【発明の詳細な説明】
ヒトTNF結合タンパク質r (TNF−BP I)に対するモノクローナル抗
体本発明は、T111F結合タンパク質I (TNF−BP l)に対するモノ
クローナル抗体及びそれらを分泌するハイブリドーマ細胞系に関する。
二つの形態上関連したサイトカイン腫瘍壊死因子(TNF−α)及びリンホトキ
シン(TNF−β)は、腫瘍細胞に対するinv已「0におけるそれらの細胞障
害活性及びマウスモデルの腫瘍の出血性壊死を引き起こす能力の結果として当初
見いだされた。それらのcDNAのクローニング及びE、Co11におけるそれ
らの発現は、事実上無制限の量でそれらのタンパク質を入手可能とし、高い特異
的抗体及び感受性イムツノアッセイの開発を可能とした。これらのタンパク質の
生物学的活性、炎症プロセスの多面的(pleorropic)媒介物質として
のそれらの生理学的役割及び病的状態におけるそれらの関与について豊富な情報
がある。具体的には、TNF−αの産生の増加は、例えば、敗血症性ショック、
「移植細胞対宿主」病における組織損傷及び大脳マラリア及び悪液質の発病と関
係があった(バラトラ−(oeutler)、1988年:ポール(Paul)
及びルドル(Ruddle)、1988年:バラトラ−及びセラミ(Ceram
i)、1989年)。
TNF〜αの考えられる望ましくない効果により、このサイトカインのナチュラ
ルインヒビターが調査されることになった。TNF−αに結合し、そのことによ
りその活性を阻害するタンパク質は、腎不全患者(ベータ(Peetre)ら、
1988年)及び熱病患者(セキンノヤー(Seckinger)ら、1988
年)の尿に初めに同定された。見掛けの分子量が約30kDaのこのタンパク質
を精製し、ホモジナイズし、部分的に配列決定しくEP−A2308378)
、そのcDNAをクローン化した(オルソン(Olsson)ら、■989年:
エンンエルマン(Engelmann)ら、1989年;ヒムラー(Himle
r)ら、1990年、ノヤル(Schal l)ら、1990年)。TNF−B
Pと呼称されるこのタンパク質はTNFレセプター(TNF−1?)の細胞外フ
ラグメントであることを、このcDNAの構造は示した。
(このフラグメントはタンパク質分解により放出されると仮定された)。これら
の結果は、丁NF−αの完全な膜レセプターを単離することにより確認され、そ
れは池の作業部会により独立して行われた(ロノ/ヤ−(Loetscher)
ら、1990年)Q全レセプタータンパク質は455アミノ酸(55〜60kD
a)からなり、; TNF−BPは、レセプターの細胞外ドメインの大部分を構
成し、3つすべてのN−グリコシレージョン部位を含む。尿から単離したTNF
−BPは、タンパク質分解の結果、N−末端が異質であり、従ってそれは161
アミノ酸(主部分)又は172アミノ酸からなる二つの分子種の混合物であるこ
とが見いだされた(ヒムラー(Himmler)ら、1990年)。
近年、高分子量の第二のTNFレセプタータイプのフラグメントである第二のT
NF−結合タンパク質の存在が示された(75〜80kDa;エンゲルマン(E
ngelmann)ら、1990a ;スミス(Sa+i th)ら、1990
年;コーン(Kohno)ら、1990年)。その後、二つのレセプター及び結
合タンパク質はTNF−RI/TNF−BP I及びTIIIF−RII/ T
NF−BPllと呼ばれた(それぞれ、60kDa及び80kDaレセプターで
ある)。配列を比較することにより、二つのタンパク質は形態上関連しているこ
とが示された;具体的には、システィン基の数及び分布が非常に類似していた。
しかし、二つのレセプターは、免疫学的には互いに異なるものである(エンゲル
マンら、1990a ;ブロッカウス(Brockhaus)ら、1990年)
。
ヒドロ0kDaのTNF−レセプターは、TNF−αノブナル伝達に必須の役割
を担う。そのレセプターの活性は、タンパク質ベースの幾つかの調節作用に依存
する。フォルボールエステル又は他の活性化因子であるタンパク質キナーゼCに
よる細胞の処理により、TNF〜αの細胞結合部位の数がすばやく減少する。こ
のことは、TNF−BP Iに対応するレセプターの細胞外部分のタンパク質分
解による放出と関係がある。異なる動態とはいえ、同様の影響が様々な池の物質
、具体的には生理学的リガンドTNF−α及びTNF−βにより引き起こされる
。ヒト及びう・ントのTNF−RI上のタンパク質分解酵素に関する分解部位は
保持される:それらはすべての公知のタンパク質分解酵素の特異性とは構造上具
なるものである。従って、特異性が高いタンパク質分解酵素はTNFの細胞の感
受性をコントールする調節回路の一部であると思われる。これらの正確なメカニ
ズムは未だ知られていない。近年この現象TNF−BP Iが有意に増加するこ
とが見い出された(タンプLanjz)ら、1990a)。
従って、培養残留物又は体液中のTNF−BP lの濃度は、リガンドとの相互
作用又は他の媒介物質による調節の結果として、il vitro又はin v
ivoにおいてTNFレセプターシステムの活性の指標となる。従って、体液中
のTNF−BP l濃度は、様々な疾患の有用なマーカーと考えることができる
。
従って、TNF−BP lを検出する有効カリ感受性のある方法及びそのような
検出方法に有用なキットが必要になった。
TNF−Rlに対するモノクローナル抗体は記載されてきており、それらは可溶
化されたレセプター(ブロックハウス(Brockhaus)ら、1990年、
EP A2334165 ;h ?(Thoma)ら、1990年)又は精製
されたTNF−DP I (エンゲルマンら、1990b)を用いて免疫性を与
えることにより製造された:しがし、その抗体がTNF−BP Iのイムノアッ
セイにおける使用に好適なことは示されてこなかった。
タンプ(Lantz)ら(1990a)は、競合的ELISAを開発した。それ
は3段階の試験方法において、TNF−BP lでコートした試験プレート、T
NF−BP Iのポリクローナルウサギ抗体、ウサギ免疫グロブリンに対するビ
オチン標識ヤギ抗体及びアビジン結合アルカリフォスファターゼを使用した。こ
のアッセイにより、正常ドナーの血清中のTNF−BP lの存在が見出され、
増加した濃度のTNF−BP lはTNF−αで処理した腎不全患者又は癌患者
の血清中に見出された。
EP Al 412486には、TNF−BP Iのモノクローナル抗体が記載
されている。これらの抗体の一つは、コーティング抗体としてサンドイッチEL
