94(m、IH)および1. 85〜0. 6ppm (br 、 m。
18H) 。
下記の化合物を、実施例2の化合物の場合と同様にして、中間体6を適当なアミ ドと反応させた後、生成するジメチルエステルを加水分解した後、前記と同様に してジアステレオ異性体を分離することによって調製した。
実施例3 [3−ホスホノ−23−フェニルプロピル−1−オキソプロピル]−L−β−シ クロへキシルアラニン−β−アラニン ’HNMR(CDC] 、) δ7. 1 5〜6. 90 (m。
5H)、4. 19 (dd、IH)、3. 14 (m。
2H)、2.65〜2.40 (m、3H)、2.34ct、2H)、1.99  (dd)および1.96(dd)−一緒になってIHlおよび1.70〜0. 52 (br、m、18H)。
実施例4 [3−ホスホノ−2R−フェニルプロピル−1−オキソプロピル]−L−β−シ クロへキシルアラニン’HNMR(CDCIs )67、 30〜7. l O (m。
5H)、4.26 (br、t、IH)、3.28 (m。
2H)、2.74〜2.46 (m、3H)、2.35(t、2H)、2.03  (dd)および1.97(dd)−一緒になってIH,および1.90〜0. 54 (br、m、18H)。
実施例5 [3−ホスホノ−2R−フェニルプロピル−1−オキソブロビル]−L−β−シ クロへキシルアラニン−β−アラニン、メチルエステル ’HNMR(CD C1s )67.22〜7.0 (m。
5H)、4.25 (dd、IH)、3.56 (s。
3H)、3.32 (d、tr、2H)、2.70〜2.46 (m、3H)、 2.44 ct、2H)。
2.14 (br、h、IH)および1.80〜0.65ppm (br、m、 18H)。
実施例6 [3−ホスホノ−2R,S−フェニルプロピル−1−オキソプロピル]−L−β −シクロへキシルアラニン−N−[4(3−アミノプロピル)モルホリンコアミ ド、臭素塩 異性体1 ’HNMR(DMSOdb)8.48 (br。
t、約0.5H)、 8.30(d、約0.5H)。
7.34〜7.20 (m、2H)、7.20〜7.10(br、d、3H)、 4.16 (m、IH)、3.95(m、2H)、3.80〜3.0 (br、 m)Hl Oと重なり合い、2.60 (m、IH)、2.0 (brq。
IH)および1.80〜0.60 (br、m、18H)。
異性体2 ’HNMR(DMSOdb)8.57 (br。
t、約0.5H)、 8.27 (d、約0.5H)。
7.30〜7.20 (m、2H)、7.20〜7. 10(br、d、3H) 、4.14 (m、IH)、3.92(m、2H)、3.80〜3.0 (br 、m)H宜0と重なり合い、2.65 (m、IH)、1.95 (br。
q、IH)および1.75〜0. 60 (br、 m。
18H) 。
実施例7 [3−ホスホノ−2R,S−(4−メチルフェニル)プロピル−1−オキソブロ ピル]−L−β−シクロへキシルアラニン−N−(2−フェニルエチル)アミド 、ジエチルエステル 中間体10 (250mg)、トリエチルアミン(101,4μm)、N−ヒド ロキシベンゾトリアゾール(98,6mg)、中間体7(200mg)およびE DC(140mg)を乾燥DMF(5ml)に溶解したものを室温で5時間窒素 雰囲気下で撹拌した。反応混合物をEt20と水性クエン酸との間に分配し、有 機層を分離し、水性N a HCOsで洗浄し、乾燥しくMg5O4) 、蒸発 させたところ、ジアステレオ異性体の50:50混合物として表題化合物(32 0mg)を得た。
’HNMR(CDC1,)67.9 (0,5H,t);7.0〜7.3 (9 H,m); 4.5 (0,5H,m);4.5 (0,5H,m);4.35  (0,5H。
m);4.O(4H,m);3.40 (2H,m);2、 70〜2. 90  (2H,m); 2. 40〜2. I 0(8H,m)、0.80〜2.0  (23H,m)。
実施例8 [3−ホスホノ−2R,S−(4−メチルフェニル)プロピル−1−オキソブロ ビル]−L−β−シクロへキシルアラニン−N−(2−フェニルエチル)アミド 中間体7(320mg)を乾燥CH−CI!(20ml)に溶解したものを、室 温でトリメチルシリルプロミド(2ml)で2.5日間処理した。反応混合物に メタノール(5ml)を加えて反応を停止させ、揮発性物質を除去した。2種類 のジアステレオ異性体を逆相HPLC(Dynamax60A)によって分離し た。
溶出剤:50〜100%アセトニトリル10.1%TFA/水で溶出したところ 、R−異性体(49mg)を得た。
