JPH06504748A - 袋が潰れないようにするための手段が挿入してある袋入絞り出しボトル流体小分け容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 袋が潰れないようにするための手段が挿入しである装入絞り出しボトル流体小分 は容器技術分野 本発明は、流体小分は容器に関し、更に詳細には、潰すことのできる流体収容袋 が入った絞り出しボトル流体小分は容器に関する。更に特定的には、本発明は、 装入絞り出しボトル流体小分は容器の注ぎ口近くで流体収容袋が潰れないように するための手段に関する。

更に、本発明は、特定の好ましい実施例において、潰すことのできる流体収容袋 を小分けされるべき流体で満たした後、この袋に容易に挿入できるような手段に 関する。

従来の技術 内容物を押出すように内容積を減じるため手で変形することのできる可撓性の壁 を持つ従来技術のボトルは、絞り出しボトルとして周知である。変形させたボト ルの壁を解放したとき、ボトルの壁はその変形されていない状態に自然に戻るよ うに設計されている。ボトルから流体を出すと、空気がボトルに引き込まれて流 体に代わる。

小分けされる流体は、代表的には、非圧縮性で空気よりも重い。ボトルをその底 を下にして直立させると、流体はボトルの底に流れる。はとんど空になった絞り 出しボトルがほぼ直立した状態にある場合には、ボトルを絞っても流体は全く小 分けされない。これは、先ず最初に空気が圧送され、次いでボトルに吸い戻され るためである。

同じボトルを逆さにすると、流体はなかなか流れず、時間が経過して流体がボト ルの底からボトルの注ぎ出し口まで流れるまで流体に近づくことができない。そ うした後にのみ、ボトルを絞ることによって流体の背後の空気を圧縮し、流体を 注ぎ口から押し出す。このように待つことは、特に、なかなか流れない流体がほ ぼ空の場合及び背の高いボトルの場合、非常に不便である。極端な場合には、重 力だけではこのような流体をボトルの注ぎ出し口まで流すことができない。

従って、消費者は、なかなか流れない流体について、「常に小分けする準備ので きた」絞り出しボトルの必要があることがわかっている。この必要を満たすため の一つの周知の手段は、潰すことのできる流体収容袋を絞り出しボトルの内部に 加えることを必要とする。ストレツク（Ｓｔｒｅｃｋ）に賦与された米国特許第 ４．８６５．２２４号及びウーリー（Ｕｈｌｌｇ）に賦与された米国特許第４． ０９８．４３４号がこうした構造を開示している。流体収容袋をこのような絞り 出しボトルの注ぎ出し端に密封的に固定した場合、空気が絞り出しボトルの内側 と袋の外側との間に捕捉される。この空気は、これに続いてボトルを絞るときに 圧縮される。これによって、空気圧が袋に伝えられ、これによって袋からその流 体を排出させる。絞り出しボトルの内側と袋の外側との間に捕捉された空気の圧 縮は、絞り出しボトルの通気孔を指で塞ぐことによって、又は絞り出しボトルに 一方向通気弁を設けることによって行われる。

装入絞り出しボトル小分は容器が適正に機能しているときには、ボトルを連続的 に絞ることによって、袋の内側を袋に残る流体の減少容積の周りに潰す。しかし ながら、「常に小分けする準備のできた」利点は、従来技術の装入絞り出しボト ル小分は容器では、袋が注ぎ出し口の近くでそれ自体の上に潰れないようにされ ていない場合には、自動的には実現されない。流体流れの早期閉塞を阻止するた めの手段が講じられていない場合には、「常に小分けする準備のできた」利点が 失われるだけでなく、大量の流体が全く近づけない状態で袋内に残ってしまう。

これによって、消費者は、小分は容器内に残った流体製品を浪費するか或いは小 分は容器内に残った流体製品に近づくためパッケージを手で壊して開く煩わしさ に直面するかのいずれかとなる。多くの消費者にとって、これらの選択肢のいず れも受け入れることのできるものではない。

外容器を絞ることによって可撓袋の外側の周りにつくりだされる空気圧は、従来 技術の装入絞り出しボトルバッケージでは均等に分配されるけれども、外容器に 固定されていない状態のままである場合には、可撓袋は、先ず最初に、小分は容 器の向きに関わらず、注ぎ出し端のところでそれ自体の上に漬れる。ボトルを逆 様にすると、拘束されていない袋が注ぎ出し端に向かって自由に落ち込んでそこ に折畳み、これは、この流体流れの閉塞の問題点を更に悪化する。従って、本発 明の一つの目的は、はぼ全ての流体が袋から小分けされるまで流体の注ぎ出しの 中断が起こらないようにするため、絞り出しボトル内の流体収容袋が潰れないよ うにすることである。

この問題点を解決せんとする従来技術の試みは、袋のボトル端を容器のボトル端 に固定して袋を半径方向内方に強制的に潰すことを必要とする。しかしながら、 こうした種類の解決策は実施が困難であることがわかっている。更に、これらの 解決策は、こうした場合でも袋の最も上の部分が早期に潰れることがあり、袋の 最も下の部分にある流体製品が袋の注ぎ出しオリフィスに到らないようにするた め、完全に有効であることがわかっていない。

流体収容袋のこのような早期潰れを回避するための別の手段は、袋を絞り出しボ トルの内側壁にボトルの長さ方向軸線に沿ってほぼ中程に固定することによって 行われる。このような拘束は、袋を予期し得る方法で潰そうとするものであり、 即ち袋をほぼその中間の固定箇所を中心として転換し、これによって流体の閉塞 の問題点を回避しようとするものである。

ハリソン（ＨａｒｒＩｓｏｎ）に賦与された米国特許第２．８０８．３２０号は 、可撓性の円筒形下半部及び剛性の円筒形上半部の両方からなる円筒形袋カート リッジを有する絞り出し可能な容器を開示している。小分は容器の注ぎ出し端は 、剛性半部の上端にある。流体収容袋は、容器の剛性部分の最下端に連結される 必要がある。この設計は、袋の可撓性部分を容器の剛性部分内に転換することに よって、袋の制御された潰れを提供する。

このような転換可能な袋を使用した絞り出しボトルに関連した一つの問題点は、 可撓袋と外容器とを所望の予め決定された箇所で互いに固定するのに必要なアク セスを容易に得るのが困難であるということである。シール工具に対して適当な アクセスを与えることは、小分は容器の製造速度に悪影響を与え、或いは小分は 容器の形状について設計に制限を加える。

このような転換可能な袋を使用した絞り出しボトルに関連した別の問題点は、袋 を容器のベースに対して軸線方向上方に転換したとき、容器の最も上の端が重く なるため、小分は容器の寿命の終わｈに向かって傾かないように安定性を維持す るため、比較的幅広のベースを必要とするということである。

