JPH0650452Y2 - 乗客コンベアの異常通報装置 - Google Patents

乗客コンベアの異常通報装置

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JPH0650452Y2
JPH0650452Y2 JP1988037079U JP3707988U JPH0650452Y2 JP H0650452 Y2 JPH0650452 Y2 JP H0650452Y2 JP 1988037079 U JP1988037079 U JP 1988037079U JP 3707988 U JP3707988 U JP 3707988U JP H0650452 Y2 JPH0650452 Y2 JP H0650452Y2
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JP
Japan
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passenger conveyor
detection
moving handrail
infant
notification device
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Application number
JP1988037079U
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JPH01140390U (ja
Inventor
正幸 小林
勝政 辻
Original Assignee
株式会社日立ビルシステムサービス
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は乗客コンベアの異常通報装置、特に幼児の危険
状態を通報する乗客コンベアの異常通報装置に関する。
〈従来の技術〉 乗客コンベアは、不特定多数の乗客に利用されるので、
どんな乗客が利用しても安全な運行が行われ、高信頼性
と安全性が確保されるように、各種の安全対策が施され
ている。この乗客の中には幼児も含まれ、乗客コンベア
は幼児が利用しても危険がないようにする必要がある。
特に幼児は乗客口床の位置で反転して走行している移動
手摺に興味を示し、この移動手摺に手を触れたがる。こ
の際、幼児が移動手摺を強く握ると、幼児の身体が移動
手摺によつて乗客口床方向に引き込まれ、移動手摺と乗
降口床との間に頭や身体の一部がはさまれるおそれもあ
る。
このような事故を防止するために、実開昭48-109686号
公報において、移動手摺の反転部直下の乗降口床位置
に、移動手摺と乗降口床間に物がはさまるとこれを検出
して乗客コンベアを停止させる安全装置が提案されてい
る。
〈考案が解決しようとする問題点〉 前述の提案に係る安全装置では、移動手摺と乗降口床間
に幼児の身体の一部がはさまつて初めて作動するので安
全装置が作動する時にはすでに幼児は身体に損傷を受け
ているおそれがあり、幼児に対しては充分な危険防止と
はならないことがある。また、安全装置が作動すると乗
客コンベアは急停止するために、乗客コンベアの乗客が
転倒して重大な二次災害を引き起こすおそれもあつた。
本考案は、前述したような乗客コンベアの異常通報装置
の現状に基づいてなされたものであり、その目的は幼児
を危険から安全に保護すると共に、他の乗客に対して急
停止などにより二次災害を引き起こすことのない乗客コ
ンベアの異常通報装置を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 本考案の前述の目的は、「無端状に連結して移動する踏
段と、この踏段と同期して走行し、乗降口床の位置で反
転する無端状の移動手摺とを具備した乗客コンベアに取
り付けられる乗客コンベアの異常通報装置において、前
記移動手摺の反転部乗降口側に位置する被検出体を検出
する検出装置と、この検出装置が予め設定された所定時
間の間前記被検出体を検出すると、通報信号を発する通
報装置とを有し、この通報装置を所定の係員がいる位置
に配置したことを特徴とする」実用新案登録請求の範囲
に記載のとおりの乗客コンベアの異常通報装置により達
成される。
〈作用〉 本考案では、乗客コンベアの移動手摺の反転部の近傍に
幼児などの被検出体が位置すると、検出装置がこれを検
出し、予め設定された所定時間(例えば5秒)の間検出
装置が被検出体を検出すると、通報装置から通報装置が
発せられる。
この通報信号は、例えばその乗客コンベアに近い売場の
店員に通報されるようにされ、店員が乗客コンベアの移
動手摺の反転部に居る幼児を保護することが出来る。
従つて、幼児が危険な行為をする前に安全に保護するこ
ともでき、また乗客コンベアの急停止は店員が必要と判
断した緊急時のみ限られるので、他の乗客に危険を引き
起こすことも殆どなくなる。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を第1図乃至第3図を用いて詳細
に説明する。
ここで、第1図乃至第3図は本考案の実施例を説明する
ための図で、第1図は要部の平面図、第2図は移動手摺
の反転部の側面図、第3図は検出装置及び通報装置の構
成を示す回路図である。
第1図に示すように、乗客コンベアは、無端状に連結し
て移動する踏段1と、この踏段1と同期して走行し、乗
降口床7の位置で反転する無端状の移動手摺2とを備
え、その乗降口床7の両側には、移動手摺2の反転部乗
降口側に位置する幼児を検出する検出装置8がそれぞれ
取り付けられている。これらの検出装置は第2図に示す
ように、検出板8A、検出スイツチ8B及び復帰ばね8Cで構
成され、常時は復帰ばね8CによりOFFとなつている検出
スイツチ8Bが、幼児が検出板8Aに乗るとONとなるように
