JPH06509760A - 熱転写印刷用被転写シート及び熱転写印刷法 - Google Patents
熱転写印刷用被転写シート及び熱転写印刷法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
熱転写印刷用被転写シート及び熱転写印刷性本発明は熱転写印刷法(therm
al transfer printing method)及びこの印刷法に
よって製造される印刷画像形成(imaged)被転写シート(receive
r 5heet)に関する。
熱転写印刷は染料を熱的刺激(thermal stimuli)により染料担
持シート(dye 5heet)から被転写シート(receiver 5he
et)に移行させる印刷法である。かかる印刷法においては、染料担持シートと
被転写シートとを緊密に接触させ、染料担持シートに熱的刺激を加えついて染料
担持シートと被転写シートとを分離する。染料担持シートの所定の帯域に熱的刺
激を加えることにより染料を選択的に被転写シートに移行させて所望の印刷画像
(image)を形成させる。
熱的刺激は、以前は、小型電気ヒーターを組込んだ機械的印刷ヘッド(prin
t head)により提供されていた。しかしながら、最近は、熱的刺激は熱誘
導光(heat inducing light) 、例えばレーザーによって
提供されている。
通常、被転写シートは支持体と、その一方の面に設けられたかつ染料が熱により
移行しかつ残留し得る染料受容性極性表面(dye−receiving po
lar 5urface)とからなる。支持体それ自体が極性でかつ染料を受容
することができる場合には、染料は直接支持体に移行し得る。しかしかしながら
、被転写シートは、典型的には、支持体と、この支持体に担持されているかつ染
料を受容するように特に調製された被転写層(receiver 1ayer)
とからなる。被転写シートは改善された取扱特性を包含する所望の特性を付与し
かつ積層の容易性を改善するための裏面被膜(backcoat)も有し得る。
極性重合体(polar polymer) 、例えば、ポリエステル及びポリ
ビニルアルコール/ポリ塩化ビニル共重合体は染料との良好な相溶性を提供する
ため、これらの重合体を被転写層において使用することが知られている。
本明細書において“極性重合体” (”polar polymer”)という
用語は大きな双極子モーメントを有する単量体単位からなる重合体を意味する。
染料担持シートは、通常、支持体と、その一方の面に設けられた染料担持層(d
ye 1ayer)とからなり、この染料担持層は支持体と同様に極性重合体で
ある重合体バインダーと、その中に溶解及び/又は分散させた熱転写性染料とか
らな。熱誘導光を使用する場合には、熱誘導光を吸収させるために、光吸収性物
質を使用することが必要であり、この光吸収性物質は染料担持被膜(dyeco
at)中に存在させるか又は好ましくは染料担持被膜と支持体との間に設けられ
た別の層中に存在させ得る。
しかしながら、染料担持被膜と被転写シートは印刷操作を行う際に緊密に接触さ
せまた高温か使用されるため、極性支持体又は被転写層と染料担持シートとが、
少なくとも一時的に接着するという問題に遭遇している。この接着が生起する結
果、所望の染料の移行の他に、染料担持シートから被転写シートへの望ましくな
い染料の移行か更に生起し、そのために、色調(tone)の制御が不能になり
、極端な場合には染料担持被膜の他の成分が移行して、連続色調画像(トーンイ
メージ) (continuous tone image)ではなしにノh−
フトーン画像(half tone image)が形成される。
この問題は必要な時点での被転写シートの極性表面と染料担持シートとの分離を
促進して望ましくない染料の移行が生起する危険性を低減させるために、剥離剤
として作用する別の成分を被転写層中で使用することにより生じている。剥離剤
