JPH0650618B2 - 光電子増倍管 - Google Patents

光電子増倍管

Info

Publication number
JPH0650618B2
JPH0650618B2 JP60105764A JP10576485A JPH0650618B2 JP H0650618 B2 JPH0650618 B2 JP H0650618B2 JP 60105764 A JP60105764 A JP 60105764A JP 10576485 A JP10576485 A JP 10576485A JP H0650618 B2 JPH0650618 B2 JP H0650618B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support plates
dynode
anode
dynodes
support plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60105764A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60262340A (ja
Inventor
フレデリツク マクドニ アーサ
バーナード カイザ ドナルド
Original Assignee
バール テクノロジース インコーポレイテツド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by バール テクノロジース インコーポレイテツド filed Critical バール テクノロジース インコーポレイテツド
Publication of JPS60262340A publication Critical patent/JPS60262340A/ja
Publication of JPH0650618B2 publication Critical patent/JPH0650618B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J43/00Secondary-emission tubes; Electron-multiplier tubes
    • H01J43/04Electron multipliers
    • H01J43/06Electrode arrangements

Landscapes

  • Measurement Of Radiation (AREA)
  • Electron Tubes For Measurement (AREA)
  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)
  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 この発明は光電子増倍管、特に電子増倍ケージ構体に一
様な横方向の間隔を与えてその構体を構成する素子の変
形を防ぐようにした電子増倍管に関する。
大容積の光電子増倍管の製造にはしばしば矛盾した目標
が生ずる。例えば、管球は観測すべき現象の正確かつ再
現性ある測定ができるように設計する必要があると同時
に安価に生産することを要する。この前者の目標は管球
の各素子の位置を互いに正確に固定することを要求する
が、これは高価な精密部品を多数使用しなければ達せら
れない。また後者の目標を達するには、困難で時間のか
かる組立技法を要しないように管球は簡単に組立てられ
なければならない。
ある形式の光電子増倍管では、電子増倍器の各電極がそ
の両端に設けた平行な絶縁スペーサに形成された大きな
開孔から横に突出した腕を有する金属ブラケツトに支持
され、この金属ブラケツトと補助電極のいくつかの自由
端に電気導線が熔接され、その他の補助電極には機械的
ストツパが熔接されている。この形式の構体の1つでイ
ンライン型電子増倍器を持つものが米国特許第2200722
号に示されているが、この構成は複雑で製造に労力がか
かるため高価である。
米国特許第4125793号は各ダイノードを一定の空間関係
に強固に保持する絶縁側材によつて支持されない浮動陽
極を持つ箱型グリツドダイノード構体を有する光電子増
倍管を開示している。この浮動陽極の目的は開示のよう
にオーム漏洩すなわち漏洩電流の通路になる支持用側材
から隔離することであるが、ダイノードをその側材に固
定する方法については開示されていない。
この特許に開示されたようなダイノードメツシユがダイ
ノードの1つまたはそれ以上のものに設けられた電子増
倍器構体では、その絶縁支持用側材によつて印加される
横方向の圧力のために、ダイノードメツシユがその静電
界を変えて管球の性能を低下させる点まで変形すること
が多いことが判つている。
従つて、電子増倍器のダイノードと陽極を支持する絶縁
支持材間に均一な最小間隔を設定して電子増倍器を構成
する各素子の変形をなくすることが望ましい。
〔発明の概要〕
光電子増倍管は、光電子放射陰極とこの陰極から隔てら
れた遮蔽カツプおよびこの遮蔽カツプに衝合する電子増
倍器ケージ構体を収容した真空外囲器を有し、そのケー
ジ構体は複数の支持用開孔を穿設されて横方向に隔てら
