JPH065068Y2 - 横型マシニングセンタ用ワ−ククランプ装置 - Google Patents
横型マシニングセンタ用ワ−ククランプ装置Info
- Publication number
- JPH065068Y2 JPH065068Y2 JP1987102007U JP10200787U JPH065068Y2 JP H065068 Y2 JPH065068 Y2 JP H065068Y2 JP 1987102007 U JP1987102007 U JP 1987102007U JP 10200787 U JP10200787 U JP 10200787U JP H065068 Y2 JPH065068 Y2 JP H065068Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- projecting arm
- clamp
- center column
- elevating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Jigs For Machine Tools (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば20〜50kgの重量の大型ワークのク
ランプを安定した状態で固定でき、しかも、一度に2つ
のワークを安定した状態でクランプすることができるよ
うにした横型マシニングセンタ用ワーククランプ装置に
関するものである。
ランプを安定した状態で固定でき、しかも、一度に2つ
のワークを安定した状態でクランプすることができるよ
うにした横型マシニングセンタ用ワーククランプ装置に
関するものである。
マシニングセンタでは、通常ワークの交換時間を短縮し
て機械の稼動率を高めるために、準備工程においてワー
クをワークパレットに取付けておいて、先行の加工作業
が終わり次第ワークパレットごと交換して短時間内に次
の加工作業に入るのが普通である。
て機械の稼動率を高めるために、準備工程においてワー
クをワークパレットに取付けておいて、先行の加工作業
が終わり次第ワークパレットごと交換して短時間内に次
の加工作業に入るのが普通である。
通常、ワークパレットには、加工基準位置を決定するた
めの固定部とこれに向かってワークを押付けるクランプ
装置が設けられる。クランプ装置としては、油圧シリン
ダとこれによって駆動されるクランプヘッドとを備える
油圧式のものが広く普及している。
めの固定部とこれに向かってワークを押付けるクランプ
装置が設けられる。クランプ装置としては、油圧シリン
ダとこれによって駆動されるクランプヘッドとを備える
油圧式のものが広く普及している。
横型マシニングセンタの場合は、通常、ワークの正面と
左右の横側面は加工に備えて開放しておく必要があり、
必然的に固定部とクランプヘッドとが上下方向に対応さ
せられる。
左右の横側面は加工に備えて開放しておく必要があり、
必然的に固定部とクランプヘッドとが上下方向に対応さ
せられる。
しかし、上下に対応する固定部とクランプヘッド間に、
例えば20〜50Kgもの大型ワークを装着することは非
常に難しい。
例えば20〜50Kgもの大型ワークを装着することは非
常に難しい。
このような大型ワークをクレーンで吊持して横方向から
固定部とクランプヘッド間に挿入することになるが、ク
ランプヘッドが邪魔になるため、多大の労力と時間がか
かり、往々にしてワーククランプ装置を損傷することも
ある。
固定部とクランプヘッド間に挿入することになるが、ク
ランプヘッドが邪魔になるため、多大の労力と時間がか
かり、往々にしてワーククランプ装置を損傷することも
ある。
更に、従来のクランプ装置は、油圧シリンダによって駆
動されるクランプヘッドでワークを直接クランプしてい
たので、ワークをクランプする部分の面積が小さくて安
定性が悪く、ワークに凹み等の損傷が生じることがあ
り、また、複数のクランプヘッドでワークをクランプす
るものでは、ワークを複数箇所で夫々クランプするので
安定性が悪いといった問題があった。
動されるクランプヘッドでワークを直接クランプしてい
たので、ワークをクランプする部分の面積が小さくて安
定性が悪く、ワークに凹み等の損傷が生じることがあ
り、また、複数のクランプヘッドでワークをクランプす
るものでは、ワークを複数箇所で夫々クランプするので
安定性が悪いといった問題があった。
また、従来のクランプ装置では、油圧シリンダを支持す
