JPH065058Y2 - 糸鋸機 - Google Patents

糸鋸機

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JPH065058Y2
JPH065058Y2 JP1987171224U JP17122487U JPH065058Y2 JP H065058 Y2 JPH065058 Y2 JP H065058Y2 JP 1987171224 U JP1987171224 U JP 1987171224U JP 17122487 U JP17122487 U JP 17122487U JP H065058 Y2 JPH065058 Y2 JP H065058Y2
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JP
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saw blade
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thread saw
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淳治 土屋
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親和精機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 産業上の利用分野 本考案は、アームを回動自在と成して作業効率を向上せ
しめた糸鋸機において、安全性を向上せしめると共に運
搬を便利と成す様にした糸鋸機に関するものである。
従来の技術 従来、中ぐり切削のため糸鋸刃を素材にあけた加工穴に
通す作業や素材を糸鋸刃から取り出す作業を効率良く行
わしめる様にした糸鋸機として、実公告昭62−208
2号公報に見られる様にアームの先端部に糸鋸刃緊張部
材および調節杆に取付けた素材押さえ部材を有する糸鋸
機において、該アームの基部を糸鋸刃を挿通するテーブ
ルより下方位置ならしめた機台に枢着せしめた糸鋸機が
開発されたが、アームの基部を機台に締付固定具で枢着
し、かかる締付固定具で枢着機能と固定機能を併用して
いるために、アームの回動時には抵抗が存在して、作業
位置と退避位置間の円滑なアームの移動が行えず、又枢
着可能な固定状態では、作業中に糸鋸刃が折れた時等に
振動によりアームがはね上がって事故を発生する危険を
有していたり、或いは作業準備、終了後にアームを持っ
て運搬する時にはアームの基部と機台が傾動して不便と
なる欠点を有していた。
考案が解決しようとする問題点 本考案は、アームを回動自在と成して中ぐり切削のため
糸鋸刃を素材にあけた穴に通す作業や素材を糸鋸刃から
取り出す作業を効率良く行わしめると共に、アームを固
定と成して作業中に糸鋸刃が折れた時等に振動によりア
ームがはね上がらない様にしたり、或いは作業準備、終
了後にアームを持って運搬する時にはアームの基部と機
台が傾動しない様にした糸鋸機を提供せんとするもので
ある。
〔考案の構成〕
問題点を解決するための手段 本考案はかかる点に鑑み、アームの先端部に糸鋸刃緊張
部材および素材押さえ部材を有する糸鋸機において、ア
ームの基部を糸鋸刃を挿通するテーブルを設置した機台
の軸受に枢軸で枢着し、機台の軸受とアームの基部の枢
着部の側面に押し込み式のロック機構を装着し、該ロッ
ク機構は軸受に押し込み自在の切り替えノブを設けると
共に、アームの基部に切り替えノブ先端が嵌入する凹孔
を凹設し、切り替えノブにロック係止溝及びロック解除
溝を形成すると共に、ロック係止溝又はロック解除溝に
嵌入して切り替えノブを固定する鋼球をスプリングで押
圧付勢したものと成した糸鋸機を提供して上記欠点を解
消せんとしたものである。
作用 本考案は、アームを回動自在と成して中ぐり切削のため
糸鋸刃を素材にあけた穴に通したり、素材を糸鋸刃から
取り出す作業を行って、中ぐり加工を行い、かかる中ぐ
り加工に先立ち、機台の軸受とアームをロックすること
により、アームを正規の作業位置に固定すると共に、糸
鋸刃が折れたり、刃止金具より糸鋸刃が外れた時等に振
動によりアームがはね上がることを防止したり、又作業
準備、終了後に糸鋸機本体を移動する時には、機台の軸
受とアームをロックして糸鋸機本体を運搬するのであ
る。
実施例 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、 1は糸鋸機本体であり、機台2上の前方上方にテーブル
3を設置せしめると共に後方に軸受4を固定せしめ、該
軸受4には先端部に糸鋸刃緊張部材5および素材押さえ
部材6を有し略コ字状に後方湾曲せしめたふところを有
するアーム7を枢着せしめ、又機台2の前面には機台2
内部の駆動機構8を制御せしめるコントローラー9を設
置せしめている。
10、10aは軸受4とアーム7の枢着部11を形成する軸受4
の後方に平行に突出せしめたヒンジ板であり、該ヒンジ
板10、10aの下方にはヒンジ孔12、12aを穿設せしめてお
り、又アーム7の基端部には板状のヒンジ板13を突設せ
しめると共に、その段差部である基端面14を垂直状に形
成せしめ、又ヒンジ板13の下方にはヒンジ孔15を穿設せ
しめている。
16は軸受4のヒンジ板10、10aのヒンジ孔12、12aとアーム
7のヒンジ板13のヒンジ孔15に挿通せしめた枢軸であ
り、軸受4とアーム7の基部を枢着せしめて機台2にア
ーム7を枢着せしめている。
尚、アーム7のヒンジ板13は軸受4のヒンジ板10、10aの
間に嵌入し、アーム7の基端面14は軸受4のヒンジ板1
0、10aの端面17に面接触し、又アーム7の基端面14はヒ
ンジ孔15よりやや上方までとして第9図図示の様に若干
角度だけ回動する様に成している。
そしてアーム7を第3図図示の左回動せしめ、アーム7
の基端面14と軸受4のヒンジ板10、10aの端面17が面接触
した状態に於いてはアーム7先端部が正規の作業位置と
なり、かかる正規作業位置にてはアーム7の重心は図中
枢軸16より左方に存し、又アーム7を第3図図示の右回
動せしめ、基端面14の下端部がヒンジ板10、10aの端面17
に当接しこれ以上の回動が不可能となった状態に於いて
はアーム7先端部が正規の作業位置より後部上方へ退避
すると共に、アーム7の重心は図中枢軸16より右方に存
する様に成っている。
次に18はテーブル3の中央部に穿設せしめたテーブル孔
であり、該テーブル孔18の真下部に刃止金具19を位置せ
しめて駆動機構8にて垂直方向に往復動する様に成した
ロッド20の先端部に固設せしめ、上記刃止金具19は上端
部を前記テーブル孔18よりテーブル3上方へ突出せしめ
た糸鋸刃21の下端部を挟着把持せしめたものである。
次に駆動機構8において、22はモーターであり、該モー
ター22のモータープーリー23は回転運動を上下運動に変
えて刃止金具19に固設せしめたロッド20に連結されたカ
ム機構24のカム機構プーリー25とVベルト26で連繋せし
めている。
27はアーム7先端部に固設せしめたヘッドであり、該
ヘッド27先端部に上記糸鋸刃緊張部材5を形成せしめて
おり、ヘッド27の外筒28内部を上下方向に摺動案内され
る吊上軸29の上端部に固着せしめた糸鋸刃緊張ノブ30と
外筒28下部内部に固着せしめたガイドメタル31間に緊張
スプリング32を介装せしめ、糸鋸刃緊張ノブ30、吊上軸
29を上方へ付勢せしめている。
又、吊上軸29下端部には前記刃止金具19の垂直上方に位
置する刃止金具33を形成せしめ、該刃止金具33は挟着部
材34、34a間に糸鋸刃21の上端部を挟入せしめると共に蝶
ネジ35の締付にて強固に挟着出来る様に成っている。
尚、前記糸鋸刃緊張ノブ30の下面には外筒28内部を気密
にせしめるパッキン36を固着せしめると共にガイドメタ
ル31所定部には外筒28の内外部を連通せしめるエアー流
路37を形成せしめ、該エアー流路37の外側の開口部には
透明合成樹脂製より成るエアーパイプ38を連結せしめた
差込管39を嵌脱自在に嵌入せしめている。
40は前記糸鋸刃緊張部材5より僅か後方部においてヘッ
ド27垂直方向に貫設せしめた孔41に嵌挿せしめ、固定ネ
ジ42にて任意高さに保持出来る様に成した調節杆であ
り、該調節杆40の下端部には上記素材押さえ部材6を形
成せしめている。
前記素材押さえ部材6において、43は調節杆40下端部に
固設せしめた支持片であり、該支持片43先端部には周囲
に溝44を凹設せしめた先端ローラー45を枢支せしめて糸
鋸刃21が溝44中を通過する様に成し、又支持片43後端部
には素材押さえ板46の基部を固着せしめて該素材押さえ
板46の先端部を糸鋸刃21に向って斜め下方へ延設せし
め、次いで斜め上方へ立ち上がる二股状の押さえ片47、4
7aを形成せしめて該押さえ片47、47a間を糸鋸刃21が通過
する様に成っている。
尚、前記支持片43は中空状に形成せしめてその先端開口
部は先端ローラー45下部に開口するエアー吹き出し口48
と成し、又後端開口部は前記エアーパイプ38に連結せし
めている。
次に49は機台2の軸受4とアーム7の基部の枢着部11の
側面に装着せしめた押し込み式のロック機構であり、軸
受4のヒンジ板10にヒンジ孔12より上方に水平に棒孔50
を穿設せしめると共に、上面より棒孔50まで垂直に螺刻
せしめた係止孔51を穿設せしめ、棒孔50にはロック係
止溝52とロック解除溝53を穿設形成せしめた切り替えノ
ブ54を押し込み自在に挿入せしめ、又係止孔51には鋼球
55、スプリング56を収納せしめると共に、固定螺子57を
上部より螺入せしめて、鋼球55がロック係止溝52又はロ
ック解除溝53に嵌入する様に成している。
尚、80はアーム7のヒンジ板13の側面に凹設せしめた切
り替えノブ54の先端の嵌入用の凹孔、58はカバー、59、5
9aはビス、60、60aはビス孔である。
次に三段変速のコントローラー9において、61は内部に
配線基板62を収容せしめた外カバーであり、該外カバー
61にはメインスイッチ63及びメインランプ64を埋設せし
めると共に、高速ボタン65、中速ボタン66、低速ボタン
67、停止ボタン68をボタン軸69により軸着せしめてい
る。
70は配線基板62に固定せしめたU字枠であり、該U字枠
70内には4個の突起71、71a…を突設せしめたスライド板
72を図中左右に摺動自在に載設せしめると共に、U字枠
70に対して直角に各ボタン65、66、67、68に対応するスラ
イドノブ73、73a、73b、73cを図中上下に摺動自在に植設せ
しめ、3個のスライドノブ73、73a、73bには突起71、71a…
が嵌脱自在な二段切り欠き74、74a、74bを形成せしめると
共に、他方1個のスライドノブ73cには一段切り欠き75
を形成せしめ、又スライドノブ73、73a、73b、73cにはスプ
リング76、76a…を巻装してスライドノブ73、73a、73b、73c
を下方に付勢せしめると共に、U字枠70に突起71bを押
圧してスライド板72を左方に付勢する板バネ77を固定せ
しめている。
又、各ボタン65、66、67、68には下面に係止突起78、78a…
を突設せしめてスライドノブ73、73a、73b、73cに掛合せし
めて、各ボタン65、66、67はONされればその状態を維持
すると共に、他の各ボタン65、66、67をOFFし、又停止
ボタン68は各ボタン65、66、67をOFFする機能を有して
いる。
例えば、高速状態にコントローラー9をONする場合に
は高速ボタン65をONすれば係止突起78によりスライド
ノブ73は第13図図中スプリング76に抗して上方に移動し
て二段切り欠き74により突起71、71a…は右方に摺動して
二段切り欠き74の2段目の切り欠きに嵌入してON状態
を維持し、次に低速状態に瞬時に切り替える場合には低
速ボタン67をONすれば上記と同様にON状態を維持す
ると共に、高速ボタン65は突起71が上昇した時にスプリ
ング76により二段切り欠き74の2段目より1段目の切り
欠きに嵌入してOFFするのである。
尚、79、79a…はスライドノブ73、73a、73b、73cに装着せし
めたブラシであり、該ブラシ79、79a…により電気回路を
接続するのである。
以上の構成において、例えば糸鋸刃21の駆動数は60Hz
において高速では1000SPM、中速では500SP
M、低速では200SPMとなるのである。
又、コントローラー9は三段変速のものを説明したが、
三段に限らず多段と成しても良く、又機械的なものを示
したが、電気的機構(タッチ方式)のものでも良く、即
ちツマミを回してボリュームを変えてアナログ式(連続
的)に変速するものではなく、ボタン(スイッチ)を押
したりタッチしてデジタル式(不連続的、離散的)に変
速するものであれば良い。
次ぎに本考案に係る糸鋸機の作用について説明すると、 切削素材Mの中ぐり加工を成さしめる場合に於いて、先
ず糸鋸刃21の上端部を蝶ネジ35を弛めることにより刃止
金具33による挟着状態より解放せしめ、次いでアーム7
を枢軸16を中心として第3図右方向へ回動せしめると、
糸鋸刃21に近接位置していた素材押さえ部材6の先端ロ
ーラー45、素材押さえ板46等は第3図軌道Aを辿って糸
鋸刃21に衝突することなく、図中想像線にて示す様に後
方上部へ退避し、基端面14の下端部がヒンジ板10、10aの
端面17に当接するに至って回動を停止するのである。
そしてこの時アーム7の重心は枢軸16より図中右方に存
するので、アーム7はかかる状態にて安定的に停止して
いる。
又、かかる状態において糸鋸刃21の上端部は糸鋸刃緊張
部材5より解放離脱し、糸鋸刃21上端部と素材押さえ部
材6との間に切削素材Mを挿入するに十分な間隔ができ
ているので、中ぐり加工用の加工穴Hを穿設せしめた切
削素材Mの加工穴Hに糸鋸刃21を挿通せしめて切削素材
Mをテーブル3上に載置せしめ、次いでアーム7を左方
回動せしめると素材押さえ部材6の先端ローラー45、素
材押さえ板46等は第3図軌道Aを辿って糸鋸刃21に衝突
することなく復帰し、この時アーム7の重心が枢軸16よ
り図中左方に移行するのでアーム7の基端面14と軸受4
の端面17が面接触した状態においてアーム7は正規の作
業位置にて安定的に停止するのである。
次いで調節杆40の高低を調節せしめて素材押さえ板46が
切削素材Mを押圧する様に成すと共に、糸鋸刃緊張ノブ
30を押圧しながら糸鋸刃21の上端を刃止金具33にて挟着
せしめると、前記緊張スプリング32にて吊上軸29が上方
へ付勢されるため糸鋸刃21は緊張状態となり、又その反
作用としてアーム7先端部は下方へ付勢されるため正規
の作業位置に固定され、かかる状態にてロッド20を作動
せしめることにより糸鋸刃21を垂直方向に往復動せしめ
て切削素材Mの中ぐり加工を行うのである。
又、かかる中ぐり加工に先立ち、切り替えノブ54を押し
込んで切り替えノブ54の先端をヒンジ板13の凹孔80に嵌
入すると共に、鋼球55をロック係止溝52に嵌入して機台
2の軸受4とアーム7をロックすることにより、アーム
7を正規の作業位置に固定すると共に、糸鋸刃21が折れ
たり、刃止金具19又は刃止金具33より糸鋸刃21が外れた
時等に振動によりアーム7がはね上がることを防止する
のである。
又、中ぐり加工の速度は切削素材Mの加工模様により異
なり、要するに直線、大きなカーブ等の大ラインL1の時
には高速ボタン65を押すことにより高速で行い、又小さ
なカーブ、屈曲部等の小ラインL2の時には低速ボタン67
を押すことにより、中ぐり加工をしながら高速より瞬時
に低速に変えて行うのである。
尚、切削素材Mの材質は鉄等の金属製、木製、合成樹脂
製等が用いられ、その加工が可能であるが、金属製の場
合には糸鋸刃21が焼けることを防止するために中速、低
速で、木製の場合には高速、中速、低速で、合成樹脂製
の場合には熱による切断後の融着を防止するために中
速、低速で行うのである。
次ぎに同一の切削素材Mの別の部位の中ぐり加工せしめ
る場合は、前記と同様の操作にて糸鋸刃21の上端部を解
放せしめて別の加工穴Hに挿通せしめれば良く、この場
合切削素材Mの厚みは同一であるため調節杆40の高低の
調節は不要である。
又中ぐり加工終了後は前記と同様の操作にて上端部を解
放せしめた糸鋸刃21に沿って切削素材Mを取り出せば良
いのである。
又、作業準備、終了後に糸鋸機本体1を移動する時に
は、加工時と同様に機台2の軸受4とアーム7をロック
して糸鋸機本体1を運搬するのである。
〔考案の効果〕
要するに本考案は、アーム7の先端部に糸鋸刃緊張部材
5および素材押さえ部材6を有する糸鋸機において、ア
ーム7の基部を糸鋸刃21を挿通するテーブル3を設置し
た機台2の軸受4に枢軸16で枢着し、機台2の軸受4と
アーム7の基部の枢着部11の側面に押し込み式のロック
機構49を装着したので、ロック機構49とは別部材である
枢軸16を中心としてアーム7を円滑に回動自在と成し、
中ぐり切削のため糸鋸刃21を切削素材Mにあけた加工穴