ISAに使用された:ポリクローナルウサギ抗−TNF−HP I抗体は第二の
抗体として使用され、ポリクローナルヤギ抗−ウサギ抗体は第三の酵素結合抗体
として使用された。
公知のアッセイは、それらの構造及び要求される方法には複雑であり、さらにポ
リクローナル抗体の使用は動物の使用を含むので、それはますます避けるべきで
ある。
本発明の目的は、TNF−BP Iを検出するための単純かつ高感受性イムノア
ッセイあ使用に好適な、ヒ1−TNF−BP Iに特異的なモノクローナル抗体
を製造することである。
本発明は、jbp−1、tbp−2及びtbp−6と呼称されるヒトTNF−B
P lのモノクローナル抗体、それらの活性フラグメント及びこれらの抗体を産
生ずるハイブリドーマ細胞系TBP−1、TBP−2及びTBP−6に関する。
TBP−1及びTBP−2と呼称されるハイブリドーマ細胞系は1991年6月
5日に、TBP−6と呼称される該細胞系は1991年11月28田へ特許手続
上の微生物寄託の国際的承認に関するブダペスト条約に従い、European
Co11ection of Animal Ce1lCultures(E
CACC;ソールズベリー、英国)に寄託された(TBP−1寄託番号9106
0555、TBP−2:寄託番号91060556、TBP−6:寄託番号91
112811)。
それ自体公知の方法を用いてヒトの尿から高度に精製したTNF−BP Iを用
いてマウスを免疫し、かつ陽性抗体反応を示すマウスの膵臓細胞をメラノーマ細
胞との融合に使用してTNF−BP Iに対するモノクローナル抗体を分泌する
本発明のハイブリドーマ細胞を得た。第一の細胞融合により、TNF−BP l
のモノクローナル抗体を製造する二つの培養物を生成した:第二の細胞融合によ
り、第三の抗体産生培養物を生成した。得られた抗体はtbp−1及びIbp−
2及びtbp−eと呼称された。抗体を精製し、特性決定した: tbp−1及
びtbp−6はIgG1−抗体であるのに対し、tbp−2はIgG2b−抗体
である。3つの抗体すべてが、ウェスタンプロットにおいてTNF−BP Iを
認識することができ、tbp−1は最も反応性が高いことが示された。
tbp−2はより弱く反応したが、tbp−6は最も弱い着色を示した。抗体に
より認識されたエピトープの特性決定をするために、可溶化TNFNシープター
(トーマ(Thoma)ら、1990年)で免役することにより得られた3つの
抗体及びH2O2と呼称される第4の抗体を調査した。調査した抗体はTNF−
BP 1分子上の3つの異なるエピトープを認識し、tbp−2及び8398は
同しかオーバーラツプしたエピトープを認識する。抗体との様々な取合せにおい
てTNF−αの存在下において行われたサンドイッチELISAから、H2O2
及びtbp−2により認識されたエピトープはTNF−αの結合に関与するが、
tbp−1及びtbp−6により認識されたものはりガント結合部位に関連しな
いことが結論として導かれた。驚くべきことに、TNF−BP Iの幾つかのモ
ノクローナル抗体は、過剰のTNF−αの存在下においてTNF−BP lを結
合することかできるたけてなく、さらにTNF−α及びTNF−βの細胞障害活
性に対してTNF−BP lの防護効果を有意に増加することが見出された。こ
の効果は、二つの抗体tbp−1及びtbp−6に観察された。(これらの二つ
の抗体は、T’NF−BP lに対する抗体のグループに属し、TNF−BP
lの結合に関してTNF−α及びTNF−βと競合しない。これに対して、TN
F−BP lに結合するTNF−αと競合する抗体tbp−2及びH2O2は、
TNF−BP Iの活性を阻害する)。
他の態様によると、本発明は、イムノアッセイにより体液又は細胞培養残留物中
のTNF−BP Iを検出するためのtbp−1及び/又はtbp−2の使用に
関する。
(これらの抗体の使用に関連して、tbp−1及びtbp−2という語句は、T
NF−BP [に結合する以下の活性フラグメントを含む。当業者は、活性抗体
フラグメント(Fab−断片)を製造する方法、例えば、酵素消化による方法に
通しているであろう)。
本発明は、また、イムノアッセイにより体液又は細胞培養残留物においてTNF
−BP Iを検出するためのtbp−]及びtbp−eの使用に関する。抗体の
組合せであるtbp−1/1bp−6は、他の試験システムにおいてTNF−B
P Iの測定を混乱させる非常に高濃度のTNF−α及び/又はTNF−βがあ
るサンプルにおける使用に特に好適である。
本発明の範囲に使用することができるイムノア1セイは、当業者に精通し、非常
に多くの入手可能な標準的方法に基づいている。これらの方法は、測定されるべ
き抗原物質と一つ以上の抗体との複合体の形成に基づくものである。一つ以上の
複合体のパートナ−を標識し、該抗原を検出及び/又は定量的に測定することが
できる。標識は、例えば、結合した酵素、放射性同位体、金属キレート又は螢光
体、ケミルミネッセント物質又はバイオルミネッセント物質の形態をとってもよ
い。
競合的イムノアッセイの場合、分析されるべきサンプル中の抗原は、抗体結合部
位に結合する公知の量の標識抗原と競合する。従って、抗体と結合する標識抗原
の量は、サンプル中の抗原の量に反比例する。
標識抗体を使用する試験において、標識結合抗体の量は、抗原の量に正比例する
。
抗原に対する結合を互いに妨げる二つの抗体を使用する、抗体/抗原/抗体複合
体の形成に基ついたアッセイは、 「サンドイッチ」免疫アッセイとして知られ
る。
モノクローナル抗体は制限されない量において一定の質で入手可能であるので、
モノクローナル抗体を用いたイムノアッセイは、それらの一定の質及び複製可能
性のために、ポリクローナル抗体を使用するア、セイ以上の重要な利点を存する
。
さらに、それらはポリクローナル抗体に関連した欠点、即ち、それらを産生ずる
ために動物を一定に使用すべきであるという欠点が避けられる。
好ましくは、本発明のモノクローナル抗体は、サンドイッチイムノアッセイ、具
体的にはサンドイッチELISAに使用される。
本発明のモノクローナル抗体は、サンドインチ免疫アッセイにおいてコーティン
グ−及び標識結合抗体(labelling−coupled antibod
y)として使用することができ、かくしてポリクローナル抗体の使用を不必要に
する。
池の態様によると、本発明はイムノアッセイキット、具体的にはtbp−1及び
/又はtbp−2を含有するサンドイッチイムノアッセイキットに関する。