るアームの一方側だけでワークをクランプする構成であ
るため、このアームを支持するセンタコラムに曲げ応力
が作用して、センタコラムの荷重条件が厳しくなり、ワ
ークの加工精度が低下するという問題がある。
るアームの一方側だけでワークをクランプする構成であ
るため、このアームを支持するセンタコラムに曲げ応力
が作用して、センタコラムの荷重条件が厳しくなり、ワ
ークの加工精度が低下するという問題がある。
本考案の目的は、ワークの着脱を簡単に行えるようにす
ること、ワークを安定的にクランプすること、ワークの
損傷を防止し且つ加工精度の低下を防止すること、等で
ある。
ること、ワークを安定的にクランプすること、ワークの
損傷を防止し且つ加工精度の低下を防止すること、等で
ある。
本考案に係る横型マシニングセンタ用ワーククランプ装
置は、横型マシニングセンタのテーブルに着脱可能に取
付られるベース部材と、上記ベース部材に立設されたセ
ンタコラムと、上記センタコラムの上部に水平方向に回
転可能に枢着され、その枢着部の側部から側方へ対称に
延びる1対の張り出しアーム部を備えたビーム状ブロッ
クと、上記各張り出しアーム部に下向きに組込まれた複
数の油圧シリンダと、これら複数の油圧シリンダのピス
トンロッド下端に夫々設けられ張り出しアーム部の下方
に向けてクランプ駆動される複数のクランプヘッドと、
これら複数のクランプヘッドの下端側に配置され、上記
複数の油圧シリンダによって下降されてワークを固定す
る昇降スペーサと、上記張り出しアーム部に挿入されて
上記昇降スペーサを張り出しアーム部に支持する複数の
吊りボルトと、これらの吊りボルトを上方へ弾性付勢す
る複数のバネ部材とを備えたことを特徴とするものであ
る。
置は、横型マシニングセンタのテーブルに着脱可能に取
付られるベース部材と、上記ベース部材に立設されたセ
ンタコラムと、上記センタコラムの上部に水平方向に回
転可能に枢着され、その枢着部の側部から側方へ対称に
延びる1対の張り出しアーム部を備えたビーム状ブロッ
クと、上記各張り出しアーム部に下向きに組込まれた複
数の油圧シリンダと、これら複数の油圧シリンダのピス
トンロッド下端に夫々設けられ張り出しアーム部の下方
に向けてクランプ駆動される複数のクランプヘッドと、
これら複数のクランプヘッドの下端側に配置され、上記
複数の油圧シリンダによって下降されてワークを固定す
る昇降スペーサと、上記張り出しアーム部に挿入されて
上記昇降スペーサを張り出しアーム部に支持する複数の
吊りボルトと、これらの吊りボルトを上方へ弾性付勢す
る複数のバネ部材とを備えたことを特徴とするものであ
る。
本考案によれば、ワークを着脱する際、センタコラムを
中心にしてビーム状ブロックを水平方向に回転させ、ベ
ース部材の上方空間を解放してワークを上方から搬出入
できるため、ワークの着脱が簡単化する。
中心にしてビーム状ブロックを水平方向に回転させ、ベ
ース部材の上方空間を解放してワークを上方から搬出入
できるため、ワークの着脱が簡単化する。
ワークの装着の際には、ワークをベース部材に載せてか
らビーム状ブロックを再び水平方向に回転させてベース
部材に対応する位置に戻し、複数のクランプヘッドを複
数の油圧シリンダでクランプ駆動してこれらのクランプ
ヘッドの下端側に配置された昇降スペーサでワークをク
ランプすることによりワークを安定した状態に確実に固
定することができる。
らビーム状ブロックを再び水平方向に回転させてベース
部材に対応する位置に戻し、複数のクランプヘッドを複
数の油圧シリンダでクランプ駆動してこれらのクランプ
ヘッドの下端側に配置された昇降スペーサでワークをク
ランプすることによりワークを安定した状態に確実に固
定することができる。
更に、センタコラムの両側に設けられた一対の張り出し
アーム部で2つのワークを夫々クランプすることができ
るため、センタコラムの曲げ変形等を抑制して、高精度
にワークを固定できる。
アーム部で2つのワークを夫々クランプすることができ
るため、センタコラムの曲げ変形等を抑制して、高精度
にワークを固定できる。
しかも、ワークをクランプした後に油圧シリンダのクラ
ンプヘッドを上昇させたときに昇降スペーサが、この昇
降スペーサを支持する複数の吊りボルトを上方へ弾性付
勢するバネ部材によって自動的に上昇される。
ンプヘッドを上昇させたときに昇降スペーサが、この昇
降スペーサを支持する複数の吊りボルトを上方へ弾性付
