JPH06506188A - ポリアルキル化ベンゾジオキシンムスク組成物 - Google Patents

ポリアルキル化ベンゾジオキシンムスク組成物

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JPH06506188A JP2503722A JP50372290A JPH06506188A JP H06506188 A JPH06506188 A JP H06506188A JP 2503722 A JP2503722 A JP 2503722A JP 50372290 A JP50372290 A JP 50372290A JP H06506188 A JPH06506188 A JP H06506188A
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ドレイク,ブライアン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリアルキル化ベンゾジオキシンムスク組成物発明の技術分野 本発明はフラグランスとして有用な新規化合物、とりわけムスク様アロマを有す る化合物に関する。本発明はまたこれら化合物の製造法およびこれら化合物を含 有するフラグランス組成物に関する。
発明の背景 ムスクあるいはムスク様香気の天然給源が香料製造業界で高く評価されている。
しかしフラグランス産業においては、天然材料はムスク様の香りをもつ入手容易 な合成品により殆と取って代られた。最も重要な商業上のムスクの一つ、下記の ジニトロ−化合物lはおよそ100年前Baurにより発見された。しかし、こ のニトロ−ムスクの安全性に関して疑問がもたれているので、フラグランス産業 においては、ニトロ−ムスク、とりわけジニトの代替物として使用できる新しい 合成ムスクに対する要望がある。
ムスク様の香りをもつ多くの物質がここ数年間にわたって化学者によりつくられ 、当業者にとっては公知である。合成品に対する初期の研究の多くが1968年 から1970年までGivaudanianにT、 F、 Woodにより論評 記事として記載されている。ナフトジオキセピンの製造およびムスク様の香りは R,C,Cookson等、J、Chem、 Soc。
(1976)195〜200により報告された。更に最近になって、E、 T、  Thiemer纒、rFragrance Chemistry;The 5 cience of the 5ense of Smell (1982)て ムスクの化学か論義された。Thiemerの本の12章のB、 D。
MookheyeeおよびR,A、 Wi 1sonによる記事は天然ムスク材 料を解説し、13章と14章てはT、 F、 Woodが合成ムスクを論じてい る。ベンゼノイドムスク物質は一般に芳香環上に電子求引性置換基、例えばニト ロ、ニトリルまたはカルボニル基を含む。
化合物又と互は、それぞれ最近の米国特許第4.476.040号および第4. 483.786号明細書の主題である。
式中、R1はメチルまたはエチルである。
しかしこれら公知の物質は複雑な構造を有するか、合成困難かまたはその両方で ある。更にまた、商業上成功したニトロ−ムスクの安全性に関する疑問がらフラ グランス産業に合成代替品に対する要望が生み出された。従って、本発明の目的 は、ニトロ基その他の潜在的に危険な官能基をもたず、それでいてニトロ−ムス ク上と性質が似ている強いムスクノートを有する新規化合物をつくることである 。更にもう一つの目的は、合成的にっ(り易い化合物を開発することにある。
発明の要約 これらの目的および他の目的は、ムスク様の香りを有する新規置換ベンゾジオキ シン化合物に方向づけられている本発明により達成される。これら化合物は式: 式中、R1からR4は水素または低級アルキル(C,からCs)であるが、ただ し化合物は18炭素原子しか有しないことを条件とする、 を有する。置換ベンゾジオキシンか18個より多い炭素原子を含む場合ムスク様 の香りの強さが減少する。
