JPH06508148A - 肝細胞成長因子及びγ−インターフェロンによる肝細胞成長刺激 - Google Patents

肝細胞成長因子及びγ−インターフェロンによる肝細胞成長刺激

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JPH06508148A JP5500867A JP50086793A JPH06508148A JP H06508148 A JPH06508148 A JP H06508148A JP 5500867 A JP5500867 A JP 5500867A JP 50086793 A JP50086793 A JP 50086793A JP H06508148 A JPH06508148 A JP H06508148A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 肝細胞成長因子及びγ−インターフェロンによる肝細胞成長刺激発明の分野 本発明は肝細胞再生における肝細胞成長因子(HGF−)誘発刺激に関する。
より詳細には、本発明はこの刺激におけるHGF及びγ−インターフェロン(I FN−γ)の相乗的な相互作用に関する。
従来技術 肝障害は、劇症肝不全、肝炎、部分的肝切除、硬変、肝細胞移植、人工肝臓の移 植など、多くの急性及び慢性的な臨床症状に起こる。多くの場合、肝臓の再生は 患者の延命にとって大切である。
肝細胞は良好な再生能を有している。部分的肝切除術の後では肝臓のサイズは約 6日以内に元の大きさに正確に復元するのが通常であることが知られている。
肝(肝細胞)の再生は自己分泌又は傍分泌起源の種々の成長刺激と成長阻害サイ トカインによって制御されていると考えられるが、これらの因子の正確な役割及 び作用機序は完全には理解されていない。
単離された肝細胞におけるインビトロDNA合成は、インスリン様成長因子−I  (IGF、) 、表皮性成長因子(EGF) 、α型トランスフォーミング成 長因子(TGF−(IZ)などの成長因子によって刺激され、β型トランスフォ ーミング成長因子(TGF−β)族の要素及びトランスフェリン(アクチビン) によって阻害されることが見いだされている。最近になって肝細胞成長因子(H GF)と呼ばれるさらなるタンパク質が一次肝細胞の完全なマイトジェン(分裂 促進因子)であることが示された。肝臓に実験的損傷を与えた後及び劇症肝不全 の患者ではHGFの血清レベルが急速に上昇するという観察結果は、そのHGF がインビボにおいて肝再生の重要なメディエータ−であることを示している。
HGFは部分的に肝切除されたラットの血清からナカムラらによって精製された [Bioches、Biophys、Res、Comm、 122: 1450 −1459 (1984)] o次いで、HGFはラットの血小板から精製され 、そのサブユニット構造が決定された[ナカムラら。
Proc、Natl、Acad、Scj、、U、S、A、、 83.6489− 6493 (1986):及びナカムラら、 FEBS Letters 22 4.311−316(1987)コ。ヒト血漿からのヒトHGF (hHGF) の精製はゴーダ(Gohda)らによって初めて記載されたrJ、clin、I nvest、 81.414−4!9 (1988)]。ゴーダらに報告された 結果によれば、hHGFはヒト表皮性成長因子(hEGF)又はインスリンより も培養肝細胞増殖の刺激が効果的であり、hHGFの効果とhEGF及びインス リンの最大効果とは「相加的又は相乗的」である。
同様に、Zarnegerら、 Cancer Re5earch 49.33 14−3320 (1989)は、初期の文献にて特徴付けされた、hHGFと 非常に類似した性質を有するヒトへバトポイエチンA (HPTA)と呼ばれる ポリペプチド成長因子の精製を開示している。この著者らはこれら精製タンパク 質のアミノ酸配列を明らかにしていないので、上記2つの因子間の構造類似性の 程度は知ることができない。
ヒト血漿から精製されたhHGFから得られる部分アミノ酸配列を使用し、hH GFcDNAのヌクレオチド配列及びhHGFタンパク質の推定アミノ酸配列な どの分子クローニング及びhHGFの発現がミャザヮら、 Biochem、B yophys、C。
am、 163.967−973 (1989)及びナカムラら、 Natur e 342.440−443 (1989)に報告されている。この報告された 配列は幾つかの部位が相違している。ナカムラら(前掲)はhHGF及びhEG Fの効果を相加的なものとして記載している。
ラットHPTAのN−末端アミノ酸配列がZarnegerら、 Bioche m、 Byophys、 Col1+m。
塵、 1370−1376 (1989)に記載されている。
hHGF cDNAは、分子質量(molecular mass、 M)約8 2,000であり異種二量体であり、440アミノ酸(M、69,000)の大 きなα−サブユニットと234アミノ酸(M、34,000)の小さなβ−サブ ユニットから構成される728アミノ酸ポリペプチド(プレープロhHGF)を コードしている。このα−及びβ−鎖は共にプレープロ前駆タンパク質をコード する1本鎖オープン解読枠に含まれていることが、hEGF cDNAのヌクレ オチド配列から判明した。成熟h HG Fの推定−次構造では、α−鎖のCy s487とβ−鎖のCys604との間に輪間S−8架橋が形成されている[ナ カムラら、 Nature、前掲〕。α−鎖のN−末端は54アミノ酸に後続し 、メチオニン基から開始する。このセグメントにはシグナル配列及びプレ配列が 包含される。α−鎖はアミノ酸(a a)55から始まり、4つのクリングルド メインを含有する。クリングル1ドメインはα−鎖の約128アミノ酸から約2 06アミノ酸まで伸長し、クリングル2ドメインは約2117二ノ酔から288 アミノ酸間にあり、クリングル3ドメインは約303アミ7ノ酸から約383ア ミノ酸にまで伸長するものとして規定され、クリングル4ドメインはa−鎖の約 391アミノ酸から約4647ミノ駿にまで伸長する。これら種々のクリングル ドメインの規定は他のタンパク質(プロトロンビン、プラスミノーゲン)のクリ ングル様ドメインとの相同性に基づくものであり、従ってこれらの限定は大体の ものに過ぎない。HGFβ−鎖にはセリン−プロテアーゼ様ドメインが包含され る。ヒト白血球から単離されたcDNA部分では、15塩基対の枠内(in f rame)欠失が観察された。CO3−1細胞におけるこのcDNA配列の一時 的発現によって、クリングル1ドメイン内にて5アミノ酸が欠けたコード化HG F分子は完全に機能的であることが判明した[5ekiら、Biochet a nd Biophys、 Res、 Com1un、 172.321−327  (1990)] oこの変異体は「デルタ5 HGFJと命名されている。H GFは4つの推定グリコジル化部位を含有し、それはα−鎖の294位及び40 2位に、並びにβ−鎖の566位及び653位に位置している。
