JPH06509072A - 化学療法により誘発される脱毛の予防および治療法 - Google Patents

化学療法により誘発される脱毛の予防および治療法

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JPH06509072A JP5501589A JP50158992A JPH06509072A JP H06509072 A JPH06509072 A JP H06509072A JP 5501589 A JP5501589 A JP 5501589A JP 50158992 A JP50158992 A JP 50158992A JP H06509072 A JPH06509072 A JP H06509072A
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ユーニス,アディル エイ.
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 化学療法により誘発される脱毛の予防および治療法技術分野 本発明は、一般的に、脱毛の予防および治療法に関し、具体的な態様では、化学 療法薬により誘発される脱毛の予防および治療法に関する。
背景技術 脱毛症は、多くの化学療法薬に共通する悲痛な副作用であり、現在のところ、そ れに対する効果的な予防法はない。最近の研究では、化学療法を受けた46人の 患者のうち35人が脱毛が吐気よりも重大であるとしている(Thierney  et al、 B1. Cancer、 62:572〜52B 、1990 )。
最近、若いラットモデルを用いて、本発明者等は、細菌5erratia ma rcescensから調製した生物学的応答変更因子であるImuVe r t が、シトシンアラビノシト又はアドリアマイシンにより誘発される脱毛から動物 を保護することを明らかにした(Husseln et al、、 5cien ce 249: 15B4〜15Bfi、1990)。
その後の研究で、組み換えインターロイキン−1(IL−1)ベータから、AR A−C誘発脱毛からの同様の保護が観察された(jimenez et at、 、 FASEB J、、1991)。
本発明は、揄自の化学療法誘発脱毛症の予防および冶療方法を提供する。本発明 による方法では、表皮成長因子(EGF)や線維芽細胞成長因子(FGF)等の 成長因子を使用する。本発明者等が知るかぎりでは、ImuVe r tは、E GFやFGFの産生を刺激することが示されなかっただけでなく、そのような産 生を刺激することを意図するものでもなかった。
また、本発明は、ビタミンD3又はその代謝物を、単独又はEGFと組み合わせ て、脱毛を予防又は治療することに関する。ビタミンD3は、魚肝油又は照射酵 母の摂取後吸収される。植物と動物源は、不活性なビタミンD前駆体である7− ジヒドロコレステロール又はエルゴステロールしか含有していない。7−ジヒド ロコレステロールは、皮膚に保存され、日光によりビタミンD3に転化される。
しかしながら、摂取されるか紫外線照射により皮膚に形成するかには無関係に、 ビタミンDは、活性代謝物に変換される。ビタミンD3は、肝酵素により25− ヒドロキシコレカルシフェロールに転化される。
その後、腎臓において、2種の化合物、1.25−ジヒドロキシコレカルシフェ ロール及び24.25−ジヒドロキシコレカルシフェロールが形成される。ビタ ミンD活性代謝物は、脇道からのカルシウムの吸収、骨沈着及び骨再吸収に重要 な役割を果たしている。
ビタミンD3の活性代謝物である1、25−ジヒドロキシビタミンD3は、EG Fレセプターを乳癌細胞(Falette etal、、Mo1ec、and  Ce11. Endocrinol、、H(1−2):189〜198 、19 89)及びラット頭蓋冠から造成した細胞系(Petkovich etal、  J、 Blot、 Ches、 262(28):13424〜13428. 1987)において増加させることが明らかにされた。しかしながら、本発明者 等が知る限りでは、脱毛に対するビタミンD3又はその代謝物の効果は、明らか にも提案もされてもいない。
発明の概要 本発明の目的は、脱毛の治療および予防方法を提供することである。本発明の具 体的な目的は、周期特異的医薬(シトシンアラビノシト(ARA−C)等)及び 非周期特異的医薬(シトキサン(Cytoxan)等)をはじめとする化学療法 薬を、個々又は組み合わせて用いた治療を受けている患者の脱毛を予防および治 療することである。
本発明の更なる目的及び利点は、以下の説明から明らかとなろう。