本発明はこれら化合物の能率的、経済的製造法も提供する。このようにして、例 えばアルキル化したフェノールをホルムアルデヒドと酸触媒存在下縮合させてベ ンゾジオキシン4をつくるか、または別法としてアルキル化フェノールをホルム アルデヒドと塩基存在下で反応させてジオール中間体をつくり、これを更にアル デヒドと縮上記ベンゾジオキシンおよびこれらの鏡像体のすべてはフラグランス 物質として有用であることがわかった。
これらベンゾジオキシンを個々に、あるいは混合物として添加することにより有 用なフラグランス組成物がつくられた。
発明の詳細な説明 ロームスクの代替物質として特に有用である。本発明の範囲内に入る化合物の代 表例およびそれらの香りに関する説明を表■に示す。
化合物の構造 香りの説明 つのスキームのいずれかにより便利につくられる。スキーム■は簡便な一段階法 を具体化した特に適当な方法で、本発明ベンゾジオキシン化合物への高収率合成 経路である。
スキーム■ ている。この反応でホルムアルデヒドは如何なる形で用いてもよい。ルイス酸ま たはプロトン酸をこの反応に使用でき、特に適当な酸はプロトン酸、例えば硫酸 、リン酸、p−トルエンスルホン酸、ショウノウスルホン酸、ホウ酸、トリフル オロ酢酸、塩酸、酸性イオン交換樹脂および酸性クレーである。最も好ましい酸 触媒は硫酸とp −1−ルエンスルホン酸である。
スキームIの方法には広範囲の溶媒、例えばトルエン、ヘキサン、ジクロロエタ ン、ジメトキシエタン、p−ジオキサン、ジメチルホルムアミド、2−メトキシ エタノール、テトラヒドロフラン、トリエチレングリコール、および上記溶媒の 混合物を使用できる。特に適当な溶媒にはジクロロエタン、ヘキサン、トルエン 、p−ジオキサン、ジメトキシエタン、2−メトキシエタノールおよびテ)・ラ ヒドロフランが含まれ、最も好ましい溶媒はp−ジオキサン、ジメトキシエタン 、テトラヒドロフランおよびヘキサンである。スキーム■の方法は約O℃から1 50°Cの温度範囲で行なうことができ、好ましい温度範囲は50°から125 °Cであり、最も好ましい温度範囲は75°Cから115°Cである。
スキーム11の方法においては、フェノール11を、いずれかの形のホルムアル デヒドと塩基存在下に縮合させ1!の方法における塩基としてアルカリ金属水酸 化物、N−置換アンモニウム水酸化物、またはアルキルアミンを使用でき、特に 好ましい塩基はアルカリ金属水酸化物であり、最も好ましい塩基は水酸化ナトリ ウムと水酸化カリウムである。
スキーム11における溶媒として相間移動触媒存在下でのプロトン性または非プ ロトン性の溶媒を使用できる。
本発明に係る特に適当な溶媒には水、ジメチルホルムアミド、t−ブタノール、 エタノール、ジメトキシエタン、トルエン、メトキシエタノール、テトラヒドロ フランおよびヘキサンが含まれ、最も好ましい溶媒は水、ジメチルホルムアミド 、テトラヒドロフランおよびトルエンである。
使用できる相間移動触媒にはポリエチレングリコール、テトラアルキルアンモニ ウム塩および環状ポリエーテルか含まれる。ポリエチレングリコールか最も好ま しい相間移動触媒である。スキームI■の方法は約25°Cから150°Cの温 度範囲で行なわれ、好ましい温度範囲は50°Cから125°Cであり、最も好 ましい温度範囲は75°Cから125℃である。
を用いて行なうが、ただし低級アルキル(C,からC3)アルデヒドをホルムア ルデヒドと同様に使用する。
本発明方法に従い製造される化合物は通常の技術、例えは抽出、クロマトグラフ ィー、蒸留、結晶化などにより単離、精製できる。
本発明化合物の製造に用いるフェノール中間体(化合エチル)−2−(1−メチ ルエチル)−5−メチルフェノールは新規であり、例1記載のようにチモールか ら製造てきる。特に適当な方法を例1で述へるが、しかしt−ブタノールの代り にイソブチレンを使用してもよい。
一般にフェノール中間体(化合物上↓)はこの分野で公知のアルキル化法に従い 製造できる。例えば、化合物8・\の中間体である4−(1,1−ジメチルプロ ピル)−2−(+−メチルエチル)−5−メチルフェノールはW、 Koeni gs とR,W、Carl、 Chem、Ber、 、(:1981 ) 、2 5゜3892〜3903により述へられた方法で調製できる。
同様に、例11記載の化合物への中間体である2、5−ジメチル−1−(1,1 −ジメチルエチル)−フェノールはW、Weinrich、lnd、Eng、c hem、、 (1943) 、35 。
