JPH06506064A - 写真処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 写真処置装置 本発明は写真処理装置に関し、限定する趣旨ではないが、特に、処理すべき材料 への写真処理溶液の適用に関する。

写真材料に対して処理溶液が種々の方法で適用されてきた。高速で移動する表面 を使用する方法が利用されてきた。該高速移動表面を形成するために高速の回転 ドラムが使用される。この装置ては、処理溶液を保持するためにトレーが使用さ れ、前記高速移動表面が該トレーを通過する。高速移動表面がトレーを通過する 際、処理溶液がトレーから取り上げられて、被処理材料の処理溶液を適用すべき 位置に運ばれる。

高速回転ドラムを使用する装置では、上記材料をドラム表面に保持するためにメ スブランケットが使用される。上記ドラムは、内部の温水により加熱される。他 の装置では、前記材料を前記回転ドラムを横断して移送するために移動ベルトが 使用される。

米国特許公報第３１９２８４６号には、写真材料を装置を通して、同材料の両側 に形成された流体層の上を通過させる処理装置が開示されている。上記流体層は 、前記材料を移送させるときに同材料の損傷を防止する支承面として作用する。

上記流体層は前記材料の両側に配置されたコンジットにより適用される。前記材 料は両端に配置された駆動ローラーにより処理室を通過する。また、移動するア プリケーターベルトに前記材料を案内するために既述のようなローラーを使用す る装置が開示されている。上記アプリケーターベルトの並進速度が、処理室を通 過する材料の並進速度よりも高くなるとき擾乱か達成される。

既述のアプリケーターベルトを使用する装置では多量の処理溶液か必要となる。

このことは、使用する処理溶液が比較的長い時間安定していなければならないこ とを意味している。

色材を現像して（僅かな量の銀を含有する）銀像を生成し、次いて酸化還元促進 液を適用して色像を形成するための酸化還元促進プロセスにおいて、上記促進液 は酸化材と還元材の両者を含有しているので該促進液は本質的に不安定である。

つまり、促進液は、従来の現像液と異なり、密封容器内に保存しても１時間以内 に劣化してしまう。こうしたプロセスの再現性は、いわゆる「ワンショット」シ ステムを使用することにより最良となる。上記システムでは、酸化材を現像液に 添加して溶液を混合して直ち（または短時間の遅れの後）に使用して廃棄する。

上記「ワンショット」システムは、比較的多量の処理溶液が必要となるので、既 述のアプリケーターベルト式の装置には適用できない。更に「ワンショット」シ ステムは、最も多量の処理溶液を必要とするので、最も多量の廃液を排出すると 共に最もコストが掛かる。このために、全体のシステムは、特に最小の廃液が要 求される小規模の現像所には利用し難い。

従って、本発明の目的は、少量の処理溶液を使用するアプリケーターベルト式の 処理装置を提供して上記問題を解決することにある。

本発明の１つの特徴によれば、写真材料に処理溶液を適用するためのアプリケー ターベルトを具備して構成された写真材料を処理するための写真処理装置におい て、前記材料を前記アプリケーターベルトの表面上を移送するための移送表面を 少なくとも１つ具備していることを特徴とする処理装置が提供される。

好ましくは、前記アプリケーターベルトは略鉛直面内に設けられリケーターベル トが前記処理溶液を前記容器から前記写真材料に適用する。前記容器は、前記処 理溶液の耐用寿命の間に補充される前記処理溶液の補充量が、前記容器の容積の 少なくとも３倍となるような容積を有している。

この処理装置によれば必要な処理溶液が非常に少量となる。このことには、例え ば酸化還元促進プロセスで使用されるような不安定な処理溶液が使用可能となる という利点がある。

好ましくは、少なくとも１つの移送面が、前記アプリケーターベルトに隣接して 配置された移送ベルトの表面により構成される。本発明の好ましい実施例におい て、前記アプリケーターベルトの各々の側に配置された２つの移送ベルトが具備 される。このことには、更に、本発明による装置が標準的な写真処理装置に容易 に適用可能であるという利点がある。