本発明の好ましい態様は、サンドイッチイムノアッセイキット好ましくはサンド
イッチELISAキットであり、ここてtbp−1はコーテング抗体であり、t
bp−2は標識された、好ましくは酵素結合抗体である。
サンドイッチイムノアッセイにおいてtbp−2又はtbp−1と抗体/抗原/
抗体複合体を形成することができる他の抗体でtbp−1又はtbp−2を置き
換えることは本発明の範囲において可能である。
Lbp−]又はtbp−2を他の抗体により置換するならば、TNF−BP I
又はその一部の同じエピトープを認識する抗体を、置換されるべきtbp−1又
はtbp−2として使用することが好ましい。
サンドインチイムノアッセイは、tbp−2又はtbp−1と抗体/抗原/抗体
複合体を形成するそれらの能力を基礎としたイムノアッセイにおいて、抗体がt
bp−1又はtbp−2の置換体として好適であることを測定するために使用す
ることかできる。
イムノアッセイプレートをtbp−を又はtbp−2てコートし、抗原を加え、
調査されるべき標識抗体を施す。試験抗体の標識を測定することにより決定する
ことかできる+bp−1又はtbp−2と抗体/抗原/抗体複合体を形成可能な
抗体は、jbp−1又はLbp−2により抗原上の異なるエピトープを認識する
。tbp−1又はtbp−2とサンドインチを形成することかできない抗体は、
これら抗体と同じかオーバーランプしているエピトープを認識する。
もし抗体tbp−1又はtbp−2の一つがサンドイッチイムノアッセイにおい
て置換されるならば、好ましくは、標識結合抗体tbp−2は、tbp−2と同
Cかオー71−ランプするエピトープ特異性を有する抗体により置換される。好
適な抗体の例は、トーマ(Thoma)ら(1990年)により記載されたモノ
クローナル抗体H398であり、本発明の範囲においてそれは同一かオーバーラ
ツプしているエピトープに結合することを示すものである。
1:bp−1/1bp−2を基づいた本発明によるサンドイッチELISAの助
けを借りると、ヒト血清、血漿、尿及び/又は細胞培養残留物中において、約2
00ng/fの感受性かつ10%より高い正確度でTNF−BP Iを検出する
ことが可能であった。
驚くべきことに、TNF−レセプター、TNF−α及びTNF−βのナチュラル
リガンドは、tbp−1及びtbp−2が使用される本発明のイムノアッセイの
予測される質に影響しないことが見出された: TNF−βはアッセイに測定可
能な影響を及ぼさないが、TNF−αはIOμg/1以上の濃度のシグナルに測
定可能な変化を唯−生じる。健常人におけるTNF−αの濃度は20ngハ以下
であるのが一般的であり、深刻な病的状態においてさえ、TNF−α濃度は1u
g力をまれに越えるのみであるので(例えば、ラーデヴイルタ(Lahdevi
rta)ら、1988年;オフナーら、1990年)、自然な状態で分泌された
内因性TNF−αにより本発明が曲解されることは除外することができる。
その感受性から見ると、モノクローナル抗体tbp−1/1bp−2に基づいた
イムノアッセイは、また、正常なレベルから低下する方に逸脱したTNF−BP
Iの濃度を検出することができる。従って、TNF−OP lの減少した産生
により達成される体の機能的疾患を、診断に役立つように見出すことができる。
血清、血漿及び尿及び細胞培養残留物におけるTNF−BP Iを検出すること
に加え、モノクローナル抗体tbp−1及びtbp−2は他の体液、例えば髄液
又は気管支肺胞分泌液においてTNF−BP lを検出するためにも使用できる
。
驚くべきことに、本発明の範囲において行われる実験において、tbp−1及び
tbp−6の組合せを用いたサンドイッチELISAに得られたシグナルは、t
omg/lの範囲において極めて高いTNF−α又はTNF−β濃度によってで
さえも影響されないことが見出された。
抗体の組合せtbp−t/1bp−6は、サンドインチイムノアッセイ、具体的
にはサンドイッチELISAにおいて好ましく使用されるが、Lbp−1及びt
bp−eはコーティング抗体及び標識抗体として使用されてもよい。
TNF−BP lを検出するための一組の抗体tbp−1/1bp−6の使用の
例としては、白血球のような細胞がリポ多糖で刺激されるin vitro実験
から得られるサンプル、又は多量のリポ多糖又はバクテリアで処理された実験動
物から得られる血清サンプルがあげられる。このような条件下では、TNF−α
は極めて多量に分泌される。
従って、本発明の助けにより、TNF−BP lを検出する高感受性の方法か提
供され、そのことにより生理学的リガンドTNF−α及びTNF−βによるTN
F−レセプターの活性及び様々な病的状態又はin Vitroモデルにおける
他の媒介物質によるそのトランスモンユレー/ヨン(transmodulat
ion)を決定することができる。従って、体液におけるTNF−BP Iの検
出は、TNF−α産生の増加を伴う病的状態の診断又はそのような診断を確認す
るのに特に有用である。
TNF−α測定に比べて、TNF−BP l測定の一つの利点は、TNF−BP
Iの正常レベルが血清中に見出され、そのために僅かに上昇したレベルでさえ
も検出可能となり診断が達成されるという事実にある。
TNF−αの導入と敗血症及び動物における内毒素(endotoxaemic
)反応の発生との明らかな相互作用にもかかわらず、厳しいグラム陰性感染を患
う患者におけるTNF−αを測定すると相反する結果が生した。このことは、T
NF−αの合成及び分泌をコントロールするメカニズムに関連することを明らか
とした。好適な刺激により活性化された時、TNF−αはマクロファージにより
直ちに分泌され、その後マクロファージはさらなる刺激に耐性であるへきである
。さらに、血漿における半減期は短く、人ではたった15〜17分である。これ
らの現象から、血液系におけるTNF−αの出現はすばやく、短命であり、それ
ゆえに検出が困難であると(\う理由は明らかにされた(ミッチ(Michie
)ら、1988年)。従って、もし血液が正確な時間に患者から採取されないな
らば、TNF−α濃度の増加は分析の瞬間に見出されないであろうと考えられる
。ランプ(La、ntz)ら(1990a)は、TNF−αの注入後、血清中の
TNF−BP lレベルは、血清TNFレベルよりもゆっくりと下降することを
立証した。これの発見により、もしTNF−レセプターンステムの活性化に関連
した、具体的にはTNF−αによる、病的状態の診断を設定するならば、診断を