264〜272により記述された方法で調製できる。
化合物6およびIOへの中間体、2.4−(1,1−ツメチルエチル)−フェノ ールは市販されている。
本発明に係る化合物は、ニトロ−ムスク士に似た強いムスク臭からウツディある いは安息香酸ベンジル様ノートをもつローキーのムスクに至るまで、ある範囲の ムスクアロマを示す。本発明化合物に帰せられるフラグランス特性は、各々を専 門の調香師の審査者に提出することにより決定される。香料製造所のスタッフは 吸取り紙上で、新しく吸い取ったときおよび乾いたとき(数時間蒸発させた後の 状態)、純粋な化合物の臭いをかぐことによりフラグランス特性を評価する。化 合物はそれを他のフラグランス物質と混合し、最終製品におけるそれらのff用 性を評価することによっても評価される。評価の結果を表1に要約する。
本発明化合物はその貴重な嗅覚的性質に基づくと、繊細なフラグランス組成物に 、また賦香された製品、例えばセッケン、洗剤、デオダラント、化粧品製剤など に使用するのが適当であることが分かった。このようなフラグランス組成物は官 能的に有効な量の1種以上の新規化合物および少なくとも1種の他の官能性薬剤 からなることができる。「官能的に有効な量」とは香料組成物または賦香された 物品中に添加された化合物(複数のことがある)が感覚器官に訴える効果を発揮 するこれら新規化合物の存在濃度あるいは存在量である。
香料組成物は精油、アロマ化合物、レジノイド、および天然芳香物の他の抽出物 からなる慎重に均衡を保った調和のとれた配合物である。各成分はそれ自身の特 徴的効果を組成物に与えている。しかし香料組成物の感覚器官に訴える全体的効 果は少なくとも各成分の効果の合計であろう。
ムスク様の香りをもつ物質は非1、スフ成分の感覚上の効果を高めることが知ら れている。本発明に係る1種以上の新規化合物を用いて、例えば組成物中の他の 成分が寄与する嗅覚反応を利用するか緩和することにより、香料組成物のアロマ 特性を変化させたり、修飾または増進させたりできる。
本明細書中で用いた用語「変化させる」および「修飾する」は、本来比較的無臭 の物質にアロマ性あるいはアロマノートを供給するあるいは賦与すること、まt こ(よ質、性格または臭いを修正するように現在あるフラグランスまたはアロマ の印象を強めることを意味する。本明細書中で用いた「増進する」という用語は 質の増強あるシ)(よ強化を意味する。
香料組成物ならびに賦香された物品およびコロン(こおいて有効となる本発明化 合物(複数のことかある)の量は多くの因子に左右される。このような因子とし て組成物または物品中の他の成分、それらの濃度、および望む全体的感覚効果か ある。賦香された物品、例え(よセツケン、洗剤、化粧品、織物軟化剤組成物ま たは物品、および池の製品に対して重要な意味をもつ程の香りの特徴を賦与する ため、本発明化合物(複数のことかある)1よ0.01%といった少量そしてし ばしば0.0001%の量て使用できる。用いられる量はフラグランス組成物8 0%までそして賦香された物品の量の約7.0%まで(こわたり、そしてコスト 、最終製品の性質、最終製品(こ望む効果、およびめる特定のフラグランスによ り左右される。
本発明化合物(複数のことがある)は香料組成物(こ単独で、または、他の成分 とのコンビネーションとして、あるいはラッカー類、ブリリアンティン、ポマー ド゛、シャンプー、化粧品製剤、/(ウダーなとに嗅覚成分(複数のことかある )として使用できる。嗅覚成分として用0る場合には、0.0001%といった 少量の化合物(複数のことかある)、更に好ましくは1.0%(香料組成物の重 量に基づく)で重要な香り特性を賦与するのに十分であろう。一般に、香料組成 物、コロン、および賦香された物品へ官能的に有効な量の新規本発明化合物を添 加することによって、これらの官能的特性を修飾、増進力あるいは改善する方法 を提供するには化合物(複数のことかある)僅か7.0%を用いればよい。
本発明化合物の合成法およびこれらのフラグランス組成物への使用を説明するた めに次の例を述へる。これらの例は本発明の特に適当な具体例を説明するだけで あって、本発明の範囲を制限するものではない。