なつている。
この検出装置8と通報装置15とは第3図に示すように構
成されていて、電源端子P・N間に乗降口床7の両側に
それぞれ設けられる二個のスイツチ8Bの並列接続回路
と、タイムリレー14とが互いに直列接続されている。同
様に、電源端子P・N間に、タイムリレー14の接点14a
と通報ランプ12とが互いに直列に接続されている。
また、この通報ランプ12は第1図に示すように、乗客コ
ンベアに一番近いシヨーケース10内側の店員の机11上
に、リード線13により引き出されて配設されている。
このような構成の本考案の実施例において、検出板8A、
復帰ばね8C及び検出スイツチ8Bで検出装置が構成され、
タイムリレー14、接点14a及通報ランプ12で通報装置が
構成され、幼児9が被検出体を構成している。
実施例の動作を次に説明する。
第2図に示すように、幼児9が移動手摺2の反転部に近
づき検出板8Aに乗ると、検出スイツチ8BがONとなり、所
定時間(例えば5秒間)幼児9が検出板8Aに乗つたまま
でいると、タイムリレー14が作動して第3図の接点14a
がONとなる。この接点14aがONとなると、乗客コンベア
に近い売り場の店員の机11上の通報ランプ12が点滅する
ので、店員は幼児が移動手摺2の反転部から離れないこ
とを知り、乗客コンベアに急いで行つて幼児を保護する
ことが出来る。
幼児が5秒以内に乗客コンベアから遠ざかつた場合には
通報ランプ12は点滅しないので、店員は危険の可能性が
ある場合だけ乗客コンベアに行けばよい。また、店員が
緊急事態と判断して非常ボタンを押さない限り、乗客コ
ンベアは急停止しないので、乗客に対して急停止などに
よる二次災害を引き起こすことも防止される。
なお、実施例においては検出装置として、検出板、検出
スイツチ及び復帰ばねからなるものを用いた場合を説明
したが、本考案は実施例に限定されるものでなく、検出
装置として市販のマツトスイツチを使用し域は近接スイ
ツチを使用することも出来る。また、実施例においては
売場に通報ランプを設けた場合を説明したが、警備員の
詰所に通報ランプを設け最初は店内放送で注意を与え、
それでも幼児が立ち去らない場合に警備員が現場に駆付
けるようにしてもよい。
〈考案の効果〉 本考案によると乗客コンベアの移動手摺に幼児などが近
付いて所定時間立ち去らない場合に通報が発せられ、係
員により幼児などを安全に保護することが出来る。この
場合、乗客コンベアの急停止は行われないので、乗客コ
ンベアの運行は阻害されず他の乗客に二次災害を引き起
こすことも防止される。また、幼児などが移動手摺に近
付いた場合でも、この行為が所定時間持続されていて事
故を誘発する可能性の高いときにだけ通報が発せられる
ので、無用な通報が頻繁に行われるようなこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の要部の構成を示す平面図、第
2図は本考案の実施例における移動手摺の反転部の構成
を示す側面図、第3図は本考案の実施例における検出装
置及び通報装置の構成を示す回路図である。 1……踏段、2……移動手摺、7……乗降口床、8……
検出装置、8A……検出板、8B……検出スイツチ、8C……
復帰ばね、12……通報ランプ、14……タイムリレー、14
a……接点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】無端状に連結して移動する踏段と、この踏
    段と同期して走行し、乗降口床の位置で反転する無端状
    の移動手摺とを具備した乗客コンベアに取り付けられる
    乗客コンベアの異常通報装置において、前記移動手摺の
    反転部乗降口側に位置する被検出体を検出する検出装置
    と、この検出装置が予め設定された所定時間の間前記被
    検出体を検出すると、通報信号を発する通報装置とを有
    し、この通報装置を所定の係員がいる位置に配置したこ
    とを特徴とする乗客コンベアの異常通報装置。
JP1988037079U 1988-03-23 1988-03-23 乗客コンベアの異常通報装置 Expired - Lifetime JPH0650452Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988037079U JPH0650452Y2 (ja) 1988-03-23 1988-03-23 乗客コンベアの異常通報装置

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JP1988037079U JPH0650452Y2 (ja) 1988-03-23 1988-03-23 乗客コンベアの異常通報装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01140390U JPH01140390U (ja) 1989-09-26
JPH0650452Y2 true JPH0650452Y2 (ja) 1994-12-21

Family

ID=31263659

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54146594U (ja) * 1978-04-04 1979-10-12
JPH0229594B2 (ja) * 1984-07-24 1990-06-29 Tokyo Shibaura Electric Co Mankonbeayoanzensochinodosahyojisochi

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01140390U (ja) 1989-09-26

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