JPH06503461A - 無線受信機のためのビタービイコライザ - Google Patents

無線受信機のためのビタービイコライザ

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JPH06503461A JP5506872A JP50687293A JPH06503461A JP H06503461 A JPH06503461 A JP H06503461A JP 5506872 A JP5506872 A JP 5506872A JP 50687293 A JP50687293 A JP 50687293A JP H06503461 A JPH06503461 A JP H06503461A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 無線受信機のためのビタービイコライザ発明の背景 本発明は一般的には変調信号を受信するよう動作する受信機の受信機回路に関し 、がっ、より特定的には、ビタービイコライザ、およびこれを導入した、受信機 の一部を形成する、最尤シーケンス推定装置(maximum l1kelih ood 5equence estimat。
r)に関する。
通信システムは情報(以後「情報信号」と称する)を2つまたはそれ以上の位置 の間で送信するよう動作し、かつ送信チャネルによって相互結合された送信機お よび受信機を含む。情報は送信チャネルによって前記送信機により受信機に送信 される。無線通信システムは前記送信チャネルが無線周波チャネルからなる通信 システムであり、この場合前記無線周波チャネルはある範囲の周波数の電磁周波 数スペクトルによって規定される。
無線通信システムの一部を形成する送信機は送信されるべき情報信号を無線周波 チャネルによって送信するのに適した形式に変換するための回路を含む。そのよ うな回路は変調回路と称され変調と称されるプロセスを行う。そのようなプロセ スにおいては、前記情報信号は無線周波電磁波に刻み込まれ、この場合該無線周 波電磁波は前記情報信号が送信されるべき無線周波チャネルを規定する周波数範 囲内の周波数のものである。無線周波電磁波は一般に「キャリア信号」と称され 、かつ該無線周波電磁波はいったん前記情報信号によって変調されると、通常、 変調信号または変調された信号と称される。
変調信号を形成するためにキャリア信号に情報信号を刻み込むための種々の変調 機構が知られている。
1つのそのような変調機構は位相変調であり、その場合は前記情報信号は前記キ ャリア信号に対して該キャリア信号の位相が前記情報信号の情報内容に対応して 変えられるように前記キャリア信号に刻み込まれる。変調信号の位相変化はそれ によって変調信号の情報内容を形成する。該変調信号の位相の適切な検出によっ て前記情報信号の再生かり能になる。
関連する変調機構は差分位相変調(differential phase m odulation)てあり、この場合は変調信号の差分位相変化(すなわち、 変調信号の隣接部分の間の位相差)が変調信号の情報内容を形成する。
変調信号の差分位相変化の適切な検出が前記情報信号の再生を可能にする。
無線通信システムは送信機と受信機との間に何らの物理的相互接続も要求されな いという点で有利であり、いったん情報信号が変調されて変調信号が形成される と、該変調信号は大きな距離にわたって送信できる。
セルラ通信システムは無線通信システムの1つの形式である。そのようなセルラ 通信システムにおいて動作する無線電話は変調信号の同時的な発生および受信を 可能にする回路を含み、それによって無線電話と遠隔に位置する送受信機との間 の2方向通信を可能にする。これらの遠隔に位置する送受信機、一般には[ベー スステーション」と称される、は物理的に伝統的な電話ネットワークに接続され て無線電話と伝統的な電話ネットワークのある固定された位置との間の通信を可 能にしている。
セルラ通信システムはある地理的領域にわたり間隔を開けて離れた位置に数多く のベースステーションを配置することにより形成される。各ベースステーション は1つ、または数多くの、無線電話によってそこに送信される変調信号を受信し 、かつ変調信号をその1つの、または多くの、無線電話に送信するための回路を 含んでいる。ある周波数帯域(アメリカ合衆国においては、800MHzと90 0MHzとの間に広がっている)がセルラ通信システムによる無線電話通信のた めに割当てられている。
該セルラ通信システムを形成するベースステーションの各々の配置は注意深く選 択され、少なくとも1つのベースステーションが前記地理的領域にわたる任意の 場所に位置する無線電話によって送信される変調信号を受信するよう配置される ことを保証する。
ベースステーションの間隔を開けた配置の性格のため、ベースステーションが位 置する地理的領域の部分は前記ベースステーションの個々の1つと関連している 。前記間隔を開けて配置されたベースステーションの各々に最も近い地理的領域 の部分は「セル」を規定し、複数のセル(各々1つのベースステーションに関連 する)が−緒になってセルラ通信システムによって包含される地理的領域を形成 する。前記セルラ通信システムの任意のセルの境界内に位置する無線電話は変調 信号を少なくとも1つのベースステーションに送信し、かつ少なくとも1つのベ ースステーションから受信することができる。