例 1 4−(1,1−ジメチルエチル’)−2−(1−メチルエチル)−5−メチルフ ェノール 酢酸(600ml)と硫酸(144ml)との冷却した混合物(0°C)へチモ ール(360,0g、2.4モル)を加えた。混合物を20〜25°Cに温めた 後、t−ブタノール(228ml、2.4モル)を1時間にわたり滴加した。
混合物を25°Cて1時間かきまぜた。次にt−ブタノールの追加部分(114 mL 1.2モル)を1時間にわたり滴加した。混合物を25℃で4時間かきま ぜた後、混合物をヘキサン(1リツトル)および水(1リツトル)へ注ぎ、層を 分けた。水層をヘキサン(2X100ml)で抽出した。合わせた抽出液を水( 3x200 ml) 、飽和重炭酸ナトリウム溶液(2X100ml)、水(2 00ml)および塩水(2X100ml)で洗浄した。溶媒を蒸発させ、残留物 を蒸留して262gの物質(沸点135°〜+45°C16mm)を得、これを ヘキサンから結晶化させることにより215.2g(収率43%、GLC純度9 9.5%の4−(1,1−ジメチルエチル)−2−(1−メチルエチル)−5− メチルフェノール、融点75.5°〜76.5℃、 ’H−NMR(CDC1, )δ1.24 (6H,d、J=7)12)、 1.38(9H,s)、 2. 42(3H,s)、 2.95−3.42(1)1.m)、 4.67(IH, ブロードs)、 6.48(IH,s)、 7.13(IH,s) : IR( Ct(Cls) 7−−−3575、3340.2940.1605. +67 0.1490.1450.1400cm−’: MS m/e 206. 19 1. 149. 121: UVλ−、、(zタノール) 223 nm (ε :5650 )、 2530m(ε:2260 )を得た。
例 2 6−(1,1−ジメチルエチル)−5−メチル−8−(l−メチルエチル)−4 8−1,3−ベンゾジオキシン p−ジオキサン(125ml)中4−(1,1−ジメチルエチル)−2−(1− メチルエチル)−5−フェノール(51,5g、0.25 モ/l、) (7) 溶液を、40%ホルムアルデヒド溶液(225ml、3.75モル)、p−ジオ キサン(250ml)および硫酸(25ml)からなる還流温度に加熱した混合 物へ30分間にわたり加えた。混合物を25°Cに冷却し、層を分離した。水層 をヘキサン(3×50m1)で抽出した。合わせた有機層をヘキサン(250m l)で希釈し、水(4X l 00m1) 、飽和重炭酸ナトリウム溶液(2X 50ml)、水(200ml)、塩水(200ml)で洗浄し、乾燥した(Na 2S04)。溶媒を蒸発させ、残留物を蒸留して25.9g(収率42%、GL C純度98%)の6−(1,1−ジメチルエチル)−5−メチル−8−(l−メ チルエチル)−48−1,3−ベンゾジオキシン、沸点121−124℃、0. 5 mm ; ’H−NMR(CDC12)δ1.20 (6H,d、J=7H 2)、 1.40(9H,s)、2.18(3H,s)。
2.8−3.4(IH,m)、 4.72(2H,s)、 5.10(2)1. s)、 7.03(IH,s);IR(フィルム) 7,6.2Q50.158 5.1470cm−’ ; MS m/e248、233.218.203.  175. 161 ; Uvλ、、、、(エタノール) 222 nm (ε: 4450 )、 282 nm (ε:1450 )を得た。
例 3 5−(1,1−ジメチルエチル)−6−メチル−3−(1−メチルエチル)−2 −ヒドロキシベンゼンメタノール 4−(1,1−ジメチルエチル’)−2−(1−メチルエチル)−5−メチルフ ェノール(103,2g、0.5モル)、40%ホルムアルデヒド溶液(375 m15モル)、水酸化カリウム(49,5g、0.75モル)およびポリ(エチ レングリコール)、平均分子量300、(1g)を24時間還流加熱した。混合 物を25°Cに冷却し、水(1リツトル)とへキサン(700ml)を加えた。
水層をヘキサン(2×+ 00m1)で抽出した。合わせた有機抽出液を水(3 X100ml)、塩水(2X100ml)で洗浄し、乾燥した(Na2so4) 。溶媒を蒸発させ、残留物をヘキサンから結晶化させることによりIO,2g( 収率8.696)の5−(1,1−ジメチルエチル)−6−メチル−3−(l− メチルエチル)−2−ヒドロキシベンゼンメタノール、層点143°〜146° C: ’H−NMR(CDC13) 1.25(6H,d、 J=7Hz)、  1.40(9H,s)、 2.31(3H,s)。