図面の簡単な説明 第1図は、実験11表1 (下記参照)のラット10匹の写真である。全てのラ ットにARA−Cを50mg/kgで7日間与えた。上のラット5匹には緩衝液 を皮下投与(s、c、)L、下のラット5匹にはマウスEGFを2μgで7日間 毎日皮下投与(s、c、)L、、た。
第2図は、実験■、表1 (下記参照)のラット6匹の写真である。全てのラッ トにARA−Cを50mg/kgで7日間与えた。上のラット3匹には緩衝液を 皮下投与(s、c、)L、下のラット3匹にはrHu−EGFを2μgで7日間 毎日皮下投与(s、c、)した。
第3図は、局所的マウス−EGF実験(下記参照)でのラット4匹の写真である 。全てのラットにARA−Cを50mg/kgで7日間投与した。左のラット2 匹にはDMSO中マウスEGF 10μgで7日間毎日肩甲骨間1cm2の面積 にわたって局所的にこすって投与した。
右のラット2匹には、緩衝液を局所的に投与した。
第4図は、ARA−C−aFGF実験でのラット12匹の写真である(下記参照 )。全てのラットにARA−Cを50mg/kgで7日間与えた。上のう・ノド 6匹には緩衝液を皮下投与(s、c、)L、下のう・786匹に第5図は、シト サンとアドリアマイシンの組み合わせ化学療法で処理したラット8匹の写真であ る。上のラット4匹は、更にマウスEGFで処理した。下のう・764匹は、緩 衝液で処理した。
第6図は、VP−16で処理したラット10匹の写真である。上の全てのラット には、VP−16を1.5m g / k gで3日間を腹腔内投与(i、り、  ) I、た。上のラット5匹には、処理前4日間緩衝液を与えた。下のラット 5匹には、処理前4日間ビタミンD 50μg7日で投与した。
第7図は、シトサンとアドリアマイシン(それぞれ25mg/kgで1日間t、 p、投与及び2.5mg/kg’?3日間t、p、投与)の組み合わせ化学療法 で処理したラット6匹の写真である。上のラット3匹は、処理前4日間緩衝液を 与えた。下のラット3匹には、処理前4日間ビタミンD 50μg/日で投与し た。
第8図(A−C):各実験ごとに、5日令のラットを同数づつランダムに分けた 。ラットの実験群(上の群)には、1.25−ジヒドロキシビタミンD3の0.  2μg無水エタノール溶液0.15m1/日を、頭上と首に毎日適用した。対 照ラット(下の群)を、無水エタノール0.15m1で同様に処理した。最後の 局所処理から1日後、第8A図のラットをシトサン(CTX)で処理し、第8B 図のラットをエトポシド(VP−16)投与で処理し、第8C図のラットをCT X+アドリアマイシン(ADM)投与で処理した。
第9図=25日令のラットを、各々10匹づつの2つのグループにランダムに分 けた。ラットの実験群(上のグループ)には、1.25 (OH)2D3の0. 1μg無水エタノール溶液0.1ml/日を、頭上のみに5日間適用した。対照 ラット(下のグループ)を、無水エタノール0.1mlで同様に処理した。最後 の局所処理から1日後、V P −、16を投与し、て全でのラットを処理した 。
第10図: 3911令のラットをランダムに2つのグループに分Uた。ラット の実験群(上のグループ)には、R,023−7553の1μgの無水エタノー ル溶液0.2m17日を、6部と背部に6日間局所的に適用した。対照ラット( ■;のグループ)を、無水エタノールQ、2mlで同様に処理した。最後の局所 処理から1日後、VP〜16投与で全てのラットを処理した。
第11図は、毛成長に及ぼす1,25−ジヒドロキシビタミンD3の影響を示す 。
発明の詳細な説明 本発明は、一般的に、特に化学療法を受けている患者の脱毛を予防又は低減する 方法に関する。本発明者等は、EGF等の成長因子及びビタミンD3が毛嚢に化 学療法薬の毒性作用に対する耐性を付与して、脱毛を防止することを明らかにし た。
本発明の方法の一実施態様では、化学療法を受けている患者に、成長因子を、化 学療法治療計画に伴う脱毛を予防又は低減するに十分な量を投与する。
本発明の方法に使用するのに適した成長因子には、EGF、FGF、形質転換成 長因子(TGF)及び血漿板由来成長因子(PDGF)が含まれる。成長因子は 、天然源(例えば、ヒト組織又はげっ菌類組織)由来のものでよいが、比較的低 コストで多量に製造できることから組み換えにより製造するのが好ましい。また 、化学合成された因子も使用できる。EGF″pFGF等の成長因rの一部分や 誘導体も、それから因子自体で観察されるのと同じ結果が得られる限りは使用す ることができ乙1、本発明の別の実施態様では、ビタミンD3又はその代謝物、 類似体、誘導体若しくは構造的変異体(例えば、1.25−ジヒドロキジ−16 −エネ(ene)−23−イネ(y n e)コレカルシフェロール;1−α− ヒドロキシビタミンD ;1−α−24−ジヒドロキシビタミンD MC903 等)を、温血動物、例えば、ヒト3ゝ に対して、脱毛を予防又は低減させたり、毛の成長を刺激するのに十分な量で投 与する。ビタミンD3で治療したり予防できる脱毛は、化学療法や男性型禿頭症 (しかしこれには限定されない)をはじめとする他の原因によるものである。本 発明の方法に使用するのに適当なビタミンD3代謝物としては、例えば、1,2 5−ジヒドロキシビタミンD3及び1.25−ジヒドロキシ−16−エネー23 −イネコレカルシフェロールが挙げられるが、これらには限定されない。