れた1対の絶縁支持板を含んでいる。各支持板には遠端
部と近端部とがあり、その近端部は遮蔽カツプに取付け
られている。各支持板の遠端部の間には遮光体が設けら
れ、両支持板間には少くとも1つにフイールドメツシユ
が取付けられた複数個のダイノードと1個の陽極とが配
置されて各電極の両側に突出した取付け手段により支持
板に取付けられている。遮蔽カツプは両支持板の近端部
間に最小横間隔を設定する支持板離間手段を含み、遮光
体の横幅寸法がこの離間手段のそれに実質的に等しく、
両支持板の遠端部間に最小横間隔を設定するようになつ
ている。離間手段と遮光体は共働して両支持板間に陽極
およびダイノードの横幅寸法より大きい均一な最小横間
隔を与え、フイールドメツシユの変形を防ぐ。またダイ
ノードと陽極の取付け手段は2つの部分に分けられ、そ
の取付手段のうちの何れかのものゝ一つの部分は成形し
てダイノードおよび陽極を支持板間に固定し得るように
なつている。
〔推奨実施例の詳細な説明〕
第1図の光電子増倍管10は側壁14を持つ真空外囲器12を
含み、外囲器12の一端は透明なフエースプレート16によ
り、他端はステム部(図示せず)によりそれぞれ閉じら
れている。側壁14のフエースプレート16に隣接する部分
には導電層18が蒸着され、フエースプレート16の内面と
側壁14の導電層18の一部には光電子放射陰極20が形成さ
れている。この光電子放射陰極20はアンチモン化カリウ
ム・セシウムを可とする当業者に公知の任意のアンチモ
ン化アルカリ材料で形成することができ、これに投射さ
れる輻射に応じて光電子を放射する。
この光電子放射陰極20から離して遮蔽カツプ22が設けら
れている。この遮蔽カツプ22は実質的に平坦な基底部24
とこれに垂直な環状周壁部26を有するカツプ型電界形成
電極であつて、その基底部24の中心には実質的に矩形の
開孔28が設けられている。外囲器12内には複数個のバル
ブスペーサ29により遮蔽カツプ22が芯出しされ、開孔28
内にはこれから離して1次ダイノード30が設けられてい
る。この1次ダイノード30は米国再発行特許第30249号
明細書記載のものと実質的に同じ断面形状を有し、電子
増倍器ケージ構体32の第1電極を成している。この1次
ダイノード30の入力開口36には実質的に平坦なフイール
ドメツシユ部材34が取付けられている。1次ダイノード
30はアンチモン化アルカリの2次電子放射被覆38を有す
るニツケル基板から成るのが好ましいが、酸化ベリリウ
ムの2次電子放射面を有するベリリウム銅材料で形成す
ることもできる。1次ダイノード30は出力開口40を有す
る。
電子増倍器ケージ構体32はさらに1次ダイノード30の2
次電子放射被覆38から放射される2次電子の受入部材と
して働らく箱型2次ダイノード42を含み、このダイノー
ド42は入力端44と出力端46を有する。2次ダイノード42
の入力端には2次フイールドメツシユ部材48が張られて
いる。この2次ダイノード42と最終の2次ダイノード52
の間には実質的に同様の箱型2次ダイノード50が複数個
配置され、最終の2次ダイノード52は陽極54を包囲して
いる。2次ダイノード42、50、52はそれぞれニツケルで形
成され、その内面にアンチモン化アルカリ被覆(図示せ
ず)が形成されて、陰極20から陽極54まで電子放射を伝
播させるようになつている。各2次ダイノード50はその
入力端にフイールドメツシユ56が張られている。1次ダ
イノード30、2次ダイノード42、50、52および陽極54は実
質的に縦に平行に配置された1対の絶縁支持板58(第1
図にはその一方だけを示す)の間に配列されている。こ
の支持板58には遠端部58aと近端部58bがある。第1図と
第3図に示すように、各支持板58の一側に沿つて、両支
持板58間に横に延びてケージ溝体32の下端を閉じる遮光
体62の遮蔽タブ60(第3図)を挿入するための切込み59
が設けられている。遮光体62は第2図および第3図に示
すようにこれを最終ダイノード52に取付け易いようにす
る1対の熔接タブ64を有する。
第1図および第2図に示すように、複数個のフラツプ66
を含む支持板離間手段が中央の開孔38に隣接する基底部
24を切ることにより遮蔽カツプ22の本体から打出され、
その基底部24に対して約30°の角度で下向に曲げられ
て、支持板58が遮蔽カツプ22に衝合してこれに接続タブ
67により取付けられるその近端部58bの間に進入してい
る。フラツプ66は2つだけで、それぞれ開孔28の対向辺
に設けられるのが好ましい。各フラツプ66は1984年5月
18日付米国特許願第611754号(特開昭60-254547号公報
対応)に開示されたように2次ダイノード42、50、52と陽
極54の横幅より僅かに大きい最小幅を有する。遮光体62
の両支持板58の遠端部58a間にある部分の最小横幅は、
フラツプ66と遮光体62が共働して2次ダイノード42、50、
52および陽極54の横幅より大きい均一な最小横方向間隔
を両支持板58間に与えるように、フラツプ66のそれに等
しく設計されている。
ダイノード42、50、52と陽極54の両側には端部タブ68を含
む新規な取付け手段が形成されている。端部タブ68は第
4図に2次ダイノード50の1つの平面図として示されて