本発明をより良く理解するために、−例として示す添付図を参照する。添付図は 一葉の図面からなり、本発明により構成されたアプリケーターベルトの略示断面 図である。

本発明により構成された処理装置を図１に示す。該処理装置は、一対のローラー １２．１４により張架されて中央に設けられたアプリケーターベルトｌＯを具備 している。上記ベルトｌＯの下端には中空のブロック１６が配置されており、該 ブロックの上面１８が容器２０を形成するように構成されている。

容器２０は、ブロック１６に２２と２４で指示する部分から各々注入、排出され る温水により加熱される。所定の処理溶液２６が入口／出口２８により容器２０ に注入、排出されて矢印Ｘで示す容器２０の所定の水位に維持される。

下部ローラー１４は容器２０に浸漬されており、処理溶液２６かアプリケーター ベルトｌＯの周囲に取り込まれて該アプリケーターベルトと共に運ばれる。

図示するように移送ベルト３０．３２が、アプリケーターベルトｌＯの両側に配 置されている。ベルト３０．３２は、各々鉛直方向に離隔配置された一対のロー ラー３４．３６と３８．４ｏにより張架されている。下部のローラー３６．４０ は容器２０に隣接して配置されている。移送ベルト３０．３２の下端にはガイド ４２．４４が設けられており、処理すべき写真紙を容器２０に送給、排出方向に 案内する。

上部ローラー１２から更に上方に中央ローラー４６が配置されている。該中央ロ ーラー４６は、送給ガイドローラー４８．５ｏおよび排出ローラー５２．５４と 協働して、写真紙の処理装置１への送給、排出を補助する。

使用に際して、処理溶液２６は入口／出口２８を介して容器２０に注入される。

写真材料、例えば、紙が送給ローラー４８．５０を介して処理装置ｌに送給され る。上記紙は、次いでローラー４６および移送ベルト３０により、アプリケータ ーベルト１０と移送ベルト３０との間に方向付けられる。移送ベルト３０か上記 紙をアプリケーターベルトｌＯに対して保持し、ガイド４２に到達するまで前記 紙を処理装置ｌを通過させて下方に移動させる。

ここで、上記紙は、ガイド４２により容器２０の処理溶液２６に案内される。容 器２０を構成するブロック１６の上面１８は、処理溶液２６を通過させて前記紙 をローラー１４の周囲と、該ローラーに隣接するアプリケーターベルトＩＯに案 内し、次いでガイド４４の方向に案内する。次いで、該紙はアプリケーターベル トＩＯと他方の移送ベルト３２に間に上方に方向付けられる。ベルト３２は、ベ ルト３０と同様に、前記紙をアプリケーターベルトｌＯに対して保持すると共に 、容器２０からローラー４６の方向に上方に移送する。ローラー４６は、前記紙 を排出ローラー５２．５４を介して処理装置の次工程に方向付ける。

図示する処理装置において処理される紙は、吸引により移送ベルト３０．３２に 保持される。これにより、上記紙は移動ベルト３０．３２と同じ並進速度で移送 される。アプリケーターベルト１０は非常に高い並進速度を有しており、その外 面に処理溶液の層を形成する。

処理される紙の表面は前記処理溶液層との接触が維持され、そしてアプリケータ ーベルト１０と移動ベルト３０．３２との間の並進速度の差により発生する剪断 により上記表面が擾乱される。

移送ベルト３０．３２は約２５ｍｍ／ｓの並進速度を有しており、これに対して アプリケーターベルトｌＯは、約０．１５から１．０２ｍｍ／ｓ　（３０から２ ００　ｆｔ／ｍ１ｎ）の速度を有している。