請求の範囲に記載の方法で使用するのに適当な組成物には、活性剤として、成長 因子、ビタミンD3(又はその代謝物若しくは類似体)又はそれらの両方の組み 合わせが含まれる。このような組成物は、薬学上許容されるビヒクル(担体、希 釈剤又は賦形剤)とともに活性剤を、適切に設計された治療プロトコールに準じ て投与したときに予防効果を得るに十分な量混合することにより、配合できる。
組成物は、投与単位形態でよい。
本発明の方法は特定の作用形態に限定されるものではないが、ビタミンD3は、 上置レベルでEGFのレセプターを増加することにより、脱毛症を防止すること が示唆される。したがって、成長因子とビタミンD3を組み合わせて投与するこ とにより、保護がより大きくなることが期待できる。
本発明の方法に使用するのに適当な組成物は、局所投与に適当な形態でよい。こ の場合、組成物は、溶液、ローション、クリーム、ゲル又は軟膏の形態をとるこ とができる。組成物を注射により投与するときには、溶液の形態が有利である。
組成物の形態とは関係なく、使用されるビヒクルは、不活性でもよいし、それ自 体、生理学的又は薬学的に有益な効果を有していてもよい。
種々添加物を組成物に含有させることができる。これに関して、患者自身の成長 因子の産生を刺激する薬剤を組成物に含有せしめることが意図される。局所投与 に適当な組成物に、DMSO又はエタノール等の浸透増強剤を含有させることが 好ましい。有効期間を延ばす安定化剤も、配合方法によらず、組成物に含有させ ることができる。
成長因子及び/又はビタミンD3を、上記の組成物において、種々の濃度で使用 できることは、当業者には理解されるところであろう。最適濃度は、当業者によ り容易に決定できる。
上記したように、本発明に係る方法では、活性剤(成長因子及び/又はビタミン D3若しくはその代謝物)を局所適用するか、注射投与することができる。活性 剤の量及び投与頻度は個人により異なり、当業者により容易に最適化できる。− 例として、1,25−ジヒドロキシビタミンD3を無水エタノールに2〜100 μg / m 1を溶解して溶液を調製し、その溶液3〜5mlを頭皮の種々の 場所にドロッパーで直接適用後、頭皮を3〜5分間マツサージして、平均して分 布させることができる。
化学療法が行なわれるときには、この治療は、化学療法の開始5〜8日前に1日 1〜2回投与することで開始し、化学療法中継線するのが有利である。しかしな がら、活性剤を、化学療法薬の投与と実質的に同時か、投与後に投与することも できる。
実施例に示されている本発明に係る方法では、細胞周期特異的薬剤であるARA −Cを化学療法薬として使用するとき、及びアドリアマイシン(cell cy cle 5peci−flcs細胞周期特異的)とシトサン(non cell  cyclespeclNc、非細胞周期特異的)を使用するとき、効果的であ ることがわかる。しかしながら、本発明の方法を使用して、他の化学療法薬での 治療から生じる脱毛を予防できる。さらに、成長因子及び/又はビタミンD3を 使用して、規則的に、そして禿頭の最初の兆候、例えば、頭皮のはげが生じやす い部分に1日1回又は1日おきに使用するならば男性型禿頭症を予防したり抑制 することができる。
本発明者等によって見いだされた脱毛の予防効果は、全く予想外のことである。
EGF等の成長因子は、皮膚細胞成長を刺激すると思われるものである。したが って、これらの薬剤は、上置を誘発し、細胞周期に入り、化学療法薬、特にAR A−C等の細胞周期特異的薬剤に対する上置の感受性を高めることが予想される 。したがって、化学療法を受けている患者に対して成長因子を投与することによ り、脱毛を悪化させることが予想される。しかしながら、逆の効果が得られたの である。したがって、EGF及びFGFについての本発明者等による知見は、新 規であり、文献において提示も記載もされていない。
同様に、体におけるビタミンD3の役割について、ビタミンが化学療法等により 誘発される脱毛に対してこのような優れた防護効果があることは何も示唆されて いない。
