JPH06504097A - 無水マレイン酸/ビニルまたはアリルエーテルポリマー耐汚染性材料 - Google Patents

無水マレイン酸/ビニルまたはアリルエーテルポリマー耐汚染性材料

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JPH06504097A JP4503823A JP50382391A JPH06504097A JP H06504097 A JPH06504097 A JP H06504097A JP 4503823 A JP4503823 A JP 4503823A JP 50382391 A JP50382391 A JP 50382391A JP H06504097 A JPH06504097 A JP H06504097A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、水溶性、水分散性の無水マレイン酸/ビニルエーテルまたは無水マレ イン酸/アリルエーテルポリマーからなる耐汚染性組成物で処理されたポリアミ ド織物基材、およびその製造方法に関する。本発明の織物基材は耐汚染性を有す るが従来のもののように黄変することはない。
発明の背景 ポリアミド基材、例えばナイロンカーペット、内装織物等は種々の物質、例えば 食品、飲み物などにより汚され易い。
特に厄介な汚染物質はソフトドリンクに用いられているFD&C赤色染料No、 40である。この汚れの問題に対処するため種々の方法が提案されている。1つ の方法は高弗素化ポリマーをこれらの基材に適用することである。他の方法はス ルホン化フェノール−ホルムアルデヒド縮合物を含む組成物を用いることである 。
例えば、米国特許No、4,963,409には耐汚染性合成ポリアミド織物基 材であって、スルホン化フェノール−ホルムアルデヒド重合性縮合生成物を付着 させたものが開示されている。しかし、スルホン化フェノール−ホルムアルデヒ ド縮合体はそれ自体退色しやすく一般に黄変する。この黄ties(1982年 3月19日)にW、H,lemmpelにより”Reversible Yel lowing Not Finihser−s Fault@に記述されている 。Hemmpelは黄変を、フェノール系の仕上げを酸化窒素および/または紫 外線に露出させることが原因であるとしている。この黄変の問題に対処するため 、この縮合体はLi5s等によりフェノールヒドロキシルのいくつかをアシル化 またはエーテル化することにより変性された。Li5s等による好ましい例とし て、この変性縮合体をヒドロキシ含有溶媒、例えばエチレングリコールに溶かし てから織物基材に適用している。
米国特許No、3,835,071には絨穂シャンプー組成物が開示されていて 、これは乾いたとき極めて脆く非粘着性の残留物を形成し、乾燥時に容易に除去 することができる。
この組成物はスチレン−無水マレイン酸コポリマーの水溶性金属、アンモニウム またはアミン塩、またはその半エステルと、洗浄剤とからなる。第11族の水溶 性金属塩およびアルカリ金属塩(特にマグネシウムおよびナトリウム)が好まし く、特にアンモニウム塩が好ましいとされている。
他方、米国特許出願No、071502819 (1990年4月2日)には、 加水分解ビニル芳香族/無水マレイン酸コポリマーの水溶液が織物の耐汚染化処 理に有効であるとしている。この場合、好ましいコポリマーは加水分解スチレン /無水マレイン酸コポリマーである。さらに無水マレイン酸/ビニル芳香族ポリ マーのモノアルキルエステルは耐汚染剤として効果的でないとしている。
さらに無水マレイン酸/アルファーオレフィンポリマー耐汚染剤が本出願人に係 わる米国特許出願に提案されている。
ここで加水分解無水マレイン酸/イソブチレンポリマーが好ましいとしている。
無水マレイン酸ビニル−またはアリル−エーテルから形成されたポリマーは知ら れている。例えば、Ind、&Eng。
Chem、41.1509 (1949)Seymour et、al、”ビニ ル化合物と無水マレイン酸のコポリマー° ;J、Phys、Chem、74. 2842 (1970)Duin et、al、”マレイン酸およびアルキルビ ニルエーテルの交互コポリマーにおける疎水性結合” ;Europ。