従って、本発明の他の目的は、容易に製造でき且つ高速で充填でき、従来技術の 装入絞り出しボトル小分は容器に固有の上述の問題点及び／又は設計上の制限の 多くを克服する、装入絞り出しボトル流体小分は容器を提供することである。

発明の開示 絞り出しボトルの形状及び設計に最大の融通性を提供するため、袋の軸線方向上 方への潰れを実質的に制限し、これに代わって袋の半径方向への潰れを促すのが 望ましいということがわかっている。

しかしながら、実施の困難性を最小にするため、可撓袋のいずれの部分を可撓性 絞り出しボトルの底又は側壁に固定する試みは行われない。こうした試みを行う 代わりに、適当な支持手段を可撓袋内に挿入するのがよいということがわかった 。前記支持手段は、容器の注ぎ出しオリフィスから実質的に袋の底まで延びてい る。内袋支持手段は、小分は容器を逆様にして製品を小分けするときに袋の底が 注ぎ出しオリフィスの方向に移動しないようにする。

袋支持手段は、好ましくは、少なくとも一つの内部流体通路がその全長に沿って 延び且つその全長に沿って比較的大きな開放領域を呈する立体構造を有する。袋 支持手段の大きな開放領域は、袋内から袋支持手段が構成する内部流体通路へ流 れ、そして最終的に小分は容器の注ぎ出しオリフィスから流出する流体製品の流 れを、半径方向に潰れた可撓袋が完全に閉塞することを、少なくとも袋がほぼ空 になるまで、はぼ不可能にする。

本発明の特定の好ましい実施例では、内袋支持手段は、可撓袋をボトル内に挿入 し、袋の注ぎ出しオリフィスをボトルの注ぎ出しオリフィスに密封関係で固定し 、袋を小分けされるべき流体製品で満たした後、小分は容器の注ぎ出しオリフィ スを通して挿入される。これによって、内袋支持手段と充填作業との起こり得る 干渉がなくされ、製造者は、充填中、支持体の挿入中、及び閉鎖体施与作業中、 本発明の小分は容器を比較的高速で取扱うことができる。

特に好ましい実施例では、本発明の目的は、本発明の装入絞り出しボトル流体小 分は容器の内貸支持手段として開放螺旋構造体を使用することによって達成され る。

好ましい小分は容器は、少なくとも一つの弾性変形可能な側壁及び通常は容器の 首部内に配置された注ぎ出しオリフィスからなる開放した注ぎ出し口を有する外 容器即ちボトルと、注ぎ出しオリフィスが外容器の注ぎ出しオリフィスを横切っ て密封関係で固定された、外容器内に収容された流体収容可撓袋と、外容器と可 撓袋との間の空間と連通した通気手段とを有し、この通気手段は、大気に対して シールを形成して外容器の弾性変形可能な側壁を絞ることによって空気圧を可撓 袋に加えることができ、弾性変形可能な側壁を解放したとき、可撓袋と外容器と の間の空間を大気に対して通気することができ、更に、袋がその注ぎ出し口の近 くで並びにほぼその全長に亘って潰れないようにするため、可撓袋の注ぎ出しオ リフィスから可撓袋の実質的に底まで延びる内袋支持手段を有する。

袋を外容器の注ぎ出しオリフィスに密封関係で固定する特定の方法は、本発明を 実施する上で重要でない。このことは、内袋支持手段を小分は容器の可撓袋内に 固定する特定の方法についてもいえる。しかしながら、その最も好ましい態様で は、本明細書中に開示した内貸支持手段を充填作業の完了後に小分は容器の注ぎ 出しオリフィスを通して挿入するのがよい。かくして、充填作業中、内袋支持手 段と全く干渉することなく、小分は容器の注ぎ出しオリフィスを貫通した充填ノ ズルを使用して本発明の装入絞り出しボトル流体小分は容器に流体製品を高速で 充填できる。

本発明の特に好ましい実施例では、可撓袋の注ぎ出しオリフィスが密封的に固定 された中空段付きチューブは内部流体通路を有し、充填作業の完了後、この通路 を通して袋支持体を軸線方向に摺動することができる。中空段付きチューブのボ アは、好ましくは、内部支持手段の外断面とほぼ一致するような大きさになって おり、内袋支持手段を実質的に可撓袋の底まで一杯に挿入した後、予め内貸支持 手段が横方向に実質的に動かないようにするのに十分な長さを有する。可撓袋の 底は、内袋支持手段が容器の内側に出ないようにする。これは、袋の長さにより 、袋支持手段の軸線方向貫通が小分は容器の寿命に亘って制限されるためである 。所望であれば、副次的保持部材、製品注ぎ出し弁又はこれらの両方を中空段付 きチューブの注ぎ出しオリフィスを横切って固定することによって、内袋支持手 段が軸線方向に移動して小分は容器から出るのを阻止するのがよい。

本発明を実施するに当たって、袋が潰れないようにするための幾つかの変形態様 の手段が使用される。一つの特に好ましい手段は、直径の約半分に等しいピッチ を有する押出プラスチック性螺旋体からなる。一般に、押出直径に対する螺旋直 径の比がこのような押出プラスチック性螺旋体の可撓性を決定する。ボトルを傾 けたときに曲がるだけでなく、小分は容器を逆様にしたときに所定程度まで圧縮 して袋が軸線方向に幾分潰れることができるようにする可撓性螺旋体が特に好ま しい。可撓袋が軸線方向に、制限されているが制御された程度潰れることができ るようにすることによって、小分は容器の寿命の長い部分に亘って袋が大きな軸 線方向断面を維持できるようにする。かくして、一般に、小分は容器の流体内容 物の大部分が注ぎ出されるまでは、可撓袋と内袋支持手段の長さ方向に延びる部 分とは接触しない。螺旋体の大きな開放領域はその長さ方向及び軸線方向の可撓 性とともに、パッケージの使用寿命の終了時に、本発明の小分は容器に用いられ る薄い可撓袋内に非常に少量の残留流体が残るようにする。

他の好ましい内袋支持手段は、実質的に袋の全長に沿って延びる多数の開放チャ ンネルを有するスプラインからなる。特に好ましい実施例では、中央に配置され た円筒形部材から三つ乃至六つの半径方向ウェブが片持式に延びた押出プラスチ ック製スプラインからなる。これらの半径方向ウェブは、可撓袋が中央に配置さ れた円筒形部材に潰れないようにする。かくして、外容器の弾性変形可能な側壁 を絞ったとき、流体は隣接したウェブ間の各チャンネルに沿って自由に入り且つ 通過する。この特定の変形態様は、最も安価に製造できる袋が潰れないようにす る手段のうちの一つであると考えられる。