セルラ通信システムのベースステーションおよび無線電話は該無線電話と該無線 電話が位置するセルに関連するベースステーションとの間で、該無線電話がセル の間を移動する場合に、連続的なかつ中断されない通信ができるようにする回路 を含んでいるから、セルラ通信システムによる通信は自動車で移動している時に 無線電話を操作する者にとって特に都合がよいものである。
セルラ通信システムによる通信の人口が増大したことにより、いくつかの場合に おいて、セルラ無線電話通信のために割当てられた周波数帯域のすべての利用可 能なチャネルを完全に使用している状態を生じている。その結果、無線電話通信 に割当てられた周波数帯域をより効率的に利用するために種々のアイディアが提 案されている。無線電話通信のために割当てられた周波数帯域をより効率的に利 用することにより、現存するセルラ通信システムの送信容量を増大することがで きる。
1つのそのような提案によれば2つまたはそれ以上の無線電話が単一の送信チャ ネルを共有することを可能にする。
2つまたはそれ以上の無線電話が単一の送信チャネルによって信号を送信しまた は受信する時、現存するセルラ通信システムの容量を倍にすることができる。同 じ送信チャネルを共有する無線電話から送信される、あるいは該無線電話に送信 される、信号は同時に送信できないが(同時送信は信号のオーバラップを引起こ し、それによって両方の信号の検出を不可能にする)、信号は間欠的なバースト で送信できる。情報信号をディスクリートまたは離散形式に符号化しく例えば、 ディスクリート形式の2進データストリームを形成し)かつそのような符号化プ ロセスによって発生されたディスクリート形式に符号化された信号を変調するこ とにより、結果として得られた変調信号は間欠的なバーストで送信できる。その ような変調信号は受信機によって再生されそれによって送信信号情報内容を決定 できる。
キャリア信号に対しディスクリートに符号化された情報信号を変調するのに適し た変調技術は前に述べた、差分(differential)位相変調技術であ る。より詳細には、特定の差分変調技術、h / 4差分位相シフトキーイング (DQPSK)変調技術がアメリカ合衆国における増大された容量のセルラ通信 システムのための標準の変調技術として選択されてきている。
情報信号をディスクリートの2進データストリームに符号化することはまた、前 記送信チャネルによって変調信号を送信する間に該変調信号に導入されるノイズ が前記情報信号が伝統的なアナログ信号からなる場合よりも前記情報信号がディ スクリートな2進データストリームからなる場合のほうがより容易に検出および 除去できるため、都合がよい。
離散的に符号化された(かつ上に述べたπ/4 DQPSK変調技術によって変 調された)情報信号からなる変調信号の送信の間に生しる歪みは受信機回路の一 部を形成するイコライザ回路によって除去できる。該イコライザは、例えば、I EEE Transaction On C。
mmunication、1974年5月、第C0M−22巻、第5号、におけ るGottfried Ungerboeckによる、”Adaptive M aximum−Likelihood Receiver For Carri er−Modulated Data−Transmission Syste m” と題する論文に記載されているような、最尤シーケンス推定装置(MLS E)から構成することができる。
開示されたMLSEは好ましくはマツチドフィルタおよびビタービイコライザか らなる。マツチドフィルタおよびビタービイコライザはプロセッサ回路で実施さ れるアルゴリズムによって実現できる。
受信機によって受信された変調信号は復調回路によって復調され、かつ次にML SEのマツチドフィルタに印加される。該マツチドフィルタはろ波信号を発生し 、該ろ波信号はビタービイコライザに印加される。ビタービイコライザはある周 波数チャネルによる送信の間に発生する信号の歪みを修正するよう動作する。
前記ビタービイコライザは最も起こり得る一連のシンボルを表す最尤経路または パス(maximun Likelihood paths)を決定する。ビタ ービアルゴリズムの可能な経路またはパスの数は変調信号の可能なシンボル値の 数に関係するのみならず(π/4 DQPSK信号の場合には、任意の時間にお いて該信号は第1の部分集合の値の内の4つの可能な値の内の1つであるが、引 続く時間における信号は第2の部分集合の値の4つの可能な値の内の1つであり 、従って、総合的には、π/4 DQPSK信号は8個の異なる値の内の1つで ある)、一連のシンボルにおけるシンボルの数に指数関数的に(exp。
nentially)関係する。この指数関数的関係のため、最尤経路を決定す るためにビタービイコライザに要求される計算の数がかなり多くなる。そのよう なかなりの数の必要な計算は時間を消費しかつビタービイコライザが適切な決定 を行うめに多くの処理時間が必要となる。