免疫インターフェロンとも呼ばれるγ−インターフェロン(IFN−γ)は、イ ンターフェロン−α及び−βの抗ウィルス及び抗増殖特性を示すが、これらのイ ンターフェロンとは対照的にpH2にて不安定である。IFN−γはリンパ球の マイトジェン誘導の際に元々は産生された。IFN−γの組換え生産はGray %Goeddel及びその共同研究者によって最初に報告され[Grayら、  Nature 295.503−508 (1982)] 、それは米国特許第 4,762.791号、第4. 929. 544号、第4,727.138号 及び第4.925,793号に記載されている。
大腸菌(E、coli)にて産生されるGray及びGoeddelの組換えI FN−7は146アミノ酸から構成され、その分子のN−末端部分はCysTy rCys配列から開始されている。その後、天然のIFN−γ(即ち、ヒト末梢 血リンパ球のマイトジェン誘導によって惹起され、次いで精製されたもの)はG rayら[前掲]が帰属したCysTyrCys N−末端を欠くポリペプチド であることが見いだされた。
IFN−γは細胞生育阻害のための検定においてIFN−α又はIFN−βと[ EP107.498、Czarnieskira、 JJirology 49  (1984)] 、及びリンホトキシンと[EP128,009] 、及びI L−2[米国特許第5. 082. 658号]と相乗効果を示すことが示唆さ れた。ヒトインターフェロン及びTNFを含有する相乗的な細胞毒性組成物が米 国特許第4,650,674号に記載されている。
発明の概要 本発明者らは、劇症肝不全などの肝障害をもたらす特定の臨床状態では患者の血 清中に高濃度のHGFが検出されるが、多くの場合、肝再生は起こらず、又は満 足いくほどのものでないことを見いだした。本発明者らはさらに組換えHGF( rHGF)の活性に及ぼす種々のタンパク質の効果を調べ、IFN−γカHGF と相乗作用し、−次ラット肝細胞の増殖性を増大させることを見いだした。
本発明は、特に肝細胞増殖の増大と共同的なHGF及びTFN−γの意外な相乗 作用という認識を基礎としている。
本発明は1つの局面として、生物学的に有効な量のHGF及び相乗的に有効な量 (相乗作用を示す有効量)のIFN−γを、必要としている患者に投与すること によってHGFの生物学的活性を増大させる方法に関する。
別の局面では、本発明は肝細胞の増殖を増大させる方法であって、このような処 置を必要とし、内生の肝細胞成長因子(HGF)の血清レベルを上昇させること が必要な哺乳動物患者に、肝細胞増殖の加速を誘発するに有効な量のγ−インタ ーフェロン(ガンマインターフェロン、IFN−γ)を投与することを特徴とす る方法に関する。
また、本発明は別の局面では、肝細胞の成長刺激及び内生HGFの血清レベルの 上昇を必要としている哺乳動物患者に相乗的に有効な量のIFN−γを投与する ことを特徴とする、肝細胞に対するHGFの分裂促進活性を増大させる方法に関 する。
さらに、本発明は肝細胞増殖を増大させる方法であって、このような処置を必要 としてい哺乳動物患者に、肝細胞増殖を誘導するに有効な量のHGF及び相乗的 に活性な量のIFN−γを投与することを特徴とする方法に関する。
また、別の局面として本発明は、必要としている哺乳動物患者の肝細胞の成長を 刺激するための方法であって、 (a) 該患者の血清中HGF濃度を測定し、(b) 該HGF濃度と同じ哺乳 動物種の血清中の正常なHGF濃度とを比較し、そして、 (C) 該HGF濃度が該正常HGF濃度よりも高い場合に該患者に相乗的な量 のIFN−γを投与し、又は (e) 該HGF濃度が該正常HGF濃度と同じか、又はそれよりも低い場合に 該患者に治療学的に有効な量のHGF及び相乗的な量のIFN−γを投与するこ とを特徴とする方法に関する。
本発明はまた、治療学的に有効な量のHGF及び相乗的な量(相乗作用を示す量 )のIFN−γを含有する、肝細胞再生の刺激に使用される組成物に関する。
本発明はさらに、HGF誘発性の肝細胞増殖に対する成長インヒビターの効果を 補償するための方法であって、肝細胞成長の刺激を必要としている哺乳動物患者 にHGFと相乗作用を示す量のIFN−γを投与することを特徴とする方法に関 する。
図面の簡単な説明 第1図は、−次ラット肝細胞培養物の肝細胞増殖を増大させるIFN−7及びH GFの相乗的効果を示している。
第2図は、IFN−β及びIFN−αとHGFとによって得られる第1図と同様 の条件下での結果である。
第3図は、肝細胞のHGF誘発性増殖に対するTGF−βの阻害効果を示してい る。
第4図は、HGF活性のTGF−β阻害に対するIFN−7の効果を示している 。
第5図は、アクチビンによるHGF活性の阻害に対するIFN−γの効果を示し ている。
第6図は、所望のポリペプチドをコードするあらゆる遺伝子を簡便に挿入できる 一般的な発現ベクターpsV16B5の構築を示している。
第7図−第10図は、rhHGFによる処置が肝実質組織モデルにおける壊死損 傷は予防するが、門脈周囲の炎症、浮腫及び管変化は予防しないことを示してい る組織病理学写真である。
第11図−第14図は、肝毒であるα−ナフチルイソチオシアネート(ANIT )で処置した雄性フィッンヤーラットの肝臓における肝酵素及びビリルビンレベ ルに対するHGF処置の効果を示している。
本発明の詳細な説明 肝細胞成長因子(HGF)は肝臓、肺、腎、脳、胸腺などの種々の多くの組織に て検出されている。HGFは主として肝細胞の強力なマイトジェンとして知られ ているが、その生物学的活性は肝臓細胞に限定されない。インビトロ試験では、 HGFはマウス肉腫180細胞及びヒドロ表皮性癌腫(KB)細胞に対して細胞 毒性であり[IIigashiuら、 BBRC170(1)、 397−40 41 、種々の表皮、内皮及びメラニン形成細胞セルラインに対して分裂促進を 示すことが見いだされている。本明細書にて使用している「肝細胞成長因子」又 はrHGFJなる用語は、生物学的活性を示す肝細胞成長因子のすべての型を表 すために用いている。この用語は詳細には、例えばProc、 Natl、 A cad、 Sci、 、 U、 S、^、 80.7229 (1983)など に記載されている標準的な検定にて肝細胞成長の促進活性を示す肝細胞成長因子 が含まれる。