本発明を実施するのに適する他の好ましい内袋支持手段は、押出プラスチック製 スクリム管からなり、これは、螺旋体と同様に、幾分の構造上の可撓性並びに大 きな開放領域を有する。

更に他の好ましい内袋支持手段は、多数の孔が実質的にその全長に沿って延びる プラスチック製可撓管からなる。

本発明の特に好ましい実施例では、袋を外容器の注ぎ出しオリフィスに密封関係 で固定するための手段は、最も外側の表面が外容器の注ぎ出しオリフィスに密封 的に固定された実質的に剛性の中空段付きチューブからなる。

段付きチューブの小径の最も下の部分には、弾性バンドを保持するための周溝が 設けられている。袋の注ぎ出しオリフィスを含む袋の開放端即ち頚部は、段付き チューブの小径の最下端に嵌まっており、弾性バンドが袋の注ぎ出しオリフィス を溝内に密封的に寄せる。袋及び段付きチューブは、好ましくは、予め組み立て られており、この際、袋は潰された即ち折畳んだ状態であり、その後、充填前に 外容器の注ぎ出しオリフィスを通して組立体として挿入される。次いで、潰され た即ち折畳んだ状態の袋を段付きチューブの流体通路を通して導入される気体圧 パルスで膨張させる。

密封した袋と段付きチューブとの間の連結部は、容器の使用時に容器の内側にあ るため、外容器を絞ることによって袋に加えられる圧力は、可撓袋と段付きチュ ーブとの間のこの連結部を横切って加えられる。かくして、ひとたび密封すると 、袋と段付きチューブとの間の連結部は、外容器を絞ることによってどれ程の圧 力が加えられたかに関わらず、漏れ止め状態に維持される。

特に好ましい実施例では、本発明の装入絞り出しボトル小分は容器は、絞り出し ボトルから絞り出し力を開放したときに流体収容袋に吸い戻される外部空気をな くすか或いは少なくともこの外部空気の容積を制御するための一方向流体注ぎ出 し弁を更に有する。

図面の簡単な説明 本明細書は、請求の範囲とともに、本発明を形成するものと認められる要旨を特 定的に指摘し、明確に特許請求するものであるが、本発明は、添付図面を参照し つつ以下の詳細な説明を読むことにより、よりよく理解されるであろう。

第１図は、本発明による、装入絞り出しボトルが構成する非円形の流体小分は容 器の、容器の注ぎ口から見た大きく簡略化した概略斜視図であり、 ｊｆ１２図は、第１図に示す絞り出し容器の内部に収容された種々の構成要素を 示す、第１図の装入絞り出しボトルが構成する小分は容器の大きく簡略化した概 略分解正面図であり、 第３図は、第１図の絞り出しボトルの、第１図の３−３線に沿った大きく簡略化 した概略断面正面図であり、第４図は、第２図に示す種々の構成要素の大きく簡 略化した部分分解概略断面図であり、 第５図は、第２図乃至第４図に開示した種類の可撓袋に使用するのがよい、袋が 潰れないようにするための内袋支持手段の変形態様の構造の大きく簡略化した部 分分解概略断面図であり、 第５Ａ図は、第５図の５Ａ−５Ａ線に沿った、第５図に示す内袋支持手段の大き く簡略化した概略断面図であり、 第６図は、第２図乃至第４図に開示した種類の可撓袋に使用するのがよい、袋が 潰れないようにするための内袋支持手段の別の変形態様の構造の大きく簡略化し た部分分解概略断面図であり、 第７図は、第２図乃至第４図に開示した種類の可撓袋に使用するのがよい、袋が 潰れないようにするための内袋支持手段の更に別の変形態様の構造の大きく簡略 化した部分分解概略断面図であり、 第８図は、第２図乃至第４図に開示した種類の可撓袋に使用するのがよい、袋が 潰れないようにするための内貸支持手段の更に別の変形態様の構造の大きく簡略 化した断面正面図である。

実施例 次に、添付図面のうち特に第１図を参照すると、この図には、装入絞り出しボト ル流体小分は容器の本発明の好ましい実施例が図示してあり、その全体に参照番 号２０が附しである。装入絞り出しボトル小分は容器２０は、可撓性の側壁１２ ２と、首部１２４内に配置された注ぎ出しオリフィス２４と、注ぎ出し開口３０ を有する栓１００とを有する絞り出しボトル２２を有する。注ぎ出し口３０は、 小分けされるべき流体の流れ抵抗及び通常の１回分の注ぎ出し量に応じて、好ま しくは、約２．５４ｓ■乃至７．６２ｍ５（０，１００インチ乃至０゜３００イ ンチ）の直径を有する。注ぎ出し開口３０の大きさが比較的小さいため、栓１０ ０は、通常は、流体の充填後に絞り出しボトル２２の注ぎ出しオリフィス２４内 に挿入される。これは、充填ノズルに対する最大の隙間を提供するために行われ る。

絞り出しボトル２２を有する可撓性容器は、好ましくは、短軸３４及び長軸３６ を持つ楕円形断面を有する。

本発明は絞り出しボトルの形状に関わらず機能するが、楕円形のボトルは、側壁 の所定の変形量に対する内部容積の排出量が最も大きいものと考えられる。例え ば、長軸の短軸に対する比が１．９の１７７、６ｃｍ３　（６オンス）の楕円形 ボトルは、その側壁を１９．０５■ｌ（０，７５インチ）絞ったときにその全容 積の２１％が排出されるのに対し、同じ容積の円形のボトルでは、同じ絞り出し 変形について、その全容積の６％が排出されるに過ぎない。

絞り出しボトルの側壁の単位変形光たりの排出容積が大きくなればなる程、小分 けされるべき流体の所定の一回の注ぎ出し量について必要とされる変形量が小さ くなる。一般的に、絞り出し力は変形量に伴って増大するため、多くの場合小さ な絞り出し力が好ましい。一般に、所望の一回の注ぎ出し量についての側壁の変 形が小さいのが好ましいということがわかっている。楕円の長軸の短軸に対する 比を最大にすると側壁の所定の変形についての小分けされる流体の容積もまた最 大にされるが、この比は、通常は、ボトルの転倒に対する安定性、ボトルの形成 に関する配慮、及び全体的な美観といった他の実際上の考慮により制限される。

本発明を実施する上で使用される好ましい楕円形の絞り出しボトルの長軸の短軸 に対する比は、好ましくは、約１．１乃至約３．０、最も好ましくは約１．５乃 至１．９である。

