JPH0650802B2 - フィルタ - Google Patents

フィルタ

Info

Publication number
JPH0650802B2
JPH0650802B2 JP63070711A JP7071188A JPH0650802B2 JP H0650802 B2 JPH0650802 B2 JP H0650802B2 JP 63070711 A JP63070711 A JP 63070711A JP 7071188 A JP7071188 A JP 7071188A JP H0650802 B2 JPH0650802 B2 JP H0650802B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
dielectric
dielectric coaxial
hole
coaxial resonator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63070711A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01241901A (ja
Inventor
貴司 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP63070711A priority Critical patent/JPH0650802B2/ja
Publication of JPH01241901A publication Critical patent/JPH01241901A/ja
Publication of JPH0650802B2 publication Critical patent/JPH0650802B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transceivers (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は誘電体同軸共振器を用いたフィルタに関する。
[従来の技術] フィルタの一例として、アンテナ共用器、Diplexer、
Duplexer、Miltiplexer、分波器、合波器、コンバイ
ナ、送信共用器などと呼ばれているものがあるが、以下
アンテナ共用器を例にとって記述する。
一般に、無線を使用するタイプの電話機は、信号の送信
と信号の受信に同一のアンテナを共用するためのアンテ
ナ共用器を備えている。
アンテナ共用器は通過周波数の異なる2組のバンドパス
フィルタからなるもので、第4図に示すような回路構成
を有している。第4図において、二点鎖線で囲んで示す
アンテナ共用器1は、アンテナ端子ANT、送信信号入
力端子Txおよび受信信号出力端子Rxを有する。上記ア
ンテナ端子ANTは同軸ケーブル2によりアンテナ(図
示せず。)に接続され、送信信号入力端子Txは同軸ケー
ブル3により送信回路(図示せず。)に接続され、また、
受信信号出力端子Rxは同軸ケーブル4により受信回路
(図示せず。)に接続される。そして、上記アンテナ端子
ANTと送信信号入力端子Txとの間には、隣り合う共
振ユニット(誘電体同軸共振器)5,5同志が結合した送
信側のバンドパスフィルタ6が接続される。また、上記
アンテナ端子ANTと受信信号出力端子Rxとの間に
は、隣り合う共振ユニット(誘電体同軸共振器)7,7同
志が結合した受信側のバンドパスフィルタ8が接続され
る。上記送信側のバンドパスフィルタ6と受信側のバン
ドパスフィルタ8とは通過周波数が異なるので、送信信
号入力端子Txに入力した送信信号は、送信側のバンド
パスフィルタ6は通過するが、受信側のバンドパスフィ
ルタ8を通過することができない。これにより、送信信
号が受信回路側に入力するのが阻止される。上記とは逆
に、アンテナ端子ANTに入力した受信信号は、受信側
のバンドパスフィルタ8から受信回路側に通過すること
ができるが、送信側のバンドパスフィルタ6により、送
信回路側への通過は阻止される。
上記の回路構成を有する従来のアンテナ共用器の一部破
断斜視図を第5図に、また、縦断面図を第6図に示す。
上記アンテナ共用器は、送信側のバンドパスフィルタ6
を構成している1/4波長の誘電体同軸共振器11、受
信側のバンドパスフィルタ8を構成している1/4波長
の誘電体同軸共振器12、フィルタ特性調整(たとえば
有極型フィルタ特性を得るための)のための回路素子を
形成あるいは設けるために必要な配線用のプリント基板
13、内ケース14、外ケース15およびカバー16か
らなる。
上記誘電体同軸共振器11および12はいずれも、第6
図に示すように、酸化チタン系のセラミック誘電体から
なる誘電体ブロック17に、共振器間の結合をとるため
の空胴20(第5図参照)を間にして、その一つの端面1
7aからいま一つの端面17bに貫通する貫通孔18,1
8,…,18を設け、各貫通孔18の内面に内導体19
を形成するとともに、上記貫通穴18,18,…,18
を取り囲む誘電体ブロック17の四側面に外導体21を
形成し、上記各内導体19と外導体21とその間に介在
する誘電体ブロック17とで第4図の共振ユニット5,
7を構成するようにしたものである。各共振ユニット
5,7が1/4波長共振型となるように上記各内導体1