具体的には、この用語は、天然起源から精製され、化学的に合成され又は組換え 的に製造された成熟、プレ、ブレープロ又はプロ形態のラットHGFなどの非ヒ ト及びヒトを包含している。
「ヒト肝細胞成長因子」又はrhHGFJなる用語は、ミャザワら(前掲)又は ナカムラら、 Nature (前掲)に開示されたcDNA配列によってコー ドされている、天然起源から精製され、化学的に合成され又は組換え的に製造さ れた成熟、ブレ、プレープロ又はプロ形態のポリペプチドを意味する(配列番号 2も参照)。
ミャザワら及びナカムラらに報告されている配列は14アミノ酸が相違している 。
この相違の理由は充分に解明されていないが、冬型又はクローニング人工産物が 可能性の1つにある。具体的には、本発明の目的では、定義したrhHGFJに これら両配列がともに包含される。この用語は具体的には、天然のヒトhHGF の第1クリングルドメイン内における5アミノ酸が欠如し、最初に同定された5 eikiら(前掲)に記載されている変異体である「デルタ5hHGFJが包含 される。両用語(HGF及びhHGF)ともに、天然に存在する()TGF D NAを操作する必要のない)アレル又は、アレルもしくは天然では見いだされな い変異体を導<DNAの突然変異によって作成される前もって規定された突然変 異型であってもよい、上記HGFポリペプチドの種々のアミノ酸配列変異体が包 含されるが、ただしこのような変異体は天然のヒトHGF種の生物学的活性を維 持しているものである。このような突然変異には通常、天然のアミノ酸配列の1 つ又はそれ以上のアミノ酸の置換、欠失及び/又は挿入が含まれる。このアミノ 酸の改変は、組換え宿主での発現の際にHGFのさらなる修飾、例えばグリコジ ル化型位の導入又は移動も起こす場合かある。
本明細書にて使用している「γ−インターフェロン」又はrlFN−γ」には、 例えば適当なセルラインでのウィルス複製の阻害(ヒト肺癌腫セルラインA34 9での編心筋炎ウィルスの複製の、ヒトIFN−γの阻害)、クラス■抗原の誘 導、熱不安定性、他の抗ウィルス、抗腫瘍又は免疫調節検定、又はγ−インター フェロンとの免疫反応性を有するがα−又はβ−インターフェロンとの免疫反応 性は有していない抗体による中和など、認められたγ−インターフェロン検定に て生物学的に活性であることが知られているすべての形態の(ヒト及び非ヒト動 物)のγ−インターフェロンが種々包含され、これは、天然起源から入手される か、化学的に合成されるか、又は組換えDNA手法によって製造されるかの別に 関係なく、成熟、プロ、メト又はデス(1−3)(デスCysTyrCys I FN−7)型を包含する意味を有している。組換えγ−インターフェロン(h  I FN−γ)及びそのcDNA及びアミノ酸配列を製造するための完全な説明 は上記の米国特許(例えば、米国特許第4.762,791号)に示されている 。CysTyrCysを欠如した組換えヒトγ−インターフェロン及び種々の断 頭誘導体は例えば、欧州公開第146.354号に記載されている。IFN−γ などの非ヒト動物インターフェロンは例えば、欧州特許第88,622号に記載 されている。この用語は種々のグリコジル化型及び他の変異体及び、当業者に知 られており又は将来知られるであろうそのようなインターフェロンの誘導体を包 含している。このような変異体としては例えば、アレル、及び残基が欠失、挿入 及び/又は置換された部位特異的突然変異の産物(例えば、上記の欧州特許第1 46.354号)が挙げられる。
IFN−γは宿主範囲が狭いことで知られ°Cいるので、処置する動物と同種の IFN−γを使用すべきである。ヒトの治療では、例えば米国特許第4.717 ゜138号及びその対応特許EP77.670に示されている配列のデスCys TyrCys変異体を使用するのが好ましく、要すれば最後の4残基を翻訳前プ ロセッシングで欠如させたC−末端変異体を使用する。
本明細書における「相乗作用」、「相乗的」、「相乗的に有効」なる用語は、認 められた定義[GoodIlanら、 ”The Pharmacologic al Ba5is of Therapeutics”。
MacMillan Publishing Co+npany、 Inc、、  ニューヨーク、 1980]に従って規定される。これは、2成分それぞれの 特定の同一の生物学的応答に必要な用量レベルをX及び)軸に沿、〕でププロト するイソボログラムを作成することで最も容易に認められる。単純な相加作用て あれば、1成分が減少し他の成分が増加するiir線が描かれるが、相乗作用は 凹状曲線が描か第1るーとi:1オー+て認めることができ、その結果1成分の 若干−の増加が他の成分真の劇的な減少を補償することになる1、本明細書で使 用するH G Fの[−治療りr的に有効な]」とは、薬理学的な観点から、相 乗的量のl FNI−γの存在F1.肝細胞DNAの八代を刺激するの(−有効 な量を意味す乙。
[肝細胞成1イ、、・1−ヒター1なる用語(j、肝細胞DNAの合、蝮、Sz は肝臓の重量をモニターすダニとに基づくt、1′11(T)極度的な検定?− おいでイン1、ボ叉はイレビI・11て肝細胞の成腰を阻害する因子を表すため (二使甲L2ている。「肝細胞成長因子H,2”3アー−1なzl用語には具体 的1−は、TGF−,9超14(superfaii、]y’jの膜、例え。
ばTGF−β及びTクチピン(インl−ビンβえ又はβ3鎖のダイマー)なa− が包含される。
本明細書及び請求の範囲にで使用しているr T GF−β]なる用語はT G  F’ −β、例、考、ば肝細胞成長の阻害作用を有するTGF−6つ、−β、 及び−β、の種′?のサブタイプを包へしている。
