JPH06504221A - 人体内の自然空洞の洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 入　内の　然空洞の洗」４濯 本発明は、人体の自然空洞の洗浄のための装置に関し、特に、内視鏡のためのも の、より詳しくは、泌尿器科用内視鏡、婦人科用内視鏡及び関節鏡検査用内視鏡 のためのものに関する。

この装置は、少なくとも２つの導路を備え、その各々は、連続的に洗浄液をそれ らの空洞へ注入し、又その洗浄液を、連続的に、この空洞から排出する。この装 置は、前記導路の１つに接続された洗浄回路と、他の導路に接続された吸引回路 とから構成されている。

この型の装置は周知であり、その中の１つは、ヨーロッパ特許公報第２２４４８ ７号に開示されている。ここに開示されている装置においては、計測された信号 を等化するための修正手段を備えており、この信号は、圧力損失等のいくつかの パラメーターに基づく圧力を表し、検知器とインターペンションが行われている 領域との間に存在するレベルの相違から計算によって、前記のインターペンショ ンが行われている空洞内の圧力修正値を計算する。

本発明の目的は、連続的洗浄によるインターペンションを行う間、洗浄液体量、 及び吸入回路と排出回路の洗浄液体の圧力等の異なったパラメーターを、連続的 に制御することにより、作動信頼性を高めた洗浄装置を実現することである。

この目的のために、本発明に係る洗浄装置は、洗浄回路と吸出口路が、それぞれ ポンプ、圧力検知器、及び前記検知器によって計測された圧力を比較し、その時 点での圧力差に従って、ポンプを制御するための手段を含むことを特徴としてい る。

好適な実施例では、２つの回路は計重装置を備え、これら２つの計重装置は、各 装置の計測結果を比較するための手段に連結されている。

特に有用な実施例においては、吸出回路は電気伝導検知器を含み、空洞の排出口 の洗浄液における血液損失を決定する。

この装置は、前記手段に接続された参照圧力検知器を備え、これを、洗浄回路と 吸出回路のそれぞれに設けた検知器によって計測された圧力を比較するために、 前記手段に接続するのが好ましい。

吸出回路に、固体粒子フィルターを設ければ有利である。

添付の図面を参照して行なう実施例の詳細な説明により、本発明をより明瞭に理 解しうると思う。

図１は、本発明に係る洗浄装置の概略図である。

図２は、本発明に係る洗浄のための装置を使用して、インターペンションを行う 間の、圧力と容積を示す曲線を示す概略図である。

図３は、本発明に係る洗浄のための装置を使用して行うインターヘンジョンの時 間に関する、吸出液量と洗浄液量の流量曲線を示す図である。

図１には、制御装置（１０）の概略が示されている。これは、「二股」内視鏡（ １３）の導路（１２）の１つの接続された洗浄回路（１１）と、この内視鏡の他 の導路（１５）に接続された吸出回路（１４）を備えている。

洗浄回路（１１）は、第１のポンプ（１６）と第１の圧力検知器（１７）とを備 え、吸出回路（１４）は、第２のポンプ（１８）と第２の圧力検知器（１９）と を備えている。これらのポンプと圧力検知器は、制御中央ユニット（２０）に接 続されている。

制御中央ユニット（２０）は、インターペンションか行われる部位の空洞に注入 される液体の容積及び流量と、この空洞から吸い出される液体の容積及び流量等 、装置の作動パラメーターを、前記検知器によって計測された圧力を考慮して制 御する様に設計されている。

これら２つの洗浄および吸出回路は又、それぞれ、第１の計量装置（２１）と第 ２の計重装置（２２）を含んでいる。吸出回路（１４）は、電気伝導計測装置（ ２３）を備えているが、この機能については後述する。参照検知器と呼ばれる第 ３の圧力検知器（２４）が同様に、制御中央ユニット（２０）に接続されている 。

洗浄回路（１１）は、内視鏡（１３）の対応する導路（１２）に直接接続されて いる。一方、固体粒子フィルター（２５）が、内視鏡（１３）の対応する導路（ １５）と前記回路の他の要素、特にポンプ（１８）との間に配置されている。

計重装置（２１）によって送られた情報と、圧力検知器（１７）によって計測さ れた圧力から、内部時計を有する制御中央ユニット（２０）は、洗浄液の重量、 容積及び内圧と、ポンプ（１６）の流量を実時間で決定することが出来る。この ユニットは又、検知器（２４）と装置の作動時間から割り出された参照圧力を記 憶するようになっている。

吸出口路（１４）に関しては、同様の重量測定と圧力計測か、計重装置（２２） と圧力検知器（１９）によって行われ、その対応する値が制御中央ユニツトに送 られる。又電気伝導率計測を行うことによって、血液損失、即ち、インターペン ションか行われている空洞からの吸出液体に含まれる赤血球量を計算することが 出来る。

注入液体と吸出液体の重量と、赤血球の存在によって吸出で変化する液体電気伝 導率を知ることが出来れば血液希釈率、即ち、血液循環器に侵入する水流量を規 定することが出来る。

制御中央ユニットは、装置を完全自動制御することが可能なソフトウェアによっ て作動される。これは、内視鏡の型に対応して、圧力損失の異なった特性を記憶 するよう設計されており、これによって、較正時間力吠幅に短縮される。