の例としてはシリコーン重合体例えばシロキサンが挙げられる。
支持体上に被転写層を設けることにより剥離剤を染料受容性表面に混入させるこ
とが可能であるが、この方法は被転写シートの価格を増大させ得る。更に、被転
写層中に余分な成分としての剥離剤を存在させることは支持体上での被転写層の
形成と被覆を複雑なものにせしめ得る。
カラービデオカメラによって形成させた画像から印刷物(print)を製造す
る場合には熱転写印刷が多く使用される。かかる印刷物の品質が慣用のハロゲン
化銀写真法によって提供される印刷物の品質と同等であることが重要であること
は明らかである。特に、商業的に許容されるためには少なくとも1.6の反射光
学濃度(ref Iectiveoptical density)が要求され
る。更に、熱転写印刷物が写真印刷物と同一の感触(feel)を有することが
有利である。
写真印刷物をポリオレフィンの表面被覆を有する紙上に形成させることは周知で
ある。かかる紙は比較的安価であり、容易に入手できかつ、勿論、写真印刷物と
同一の感触を与えるであろう。従って、かかる紙を熱転写印刷物の製造に使用す
ることは非常に有利であろう。特に、ポリオレフィンは非極性重合体(即ち、大
きい双極子モーメントを有していない単量体単位からなる重合体)であるため、
染料担持シートの極性材料と接着する傾向は少ないと考えられる。
実際、英国特許第2217866号明細書には熱的刺激の供給源として加熱印刷
ヘッドを使用する熱転写印刷においてかかる紙を使用することか開示されている
。しかしながら、この方法で得られる光学濃度については開示されておらず、ま
た、試験結果からは達成し得る最大ODは商業的に許容される値の約50%に過
ぎないことが示されている。更に、印刷物は時間と共に退色する傾向を有する。
従って、“慣用の”熱転写印刷にかかる紙を使用することは実施し得ない。
前記したごとく、現在においては、熱的刺激の供給源としてレーザーが使用され
つつあり、そして、レーザーを使用する熱転写印刷においては、慣用の被転写シ
ートを使用した場合には、0.D、が約30%しか増大しないことが知られてい
る。従って、レーザーと非極性被転写シートを使用して得られ得る最良の光学濃
度は、依然として商業的に実施可能な値より実質的に低い1.4程度であろうと
推測される。
驚くべきことに、今般、本発明者は熱的刺激を熱誘導光によって発生させた場合
には、非極性被転写シートを使用して1.6以上の0、D、を有する印刷物を得
ることができることを発見した。
本発明の一つの要旨によれば、染料受容性表面(dye−receptives
urface)を有する被転写シート(receiver 5heet)と、誘
導光(inducing light)を熱エネルギーに変換するための光吸収
性物質を含有するかつバインダーと染料とからなる染料担持被膜(dye co
at)を有する染料担持シート(dye 5heet)とを準備し;染料担持被
膜と染料受容性表面とが接近するように、好ましくは、密着するように、染料担
持被膜を被転写シート上に配置し;染料担持シートに光吸収性材料により吸収さ
れ得る誘導光を照射して染料担持シートの所定の帯域に熱的刺激を生じさせ、そ
れによって、染料を染料担持被膜から染料受容性表面に移行させ一ついで、染料
担持シートと被転写シートとを分離することからなる光誘導熱転写印刷法におい
て、前記染料受容性表面が染料受容性媒体として実質的に非極性の有機重合体材
料を含有することを特徴とする光誘導熱転写印刷法が提供される。
“染料受容性表面″(dye−receptive 5urface”)という
用語は、被転写シートの表面の少なくとも一部と、上記被転写シートの表面の少
なくとも一部での被転写シートの深さとによって定められる、かつ、熱転写印刷
の際に染料を移行させることのできる被転写シートの容積を意味する。