絞り出しボトル２２のボトル首部１２４は、通常は、取り外し自在の閉鎖体（図 示せず）をその最外面上に固定するための任意の種類の固定手段（図示せず）例 えば、ねじ山、溝、ボス、等をその最外面上に有する。こうした固定手段は、閉 鎖体の相補的な固定手段と噛み合う。

第１図は、中空段付きチューブ７０の最も上のフランジ７２を示す。このフラン ジ７２は、絞り出しボトル２２の首部１２４の注ぎ出しオリフィス２４内に段付 きチューブ７０の第１円筒面７４をシールするのを助ける。

中空段付きチューブ７０を第２図及び第３図に更に詳細に示す。段付きチューブ ７０は、好ましくは、実質的に剛性の円筒形部品であり、正確な寸法上の許容差 を与えるため、射出成形によりプラスチックで形成するのがよい。このチューブ の主な目的は、小分は容器２０内で使用される種々の部品を互いに対して密封し た関係で、及び絞り出しボトル２２の首部１２４の注ぎ出しオリフィス２４に連 結するための適当な手段を提供することである。

第１図乃至第３図に示す実施例では、段付きチューブ７０は、最も上のフランジ ７２及び第１円筒面７４を有する。第１円筒面７４は、絞り出しボトル２２の首 部１２４の注ぎ出しオリフィス２４内に段付きチューブ７０を気密をなして締ま り嵌めするような大きさになっている。更に、可撓袋４０の注ぎ出しオリフィス ４２内に嵌まるように第１円筒面７４よりも小さい第２円筒面７６を有する。周 溝８０が第２円筒面７６の周囲に設けられ、この周溝は、弾性バンド５０を注ぎ 出しオリフィス４２を含む袋４０の頚部上に伸ばし、弾性バンドの伸ばした直径 が第１円筒面７４の直径を越えることなく、袋の頚部を周溝８０内に密封的に寄 せることができるような大きさになっている。

袋４０の注ぎ出しオリフィス４２を中空段付きチューブ７０の第２円筒面７６の 周りに密封的に固定するのに用いられる特定の手段は、選択された特定の手段が 第１円筒面７４の断面を越えない、例えば接着剤、ヒートシール等の場合には、 重要でない。上述の大きさの関係を維持することによって、袋４０が密封的に固 定された状態で中空段付きチューブ７０の最も下の部分を絞り出しボトル２２の 首部１２４の注ぎ出しオリフィス２４内に容易に挿入できる。

可撓袋４０は、好ましくは、薄いプラスチックフィルムからできている。このプ ラスチックフィルムは、好ましくは、約０．５ミル乃至約５．０ミルの厚さを有 し、更に好ましくは、約１．０ミル乃至約２．５ミルの厚さを有する。袋の壁厚 は、主に、剛性及び費用に対する配慮によって制限される。首部１２４の注ぎ出 しオリフィス２４を通して絞り出しボトル２２に挿入したとき、平らな袋４０は 、好ましくは、折畳まれているが又は他の方法で縮められている。折畳んだ又は 縮められた袋４゜の、好ましい楕円形形状の絞り出しボトル２２内での膨張は、 袋の壁厚が約５．０ミル以下である場合には、中空段付きチューブ７０を通して 低圧の気体パルスを注入することによって容易に行われる。

勿論、袋の壁厚を最小にすると、材料の費用の観点から経済性が最大になる。し かしながら、全く思いがけないことであるが、袋の小さな壁厚と小分は容器の寿 命の終わりに袋から取り出すことのできない残留流体の量との間には関係がある 。従って、実際には、袋の壁厚の下限は、流体を最大に取り出すことのできる性 能と袋の材料の費用を最小にすることとの妥協となる。

本発明の好ましい平らな可撓袋４０をつくるため、二層のフィルム又はそれ自体 の上に折り返した一層のフィルムを、先ず最初に、好ましくは熱融合で、平らな 状態にフィンシールし、次いで所望の形状にトリムする。第２図及び第３図に示 すこうして得られたフィンシールされた周囲４４は、可撓袋４０の最外面が可撓 性絞り出しボトル２２の内面と実質的に一致し且つこれと接触するように、可撓 袋４０を小分は容器２０の絞り出しボトル２２内で膨張できるように形成されて いる。潰れた状態の可撓袋４０を絞り出しボトル２２内で一杯に膨張させると、 袋４０の内容積は、好ましくは、絞り出しボトル２２内部の利用可能な容積の少 なくとも約９０％に近づく。

可撓袋４０を楕円形の絞り出しボトル２２内で一杯に膨張するため、可撓袋４０ は、好ましくは、袋及び段付きチューブの挿入中にその平らな平面が絞り出しボ トル２２の長軸３６と実質的に整合するように、挿入時に配向されている。所望 であれば、盛り上がったボス及びこれと相補的なキーウェイ（図示せず）のよう な一対の相補的な案内体を中空段付きチューブ７０の第１円筒面７４及び絞り出 しボトル２２の注ぎ出しオリフィス２４の内部に夫々設け、平らな平面の楕円形 の絞り出しボトル２２の長軸３６との袋４０の一貫した整合を確保する。

本発明を実施する上で使用される特定の整合システムは、小分は容器内の種々の 位置でつくられなばならない周囲シールに悪影響を加えない場合には、重要でな い。

本発明の装入絞り出しボトル小分は容器で使用される流体の粘性は、代表的には 、約１００　ｃｐｓ乃至約１０００００　ｃｐｓであり、更に代表的には、シャ ンプーについての約３０００　ｃｐｓから美顔液についての約３００００　ｃｐ ｓである。

こうした流体が小分は容器の注ぎ出しオリフィスのところでいつでも小分けでき る状態に維持されるようにするため、製品注ぎ出し用一方向弁を設置し、小分は 容器からの流体の流れが終わり、絞り出しボトル２２の弾性変形可能な側壁１２ ２に加わえられた絞り出し力を解放した後、外部空気を袋４ｏ内に吸い戻すこと を実質的に阻止するのがよい。このような弁についての要件は、小分は容器の注 ぎ出し開口の設計及び流体の流れに対する抵抗によって決まる。このような流体 注ぎ出し弁は、粘性の低い流体について特に有用である。