以下、実施例により本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に のみは限定されない。
実 施 例 以下の詳細な実験は、以下に記載の実施例1〜■に関する。
SDクラット、米国マサチューセッツ州つィルミングトンにあるチャールズ・リ バー・ラボラトリーズ社から購入し、シタラビン(Cytosar−U)(AR A−C)は、米国ミシガン州力うマズーにあるアップジョン・カンパニー社から 購入した。マウス下あご腺由来のレセプターグレードEGF、ヒト組み換えEG F、ジメチルスルホキシド(DMSO)及びビタミンD3は、米国ミズーリ州セ ントルイスにあるシグマ・ケミカル社から購入し、aFGFは、米国カリフォル ニア州すウザンド・オークスにあるアムゲン社(AMGEN Corp、 )か ら購入した。
各実験での全てのラットを、7日間毎日ARA−C50m g / k gで腹 腔内ci、p、)処理した。皮下(s、c、)注射の場合、EGFとFGFを、 PBSI%BSA溶液とした。脱毛を、実験の12日目に必ず記録し、上記した ように評価した(Hussen et al、 5cien−ce、 249: 15B4〜1566.1990;Jisenez et at、 FASEB  J、、1991)。
局所処理の場合、マウスEGFを、以下のようにして調製した。1バイアルのE GF (100μg)を、PBSI%BSA0,2mlに溶解し、この溶液0. 12m1をDMSO0,48に添加した。ARA−C注射の3時間前に、EGF −DMSO混合物0. 1mlを、ラバーチップアプリケータを用いて、各ラッ トの料量の1cm2の領域に適用した。次に、ラットを、個々に3時間隔離して おいた後、処理領域を、石鹸と水で入念に洗浄し、乾燥した。処理を7日間継続 した。対照動物を、EGFなしにDMSOを用いて同様に処理した。
実施例I EGFの保護効果 マウスEGF(y′)ARA−C誘発脱毛保護効果を試験するため1こ、二種の 別個の実験を行った。実験Iでは、22匹の7日令ラットを、各々11匹ずつ2 つのグループにランダムに分けた。グループIには、ARA−Cの他に、A R A 、−、−C注射の3時間前に、毎日7日間2本の後ろ脚間の後ろにマウスE GF2μgをs、c、処理した。グループ■には、緩衝液を同様に投与し、対照 とした。グループ■において、ラット11匹のうち10匹に、実質的に体全体に 脱毛が生し、1匹のラットに、50%を超える脱毛が生じた。これに対して、グ ループIでは、5匹のラットには毛の損失がみられず、6匹の脱毛は軽度であっ た(表1、実験1.(第1図))。実験■では、277日令ラットを、各々6匹 づつ2つのグループに分けた。グループIては、ARA−Cの他に、マウスEG F 1μgを、毎日7日間S、C,処理した。グループ■では、緩衝液をS、C ,投与した。グループ■では、6匹のラット全てが重度に近い脱毛から重度の脱 毛を生じたのに対して、グループIでは、1匹のラットには観察できる脱毛が生 じず、5匹のラットには極小さい脱毛が生じただけであった(表11実験■)。
次の実験では、γHu−EGFを使用した。12匹の7日令のラットを、6匹づ つの2つのグループに分けた。
グループ■には、ARA−Cの他に、側腹部にγHu−EGF2μgを7日間毎 日s、c、投与した。グループHには、緩衝液をS、C,投与した。グループ■ では、ラット6匹全ての体全体に脱毛が生じたのに対して、グループIでは、い ずれのラットにも体全体の脱毛が生じず、1匹のラットには同等観察できる脱毛 が生じず、4匹のラットには軽度の脱毛が生じ、1匹のラットには中程度の脱毛 が生じた(表11実験■(第2図))。
ARA−Cで処理したラットにおける脱毛の発生、マウスEGF及びγHu−E GFの効果 脱毛率 実験! ARA−C00110 ARA−C+マウスEGF2μg 5600実験■ ARA−C0033 ARA−C+マウスEGF1μg 1500実験■ ARA−C0006 ARA−C+7Hu−EGF2μg 1 4 1 0全ての実験に、7日令ラッ トを使用した。全てのう・ソトに、ARA−C50mg/kg1.P、O,1m lを7日間投与した。マウスEGF及びγHu−EGFのPBSI%BSAを、 ARA−Cの3時間前に、1日1回0.1m1s、c、で7日間投与した。対照 には、PBSI%BSAO,1m1s、c、で7日間投与した。
データは、12日目に記録した。
観察できる脱毛なし二〇;脱毛50%未満の軽度脱毛=1+;50%を超える中 程度の脱毛:2+;及び全体又は実質的に全体(90%)に及ぶ脱毛:3+。