勢するバネ部材によって自動的に上昇される。
本考案に係るワーククランプ装置によれば、以上説明し
たように、ワークの着脱に際して、ベース部材の上方の
ビーム状ブロックをセンタコラムを中心にして水平方向
に回転させ、ベース部材の上方空間を解放できるため、
ワークの着脱が簡単化し、能率的にかつ安全にワークを
着脱できる。
たように、ワークの着脱に際して、ベース部材の上方の
ビーム状ブロックをセンタコラムを中心にして水平方向
に回転させ、ベース部材の上方空間を解放できるため、
ワークの着脱が簡単化し、能率的にかつ安全にワークを
着脱できる。
更に、複数の油圧シリンダで駆動される複数のクランプ
ヘッドの下端側に配置された昇降スペーサによってワー
クを固定するので、昇降スペーサの広い下面で固定でき
るから、ワークに凹み等の損傷が生じることがなく、ワ
ークを安定した状態に確実に固定することができる。
ヘッドの下端側に配置された昇降スペーサによってワー
クを固定するので、昇降スペーサの広い下面で固定でき
るから、ワークに凹み等の損傷が生じることがなく、ワ
ークを安定した状態に確実に固定することができる。
しかも、ワークを固定した後における昇降スペーサの上
昇を、この昇降スペーサを支持する複数の吊りボルトを
弾性付勢する複数のバネ部材によって自動的に行うこと
ができる。
昇を、この昇降スペーサを支持する複数の吊りボルトを
弾性付勢する複数のバネ部材によって自動的に行うこと
ができる。
また、1対の張り出しアーム部がセンタコラムの枢着部
の側部から側方へ対称に延びているので、センタコラム
の両側で同時に2つのワークを夫々固定することがで
き、センタコラムの荷重条件を緩和できるから、センタ
コラムを軽量化できるし、油圧シリンダに作用する軸直
交方向の力を軽減して油圧シリンダの耐久性を高めるこ
とができ、センタコラムの曲げ変形や油圧シリンダの加
圧方向のズレによる加工精度の低下を防止できる。〔実
施例〕 本考案の実施例に係る横型マシニングセンタ用ワークク
ランプ装置を図面に基いて説明する。
の側部から側方へ対称に延びているので、センタコラム
の両側で同時に2つのワークを夫々固定することがで
き、センタコラムの荷重条件を緩和できるから、センタ
コラムを軽量化できるし、油圧シリンダに作用する軸直
交方向の力を軽減して油圧シリンダの耐久性を高めるこ
とができ、センタコラムの曲げ変形や油圧シリンダの加
圧方向のズレによる加工精度の低下を防止できる。〔実
施例〕 本考案の実施例に係る横型マシニングセンタ用ワークク
ランプ装置を図面に基いて説明する。
第1図、第2図及び第3図に示すように、このワークク
ランプ装置は、横型マシニングセンタのテーブルに着脱
可能に取付られるベース部材1と、このベース部材1の
中心に立設されたセンタコラム2と、センタコラム2の
上部に水平方向に回転可能に枢着されたビーム状ブロッ
ク3とを備えている。
ランプ装置は、横型マシニングセンタのテーブルに着脱
可能に取付られるベース部材1と、このベース部材1の
中心に立設されたセンタコラム2と、センタコラム2の
上部に水平方向に回転可能に枢着されたビーム状ブロッ
ク3とを備えている。
上記ベース部材1は、略四辺形厚板状のペースプレート
4と、これの上面に固定されたビーム状のベースブロッ
ク5からなる。
4と、これの上面に固定されたビーム状のベースブロッ
ク5からなる。
上記センタコラム2はベースブロック5の中心に直立
し、第4図に示すように、その上端にはブロック3の回
転中心軸となるセンターボルト6が螺着される。
し、第4図に示すように、その上端にはブロック3の回
転中心軸となるセンターボルト6が螺着される。
上記ビーム状ブロック3は、センターボルト6にブッシ
ュ7を介して回転自在に外嵌され、センターボルト6に
よりヘッド部材8を介してセンタコラム2の上面に締付
けられている。このヘッド部材8はピン9,10及びブ
ッシュ7を介してセンタコラム2に回止め状に結合され
ている。このヘッド部材8の下側のビーム状ブロック3
の上面部分には所定のピッチ円上で90°置きに形成さ
れた位置決め穴11が設けられ、これらに対応して、ヘ
ッド部材8にはそのピッチ円上で180°置きに、例え
ば、図示しないバネによってビーム状ブロック3の上面
に押圧される位置決め部材12が設けられている。そし
て、この位置決め部材12がビーム状ブロック3がベー
スブロック5に対応する位置とこれから90°回転した
位置とで位置決め穴11に填まり込み、ビーム状ブロッ