3.0−3.6 (IH,m)、 4.85(2H,s)、 7.01(IH, s)、 7.23(IH。
S): IR(CHCIg) 7.、、3550. 3350. 2940.  1575. 1470゜1360cm−’ : MS m/3 236. 21 8. 206. 203. 191. +61゜UVλ、、、(エタノール)  224 nm (ε:6690 )、 287 nm(ε:2480 )を得た 。
例 4 2.5−ジメチル−6−(1,1−ジメチルエチル)−8−(1−メチルエチル )−4H−1,3−ベンゾジオキシン 5−(1,1−ジメチルエチル)−6−メチル−3=(l−メチルエチル)−2 −ヒドロキシベンゼンメタノール(7,09g、 0.03モル)、p−ジオキ サン(150ml)、パラアルデヒド(13,2g、0.3モル)およびp−t −ルエンスルホン酸−水和物(0,57g、0.003モル)からなる混合物を 1.5時間還流加熱した。
混合物を25°Cに冷却し、水(100ml)上に注ぎ、ヘキサン(3x50m l)で抽出した。抽出液を飽和重炭酸ナトリウム溶液(2x50ml)、、水( 4x 50m1) 、塩水 (50ml)で洗浄し、乾燥した(Na2SO4)  O溶媒を蒸発させ、残留物を蒸留することにより5.56g(収率7I%、G LC純度99%)の2.5−ジメチル−6−(1,1−ジメチルエチル’)−8 −(1−メチルエチル)−4H−1,3−ジオキシン、沸点110°〜120° C,0,5mmS’H−NMR(CDC1s) 1.20(6H,dl=7H− ) 。
1.40(9H,S)、 1.54 (3H,d、J=5)1! 、 2.20 (3H,S)、 2.9−3、5 (IH,m)、 4.80(2)1.s)、  5.07(IH,q、J=5Hz)、7.10(IH。
s)+ IR(フィルム) y、、、 2940.1585.1410cm−’  ; MStlle 262.218.203. 175. 161; UV  λ0、(エタノール) 225 (ε・6960 )、 281 (ε−234 0)を得た。
例 5 6.8−(1,1−ジメチルエチル)−4H−1,3−ベンゾジオキシン p−ジオキサン(350ml)中2.4−(1,1−ジメチルエチル)−フェノ ール(103,1g、 0.5モル)の溶液を硫酸(lomI)、水(20+n l)、パラホルムアルデヒド(150g、5モル)、およびp−ジオキサン(5 00ml)からなる混合物へ50分間にわたり滴加した。混合物を更に30分間 還流加熱した後、混合物を0°Cに冷却し、20%水酸化カリウム溶液(200 ml)およびヘキサン(500ml)を加えた。次に水層をヘキサン(2×10 0ml)で抽出した。有機抽出液を20%水酸化カリウム溶液(4×100ml )、水(3×100ml) 、塩水(100ml)で洗浄し、乾燥した(Nat SOt)。
溶媒を蒸発させ、残留物を蒸留することにより99.75gの物質、沸点97° 〜135°C1o、 s miを得た。蒸留生成物をメタノールから結晶化させ 81.0g(収率65%、GLC純度99%)の6.8−(1,1−ジメチルエ チル)−4H−1,3−ベンゾジオキシン、融点52゜〜53°C、14−NM R(CDCIハδ1.32(9H,S)、 1.40(9H,S)。
4.93(2H,s)、 5.28(2H,s)、 6.81(IH,s)、  7.22(IH,s);IR(COCl2)γ、、ヨ2940.1485.13 85.1350cm−’ ; MS。
m/e 248.233.218.203. 175. 161; UVλ、、 、(xタノール) 223 nm (ε=5400 )、 280 nm (e  =1700 )を得た。