基礎としtこTNF−BP l濃度の測定は特に都合かよく、ここてTNF−α
レベルは、TNF−HP lレベルと比へるとよりすばやく低下することか示さ
れた。
TNF−BP Iの測定の助けを借りて診断することができる疾患の例として(
よ、グラム陰性又は一般的な細菌の感染、敗血症性ノヨノク、「移植細胞対宿主
J病における組織損傷及び大脳マラリア及び悪液質があげられる。
本発明のイムノアッセイは、もし治療が正確に行われなければ生命を脅かす疾患
である、敗血症性ノヨソクの診断に特に有益である。
モノクローナル抗体tbp−1及びtbp−2に基ついた本発明のイムノアッセ
イにより、TNF4P lは平均濃度的2ug/Iで正常ドナーの血清中に検出
することができる。
上昇したレベルは、ひどい火傷を負った患者の血清中に見出された:非常に高い
レベルは透析患者に見出されたが、慢性多発関節炎患者の血清はTNF−BP
l濃度の上昇を示さなかった。
また、本発明のイムノアッセイは、第一に、尿中のTNF−BP [を検出する
簡単な免疫学的方法を提供するものであり、正常ドナーの尿サンプルにおいて、
平均約2ug力の濃度のTNF−BP lが検出された。
本発明のイムノアッセイは、尿中のTNF−BP Iの濃度を測定することによ
り腎不全のケースに見出されるような、尿と血清において’TNF−BP l濃
度の上昇に相互関係がある病的状態の診断に使用することができる。この方法は
、血液サンプルを要求しないこと及び尿の分析を基礎とした診断を提供すること
ができるという利点を有し、それは患者にとってかなり好ましいことである。
本発明のイムノアッセイに使用することができる「診断」という語句は、また、
TNF−レセブターンステムの活性化に関連する疾患のコース、又は疾患の処置
、例えばTNF−αの抗体を用いた処置に関する治療のコースをモニタリングす
ることをカバーする。また、本発明のイムノアッセイの使用は、TNF−α又は
TNF−βが投与される治療の進行をモニタリングするのに好都合である。これ
らの診断の応用のコースにおいて、体液のサンプルは規則的な間隔をおいて患者
から一般的に採取し、TNF−BP lのその含有量を試験した。
TNF−BP lに結合するのにTNF−α及び/又はTNF−βと競合せず、
TNF−BP Iの防護効果を増す、TNF−BP lのモノクローナル抗体を
本発明に従って使用し、TNF−α及び/又はTNF−βが損傷効果を有する疾
患の治療の範囲内でTNF−BP Iの効果を増強してもよい。(TNF−αに
対するTNF−BP lの防護効果は、比較的弱いことが見出された(ランプ(
Lantz)ら、1990b、ローチャー(Loetscher)ら、1991
年)。
内因性TNF−11P +及び治療用に投与された外因性TNF−BP Iの両
方に関するこれらの抗体の防護効果の強化を利用するために、抗体をそれ自体で
又は治療剤として好適な標品においてTNF−BP lと組み合わされてもよい
。
TNF−α及び’TNF−βに対するTNF−BP Iの防護効果を増強するこ
の種類の抗体の例としてはtbp−を及びtbp−6があげられる。この目的に
関するTNF−BP Iの他の抗体の適性は、バイオアッセイにおいて該抗体を
それらの効果についてTNF−BP lで試験することにより確認される。モノ
クローナル抗体の用量は、TNF−13P Iの量に従って調節され、TNF−
HP Iの量を基準として等モルから約100倍モル過剰量の範囲内であるのが
好適である。
本発明が適用される他の分野は、アフィニティクロマトグラフィによりTNF−
11P +を精製するために固定された形態(immobilised for
m)のモノクローナル抗体tbp−1、tbp−2及びtbp−6の使用である
。
さらに、本発明のモノクローナル抗体、具体的にはtbp−1は免疫プロットに
おいてTNF−BP Iを検出するのに使用できる。
図面の簡単な説明
図トモツクローナル抗体を使用したTNF−BP lのELISA 0図2:血
清及び尿サンプルのTNF−BP IのEL[SAに関する代表的検量線。
図3 : TNF−BP Iの免疫反応性に関するTNF−αの効果。
図4 ヒト血清及び尿におけるTNF−BP l濃度。
図5 サンドイッチELISAにおいてTNF−BP Iを検出するTNF−α
の効果。
図6 細胞障害性バイオアッセイにおけるTNF4P Iの防護効果に対するモ
ノクローナル抗体の効果。
本発明を以下の実施例により具体的に説明する。
実施例1
ヒトTNF−BP lに特異的なモノクローナル抗体の製造a)免疫処置
生後約6週間の3匹の雌性BABL/Cマウスを、EP A2393438に記
載した方法により、以下の計画に従って、均一に精製したTNF−BP lを用
いて免疫した。
第一の免疫:マウスあたり9μgのTNF−OP lを完全フロインドアジュバ
ントにおいて腹腔内投与により投与した。
第二の免疫:第一の免疫の3週間後、マウスあたり9μgのTNF−BP Iを
不完全フロインドアジュバントにおいて腹腔内投与した。
第三の免疫:第二の免疫の5週間後、マウスあたり9μgのTNF−DP Iを
不完全フロインドアジュバントにおいて腹腔内投与した。
8日後、血清サンプルをマウスから採取し、TNF−BP Iの抗体の形成をサ
ンドイッチELISAにより調査した。これを行うためにTNF−BP Iのウ
サギ抗体でコートした試験プレートにTNF−BP lを結合し、マウス免疫グ
ロブリンのベルオキシダーゼ結合ウサギ抗体を用いて特異的抗体を検出した。試
験血清は1:102、l:lo3、■・10′及び1.10″の希釈液において
適用した。3匹のマウスすべてが10’までの希釈液において陽性の反応を示し
た(バックグラウンドの2倍以上の吸収量)。
第三の免疫の約8週間後、最も高いタイターのマウスに3日間連続的に、PBS
中の4μgのTNF−BP Iを用いて追加刺激を与えた このマウスの膵臓細
胞を、次の日にハイブリドーマ細胞との融合に使用した。第3の免疫の8力月後
に、使用したマウスにTNF−BP Iの第4の量(15μg)を追加的に与え
、7週間後に追加刺激を与えたこと以外は、第二の免疫を同様の方法で行った。
b)融合:
最後の注射1日の後、マウスの膵臓を滅菌条件下で取り出し、機械で切り(ch
op up)、血清のない培地(RPMI 1640)で洗った。約10″個の
膵臓細胞を、コーラ−(Kohler)及びミルスタイン(Mi l5eein
X1975年)の方法を用いて、PE04000の存在下において約5刈0’