肝細胞増殖及び成長促ボの効果及び成長阻害因子は肝細胞の一次培養物にて簡便 に試験される。細胞培養物中の種々の細胞型に対するタンパク質の分裂促進作用 を試験するための文献は膨大にある。−次培養物の成熟ラット肝細胞はインビボ において種々の肝機能レベルを保持し、種々のホルモンに対して応答すること一 次培養物の成熟ラット肝細胞は、肝細胞増殖を調節する因子、及びこのような多 くの因子の分裂促進作用を調査するために膨大に使用されており、例えば表皮性 成長因子(EGF) 、インスリン及びインスリン様成長因子(IGF)がこの ようなインビトロ検定にて証明された[Richmanら、 Proc、 Na tl、Acad、 Sci、 、 U、 S、 Aンター・フニロンーβ7、バ イブリド・−?形豫細胞腫成長因:F、BSF−2尺び26−kDタンパク質吉 様々に呼は4する因子の肝細胞刺激活性はラット肝細胞の一次培養物において証 明されている[1990年11月27F1発i〒の米国特許第4973.478 号]1、 ヒト肝細胞は例オば、移植に不適と琴な、′−幡また器′α・\C)全肝潅流、 −f:ill、での1?植に使用さ第1た成人肝臓のパレーグT5・ン(par e−dowr+s)、、別の症状のために丁未によ1で切除された胎IQF汐− 及び肝臓残、存組織から入手す!N1乙番−がで・≠(る1、ヒ111(細胞は 、第7常う・・ト肝細胞の一次培養物を調製す?)際の確立されノ一方法(二鵠 似した方法により一ξ+8夏することがτ゛きる。
例えば、肝細胞Dト晶名成1ツ、L″HIHIヂニジ/NA^、の導入を2゜適 当なヒドロキシ尿素対照を再勺合成とIで用いて測定する、Eとにより、検定ず ろことができる。アフィディフ+1゛、・(aphidjcolir+)を加え 又は加えない肝細胞の一一次培養物における肝細胞DNA合成を測定する方法は 、Nakaruraら(:よって、B角che*、Biophys、Res、C nmm、 1:’、2(3)、140−1459(+984)、及び、?、Bi nch損、94.1029|1035(1 983)に記載されている。この手法の変法を実施例1で説明する。
HGF及びIFN−γの肝細胞成長に対する効果は、例えば部分肝切除術後又は 四塩化炭素誘発性肝損傷のラットなどの肝不全及び再生の動物モデル、又はD− ガラクトサミン誘発性の急性肝不全モデルなどにおいても試験することができる 。
肝臓成長刺激に対するHGFのインビボ効能を証明するための動物モデルは実施 例2にて説明している。
IFN−γ及びHG Fは通常、製薬的に許容される適当なビヒクル及び要すれ ば他の製薬的に許容される添加剤とともに、その活性成分の有効量を含有する医 薬組成物の形態で投与する。
「医薬組成物」なる用語は、該組成物が投与される被験者にとって毒性である追 加的成分をまったく含まない、活性成分の生物学的活性を疑いなく有効にできる 形態にある調製物を意味する。
「製薬的に許容される」賦形剤(ビヒクル、添加剤)とは、使用する活性成分の 有効量を与えるために被検哺乳動物に適切に投与できるものである。
HGF及びIFN−γはこのような活性を示す物質を投与するために許容されて いるあらゆる方法によって被検哺乳動物、好ましくはヒトに投与することができ る。この方法には、皮下、及び好ましくは腸管外投与が包含される。腸管外投与 経路の例としては、静脈内、肺内、動脈内、筋肉内、及び腹腔内投与が上げられ 、静脈内経路が好ましい投与方法である。投与は治療学的に有効な/相乗的なレ ベルを維持するに充分な量となるよう連続して、又はポーラス用量で行えばよい 。HGF及びIFN−γは投与する前にインビトロで合剤とすることができ、又 は同時にもしくはいずれかを先に別個に平行投与することができる。
これらの化合物は通常、医薬組成物として投与され、普通は当業者に既知の方法 によって投与剤形に製剤化される。例えば、Remington’ s Pha r+*aceutical 5ciences、マッグ・パブリッシング・カン パニー、イーストン、ペンシルバニア、15版1975を参照のこと。腸管外投 与の際には、HGF及びIFN−γは通常、適当な製薬的に許容されるビヒクル 及び要すれば製薬的に許容される添加剤と共に注射用溶液剤、懸濁剤、乳化剤の 形態に製剤化する。典型的なビヒクルには食塩水、デキストロース溶液、リンゲ ル溶液などがあるが、非水性ビヒクルも使用することができる。
IFN−γの製剤は液体が好ましく、普通は通常の安定化剤及び/又は賦形剤を 含有する生理食塩溶液又はデキストロース溶液である。IFN−γ組成物は凍結 乾燥粉末とすることもできる。通常、製剤は1.0 0.2mghlでIFN− γ(20X10’U)、0.27mg/扉lコハク酸、及びコハク酸二ナトリウ ム・6水和物0.73+l/注射(pH5,0)を含有することができる。好ま しい■FN−γ製剤は1989年5月18日発行の公開番号WO39/4177 に記載されている。
相乗的に有効な量及び肝細胞の増殖促進を誘発するに有効な量の決定は、臨床医 の技術的範囲内に属される事項である。HGF及びIFN−γの実際の用量は処 置すべき医療症状、病態の状況、及び患者の臨床的寛容性、使用するIFN−γ 及びHGF調製物の性質、例えばそれらの活性及び生物学的半減期などによって 変動する。実施者は臨床経験に沿ってその用量を調節できることは理解されよう 。
以下の実施例を単純化するため、特定の用語の定義を下記に説明する。
「トランスフェクション」とは、宿主細胞による発現ベクターの取り込みであっ て、コード化配列が実際に発現されるか否かは問わないものである。多くのトラ ンスフェクション方法は当業者に既知であり、例えばCaPO,法及びエレクト ロポレーションがある。トランスフェクションが成功したか否かは一般に、この ベクターの作動が宿主細胞内に現れた場合に認められる。
「形質転換」とは、染色体外成分として、又は染色体成分によってDNAが複製 できるように生物にDNAを導入することを意味する。使用する宿主細胞に応じ て、その細胞に適切な標準的手法により形質転換を行う。Cohen、 S、  N、 、 Proc、 Natl、^cad、 Sci、 、 U、 S、^、 69. 2110(1972) : Mandelら、Jjlol、Biol、 53.@154(1970) ; 及びさらに最近のLi jiestromら、 Gene 40.241−24 6(1985)に記載されている塩化カルシウムを使用するカルシウム処理は一 般に、原核生物細胞又は実質的な細胞壁障壁を含有する他の細胞に使用される。
このような細胞壁を欠く哺乳動物細胞では、リン酸カルシウム沈降法が好ましい [Graham、 F、及びvan der Eb、A、、 Vir。
1ogy婬、 456−457(197g)コ。哺乳動物宿主細胞系形質転換の 全体像は1983年8月16日発行の米国特許第4.399.216号にAxe lによって記載されている。酵母における形質転換は通常、Van Solin gen、 p、 、ら、 J、Bact、 130.946(1977)、及び Hsiao、 C,L、ら、 Proc、Natl^cad、 Sci、 、  U、 S、 A、 76、3829(1979jの方法に 従って通常行われる。しかし、核注入又はプロトプラスト融合など、細胞にDN Aを導入する他の方法も使用することができる。