Po l ym、J、、6,247−58 (1970)、Wo jtczak  et、al、、’Etude de la morphologie de  copolymers・・・” ;Polym、Prepr、、AC8,Div 、Polym。
Chem、、12 (1)、445−8 (1971)、Wasley et、 al、、”フルオロアルキルエーテルおよび無水マレイン酸のコポリマー” ; Charged React、 Polym、、2 (Poly−electr olytes their Appl、)、3−13 (1975)、Dufn  et、al、、”疎水性多重酸におけるハイパコイリング” :J、Natl 、Sci、Counc、5riLanka、7 (1)、45−55 (197 9)、Fu j imori et、al、、”n−ブチルビニルエーテルの無 水マレイン酸との交互共重合” ;英国特許No、1. 117゜515、”無 水マレイン酸−アルキルビニルエーテルコポリマー°;米国特許No、2208 020、”織物仕上げのためのフルオロアルキルエーテル/無水マレイン酸コポ リマー”(この無水コポリマーはウール、綿またはポリエステル織物についての 有機溶媒溶液を用いての汚れ除去剤として記載されている);米国特許No、4 ,029,867、“フルオロアルキルおよび無水マレイン酸のターポリマー” などに開示されている。
発明の概要 本発明は、1またはそれ以上の水溶性−分散性無水マレイン酸/ビニルエーテル ポリマーおよび/またはアリルエーテルポリマーでポリアミド繊維質基材を処理 し、この基材に耐汚染性を付与したもの、およびその製造方法を提供するもので ある。耐汚染剤として有用な従来の物質は、スルホン化フェノール−ホルムアル デヒド縮合物(但し、上記米国特許出願No、071502819および前述の 本願出願人に係わる出願のものを除く)である。非スルホン化物質、例えば本発 明の水溶性−分散性無水マレイン酸/アリルエーテル、または無水マレイン酸/ ビニルエーテルポリマーが耐汚染剤として有用なことは予測が困難なものであっ た。
発明の詳細な説明 本発明は、水溶性−分散性無水マレイン酸/アリルエーテル、または無水マレイ ン酸/ビニルエーテルポリマー、またはこれらの混合物を繊維質ポリアミドのた めの耐汚染剤として使用することに関する。種々のアリルエーテルおよびビニル エーテルを本発明の目的に使用することができる。特に有用なエーテルは以下の 式で表される物である。
C1l −C1!−(Cl12) k−0−(CII2) l11− (A)。
−Rここで、 Rは水素、または炭素原子数1ないし16、好ましくは2無いし8を有する脂肪 族炭化水素基、または2,3−エポキシブロビル、または炭素原子数6ないし1 2を有する脂肪族炭化水素基、または炭素原子数6ないし12を有する芳香族炭 化水素基、または炭素原子数3ないし16、好ましくは6無いし12を有するペ ルフルオロアルキル基であって、末端の基であって、R1が水素元素または炭素 原子数1ないし6のアルキル基; には0または1; mは0または2; nは0または1である。
具体例としては、プロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、イソブ チルビニルエーテル、イソオクチルビニルエーテル、オクタデシルビニルエーテ ル、2−ペルフルオロヘキシルエチルビニルエーテル、アリルプロピルエーテル 、アリル−n−ブチルエーテル、アニルフェニルエーテル、アリルグリシジルエ ーテルなどである。
本発明で適当なポリマーとしては、無水マレイン酸から得られるポリマー単位当 たり、1またはそれ以上のアリルまたはビニルエーテルモノマーから得られる0 、7ないし1.3ポリマーユニツトを含むものである。無水マレイン酸から得ら れるポリマー単位当たり、1またはそれ以上のこれらエーテルモノマーから得ら れる約1ポリマーユニツトを含むものが、ポリアミド織物基材に耐汚染性を付与 するのに最も効果的である。
本発明に用いられる無水マレイン酸ポリマーは公知の方法で製造することができ る。このようにして得られた無水マレイン酸ポリマーは水またはアルカリとの反 応により加水分解し遊離酸またはその塩となる。無水マレイン酸ポリマーはさら にC1〜C4アルキルアルコールとの反応によりアリルエーテル/マレイン酸ア ルキルモノエステルポリマーまたはビニルエーテル/マレイン酸アルキルモノエ ステルポリマーとなり、これらは耐汚染性を有する。一般に加水分解された無水 マレイン酸ポリマー、またはこのモノエステルポリマーは十分に水溶性であって 、適当な酸度において繊維質ポリアミド表面へ均一に適用することができる。し かし、適当な界面活性剤を混合したこの溶液の水分散液を用いて適用し耐汚染性 を付与することができる。
