JPH0650812Y2 - 磁気ヘッドのアジマス調整装置 - Google Patents

磁気ヘッドのアジマス調整装置

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JPH0650812Y2
JPH0650812Y2 JP5751190U JP5751190U JPH0650812Y2 JP H0650812 Y2 JPH0650812 Y2 JP H0650812Y2 JP 5751190 U JP5751190 U JP 5751190U JP 5751190 U JP5751190 U JP 5751190U JP H0650812 Y2 JPH0650812 Y2 JP H0650812Y2
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azimuth
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head
magnetic head
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JP5751190U
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Inventor
義弘 野口
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ナカミチ株式会社
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、テープレコーダにおける磁気ヘッドのアジマ
ス調整装置に関し、特に磁気ヘッドをマニュアルで調整
可能とするものに関する。
《従来の技術》 従来、磁気ヘッドのアジマスをマニュアルで調整する機
構は、例えば本出願人の出願に係る特開昭60-19216号が
参照される。この機構においては、磁気ヘッドがアジマ
ス基準位置となっているか否かを表示する手段を設ける
ことにより、操作者によるアジマス調整時の操作性を向
上することができる。
《考案が解決しようとする問題点》 ここで、磁気ヘッドがアジマス基準位置になっているか
を検出する方法は、例えばアジマスを調整する操作ノブ
と連動して回転する回転板に凹部を設け、操作ノブがそ
の回転範囲における中間位置になった際、凹部にスイッ
チの動作部が落ちこむよう構成することが考えられる。
この場合、操作ノブの中間位置における凹部とスイッチ
の動作部との係合時において、クリックが発生し、操作
ノブの中間位置付近でのアジマス調整が困難となる。こ
れは、操作ノブの中間位置を中心として所要の角度範囲
に亘って動作部が凹部に引き込まれるためである。
《問題点を解決するための手段》 磁気ヘッドのアジマスを調整すべく操作される操作ノブ
と、操作ノブの操作に応答して変位し、磁気ヘッドのア
ジマス位置を変化させる伝達機構と、伝達機構に設けら
れた係合部と、操作ノブの所要の操作範囲における略中
間位置を検出すべく、操作ノブが略中間位置に持ち来た
されたとき係合部によって変位される作動部と、伝達機
構に設けられ、操作ノブの所要の操作範囲に亘ってクリ
ックを生じせしめるセレーションとからなる。
《作用》 操作ノブの略中間位置を検出可能であると共に、操作ノ
ブの所要の操作範囲に亘ってセレーションによるクリッ
クが発生する。
《実施例》 第1図及び第2図は本考案に係るアジマス調整装置の正
面図及び平面図であり、テープレコーダが停止モードを
とり、また再生ヘッドのアジマスが録音ヘッドのアジマ
スと一致する基準位置をとる状態を示す。なお、第1図
においては、テープレコーダのフロントパネルを省略し
て図示するものとする。
テープレコーダのフロントパネル1から突出し、操作者
によって回転操作される操作ノブ2は、シャシ3に±15
0度に亘って回動自在に軸支された回転カム4と一体と
されている。この回転カム4には、その回転方向におい
て半径が直線的に変化するカム面5、操作者が操作ノブ
2を操作した際、クリック感を得られるよう、その周縁
全周に亘って72個の歯が形成されたセレーション6及び
外周に形成されたV字形の凹部7が夫々形成されてい
る。ここで、円周方向における凹部7の中心位置は、セ
レーション6の溝における中心位置と一致するよう構成
されている。
シャシ3に軸支10されると共に、ねじりバネ11によって
第1図における時計方向に付勢された第1のアーム12
は、その一端に形成された従動ピン13が回転カム4のカ
ム面5に当接されている。シャシ3に植立されたピン2
8、28に長孔が遊嵌されることにより、シャシ3に対し
て水平方向である第1図のA−B方向に移動可能とされ
たスライド板14は、その一端にアーム12の他端が係合さ
れている。
なお、図示の状態において、従動ピン13は回転方向にお
けるカム面5の中心位置にある。従って、第1のアーム
12及びスライド板14はその移動範囲における中心位置と
されている。
再生モードの際、図のC方向に移動するヘッドベース15
の折曲部36には、第2のアーム16が回動可能に軸支25さ
れ、このアーム16の一端に形成された長孔17には、スラ
イド板14の他端に形成された折曲部18に植立され、ヘッ
ドベース15の移動方向と平行なピン19が挿入されてい
る。第2のアーム16の他端には、アジマス調整ネジ20が
螺合されている。ここで、再生ヘッド21を載置する再生
ヘッド載置板22は図示しないバネによりヘッドベース15