実質的に非極性の材料は、実質的な割合の単量体単位がハロゲン特表十6−50
9760 (3)
及び/又はへテロ原子を含有する官能基部分を有していない単量体単位を有する
有機重合体からなることが適当である。
本発明の別の要旨によれば、場合により被転写層(receiverlayer
)を支持している支持体(substrate)からなる印刷画像形成被転写シ
ート(imaged receiver 5heet)であって、上記支持体(
又は、存在する場合、被転写層)は、印刷画像を形成する熱転写性染料を含有す
る実質的に非極性の有機重合体材料を染料受容性媒体として含有している染料受
容性表面(dye receptive 5urface)を有していおり、そ
して、上記熱転写性染料は光誘導熱転写印刷法により前記染料受容性表面に移行
させるものであることを特徴とする印刷画像形成被転写シートが提供される。
本発明による熱転写印刷法と印刷画像形成被転写シートは、適当な染料相溶性を
提供するために極性物質を存在させることを必要とせずに、染料を被転写シート
の実質的に非極性の材料中に保持することを可能にし、かつ、許容される品質の
染料印刷画像(dye image)が得られるという理由で有利なものである
。更に、被転写シート中の実質的に非極性の重合体材料は、印刷の際に該重合体
材料が接触する染料担持シートに粘着する傾向が小さく、従って、これらの2種
のシートの剥離を促進するために慣用の被転写シートにおいて要求されるごとき
剥離剤を必要としない。更に、本発明は、剥離剤を必要としないため、別の被転
写層(剥離剤は典型的にはこの層中に存在させる)を支持体上に設ける必要がな
いという別の利点も有する。その他の重要な利点は最終印刷物の感触が写真印刷
物と実質的に同一であるということである。
本発明は、本発明の被転写シートの支持体上に被転写層を存在させることを排除
するものではないが、但し、この場合、上記被転写層は染料受容性媒体(dye
−receptive’ medium)として実質的に非極性の有機重合体材
料を含有することが必要である。即ち、被転写層の存在は剥離剤を適合させるた
めに必須のものではなく、任意的なものである。更に、被転写層の性質は、この
層が剥離剤と相溶性であるという要件によっては制限されることはない。
染料受容性表面中に含有される実質的に非極性の材料はポリオレフィン、ポリオ
レフィンの混合物及び/又はポリオレフィンのブロック又はランダム共重合体か
らなることが適当である。好ましいポリオレフィンとしてはポリプロピレン及び
ポリエチレンが挙げられる;アイソタクチックポリプロピレンが特に好ましい。
ポリオレフィンのブレンドも使用することができ、ブレンドの成分の相対的な量
は所望の多孔度と表面光沢特性が提供されるように選択し得る。
実質的に非極性の有機重合体材料は所望に応じて、中実(solid)、多孔質
又は気孔入り(voided)であり得る。
実質的に非極性の有機重合体材料は染料受容性表面中の他の有機成分より大きな
重量、好ましくは、該染料受容性表面中の有機成分の少なくとも50重量%、特
に、少なくとも80重量%、望ましくは実質的に100重量%の量で染料受容性
表面に存在させることが適当である。
被転写シートが被転写層を有していない支持体からなる場合に、特に望ましい不
透明性を付与するために、また、改善された磨耗特性と光学濃度を提供するため
に、染料受容性表面が無機充填剤も含有していることが好ましい。適当な充填剤
としてはアルミナ、シリカ及び特に二酸化チタンが挙げられる。
本発明による特に好ましい被転写シートは二酸化チタンからなる充填剤を含有す
るアイソタクチックポリプロピレン支持体からなる。
無機充填剤は染料受容性表面の0.5〜50重量%、好ましくは、1〜20重量
%の量で存在させ得る。
染料受容性表面は該表面に所望の特性を付与するために、実質的に非極性の有機
重合体材料の他に、上記染料受容性表面中の全有機材料の小割合の成分として、