P3X63Ag8.653 BALB/cメラノーマ細胞と融合した(キルニー
(Kearney)ら、1979年)。その後、該細胞をHAT−選択培地(ペ
ニシリンGナトリウム100U/+nl 、ストレプトマイノン50[J/ml
及び20%FC5−10−’Mヒポキサンチン、4 Xl0−’Mアミノプテリ
ン及び1.6 Xl0−’Mチミジンで補ったRPMI 1640)に呼濁し、
[フィーダーレイヤー(Feeder Layer)」としてマウス腹膜細胞
を含有する16の96−ウェルミクロタイタープレートに分配した。11日後、
上清を取り出し、抗体産生について試験した。選択培地において成長した工50
0培養物のうち、90%以上のものがハイブリドーマの発育を示した。
C)ハイブリドーマ培養残留物のスクリーニング特に規定しない限り、以下の緩
衝液をすべてのELISA実験に使用した。
コーティング緩衝液・0.05M炭酸カルシウム p)19.6洗浄媒体ゴヤe
en20を0.5g/lて含むpH7,4のリン酸緩衝食塩溶液(PBS)試験
緩衝液:ウシ血清アルブミン(5g/I)及びTween 20 (0,5g/
l)を含むPBS基質溶液: 0.05Mクエン酸カリウム中、テトラメチルベ
ンジンヒドロクロライド(0,1g/l)及び過ホウ酸ナトリウム(0,05g
/l)、pH5,0停止溶液(Stopping 5olution) + 2
M 硫酸96−ウェルのイムツノアッセイプレートを、■・3000の血清希釈
液(50μm/ウェル、4℃で一晩又は37°Cで1時間インキュベーション)
に相当する濃度のコーティング緩衝液中、硫酸アンモニウム沈澱物(50%飽和
)で部分的に精製した耐F−BP Iのウサギ抗体でコートした。そのプレート
を一度洗い、周囲温度で1時間、試験緩衝液で遮蔽した。その後ハイブリドーマ
残留物(50μl)を抗原(50μI、試験緩衝液中lOμg TNF−BP
l/l)と−緒に加え、その皿を2時間周囲温度でインキュベートした。それら
を一度洗い、マウス免疫グロブリンのベルオキシダーゼ結合ウサギ抗体の溶液(
I)AXO、デンマーク、試験緩衝液の1:5000の希釈液、50μm/ウェ
ル)を加え、プレートを周囲温度で2時間インキュベートした。その後、それら
を3回洗い、基質溶液200μlを各ウェルに加えた。20〜40分後、50μ
Iの停止溶液を加えることにより反応を止めた。その溶液の吸収量を、陰性コン
トロールとしての培養培地及び陽性コントロールとしての希釈マウス免疫血清を
使用し、450nm (標準: 690nm)の波長でELISAリーダーにお
いて測定した。第一の免疫処置で調査した培養物のうちたった2つが、いずれか
の抗体産生を示した(TBP−1及びTBP−2) :第二の融合は第三の抗体
−陽性細胞系(TBP−6)を生じた。
該陽性培養物を、約25日後にHAT−培地からHT−培地に移し、さらに10
日後、それらを正常培養培地(RPMI 1640 完全、1%抗生物質、10
%L−グルタミン、lO%FC3)に移した。
d)ハイブリドーマのクローニング
陽性培養物を制限希釈方法によりクローン化した。)008mの培地が細胞1つ
を含むように希釈を行い、その後96ウエルの皿のウェルをこの容量で充たした
(全部で3つの皿を調製し、前の日に各ウェルをマウス腹膜マクロファージ懸濁
液100μ(で充たした。)。培養残留物を上記のようにELISAにより試験
した;各培養物から得た陽性クローンを貯蔵し、増やし、凍結させた。
e)モノクローナル抗体の産生
in V!VOにおいて抗体を産生ずるために、約lO7細胞を各ハイブリドー
マ培養物から取り、0.5mlの不完全フロインドアジュバントであらかじめ2
日又は3日処理したBALB/cマウスの腹膜組織内に注入した。約10〜14
日後、腹水を取り出した。形成したモノクローナル抗体を硫酸アンモニウム沈澱
物により精製し、その後キャリヤー結合タンパク質−Gのアフィニティクロマト
グラフィを行った。
細胞培養における抗体産生のため、ウシ胎児血清(Fe2)をタンパク質−Gセ
ファロースのクロマトグラフィにより精製し、ウシIgGを除去した;この血清
調製物をハイブリドーマ培養物に5%濃度において使用した。抗体を、タンパク
質〜G−セファロースを使用して培養残留物から再び単離した。代わりの方法と
して、細胞を血清を含まない媒体(血清フリー(serum−free)及びタ
ンパク質フリー(protein(ree)のハイブリドーマ媒体、Messr
s、 SIGMA 、カタロ外o、 5−2772、IJSA)において成長さ
せ、さらに抗体をタンパク質−〇−セファロースのクロマトグラフィにより同様
に単離した。
実施例2
モノクローナル抗体の特性決定
抗体のサブアイソタイプ(subisojype)を、ベルオキシダーゼ結合ウ
サギ抗体(セロチック、オックスフォード、GB)を使用して決定した。tbp
−1及びtbp−6はIgG1−抗体であるのに対し、Ibp−2はIgG2=
抗体であった。
ウェスタンプロットにおいて、3つの抗体すべてはTNF−BP Iを認識した
; tbp−1は強い反応性を示し、tbp−2はより小さな強さで反応したが
tbp−sは非常にわずかな着色を生したのみてあった。
抗体により認識されたエピトープを決定するために、3つの抗体tbp−1、t
bp−2及びtbp−s及び抗体H398てあって可溶化したTNF−レセプタ
ーで免疫することによりト・−マ(Thoma)ら(1990年)により開発さ
れたものをセイヨウワサビのペルオキシダーゼに結合し、El、ISAにより特
性決定した・試験プレートを非標識抗体(10mg/りの一つでそれぞれコート
し、その後抗原の一組の希釈液を加え、その後酵素結合抗体の一つを施した。こ
の実験は可能なかぎりの取りあわせて行った〔図、1:A:tbp−1;B:t
bp−2、C: tbp−6、[) : H2O2゜印は、ペルオキシダーゼ結
合体を示す tbp−1(黒丸) 、tbp−2(黒四角) 、tbp−e (
黒三角)、8398 (白丸)〕。各抗体種のとれも「サンドイッチJを形成可
能でないことが見出され、そのことは抗原がモノマーの形態において存在するこ
とを示していた。
抗体tbp−1とtbp−2、tbp−6又はH2O2の組合せ及びtbp−2
とtbp−6又はtbp−6とH2O2の組合せは用量依存シグナルを生ずるこ
とが可能であったが、H2O2と結合したtbp−2は反応しなかった。このこ
とから、抗体はTNF−BP 1分子の3つの異なるエピトープを認識すると結
論づけられた;tbp−2及び旧98は同一かオーツく−ランプしたエピトープ