従って、最尤経路を適切に決定するためにより少しの処理時間を必要とするのみ の複雑さの少ないビタービイコライザが望ましい。
発明の概要 従って、本発明は信号を検出するためのビタービイコライザを好適に提供する。
本発明はさらにπ/4、差分、位相シフトキーイング、変調信号を受信するよう 動作するビタービイコライザを好適に提供する。
本発明はさらに他の利点および特徴を有しており、それらの詳細は以下の好まし い実施例の詳細な説明を参照することによりさらに明らかになるであろう。
従って、本発明によれば、複数のシンボルからなる信号を検出するためのビター ビイコライザが開示され、該ビタービイコライザにおいては、信号を構成する複 数のシンボルの各々が1組の可能なシンボルの内のあるシンボルのシンボル値に 対応するシンボル値の信号を構成する。前記ビターピイコライザはシンボル値の 組によって規定される可能な状態によっである時間インターバルにおける許容さ れる状態を規定し、かつ前記ある時間インターバルの隣接する部分における可能 な状態を接続する経路またはパスを規定する。前記ある時間インターバルの少な くとも2つの隣接するものが前記ある時間インターバルのグループを形成し、前 記ある時間インターバルの少なくとも2つの隣接するものの内の個々のものはそ れに関連して許容される状態の部分集合を有する。前記ある時間インターバルの グループの前記ある時間インターバルに関連する部分集合はオーバラップしない 要素から構成され、それによって許容される状態を接続する経路が前記ある時間 インターバルのそれぞれのものに関連する部分集合を構成する可能な状態の間に 延在するようにされる。
ビタービイコライザは最大の経路を形成するためにサバイバ経路として隣接時間 インターバルにおける状態を接続する経路を選択するよう動作しそれによって信 号を検出する。
図面の簡単な説明 本発明は添付の図面に照らして明細書を参照することによりさらによく理解でき 、該図面においては、第1図は、情報信号を送信しかつ受信するよう動作可能な 通信システムを示すブロック図であり、第2図は、π/4 DQPSK信号の許 容されるシンボルからなる集合を示すグラフであり、 第3図は、π/4 DQPSK変調機構の隣接シンボル間の関係を示すグラフで あり、 第4図は、π/4 DQPSK変調機構の隣接シンボル間の関係を示す、第3図 と同様の、グラフであり、第5図は、π/4 DQPSK信号の許容されるシン ポル値の第1の部分集合のシンボルを示すグラフであり、第6図は、π/4 D QPSK信号の許容されるシンボル値の第2の部分集合のシンボルを示すグラフ であり、第7図は、本発明の好ましい実施例に係わる受信機のチャネルイコライ ザを具備する、ビタービイコライザを含む、最尤シーケンス推定装置のブロック 図であり、第8A図は、ビタービイコライザの動作を表わすのに一般に利用され るトレリスを示す図式的説明図であり、第8B図は、本発明の好ましい実施例に 係わるビタービイコライザを表わす、第8A図と同様の、ビタービイコライザの トレリスの図式的説明図であり、第9図は、本発明の他の好ましい実施例に係わ るビタービイコライザのトレリスを示す図式的説明図であり、そして 第10図は、本発明の好ましい実施例に係わるビタービイコライザがその一部を 形成する無線電話を示すブロック図である。
好ま【、い実施例の詳細な説明 まず始めに第1図のブロック図を参照すると、参照番号20で総括的に参照され る、通信システムが示されている。
通信システム20はデジタル的に符号化された情報信号を送信しかつ受信するよ う動作可能である。ここではブロック24によって表わされる、アナログ情報源 は、例えば、音声信号またはデータ信号のような、情報信号のソースを表わす。
情報源24が音声信号からなる場合には、情報源24は該音声信号を所望の特性 の電気信号に変換するための、変換器、または他の適切な回路、を含んでいる。
アナログ情報源24によって発生された情報信号はソースエンコーダ28に供給 される。ソースエンコーダ28は情報源24によってそこに供給された情報信号 を符号化機構に従ってデジタル信号に変換する。
ソースエンコーダ28によって発生されたデジタル信号はチャネルエンコーダ3 2に供給される。
チャネルエンコーダ32はそこに供給されたデジタル信号を、例えば、ブロック および/またはたたみ込み符号化技術(convolutional codi ng technique)のような、コーディング技術に従って符号化する。
チャネルエンコーダ32はソースエンコーダ28によってそこに供給されるデジ タル信号の冗長度(red u n d a n c y)を増大するよう動作 する。デジタル信号の冗長度を増大することにより、ある周波数チャネルによっ て送信される信号の歪みが情報源24によって発生される情報信号の情報内容を 誤って解釈する結果を招く可能性が少なくなる。
チャネルエンコーダ32によって発生された符号化された信号は変調器38に供 給される。変調器38はそこに供給された符号化信号をある変調技術に従って変 調するよう動作する。本発明の好ま(−い実施例においては、変調器38はそこ に供給された信号を差分符号化変調機構に従って変調し、特に、π/4 DQP SK変調信号を形成するよう動作する。