第２図では、好ましい流体製品注ぎ出し弁に参照番号９０が附しである。弁９ｏ は、当該技術分野において「ダックビル」弁と呼ばれている弁である。ダックビ ル弁９０を栓１００と中空段付きチューブ７ｏとの間に挿入した状態で示す。第 ２図、第３図、及び第４図で更に明瞭にわかるように、ダックビル弁９ｏは円筒 形の栓１００内に部分的に組み込まれ、この円筒形の栓は締まり嵌め等によって 中空段付きチューブ７ｏのボア８８内に密封をなして固定される。これによって 、栓１００はダックビル弁９０のフランジ９４と段付きチューブ７゜の流体通路 ８６との間に弾性シールを構成するのを助ける。ダックビル弁９０の注ぎ出し端 ９２は、栓１００の注ぎ口３０の内側にあり且つこれと隣接している。製品注ぎ 出し弁９０により、絞り出しボトル２２の弾性変形可能な側壁１２２を絞ったと きに流体をこの弁の注ぎ出し端９２を通過させることができるが、弾性変形可能 な側壁１２２から絞り出し力を解放したときに空気が可撓袋４０内に吸い込まれ ることが実質的に阻止される。

好ましくは、可撓袋４０と絞り出しボトル２２との間の領域に空気を周囲から流 入させることによって注ぎ出された流体を補償するため、一方向通気弁３２が絞 り出しボトル２２の肩に設置される。一方向という特徴により、絞り出しボトル ２２を絞ったとき、絞り出しボトル２２内に空気圧を生ぜしめる。図示の実施例 では、一方向通気弁３２は、ゴム製の標準的なダックビル弁からなり、この弁は 、好ましくは絞り出しボトル２２の肩に設けた孔３８に嵌まっている。

弁３２は、絞り出しボトル２２の肩の孔３８とシールを形成するため、好ましく は、この孔に締まり嵌めをなして嵌まっており、そのため、この弁３２の注ぎ出 し端３４は内方に配向され、即ち弾性変形可能な側壁１２２から絞り出し力を解 放したときに周囲空気が絞り出しボトル２２に入り込むようになっている。締ま り嵌めがシールを形成しない場合には、弁３２は、例えばシリコン接着剤で孔３ ８に接着される。弁３２を気密に取り付けるため、絞り出しボトル２２の肩は絞 り出しボトルの弾性変形可能な側壁１２２を変形させたときに最小の変形を受け る。絞り出しボトル２２の底にフラッパ弁又は傘形弁を設けたり、段付きチュー ブ７０を通る独立した通路にボール形逆止弁を設けるというように、通気につい て多くの他の変形を施してもよい。こうした一方向通気弁は、当該技術分野で周 知である。

更に、通気弁は、全くな（してもよいし、絞り出しボトル２２の弾性変形可能な 側壁１２２の一方に設けた簡単な孔であってもよい。簡単な孔である場合には、 使用者はボトルを絞ってボトル内に圧力を発生するときに指で孔を覆うだけであ る。絞り出し力を解放するときに孔を露呈することによって絞り出しボトル２２ と可撓袋４０との間の空間を大気に通気する。

第３図は、第１図に示す組み立て済小分は容器の実施例２０の断面である。可撓 袋４０は楕円形の絞り出しボトル２２内で一杯に膨張させた状態で図示しである 。可撓袋４０は、弾性バンド５０で中空段付きチューブ７０に密封的に固定され 、この段付きチューブは絞り出しボトル２２の首部１２４の注ぎ出しオリフィス ２４内に密封的に着座している。可撓袋４０を小分けされるべき流体１５０で満 たされた状態で第３図に示す。

中空段付きチューブ７０内には、可撓性押出プラスチック製螺旋体６０が軸線方 向に固定されている。プラスチック製螺旋体６０は、可撓袋の潰れを、中空段付 きチューブ７０の流体通路８６と当接する袋の注ぎ出しオリフィス４２への進入 時ばかりでなく、実質的に可撓袋４０の底まで延びるそのほぼ全長に沿って阻止 するのに役立つ。

第４図は、第１図、第２図、及び第３図に示す装入絞り出しボトル小分は容器２ ０を構成する構成要素の部分分解断面図である。中空段付きチューブ７０の最も 上のフランジ７２が絞り出しボトル２２の首部２４の最も上の面２６に当接した とき、可撓袋４０は絞り出しボトル２２内でのその好ましい軸線方向位置に達す る。次いで、折畳んだ状態の又は潰した状態の可撓袋４０を絞り出しボトル２２ 内で一杯に膨張するため、２　ｐｓｉｇ乃至３ｐｓ１ｇの圧縮空気を、好ましく は段付きチューブ７０の流体通路８６に加える。可撓袋４０の膨張時に絞り出し ボトル２２の内部と可撓袋４０との間で移動される空気が絞り出しボトル２２の 孔３８を通って大気中に逃散する。

一方向通気弁３２は、可撓袋４０と絞り出しボトル２２との間の空間に空気が捕 捉されるとこれが袋の膨張に干渉するため、こうしたことが起こらないように、 折畳んだ状態の又は潰した状態の可撓袋４０を絞り出しボトル２２内で一杯に膨 張させた後に絞り出しボトル２２の孔３８に密封的に固定される。

ひとたび膨張させると、段付きチューブ７０の流体通路８６を通して可撓袋４０ を流体１５０で満たすことができる。可撓袋４０の充填後、段付きチューブ７０ の流体通路８６内で軸線方向に摺動自在の可撓性押出プラスチック製螺旋体６０ をその最も下の端が充填済の可撓袋４０の底に近づくまで挿入する。

流体注ぎ出し弁９０が予め組み込んである栓１００を段付きチューブ７０のボア ８８に押し込んでこれとの間にシールを形成し、小分は容器２０の組み立てを完 了するのがよい。弾性ダックビル弁９０のフランジ９４は、第３図に全体に示す ように、栓１００と段付きチューブ７０との間に挟んだとき段付きチューブ７０ の流体通路８６と気密弾性シールを構成する。通常は、閉鎖体（図示せず）が取 付けられて製造工程を完了し、充填済の小分は容器２０を末端使用者へ輸送する 準備ができる。

栓１００及び注ぎ出し弁９０を段付きチューブ７０のボア８８に挿入することに よって、螺旋体６０が構成する軸線方向に摺動自在の内袋支持部材を小分はパッ ケージ２０の注ぎ口と実質的に軸線方向に整合した状態に固定する。可撓袋４０ の底は、螺旋体６０が段付きチューブ７０の流体通路８６から下方に外れないよ うにし、栓１００及び弁９０は、螺旋体６０が段付きチューブ７０の流体通路８ ６から上方に外れないようにする。

次に、変形態様の内袋支持構造を示す第５図、第６図、及び第７図を参照する。

小分は容器の残りの構成要素は、第１図乃至第４図と関連して説明したものと同 じである。

従って、第４図に示す対応する副集成部品と同じ可撓袋４０、段付きチューブ７ ０、及び弾性バンド５０からなる副集成部品だけ、及び小分は容器を流体で充填 した後に可撓袋４０内に最終的に挿入される内貸支持手段の種々の変形態様を第 ５図、第６図、及び第７図に示す。