に結合した。さらなる開発のため、試験の取りあわせを、jbp−1がコーティ
ング抗体を構成し、tbp−2がペルオキシダーゼ結合抗体を構成するものから
選択した。
実施例3
酵素結合イムノソルベントアッセイ(サンドイッチ−ELISA)の開発ヒト血
清中のTNF−BP lを検出するELISAの使用に照らし、まず、すべての
様々な培地を、サンプル及びスタンダードに希釈培地としてのそれらの適性につ
いて調査した。Fe2及びウソ血清の両方が使用可能な用量−活性曲線を生成し
たが、貯蔵した正常ヒト血清は非常に高いブランク値を示した。この現象は、非
特異的反応性又は抗原の存在によるかとうかをチェックするために、固定したT
NF−αを含むアフィニティカラムにヒト血清をとおした。クロマトグラフィカ
ラムのスルーフロー(throughflow)を希釈媒体として使用した時、
ブランク値は、ウシ血清で得られたものとほぼ等しかった。このことは、正常ヒ
ト血清が、免疫反応性かつ生物学的活性なTNF−DP Iを含むことを示して
いた。使用した血清プール中のTtllF−BP lの濃度は約lμg/lと評
価された。50%ウシ血清を用いて描いたスタンダードカーブは、TNF−BP
lが除去された50%ヒト血清のものと区別できなかった。
従って、前者の培地をその後の試験ずへてに使用した(使用したウソ血清の供給
物のすべては様々な会社から得られ、そのうちの二つのみが好適であることが分
かった:他のものすべては繁殖性が乏しいことを示した。)。
標準方法に従って試験を設定し、行った。
まず、血清中のTNF−DP Iを測定するアッセイを開発するための予試験に
おいて、いわゆる2段階アッセイ、即ちその後に洗浄工程が続くサンプルのイン
キュージョンと、該抗体−酵素結合体を用いたインキュベーションが別々に行わ
れる方法には、より速くより好都合な1段階方法を越える利点はないことか見出
された。
さらに、予試験は、コーティング抗体の濃度を多様にするためカリ免疫反応のイ
ンキュ−ジョン時間を多様にするために行われた。
最適化したアッセイを行い、血清中のTNF−BP Iを以下のように測定した
:96ウエルのイムノアッセイプレートを、コーティング緩衝液中3mg/Iの
濃度のモノクローナル抗体tbp−1でコートした(4℃で一晩又は周囲温度で
1時間;100μl/ウエル)。ウェルを一度洗い、残っている結合部位を、周
囲温度で1時間、200μlの試験緩衝液で遮蔽した。他の洗浄サイクルの後、
列2及び11のウェルに100μlの50%ウシ血清150%PBSを入れた。
TNF−BP Iの標準溶液(実施例1aを参照されたい。20μg/lの50
%ウシ血清150%PB5.100μm)を、A2及びAllのウェルにピペッ
トで移した:比l:2の段階希釈液を、列2及び11のウェルに直接作成した。
他のすべてのウェルにPBS 50μlを加え、血清サンプルを2度ピペットで
移した(50μl/ウエル)。試験緩衝液中のペルオキシダーゼ結合抗体tbp
−2の溶液50μmを、好適な希釈液が予試験において確認された後に、すべて
のウェルに入れた。(セイヨウワサビペルオキシダーゼに対する抗体の結合(ベ
ーリ:/ガーマンハイム)をウィルソン(Wilson)及びナカネ(Naka
neX1978年)により記載された方法に従って行った。)。プレートを、プ
レート振動装置(plate vibrating apparatus)にお
いて、周囲温度で3時間インキュベートした。
その後、プレートを3回洗い、基質溶液(2001zl )加え、50μmの停
止溶液を添加することにより反応を止め、吸収量の値を上記のように測定した。
サンプルにおけるTNF−BP Iの濃度をTi tercalcプログラム(
Hewlett Pa、ckard)を使用して計算した。
検量線をプロットする時に10%FC3を含む細胞培地を使用し、サンプルを希
釈せすに使用したこと以外は、細胞培養残留物を分析するために同様の方法にお
いてアッセイを設定した。
改良(2段階)方法を尿中のTNF−BP lを測定するために開発した。この
必要性は、いくつかのサンプルの低いpH値及び試験の妨げとなる他の説明され
ない因子のために生した。pH値により引き起こされる影響は、緩衝能力か不十
分なために標準試験緩衝液により補うことかできなかった。最も酸性の強いサン
プル(pH5)でさえ中性のpHにまで引き上げることができることを確実にす
るために、強いリン酸緩衝液(0,5M)か必要であった。この測定は、いくつ
かのサンプルかなお繁殖性の乏しさを示す場合には、十分てはなかった。この問
題は2段階試験方法を使用することにより解決された(サンプル及び結合体の継
続的なインキュベーション)、血清アッセイについて記載したようにプレートを
コートし、遮蔽し、洗った。その後、05モルのリン酸ナトリウム緩衝液pH7
,4中、ウシ血清アルブミン(5g/l)及びTween20(0,5g/19
からなる溶液を、プレート中のウェルにピペットを用いて移した(50μI/ウ
エル)。その検量線を、同し溶液を用いて描いた。
その後床サンプル(50μI/ウェル:測定を2度行った)を加え、プレートを
振動装置上で2時間インキュベートした。その後、プレートを洗い、試験緩衝液
中の酵素結合体の溶液100μIを加え、その後インキュベーションをさらに2
時間行った。プレートの最終処理及びTNF−BP Iの定1的測定を血清試験
について上記したように行った。
一般的な検量線を図2に示した(黒丸 血清サンプル、白丸:尿サンプル):そ
れは、0.3〜IOμg、/1の濃度範囲においてTNF−BP Iの定量的測
定を認めた。ブラインドの値に3つの標準偏差を合わせたものに相当するシグナ
ルを生しる濃度として定義した血清中の検出可能な最低量を、0.2μg/I
(独立したア・ンセイの平均)と測定した。1mg/l(標準試験範囲と比較し
て100倍過剰な量)までの濃度においてこ大1フ・lり(high−dose
hook)j効果(過剰の抗原)は見出されなかった。尿サンプルの試験の感
受性は、比較可能であった。細胞培養サンプルの感受性は、これらのサンプルか
希釈されないで使用されるので、約O1μg/lである。
血清アッセイの正確性を、6つの異なる試験において2及び10μg/の濃度の
TNF−BP lを含む血清サンプルを分析することにより試験した。アッセイ
内(intra−assay)変動係数はそれぞれ4.7%及び5.9%であり
、アッセイ間(inter−assay)変動係数はそれぞれ6.6%及び7.