9と外導体21とは誘電体ブロック17の上記いま一つ
の端面17bに形成された短絡導体22により相互に短
絡される。上記貫通孔18には、外周部に樹脂等の誘電
体材料23を被着してなる結合棒24が挿通される。そ
して、この結合棒24を配線用のプリント基板13に半
田付けした後、この状態で上記誘電体同軸共振器11お
よび12を内ケース14に収容し、さらに、外ケース1
5内に収容している。上記外ケース15にはカバー16
が取り付けられる。すなわち、このカバー16に形成さ
れたスリット穴16aに内ケース14に形成された舌片
14aが嵌入され、この舌片14aがカバー16に半田付
けされる。上記カバー16にはまた、第5図に示すよう
に、長穴16bが形成され、この長穴16bに半田を供給
することにより、カバー16を誘電体同軸共振器11,
12の外導体21に半田付けしている。内ケース14も
同様の手法により誘電体同軸共振器11,12の外導体
21に半田付けされる。上記外ケース15にはアース端
子25が切起し又は、別部品の固定により形成されると
ともに、送信信号入力端子Tx、アンテナ端子ANTお
よび受信信号出力端子Rxが設けられ、これら端子はプ
リント基板13の所定個所に接続される。
[発明が解決しようとする課題] この構造は、カバー16の取付前後における特性変化が
ほとんどないため、内部素子に手を加えて特性調整をし
た後、ケース封入を完了させたい場合に好適であるが、
内ケース14を必要とするうえに、舌片14aがカバー
16から一定長突出させる必要があるため、ケースの外
形寸法の厚みを薄くするのに限度があった。
本発明の目的は、ケース封入完了前に内部素子に手を加
えることができる構造であることはもちろんのこと、ケ
ースの外形寸法の厚みをさらに薄くできるケース構造を
もったフィルタ提供することである。
[課題を解決するための手段] このため、本発明は、第1,第2のケースを有してい
て、第1のケースは、誘電体同軸共振器の開放端面から
一定間隔をおいて配置された第1の部分と、この第1の
部分から上記各誘電体同軸共振器の一側面に延びる第2
の部分からなり、第2のケースは、各誘電体同軸共振器
の上記一側面に対向する他側面から上記開放端近傍にて
第1のケースの第2の部分に向かって落ち込む段差部を
経て上記第1のケースの第1の部分に到り、この第1の
部分の位置に形成されたスリット穴に第1の部分から外
方に突出させた舌片が嵌入されて固定されることを特徴
としている。
[発明の作用および効果] 上記第1および第2のケースはいずれも誘電体同軸共振
器の外導体に直接、接触するとともに固定される。
本発明によれば、誘電体同軸共振器のケースは第1およ
び第2のケースからなり、第1のケースは誘電体同軸共
振器の開放端面から一定間隔をおいて配置されている部
分を有し、しかも第2のケースはあとから取り付けられ
るようになっているので誘電体同軸共振器をはじめとす
る内部素子に手を加えやすい。また、これら第1および
第2のケースがいずれも誘電体同軸共振器の外導体に直
接、接触するとともに固定され、かつ、第1および第2
のケース同志を固定する部分が凹んだ位置に設けられて
いるので、アンテナ共用器の寸法のうち厚みがさらに薄
くなる。
[実施例] 以下、添付の図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
本発明に到る一実施例アンテナ共用器の分解斜視図を第
1図に、また、異なる2つの方向から見た斜視図を第2
図および第3図に夫々示す。
上記アンテナ共用器は、送信側のバンドパスフィルタ6
(第4図参照)を構成している1/4波長の誘電体同軸共
振器11、受信側のバンドパスフィルタ8(第4図参照)
を構成している1/4波長の誘電体同軸共振器12、配
線用のプリント基板13、第1のケース31、第2のケ
ース32、およびカバー33からなる。
上記誘電体同軸共振器11、12およびプリント基板1
3は、第5図および第6図において説明したものと同じ
ものであり、対応する部分には対応する符号を付して示
し、重複した説明は省略する。
上記第1のケース31はリン青銅等の金属材料からなる
もので、プリント基板13の上に位置する固定フレーム
部34およびその延伸部35からなる。上記固定フレー
ム部34には、誘電体共振器11,12の結合棒24が
半田付けされるプリント基板13のランド部分13aが
内側に位置する打抜き穴36が形成されている。この打
抜き穴36の外周部には、固定フレーム部34の切起し
により、アンテナ接続用の同軸ケーブル2の固定片3
7、送信信号伝送用の同軸ケーブル3の固定片38およ
び受信信号伝送用の同軸ケーブル4の固定片39が形成
されている。これら固定片37,38および39は夫々
同軸ケーブル2,3および4上に湾曲され、同軸ケーブ
ル2,3および4を第1のケース31の固定フレーム部
34に固定する。そして、上記同軸ケーブル2,3およ
び4はその各中心導体41がプリント基板13のランド
部分13aに半田付けされる一方、その各外部導体42
が上記固定フレーム部34に形成された各接地片43に
半田付けされる。第1のケース31の延伸部は、上記固
定フレーム部34の一辺から、誘電体同軸共振器11お
よび12の各短絡端17bに向かって、これら誘電体同