側に付勢されており、アジマス調整ネジ20の先端により
その一端側が、またヘッドベース15に設けられた2個の
突起23,23によりその他端側が支持されている。また、
ヘッドベース15は録音ヘッド載置板26に載置された録音
ヘッド27を支持する。
ここで、操作ノブ2を±150度に亘って回転させた際、
再生ヘッド21は±50分回動するものである。また、アジ
マス調整ネジ20は、回転カム4がその回転範囲における
中間位置のとき、再生ヘッド21のアジマスが録音ヘッド
27のアジマスと一致する基準位置となるよう、テープレ
コーダの組立時において調整する際に用いるものであ
る。
一端がシャシ3に固定された板バネ30は、その他端が2
つに分岐されると共に、夫々に折曲部31、32が形成され
ている。この折曲部は、その一方31が回転カム4の外周
に形成された凹部7に入り込み、また他方32が回転カム
4に形成されたセレーション6に当接している。一方の
折曲部31の先端35は、シャシ3に固定されたスイッチ33
の作動部34に当接しており、折曲部31が回転カム4の凹
部7に係合する図示の状態においては、スイッチ33はオ
フ状態とされている。また、再生ヘッド21のアジマスを
調整をすべく、操作ノブ2が回転されると、折曲部31が
凹部7からはずれることにより第1図に点線で示すよう
にたわみ、スイッチ33をオン状態とする。
スイッチ33はマイコン等からなる制御回路40に接続され
ており、スイッチ33の状態及びテープレコーダの動作状
態に基づき、テープレコーダのフロントパネル1に設け
られたアジマスインジケータ41の表示状態を制御する。
アジマスインジケータ41は、消灯状態及び赤色又は緑色
の発光色のうち、何れかの表示状態を取り得る2色光型
LEDであり、テープレコーダが再生モードにおいて、ス
イッチ33がオフ状態のとき緑色の点灯状態を、オン状態
においては消灯状態となる。また、テープレコーダが録
音モード及び録音待機モードにおいては、スイッチ33が
オフ状態のとき緑色の点灯状態を、オン状態において赤
色の点灯状態となるよう制御される。また、テープレコ
ーダが上述のモード以外の場合には、アジマスインジケ
ータ41はスイッチの状態にかかわらず、消灯状態とな
る。
以上の構成において、その動作を説明する。
図示の状態において、テープレコーダはヘッドベース15
が第1図の下方に位置する停止モードとなっている。ま
た、回転カム4はその回転範囲における中間位置にある
ため、再生ヘッド21はそのアジマスが録音ヘッド27のア
ジマスと一致する基準位置をとる。この状態において、
アジマスインジケータ41は消灯状態となっている。
テープレコーダが再生モードになると、所要の駆動機構
によりヘッドベース15が図のC方向に移動される。この
時、第2のアーム16も同様に移動するが、スライド板14
に植立され、ヘッドベース15の移動方向と平行なピン19
が、アーム16の長孔17内を摺動することにより、このヘ
ッドベース15の移動は再生ヘッド21のアジマス位置に何
ら影響を及ぼさないものである。
また、テープレコーダが再生モードになると、アジマス
インジケータ41は消灯状態から緑色発光状態となるが、
聴感上最も優れた再生音が得られるよう、操作者が操作
ノブ2を例えば第1図における時計方向に回転すると、
回転カム4の凹部7が板バネ30の折曲部31からはずれ
る。従って、スイッチ33がオン状態となり、アジマスイ
ンジケータ41は消灯状態となる。このとき、第1のアー
ム12はその一端に設けられた従動ピン13がカム面5に追
従するようねじりバネ11によって時計方向に回動する。
従って、スライド板14は図のA方向に移動し、第2のア
ーム16を第2図における反時計方向に回動させる。アー
ム16の移動に伴い、再生ヘッド載置板22はヘッドベース
15に設けられた突起23,23を中心に回動することによ
り、再生ヘッド21が時計方向に回動され、アジマスが調
整される。
また、操作者が操作ノブ2を反時計方向に回動すると、
上述とは逆に、再生ヘッド21は反時計方向に回動され
る。
ここで、再生モードにおいては、再生ヘッド21の基準位
置において、アジマスインジケータ41が緑色発光し、ま
たそれ以外の位置において消灯状態となるため、操作者
は(現在再生しているテープのアジマスが基準位置から
ずれているか否かを即座に判断することが可能となる。
図示の状態の停止モードからテープレコーダを録音モー
ドにすると、上述して同様にヘッドベース15は図のC方
向に移動される。このモードにおいて、回転カム4が中
間位置に位置するときは、アジマスインジケータ41は緑
色点灯状態となるが、これ以外の位置においては赤色点
灯状態となる。
シェルが大きく変形していない一般的なテープカセット
においては、操作ノブ2を中間位置におくことにより、
ほぼアジマスに影響されないアフターモニターが行われ
る。しかしながら、シェルが変形したテープカセット又
は録音アジマスがずれたテープレコーダにより録音され
たテープカセットを、操作ノブ2を中間位置から回転さ
せて再生ヘッド21のアジマスを調整した状態で再生した
後、変形していないテープカセットを用いて録音しよう
とする場合が考えられる。このとき、操作ノブ2を回転
させたまま、中間位置に戻さない状態においては、録音
時のアフターモニター音はアジマスの影響を受けて劣化
するため、操作者は使用したテープの劣化、或いは使用
するテープ毎に設定するバイアス、イコライザー等の設