「プラスミド」は、小文字のpの後に大文字及び/又は数字を付して命名してい る。実施例に記載している発現プラスミドの構築に使用される出発プラスミドは 市販されているか、制限なく公に入手可能であるか、又は文献記載の手法に従っ てこのような入手可能なプラスミドから構築することができる。さらに、別の等 価なプラスミドが当業界にて知られており、それらは当業者に明らかなものであ る。
発現ベクター(プラスミド)は選択マーカーとも呼ばれる選択遺伝子を含有する ことができる。選択遺伝子は、ベクターによって形質転換された宿主細胞の生存 又は成長に必須である、第2タンパク質と呼ばれる場合のあるタンパク質をコー ドしている。哺乳動物細胞にとって適切な選択マーカーには例えば、ジヒドロ葉 酸還元酵素(DHFR) 、チミジンキナーゼ又はネオマイシンなどがある。選 択マーカーが哺乳動物宿主細胞に成功裏に導入されれば、その形質転換された哺 乳動物宿主細胞は選択圧の下においても生存することができる。選択方法には大 きく2つの別個のカテゴリーのものがある。最初のカテゴリーは細胞の代謝及び 、添加培地とは無関係に発育できる能力を欠く突然変異セルラインの使用に基づ くものである。これには2つが例示される: CHOdhfr−細胞及びマウス Itk−細胞。これらの細胞はチミジン又はヒボキサンチンなどの栄養素の添加 なしで発育できる能力を欠いている。これらの細胞は完全なヌクレオチド合成経 路に必須の特定の遺伝子を欠如しているので、欠失したヌクレオチドが添加培地 に添加されなければ生存することができない。培地を添加する手法の代替法は、 無傷のDHFR又はTK遺伝子をそれぞれの遺伝子を欠く細胞に導入し、その発 育要求性を変化させることである。DHFR又はTK遺伝子によって形質転換さ れていない個々の細胞は非添加培地中で生存することができないであろう。従っ て、これらの細胞の直接的な選択法は、添加栄養素の不存在下における細胞発育 を要求しない。
第2のカテゴリーは、あらゆる細胞タイプに使用される選択方法と呼ばれる、突 然変異セルラインの使用を必要としない主要な選択法である。この方法は通常、 宿生細胞の成長を阻止する薬物を使用する。新規な遺伝子を有する細胞は、薬物 耐性を担持するタンパク質を発現し、その選別性を存続させるであろう。このよ うな主要選択法は例えば、ネオマイシン薬物[5outhern P、及びBe rg、 P、 、 J、 Mo1. Appl、Genet、 !、 327( 1982)] 、ミコフェノール酸[Mulligan、 R,C,及びBer g、P、、 5cience 209.1422(1980)] 、又はハイグ 0フィシン[Sugden、 B、ら、 Mo1.Cel、、Biol、 ”2 .410−413(1985)]を使用するものである。以下の実施例では、D HFR生産の直接選択法を使用している。
「増幅」とは、細胞の染色体DNA内における挿入領域の増大又は複製を意味す る。増幅は、選択物質、例えばDHFRを不活化させるメトトレキサート(MT X)を使用して行う。DHFR遺伝子の連続コピーを増幅又は作成すると、MT Xが大量になるにも拘わらず、大量のDHFRが産生される。増幅圧は、内生D HFRの存在に関係無く、より多(のMTXを培地に添加することによって適用 する。所望の遺伝子の増幅は、所望のタンパク質をコードするDNAとDHFR 又は増幅遺伝子とを含有するプラスミドによって哺乳動物宿主細胞を同時トラン スフェクトすることにより行い、それによって同時組込みを引き起こすことがで きる。より多くのMTX濃度の連続ラウンドにて発育できる細胞のみについて選 択すれば、細胞が多(のDHFRを必要とするよう確実にすることができるが、 この要件は選択遺伝子の複製によって満たされる。所望の異種タンパク質をコー ドする遺伝子を増幅遺伝子と共に同時組込みを行う限り、この増幅遺伝子の複製 によって所望のタンパク質をコードする遺伝子が複製される。この結果は、所望 の異種タンパク質をコードする遺伝子、即ち増幅遺伝子の増大コピーがより多く の所望の異種タンパク質を発現することを示す。この操作は特に、以下の実施例 に示すようにbHGF発現の際に行った。
hHGFをコードするDNAを発現する適当な宿主細胞には、SV40によって 形質転換されたサル腎CVIライン[CO3−7m ATCCCRL 1651 ] ;ヒト胚腎ライン(293、Graham、 F、 L、ら、 J、Gen Jirol、 36.59(1977));幼若ハムスター腎細胞(BHK、A TCCCCL 10) 、チャイニーズハムスター卵巣細胞DHFR[LIrl aud及びChasin、 Proc、 Natl、^cad、 Sci、 、  U、 S、 A、 7V゜ 4216(1980)に記載〕などがある。
宿主細胞はhHGF発現ベクターによって形質転換することができ、またプロモ ーターの導入、形質転換体の選択又は遺伝子の増幅に適するよう改変した通常の 栄養培地中にて培養することができる。温度、pHなどの培養条件は発現のため に選択する宿主細胞について使用する上記のものであり、それは当業者に明らか であろう。
本発明をさらに詳細に説明するため、以下に実施例を記載するが、これらは本発 明を限定するものでない。
種々のポリペプチドの発現に広く適用される親ベクターであるプラスミドpsV 16B5を、第6図に示すようにしてプラスミドpsV16B5−t−PAから 誘導した。psV16B5 [形質転換大腸菌株ATCCNo、68,151  ;配列番号1]はp SV 16 B 5−t−PAのt−PA cDNAの代 わりにポリリンカー領域を担持している。このポリリンカー領域は、目的のポリ ペプチドをコードする配列の導入に使用できる便利かつ唯一の制限エンドヌクレ アーゼ認識部位を提供するものである。
第6図に示しているように、psV16B5は4工程から創製した。最初の3工 程はそれぞれBamHI 、 HindI[[及び5all制限部位をpsV1 6B5−t−PAから除去する工程である。従って、その結果、t−PA cD NAを最後の工程にてポリリンカーと置き換えると、これらの酵素のポリリンカ 一部位は得られた親発現プラスミドにおいて唯一のものとなった。