情報源24、ソースエンコーダ28、チャネルエンコーダ32、および変調器3 8は一緒になって、通信システム20の、参照数字42で示され、かつ点線で示 されたブロックによっ−ご図示された、送信機を構成する。
変調器38は、ここでは前にも述べたように好ましくはπ/’4 DQPSK変 調信号である変調信号を発生し、該変調信号は、ここではブロック48で示され る、ある周波数チャネルによって送信される。典型的には、前記変調信号が送信 されるチャネルはノイズがないわけではなく、むしろ、(図面において矢印52 で示される)ノイズによって引起こされる歪みおよび符号量干渉(inters ymbo[1nterference)のため送信機42て発生された変調信号 に歪みを生ずる結果となる。
周波数チャネル48によって送信機42により送信された変調信号は、ここでは 点線で示されたブロックによって示される、受信機56により受信される。受信 機56は本発明のシステムおよび方法を導入した受信機を表す。
受信機56によって受信された受信信号は受信機56の一部を形成する復調器6 2に供給される。復調器62は前記受信信号を本質的に送信機42の変調器38 が変調信号を発生するプロセスの逆であるプロセスによって受信信号を復調する 。復調器62は復調信号を発生し、該復調信号はチャネルイコライザ66に供給 される。チャネルイコライザ66は周波数チャネル48によって送信された信号 に対する歪みを修正するよう動作する。
チャネルイコライザ66は等化された信号を発生し、該等化された信号はチャネ ルデコーダ70に供給される。チャネルデコーダ70はシステム20の送信機4 2のエンコーダ32に対応するが、チャネルイコライザ66によってそこに供給 された等化された(しかしながら、依然として符号化された)信号をデコードす るよう機能する。
チャネルデコーダ70はデコード信号を発生し、該デコード信号はソースデコー ダ74に供給される。ソースデコーダ74はそこに供給された信号を情報シンク 80に印加するのに適した形式に変換する。情報シンク80は、例えば、イアピ ースまたは受信機のスピーカ部、あるいはソースデコーダ74によって発生され たデコー信号を含む電気信号を人間が知覚可能な形式に変換するための他のその よう変換器から構成することができる。
復調器62、チャネルイコライザ66、チャネルデコーダ70、ソースデコーダ 74、および情報シンク80を表わすブロックは受信機56を示すブロック内に 描かれており、それによってブロック62〜80のそれぞれの回路が一緒になっ て受信機を構成することを表している。
次に第2図のグラフに移ると、π/4 DQPSK信号の集合(constel lation 5et)が図式的に示されている。該集合は横座標軸104およ び縦座標軸108から形成され2つの軸が原点112において交差する座標軸シ ステムにプロットされている。横座標軸および縦座標軸104および108はし ばしば、それぞれ、実軸および虚軸(real and imaginary  axes)と称される。
以下の好ましい実施例の詳細な説明はπ/4−DQPSK変調機構に関して説明 されているが、本発明は数多くの他の変調機構のイコライザ回路の複雑さも同様 に低減できる。例えば、2進位相シフトキーイング変調を有する8レベルPSK 機構において動作するイコライザも同様にその複雑さを低減したものとすること ができる。
共にπ/4 DQPSK信号の集合を形成するシンボル値からなるシンボルセッ トが原点112の回りに延在する単位円の回りに等距離で配置されたポイント1 16,120.124,128,132,136.140および144によって 表わされている。軸104および108が、それぞれ、実軸および虚軸と称され る場合は、各ポイント116〜144は大きさおよび位相で表わすことができる 。
各ポイント116〜144の大きさく振幅)は(それぞれのポイント116〜1 44が原点112から単位円上の同じ距離に配置されているため)同じであるか ら、各ポイント116〜144は単に位相で表わすことができる。原点112の 回りの等しい間隔のため、π/4 DQPSKのシンボルセットを構成する8個 のポイントは互いに45度の角度位相だけ離れている。従って、ラジアンに関し て、ポイント116はゼロのシンボルである称することができ、ポイント120 はπ/4のシンボルと称することができ、ポイント124はπ/2のシンボルと 称することができ、ポイント128は3π/4のシンボルと称することができ、 ポイント132はπのシンボルと称することができ、ポイント136は5π/4 のシンボルと称することができ、ポイント140は3π/2のシンボルと称する ことができ、かつポイント144は7π/4のシンボルと称することができる。
差分符号化機構においては、変調信号の情報内容は隣接シンボル間の差分位相変 化に含まれている。
ポイント116〜144はまた番号O〜7によって示すことができ、すなわち、 ポイント116は“0”によって表わすことができ、ポイント120は“1”に よって表わすことができ、ポイント124は“2”で表わすことができ、以下同 様である。