軸共振器11および12の一側面の途中まで延びてい
る。第1のケース35は、それに形成された長穴40に
半田が供給され、誘電体同軸共振器11および12の各
外導体21に半田付けされる。
一方、第2のケース32も、第1のケース31と同様
に、リン青銅等の金属材料からなるものである。この第
2ケース32は、誘電体同軸共振器11,12の上記各
一側面に対向する他側面を部分的に覆うとともに、誘電
体同軸共振器11,12の開放端近傍にて、第1のケー
ス31の延伸部35に向かって落ち込む段差部46を経
て、第1のケース31の固定フレーム部34に到るもの
である。この第2のケース32には、第1のケース31
の固定フレーム部34の位置に複数個スリット穴47が
形成され、この各スリット穴47には第1のケース31
の固定フレーム部34から外方に突出させた舌片48が
嵌入されて、各舌片48が第2のケース32に半田付け
される。そして、上記第2のケース32は、それに形成
された長穴50に半田を供給することにより、誘電体同
軸共振器11および12の各外導体21に半田付けされ
る。
以上に説明した第1および第2のケース31および32
の上には、必要に応じて、シールドを確実なものとする
ため、カバー33が取り付けられることもある。このカ
バー33も、リン青銅等の金属材料からなるものであ
る。上記カバー33は、第1のケース31の固定フレー
ム部34を覆う大略箱形の形状を有する。
なお、上記のように、カバー33が取り付けられた状態
で、同軸ケーブル2ないし4は、上記カバー33に形成
された孔53ないし55に夫々通して、外部に引き出さ
れる。
このような構成であれば、同軸ケーブル2,3および4
が第1のケース31の固定フレーム部34に直接、固定
されるうえ、第1のケース31および第2のケース32
が誘電体同軸共振器11および12の一側面上およびそ
れに対向する他側面上にて、誘電体同軸共振器11およ
び12の各外導体21に直接半田付けされるので、アン
テナ共用器のサイズ、特に厚みが薄くなる。
また、第1のケース31の固定フレーム部34は、誘電
体同軸共振器11,12の開放端面から一定間隔をおい
て配置されている。よって、第1のケース31の固定フ
レーム部34に同軸ケーブル2,3および4を固定し、
その各中心導体41をプリント基板13のランド部分1
3aに半田付けし、各外部導体42を接地片4に半田付
けした状態でも誘電体同軸共振器をはじめとする内部素
子に手を加えやすく、フィルタ特性の調整も容易にな
る。
さらに、第2のケース32には、誘電体同軸共振器11
および12の接触しない位置に段差部46が形成されて
いるので、アンテナ共用器の厚みを増加させることな
く、第1のケース31の固定フレーム部34から突出さ
せた舌片48が第2のケース32のスリット穴47から
突き出す突出し量が必要なだけ確保でき、半田付の信頼
性も高くなる。
なお、必要に応じ、第2図に分解して示すように、誘電
体同軸共振器11および12の短絡端寄りを一端開口箱
状のシールドケース70で覆ってもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る一実施例アンテナ共用器の分解斜
視図、 第2図および第3図は夫々第1図のアンテナ共用器を2
つの異なる方向から見た外観を示す斜視図、 第4図はアンテナ共用器の回路図、 第5図は従来のアンテナ共用器の外観を示す一部破断斜
視図、 第6図は第5図のアンテナ共用器の横断面図である。 2,3,4……同軸ケーブル、 11,12……誘電体同軸共振器、 13……プリント基板(13a……ランド部分)、 31……第1のケース、32……第2のケース、 34……固定フレーム部、35……延伸部、 36……打抜き穴、37,38,39……固定片、 46……段差部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】誘電体ブロックの一つの端面からそれに対
    向するいま一つの端面に貫通する貫通孔を備え、この貫
    通孔の内壁面に形成された内導体と上記貫通孔を取り囲
    む誘電体ブロックの外側面に形成された外導体とを有す
    る誘電体同軸共振器で構成されたフィルタにおいて、 誘電体同軸共振器の開放端面から一定間隔をおいて配置
    された第1の部分と、この第1の部分から上記各誘電体
    同軸共振器の一側面に延びる第2の部分からなる第1の
    ケースと、上記誘電体同軸共振器の上記一側面に対向す
    る他側面から、上記開放端近傍にて第1のケースの第2
    の部分に向かって落ち込む段差部を経て上記第1のケー
    スの上記第1の部分に到り、この第1の部分の位置に形
    成されたスリット穴に上記第1の部分から外方に突出さ
    せた舌片が嵌入されて固定される第2のケースとを備え
    たことを特徴とするフィルタ。