定ミスによるものと誤判断する可能性がある。
しかしながら、録音モードにおいて、操作ノブ2が中間
位置以外にある場合には、アジマスインジケータ41が赤
色発光状態となるため、操作者は再生ヘッド21のアジマ
スが基準位置にないことを即座に認知し、操作ノブ2を
その中間位置に戻すことができるものである。
録音待機モード状態においては、録音モードと同様、操
作ノブ2が中間位置にある場合にはアジマスインジケー
タ41が緑色発光、中間位置以外の場合には赤色発光状態
となるため、録音状態に移行する前に、再生ヘッド21の
アジマスを基準位置に設定することが容易に可能とな
る。
従って、上述の実施例においては、再生モード及び録音
モードの如く、再生ヘッド21が能動状態となっている場
合、また録音待機モードの如く能動準備状態となってい
る場合に、再生ヘッド21のアジマスが基準位置にあると
きは、何れのモードにおいてもアジマスインジケータ41
が緑色発光し、再生ヘッド21が基準位置にあることを示
す。また、録音モード及び録音待機モードのときに、再
生ヘッド21のアジマスが基準位置にない場合は、アジマ
スインジケータ41が赤色発光し、操作者に操作ノブ2を
中間位置に戻すよう報知するものである。
操作ノブ2の回転範囲における中間位置を検出すべく設
けられた回転カム4の凹部は、その機構上、板バネ30の
折曲部31と協働して、操作ノブ2を回転させた際のクリ
ック感を生じるものである。このクリック感は、回転カ
ム4に形成された凹部7に板バネ30の折曲部31が引き込
まれることによって発生し、本考案のアジマス調整装置
においては、操作ノブ2における中間位置を中心として
約±15度に亘って生じる。このクリック感が生じる回転
範囲は、アジマス調整時におけるデッドゾーンとなり、
再生ヘッド21がその基準位置を中心に約±5分の調整が
不可能となる。この調整不能範囲は、アジマスずれによ
る周波数特性の劣化に換算すると20KHzで2dBの損失を調
整できないことになる。
しかしながら、回転カム4に設けられらセレーション6
は、板バネ30の折曲部31によって回転カム4に形成され
た凹部7が引き込まれないよう保持する。従って、上述
の実施例においては、操作ノブ2の全回転範囲に亘り、
5度単位で操作可能であり、また再生ヘッド21のアジマ
スを約1.7分単位で調整することが可能とされる。ま
た、操作ノブ2の全回転範囲に亘ってセレーションによ
るクリックが発生することにより、良好な操作フィーリ
ングが得られるものである。
なお、本考案は上述の実施例に限定されうことなく、例
えば録音ヘッドと再生ヘッドが兼用とされたいわゆる録
再ヘッドのアジマス調整装置に適用することも可能であ
る。また、上述の実施例においては、操作ノブによって
回転される回転板においては、操作ノブによって回転さ
れる回転板に設けられた凹部に板バネの折曲部が係合す
るよう構成されていたが、直接スイッチの作動部が係合
するよう構成することも可能である。更に、回転カムに
凸部を設け、操作ノブの中間位置において、スイッチが
オン状態となるよう構成することも可能である等、本考
案の趣旨を逸脱しない範囲で種々の態様を取り得るもの
である。
《考案の効果》 以上の如く、本考案によれば、磁気ヘッドのアジマスを
マニュアルで調整するものにおいて、簡単な構成で磁気
ヘッドのアジマスが基準位置にあるかを機械的に検出す
ることが可能であると共に、磁気ヘッドのアジマス基準
位置に対応する操作ノブの中間位置付近においても、微
調整が可能となるため、コスト的、操作的に優れたアジ
マス調整装置を実現するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案に係るアジマス調整装置の正
面図及び平面図を示す。 2……操作ノブ、3……シャシ、4……回転カム、5…
…カム面、6……セレーション、7……凹部、12,16…
…アーム、13……従動ピン、14……スライド板、15……
ヘッドベース、20……アジマス調整ネジ、21……再生ヘ
ッド、27……録音ヘッド、30……板バネ、31,32……折
曲部、33……スイッチ、34……作動部、40……制御回
路、41……アジマスインジケータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ヘッドのアジマスを調整すべく操作さ
    れる操作ノブと、該操作ノブの操作に応答して変位し、
    前記磁気ヘッドのアジマス位置を変化させる伝達機構
    と、該伝達機構に設けられた係合部と、前記操作ノブの
    所要の操作範囲における略中間位置を検出すべく、前記
    操作ノブが前記略中間位置に持ち来たされたとき前記係
    合部によって変位される作動部と、前記伝達機構に設け
    られ、前記操作ノブの所要の操作範囲に亘ってクリック
    を生じせしめるセレーションとを備えたことを特徴とす
    る磁気ヘッドのアジマス調整装置。
JP5751190U 1990-05-31 1990-05-31 磁気ヘッドのアジマス調整装置 Expired - Lifetime JPH0650812Y2 (ja)

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JPH0416614U JPH0416614U (ja) 1992-02-12
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