従って、π/4 DQPSK変調機構においては、変調信号の隣接シンボル間の 位相変化が該信号の情報内容を形成する。π/4 DQPSK信号の隣接シンボ ル間の可能な位相変化は+/−π/4、および+/−3π/4であると規定され る。送信機42の変調器38がπ/4 DQPSKの変調信号を形成する時、該 変調信号の各シンボルはポイント116〜144を規定する位相の1つに対応す る位相となっており、かつ、結果として得られる、変調信号の隣接シンボルは位 相が上に規定した位相だけオフセットすることになる。
次に、第3図のグラフに移ると、π/4 DQPSK変調機構の隣接シンボル間 の関係が示されている。第2図のグラフで規定された座標軸システムと同様に、 横座標軸および縦座標軸、ここではそれぞれ軸154および158、が原点、こ こでは原点162、で交差している。ここでは“X” 166によって示される 、ゼロラジアンの位相を有するシンボルが横座標軸154上にプロットされてい る。
シンボル166の後にかつそれに直接隣接して送信されるシンボルはシンボル1 66に関し位相で上に規定したような位相たけ(すなわち、十/′−π/′4ま たは+/−3π/4ラジアン)オフセットしている。
グラフの上では、次の状態のシンボルはシンボル166の位相に関し位相的にオ フセットしていなければならない。
特に、上に述べた機構によれば、シンボル166の送信に続いて送信されるシン ボルはシンボル170,174.178または182に対応する位相のものでな ければならない。シンボル166は軸154の上にプロットされており、かつ各 々の可能な、続いて送信されるシンボルは位相的にオフセットしており、軸15 4または158の1つの上にプロットされた位相のものでないことに注意を要す る。同様に、もしシンボル166が、これに対し、シンボル166が縦座標軸1 58の上にプロットされるような位相のものであれば、可能な、次に送信される シンボルは同様に軸154および158のオフセットした位置にプロットされる ことになる。
次に第4図のグラフに移ると、π/4 DQPSK変調機構での隣接シンボル間 の関係が同様に示されている。第3図のグラフにおいて規定した座標軸システム と同様に、横座標軸および縦座標軸、ここではそれぞれ軸204および208、 は原点、ここでは原点212、で交差している。
ここでは“X″216で示される、π/4ラジアンの位相を有するシンボルは座 標軸システム204〜208の上にプロットされている。シンボル218の後に 、かつそれにすぐ隣接して、送信されるシンボルは位相的にシンボル218に関 し上に規定したような位相だけオフセットしている。グラフの上で、次の状態の シンボルはシンボル218の位相に関し位相の上でオフセットしていなければな らない。特に、かつ上に述べた機構によって、シンボル218の送信に続いて送 信されるシンボルはシンボル222,226.230または234に対応する位 相のものでなければならない。
シンボル218は両方の軸204および208からオフセットしてプロットされ ており、かつ各々の可能な次に送信されるシンボルは位相的にオフセットしてお りかつ軸204および208の1一つの上にプロットされた位相のものであるこ とに注意を要する。同様に、もしシンボル218が、これに代わり、軸204お よび208に関して位相の上でオフセットしたいずかの他のシンボル値に対応す る位相のものであれば、可能な次に送信されるシンボルは同様に軸204および 208の内の1つの上の位置にプロットされることになる。
第5図は、前の図のグラフと同様に、原点、ここでは原点262、で交差する、 互いに直交する軸、ここでは軸254および258、から形成される座標軸シス テムによって規定されるグラフを示す。ポイント270,274,278および 282はπ/4 DQPSK変調信号の可能なシンボル値の内の4つを表わして いる。ポイント266〜278は第3図のポイントl 70/182に対応する 。ポイント266〜278は従って軸254または258の内の1つの上のポイ ントによって表わされるシンボルの送信の直後に隣接して送信できる可能な次に 送信されるシンボルを表わすことになる。ポイント266〜278は、π/4  DQPSK変調信号の4つのシンボル値を表わすが、第1の部分集合(subs et)のシンボルを形成するものと考えることができる。
第6図は、前の図のグラフと同様に、原点、ここでは原点312、で交差する互 いに直交する軸、ここでは軸304および308、によって形成される座標軸シ ステムによって規定されるグラフを示す。ポイント322,326゜330およ び334はπ/4 DQPSK変調信号の可能なシンボル値の内の4つを表わし ており、かつ従って、その部分集合を形成する。ポイント322〜334は従っ て軸304〜308の1つからオフセットしたポイントによって表されるシンボ ルの送信に隣接して直ちに引続き送信可能なシンボルを表わしている。π/4  DQPSK変調信号の4つのシンボル値を表わす、ポイント322〜334は第 2の部分集合のシンボルを形成するものと考えることができる。