5ekiら(前掲)に記載されているようにしてヒト白血球ライブラリーから単 離されるhHGF cDNAりo−7(HLC3)を発現ベクター1)SV16 B5にクローンした。ヒト白血球HGFの完全なアミノ酸は配列番号2に示して いる。
4216−4220(1980)]を、上記のpsV16B5基礎hHGF発現 ベクター及びdhfr選択ベクターp F D l i [Simonsen及 びLevinson、 Proc、 Natl、^cad、 Sci、 、 U A S、 A。
80、2495−2499(1983)]で同同時トランスフエフした。この後 者のプラスミドはDHFRをコードしており、従って形質転換細胞にメトトレキ サート耐性を付与し、hHGFを発現する形質転換体の選別を可能にするもので ある。形質転換したdhfr−細胞を、グリシン、ヒポキサンチン及びチミジン 欠損培地中での発育によって選択した。この選択培地にて現れるコロニーを綿棒 で単離し、その同じ培地中で数世代増殖させた。細胞発育の後、得られた細胞を 増幅させ、常法によりメトトレキセートの増大量によって選択した。選択培地中 で発育できるコロニー、従ってこれはトランスフェクトDHFRを含有するプラ スミドが導入されているが、このコロニーをHGFの分泌に関してスクリーニン グした。このコロニーの培地中HGF活性は、以下に記載する分裂促進検定によ って検定した。あるいは、培養培地中のHGF活性は、Nakamuraら、  Nature 342.440−443(1989)に記載されているように、 −次培養物中のラット肝細胞に12J−標識化デオキシウリジンを導入すること によっても測定することができる。hHGFは実質的にNakamuraら(前 掲)に記載されているようにして精製した。
3)に記載されている方法に実質的に従って行った。
この検定培地は以下の組成を有している:ウィリアムス培地E(filliam s +media E) [ギブコ]1 x Pen/ 5trep (100 単位/厘lペニシリンー100ug/mlストレプトマイシン) 1×グルタミン(2+M) 1×微量元素(10,0OOX7相由来の保存溶液)10μg/Ilトランスフ ェリン 1μgklアプロチニン。
標準的な潅流コラゲナーゼの方法によって、ウィスターラット(各々体重]50 −180g)から肝細胞を単離し精製し[Seglen、P、0.、 Meth ods in Ce1l Bi。
1ngy 13.29−83(1976)] 、検定培地3×によって洗浄し、 lXl0’細胞/mfl::て検定培地中に再懸濁した。96ウエル平底マイク ロタイター平板の各ウェルに、得られた細胞懸濁液100μlを加えた。その細 胞にHGF又は他の試験化合物の適当な希釈物を容量100μlで加えた。得ら れた平板を37℃で48時間インキュベートした。3H−チミジン(1μCi/ ウエル)を12時間用いるプラス−標識化培養細胞によって、DNA合成速度を 測定した。次いで、自動細胞捕集装置[Ph D捕集装置、ケンブリッジ・バイ オチック]を使用し、細胞をガラス繊維フィルターに捕集し、そのガラス繊維フ ィルターを係数バイアルに移し、次いで液体シンチレーション分光器によって3 H導入を測定し、CpHで表した。
C3結 果 1、本発明者らは、肝細胞増殖に対するTFN−γの効果を研究した。第1図に 示す結果は、IFN−γ単独では分裂促進作用を表さないことを示している。
HGF及びIFN−γの種々の組合わせ物が、上記の一次ラット肝細胞培養物に て肝細胞増殖を増大させるうえで相乗効果を示すことを見いだした。HGF及び IFN−γの平行投与の作用も調査した。第1図に示されるように、相乗効果は HGF又はIFN−γの添加時間とは無関係であった。
2、第2図及び第3図に示している試験結果は、IFN−βがHGFとは相乗効 果を示さず、IFN−α及びHGF間の相乗効果は多くても限界レベルであるこ とを示している。
3.150pg程に少ないTGF−βを培養の始めに添加すると、−次ラット肝 細胞のHGF誘導増殖が根底から抑制されることが見いだされた(第3図)。
4、第4図に示されるように、IFN−7250U (100ng)はTGF− β150pgによる抑制効果を完全に逆転させた。TGF−βの濃度を高めた効 果に打ち勝つには、IFN−γの濃度を高めることが必要であった。
5、第5図に示されるように、TGF−β族の別の因子であるアクチビン(ac tivin)の抑制効果もIFN−γによって逆転された。この実験では、アク チビン濃度は10ng/富lであり、IFN−γ濃度は0−1000単位/冨l に変動させた。得られた結果は、IFN−γは約10単位/mlを越える濃度で は、アクチビンの抑制効果を逆転させ、またHGFの肝細胞成長刺激活性を増大 させることを示している。
プラスミドpSV16B5で形質転換されたE、coli (大腸菌)294株 は、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション[米国、 MD、ロックビ ル、バークローン・ドライブ12301] (ATCC)に1989年10月2 5日に寄託され、ATCC受託番号68,151が付与されている。この寄託物 は、特許手続き上の微生物の寄託の国際的承認に関するブタペスト条約及びその 規則の規定(ブタベスト条約)の下に寄託された。これによると、寄託日から3 0年間にわたり生存培養物の維持が保証される。この微生物は、ブタベスト条約 の条項のもとで、及びジエネンテク、インコーポレイテッドとATCCとの間の 契約の条件のもとてATCCから入手可能となるであろう。即ち、関連の米国特 許が発行されたとき、又は米国もしくは外国特許出願のいずれかが公開されたと きのどちらか早いときに公衆への培養物子孫の永久的かつ非制限の入手可能性が 保証され、また、35 USC@122及びそれに則る長官の規則(OG638 への具体的な言及を有する37 CFR61,14を含む)に従って米国特許商 標局長室によって決定された者への該子孫の入手可能性が保証されている。
欧州特許をめる場合に上記表示では、寄託微生物の試料は欧州特許の登録決定の 発行まで、又はその出願が拒絶されもしくは放棄されもしくは取り下げと見なさ れる日まで、試料を要求する者が指定する専門家にこの試料が分譲される場合に のみ入手可能である(規則28(4)RPC)。
本出願の譲受人は、寄託微生物が適当な条件下で培養したときに死ぬか、失われ るか、又は破壊されたときには、通知俊速やかに同培養物の生存試料と交換する ことに同意している。寄託された株の入手可能性を、特許法に従っていずれかの 政府機関の権限のもとに認可された権利に反する本発明を実施するためのライセ ンスであると解すべきではない。