いる。このダイノード50は上記米国特許願第611754号開
示のように能動領域70とその両側に突出した支持肩部72
を有し、その支持肩部72から外方に端部タブ68が突出し
ている。各端部タブ68は第3図に示す様に各絶縁支持板
58に形成された複数個の支持用溝孔の1つに係合してい
る。端部タブ68はまた2分岐し、閉端78と開端80を持つ
タブ切込み76によつて2つの部分に分割されている。第
2図に点線で示すように、切込み76の閉端78は支持板58
内に配置されて支持板58を損傷せずに端部タブ68を容易
に曲げ得るようになつている。第3図に示すように、端
部タブ68のその部分の選ばれた一方を曲げて支持板58に
接触させることによりダイノード42、50、52および陽極54
をケージ構体32内に固定することもできる。端部タブ68
のその部分の曲げられない方は管球のベース84の複数本
のピン82からケージ構体32のダイノードと陽極に延びる
電気導線81(第1図)に対する接続を与える。第1図の
陰極導線86は陰極接触構体88とベース84のピン82の1本
との間に延びている。
以上のようにケージ構体32を組立てると、2次ダイノー
ド42、50、52および陽極54の2次ダイノードの支持肩部72
を通る横幅寸法が約21.84±0.05mmになる。フラツプ66
と遮光体62の最小横幅寸法は約22.05±0.05mmであるか
ら、ケージ構体32の完成品では2次ダイノード42、50、52
および陽極54と絶縁支持板58の内面との間に僅かな間隙
ができ、このため2次ダイノードと陽極にはこれを変形
させて2次ダイノードメツシユ部材48、56または陽極54
と隣接ダイノードとの短絡を生ずるような圧力がかから
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を実施した光電子増倍管の部分破断断
面図、第2図は電子増倍器ケージ構体および遮蔽カツプ
の側面図、第3図は電子増倍器ケージ構体の正面図、第
4図は電子増倍器ケージ構体に用いられる2次ダイノー
ドの平面図である。 10……光電子増倍管、12……真空外囲器、20……光電子
放射陰極、22……遮蔽カツプ、32……ケージ構体、30、4
2、50、52……ダイノード、54……陰極、58……絶縁支持
板、58a……遠端部、58b……近端部、66……支持板離間
手段、68……取付け手段、74……支持用溝孔、34、48、56
……フイールドメツシユ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光電子放射陰極と、この陰極から離れた遮
    蔽カツプと、この遮蔽カツプと衝合する電子増倍器ケー
    ジ構体とを内蔵する真空外囲器を含み、上記ケージ構体
    は、複数個の支持用溝孔を有する横方向に離間する1対
    の絶縁支持板を含み、その支持板はそれぞれ近端部と遠
    端部を有し、上記両支持板の近端部は上記遮蔽カツプに
    取付けられ、上記両支持板の遠端部の間には遮光体が設
    けられ、上記両支持板間には複数個のダイノードと1個
    の陽極が配置され、そのダイノードおよび陽極はその両
    側から反対向きに突出する取付手段によりその両支持板
    に取付けられ、上記取付手段は上記支持板の上記支持用
    溝孔に挿入され、上記ダイノードの少なくとも1つには
    フイールドメツシユが取付けられており、上記遮蔽カツ
    プは上記両支持板間に配置されてその近端部間に最小横
    方向間隔を設定する支持板離間手段を含み、上記遮光体
    の横方向寸法が上記離間手段のそれと実質的に等しくて
    上記両支持板の遠端部間に最小横方向間隔を設定し、上
    記離間手段と上記遮光体が共働して上記両支持板間に一
    様の横方向間隔を与えることによつて上記支持板による
    上記フイールドメツシユの歪を防ぎ、上記ダイノードと
    上記陽極の上記取付手段の各々は2つの部分に分けられ
    ていて、その取付手段の選ばれたもののそれぞれの一方
    の部分が上記ダイノードと上記陽極を上記両支持板間に
    固定するように形成されていることを特徴とする光電子
    増倍管。
JP60105764A 1984-05-18 1985-05-16 光電子増倍管 Expired - Lifetime JPH0650618B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/611,753 US4570102A (en) 1984-05-18 1984-05-18 Photomultiplier tube having an electron multiplier cage assembly with uniform transverse spacing
US611753 1984-05-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60262340A JPS60262340A (ja) 1985-12-25
JPH0650618B2 true JPH0650618B2 (ja) 1994-06-29