再び第1図の通信システム20のブロック図を参照すると、送信機42の変調器 38はそこに供給された信号をπ/4 DQPSK変調機構に従って変調するよ う動作する時、送信チャネル48によって送信される信号は次の式で表される。
この場合、 α = j2πd /8、 n e n 指数部にあるd は(第2図のポイント116〜114に割り当てられた数値に 対応する)値0〜7を有するデータシンボルであり、そして f (t)は変調器38に印加される2送信号の送信された等価なベースバンド パルスの値である。上の式で表されるシーケンスのシンボルは変調信号を構成す るシンボルのシンボル値を形成する。
送信チャネル48によって送信機42により送信された後に、受信機56によっ て受信される信号は次の式で表される。
y (t) =Σa h (t−nT)+w (t)この場合、 h (t)=g (t)If (t) すなわち、送信された等価ベースバンド パルスおよび送信チャネル48を構成するマルチパスチャネルの複素ローパスフ ィルタ等価インパルス応答のコンボリューションであり、w(t)は加法性ホワ イトガウスノイズ(additive white、gaussian noi se:AWGN)を表す時変値(time−varying value)であ る。
第1図の受信機56の復調器62は送信チャネル48によって送信された信号の 周波数を低減してベースバンド周波数の信号を発生するよう動作する。該ベース バンド周波数の信号は、上に述べたように、受信機によって受信される信号を表 すものと同じ方程式によって表すことができかつ、従って、チャネルイコライザ 60に供給される信号も上の式で表すことができる。
受信機56のチャネルイコライザ66は好ましくは、上に述べたように、最尤シ ーケンス推定装置(MLSE)から構成される。第7図は、本発明の好ましい実 施例に係わる、第1図に示された、チャネルイコライザ66を含む、参照数字3 66で示される、MLSEのブロック図である。
MLSE366はマツチドフィルタ378に供給されるライン372上の一連の シンボルを受信する。マツチドフィルタ378はライン384上にろ波された信 号を発生し、該信号はビタービイコライザ390に供給される。ビタービイコラ イザ390は等化された信号をライン396上に発生する。ライン396上に発 生された信号はチャネルデコーダ70により、第1図に示される、チャネルデコ ード回路に供給される。(もちろん、他の実施例においては、チャネルはマツチ ドフィルタを付加することなくビタービイコライザによって形成できることに注 意を要する。)MLSE366のマツチドフィルタ378は、数学的に次の式で 表すことができるサフィシャント統計量(sufficient 5tatis tic)z と称される、値を計算する。
zn=gMF (t) *y (t) l t=nTgMF (Dはマツチドフ ィルタのゲインであり、y (t)は(上に規定した)受信信号であり、r は サンプルシーケンスであり、そして、チャネル自己相関、Sl、は以下のコンボ リューションである。
s =g (t) *h (t) l 、、、=s 、* MF また、マツチドフィルタのゲイン、g (t)はhF (1)の時間反転、複素共役(t ime−inverse。
complex conjugate)に等しく、すなわち、次のようになる。
gMF(t) −h* (t) MLSE366は、最も送信される可能性が高いシーケンスとして、サバイバメ トリック(3urvivor me t r i c) 、すなわち状態[σ  ]から状態σ の−1n 間のJ (σ )と称される、メトリック方程式の値を最n n 大にするシーケンス[α コを次の式に従って決定するよう動作する。
J (σ )=2Re (α。*zn)n n (σ )→σ。
−F(σn−1.σn)) この場合、F(σn−1.σn)は次の式で支配される状態遷移メトリックとし て規定される。
F(σn−1.σn)L =α *S α +2Re (α *ΣS!αn−1)n On n 1=1 この場合、 σ ” (dn−L+1・・・・・・d )、そしてyl n Lはメモリのシンボルの数である。
状態σn−1’ σ。は変調機構の集合の可能な組のシンボル値であると定義さ れる。
MLSE366のビタービイコライザ390はサバイバメトリックJ (σ ) の値を発生するよう動作する。πn n /4 DQPSK変調機構においては、α。の振幅は1であり、すなわち、1α  1=1である。
従って、サバイバメトリックJ (σ )を規定する方n n 程式は次のように書き直すことができる。
J (σ )=2Re (α *z )n Hnn (σ )→σ。
−F(σn−1.σn)) この場合、状態遷移メトリックF(σn−1,σn)は次のようになる。
F(σn−1.σn) =Re(α * Σ81αn−1) 1=1 前に述べたように、かつ上の式で数学的に示されるように、ビタービ方程式は最 も起こりそうなシンボルのシーケンスを表す最尤経路(maximum l1k elih。