ビニルまたはアリルエーテルの無水マレイン酸との重合により交互コポリマーが 生成する。本発明の目的のためターポリマーを作るためビニルまたはアリルエー テルの一部を1または2以上の他のモノマーで置換することができる。すなわち 、90重量%以下のα−オレフィンまたはエチレン性不飽和芳香族化合物、例え ばスチレンまたは1以上のスチレン誘導体、例えば炭素原子4〜18を有するジ エン、例えばブタジェン、クロロブレン、イソプレン、2−メチル−1,5−へ キサジエン;炭素原子3〜】8(好ましくは炭素原子4〜18)を有する】−ア ルケン、例えばイソブチレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1− デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−オクタデセン(イソブチレンが この内層も好ましい);またはスチレン、α−メチルスチレン、4−メチルスチ レン、スチルベン、4−アセトキシスチルベン、50重量%以下のアルキル(C ,4)メタクリレート、アルキル(CI−4)アクリレート、ビニルアセテート 、ビニルクロリド、ビニリジンクロリド、ビニルスルフィド、アクリロニトリル 、アクリルアミド、N−ビニルピロリドン、またはこれらの混合物である。無水 マレイン酸も一部(1−75%)を、マレイミド、N−アルキリ CC,4)マ レイミド、N−フェニルマレイミド、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、ア コニチン酸、クロトン酸、桂皮酸、これらの酸のアルキル(Ct−ta)エステ ル、これらの酸のシクロアルキル(C3−8)エステル、硫酸塩化ひまし油など により置換してもよい。
無水マレイン酸コポリマーまたはターポリマーの少なくとも95重量%は数平均 分子量を約700〜ioo、ooo、好ましくは約1000〜50,000とす る。
本発明の加水分解された無水マレイン酸ポリマーまたはマレイン酸モノエステル ポリマーはそのままポリアミド織物の処理に用いることができる。すなわち、従 来公知の種々の方法でポリアミド繊維質基材に適用することができる。例えば、 パソデング、スプレー、気泡化剤を用いてのフォーミング、ベック染色装置を用 いてのバッチイブジースト(ex)+aust)法、連続染色操作での連続的イ ブジースト法などである。
また、これらの方法は染色または未染色のポリアミド繊維質基材に適用すること ができる。さらに、これらはポリフルオロ有機オイル、水または汚れを弾く物質 の存在下または非存在下でポリアミド繊維質基材に適用することができる。その 他、このようなポリフルオロ有機物質を、本発明のポリマーの適用前後に織物基 材に適用することができる。
織物基材に適用される本発明のポリマーの量は、耐汚染性を付与し得るのに有効 な量とする。この量は大きく変化させることができるが、一般に織物基材重量に 対し1〜5重量%、より一般には2.5重量%以下である。このポリマーは従来 同様、pH2〜7の範囲で適用される。
しかし、より効果的なイブジースト法による堆積はpHが2.0程度の低い値で 得ることができる。この低い値のpHが用いられたときは、ポリマーの織物基材 重量に対する好ましい割合は約2.5重量%である。−例としては約2ないし3 のpHが用いられる。ポリマーを織物基材に20℃で適用し、ついで50ないし 150℃の温度で約1ないし60分熱処理し、あるいはポリマーを織物基材に4 0ないし95℃の温度で約1ないし60分適用したとき、より効果的に耐汚、染 性を付与し得る。例えば、pHを約2ないし3とし、温度を70ないし90℃と することが好ましい。しかし、冷たい水道水(10−15℃)でポリマーを織物 基材に適用しても耐汚染性を付与し得る。
本発明のポリマーは織物基材をすでにオフィスなどの室内に設置したものに対し てもその場で適用することもできる。