第５図は、第１図乃至第４図に示す小分は容器２０と関連して図示し且つ説明し た方法と同じ方法で中空段付きチューブ７０に密封的に固定された可撓袋４０を 有する副集成部品を示す。この副集成部品は、第１図乃至第４図に示す絞り出し ボトルと同じ絞り出しボトル２２（第５図には図示せず）に挿入される。しかし ながら、可撓袋４０を小分けされるべき特定の流体で充填した後、スプライン１ ６０からなる内袋支持部材が段付きチューブ７０の流体通路８６を通して可撓袋 ４０に挿入される。

スプライン１６０は、第５Ａ図に断面で示すように、好ましくは、四つの垂直な 半径方向ウェブ１６２が円筒形中央部分から延びた可撓性押出プラスチック製十 字形状部品である。半径方向に延びたウェブ１６２は、可撓性プラスチック製螺 旋体１６０に関連して説明したのとほぼ同じ方法で可撓袋４０の潰れを阻止する ように作用する。各半径方向ウェブ１６２間はチャンネルになっており、このチ ャンネルによって流体がスプラインの長さに沿った所定の点から段付きチューブ ７０の流体通路８６に到ることができる。

所望であれば、支持部材１６０に使用したスプラインをスプラインの長さに沿っ て真っ直ぐでなくしてもよく、例えば、これらのスプラインを捩じって連続した 螺旋の形態にしてもよい。

変形態様のスプラインはこれよりも多いウェブを有してもよいしこれより少ない ウェブを有してもよく、従ってその長さに沿ってこれよりも多いチャンネルを有 してもよいしこれより少ないチャンネルを有してもよい。

スプライン１６０は、第２図、第３図、及び第４図に示す螺旋体６０と同様に、 その端部のうちの一方を流体通路８６内に軸線方向に固定された状態に常に維持 する長さを有する。スプライン１６０の軸線方向移動は、一端が可撓袋４０の底 によって、他端が栓１００及び注ぎ出し弁９０によって制限される。

第６図は、本発明の他の副集成部品を示す。この副集成部品では、第１図乃至第 ４図の小分は容器２０に関連して図示し且つ説明したのと同じ方法で可撓袋４０ が中空段付きチューブ７０に密封的に固定されている。第６図に示す内袋支持手 段は、押出プラスチック製スクリム管２６０を有し、このスクリム管は可撓袋４ ０の充填後に段付きチューブ７０の流体通路８６内に軸線方向に摺動することが できる。

スクリム管２６０は、好ましくは、二重反転ダイから押出されたフィラメントで できた連続形成管から切り出されるのがよい。スクリム管２６０の開放領域は、 約２０％乃至約８０％にのぼる範囲を通る処理によって変えることができる。一 般に、スクリムの開放領域が高くなればなるほどスクリムは更に可撓性になる。

開放領域についての実際上の上限は、絞り出しボトル２２の弾性変形可能な側壁 １２２を絞ったときにスクリムがそれ自体の上に完全に潰れる値の僅かに手前で あると考えられる。

第７図は、本発明の更に他の副集成部品を示し、この副集成部品では、第１図乃 至第４図に示す小分は容器２０に関連して説明したのと同じ方法で可撓袋４０が 段付きチューブ７０に密封的に固定されている。第７図に示す内側支持手段は、 可撓袋４０の充填後に段付きチューブ７０の流体通路８６内に軸線方向に摺動で きる孔あき管からなる。孔あき管３６０は、好ましくは、孔３６５を有する押出 プラスチック製チューブからなり、孔３６５は、少なくとも二つの異なる角度か らチューブの壁に機械的にバンチしたものである。

変形態様の孔あき管は、小分けされるべき流体の粘性及び可撓袋４０の形状寸法 及び剛性に応じて種々の開放領域を有するのがよい。特に好ましい管は、外径が ７．８７４ｍｍ（０，３１インチ）で内径が７．１１２ｍ５（０，２８インチ） でその長さに沿って６．３５■■（０，２５インチ）の孔が１２．７ｔｗ（０， ５インチ）毎に互いに９０″食い違ってパンチしであるプラスチック製のストロ −からなる。この管は約２０％の開放領域を有する。

一般に、管に形成する孔の数が少なければ少ない程、小分は容器の寿命の最後に 小分は容器内に残る残留流体の容積が多くなる。

第８図は、小分はサイクル中の可撓袋４０の早期潰れに抗するのに使用するのが よい内袋支持手段の更に別の実施例を示す。第８図に示す副集成部品は、第１図 乃至第４図に示す小分は容器２０で使用するための第５図、第６図、又は第７図 に示す副集成部品のうちのいずれかと代えることができる。

注ぎ出しオリフィス４２が弾性リング５０で段付きチューブ８７０の溝に固定さ れた可撓袋４０は、第５図、第６図、又は第７図に示すこれと対応する参照番号 が附しである要素と同じである。しかしながら、段付きチューブ８７０は、一つ の原理に関して段付きチューブ７０と異なっている。特に、この段付きチューブ ８７０は、第８図に全体に示すように、第２円筒形部分８７６から垂下した第３ 円筒形部分８７８を有する。段付きチューブ８７０の流体通路８８６は、第８図 に全体に示すように、円筒形部分８７４．８７６、及び８７８を貫通している。

段付きチューブ８７０の第３円筒形部分８７８は、第８図に示す押出プラスチッ ク製スクリム８６０のような内袋支持手段８６０を取り付けるのに使用できる。

内袋支持手段８６０の内径は、好ましくは、第３円筒形部分８７８の外面が支持 手段８６０と固定的に係合するような大きさになっている。そうでない場合には 、接着剤、ヒートシール、又は互いに噛み合う機械的な要素を使用して袋支持手 段８６０を段付きチューブ８７０の円筒形部分８７８に固定することができる。

理解されるように、プラスチック製の螺旋体又は孔あき管を第８図に示すスクリ ムに容易に代えることができる。

第８図に示す副集成部品は、内袋支持手段が絞り出しボトル２２の可撓袋４０の 注ぎ出しオリフィス内に摺動自在に固定されているのでないという点で第５図、 第６図、及び第７図に示す副集成部品と異なっている。

従って、内部支持手段８６０は潰した袋４０とともに絞り出しボトル２２の注ぎ 出しオリフィス２４を通して挿入され、その後、この袋は膨張される。第８図に 示す実施例では、流体製品による袋の充填は、袋支持手段８６０を所定位置に置 いた状態で行う。

本明細書中、冒頭で説明したように、可撓袋４０の注ぎ出しオリフィスを絞り出 しボトル２２の注ぎ出しオリフィス２４に密封関係で固定するのに使用される特 定の手段は、重要でない。従って、本発明の実施において、参照番号７０又は８ ７０を附した段付きチューブを使用しないで可撓袋４０の注ぎ出しオリフィス４ ２を絞り出しボトル２２の注ぎ出しオリフィス２４に密封的に固定することもで きる。所望であれば、これに続いて、可撓袋を流体製品で満たしてもよく、これ に続いて、充填済の袋４０の注ぎ出しオリフィス４２を通して内部支持手段を挿 入してもよい。内部支持手段を挿入する場合、一般に、袋４０の注ぎ出しオリフ ィス４２を絞り出しボトル２２の注ぎ出しオリフィス２４に圧縮底め等で密封関 係で永久的に固定するのに段付きチューブ７ｏ又は８７０に代わる任意の形態の 構造を使用するのが好ましい。段付きチューブ７０に代わるオリフィス固定構造 をこの目的で使用する場合には、内袋支持手段を独立した作業で挿入できる。別 の場合として、段付きチューブ８７０に代わるオリフィス固定構造を使用する場 合には、内袋支持手段は、好ましくは、オリフィス固定構造を可撓袋４０に挿入 する前にこのオリフィス固定構造に固定される。

内袋支持手段、可撓袋、及び絞り出しボトルについていずれの組立方法が選択さ れるにせよ、残る組み立て作業は第１図乃至第４図に示す小分は容器の実施例２ ０と関連して説明したのと同じであり、即ち、一方向弁９０を有する栓１００が 段付きチューブ８７０のカウンターボア８８８にプレス嵌めされるのがよい。

装入絞り出しボトルパッケージのサンプル本発明の実施例のサンプルを形成する 上で、直径が約１７．５２６ｍｇ＋（０，６９インチ）の注ぎ出しオリフィス２ ４を備えた＃２４−４１５の首部を持ち、長軸３６に沿って約６０．４２５ｍｇ （２，３８インチ）で且つ短軸３４に沿って約３１．７５ｍ履（１，２５インチ ）の、透明なポリ塩化ビニル製の「特別な楕円形」の１７７゜６Ｃ■３　（６オ ンス）の絞り出しボトルが、オハイオ州トレドのオーウエンスブロックウエイか ら絞り出しボトルとして得られる。絞り出しボトルの弾性変形可能な側壁の平均 壁厚は約０．５０８ｍ５（０，０２０インチ）である。絞り出しボトル２２は、 長袖の短軸に対する比が１．９であり、その底からその肩の開始点までの寸法が 約１３３．３５−ｓ（５，２５インチ）である。全体の高さは約１６５．１ｍｍ （６，５インチ）である。

ポリカーボネートを機械加工することによって得られた中空段付きチューブ７０ の長さは、約３６．５７６ｓｖ（１，４４インチ）である。段付きチューブ７０ の第１円筒面７４の直径は１８．４１５ｍ５（０，７２５インチ）であり、段付 きチューブ７０の第２円筒面７６の直径は１５．２４■■（０，６０インチ）で あり、溝８０の幅は約４．８２６−ｍ（０，１９インチ）であり、谷径が１０． ６６８■ｍ（０，４２インチ）であり、段付きチューブ７０のボア８８の直径は １４．２２４ｇ＋■（０，５６０インチ）であり、段付きチューブ７０の流体通 路８６の直径は８．３８２■■（０，３３インチ）である。

可撓袋４０は、１．２５ミル厚の低密度ポリエチレンフィルムでできている。

弾性バンド５０は、ウィスコンシン州フォートアトキンソンのナスコツアームア ンドランチ社（ＮＡＳＣＯＦａｒｍ　＆Ｒａｎｃｈ）から入手できる、外径が１ ２．７ｍ５（０，５０インチ）で内径が７．６２ｍ５（０，３０インチ）のラテ ックス製のエラストレータリング＃Ｃ２２３Ｎである。ゴム製のダックビル弁９ ０及び３２は、オハイオ州イエロースプリンゲスのバーネイ研究所株式会社（Ｖ ｅｒｎａｙＬａｂｏｒａｔｏｒｉｅｓ、　Ｉｎｃ、）から入手できるゴム弁＃ｖ Ｌ１９６−１４５及び＃ＶＬ１７３５−１０１１７）夫々テある。可撓性プラス チック製螺旋体６０は、直径１．５２４−ｍ（０，０６インチ）のポリプロピレ ン製の押出物からなり、螺旋の内径は約４．８２６腸ｓ（０，１９インチ）であ り、螺旋の外径は７．８７４ｍ膳（０，３１インチ）であり、螺旋のピッチは約 ４．０６４ｍｇ＋（０，１６インチ）であり、全長は約１４６．０５ｇｖ（５， ７５インチ）である。栓１００には、直径が約６．３５ｍ−（０，２５インチ） の注ぎ出し開口３０が設けられている。栓１００は、挿入時にダックビル弁９０ のフランジ９４と段付きチューブ７０の流体通路８６との間に弾性シールをつく りだすのを助ける。

装入絞り出しボトルパッケージの構造は、全体として、第１図乃至第４図に示す 構造に従っている。

かくして得られた小分は容器２０は、螺旋体６０の挿入前に、比重が水とほぼ等 しく且つ粘性が約３０００ｅｐｓの約１４８１のブレル（商標）調髪液で満たさ れる。

その後、弁９０及び栓１００が挿入される。その後、絞っても流体が全く出なく なるまで、小分は容器の側壁１２２を絞ることによって小分は容器に連続的に作 用を加える。分解すると、約９１の製品が支持螺旋体６０及び可撓袋４０内に残 っている。かくして、流体製品の約９４％が小分は容器の有効寿命に亘って満足 のいくように且つ確実に小分けされた。

本発明の装入絞り出しボトル小分は容器及びこれに付随する利点の多くが上述の 説明から容易に理解されたことと思う。その形態、構造、及び構成に対し、本発 明の精神及び範囲から逸脱することなく、即ちその作動上の利点を損なうことな く多くの変更を施すことができる。

主文中に説明した形態は、単に、その好ましい即ち例示の実施例である。

Ｆｉｇ、　８ °国際調査報告 フロントページの続き （７２）発明者　イーゼル、チャールズ　グレゴリ−アメリカ合衆国オハイオ州 、シンシナチ、シード、ロード、７６０３ （７２）発明者　ジョンソン、ロバート　カルビンアメリカ合衆国オハイオ州、 オキーナ、アラート、ニュー、ロンドン、ロード、６９３０