次の実験において、12匹の7日令のラットを、6匹づつ2つのグループに分け た。グループlでは、ARA−Cの他に、マウスEGF10μgをDMSO溶液 で、毎日7日間、コツトンチップアプリケータを用いて、肩甲骨間1cm2の面 積にわたって局所的にこすった。グループ■には、対照溶液を局所投与した。グ ループ■では、6匹全てのラットに、体全体に脱毛が生じた。グループIでは、 EGFを局所的に適用した場所を除いて、体全体に脱毛が生じた(第3図)。
実施例■ aFGFの保護効果 14匹の7日令のラットを、2つのグループにランダムに分けた。全てのラット に、7日間ARA−Cを50mg/kg/日投与した。さらに、グループIには 、aFGF2μgを、頭の後部に7日間毎日s、c、投与した。グループ■には 、緩衝液を注射し、対照とした。
脱毛を、実験の12日目に記録した。グループ■では、全てのラットの体全体に 脱毛が生じた。これに対して、グループIの全てのラットは、注射部位が局所的 に保護された(第4図)。
実施例■ シトキサン/アドリアマイシン誘発脱毛からの保護 8匹の4日令SDラットを、4匹づつ2つのグループに分けた。グループIには 、EGF2μgを、頭部に7日間毎日s、c、投与した。グループ■には、緩衝 液を注射し、対照とした。EGF又は緩衝液投与を停止してから1日後、全ての ラットに、シトキサン25mg/kgを1日i、p、投与し、アドリアマイシン 2.5m g / k gを3日間i、1)、投与した。グループ■では、全て のラットに、頭部と首部に3+の脱毛が生じた。これに対して、グループIでは 、1匹のラットには軽度の脱毛が生じ、1匹のラットには極小さい脱毛が生じ、 2匹のラットには頭及び首に何ら脱毛が生じなかった(第5図)。ImuVer tを同様の条件下で使用しても、シトキサン/アドリアマイシンの組み合わせに より生じる脱毛に対する保護は得られなかった。
実施例■ ビタミンD3の保護効果 12匹の7日令ラットを、2つのグループに分けた。
グループIには、緩衝液0.1mlを、4日間毎日S。
C1投与した。第ニゲループには、ビタミンD 50μgを、頭部に4日間毎日 S、C,投与した。緩衝液又はビタミンD3投与を停止した後、全てのラットに 、VP−16(エトポシド)1.5mg/kgを、3日間毎日i、p、投与した 。グループIの全てのラットには、体全体に脱毛が生じたのに対して、グループ Hのラットは保護されていた(第6図は、各グループからのラット4匹を示す) 。
他の実験では、ビタミンD3で前処理したラットにおいて、エトポシド、シトキ サン、シタラビン並びにシトキサンとアドリアマイシンとの組み合わせにより生 じる脱毛に対する優れた保護効果が示された(第7図)。結果を表■に示す。
ビタミンD3での前処理による、化学療法誘発脱毛がらの保護試験に用いた脱毛 性薬剤 実験総数 動物総数 脱毛保護エトポシド(VP−16) 2 22  有り本シトキサン(CTX) 7 89 有り車シタラビン(ARA−C) 1  8 有り本アドリアマイシン+CTXの組み合わせ 6 77 有り*化学療 法薬を、以下のようにして投与した:VP−16を1.5mg/kg3日間毎日 i、p、投与;シトキサン32.5mg/kg単一注射、ARA−C50m g  / k gを7日間毎日i、p、投与;組み合わせの場合、アドリアマイシン 2.5mg/kg3日間毎日i。
p、投与+シトサン25 m g / k g単一注射。ビタミンD 、は、化 学療法の前に、4日間、毎日50マイクログラムi、p、投与又はs、c、投与 した。
*:これらの実験では、ビタミンD3で処理した全ての動物には、化学療法誘発 脱毛からの保護が一様に観察さ他の実験において、1.25−ジヒドロキシビタ ミンD 3 (0、5tt g /日)を50%エタノール又はDMSO溶液で 局所的に適用した場合も、vp−16誘発脱毛からのラットの保護がなされた。
実施例V ビタミンD3前処理の保護効果 1.25−ジヒドロキシビタミンD3の局所適用:1.25−ジヒドロキシビタ ミンD3を無水エタノールに溶解し、アプリケータを用いて局所適用した。対照 動物を、同量のエタノールで同様に処理した。次に、ラットを個々に3時間隔離 しておいた後、処理領域を石鹸と水で入念に洗浄し、乾燥した。処理は、誕生5 日目から開始して毎日行い、10日目に終了した。
化学療法: 全ての化学療法は、1.P、投与により11日令で開始した。CTX35mg/ kgを、1日だけ投与した。
VP−16を1.5mg/kg、3日間投与した。
CTXとADMの組み合わせの場合、CTX25mg/kgを1日投与し、AD M2.5mg/kgを3日間投与した。これらの投与量では、CTXもADMも 単独では脱毛を生じなかった。脱毛は化学療法開始から10日目に記録した。