例 6 3.5− (1,I−ジメチルエチル)−2−ヒドロキシ−ベンゼンメタノール 2.4−(1,1−ジメチルエチル)−フェノール(51,85g、0.25モ ル)、パラホルムアルデヒド(37,5g、1.25モル)、ジメチルホルムア ミド(500ml)およびに01((11,8g、0.3モル)を35゜〜40 °Cて2時間かきまぜた。次にパラホルムアルデヒド(7,5g、0.25モル )を追加し、混合物を40°〜45°Cで3時間かきませた。次に混合物を60 ℃で1時間加熱した。混合物を25°Cに冷却し、氷水へ加え、40%硫酸溶液 で酸性にした。混合物をヘキサン(4×100m1)で抽出し、抽出液を水(3 ×200ml)で洗浄し、乾燥した。溶媒を蒸発させ、残留物をヘキサンから結 晶化させることにより19.3g(収率33%)の3゜5−(1,1−ジメチル エチル)−2−ヒドロキシ−ベンゼンメタノール、融点100°〜101 ’C ; ’H−NMR(CDCl2) 1.30(9H,S>、 1.45(9H, S)、 2.18(IN、t、 j=Hz)。
4.82(2H,dj=5Hz)、 6.91(I)1.d、J=2Hz)、  7.32(18,d。
J=2Hz) 7.57(IH,s); IR(CHClz)7.、、3560 .3370.2940゜1595、+475. 1410: MS m/e 2 36.218.203. +61 ;UV λ3.、(エタノール) 226  nm (ε=4250 )、 282 nm(ε−2340)を得た。
例 7 6.8−(1,I−ジメチルエチル)−2−メチル−48−1,3−ベンゾジオ キシン 3.5−(1,I−ジメチルエチル)−2−ヒドロキソベンゼンメタノール(7 ,03g、0.03モル)、バラアルデヒド(13,2g、0.3モル)、p− ジオキサン(150ml)およびp−トルエンスルホン酸永和物(0,57g、  0.003モル)を例4記載のように反応させ、蒸留の後4.12g(収率5 2%、GLC純度99%)の6.8−(1,1−ジメチルエチル)−2−メチル −4H−1,3−ベンゾジオキシンを得た。メタノールから結晶化させ3.0g の純粋なベンゾジオキシン、融点59°〜61″C: ’H−NMR(CDCI s)δ 1.20(9H,S)、 1.30(98,s)、 150(38,d 、 J=5Hz)、 4.83(28,dd、 J=5 と14Hz)、5.1 0(IH,q、J=6Hz)、 6.72(IH,d、J=2Hz)、 7.1 0(lH,d、J=2Hz);[R(CHClz)7 、、、2955.149 0.1455.1410cm−’ ; MS l[1le262、218.20 3.177、 161: uvλ、、8 (エタノール)224 nm (ε= 4650 )、280 nm (e ;1I90 )を得た。
例 8 6.8− (1,l−ジメチルエチル)−48−1,3−ベンゾジオキシン 3.5−(1,1−ジメチルエチル)−2−ヒドロキシベンゼンメタノール(2 ,36g、 0.01モル)、パラホルムアルデヒド(3,0g、 0.1モル )、p−ジオキサン(50mm)および50%硫酸水溶液(0,2m1)からな る混合物を2時間還流加熱した。混合物を冷却しく25℃)、ヘキサン<10’ 0m1)および40%水酸化カリウム溶液(100mm)を加えた。混合物を3 0分かきまぜ、水相をヘキサン(2x50ml)で抽出した。有機抽出液を20 %水酸化カリウム溶液(2X50ml)、水(2X50ml)、塩水(50mm )で洗浄し、乾燥した(Na2SO4)。クーゲルロールで蒸留し、クロマトグ ラフィーを行なって1.01g(収率41%、GLC純度95%)の6.8−  (+、I−ジメチルエチル)−48−1゜3〜ベンゾジオキシンを得た。
例 9 6〜(1,1−ジメチルプロピル)−5−メチル−8−(]−メチルエチル)− 48−1,3−ヘンゾジオキシ4−(1,1−ジメチルプロピル)−2−(1− メチルエチル)〜5−メチルフェノール(22,02g、0.1モル)〔このも のはW、 KoenigsおよびR,W、Carl、 Chem。
Ber、、(、+981)25.3892〜3903記載のよにして調整できる 〕、40%ホルムアルデヒド溶液(70m110.93モル)、p−ジオキサン (150mm)および硫酸(10mm)を例2記載の手順に従い反応させ、クロ マトグラフィーおよび留出路の短い蒸留を行なった後、9.18 g’ (収率 35%)の6−(1,1−ジメチルプロピル)−5−メチル−8−(1−メチル エチル)=48−1.3−ペンゾジオキ:/:/(GLC純度98%)。