ク3を正確にベースブロック5に対応する位置あるいは
これから90°回転した位置に位置決めできるようにし
てある。
ュ7を介して回転自在に外嵌され、センターボルト6に
よりヘッド部材8を介してセンタコラム2の上面に締付
けられている。このヘッド部材8はピン9,10及びブ
ッシュ7を介してセンタコラム2に回止め状に結合され
ている。このヘッド部材8の下側のビーム状ブロック3
の上面部分には所定のピッチ円上で90°置きに形成さ
れた位置決め穴11が設けられ、これらに対応して、ヘ
ッド部材8にはそのピッチ円上で180°置きに、例え
ば、図示しないバネによってビーム状ブロック3の上面
に押圧される位置決め部材12が設けられている。そし
て、この位置決め部材12がビーム状ブロック3がベー
スブロック5に対応する位置とこれから90°回転した
位置とで位置決め穴11に填まり込み、ビーム状ブロッ
ク3を正確にベースブロック5に対応する位置あるいは
これから90°回転した位置に位置決めできるようにし
てある。
また、ビーム状ブロック3は、その枢着部13の側部か
ら側方へ対称に延びる1対の張り出しアーム部14を備
え、各張り出しアーム部14にはその張り出し方向に1
列に並べて下向きに組込まれた4本の油圧シリンダ15
と、油圧シリンダ15のピストンロッド16下端に連結
されたクランプヘッド17とが設けられている。
ら側方へ対称に延びる1対の張り出しアーム部14を備
え、各張り出しアーム部14にはその張り出し方向に1
列に並べて下向きに組込まれた4本の油圧シリンダ15
と、油圧シリンダ15のピストンロッド16下端に連結
されたクランプヘッド17とが設けられている。
更に、各張り出しアーム部14の下側には、昇降スペー
サ18が配置され、この昇降スペーサ18は、第5図に
示すように、張り出しアーム部14の各油圧シリンダ1
5の両側に昇降可能に挿通されかつ圧縮コイルバネ19
により上昇付勢されている吊りボルト20の下端に着脱
可能に固定されている。そして、この昇降スペーサ18
は上記クランプヘッド17を介して油圧シリンダ16に
よって下方にクランプ駆動される。また、昇降スペーサ
18は平面視において、張り出しアーム部14の先端側
及びその両側に突出するように広幅に形成されている。
サ18が配置され、この昇降スペーサ18は、第5図に
示すように、張り出しアーム部14の各油圧シリンダ1
5の両側に昇降可能に挿通されかつ圧縮コイルバネ19
により上昇付勢されている吊りボルト20の下端に着脱
可能に固定されている。そして、この昇降スペーサ18
は上記クランプヘッド17を介して油圧シリンダ16に
よって下方にクランプ駆動される。また、昇降スペーサ
18は平面視において、張り出しアーム部14の先端側
及びその両側に突出するように広幅に形成されている。
尚、ベースブロック5上には必要に応じて1段または2
段以上のスペーサ21が固定される。
段以上のスペーサ21が固定される。
このワーククランプ装置にワークWを装着するときに
は、ビーム状ブロック3をベースブロック5に上下方向
で対応する位置からセンターボルト6を中心にして90
°水平方向に回転させることにより、ベースブロック5
の上方が解放される。そして、ベースブロック5の真上
からホイスト等の揚重機に吊り下げたワークWを吊り込
んでから、再びビーム状ブロック3を90°水平方向に
回転させることにより、ビーム状ブロック3をベースブ
ロック5に上下方向で対応する位置に戻す。この後、油
圧シリンダ15を作動させて昇降スペーサ18をクラン
プ駆動することによりワークWをベースブロック5とビ
ーム状ブロック3との間に固定することができる。
は、ビーム状ブロック3をベースブロック5に上下方向
で対応する位置からセンターボルト6を中心にして90
°水平方向に回転させることにより、ベースブロック5
の上方が解放される。そして、ベースブロック5の真上
からホイスト等の揚重機に吊り下げたワークWを吊り込
んでから、再びビーム状ブロック3を90°水平方向に
回転させることにより、ビーム状ブロック3をベースブ
ロック5に上下方向で対応する位置に戻す。この後、油
圧シリンダ15を作動させて昇降スペーサ18をクラン
プ駆動することによりワークWをベースブロック5とビ
ーム状ブロック3との間に固定することができる。
また、この逆の手順をふむことによりワークWをクラン
プ装置から取り出すことができる。
プ装置から取り出すことができる。