5%であった。直線性を、血清中のTNF−BP Iの一組の外部2倍希釈液(
0,3〜lOμg/I濃度)を調査することにより測定し、測定した値の回帰直
線を、予期した値と比較することにより実験により計算した。
3つの独立した試験において、相関係数0.998〜lを得た。
血清アッセイによるTNl”BP Iの検出を、外因性TNF−BP Iを7の
正常ドナーの血清に二つの異なる濃度(1及び5μg/l)において加えること
により調査した。この実験は、すべてのサンプルが様々な濃度の外因性TNF−
OP Iを含んでいたという事実により、さらに困難になった:従って、検出率
を計算する前にこれらの値を引かなければならなかった。平均検出率は、lμg
/Iにおいて83±15%であり、5μg力において85±13%であることが
見出された(範囲:それぞれ62〜101%、65〜105%)。
外因性TNF−BP lを加えた14の尿サンプルにおける改良尿アッセイによ
るTNF−DPIの検出を、血清サンプルに関して行ったものと同様の方法で調
査した;公称濃度5μg/lに関する平均検出率は83±15%であった(範囲
=52〜104%)。
TNF−レセプターの生理学的リガンドがTNF−BP lの抗体との相互作用
に影響を及ぼすかどうかを測定するために、増加した濃度の組み換えTNF−α
(グレー(Gray)ら、1984年)及び組み換えTNF−β(ペン二カ(P
ennica)ら、1984年)の存在下、それぞれの場合E、 Cot i
から、かつ99%より高い純度で、一定の濃度のTNF−BP 1(5μg/I
)を用いてELISAを行った。図3から分かるように(Cは、TNF−BP
1を含まないアッセイのバンクグラウンドを示すものである。)、TNF−αは
、10μg/1以上の濃度の抗体とTNF−BP lの反応を阻害する;これに
対して、TNF−βは、非常に高い濃度(100ff1g/lまて)でさえも活
性を示さなかった。
実施例4
TNF−BP lの安定性
a)血清中の安定性
貯蔵した正常血清の濾過−滅菌サンプルを、様々な温度で24時間貯蔵した。さ
らにサンプルを何回かの凍結/解凍サイクルにかけた。表1から分かるように、
37℃におけるインキュベーションも、繰り返した凍結及び解凍のいずれも、T
NF−BPIの免疫反応性に影響を及ぼさなかった。サンプルは、外因性TNF
−BP l (サンプルl:1.2μg/l)を含む貯蔵したヒト血清及び外因
性TNF−BP Iを加えた同じ血清サンプル(サンプル2 最終濃度5μg/
l)からなるものであった。
b)尿の安定性
試験をa)に明記したように行った。pl(値が広範囲な3つのサンプルを調査
した。
表Iから分かるように、凍結及び解凍の後、TNF−BP Iはすべてのサンプ
ルにおいて安定であった。すべてのサンプルは、どのような活性も失うことなく
、37℃までの温度で24時間貯蔵することができた。尿サンプルを3つの異な
るドナーから得た(サンプルトpH5,1,1,9μg/l;サンプル2:pH
5,9,4,0μg/I ;サンプル3:pH7,2,3,7μg/l)。rn
d」は、「測定せず」を示す。
実施例5
ヒト血清におけるTNF−BP lの検出42の正常ドナー(血液ドナー及び実
験スタッフ)から得た血清を、実施例3に記載した血清サンドイッチELISA
を使用して調査した。TNF−BP l濃度は、0.5〜5.4μg/lて様々
であり、平均は2.11.tg/Iであった(標準偏差1、Of1g/l ;図
4)。同時に得られる血清、EDTA−血漿、クエン酸加血漿及びヘパリン血漿
は、二人から入手可能であった。 TNF−BP l濃度は有意に異なっていな
かった(ドナーA :17.2.0.1.6及び1.9μg/I ;ドナーB:
1.8.1.8.1.8及び1.9μg/I)。慢性多発性関節炎の15人の患
者の血清中のTNF−BP 18度は、健常人のもの(2,3±0.79μg/
l ;範囲 1.2〜3.9μg/l)とは有意に異なっていなかった。有意に
上昇したレベルは、厳しい火傷を負った患者の血清に見出されたく6.5±1.
7 ttg/I :範囲: 3.1〜9.1 μg/I : n=1cl)、腎
不全患者(n=6)は、20〜69I1gハの範囲の著しく高い濃度を示した(
平均上標準偏差・49±17μg/I)。
実施例6
尿サンプルに特異的な実施例3において開発したサンドイッチELISAを使用
して、16の正常ドナーの尿サンプルのTNF−BP l:a度を測定した。そ
れは、0.78〜4.3μg/lで多様であった(平均上標準偏差−2,2±1
.2μg/l)。雌性(2,1=1.4 ug/I : n=9)と雄性(2,
2±1.0 μg/l ; n=7)のドナー間に有意な差は見られなかった。
実施例7
ヒト細胞系由来の培養残留物中のTNF−BP lの測定開発したELISAが
ヒト細胞培養により製造されたTNF−BP Iを検出するのに好適かどうかを
測定するために、−組の細胞系を調査した。一般的に、新鮮な培地での希釈又は
付着細胞の通過の数日後、培地(10%FC5を含む)を濃密な培養物がら採取
した。10%FC3を含有する培地を、標準希釈液として使用した:アッセイを
一段階方法により行った。TNF−BP lは、細胞系A349 (肺癌; 1
.1 μg/I)、HeLa(子宮癌(cervical cancer)+0
.38μg/l)及びNamlwa(バーキットリンパ腫、 0.25μg/l
)の残留物に検出可能であったが、細胞系U937 (細網肉腫) 、EoL−
3(好酸球白血病) 、Raji (バーキットリンパ腫) 、I(L−60(
骨髄性白血病) 、U266 (骨髄腫)及びLuKI+(エプスタインバーウ
ィルスにより永遠性が与えられた(imnortal 1sed)B−細胞系リ
ンパ芽球腫細胞系)において検出制限値以下であった。初期の結果によると(ラ
ンフ(Lantz)ら、1990b)、TNF−β(10μg/l)の存在にお
いて培養されたHL−60細胞は、増加した量のTNF−BP Iを放出したこ
とが観察された:この処置の4日後、0.45μg/Iの濃度が達成された。
実施例8
a)TNF−BP lに対する抗体の結合におけるTNF−αの影響の測定TN
F−αがTNF−BP lに対する抗体の結合に影響するかどうかを測定するた
めに、一段階サンドイッチELISAを、多くの異なる取りあわせにおいて行っ
た。モノクローナル抗体の一つを、抗原をぬぐい取るためのコーティング抗体と
して使用し、一定の量のTNF−BP Iを様々な濃度のTNF−αの存在下に
おいて使用し、さらにセイヨウワサビのペルオキシダーゼで標識した第二のモノ
クローナル抗体を使用した。
ELISAを、実施例3に記載したように実質的に行い・プレートをコーティン
グ緩衝液中のloug/mlの抗体でコートし、洗浄し、試験緩衝液で遮蔽した
。(様々な濃度のTNF−αの存在下、)最終濃度5 ng/mlのTNF−B
P l及びペルオキシダーゼ結合抗体を用いた一段階インキ、ベーノヨノを試験
緩衝液において周囲温度で3時間行った。その後プレートを洗浄し、基質溶液で
発育させ、その後反応を止め、吸収量をプレートリーダーにおいて450μmで
測定し、690runにおける吸収量を引いた。これらの実験結果を図5に示し