od path)を決定するよう動作する。ビタービイコライザは典型的にはプ ロセシング回路内に構成されたアルゴリズム(ビタービアルゴリズム)から形成 される。上の方程式(例えば、サバイバメトリックおよび状態遷移メトリックを 規定する方程式)はそのようなビタービアルゴリズム内に組み込むことができる 。そのようなイコライザのハードウェアによる実現は、もちろん、可能である。
ビタービイコライザ(これは、上に述べたように、典型的には適切なプロセッサ 回路内に組み込まれたビタービアルゴリズムからなる。)の動作はしばしば図式 的に信号の可能な状態が縦方向に延びるコラムの要素として表されるトレリス( trellis)によって表される。隣接期間の許容される信号状態も同様に縦 方向に延びるコラムによって図式的に表される。各々時間的に任意のインターバ ルにおけるシンボルの可能なシンボル値を表す、縦方向に延びたコラムの集合は アレイを形成し、そのようなアレイは一般にビタービイコライザのトレリスと称 される。
第8A図は、そのようなトレリスの一部を図式的に示すものである。該トレリス は図面においては参照数字400によって示されている。トレリス400は8レ ベルの信号を検出するよう動作する8状態ビタービイコライザ(この場合は、イ コライザメモリ、L%は1に等しい)を表す。
そのような信号は、例えば、8つのPSK信号集団、またはπ/4 DQPSK 信号集団を含むことができる。トレリス400はπ/4 DQPSK変調信号を 受信する受信機において動作可能な現存するイコライザを表す。第2図に示され る集合は8レベルの信号を形成し、そこでは任意のシンボルはポイント11.6 〜114に対応する、ある値、ここでは位相、のちのとなり、かつ前記信号の数 値0〜7によって表される。トレリス400は該トレリスの状態を規定するシン ボルの集合が単一のシンボルからなる単純化したイコライザを表す。
伝統的な8レベルシステムにおいては、続いて送信されるシンボルのシンボル値 はまた8個の値の内の任意のものとなり得る。
第1−の縦方向に延びるコラムの要素を形成するポイントは図面においては参照 数字404A〜404Hで示されており、第2の縦方向に延びるコラムの要素を 表すポイントはポイント408A〜408Hによって表され、第3の縦方向に延 びるコラムの要素を表すポイントはポイント412八〜412Hによって表され 、そして第4の縦方向に延びるコラム416A〜416Hの要素を表すポイント は参照数字416A〜416Hによって示される。(付加的なシンボルを表す付 加的なコラムは、もちろん、同様に描くことができる)。ポイント404A−H ,408A−H。
412A〜Hおよび416A−Hはまた第2図の集合によって規定される可能な シンボル値の組から形成される(前の方程式においてはσによって表される)可 能な状態に対応した状態0〜7によって示される。トレリス400については、 各組は単一のシンボルからなる(すなわち、前の式においては、L=1)。
縦方向に延びるコラムの隣接するものの要素を相互接続するラインは隣接時間イ ンターバルの状態の間で許容される状態遷移を示す。伝統的な8レベルにおいて は、任意の時間インターバルにおいては、各々の状態は8個の可能な値のシンボ ルの組からなる。該トレリスの任意の状態に対して、8つの可能な次の状態があ る。図面においては、参照数字404A−0〜404A−7で示されるラインは シンボル404Aと可能な引き続く状態との間の可能な状態遷移を示す。8つの 異なる経路が可能である。同様の経路はシンボル404B〜404Hについても 描くことができる。従って、64の可能な組合せの状態遷移が任意の2つの隣接 するインターバルの間で可能である。(そのような経路は、簡潔化のため図面で は示されていないが、−緒になってトレリスに特有の交差するラインのグループ を形成する。)サバイバメトリックおよび状態遷移メトリックを計算するために 前に説明した式の計算は該トレリスによって表される各経路(p a t h) に対して行なわなければならない。
しかしながら、π/4 DQPSK信号の注意深い分析によって、(前に第3図 および第4図のグラフで示したように)、任意の特定のシンボル値に対して4つ の可能な次の状態のシンボル値のみが可能であることが分かる。そのような次の 状態のシンボル値は第5図および第6図に示される値のいずれかのみである。ビ タービイコライザのトレリスの状態が、任意の状態のトレリスに対して、シンボ ルの集合であるから、4つの可能な次の状態のみが存在し、かつ第8図のトレリ ス400に示されるように、8つの可能な次の状態はない。従って、任意のシン ボル値に対して、4つの次の状態値のみが可能であり、伝統的な8レベルの信号 において可能であったような8つの可能な次の状態の値は無く、これはそのため に動作するビタービイコライザのトレリス400によって示されている。π/4  DQPSK信号のこの特性はビタービイコライザのサバイバメトリックを決定 するのに必要な計算の数を低減する上で有利に用いることができる。
第8B図は、π/4 DQPSK変調機構によって変調された信号を受信するよ う動作可能な本発明の好ましい実施例のビタービイコライザを表す、参照数字5 00によって総括的に参照される、トレリスの図式的表現である。