Family

ID=24450285

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60105764A Expired - Lifetime JPH0650618B2 (ja) 1984-05-18 1985-05-16 光電子増倍管

Country Status (2)

Country Link
US (1) US4570102A (ja)
JP (1) JPH0650618B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2633346B1 (fr) * 1988-06-24 1990-10-05 Radiotechnique Compelec Dispositif de maintien d'une patte dans une fente amenagee dans une plaquette
US5061875A (en) * 1990-06-20 1991-10-29 Burle Technologies, Inc. Focus electrode for elongated hexagonal photomultiplier tube
JP2634353B2 (ja) * 1992-05-20 1997-07-23 浜松ホトニクス株式会社 電子増倍管
JP4573407B2 (ja) * 2000-07-27 2010-11-04 浜松ホトニクス株式会社 光電子増倍管
US7397184B2 (en) * 2005-03-31 2008-07-08 Hamamatsu Photonics K.K. Photomultiplier
US7317283B2 (en) * 2005-03-31 2008-01-08 Hamamatsu Photonics K.K. Photomultiplier

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US30249A (en) * 1860-10-02 Clothes-drier
US2200722A (en) * 1938-05-04 1940-05-14 Bell Telephone Labor Inc Electron discharge device
US2862135A (en) * 1956-12-14 1958-11-25 Westinghouse Electric Corp Ear plate
GB976619A (en) * 1960-03-05 1964-12-02 Emi Ltd Improvements in or relating to photo-emissive devices
US3873867A (en) * 1974-01-25 1975-03-25 Rca Corp Support and focus structure for photomultiplier
US4184098A (en) * 1976-04-22 1980-01-15 S.R.C. Laboratories, Inc. Cone type dynode for photomultiplier tube
US4125793A (en) * 1977-02-01 1978-11-14 Dumont Electron Tubes & Devices Corporation Photomultiplier with dynode support structure
US4370585A (en) * 1980-08-29 1983-01-25 Rca Corporation Evaporator support assembly for a photomultiplier tube
US4431943A (en) * 1980-12-16 1984-02-14 Rca Corporation Electron discharge device having a high speed cage
US4446401A (en) * 1981-11-20 1984-05-01 Rca Corporation Photomultiplier tube having improved count-rate stability

Also Published As

Publication number Publication date
US4570102A (en) 1986-02-11
JPS60262340A (ja) 1985-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6927538B2 (en) Photomultiplier tube
KR900004259B1 (ko) 칼라 표시관
US4972116A (en) Light source display tube
JPH0650618B2 (ja) 光電子増倍管
US4577137A (en) Electrode structure for an electron multiplier cage assembly
US4575657A (en) Photomultiplier tube having an improved centering and cathode contacting structure
US2701320A (en) Electron gun structure and method for making the same
US4415832A (en) Electron multiplier having an improved planar utlimate dynode and planar anode structure for a photomultiplier tube
US4344015A (en) Screen contact means for a cathode ray tube
KR900004817B1 (ko) 전자총 조립체
US3322990A (en) Convergence subassembly with indexing provisions in cylindrical support for electron guns
US4593229A (en) Shield cup to cage assembly connecting tab member for photomultiplier tube
US4370585A (en) Evaporator support assembly for a photomultiplier tube
US2233795A (en) Electron discharge device
JPH10214588A (ja) 電子増倍管
US3119035A (en) Electron gun structure
JPS61142636A (ja) 電子銃構体
US6294872B1 (en) Cathode ray tube
KR100337869B1 (ko) 음극선관
US4305018A (en) Electron gun structure with electrical contact spring for color television display tube
US4447758A (en) Broad area cathode contact for a photomultiplier tube
JP2853811B2 (ja) 表示装置
JP3630456B2 (ja) 電子増倍管
US3405306A (en) Multi-purpose electrode for electron discharge devices
US5767615A (en) Electron gun for a cathode ray tube

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term