すなわち、本発明のポリマーを水溶液またはシャンプー液として用意し、ポリフ ルオロ有機オイル、水または汚れを弾く物質の存在下または非存在下で適用する ことができる。この場合の条件も上記同様であり、pHを約1ないし12とし、 好ましくは2ないし9とし適用する。
本発明の耐汚染剤を公知の耐汚染剤、例えば米国特許No。
4.833,009および4,965,325に記載されているフェノール−ホ ルムアルデヒド縮合物、または米国特許No、4,937.123に記載されて いるメタクリル酸ポリマー、または米国特許出願No、071502819に記 載されている無水マレイン酸の加水分解ポリマーまたはエチレン性不飽和芳香族 化合物、または本出願人に係わる米国特許出願に記載されている無水マレイン酸 /アルファーオレフィンポリマーと混合してもよい。
以下、本発明の実施例について説明するが、部、%は重量に基づき、温度は℃で ある。
実施例1 無水マレイン酸9.8g (0,1モル)およびn−ブチルビニルエーテル10 g(0,1モル)をクメン90gに溶かした溶液を攪拌下、窒素雰囲気で70℃ に加熱した。Vazo67反応開始剤[2,2−−アゾビス−(2−メチルブチ ロニトリル)]をクメン10gに溶かした溶液を反応容器にシリンジポンプを用 い30分以内に注入した。この間において発熱反応は77℃に達した。反応物を さらに2時間70℃で攪拌したのち、これを室温まで冷却した。これをメタノー ル/石油エーテル溶液を用いて析出させたところ、白色固体12.5gが得られ た。
融点は155−192℃、数平均分子量(蒸気圧オスメトリー(V P O)に よる)は9.370であった。この白色固体生成物10gを、脱イオン水82. 5g、30重量%の水酸化ナトリウム6.7gおよび塩化ベンジルトリエチルア ンモニウム1重量%溶液の2滴の存在下で80−90℃で加水分解し、その結果 、1ないし2時間後10%の活性成分を含む透明黄色溶液を得た。
実施例2 メチルイソブチルケトン20g中に、無水マレイン酸9゜8g (0,1モル) 、n−ブチルビニルエーテル10g(0゜1モル) 、N、N−ジメチルアニリ ンおよびVazo67反応開始剤[2,2”−アゾビス−(2−メチルブチロニ トリル)]を溶かした溶液を、攪拌下、窒素雰囲気で30分以内で75℃にて保 持したメチルイソブチルケトン80gに添加した。反応物をさらに3時間75℃ で攪拌したのち、これを室温でメタノールに注入した。その結果、白色固体14 .5gが濾過、空気乾燥ののち得られた。融点は155−206℃、数平均分子 量(ガスクロマトグラフィーによる)は3゜280であった。なお、加水分解は 実施例1と同様に行った。
実施例3 無水マレイン酸9.8g (0,1モル)、イソブチルビニルエーテル10g  (0,1モル)、無水マレイン酸9.8g (0,1モル)、インオクチルビニ ルエーテル10g (0,1モル)、を用い実施例1と同様にして反応を行い、 加水分解を行った。
生成物:白色粉、17.9g 実施例5 無水マレイン酸9.8g (0,1モル)、n−ブチルビニルエーテル10g  (0,1モル)およびスチレン2.6g(0,025モル)をクメン90gに溶 かした溶液を攪拌下、窒素雰囲気で70℃に加熱した。Vazo67反応開始剤 [2,2−−アゾビス−(2−メチルブチロニトリル)]をクメン10gに溶か した溶液を反応容器にシリンジポンプを用い30分以内に注入した。反応物をさ らに4時間70℃にて保持したところ、反応物は乳白色に変化した。これを室温 まで冷却し、濾別した結果、白色粉15.5gが得られた。
融点は177−255℃、数平均分子量(ガスクロマトグラフィー(GPC)に よる)は1.500であった。加水分解は実施例1と同様に行った。
無水マレイン酸9.8g (0,1モル)、n−ブチルビニルエーテル5g ( 0,05モル)、スチレン5. 2g (0,05モル)、を用い実施例5と同 様にして反応を行い、加水分解は実施例1と同様に行った。 生成物:白色粉、 18.8g。
融点:195−260℃、 数平均分子量(GPC):5,780.13NMRによるターポリマー比:n− ブチルビニルエーテル/スチレン/無水マレイン酸−0,3510,53/1゜ 実施例7 無水マレイン酸9.8g (0,1モル)、n−ブチルビニルエーテル2.5g  (0,025モル)、スチレン7.8g (0,075モル)、を用い実施例 5と同様にして反応を行い、加水分解は実施例1と同様に行った。
生成物:白色粉、19.8g。