他の有機材料を含有し得る。適当な有機材料としては重合体、例えば、ポリ塩化
ビニル、ポリアクリロニトリル、ポリスチレン及びポリエステルを挙げることが
でき、また、アクリロニトリルブチルスチレン(ABS)を包含する適当な重合
体の単量体化合物も挙げることができる。非極性有機重合体材料は上記染料受容
性表面の全有機材料の少なくとも50重量%、好ましくは、少なくとも80重量
%の量で染料受容性表面に存在させることが適当である。
被転写シートが染料受容性表面は有するが、別個の被転写層を有していない支持
体からなる場合には、滑らかな表面組織(surfacetexture)を保
有させることにより、支持体を望ましい状態で適合させる。
しかしながら、支持体はTTP法を行う際に熱転写性染料が容易に通過し得る、
実質的に非極性の有機重合体材料からなる染料受容性表面を有する非転写層をそ
の一方の面に有し得る。
非転写層が剥離剤として作用する物質を含有することは必ずしも必要ではな(、
非転写層が剥離剤を含有していないことが望ましい。
被転写シートが支持体と、染料受容性表面を有する非転写層とからなる場合には
、当業者に周知の支持体、例えば、セルロー久繊維紙、合成紙、例えばTYVE
K合成紙、熱可塑性フィルム、例えばポリエチレンテレフタレート(望ましくは
、二軸延伸したもの)、充填剤入り及び/又は気孔入り熱可塑性フィルム、例え
ばパールフィルム(pearl film)及びこれらの支持体材料の2種又は
それ以上の積層物を本発明において使用し得る。
非転写層の染料受容性表面は実質的に非極性の有機重合体材料からなることが必
要である。しかしながら、染料受容性表面としての作用を行わない非転写層の染
料受容性表面は慣用の被転写層材料、例えば前記したごとき極性重合体からなり
得る。
支持体は、所望ならば、所望の性質を付与するために、例えば取扱特性を改善す
るために、又は、保護用カバーシートの被転写シートへの接着を助長するために
、染料受容性表面と反対の面に裏面被膜(backcoat)を有し得る。
裏面被膜は、存在する場合、架橋重合体バインダーからなることが適当であり、
被転写シートに望ましい性質、例えば、改善された取扱特性及び低温での染料の
低い移行性を付与するために設けられる。所望ならば、裏面被膜は充填剤材料又
は重合体それ自体によって付与され得る模様付き表面(textured 5u
rface)を有し得る。
本発明によって製造した被転写シートは、被転写シート上の印刷画像を保護し、
該被転写シートを例えば保証用又は証明用バッジ(security or 1
dentity badge)として使用するのに適当なものにするために、そ
の両面にカバーシート(cover 5heet)を積層することが適当であり
得る。カバーシートは被転写シートの異なる面で同一のものであるか又は異なる
ものであることができ、そして、被転写シートの少なくとも一方の面では透明で
あることが好ましい。カバーシートは熱可塑性被膜、例えば、ポリ塩化ビニル、
ポリエチレンテレフタレート及びポリカーボネート組成物からなることが適当で
ある。かかる用途に使用する場合には、被転写シートは非極性重合体のフィルム
の形であり得る。
誘導光はレーザー、例えば、Nd:YAG、アルゴンイオン及びTi、サファイ
ア(Ti・5apphaire)であることが望ましく、ダイオードレーザ−で
あることが好ましい。
近赤外線で作動するレーザーについては、多数の有機材料がレーザー波長で吸収
することが知られている。かかる有機材料の例としては、例えば750−900
nmのダイオードレーザ−光線(laser dioderadiation
)に適合するように容易に選択し得る、EP−B−157,568号明細書に記
載される置換フタロシアニン及び広い吸収スペクトルを有する、従って、広範囲
の可視光線及び赤外線放射レーザーについて有用なカーボンブラックを挙げるこ
とができる。