JP63070711A 1988-03-23 1988-03-23 フィルタ Expired - Fee Related JPH0650802B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63070711A JPH0650802B2 (ja) 1988-03-23 1988-03-23 フィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63070711A JPH0650802B2 (ja) 1988-03-23 1988-03-23 フィルタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01241901A JPH01241901A (ja) 1989-09-26
JPH0650802B2 true JPH0650802B2 (ja) 1994-06-29

Family

ID=13439435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63070711A Expired - Fee Related JPH0650802B2 (ja) 1988-03-23 1988-03-23 フィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0650802B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02147903U (ja) * 1989-05-18 1990-12-17
JPH03113505U (ja) * 1990-01-26 1991-11-20
JPH0793523B2 (ja) * 1990-03-03 1995-10-09 富士電気化学株式会社 誘電体帯域阻止フィルタ
JP7211533B2 (ja) * 2019-11-29 2023-01-24 株式会社村田製作所 誘電体共振器、誘電体フィルタ、およびマルチプレクサ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01241901A (ja) 1989-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0938153B1 (en) Bandpass filter, duplexer, high-frequency module and communications device
US5812036A (en) Dielectric filter having intrinsic inter-resonator coupling
EP0563987B1 (en) Dielectric filters mounted on a substrate for carrying input and output striplines
US20050146399A1 (en) Dielectric resonator, dielectric filter, dielectric duplexer, and communication apparatus incorporating the same
CA2273669A1 (en) Dual band combiner arrangement
EP0907982B1 (en) Integrated filter
EP0926759B1 (en) Dielectric filter and dielectric duplexer
EP0959518B1 (en) Dielectric filter, dielectric duplexer, and transceiver
EP0874414B1 (en) Dielectric filter, transmitting/receiving duplexer, and communication apparatus
KR100397732B1 (ko) 유전체 필터, 듀플렉서 및 이를 포함하는 통신기 장치
KR100401969B1 (ko) 유전체 필터, 유전체 듀플렉서 및 통신 장치
JPH08191230A (ja) 分波器
JPH0650802B2 (ja) フィルタ
JP3468093B2 (ja) 誘電体フィルタ、共用器および電子機器
JP2000295008A (ja) 誘電体共振器装置、誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサ、通信機および誘電体共振器装置の入出力電極形成方法
KR100252006B1 (ko) 유전체 필터
KR100401966B1 (ko) 복합 유전체 필터 장치 및 이를 결합한 통신 장치
JP2777501B2 (ja) 誘電体フィルタ
US6137382A (en) Dielectric duplexer and a communication device including such dielectric duplexer
US6480701B1 (en) Composite filter, duplexer and communication apparatus
JPH11284410A (ja) アンテナ共用分波器
JPH0832307A (ja) 誘電体装置
JP2004297369A (ja) フィルタ回路、デュプレクサおよび通信装置
JPS6025128Y2 (ja) 半同軸共振器フイルタ
JPH1168407A (ja) 誘電体フィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees