JPH0650506U - ポリウレタンダイレクトソーリング成形用中底材 - Google Patents

ポリウレタンダイレクトソーリング成形用中底材

Info

Publication number
JPH0650506U
JPH0650506U JP3526592U JP3526592U JPH0650506U JP H0650506 U JPH0650506 U JP H0650506U JP 3526592 U JP3526592 U JP 3526592U JP 3526592 U JP3526592 U JP 3526592U JP H0650506 U JPH0650506 U JP H0650506U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
polyurethane
insole
molding
stretch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3526592U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2524034Y2 (ja
Inventor
勉 伊豆野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Achilles Corp
Original Assignee
Achilles Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Achilles Corp filed Critical Achilles Corp
Priority to JP1992035265U priority Critical patent/JP2524034Y2/ja
Publication of JPH0650506U publication Critical patent/JPH0650506U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2524034Y2 publication Critical patent/JP2524034Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一定規格に限定された基布や繊維ウエブを用
いなくても中底が、ラストへの吊り込み時に余分な伸び
をすることなく、中底表面にポリウレタンが滲み出ず、
クッション性に優れた中底材を得る。 【構成】 表面に配置のフェルト層11の裏側に、縦方
向の糸を織り込んだ伸び止め布帛層としての伸び止め織
布層12と、スポンジ層15としての発泡ウレタンと、
樹脂層13としてのポリエステル樹脂フィルムと、不織
布層14とを積層して5層に構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ポリウレタンダイレクトソーリング成形用中底材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のポリウレタンダイレクトソーリング成形用中底材04としては、図4に 示すように、一定規格(抗張力5kg/cm幅以上で、5kg/cm幅負荷時伸 び10%以下)の基布41の表面に、一定規格(目付量0.1g/cm2 以上) の繊維ウエブ層42を載置し交絡させた2層のものがある。 なお、これらの規格を設けたのは、次の現象を防止するためである。すなわち 、中底材として十分な強度がないと、基布41が伸びてラストに吊り込むとき繊 維ウエブ層42の目が開きポリウレタンダイレクトソーリング成形時にモールド へ注入された靴底用ポリウレタン30が化学反応により炭酸ガスを発生して発泡 し、異常に高い内圧となって中底材04の表面に滲み出るばかりか、縫着した胛 被に歪みを生じ皺が発生する。 また、図5に示すように、前記基布41を前記繊維ウエブ層42、42で上下 から挟み込む3層の形にしたものもある。 さらに、図6に示すように、使用前の基布41のほつれを防止するため、通気 性を損なわない程度の樹脂加工をした繊維ウエブ層43を図4の構成に追加して 3層にしたものもある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の中底材では、一定規格の基布や繊維ウエブを選定して交 絡させるという面倒な手間を要するだけでなく、クッション性が不十分であった 。
【0004】 本考案は、このような従来技術を背景になされたもので、厳しい規格に限定さ れた基布を用いずともラストへの吊り込み時に中底材が伸びることなく、しかも 中底表面に靴底となるポリウレタンが滲み出ず、またクッション性に優れたポリ ウレタンダイレクトソーリング成形用中底材を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、布帛層と、伸び止め布帛層と、樹脂層とを積層して構成することを 特徴としたポリウレタンダイレクトソーリング成形用中底材を提供するものであ る。
【0006】 また、本考案は、上記中底材の中間にスポンジ層を追加積層するポリウレタン ダイレクトソーリング成形用中底材を提供するものである。