合計4種の実験を行った。第一の実験において、シトサン誘発脱毛保護を試験し た。実験群を、1.25−ジヒドロキシビタミンD3の0.2μgの無水エタノ ール0.15m1溶液を頭と首に局所適用して前処理し、対照群には、アルコー ル0.15m1を投与した。対照群のラット10匹全てに、全体に脱毛が生じた 。これに対して、実験群の動物全ては、脱毛に対する保護が得られた(第8A図 )。第二の実験では、同様の条件で、VP−16誘発脱毛に対する保護について 試験した。対照群のラット10匹の全てに、体全体に脱毛が生じた。これに対し て、実験群の全てのラットでは、脱毛に対する保護が得られた(第8B図)。第 三の実験では、シトキサン−アドリアマイシンの組み合わせにより誘発される脱 毛保護について試験1.た。各グループを11匹のラットで構成した。対照群の ラット6匹では頭と首に脱毛が生じ、5匹のラットには体全体に脱毛が生じた。
これに対し゛C1実験群の全てのラットは保護された(第8C図)。
第四の実験では、1.25−ジヒドロキシビタミンD3の投与量を0.1μgの 0.1ml無水エタノール溶液としての頭部のみに局所適用した以外は、VP− 16誘発脱毛を同様に試験した。対照群のラット10匹全てが完全脱しく7た。
これに対して、実験群の全てのラットは、主に1..25−ジヒドロキシビタミ ンD3適用部位において保護された(第9図)。
1.25−ジヒドロキシビタミンD0.2μgによる保護は、適用部位に限定さ れず体全体におよび、全身吸収を示していることは注目に値する。投与量を0. 1μgに減少させて頭部にのみ適用したとき、VP−16誘発脱毛に対する保護 は、全身からより適用部位に限定されるようになった。
実施例■ R023−7553の局所適用によるVP−16誘発脱毛からの保護 RO23−7553(1,25−ジヒドロキシ−16−エン−23−イエンーコ レ力ルシフェロール)を無水エタノールに溶解し、アプリケータを用いて局所適 用した。対照動物を、同量のエタノールで同様に処理した。
次に、ラットを個々に3時間隔離しておいた後、処理領域を石鹸と水で入念に洗 浄し、乾燥した。処理は、誕生9日目から開始し、14日目に終了した。
15日目に、全ての動物にVP−16を1.5mg/kgで、3日間i、p、投 与した。脱毛を25日目に記録した。
ラット13匹をランダムに2つのグループに分けた:実験群ラット7匹:対照群 ラット6匹。実験群には、R023−7553を1μgの無水エタノール0.2 ml溶液で首と背に局所適用し、対照群には無水エタノール0.2mlを投与し た。対照群の6匹のラット全てが首部と背部において完全脱毛した。これに対し て、実験群の全ての動物は脱毛に対する保護が得られた(第10図)。化学療法 を14日令で開始したとき、頭部は脱毛しなかった。
実施例■ ビタミンD3による毛成長の刺激 ビタミンl) 3及びその活性類似体である1、25−ジヒドロキシビタミンD 3による化学療法誘発脱毛からの保護についての上記の研究の過程で、]、]2 5−ジヒド+:+1−シビタミンDで処理したラットは、化学療法誘発脱毛に対 して保護されただけでなく、これらのラッj・は1、処理部の毛コートがよりよ く、毛がより長くなっていることが分かった。これらのことは、1.25−ジヒ ドロキシビタミンD3による毛成長の刺激についてのさらなる実験でも明らかと なった。
19匹の25日令SDラットの背部をそり、2つのグループにランダムに分けた 。
グループI(対照ラット10匹)には、そった部分に、エタノール0.1mlを 1日1回15日間局所適用した。
グループ■(カルジトリオール9ラツト)には% 1125−ジヒドロキシビタ ミンD 50μgのエタノール0.1ml溶液を、1日1回14日間、そった部 分に局所適用した。
15日Bk、6cmX6cmの部分を再びそって毛の成長の刺激についてのアッ セイを行った。毛を集めて、重量を計った。2つのグループ間の差は、統計的に 高度に有意であった。P値は、0.003であった(表■及び第11図参照)。
表■ ラットにおυるカルジトリオールによる毛成長の刺激上の重量(mg) 対 照 カシオトリオール 平均S、E、 M、 平均S、E、 M。
113±8 164±13 ラツトに局所投与した1、23−ジヒドロキシビタミンD3による毛成長の刺激 を示すこれらのデータから、1.25−ジヒドロキシビタミンD3は、いずれの 原因の脱毛の場合にも毛成長の刺激剤として使用するできることが期待できる。
さらに、データは、ビタミンD3とその代謝物が最適な毛成長に必要であり、し たがって、男性型禿頭症をはじめとするいずれかの原因での毛の損失の防止に使 用できることを示唆している。