Hに通す作業や切削素材Mを糸鋸刃21から取り出す作業
を効率良く行うと共に、ロック機構49の切り替えノブ54
を押し込んでアーム7を固定と成して糸鋸刃21の横ぶ
れ、縦ぶれがなく正規の作業位置に固定出来て精密な加
工が出来ると共に、作業中に糸鋸刃21が折れたり、刃止
金具19又は刃止金具33より糸鋸刃21が外れた時等に振動
によりアーム7がはね上がって事故を発生する危険を防
止して安全性を向上せしめたり、或いは作業準備、終了
後にアーム7を持って運搬する時等にはアーム7の基部
と機台2が傾動しないために不便とならず容易に運搬出
来、又ロック機構49を枢着部11の側面に装着して上面に
は何も無いために大きな切削素材Mが当たったりするこ
とがなく作業に支障を来さず、又ロック機構49が押し込
み式のために切り替えノブ54を押引するだけでロック操
作がワンタッチで極めて容易に出来るのである。
又、ロック機構49は軸受4に押し込み自在の切り替えノ
ブ54を設けると共に、アーム7の基部に切り替えノブ54
先端が嵌入する凹孔80を凹設し、切り替えノブ54にロッ
ク係止溝52及びロック解除溝53を形成すると共に、ロッ
ク係止溝52又はロック解除溝53に嵌入して切り替えノブ
54を固定する鋼球55をスプリング56で押圧付勢したもの
と成したので、スプリング56により切り替えノブ54のロ
ック係止溝52又はロック解除溝53に鋼球55を嵌入してロ
ック係止又は解除をする様に成しているために、周知の
押し込み式のロック機構では振動によるロック解除の危
険性があったが、上記構成のものでは糸鋸機本体1を運
転することによる振動があってもロック係止状態が解除
されることはなく、かかるロック機構49の構成及びアー
ム7の枢着とは別部材でロックすることにより、安全性
を確実化することが出来、又軸受4をヒンジ板10、10a及
びヒンジ板13により成しアーム7の基端面14の下端部が
ヒンジ板10、10aの端面17に当接することにより回動を停
止する様に成して、従来の様に軸受に中空部(溝)を設
けていないために軸受4等の製造が簡易かつコストダウ
ンを図ることが出来る等その実用的効果甚だ大なるもの
である。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すものにして、 第1図は本考案に係る糸鋸機の斜視図、第2図は同上一
部断面正面図、第3図は同上拡大詳細正面図、第4図は
糸鋸刃緊張部材を示す左右方向縦断面図、第5図は同上
前後方向縦断面図、第6図は素材押さえ部材を示す斜視
図、第7図は同上縦断面図、第8図はロック機構を取り
外した状態の枢着部の平面図、第9図は同上正面図、第
10図はロック係止状態のロック機構の側面図、第11図は
ロック解除状態の同上側面図、第12図はコントローラー
の正面図、第13図はコントローラーの内部である配線基
板の平面図、第14図は切削素材の平面図である。 2機台、3テーブル、4軸受 5糸鋸刃緊張部材、6素材押さえ部材 7アーム、11枢着部、16枢軸、21糸鋸刃 49ロック機構、52ロック係止溝 53ロック解除溝、54切り替えノブ、55鋼球 56スプリング、80凹孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アームの先端部に糸鋸刃緊張部材および素
    材押さえ部材を有する糸鋸機において、アームの基部を
    糸鋸刃を挿通するテーブルを設置した機台の軸受に枢軸
    で枢着し、機台の軸受とアームの基部の枢着部の側面に
    押し込み式のロック機構を装着し、該ロック機構は軸受
    に押し込み自在の切り替えノブを設けると共に、アーム
    の基部に切り替えノブ先端が嵌入する凹孔を凹設し、切
    り替えノブにロック係止溝及びロック解除溝を形成する
    と共に、ロック係止溝又はロック解除溝に嵌入して切り
    替えノブを固定する鋼球をスプリングで押圧付勢したも
    のと成したことを特徴とする糸鋸機。
JP1987171224U 1987-11-09 1987-11-09 糸鋸機 Expired - Lifetime JPH065058Y2 (ja)

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