た:表A−Dは、抗体jbp−1、tbp−2、tbp−6及びH2O2でコー
トしたプレートの結果を示した:印は、抗体tbp−1(黒丸)、tbp−2(
白丸) 、tbp−6(黒長方形)及びH39B <自長方形)のペルオキシダ
ーゼ結合体を表すものである。バックグラウンドシグナル(TNF−BP lを
含まないもの)をCて示した。抗体tbp−1及びtbp−6の組合せて得られ
たシグナルは、試験した最も高いTNF−α濃度により影響されなかった(10
μg/ml)。対照してみると、tbp−2又はH2O2を含むすべての組合せ
は、TNF−αに感受性であったが、異なる用量−活性比を示した。(これらの
結果は、H2O2及びtbp−2がTNF−α結合部位に関連したエピトープを
認識するのに対し、tbp−1及びtbp−6が独立したエピトープを定義する
ことを示すものである。)
b)TNF−BP Iに対する抗体の結合におけるTNF−βの影響の測定アッ
セイを、a)に記載したような、TNF−βに関するモノクローナル抗体tbp
−1及びtbp−6を用いて行った。また、TNF−βの場合、10μg/ml
の濃度ではアッセイは妨害されないことが見出された。
実施例9
モノクローナル抗体の生物学的活性を測定するための細胞毒性バイオアッセイa
)TNF〜αに対するTNF−BP Iの防護効果に関する抗体の影響TNF−
αの細胞毒性活性を、1986年にクラ−7−(Kramer)及びカルバ−(
Carver)により記載された方法を使用して本質的に測定した。この目的の
ため、マウスL−M細胞(ATCCCCL ]、、 2)をミクロタイタープレ
ート中で一晩培養し、TNF−α標品を、一連の2倍希釈液に加え、アクチノマ
イシンDを加え、最終濃度1μg/mlを得た。
このプレートを39°Cで18〜20時間インキュベートし、細胞を0.5%ク
リスタルバイオレフトで染色し、吸収量を540r+mで測定された。(細胞の
コントロール及びブランクの値は、各プl/−トにおいて4倍で提供された)。
定義により、細胞の50%を除去する溶液は1ユニット/mlを含むものである
。アッセイ条件下において、使用した組み換えヒトTNF−αの特異的活性は5
X107ユニット/mgタンパク質であった。4刈04 E/mlの固定化した
活性を有する86/659(NIBSC1英国)であるTNF−αに関する参考
標品は、5 X 104 E/mlを示した。中和アッセイを、一定の量のTN
F−α(最終濃度20 E/ml)及び/又はモノクローナル抗体と1時間37
°Cて、培地中、TNF−BP lの段階希釈液をプレインキユベーティングす
ることにより行った。その後、培養液をプレートから移し、ブレインキュベート
したTIIIF−α/TNFBP I/抗体溶液を100μmの量において細胞
に加えた。プレートを上記のようにインキュベートし、染色した。細胞(ED5
0)に関する50%防護効果を示すTNF−BP 1濃度を図から測定した。行
ったバイオアッセイの結果を図6に示した:印は以下の結果を示すものである・
TNF−BP lのみ(黒丸:破線)、以下の濃度で抗体と合わせたTNF−B
P l、0.O1μg/ml (白玉角) 、0.1 μg/ml (黒三角)
、1 H/ml (自長方形) 、IOμg/ml (黒長方形)又は100
、czg/ml (白丸)。
一定の量のTNF−α(20細胞毒性ユニツ)ヅmlに相当する400μg/m
l)の存在において、半一最大防護(half−maximum protec
tion)は、270±44ng/mlのTNF−BP l濃度(6つの独立試
験の平均)が得られることが見出された。モノクローナル抗体tbp−2をTN
F−BP lと一緒に加えた時、TNF−BP lの防護効果が減少した:抗体
濃度1、IO又は100μg/mlにおいて、半一最大防護に要求されるTNF
−BP Iの濃度は、それぞれ380.1.000及び1.2.000μg/m
lに増加した。H2O2は、TNF−HP Iの防護効果を同様の程度にまで減
少した(最終値、840.3.800及び> 20. OOOng/ml )。
(TNFを含まずに100μg/mlまでの量のこれらの抗体を用いた細胞を処
理することにより、いかなる種類の細胞毒性活性も生じなかった;また、抗体は
、TNF−BP lを含まずにTNFの細胞毒性に対して細胞を防護しないこと
が見出された。)しかし、驚くべきことに、抗体tbp−1は、TNF−HP
Iの防護効果を増加した。
]00ng/mlまでの抗体濃度において、細胞は、40μg/mlという低い
用量においてTNF−BP lにより完全に保護された。jbp−6は同様であ
ったが、定量的には活性はより低かった(この抗体はELISAにおいて低い活
性を示し、低い親和性を有すると仮定される)。過剰な量の抗体(10μg/m
l)の存在下、半−最大保護は、TNF−BP l濃度7.3±0.5μg/m
1(tbp−()又は53±13ng/ml (fbp−6)において見出すこ
とができ、それらは(4つの実験において行われるタイトレーンヨンにより立証
された)防護効果において約40倍又は5倍の増加に相当するものである。同じ
TNF−α濃度であるがTNF−BP Iを含まないで行われるコントロール試
験において、抗体は活性を示さなかった。
b)TNF−βに対するTNF−BP Iの防護効果についての抗体の影響a)
に記載したように行われるL−M細胞を用いたバイオアッセイにおいて、TNF
−βの細胞毒性活性は、TNF−αのものよりも高かった(300 E/ng対
50 E/ng)。また、TNF−BP lは、TNF−βの同じ細胞毒性量(
66pg/mtに相当する20 [!/ml)に対する細胞毒性効果の阻害を示
したが、要求される用量は少なくとも10倍という多量なものであった(ED5
0=3.800ng/mlであり、TNF−aの270ng/mlと比較される
)。抗体tbp−1及びtbp−6(10μg/ml)の添加は、TNF−αに
関するものと同様の範囲にまで防護効果を増強した:半−最大防護効果は、それ
ぞれ53ng/ml及び500ng/mlに達成された。
表1
血清及び尿におけるTNF−BP Iの安定性処理 %検出
血清 尿
サンプルl サンプル2 サンプルI サンプル2 サンプル3貯蔵温度
一20℃ 100 100 100 100 100+ 4℃ 98 100
97 105 105+20℃ 100 98 100 112 109+37
℃ 98 91 110 107 89凍結/
解凍サイクル
5 92 104 nd 94 99
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N汁帝
Fig−2
TNF−BP I (μg/L)
Fig、3
τNF−α (ng/L)
Fig−5
Fig−6
喜訃殆 喜蔀萄
フロントページの続き
(51) Int、 C1,5識別記号 庁内整理番号Cl2N 15106
GOIN 33153 D 8310−2J331577 B 8310−2J
//(C12P 21108
CI2R1:91)
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