実施例■ 製 剤 以下は、活性成分として1,25−ジヒドロキシビタミンD3を含む4種の製剤 とそれらの製造方法である。
1、局所溶液 成分 %(W/W) 1.25−’jヒトa−+シビ9 ミンD3 0.0002〜0.10プロピレ ングリコール 10.00 プロピレングリコールシカ−ブリレート/シカプレート* 30.00 ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT) 0.05ブチル化ヒドロキシアニソー ル(BHA) 0.05エチルアルコール(無水) 全量100.00まで*: 下記の物質で置換できる: (1)中鎖トリグリセリド; (2)ジメチルイソ ソルビド; (3)ポリエチレングリコール; (4)エトキシジグリコール製 造手順 ■、適当量のブaピレングリコールシカブリレート/シカプレート、エチルアル コール、プロピレングリコールを、ステンレス容器に秤量する。
H,工程(1)の溶液に、BHTとBHAを溶解する。
1ii、工程(l I)の混合物に1,25−ジヒドロキシビタミンD3を添加 し、溶解するまで攪拌する。
2、緩衝局所溶液 成分 %(W/W) 1.25−ジヒドロキシビタミンD3 0.0002〜0.10プロピレングリ コール 50. 00 ヒドロキシプロピルセルロース(Klucel MF ) 0. 50メチルパ ラベン 0.20 ブチル化ヒドロキシトルエン(BIT) 0.05ブチル化ヒドロキシアニソー ル(BHA) 0.05第一りん酸ナトリウム 0,43 第二りん酸ナトリウム 0.70 水酸化ナトリウム(pH−7にするに要するfi) 0.04エチルアルコール (濃度95%) 30. 00水 全j1100.00まで 製造手順 1、第一りん酸ナトリウム、第二りん酸ナトリウム、水酸化ナトリウムを、ステ ンレス容器中の水に溶解する。
溶液のpHを測定する。溶液のpHは、7.0でなければならない。もし7.0 でなければ、pHを調整する。
目、工程(1)の溶液に、プロピレングリコール及びエチルアルコールを添加す る。
1j1.工程(11)の溶液に、1,25−ジヒドロキシビタミンD メチルパ ラベン、BHT及びBHAを溶解す3ゝ る。
iv、に1ucel MFを、工程(lit)の溶液に溶解する。
3.水中油型緩衝局所溶液 成分 %(W/W) 1.25−ジt:t’o+シビタミンD3 0.0002〜0.10セチルアル コール 0.25 ステアリルアルコール 0.50 ソルビタンモノステアレート 2.00グリセリルモノステアレート 4. 0 0ポリオキシステアレートとの配合物 (アルラセル(Ar 1ace 1)165)ポリソルベート60 1. 00 鉱油 4.00 プロピレングリコール 5.00 ブチル化ヒトσキシアニソール 0.05プロピルパラベン 0.05 緩衝剤(pH−7にするに要する量) 7. 00ソルビトール溶液 2.00 エデテート二ナトリウム 0.10 メチルパラベン 0.18 水 全量100.00まで 製造手順 1、ステンレス容器内で緩衝液(pH7,0)を調製する。
目、ステンレス容器において、摂氏70度で、セチルアルコール、ステアリルア ルコール、ソルビタンモノステアレート、アルラセル165、ポリソルベート6 o1鉱油、ブチル化ヒドロキシアニソール、プロピルパラベン及び50%プロピ レングリコールを一緒に溶融する。
111、工程(1)の溶液にソルビトールを添加し、溶液を摂氏70度に加熱す る。
lv、工程(111)の溶液に、エデテート二ナトリウムとメチルパラベンを添 加する。
V、 ビーカ内で、1.25−ジヒドロキシビタミンD を約40%プロピレン グリコールに溶解し、これを、混合しながら、工程(11)の溶融液に添加する 。容器を10%プロピレングリコールですすぎ、これを工程(11)からの混合 物に添加する。
vf、工程(v)と工程(IV)の両方の相を摂氏70度にして、工程(V)の 液を工程(Iv)の液に添加する。得られたエマルジョンを、200m温度に冷 却する。
4、局所ゲル 成分 %(W/W) 1.25−ジヒドロキシビタミンD3 0.0002〜0.10ブチル化ヒドロ キシトルエン(BIT) 0.05ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)  0.05ヒドロキシプロピルセルロース 3.00エチルアルコール(濃度95 %) 50.00水 全jl100.00まで 製造手順 1、 ステンレス容器に、エチルアルコールと水を秤量する。
11、工程(i)の溶液に、1,25−ジヒドロキシビタミンD3、BHT及び BHAを溶解する。