融点: 205−275℃、 数平均分子量(GPC):l、600 実施例8 無水マレインwi9.8g (0,1モル)、オクタデシルビニルエーテル7. 4g (0,025モル)、スチレン7.8g (0,075モル)、を用い実 施例5と同様にして反応を行い、加水分解は実施例1と同様に行った。
生成物:白色粉、20. 3g 実施例9 無水マレイン酸9.8g (0,1モル)、1−オクテン5゜6g (0,05 モル)およびn−ブチルビニルエーテル5g(0,05モル)をプロピレングリ コールメチルエーテルアセテート30gに溶かした溶液を攪拌下、窒素雰囲気で 95℃に加熱した。プロピレングリコールメチルエーテルアセテート6gに溶か したt−ブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート2gの溶液を反応容器に シリンジポンプを用い30分以内に注入した。反応物をさらに2時間95℃で攪 拌したのち、これを室温まで冷却した。これをメタノールに注入し析出させ、濾 過、空気乾燥させたところ、白色固体15゜5gが得られた。
13NMRによるターポリマー比:1−オクエン/n−ブチルビニルエーテル/ 無水マレイン酸−0,2810,50/1.00であった。加水分解は実施例1 と同様に行った。
実施例10 無水マレイン酸9.8g (0,1モル)、1−オフエン3. 7g (0,1 モル)、n−ブチルビニルエーテル3.3g (0,033モル)、スチレン3 .5g (0,033モル)、を用い実施例9と同様にして反応を行った。
生成物:白色粉、18.1g。
数平均分子量(NMR):3,000.13CNMHによるターポリマー比:1 −オフエン/ n −ブチルビニルエーテル/スチレン/無水マレイン酸−0, 1510,2410,44/1.00 実施例11 無水マレイン酸9.8g (0,1モル)、2−ペルフルオロヘキシルエチルビ ニルエーテル3.9g(0,01モル)、 スチレン9.4g (0,09モル)、を用い実施例5と同様にして反応を行っ た。
生成物:白色粉、20. 3g 弗素=2.3重量% 評価方法 ナイロン繊維を実施例1ないし11の耐汚染性材料12゜重量%で処理した。こ の場合、非処理繊維対処理液比を1:32、pH:2.5、時間45分、温度8 0℃または95℃とした。この繊維をついで洗浄し、風乾し、室温で脱イオン水 1リツトル中にFD&C染料1g1クエン酸3.2gを溶かした染料溶液にさら した。この場合、非処理繊維対処理液比を1:40とした。
約65時間後、繊維に付着した染料は498−502nmの波長で対照物の吸収 度と比較しながら判定された。すなわち、90の数は染料の90%が吸着された こと、すなわち、染料に対する耐汚染性がほとんどないことを意味する。この数 が小さいほど耐汚染性が良好であることを意味している。
この評価の結果を下記表1に示す。
*処理された繊維の弗素量は300ppmであった。
実施例12 無水マレイン酸9.8g (0,1モル)、90%0%アリルn−ブチルビニル エーテル1 (0,1モル)および過酸化ベンゾイル1.0gをクメン60gに 溶かした溶液を攪拌下、窒素雰囲気で70℃に加熱した。4時間後、過酸化ベン ゾイル1.0gをさらに加え、反応物をさらに17時間70℃にて窒素雰囲気で 攪拌した。得られた透明青黄免液から減圧下(70−85℃/10−2010− 2Oで蒸発により揮発性分を除去した。その結果、アンバー色の固体21.8g を得た。加水分解は実施例1と同様に行った。
実施例13 無水マレイン酸7.7g (0,078モル)、アリルフェニルエーテル10. 5g (0,078モル)、過酸化ベンゾイル1.2g。
例1と同様に行った。
生成物:アンバー色固体、18.1g 実施例14 実施例2の方法で得られたn−ブチルビニルエーテル/無水マレイン酸コポリマ ー(3,0g)をメタノール(70ml)を用いて17時間、還流させた。つい で過剰のメタノールを減圧下(70−85℃/10−2010−2Oでロータリ ー蒸発器により除去した。その結果、アンバー色の固体3゜5gを得た。得られ たn−ブチルビニルエーテル/無水マレイン酸ポリマーのモノメチルエステルを 室温で脱イオン水30.5gおよび濃縮水酸化アンモニウム1gに溶解させ、そ の結果、このポリマー10重量%を含む透明溶液を得た。
実施例12ないし14のポリマーを、1.2重量%、2゜4重量%で上記評価方 法で評価した。その結果を下記表IIに示す。