【0007】
【作用】
本考案の中底材においては、布帛層によりクッション性を高め、さらに伸び止 め布帛層によって伸びが抑制されているため、ラストへの吊り込み時に弛みを生 ずることなくぴたりと密着させられるので、靴成形に際し胛被に歪みや皺を発生 させず、また樹脂層はモールドに注入されたポリウレタンが中底材表面へ滲み出 るのを防止する。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例の中底材を図面を参照して説明する。 第1実施例の中底材01は、図1に示すように、表面に配置した布帛(織布、 不織布、フェルトなど)層としてのフェルト層11の裏側に、縦方向の糸を織り こんだ伸び止め織布層(伸び止め布帛層)12と、樹脂層13としての飽和ポリ エステル樹脂のフィルム層と、最後に貼り付けた布帛層としての不織布層14と を積層した4層のものである。
【0009】 この中底材01による中底10は、胛被22とそれぞれの周縁を重ねあわせ、 縫着されて袋状の胛被材23を形成し、この胛被材23は、ラスト50に吊り込 む際、爪先に引っ掛けられてかがと方向へ引っ張られ密着する。そのため中底1 0は、ラスト50の底面に対し当接部分はやや小さめに作成されいているが、伸 び止め織布層12は前記縦糸により余分に伸長することはなく、従って中底10 も伸びない。すなわち、一定規格の基布や繊維ウエブを交絡させるなどの手間を 要せずとも、縦糸入りの織布により簡単に中底10の伸びを抑制することができ る。 この中底材01では、フェルト層11がクッション性を与え、樹脂層13のフ ィルムと貼付された不織布層14とが、靴底21となる注入ポリウレタン30の 中底材01表面への滲み出しを阻止する。
【0010】 次に、第2実施例の中底材02を図2に基づいて説明する。 この中底材02は、表面に配置したフェルト層11の裏側にスポンジ層15の 発泡ウレタンと、樹脂層13のフィルムと、伸び止め織布層12とを積層した4 層のものである。
【0011】 以上の構成により、スポンジ層15の発泡ウレタンは、クッション性をさらに 向上させる。 また、注入ポリウレタン30は、樹脂層13のフィルムにより中底10表面へ の滲み出しを阻止されるが、時には樹脂層13の縫い目16を伝って上記表面に 滲み出すことがある(図1参照)。 滲み出したポリウレタン31は、ラスト50に付着して靴20を取り外すとき の障害となる不都合を生ずるが、スポンジ層15の発泡ウレタンは縫い目16に おいて、縫い糸17に圧着して両者の間の隙間を作らないため、上記不都合は回 避される。
【0012】 次に、第3実施例の中底材03を図3に基づいて説明する。 この中底材03は、表面に配置したフェルト層11の裏側に伸び止め織布層1 2と、スポンジ層15と、樹脂層13と、不織布層14とを積層して5層に構成 したものである。 その作用は前記第2実施例とほぼ同様なので、説明は省略する。
【0013】 以上、本考案の実施例を説明したが、具体的な構成はこの実施例に限られるも のではなく、本考案の要旨を変えない範囲での変更などがあっても本考案に含ま れるものである。 例えば、中底材を構成する各層の積層順序は、符号のみにより示すと、4層の 場合、11、13、15、12または11、15、12、13でもよく、5層の 場合には、11、15、12、13、14のようにしてもよい。
【0014】
【考案の効果】
本考案のポリウレタンダイレクトソーリング成形用中底材は、布帛層と、縦糸 入りの伸び止め布帛層と、樹脂層とを積層して構成したため、一定規格に限定さ れた基布や繊維ウエブを用いなくてもラスト吊り込み時に余分な伸びを生ぜず密 着するので、胛被に歪みや皺を発生させない。また、布帛層によりクッション性 が得られ、樹脂層によって、靴の射出成形に際し注入されたポリウレタンが布帛 層表面に滲み出すことが防止される。 さらに、中間にスポンジ層を追加積層することにより、クッション性を著しく 向上させるとともに、周縁の胛被との縫い目において、ときたま生ずる虞れのあ るポリウレタンの滲み出しも完全に阻止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る第1実施例の中底材の要部断面図
である。
【図2】本考案に係る第2実施例の中底材の要部断面図
である。
【図3】本考案に係る第3実施例の中底材の要部断面図
である。
【図4】従来のポリウレタンダイレクトソーリング成形
用中底材の一実施態様を示す一部断面図である。
【図5】従来の中底材の別態様を示す一部断面図であ
る。
【図6】従来の中底材のさらに他の別態様を示す一部断
面図である。
【符号の説明】
01 ポリウレタンダイレクトソーリング成形用中底材 02 ポリウレタンダイレクトソーリング成形用中底材 03 ポリウレタンダイレクトソーリング成形用中底材 11 フェルト層 12 伸び止め織布層(伸び止め布帛層) 13 樹脂層 14 不織布層 15 スポンジ層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/40 7016−4F