111、工程(11)の溶液に、ヒドロキシプロピルセルロースを溶解する。
上記で引用した全ての文献の内容全体は、引用することにより本明細書の内容と なる。
以上、本発明を明瞭化及び理解を深めることを目的としである程度詳細に説明し たが、本発明の範囲を逸脱することなく態様及び詳細についての種々の変更が可 能であることは、当業者には理解されるところであろう。
FIG、 1 FIG、 2 FIG、 3 FIG、 5 FIG、 7 FIG、 8a FIG、 8b FIG、 8c FIG、 10 FIG、ll 手 続 補 正 書 平成 6 年 2 月 L7 口器 PCT/lJs 92105241 、発明の名称 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 ユニバージティー、オブ、マイアミ 5 補正命令の日付 発送日 平成 年 月 日 6 補正の対象 フロントページの続き (31)優先権主張番号 810,412(32)優先臼 1991年12月2 0日(33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IT、LU、MC,NL、SE)、0A(BF 、BJ、CF、CG、CI、CM、GA、GN、ML、MR,SN、TD、TG )、AT、AU、BB、BG、BR,CA、CH,C3,DE。
DK、ES、FI、GB、HU、JP、KP、KR,LK、LU、MG、MN、 MW、NL、No、PL、RO、RU、SD、SE

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.化学療法によって誘発される脱毛を予防または低減させる方法であって、化 学療法を受けている患者に対して、ビタミンD3又はその誘導体、類似体若しく は構造的類似体を、前記予防または低減の効果を得るに十分な量投与すること含 んでなる、方法。
  2. 2.前記誘導体が、1,25−ジヒドロキシビタミンD3又は1,25−ジヒド ロキシ−16−エン−23−イエン−コレカルシフェロールである、請求項1に 記載の方法。
  3. 3.前記ビタミンD3又はその誘導体、類似体若しくは構造的類似体を、局所投 与する、請求項1に記載の方法。
  4. 4.前記化学療法薬が細胞周期特異的である、請求項1に記載の方法。
  5. 5.前記化学療法薬がシトシンアラビノシドである、請求項4に記載の方法。
  6. 6.前記化学療法薬が非細胞周期特異的である、請求項1に記載の方法。
  7. 7.前記化学療法薬がシトキサン(Cytoxan)である、請求項6に記載の 方法。
  8. 8.前記化学療法薬が細胞周期特異的薬剤と非細胞周期特異的薬剤との組み合わ せである、請求項1に記載の方法。
  9. 9.前記ビタミンD3又はその誘導体、類似体若しくは構造的変異体を、前記化 学療法開始前に投与する、請求項1に記載の方法。
  10. 10.前記患者に対して、少なくとも1種のタンパク様成長因子を、前記予防ま たは低減効果を得るに十分な量投与することをさらに含んでなる、請求項1に記 載の方法。
  11. 11.前記成長因子が表皮成長因子である、請求項10に記載の方法。
  12. 12.前記成長因子が線維芽成長因子である、請求項10に記載の方法。
  13. 13.化学療法によって誘発される脱毛を予防または低減させる方法であって、 化学療法を受けている患者に対して、タンパク様成長因子を、前記予防または低 減の効果を得るに十分な量投与すること含んでなる、方法。
  14. 14.前記成長因子が表皮成長因子である、請求項13に記載の方法。
  15. 15.毛成長を刺激する方法であって、前記刺激を必要としている温血動物に対 して、ビタミンD3又はその代謝物、類似体若しくは誘導体を、前記刺激効果を 得るに十分な量投与すること含んでなる、方法。
  16. 16.前記動物に対してタンパク様成長因子を投与することをさらに含んでなる 、請求項15に記載の方法。
  17. 17.前記成長因子が表皮成長因子である、請求項16に記載の方法。
  18. 18.前記温血動物が男性型禿頭症を患っているヒトである、請求項15に記載 の方法。
  19. 19.毛成長の刺激に使用するのに適当な組成物であって、ビタミンD3又はそ の代謝物、類似体若しくは誘導体、及び、タンパク様成長因子の有効量を、薬学 的に許容させる担体とともに含んでなる、組成物。
  20. 20.前記組成物がゲル、クリーム、ローション又は軟膏の形態である、請求項 19に記載の組成物。
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