’l(−NMR(CDC1,)60.70(3H,t、J=7Hz)、 1.2 0(6H,dl=711z)、 1.35(6H,s)、 1.78(2H,q 、 J=7Hz)、 2.15(3H,s)、3.0−3.5(lH,m)、  4.80(2H,s)、 5.17(21(、s)、 7.03(IH,s)  : iR(フィルム)γ□、2950.1575.1470cm −’ ; M S m/e262、233.2+7.203. 175. 161+ [JVλ −、、(エタノールル) 226 nm (ε=5530 )、 283 nm  (ε・1520 ’)を得た。
例10 6.8−(1,1−ジメチルエチル)−5−メチル−48−1,3−ベンゾジオ キシン 2.4−(1,]−ジメチルエチル)−5−メチルフx) A (l I Og 、 0.5モル)〔コノものはW、 Wein−rich、Ind、Eng、C hem、、(1943) 35. 264〜272に記載のようにして調製でき る〕、40%ホルムアルデヒド溶液(400mm、5.33モル)、p−ジオキ サン(850mm)および硫酸(50mm)を例2記載の手順に従い反応させ、 蒸留の後、沸点120〜145℃、0、5 mmを有する生成物40.2g(収 率31%、GLC純度70%)を得た。メタノールから結晶化されることにより 4.4 g (GLC純度98%)の6.8−(1,I−ジメチルエチル)−5 〜メチル−48−1,3−ベンゾジオキシン、融点81.5〜82.5 ’C;  ’H−NMR(CDCl2)61.37(9t1.s)、 1.38(9H, s)、 2.17(3H,s)、 4.78(2H,s)。
5.15(2H,s)、 7.18(II(、s): IR(CDC1a) r 、、、2940゜1480、1380.1360cm −’: MS m/e  262.232.218.189゜175: UV λ、、、 (エタノール)  227 nm (ε=5110 )、28] nm (ε=1700 )を得 た。
例1】 5.8−ツメチル−6−(1,1−ジメチルエチル)−48−1,3−ベンゾジ オキシン 〜フェノール(20,2g、 GLC純度88%、0.1モル)〔このものはW 、Weinrich、Ind、 Eng、 C,hem、 (1943)35, 264〜272記載のように調製できる〕、40%ホルムアルデヒド溶液(80 mm 1.07モル)、p−ジオキサン(170mm)および硫酸(10mm) を例2記載の手順に従い反応させ、蒸留後、13.05g(収率59%、GLC 純度97%)の5.8−ジメチル−6−(1,1−ジメチルエチル)−4H−1 ,3−ベンゾジオキシン、沸点139℃、3mm; ’H−NMR(CDCIs ) 1.40(9H,s)、 2.21(6H,s)、 4.79(2H,s) 、 5.14(2H,s) ; 7.01(It(、s) ; [R(フィルム ) 7.、、2940.1580.1475cm−’;MS m/e 220. 205. 190. 185. 147+ UVλ−=−(エタノール) 22 5 nm (ε=4270 )、 281 nm (ε=1490 )を得た。
例12 下記成分: 成 分 重 量 部 サリチル酸イソブチル IO ブチルヒドロキソアニソール 40 ムスクエーテル(化合物2R’=CH2) 250を混合することにより組成物 を調製した。
上記組成物は商業上重要なニトロ−ムスクよと性質の似た強いムスク臭を有した 。
例13 男性用コロンのためのツージャー 下記の成分・ 成 分 重量部 メチルナフチルケトン 10 アントラニル酸メチル 5 インドール、10% 5 λ−アミルシンナムアルデヒド 5 テルピネオール lO ベチバー油ハイチ lO サンダルウツド油 20 パチユリ油 lO 酢酸ベンジル 40 ロジノール 60 ゼラニウム油レユニオン IO フェニルエチルアルコール 15 フエニルアセトアルデヒド、10% 10アニスアルデヒド 50 へりオトロピン 25 ヒトロキシトロネ′ラール 75 ハジル油 10 オークモス アブソリュート 10 ラブダナム アブソリュート、10% lO橙皮油 フロリダ 20 ブチグレン油 パラグアイ 10 ラベンダー油 40/42% 40 ・マンダリン油 IO レモン油 カリホルニア、蒸習品 25′サリチル酸ベンジル 50 サリチル酸イソアミル 100 例12から得た組成物 125 を混合することにより組成物を調製した。