国際調査報告 、 N@PCT/us 91109149国際調査報告

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.水溶性、水分散性のアリルエーテル/無水マレイン酸ポリマーまたはビニル エーテル/無水マレイン酸ポリマー、またはこれらポリマーの混合物からなり、 該ポリマーが無水マレイン酸から得られるポリマー単位当たり、1またはそれ以 上のアリルエーテルモノマーまたはビニルエーテルモノマーから得られる0.7 ないし1.3ポリマー単位を含む耐汚染性組成物を耐汚染性付与に十分な量、付 着されてなるポリアミド繊維質基材。
  2. 2.該ポリマーが加水分解されたポリマーである請求の範囲1記載のポリアミド 繊維質基材。
  3. 3.該ポリマーがアリルエーテル/無水マレイン酸モノアルキル(C1−4)エ ステルポリマー、またはビニルエーテル/無水マレイン酸モノアルキル(C1− 4)エステルポリマーである請求の範囲1記載のポリアミド繊維質基材。
  4. 4.該ポリマーが1またはそれ以上のアリルエーテルモノマーまたはビニルエー テルモノマーから得られる1ポリマー単位当たり、無水マレイン酸から得られる 1ポリマー単位を含むものである請求の範囲1記載のポリアミド繊維質基材。
  5. 5.該エーテルが下記式で表されるもの請求の範囲1記載のポリアミド繊維質基 材、 CH2=CH−(CH2)k−O−(CH2)m−(A)n−Rここで、 Rは水素、または炭素原子数1ないし16、好ましくは2無いし8を有する脂肪 族炭化水素基、または2,3−エポキシプロピル、または炭素原子数6ないし1 2を有する脂肪族炭化水素基、または炭素原子数6ないし12を有する芳香族炭 化水素基、または炭素原子数3ないし16、好ましくは6無いし12を有するペ ルフルオロアルキル基であって、末端−CF2H基を含むものであってもよい; Aは−SO2R1−またはCONR1−から選ばれる2価の基であって、R1が 水素元素または炭素原子数1ないし6のアルキル基; kは0または1; mは0または2; nは0または1である。
  6. 6.Rが炭素原子数2ないし8の脂肪族基である請求の範囲5記載のポリアミド 繊維質基材。
  7. 7.エーテルがn−ブチルビニルエーテルである請求の範囲6記載のポリアミド 繊維質基材。
  8. 8.該ポリマーの少なくとも95%が数平均分子量が700ないし100,00 0である請求の範囲1記載のポリアミド繊維質基材。
  9. 9.該ポリマーの少なくとも95%が数平均分子量が1000ないし50,00 0である請求の範囲1記載のポリアミド繊維質基材。
  10. 10.該エーテルの90%以下が1またはそれ以上のα−オレフィンまたはエチ レン性不飽和芳香族化合物で置換されている請求の範囲1記載のポリアミド繊維 質基材。
  11. 11.該α−オレフィンが炭素原子数4ないし18の1−アルケンである請求の 範囲10記載のポリアミド繊維質基材。
  12. 12.1−アルケンがイソブチレンである請求の範囲11記載のポリアミド繊維 質基材。
  13. 13.該α−オレフィンが炭素原子数4ないし18のジエンである請求の範囲1 0記載のポリアミド繊維質基材。
  14. 14.該ジエンがブタジエンである請求の範囲13記載のポリアミド繊維質基材 。
  15. 15.エチレン性不飽和芳香族化合物がスチレンである請求の範囲10記載のポ リアミド繊維質基材。
  16. 16.該エーテルの50%以下が、炭素原子数1ないし4のアルキルアクリレー トまたはメタクリレート、ビニルアセテート、塩化ビニル、塩化ビニリデン、硫 化ビニル、N−ビニルピロリドン、アクリロニトリル、アクリルアミドまたはこ れらの混合物の1またはそれ以上で置換されている請求の範囲1記載のポリアミ ド繊維質基材。
  17. 17.該無水マレイン酸の75%以下が、マレイミド、N−アルキリ(C1−4 )マレイミド、N−フェニルマレイミド、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸 、アコニチン酸、クロトン酸、桂皮酸、これらの酸のアルキル(C1−18)エ ステル、これらの酸のシクロアルキル(C3−8)エステル、硫酸塩化ひまし油 により置換されている請求の範囲1記載のポリアミド繊維質基材。