このように、ワークWの着脱に際して、ベース部材1の
上方のビーム状ブロック3をセンタコラム2を中心にし
て水平方向に回転させ、ベース部材1の上方空間を解放
し、ワークWを横移動することなく真上からベース部材
1に吊り込んだり、ベース部材1から真上にワークWを
吊り上げたりできるので、ワークWの装着作業が簡単
で、短時間で、しかも、安全にワークWの脱着ができ
る。また、ベース部材1の上方空間を解放し、ワークW
を真上からベース部材1に吊り込んだり、ベース部材1
から真上にワークWを吊り上げたりできるので、ビーム
状ブロック3やセンタコラム2とワークWとの衝突を防
止でき、ワークWとの衝突によるクランプ装置の損傷を
防止できる。
上方のビーム状ブロック3をセンタコラム2を中心にし
て水平方向に回転させ、ベース部材1の上方空間を解放
し、ワークWを横移動することなく真上からベース部材
1に吊り込んだり、ベース部材1から真上にワークWを
吊り上げたりできるので、ワークWの装着作業が簡単
で、短時間で、しかも、安全にワークWの脱着ができ
る。また、ベース部材1の上方空間を解放し、ワークW
を真上からベース部材1に吊り込んだり、ベース部材1
から真上にワークWを吊り上げたりできるので、ビーム
状ブロック3やセンタコラム2とワークWとの衝突を防
止でき、ワークWとの衝突によるクランプ装置の損傷を
防止できる。
更に、1対の張り出しアーム部14がセンタコラム2へ
の枢着部の側部から側方へ対称に延びているので、セン
タコラム2の両側で同時に2つのワークWを夫々クラン
プすることができ、クランプ時にセンタコラム2には張
力のみが作用するので、センタコラム3を細くして軽量
化を図れ、また、油圧シリンダ15に作用する軸直交方
向の力が微小になるから、油圧シリンダ15の耐久性を
高めることができ、センタコラム2の変形や油圧シリン
ダ15の加圧方向のズレによる加工精度の低下を防止で
きる。
の枢着部の側部から側方へ対称に延びているので、セン
タコラム2の両側で同時に2つのワークWを夫々クラン
プすることができ、クランプ時にセンタコラム2には張
力のみが作用するので、センタコラム3を細くして軽量
化を図れ、また、油圧シリンダ15に作用する軸直交方
向の力が微小になるから、油圧シリンダ15の耐久性を
高めることができ、センタコラム2の変形や油圧シリン
ダ15の加圧方向のズレによる加工精度の低下を防止で
きる。
また、昇降スペーサ18を上記複数のクランプヘッド1
7の下端側に配置して上記油圧シリンダ15によって下
降させてこの昇降スペーサ18でワークWを固定するよ
うにしたので、ワークWを広い面積で押さえることがで
き、ワークWに凹み等の損傷が生じることがなく、安定
した状態に固定することができる。
7の下端側に配置して上記油圧シリンダ15によって下
降させてこの昇降スペーサ18でワークWを固定するよ
うにしたので、ワークWを広い面積で押さえることがで
き、ワークWに凹み等の損傷が生じることがなく、安定
した状態に固定することができる。
この昇降スペーサ18は、張り出しアーム14に挿入さ
れた複数の吊りボルト20によって張り出しアーム14
に支持され、これら複数の吊りボルト20が夫々圧縮コ
イルバネ19によって上方へ弾性付勢されているので、
これら複数の吊りボルトに支持された昇降スペーサ18
を、上記弾性付勢によって自動的に上昇させることがで
きる。
れた複数の吊りボルト20によって張り出しアーム14
に支持され、これら複数の吊りボルト20が夫々圧縮コ
イルバネ19によって上方へ弾性付勢されているので、
これら複数の吊りボルトに支持された昇降スペーサ18
を、上記弾性付勢によって自動的に上昇させることがで
きる。
加えて、この実施例では、平面視において、張り出しア
ーム部14の先端側及びその両側に突出するように広幅
に形成された昇降スペーサ18を各張り出しアーム部1
4の下側に配置してあるので、何等かの理由でツールが
張り出しアーム部14の先端部に接近したときに、ツー
ルが張り出しアーム部14に接触する前に昇降スペーサ
18にツールが接触するので、張り出しアーム部14が
ツールによって損傷するのを防止できる。
ーム部14の先端側及びその両側に突出するように広幅
に形成された昇降スペーサ18を各張り出しアーム部1
4の下側に配置してあるので、何等かの理由でツールが
張り出しアーム部14の先端部に接近したときに、ツー
ルが張り出しアーム部14に接触する前に昇降スペーサ