使用される系について十分な吸収剤を使用することも重要である。
入射誘導光の少なくとも50%を吸収するのに十分に使用することが望ましい。
透過において1の光学製炭を得るためには、誘導光の少なくとも90%を吸収す
るのに十分に使用することが好ましいが、所望ならば、より高い割合も使用し得
る。
染料担持シートの支持体としては、例えばポリエステル、ポリアミド、ポリイミ
ド、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリプロピレニン及びセロファンの透明
重合体フィルムを包含する多数の材料を使用し得る。二軸延伸ポリエステルフィ
ルムは、その機械的強度、寸法安定性及び耐熱性の点から最も好ましい。支持体
の厚さは1〜5μmであることが適当であり、2〜30μmであることが好まし
い。
熱転写し得る任意の染料を必要に応じて選択し得る。熱転写されることが知られ
ている染料としては多数の種類の染料、例えばアゾ染料、アントラキノン染料、
アゾメチン染料、インドアニリン染料、ナフトキノン染料、キノフタロン染料及
びニトロ染料のごとき非イオン性染料が挙げられる。染料担持被膜バインダーは
ポリカーボネート及びポリビニルブチラールのごとき既知の重合体、メチルセル
ロース、エチルセルロース及びエチルヒドロキシエチルセルロースのごときセル
ロース重合体及びこれらの混合物から選択し得る。
染料担持被膜は分散剤、帯電防止剤、消泡剤及び酸化防止剤も含有することがで
きかつ吸収剤層(absorber 1ayer)の形成について先にのべたご
とく吸収剤層上に被覆し得る。染料担持被膜の厚さは0.1〜5μmであること
が適当であり、0.5〜3μmであることが好ましい。
染料担持シートはリボンの形に伸長させかつ便宜のためカセット内に収容するこ
とができ、それによって、各々の印刷物が製造された後、染料担持被膜の露出さ
れた新しい帯域上に巻くことが可能である。
多色印刷物(multicolour print)を製造するための染料担持
シートは種々の単一の色(uniform colour)、通常、3色、即ち
、黄色、マゼンタ色及びシアン色を有する多数のパネルを有するが、黒色染料を
含有する第4のパネルを設けることも既に提案されている。リボンの形に伸長さ
せた支持体に支持させる場合、これらの種々のパネルは、各々所望の印刷物のサ
イズの横形パネル(transversepanel)の形であり、使用された
色の配列が反復して配列されていることが適当である。熱転写印刷を行う際、2
枚のシートが印刷画像通りに(imagewisel y)選択的に加熱された
とき、各々の色のパネルが、順次、被転写シートの染料受容性表面に対向して支
持される;最初の色に、順次、各々の後続の色が重ね印刷され(overpri
nt)、フルカラー印刷画像(full cokour image)が形成さ
れる。
染料担持シート又は被転写シートの支持体に被覆を施す場合、種々の被覆方法、
例えば、ロール塗装、グラビア塗装、スクリーン塗装及びファウンテイン(fo
untain)塗装を使用し得る。溶剤を除去した後、加熱により又は例えば紫
外線、エレクトロンビーム及びガンマ−線の照射により被膜を硬化させ得る。
本発明を以下の実施例により例示する。
実施例1
紙製支持体にアイソタクチックポリプロピレンを被膜重量が15g5mになるま
で被覆することにより本発明の被転写シートを作成した。
染料担持シートの選択は下記のごとく行った:染料担持シート1.2及び3
裏面被膜と下層被膜(sub−coat)を有する6μmポリエステルフィルム
(東し製)に、グラビア印刷(黄色及びマゼンタ)により乾燥被膜の厚さが約1
μmになるまで、また、マイアーバー(Iieyer bar)(シアン)を使
用して乾燥被膜の厚さが2.5μmになるまで、下記の染料組成物を被覆しく特
に説明のない限り、その量は職である)ついで空気中で110℃で約15秒加熱
することにより染料組成物を硬熱転写性染料(TTD) Yl 2.231 −
TTDY2 0.954 −
TTD Ml 2.505 −
TrD M2 1.659 −
TrD CI 0.865
TTD C21,298
バインダー: PVB−BXI 2.547 2.632 −EC−TIOO,
6380,6570,541EC−T200 − 1.622
赤外線吸収剤 0.841 0.954 0.571テトラヒドロフラン 50
リツトル 50リツトル 50リツトルY1はCIソルベントイエロー1.41
である;Y2はCIディスバーズイエロー126である。Mlは3−メチル−4
−(3−メチル−4−シアノイソチアゾール−5−イルアゾ)−N−エチル−N
−アセトキシエチルアニリンである。M2はCIディスバーズレッド60である
;C1は3−アセチルアミノ−4−(3−シアノ−5−フェニルアゾチオフェニ
ル−2−イルアゾ)N、N−ジエチルアニリンである;C2はCIソルベントブ
ルー63である。 PVB−BXIは種水社製のポリビニルブチラールBx1テ
あル、 EC−Tl0及びEC−7200は、それぞれ、Hercules社製
の銘柄TIO及びT2O0のエチルセルロースである。
作成された染料担持シートの各々を1気圧で加圧することにより本発明による被
転写シートに接着させた。807runで作動する5TCLT−1,00レーザ
ーダイオードを160 mmアクロマット(Achromat)レンズを使用し
て平行にしくcol Iimate)ついで焦点を合わせた。染料担持シートに
おける入射レーザー出力(laser power)は約6Q mWであり、レ
ーザースポット(laser 5pot) [半最大出力(half maxi
mum power)での全幅(full width)]は約30x20 μ
mであった。レーザースポットは検流計スキャナー(galvanometor
5canner)で走査した。染料担持シートと被転写シートを、走査時間に
亘って焦点を保持するアーク上に保持した。走査装置はレーザーを20xlOμ
m離れた位置に向け、隣接するピクセルを良好にオーバーラツプさせた。各々の
ピクセルにおいて、被転写シート上に高解像染料ピクセル(highresol
ution dye pixel)を提供するために、ピクセルの所望の光学濃
度に従って100〜600μsの間の特定の期間、レーザーを脈動させた。
転写された染料の光学濃度を反射モード(reflection mode)で
作動するサクシ(Sakura)デンシトメーターで測定した1その結果は表1
に示されている。
実施例2
被転写シートの3重量%の量の二酸化チタン(ルチル型)を充填したアイソタク
チックポリプロピレンからなる被転写シートを使用しかつ実施例1と同様の染料
担持シートと印刷方法を使用して、実施例1の試験を繰返した。
転写された染料の光学濃度を反射モード(reflection mode)で
作動するサクシデンシトメーターで測定した;その結果は表1に示さ被転写シー
トとしてポリエチレンをベースとする合成紙(mEK)を使用しかつ実施例1と
同様の染料担持シートと印刷方法を使用して、実施例1の試験を繰返した。
転写された染料の光学濃度を反射モード(reflection mode)で
作動するサクシデンシトメーターで測定した。その結果は表1に示さ5Q O,
060,040,0B 0.15 0,09 0.09 0.02 Q、l O
,011000−180,180,220,220,150,130,090,
130,001500,360,360,450,330,300,2B 0.
38 0,57 0.03200 0.57 0.57 0.73 0.52
0,50 0,50 0.71 0,85 0.13250 0.84 0.8
4 1,05 0.70 0,69 0.97 0.91 0.93 0.26
300 1.16 1,15 1.35 0,90 0.88 1.24 0.