検知器（１７）　（１９）によって計測された圧力値は、使用されている内視鏡 に対応した圧力損失を考慮に入れて、制御中央ユニットによって修正される。

制御中央ユニットは、清浄プログラム、較正プログラム、及び作動プログラムに それぞれ対応する３つの様態に従って装置を作動させるように設計されている。

清浄プログラムの間は、洗浄ダクトと吸出ダクトか接続されており、清浄液がこ れらのダクトを流れてそれらを清浄する。

較正プログラムでは、洗浄ダクトと吸出ダクトが内視鏡に接続され、内視鏡が清 浄され、又両回路の圧力損失が修正される。これらの圧力損失は、Ｏから７００ ｍ１／ｍｎである。

両較正曲線に対応するデータは記憶され、必要な場合には、これらの較正曲線を 、適当な印刷機でプリントアウトすることも出来る。これにより、ポンプに接続 された内視鏡の使用準備が完了する。

第３の圧力検知器（２４）は、参照圧力を計測するために必要である。この参照 圧力は、泌尿器科又は婦人科の場合に、患者が横たわるテーブルの高さに対応す る圧力又は腹圧とされる。泌尿器科の場合には、実際には腹圧より低い膀胱圧で ある圧力差を、デトルーザー圧力（Ｄｅｔｒｕｓｏｒ　Ｐｒｅｓｓｕｒ）と呼び 、これによって、インターペンションを行う間のテーブル位置又は腹腔収縮の変 更が全て自由になる。

作動プログラムが開始されると、内視鏡と参照検知器を、インターペンションを 行う部位と同し高さに設置し、次に、検知器をセロに調節する。

医者は、内視鏡を挿入し、手動で又は自動式に器官に充たす。流量、容積及び最 大圧力を調節する。

器官の膨張状態に関する正確な表示を表す圧力／容積の曲線が、制御中央ユニッ ト（２５）のスクリーン（２６）、又は（図示しない）印刷機に表示される。こ の曲線は、例えば図２に示されるものである。この曲線において、概して袋状で ある器官へ充たす間は、内圧は、一定か又は僅かに増加するが、その袋状器官か 充たされた後は、注入物の容量は、袋状器官の拡張となって現れる。この際の壁 拡張は、圧力の急速カリ明瞭な増加の原因となる。

医者は、手術領域、即ち、前記した最大圧力及び最小圧力に関して、インターペ ンションを行う部位の空洞に注入される生理的液体量の最少値及び最大値を規定 することか可能である。この手術領域に留めておくために、過剰の容量は吸出回 路によって吸出される。

図３では、破線で吸出液流量を、また実線で洗浄液流量を、時間の経過に沿って 、表わした曲線を示す。この流量は、一定量の吸出液の流量に等しい洗浄液流量 を算定することによって、あるいは最小量及び最大量に基づいて調節することが 出来る。この事が図３に示されている。

インターヘンジョンを行っている間、洗浄回路と吸出回路にそれぞれ設けられた ２つの検知器によって計測された圧力が１０％を超えた場合、吸出ポンプ（１８ ）の回転が、約５秒間吸出回路内の液体を注入するように反転して、吸出回路を 妨害し、多分この圧力差の原因となる固体粒子を排除する。もし、この欠陥が続 く場合には、ポンプを停止して、器官内の過剰圧力を回避する。

自動的にあるいは手動で機能するように設計されたこれら２つのポンプは、それ ぞれ独立のものとして、あるいは一体のものとして設けることが可能である。

洗浄回路は、連続的な様態（容積、圧力、」）の計測によって、継続的にチェッ クされる。これらの計測は、吸出回路で行われ、更に、比較検証が両回路で行わ れる。

装置が印刷器を備えている場合には、外科医は、インターペンションの時間に関 して作動圧力を表示する曲線を入手することができる。これは、インターヘンジ ョンを行う間の最小及び最大作動容積、血液希釈率、血液損失に関する正確な表 示を含む法医学上の証拠を構成する文書として印刷される。インターヘンジョン の終わりには、手動で器官を空にすることが出来る。

吸引回路を内視鏡のスイッチから切り、吸出ダクトの端部を内視鏡の主ダクトの 端部に接続する。インターペンションの間に器官内部に発生した固体粒子は、後 の分析のために回収しうる。

本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、当該分野の専門家にとって 、明白な変更、改良を含むものである。

ＦＩＧ、１

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. １．人体の自然空洞の洗浄のための装置、特に内視鏡のための装置であって、よ り詳しくは、泌尿器科用内視鏡、婦人科用内視鏡、及び関節内視鏡のための装置 であり、少なくとも２つの導路を備え、それらは、それぞれ、前記空洞の１つに 洗浄液を連続的に注入し、又この空洞から、洗浄液を連続的に吸引し、かっ、前 記導路の１つに接続された洗浄回路と、他の導路に接続された吸出回路とを備え 、 洗浄回路（１１）と吸出回路（１４）は、ポンプと、圧力検知器と、検知器によ って計測された圧力を比較するための手段を備え、記憶された圧力差に対して機 能するようにポンプを制御するようになっていることを特徴とする人体内の自然 空洞の洗浄装置。
2. ２．２つの回路が計重装置（２１）（２２）を備え、かつこれら２つの計重装置 が、各装置の計測結果を比較するための装置に接続されている請求項１記載の装 置。
3. ３．吸出回路（１４）が、空洞の排出口における洗浄液体の血液損失を決定する ための電気伝導検知器を含む請求項１記載の装置。
4. ４．洗浄回路（１１）と吸出回路（１４）にそれぞれ設けた検知器によって計測 された圧力を比較する前記手段に、参照圧力検知器（２４）を接続してなる請求 項１記載の装置。
5. ５．吸出回路（１４）に固体粒子フィルター（２５）を設けた請求項１記載の装 置。