  18. 18.該無水マレイン酸の30%以下が、アクリル酸またはメタクリル酸で置換 されている請求の範囲1記載のポリアミド繊維質基材。
  19. 19.ポリアミド繊維質基材に耐汚染性を付与する方法であって、該基材に水溶 性、水分散性のアリルエーテル/無水マレイン酸ポリマーまたはビニルエーテル /無水マレイン酸ポリマー、またはこれらポリマーの混合物からなり、該ポリマ ーが無水マレイン酸から得られるポリマー単位当たり、1またはそれ以上のアリ ルエーテルモノマーまたはビニルエーテルモノマーから得られる0.7ないし1 .3ポリマー単位を含むものを耐汚染性付与に十分な量適用することを特徴とし る方法。
  20. 20.該ポリマーが加水分解されたポリマーである請求の範囲19記載の方法。
  21. 21.該ポリマーがアリルエーテル/無水マレイン酸モノアルキル(C1−4) エステルポリマー、またはビニルエーテル/無水マレイン酸モノアルキル(C1 −4)エステルポリマーである請求の範囲19記載の方法。
  22. 22.該ポリマーが1またはそれ以上のアリルエーテルモノマーまたはビニルエ ーテルモノマーから得られる1ポリマー単位当たり、無水マレイン酸から得られ る1ポリマー単位を含むものである請求の範囲19記載の方法。
  23. 23.該エーテルが下記式で表されるもの請求の範囲19記載の方法、 CH2=CH−(CH2)k−O−(CH2)m−(A)n−Rここで、 Rは水素、または炭素原子数1ないし16、好ましくは2無いし8を有する脂肪 族炭化水素基、または2,3−エポキシプロピル、または炭素原子数6ないし1 2を有する脂肪族炭化水素基、または炭素原子数6ないし12を有する芳香族炭 化水素基、または炭素原子数3ないし16、好ましくは6無いし12を有するペ ルフルオロアルキル基であって、末端−CF2H基を含むものであってもよい; Aは−SO2R1−またはCONR1−から選ばれる2価の基であって、R1が 水素元素または炭素原子数1ないし6のアルキル基; kは0または1; mは0または2; nは0または1である。
  24. 24.Rが炭素原子数2ないし8の脂肪族基である請求の範囲23記載の方法。
  25. 25.エーテルがn−ブチルビニルエーテルである請求の範囲24記載の方法。
  26. 26.該ポリマーの少なくとも95%が数平均分子量が700ないし100,0 00である請求の範囲19記載の方法。
  27. 27.該ポリマーの少なくとも95%が数平均分子量が1000ないし50,0 00である請求の範囲19記載の方法。
  28. 28.該エーテルの90%以下が1またはそれ以上のα−オレフィンまたはエチ レン性不飽和芳香族化合物で置換されている請求の範囲19記載の方法。
  29. 29.該α−オレフィンが炭素原子数4ないし18の1−アルケンである請求の 範囲28記載の方法。
  30. 30.1−アルケンがイソブチレンである請求の範囲29記載の方法。
  31. 31.該α−オレフィンが炭素原子数4ないし18のジエンである請求の範囲3 0記載の方法。
  32. 32.該ジエンがブタジエンである請求の範囲31記載の方法。
  33. 33.エチレン性不飽和芳香族化合物がスチレンである請求の範囲28記載の方 法。
  34. 34.該エーテルの50%以下が、炭素原子数1ないし4のアルキルアクリレー トまたはメタクリレート、ビニルアセテート、塩化ビニル、塩化ビニリデン、硫 化ビニル、N−ビニルピロリドン、アクリロニトリル、アクリルアミドまたはこ れらの混合物の1またはそれ以上で置換されている請求の範囲19記載の方法。
  35. 35.該無水マレイン酸の75%以下が、マレイミド、N−アルキリ(C1−4 )マレイミド、N−フェニルマレイミド、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸 、アコニチン酸、クロトン酸、桂皮酸、これらの酸のアルキル(C1−18)エ ステル、これらの酸のシクロアルキル(C3−8)エステル、硫酸塩化ひまし油 により置換されている請求の範囲19記載の方法。
  36. 36.該無水マレイン酸の30%以下が、アクリル酸またはメタクリル酸で置換 されている請求の範囲19記載の方法。
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