容器２０内の処理溶液２６は少量であるので、処理溶液の入替わりは短時間であ り、例えば１０分で入替わる。このことは、３０分以内に平衡状態に達すること を意味しており、そしてこの例では、使用されている現像液に補充しない場合で も、センシトメトリーが３０分以上許容される程度に溶液は安定している。アプ リケーターベルト１０を起動する以前に、容器２０には１００から１５０ｍ１の 処置液か保持されている。ベルトｌＯが起動すると、上記処理溶液は容器２０か ら取出されて被処理材料に適用されることは明らかである。

該処理装置では使用される処理溶液が少量であるので、何らかの理由、例えばク リーニングにより処理層が停止した場合でも、廃棄される処理溶液は少量ですむ 。

好ましい実施例では、容器２０から処理溶液を取り出すことを補助するために、 アプリケーターベルト１０の表面にパターン処理を施す。

該処理装置は略鉛直に配置されているので、標準的な処理装置、例えばノーリツ ８０１やコダックシステム２５に容易に装着可能である。

本発明を、写真紙の処理を例として説明したが、本発明はこうした使用にのみ限 定されることはない。

更に、本発明による処理装置は、連続ウェブの処理材料の処理に限定されずにシ ート状の材料にも使用可能である。

本発明による処理装置は、良好な攪拌か要求される如何なる環境にも使用可能で ある。

既述の実施例では前記紙のエミュレーション面が最も内側であった。然しなから 、エミュレーション面は外側でもよい。この場合、２つの外側のベルト３０．３ ２が高速のアプリケーターベルトとなり、内側のベルト１０が移送ベルトとなる 。このとき容器２ｏは、ローラー３６に隣接する位置からローラー４０に隣接す る位置に上記紙を移送する１つのローラーと２つのガイド部材とを具備する単純 な反転式のシステムにより置換される。２つの容器の各々が、ローラー３６．４ ０の下側に配置され、各々、２つの上記ベルトの一方に処置液を供給する。該容 器は、分離型または流体的に相互に連結された形式の容器となる。

補正書の翻訳文提出書 （特許法第１８４条の８） 平成５年６月ＩＯ日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．写真材料に処理溶液（２６）を適用するためのアプリケーターベルト（１０ ）を具備して構成された写真材料を処理するための写真処理装置において、 前記材料を前記アプリケーターベルト（１０）の表面上を移送するための移送表 面を少なくとも１つ具備していることを特徴とする処理装置。 ２．前記アプリケーターベルト（１０）が、略鉛直面内に設けられている請求項 １に記載の装置。 ３．前記処理装置が、更に前記処置液（２６）を貯蔵するための容器（２０）を 具備しており、前記アプリケーターベルト（１０）が前記処理溶液（２６）を前 記容器（２０）から前記写真材料に適用するように構成されている請求項１また は２に記載の装置。 ４．前記容器（２０）は、前記処理溶液（２６）の耐用寿命の間に補充される前 記処理溶液（２６）の補充量が、前記容器の容積の少なくとも３倍となるような 容積を有している請求項３に記載の装置。 ５．前記容器（２０）の容積の前記材料の幅に対する比率が、２０ｍｌ／ｃｍ以 下である請求項３または４に記載の装置。 ６．前記容積の前記材料の幅に対する比率が、１０ｍｌ／ｃｍ以下である請求項 ５に記載の装置。 ７．前記少なくとも１つの移送面（３０、３２）が、前記アプリケーターベルト （１０）に隣接して配置された移送ベルトの表面により構成される請求項１から ６の何れか１項に記載の装置。 ８．２つの移送ベルトを具備して構成され、該２つの移送ベルトの各々は、前記 アプリケーターベルト（１０）の各々の側に配置される請求項７に記載の装置。 ９．前記装置は、更に１つのアプリケーターベルトを具備して構成され、 前記アプリケーターベルトは、各々移送ベルト（１０）の外表面に隣接して対称 に配置される請求項７に記載の装置。 １０．前記アプリケーターベルト（１０）と処理する材料との間が流体により支 承される請求項１から９の何れか１項に記載の装置。 １１．前記写真材料がシート形状をしている請求項１から１０の何れか１項に記 載の装置。