上述した記載は、当業者が本発明を実施することを可能ならしめるに充分である と考える。本発明における原料の寄託は、本明細書に含まれる記述が本発明のあ らゆる態様(最良の態様を含む)を実施するのに不十分であることを認めるもの でな(、またそれが本発明の範囲を限定するものでもない。
(a) 動物: 雄性フィッシャー・ラット(250g)をカールス・リバー・ ブリーディング・ラボラトリーズ(MA、ウィルミントン)から入手した。これ らのラットは12時間の光り一暗闇サイクルを施した中央動物施設(室温72゜ F)内で飼育した。ヒマラヤスギ木チップ又はアルファ乾燥ベッドを入れた1ケ ージ当たりに4匹−5匹を収容し、市販のラット食餌[Ra1ston Pur ina Co、、 St。
Louis、 MO]及び精製水を自由に与えた。ラットはその施設内で少なく とも1週間馴化させた。すべての動物プロトコールは連邦ガイドラインに沿って おり、動物愛護及び使用委員会制度によって承認されてたものである。
(b) 化学物質: 肝毒素、α−ナフチルイソチオンアネート(ANIT)を ノグマ・ケミカルズCo、 [MO,セント・ルイス]から入手した。ANIT をビーナツツ油に溶解し、それを終濃度12.7諺g/+fで腹腔内(i、 p 、 )投与した。01%ウソ血清アルブミン[ングマ・ケミカルズCo]を含有 するリン酸緩衝化食塩水の滅菌溶液中の組換えヒト肝細胞成長因子−HGF[ジ エネンテク・インコーホレイテッド、CA]を側面尾静脈から静脈内(i、v、 )注射した。
(C) 予備実験: 2つの別個の実験を行い、種々の用量のANITの毒性応 答性を評価した。
(d) 処置プロトコール: 最初の実験では、ANITを実験の0時点にて注 射した。ANITの用量は50mg/kgであったが、この用量は血清中の酵素 ALT、AST、ALP及び総ビリルビン値を再現性をもって有意に上昇させ、 プロトロンビン時間(PT)は変化させないことが予備実験にて見いだされた。
HGF注射は一30分、及びALP注射の6.12.24.3o及び36時間後 に行った。動物を48時間時点で殺した。第2の実験では、HGFをANITチ ャレンジの12.24.30及び36時間後に注射した。
(e) 肝臓組織学: 肝、肺及び腎試料を10%中性緩衝化ポルマリン中に固 定化し、パラフィンワックス中に浸漬し、断片化した。光学顕微鏡を行うため、 断片をヘマトキノリン及びエオシン(H&E)で染色した。
(f) 血清分析 Monarch 2000 761型微小遠心ケミ力ル分析 器[Instrumentation Laboratory、 MA、レキシ ントンコを用いて試験を行った。試薬はその製造元から供給されている。
(g) 統計法・ 得られた結果は平均S、E、で表した。データの有意性はD uncan’sニュー°フルチプル°レインジ試験(Duncan’ s ne w multiple range test)によって判定した。有意性はp <0.05と確立された。
(h) 肝の組織病理学: ANITによる処置により、出血及び最小の好中球 浸潤、伝播性中度門脈周囲炎症及び浮腫を伴った実質細胞の液化壊死の最小又は 中程度の多病巣性の限界領域、及び胆管上皮の肥大、及び肝細胞グリコーゲン貯 蔵の枯渇を特徴とする肝損傷が認められた。これらの損傷は文献に報告されてい るものと類似していた。rhHGFによる処置により、肝実質細胞の壊死性損傷 は予防されたが、門脈周囲炎症、浮腫及び胆管変化は予防されなかった(第7図 −第10図)。rhHGFで処置した動物の肝断片に有糸分裂数の増加が存在し ていた。
(i) 肝酵素及びビリルビンレベル: 生化学所見を第11図A−D、第12 図A−D、第13図A−D及び第14図A−Dに示す。ANIT処置は、肝酵素 ALT、AST及びALPを中等度に上昇させた。総ビリルビン値も有意に上昇 した。rhHGFによる処置によって、これらすべてのパラメーターが有意に改 善した。rhHGF処置の用量−依存性が観察され(第13図A−D)、ANI T注射の12時間後のrhHGF処置によって酵素レベルが有意に改善された。
上記の記載は具体的な好ましい態様に関するものであるが、本発明がこれらに限 定されると解してはならない。開示の態様に対する種々の改変が、本発明の全体 的範囲を逸脱しない限り可能である。これらの改変はすべて、本発明の範囲に包 含されるものである。
配列表 (1)一般的情報 (i) 特許出願人・ シェネンテク、インコーポレイテッド及びジャデユー、 ポーラ・エム (ii) 発明の名称: 肝細胞成長刺激(伍)配列の数= 2 (iv) 連絡先。
(A) 宛名 ジェネンテク、インコーポレイテッド(B) 通り・ポイント・ サン・ブルーノ・ブールバード460番(C) 市:サウス・サン・フラッジス コ(D) 州:カリフォルニア (E) 国・アメリカ合衆国 (F) ZIP:94080 (V) コンピューター解読書式 (A) 媒体型+5.25インチ、360Kbフロツピーデイスク(B) コン ピューター:IBMPC適合(C) オペレーティング・システム: PC−D O3/MS−DO8(D) ソフトウェア: patin(ジエネンテク)(v i) 本出願のデータ: (A) 出願番号 (B) 出願臼+1992年5月19日(C) 分類: (vi) 優先権主張出願のデータ: (A) 出願番号+07/712.284(B) 出願口:1991年6月10 日(輯)弁理士/代理人情報 (A) 氏名ニドレジャー、ジンジャ−・アール(B) 登録番号+33,05 5 (C) 参照/整理番号: 704P1(Lx) 電話連絡先情報 (A) 電話番号:415/225−3216(B) ファックス番号+415 /952−9881(C) テレックス: 910/371−7168(2)配 列番号1の情報 (i) 配列の特徴・ (A) 長さ+ 4454塩基 CB) 型:核酸 (C) tJIの数 1本鎖 (D) トポロジー・直鎖状 (xi) 配列:配列番号1: GTCMCAAeCATAGTCCeGCCCCTAACTCCGCeCATC CCG CCCCTAACTC250CGCCCAC7TCCGCCCATTC T CCGCCCCATG GCTGACTMT ffffrTTAT? 