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．（ａ）少なくとも一つの弾性変形可能な側壁を備え、注ぎ出しオリフィスを 有する絞り出しボトルと、（ｂ）前記絞り出しボトルの注ぎ出しオリフィスを横 切って密封関係で固定された注ぎ出しオリフィスを有する、絞り出しボトル内に 収容された、流体を収容する可撓袋と、（ｃ）前記絞り出しボトルの前記弾性変 形可能な側壁を絞ったとき、大気に対してシールを形成して空気圧を前記可撓袋 に加えることができ、前記弾性変形可能な側壁を解放したとき、前記ボトルと前 記可撓袋との間の空間を大気に通気する、前記絞り出しボトルと前記可撓袋との 問の空間と連通した通気手段と、を有する、内部に入った流体製品のほぼ全てを 小分けできる、袋入絞り出しボトル流体小分け容器において、内部流体通路を有 する内袋支持手段と、前記可撓袋が実質的に潰れないようにし、前記袋に入った 流体のほぼ全てが小分けされるまで前記袋の注ぎ出しオリフィスを通る前記袋内 に残る流体の通過が実質的に妨げられないようにするため、前記袋に収容された 流体を前記内袋支持手段のほぼ全長に沿って前記内部流体通路に通すための手段 と、を有し、前記内袋支持手段は、前記袋の注ぎ出しオリフィスから前記可撓袋 の向き合った端と実質的に一致する箇所まで延びている、袋入絞り出しボトル流 体小分け容器。
2. ２．（ａ）少なくとも一つの弾性変形可能な側壁を備え、注ぎ出しオリフィスを 有する絞り出しボトルと、（ｂ）前記絞り出しボトルの注ぎ出しオリフィスを横 切って密封関係で固定された注ぎ出しオリフィスを有する、絞り出しボトル内に 収容された、流体を収容する可撓袋と、（ｃ）前記絞り出しボトルの前記弾性変 形可能な側壁を絞ったとき、大気に対してシールを形成して空気圧を前記可撓袋 に加えることができ、前記弾性変形可能な側壁を解放したとき、前記ボトルと前 記可撓袋との間の空間を大気に通気する、前記絞り出しボトルと前記可撓袋との 間の空間と連通した通気手段と、を有する、内部に入った流体製品のほぼ全てを 小分けできる、袋入絞り出しボトル流体小分け容器において、内部流体通路を有 する内袋支持手段と、前記可撓袋が実質的に潰れないようにし、前記袋に入った 流体のほぼ全てが小分けされるまで前記袋の注ぎ出しオリフィスを通る前記袋内 に残る流体の通過が実質的に妨げられないようにするため、前記袋に収容された 流体を前記内袋支持手段のほぼ全長に沿って前記内部流体通路に通すための手段 と、を有し、前記内袋支持手段は、袋を小分けされるべき流体で満たした後、前 記可撓袋の向き合った端と実質的に一致する箇所まで前記袋の注ぎ出しオリフィ スを通して前記小分け容器に挿入される、袋入絞り出しボトル流体小分け容器。
3. ３．前記小分け容器は、絞り出し力を前記弾性変形可能な側壁から解放したとき に空気が前記袋に吸い戻されることを実質的になくすため、一方向流体製品注ぎ 出し弁を前記可撓袋の注ぎ出しオリフィスに隣接して有する、請求項１に記載の 袋入絞り出しボトル流体小分け容器。
4. ４．前記一方向製品注ぎ出し弁はゴム製のダックビル弁９０からなる、請求項１ 乃至３のうちのいずれか一項に記載の袋入絞り出しボトル流体小分け容器。
5. ５．前記内袋支持手段は可撓性螺旋体又は可撓性管状部材からなる、請求項１乃 至４のうちのいずれか一項に記載の袋入絞り出しボトル流体小分け容器。
6. ６．前記可撓性管状部材は押出プラスチック製スクリム又は孔あきプラスチック 管からなる、請求項５に記載の袋入絞り出しボトル流体小分け容器。
7. ７．前記内袋支持手段は、前記絞り出しボトルの注ぎ出しオリフィス及び前記流 体が入った袋の注ぎ出しオリフィスに軸線方向に摺動自在な関係で固定されてい る、請求項１乃至６のうちのいずれか一項に記載の袋入絞り出しボトル流体体小 分け容器。
8. ８．内部に入った流体製品のほぼ全てを小分けできる、流体製品用の袋入絞り出 しボトル流体小分け容器の製造方法において、 （ａ）弾性変形可能な側壁及び注ぎ出しオリフィスを有する絞り出しボトルを形 成する工程と、 （ｂ）注ぎ出しオリフィスを有する潰した状態の可撓袋を前記絞り出しボトルの 注ぎ出しオリフィスを通して前記絞り出しボトルに挿入する工程と、 （ｃ）前記潰した状態の可撓袋を、前記絞り出しボトルと前記可撓袋との間の空 間を大気に通気しながら前記絞り出しボトル内で膨張する工程と、 （ｄ）前記可撓袋の注ぎ出しオリフィスを前記絞り出しボトルの注ぎ出しオリフ ィスを横切って密封関係で固定する工程と、 （ｅ）前記膨張させた可撓袋を小分けされるべき流体製品で充填する工程と、 （ｆ）内部流体通路を有する内袋支持手段と、前記可撓袋が実質的に潰れないよ うにし、前記袋に入った流体のほぼ全てが小分けされるまで前記袋の注ぎ出しオ リフィスを通る前記袋内に残る流体の通過が実質的に妨げられないようにするた め、前記袋に収容された流体を前記内袋支持手段のほぼ全長に沿って前記内部流 体通路に通すための手段を挿入する工程と、を有し、前記内部支持手段は、前記 袋の注ぎ出しオリフィスから前記可撓袋の向き合った端と実質的に一致する箇所 まで延びている、袋入絞り出しボトル流体小分け容器の製造方法。
9. ９．（ｇ）前記絞り出しボトルと前記可撓袋との間の空間と連通した一方向通気 手段を設ける工程を更に有し、前記通気手段は、前記絞り出しボトルの前記弾性 変形可能な側壁を絞ったときに空気圧を前記可撓袋に加えることができるように 大気に対してシールを形成でき、前記弾性変形可能な側壁を解放したとき前記ボ トルと前記可撓袋との間の前記空間を通気できる、請求項８に記載の方法。
10. １０．絞り出し力を前記弾性変形可能な側壁から解放したときに空気が前記袋に 吸い戻されることを実質的になくすため、及び前記軸線方向に摺動自在の内袋支 持手段が前記絞り出しボトルの注ぎ出しオリフィスから外に出ないようにするた め、一方向流体製品注ぎ出し弁を絞り出しボトルの注ぎ出しオリフィスに挿入す る工程を更に有する、請求項８又は９に記載の方法。