新規化合物4 (R’、R” =H,R’、R’ = cns )を添加すると 、このフラグランス組成物にニトロ−ムスクlによってつくり出される効果をし のばせるムスクノートか賦与される。またフラグランスの他の成分が高められる 。
例I4 シャンプー 下記の処方に従いシャンプーをつくるニアルギン酸カルシウム 20 クエン酸ナトリウム IO トリエタノールアミンラウリルサルフェート IOグリセリン 50 p−ヒドロキシ安息香酸メチル l 官能性薬剤 9 官能性薬剤として本発明化合物または例12のような組成物を使用するとシャン プーにムスク様の香りが賦与下記の処方に従いクレンジング クリームを調製す る。
成 分 重量部 鉱油 300 官能性薬剤として本発明化合物または例12のような組成物を使用するとクレン ジング クリームにムスク様の香りか賦与される。
例■6 ベビーパウダー 下記の処方に従い香料入りベビーパウダーを調製できる。
タルク 900 ステアリン酸リチウム 25 官能性薬剤として本発明化合物または例12のような組成物を使用するとベビー パウダーにムスク様の香りが賦与される。
補正書の翻訳文提出書 (廿日184条(+)8)

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.構造 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R1からR4は水素または低級アルキル(C1からC■)である) を有する化合物。
  2. 2.化合物は18炭素原子しか含まない、請求項1記載の化合物。
  3. 3.R1およびR2は水素かメチルであり、R2およびR4は水素か低級アルキ ル(C1からC5)である、請求項1記載の化合物。
  4. 4.R1およびR2は水素で、R3およびR4はメチルである、請求項1記載の 化合物。
  5. 5.R2およびR3は水素で、R1およびR4はメチルである、請求項1記載の 化合物。
  6. 6.R2は水素で、R1R2およびR3はメチルである、請求項1記載の化合物 。
  7. 7.構造 ▲数式、化学式、表等があります▼ を有する化合物
  8. 8.官能的に有効な量の請求項1記載の化合物および少なくとも1種の他の官能 性薬剤からなるフラグランス組成物。
  9. 9.官能的に有効な量の請求項2記載の化合物および少なくとも1種の他の官能 性薬剤からなるフラグランス組成物。
  10. 10.官能的に有効な量の請求項3記載の化合物および少なくとも1種の他の官 能性薬剤からなるフラグランス組成物。
  11. 11.官能的に有効な量の請求項4記載の化合物および少なくとも1種の他の官 能性薬剤からなるフラグランス組成物。
  12. 12.官能的に有効な量の請求項5記載の化合物および少なくとも1種の他の官 能性薬剤からなるフラグランス組成物。
  13. 13.官能的に有効な量の請求項6記載の化合物および少なくとも1種の他の官 能性薬剤からなるフラグランス組成物。
  14. 14.フラグランス賦与有効量がフラグランス成分約0.0001%から約80 重量%の量である、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の化合物を上記 の量で含有するフラグランス組成物。
  15. 15.フラグランス賦与有効量が賦香された物品の約0.0001%から7.0 重量%である、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の化合物を上記の量 で含有するフラグランス組成物。
  16. 16.香料組成物、コロンおよび賦香された物品からなる群から選ばれる消費材 へムスクフラグランスを賦与する方法において、請求項1から請求項6のいずれ か1項に記載の化合物の有効量を前記消費材へ添加する工程を含む上記方法。
  17. 17.香料組成物、コロンおよび賦香された物品の官能特性を変化、修飾あるい は増進させる方法において、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の化合 物を官能的に有効な量で前記材料へ添加することからなる上記方法。
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