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布帛層と、伸び止め布帛層と、樹脂層と
    を積層して構成することを特徴としたポリウレタンダイ
    レクトソーリング成形用中底材。
  2. 【請求項2】中間にスポンジ層を追加積層することを特
    徴とした請求項1記載のポリウレタンダイレクトソーリ
    ング成形用中底材。
JP1992035265U 1992-04-28 1992-04-28 ポリウレタンダイレクトソーリング成形用中底材 Expired - Lifetime JP2524034Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992035265U JP2524034Y2 (ja) 1992-04-28 1992-04-28 ポリウレタンダイレクトソーリング成形用中底材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992035265U JP2524034Y2 (ja) 1992-04-28 1992-04-28 ポリウレタンダイレクトソーリング成形用中底材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0650506U true JPH0650506U (ja) 1994-07-12
JP2524034Y2 JP2524034Y2 (ja) 1997-01-29

Family

ID=12436977

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992035265U Expired - Lifetime JP2524034Y2 (ja) 1992-04-28 1992-04-28 ポリウレタンダイレクトソーリング成形用中底材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2524034Y2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3823493A (en) * 1969-06-11 1974-07-16 Freudenberg C Foam polyurethane boot with lining
JPS5627004U (ja) * 1979-08-07 1981-03-13
JPS59134407U (ja) * 1983-02-28 1984-09-08 アキレス株式会社 ポリウレタンダイレクトソ−リング成形用中底材
JPS6077403U (ja) * 1983-10-31 1985-05-30 西原 浩子 特殊靴用中底材
JPS60105404U (ja) * 1983-12-26 1985-07-18 アキレス株式会社 靴の中底材
JPS624165U (ja) * 1985-06-24 1987-01-12

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3823493A (en) * 1969-06-11 1974-07-16 Freudenberg C Foam polyurethane boot with lining
JPS5627004U (ja) * 1979-08-07 1981-03-13
JPS59134407U (ja) * 1983-02-28 1984-09-08 アキレス株式会社 ポリウレタンダイレクトソ−リング成形用中底材
JPS6077403U (ja) * 1983-10-31 1985-05-30 西原 浩子 特殊靴用中底材
JPS60105404U (ja) * 1983-12-26 1985-07-18 アキレス株式会社 靴の中底材
JPS624165U (ja) * 1985-06-24 1987-01-12

Also Published As

Publication number Publication date
JP2524034Y2 (ja) 1997-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5785278B2 (ja) 靴底複合材、それにより構成された靴製品およびそのような靴製品の製造方法
JP5086279B2 (ja) 靴安定化材料およびそれによって構成される遮断ユニット、靴底複合材および靴製品
US4602442A (en) Shoe insole and the manufacture thereof
JPH0130083Y2 (ja)
JP2009528105A5 (ja)
CN102405133A (zh) 模制承拉线元件的方法
CN102497792A (zh) 包括抗张线束的材料元件
US3484881A (en) Nonwoven fabric laminate material and method of fabricating a shoe therefrom
US5732479A (en) Shoe with laminate embedded in spray-moulded compound sole
JPH0650506U (ja) ポリウレタンダイレクトソーリング成形用中底材
KR880002438B1 (ko) 침포용 기포(針布用 基布)
JP2012045376A (ja) 防水靴
US325785A (en) Fabric for shoe-soles and other purposes
JPS6110481Y2 (ja)
IT201900001860U1 (it) Articolo di calzatura impermeabile e traspirante
JP3777519B2 (ja) 履物足敷
JPS6110482Y2 (ja)
KR950010554Y1 (ko) 신발깔창
JP2003024205A (ja) 敷 物
ITMI20130295U1 (it) Calzatura comprendente uno strato permeabile all'aria e una porzione permeabile all'aria su di una porzione periferica inferiore del gruppo tomaia
JPH08224110A (ja) 防水靴の射出成形法
JPH0667322B2 (ja) 通気性の靴用クツション材
JP2001353004A (ja) 履物用中敷
JP3005243U (ja) ウォッシャブルシューズ
JP3068828U (ja) 履物用中敷

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960820

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term