’HNMR(CDCIs )δ7.15〜7.30 (5H。
m);7.O(4H,m);4.35 (IH,t);3.35 (2H,m) ;2.0〜2.75 (IOH。
m); 0.80〜1.85 (17H,m)。
実施例A 本発明の化合物の活性および選択性は、下記のようにして決定することができる 。
Ki値を決定するための総ての酵素分析は、ペプチド基質Dnp−Pro−Le u−Gly−Leu−TrpAla D Arg NH2を用いて行った。
(M、 5haron 5tockおよびRobert D、 GraySJB C264゜4277−81.1989)。これらの酵素はGly−Leu結合で 開裂し、これは急冷用ジニトロフェノール(Dnp)基の除去に伴うTrp螢先 の増加を測定することによって螢光法によって観察することができる。
本質的には、酵素(例えば、ゼラチナーゼ、ストロメリシン、コラゲナーゼ)0 .08〜2nM;阻害剤濃度(0,1〜50xKi)の範囲および基質(約20 μm)をO,IM NaCl5 lomM CaC1zおよび005%Br1j 35を含むO,1MTris/HCI、 pH7,5中で、酵素により室温でま たは37°Cてインキュベーションを行う。0.1M酢酸ナトリウム緩衝液を用 いてpHを4に調製して、反応を停止し、励起波長280nmおよび発光波長3 46nmで螢光を読む。
Ki値は密着阻害(tight−being 1nhibition)の方程式 を用いて算出することができる。
■。は、阻害剤がない場合の初期反応速度であり、■。
は阻害剤の存在下での初期反応速度であり、[E]は総酵素濃度であり[1]は 反応混合物中の阻害剤濃度である。
ストロメリシンおよびコラゲナーゼについては、K。
(a p p)は、基質加水分解に就いては[SJ <<K。
であるので、真のに、に近いものと考えた。ゼラチナーゼについては、K、は数 個の基質濃度で分析を行うことによって測定した。次に、K+(app)対[S Jをプロットすることによって、真のに1をy輪切片の値として得られた。
下記の結果を、本発明による化合物で得た。
Ki(nM) 化合物 コラゲナーゼ スト日メリノン−1ゼラチナーゼ72KD実施例 番号 2 25μM 701 18.9 4 22.1HM 1.73μM46.58 17HM 277 2.5 Iatm審輻牛 11.1−陽 PCT/GB 93100086フロントベージの続き (72)発明者 モーフィ、ジョン リチャードイギリス国工不工ル61ワイワ イ、バークシャー、メイドンヘッド、フォーマースビイ クレスセント 27

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.式 ▲数式、化学式、表等があります▼(I)[式中、Rは、P(O)(X1R6) X2R7基であり、X1およびX2は同一あるいは異なるものであることができ 、それぞれ酸素あるいは硫黄原子であり、R6およびR7は同一または異なるも のであることができ、それぞれ水素原子もしくは所望により置換されたアルキル 、アリールまたはアラールキル基であり、R1は、水素原子もしくは所望により 置換されたアルキル、アルケニル、アリール、アラールキル、ヘテロアラールキ ル、またはヘテロアリールチオアルキル基であり、 R2は、所望により置換されたアルキル、アルケニル、シクロアルキル,シクロ アルキルアルキル、アリール、アラールキル、アラルコキシ、またはアラールキ ルチオ基、もしくはアミノ(−NH2)、置換アミノ、カルボキシル(−CO2 H)またはエステル化したカルボキシル基であり、 R3は、水素原子もしくはアルキル基であり、R4は、水素原子もしくはアルキ ル基であり、R5は、[Alk]mR8であり、ここでAlkは所望により1つ 以上の−O−若しくは−S−原子、または−N(R■)−基(但し、R9は水素 原子またはC1−■アルキル基である)に介在されるアルキルもしくはアルケニ ル基であり、nは0若しくは整数1であり、R■は所望により置換されたシクロ アルキルもしくはシクロアルケニル基であり、 Xは、アミノ(−NH2)もしくは置換アミノ、ヒドロキシル基または置換ヒド ロキシル基である]で表される化合物およびその塩、溶媒和物および水和物。
  2. 2.Rが−P(O)(OR■)OR7基であり、但しR6およびR7は、同一ま たは異なるものであることができ、それぞれ水素原子または所望により置換され たアルキル、アリールまたはアラールキル基である、請求項1に記載の化合物。
  3. 3.Rが基−P(O)(OH)OHである、請求項2に記載の化合物。
  4. 4.R1が水素原子である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
  5. 5.R3が水素原子である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
  6. 6.R4が水素原子である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
  7. 7.R2が所望により置換されたアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルア ルキル、アリール、アラルコキシまたはアラールキルチオ基である、請求項1〜 6のいずれか1項に記載の化合物。
  8. 8.R2が所望により置換されたアルキル基である、請求項7に記載の化合物。
  9. 9.R5がA1kR8であり、Alkが1個以上の−O−若しくは−S−原子ま たは−N(R9)−基が所望により介在したC1−6アルキル基であり、R9が 水素原子またはC1−6アルキル基であり、R8が所望により置換されたC2− 9シクロアルキルまたはC3−8シクロアルケニル基である、請求須1〜8のい ずれか1項に記載の化合物。
  10. 10.Xがアミノまたは置換アミノ基である、請求項1から9のいずれか1項に 記載の化合物。
  11. 11.式 ▲数式、化学式、表等があります▼(Ia)(式中、RはP(O)(X1R6) X2R7基であり、X1およびX2は同一あるいは異なるものであることができ 、それぞれ酸素あるいは硫黄原子であり、R6およびR7は同一または異なるも のであることができ、それぞれ水素原子もしくは所望により置換されたアルキル 、アリールまたはアラールキル基であり、R1は、水素原子もしくは所望により 置換されたアルキル、アルケニル、アリール、アラールキル、ヘテロアラールキ ル、またはヘテロアリールチオアルキル基であり、 R2は、所望により置換されたアルキル、アルケニル、シクロアルキル,シクロ アルキルアルキル、アリール、アラールキル、アラルコキシ、またはアラールキ ルチオ基、もしくはアミノ(−NH2)、置換アミノ、カルボキシル(−CO2 H)またはエステル化したカルボキシル基であり、 R3は、水素原子もしくはアルキル基であり、R4は、水素原子もしくはアルキ ル基であり、R5は、〔Alk〕nR8であり、ここでAlkは所望により1つ 以上の−O−若しくは−S−原子、または−N(R9)−基(但し、R9は水素 原子またはC1−6アルキル基である)に介在されるアルキルもしくはアルケニ ル基であり、nは0若しくは整数1であり、R8は所望により置換されたシクロ アルキルもしくはシクロアルケニル基であり、 Xは、アミノ(−NH2)もしくは置換アミノ、ヒドロキシル基または置換ヒド ロキシル基である]で表される化合物およびその塩、溶媒和物および水和物。
  12. 12.RがP(O)(OH)OR7基であり、R2が所望により置換されたアル キル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラ ールキルまたはアラールキルチオ基であり、R6がAlkR■であり、ここでA lkはC1−6アルキル基であり、R■はシクロアルキルもしくはシクロアルケ ニル基であり、 Xは、アミノ(−NH2)もしくは置換アミノである、請求項11に記載の化合 物およびその塩、溶媒和物および水和物。
  13. 13.Rが−P(O)(OH)OH基である、請求項12に記載の化合物。
  14. 14.R5がシクロヘキシルC1−6アルキル基である、請求項12または13 に記載の化合物。
  15. 15.R6がシクロヘキシルメチル基である、請求項14に記載の化合物。
  16. 16.R2か所望により置換されたフェニルC2−6アルキル基である、請求項 12〜14のいずれか1項に記載の化合物。
  17. 17.R2が所望により置換されたフェニルプロピル基である、請求項16に記 載の化合物。
  18. 18.請求項1〜17のいずれか1項に記載の化合物と製薬上許容可能な希釈剤 、担体または賦形剤とを含んで成る、製薬組成物。
  19. 19.請求項1に記載の式(I)の化合物の製造法であって、式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II)の酸またはその活性誘導体を、式( III)▲数式、化学式、表等があります▼(III)を有するアミンとカップ リングさせた後、保護基を除去することを含む、方法。
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