99. i、ol O,5335Q 1.49 L48 1.51 1.07
1.10 1.44 1.04 1.12 0.82(too 1741.71
L761,29 1.32 L63 1.10 1,22 1.08450
1.92 1,841.81 1.51 1,53 1.83 1.26 12
3 1.1E1500 2.08 1.93 − 1.71 1,70 1.8
8 L33 L36 1.2855o −2,0−1,791,74−1,3L
L32 1.29上記の結果は適当な光学濃度が得られることを示している。
更に、上記の実験においては、被転写シートの染料受容性表面と染料担持シート
の染料担持被膜中に剥離剤が存在しないにも拘らず、全染料転写(total
dye transfer)が生起していることを示す証拠は認めラドを使用し
てマゼンタ染料の印刷を行ったこと以外、実施例1と同一の方法を繰返した。そ
の結果は第1図に示されており、実施例1においてマゼンタについて得られた結
果は第2図に示されている。
最大0.D、か0,8から2に増大していること(即ち、250%増加している
こと)が明らかであり、一方、両者の方法により印刷された慣用の被転写シート
を使用してマゼンタについて測定した0、 D、を示す第3図及び第4図は最大
01口、が2から3に増大していること(即ち、50%しか増加していないこと
)を示している。
実施例5
印刷物を周囲条件下で約1年貯蔵しついで0.D、を測定することにより老化特
性を調べた。第5図に慣用の印刷ヘッド法により作成した印刷物についての結果
が示されており、第6図に本発明に従って作成した印刷物についての結果が示さ
れている。慣用の印刷法の場合には、0.3という低い当初の水準において0.
D、が明らかに低下しているのに対し、本発明に従って印刷した場合には0.D
、が1.2になるまで低下が認められない。更に、慣用の印刷物は0. D、が
最大で30%低下するのに対し、本発明に従って印刷した印刷物においては0、
D、の低下は10%に過ぎない。
しASERPIJLSE TIME Ips)PRINT TIME (ms)
国際調査報告 OrT//:01)l/n+%7フロントページの続き
(51) Int、 C1,5識別記号庁内整理番号B41J 31104 9
012−2C9305−2C
(81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、 PT、 S
E)、JP、 USI
B41J 3/20 109 A
(72)発明者 ステイーブンソン、アイアン・リチャードイギリス国、アイビ
イ4・5ニーエツチ。
イブスウィッチ、セント・アンドリュス。
ラッシュメアー、バード−・プレス、10
Claims (5)
- 1.染料受容性表面を有する被転写シートと、誘導光を熱エネルギーに変換する ための光吸収性材料を含有するかつバインダーと染料とからなる染料担持被膜を 有する染料担持シートとを準備し;染料担持被膜と染料受容性表面とが接近する ように、好ましくは、密着するように、染料担持被膜を被転写シート上に配置し ;染料担持シートに光吸収性材料により吸収され得る誘導光を照射して染料担持 シートの所定の帯域に熱的刺激を生じさせ、それによって、染料を染料担持被膜 から染料受容性表面に移行させ;ついで、染料担持シートと被転写シートとを分 離することからなる光誘導熱転写印刷法において、前記染料受容性表面が染料受 容性媒体として実質的に非極性の有機重合体材料を含有することを特徴とする光 誘導熱転写印刷法。
- 2.場合により被転写層を支持している支持体からなる印刷画像形成被転写シー トであって、上記支持体(又は、存在する場合、被転写層)は、印刷画像を形成 する熱転写性染料を含有する実質的に非極性の有機重合体材料を染料受容性媒体 として含有している染料受容性表面を有しており、そして、上記熱転写性染料は 光誘導熱転写印刷法により前記染料受容性表面に移行させるものであることを特 徴とする印刷画像形成被転写シート。
- 3.実質的に非極性の有機重合体材料はポリオレフィン、好ましくは、ポリプロ ピレンからなる、請求の範囲1に記載の印刷法。
- 4.染料受容性表面は無機充填剤、好ましくは、二酸化チタンを含有する、請求 の範囲2に記載の被転写シート。
- 5.熱転写印刷用被転写シート中における染料受容性媒体としての実質的に非極 性の重合体状有機材料の使用。
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JP (1) | JPH06509760A (ja) |
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US5126760A (en) * | 1990-04-25 | 1992-06-30 | Eastman Kodak Company | Direct digital halftone color proofing involving diode laser imaging |
-
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