18にツールが接触するので、張り出しアーム部14が
ツールによって損傷するのを防止できる。
図面は本考案の実施例に係るもので、第1図は横型マシ
ニングセンタ用ワーククランプ装置の平面図、第2図は
その正面図、第3図はその側面図、第4図は第1図IV−
IV線断面図、第5図は第1図V−V線断面図である。 W……ワーク、1……ベース部材、2……センタコラ
ム、3……ビーム状ブロック、14……張り出しアーム
部、15……油圧シリンダ、16……ピストンロッド、
17……クランプヘッド、18……昇降スペーサ、19
……圧縮コイルバネ、20……吊りボルト。
ニングセンタ用ワーククランプ装置の平面図、第2図は
その正面図、第3図はその側面図、第4図は第1図IV−
IV線断面図、第5図は第1図V−V線断面図である。 W……ワーク、1……ベース部材、2……センタコラ
ム、3……ビーム状ブロック、14……張り出しアーム
部、15……油圧シリンダ、16……ピストンロッド、
17……クランプヘッド、18……昇降スペーサ、19
……圧縮コイルバネ、20……吊りボルト。
Claims (1)
- 【請求項1】横型マシニングセンタのテーブルに着脱可
能に取付られるベース部材と、 上記ベース部材に立設されたセンタコラムと、 上記センタコラムの上部に水平方向に回転可能に枢着さ
れ、その枢着部の側部から側方へ対称に延びる1対の張
り出しアーム部を備えたビーム状ブロックと、 上記各張り出しアーム部に下向きに組込まれた複数の油
圧シリンダと、 これら複数の油圧シリンダのピストンロッド下端に夫々
設けられ張り出しアーム部の下方に向けてクランプ駆動
される複数のクランプヘッドと、 これら複数のクランプヘッドの下端側に配置され、上記
複数の油圧シリンダによって下降されてワークを固定す
る昇降スペーサと、 上記張り出しアーム部に挿入されて上記昇降スペーサを
張り出しアーム部に支持する複数の吊りボルトと、 これらの吊りボルトを上方へ弾性付勢する複数のバネ部
材とを備えたことを特徴とする横型マシニングセンタ用
ワーククランプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987102007U JPH065068Y2 (ja) | 1987-07-01 | 1987-07-01 | 横型マシニングセンタ用ワ−ククランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987102007U JPH065068Y2 (ja) | 1987-07-01 | 1987-07-01 | 横型マシニングセンタ用ワ−ククランプ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS649034U JPS649034U (ja) | 1989-01-18 |
JPH065068Y2 true JPH065068Y2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=31331521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987102007U Expired - Lifetime JPH065068Y2 (ja) | 1987-07-01 | 1987-07-01 | 横型マシニングセンタ用ワ−ククランプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH065068Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6127633U (ja) * | 1984-07-26 | 1986-02-19 | 東洋油圧機械株式会社 | スイングクランプ装置 |
JPS61284339A (ja) * | 1985-06-10 | 1986-12-15 | Aioi Seiki Kk | 横型マシニングセンタ用ワ−ククランプ装置 |
-
1987
- 1987-07-01 JP JP1987102007U patent/JPH065068Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS649034U (ja) | 1989-01-18 |
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