30 0AATCGCCTTG CAGC^CATCCCCCCTTCGCCAGCT GGCGT^ 八TAGCGAM;A 1400GTGkAAGT八^ 入^G ATOCTGへ ^OA?CAGTTOC0T(icAcOA(l TGGGT TAC八丁 2550へCAACTGGAT CTCkACAGCG GT八へ GATCCT TCACACT丁’!’T CGCCCCGkAG 2600C A丁ACCTCOCTCrGCTAATCCTGTT^CCAOTOGC’rG C’rGCC^GTGOIJ八丁 37O0(2)配列番号2の情報 (i) 配列の特徴: (A) 長さ=858アミノ酸 (D) トポロジー:直鎖状 (xI) 配列:配列番号2: 特表十6−508148 (9) Sat Lys Asn Gin にGln Arq Lau Pro Xaa  Ser Lye Xaa HLm Gin X1ta0 85 90 Xaa Arg Xaa Lys Pro Lys Lys X11& ILe  −u Gin The^sn Val L*u11・Amp Val Leu  cly Xn Lys Asp Ph@HLm li@rし+u Ala A rg L*uL@u ilh會り瞼u XLeLys Gin Glu^sn  Asn Ala Ser GLy Sir Pro 5ex125 130 1 3s x1@^La Cys Gin Vat Glu Xaa Lym Lye A sn Leu^1m Met^sn !、euThr 5@r 14@t t、 ys Thr Lys Thr Tbr Lau GLu Thr 八la S ir Lsiu ValAss 160 165 LY@ Asp Ala Ala Thr 1tcJ Glu Gin Tyl : Leu Ser Lau Arg Val A1m5*r Asn Val  5tar Pro GLy Val Pro Xaa Tyr )ILs τ h【 八an τh【八1aills ’ 190 195 Ph@ eYs Lau Arg Ala Ile cly Val Ly−丁 hr TYr Arg Lys The thrVal Glu X1ta L au Glu C1y Lys Lym Gly Asp Pro Gly V al g@t G1n^Lm XLeGin 八rg Tyr ALa 丁hr  Lys Ser VaL Thr Phe Leu Set Va1Gin  Lys Lau Asn Ala Xaa Pro^la Mat Gly A rg VJIL ILe Glu Vat245 2S0 255 sir Trp ILe ILe GLn Amn Gin 八La Arg  Ph@ VaL Sir Ala Gly l1e11e Arg Hls H l−丁hr Oly Thr Amn Sat Cyi Lau LYII A IIP XLm Pr。
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Lysテhr Thr Thr GLy Glu Ser Cys Lau L au Lye the Sir Lau Metaoo aos 、 sl。
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Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.肝細胞増殖性を増大させる方法であって、このような処置を必要としている 哺乳動物患者に肝細胞増殖を誘導するに有効な量の外因性肝細胞成長因子(HG F)、及びガンマインターフェロン(IFN−γ)の相乗作用を示すに有効な量 を投与することを特徴とする方法。
  2. 2.該外因性HGFをIFN−γ投与の前に行う請求項1に記載の方法。
  3. 3.該外因性HGFをIFN−γ投与の後に行う請求項1に記載の方法。
  4. 4.該外因性HGF及びIFN−γを同時に投与する請求項1に記載の方法。
  5. 5.少なくとも1つの製薬的に許容される賦形剤が混合されている単一医薬組成 物として該外因性HGF及びIFN−γを投与する請求項5に記載の方法。
  6. 6.該患者が急性又は慢性肝損傷に罹患している請求項1に記載の方法。
  7. 7.該患者がヒトであり、該IFN−γがヒトIFN−γである請求項6に記載 の方法。
  8. 8.該IFN−γがヒトデスCysTyrCysIFN−γである請求項7に記 載の方法。
  9. 9.該患者が部分的肝切除術にかかっている請求項7に記載の方法。
  10. 10.該ヒトIFN−γを部分的肝切除術の約6日後以内に投与する請求項9に 記載の方法。
  11. 11.該ヒトIFN−γを部分的肝切除術の約24日後以内に投与する請求項1 0に記載の方法。
  12. 12.該ヒトIFN−γを液状医薬製剤として投与する請求項10に記載の方法 。
  13. 13.哺乳動物患者における肝細胞成長を刺激する方法であって、(a)該患者 の血清中HGF濃度を測定し、(b)該HGF濃度を、同じ哺乳動物種の正常な 血清中HGF濃度と比較し、次いで、 (c)該HGF濃度が該正常HGF濃度よりも高い場合にIFN−γの相乗作用 を示すに有効な量を該患者に投与するか、又は(e)該HGF濃度が該正常HG F濃度と同じ又はそれよりも低い場合にHGFの治療学的有効量とIFN−γの 相乗作用を示す有効量とを該患者に投与すること、 を特徴とする方法。
  14. 14.治療学的有効量の肝細胞成長因子(HGF)及び相乗作用を示す有効量の ガンマインターフェロン(IFN−γ)を含有する肝細胞再生を刺激するための 組成物。
  15. 15.IFN−γ約100U−約1000Uを含有する請求項14に記載の組成 物。
  16. 16.該HGF及びIFN−γがヒト由来である請求項15に記載の組成物。
  17. 17.該IFN−γがヒトデスCysTyrCysIFN−γである請求項16 に記載の組成物。
  18. 18.少なくとも1つの製薬的に許容される賦形剤をさらに含有する請求項16 に記載の組成物。
  19. 19.HGF誘導肝細胞増殖に対する成長インヒビターの作用を補償するための 方法であって、このような処置を必要としている哺乳動物患者にHGFと相乗作 用を示す有効量のIFN−γとを投与することを特徴とする方法。
  20. 20.該成長インヒビターがTGF−β族又はアクチビンの一員である請求項1 9に記載の方法。
  21. 21.生物学的に有効な量のHGF及び相乗作用を示す有効量のガンマインター フェロン(IFN−γ)を哺乳動物患者に投与することを特徴とする、肝細胞成 長因子(HGF)の生物学的活性を高めるための方法。
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