第7図のトレリス400のものと同様に、トレリス500は信号の可能な状態を 表す要素からなる縦方向に延在するコラムからなる。しかしながら、トレリス5 00は第8A図のトレリス400のものと、各々のコラムが8つの要素から構成 されるのではなく、トレリス500の各コラムは4つの要素から構成されている 点において異なっている。
より特定的には、トレリス500の第1のコラムはポイント504A、504B 、504Cおよび504Dからなり、トレリス500の第2のコラムはポイント 508E、508F、508Gおよび508Hからなり、トレリス500の第3 のコラムはポイント512A、512B、512Cおよび512Dからなり、ト レリス500の第4のコラムはポイント512E、512F、512Gおよび5 12Hからなる。前と同様に、ポイント504 A−D〜516E−Hはまた第 2図の集合によって規定される可能なシンボル値の組からなる許容される状態に 対応する状態0〜7によって示される。トレリス500に対しては、各組は単一 のシンボルからなる(すなわち、前の式においては、L=1)。
例えば、ポイント504A〜504Dは第5図の第1の部分集合のシンボルのポ イント266〜278によって表されるシンボルの値に対応する値を有するシン ボルを表すことができ、かつポイント508E〜508Hは第6図の第2の部分 集合のシンボルのポイント322〜334によって表されるシンボルの値に対応 する値を有するシンボルを表すことができる。
任意の与えられた状態に対して、可能な次の状態は4つのみである。例えば、ポ イント504Aと次の状態との間には4つのパスが可能である。そのような可能 なパスはライン504A−0,504A−1,504A−2,504A−3およ び504A−4によって示される。同様の経路をポイント504B〜504Dに よって描くことができる。
(そのようなパスは簡潔化のため図面には示されていない。
)従って、16の組合せの状態遷移が任意の2つの隣接するインターバルの間で 可能である。そのような可能な組合せの値は第8A図のトレリス400の可能な 組合せの数よりかなり少ない。
トレリス500を調べることによって該トレリス500によって表されるビター ビイコライザが交番するシンボル時間における可能な状態は第1の部分集合のシ ンボル値を表し、かつ介在するシンボル時間における可能な状態は第2の部分集 合のシンボルを表すように構成されることが判る。
本発明によれば、他の変調機構においても、ビタービイコライザの複雑さの同様 の低減が実現できる。
第8B図のトレリス500を表すものと同様に動作する、プロセシング回路内に 構成されるビタービアルゴリズムのような、ビタービイコライザの構成は現存す るビタービイコライザよりもはるかに簡単であり、従って、π/4 DQPSK 変調技術によって形成された離散的に符号化された信号を検出するよう動作する ビタービイコライザのより高速の動作を可能にする。
第9図は、本発明の好ましい実施例の技術に従って構成された、ここでは参照数 字600によって示される、他のトレリス500の図式的表現であり、かつ総括 的に参照数字600によって表されている。第9図のトレリス600は、それに よって表されるビタービイコライザが交番するシンボル時間における可能な状態 が第1の部分集合のシンボル値を表し、かつ介在するシンボル時間における可能 な状態が第2の部分集合のシンボルを表すように構成される点で、第8図のトレ リス500のものと同じである。
しかしながら、トレリス600は第8図のトレリス500と、トレリス600が イコライザの2シンボルメモリ表現を図式的に示す点で異なっている。すなわち 、縦方向に延在するフラムを形成する可能な状態の各コラムは、隣接して送信さ れる、2つのシンボルの値を表している。このようにして構成されたビタービイ コライザは「2シンボル(two−symbo L)Jメモリを有すると称され る。
(そのような「2シンボルメモリ」イコライザが計算する方程式も前に述べたも のと同じである。)トレリス600の左側の第1のコラムに形成されたポイント 604Aは最も最近(rnost recent)に“1″の値を有しかつより 前(less recent)に値“0”を有するシーケンスで送信される2つ のシンボルを表す。(1”の値はπ/4の位相を表し、かつ0”はゼロラジアン の位相を表す。)トレリス600の他の可能な状態は同様にシンボルの組によっ て表すことができる。
トレリス600のポイント604Aと第2のコラムのポイントとの間に4つのラ インが延びている。トレリス600の各々の縦方向に延びるコラムは16の可能 な値を有するものである。すなわち、第1のコラムによって表される時間インタ ーバルに16の状態が規定される。パスに対応するラインが間に延びている。番 号は付されていないが、そのようなラインは第8B図のライン504A O〜5 04A−3と類似している。
「3シンボル(three−symbol)J (またはそれより大きい)メモ リを有するイコライザを表すトレリスもまた表現できることに注意を有する。そ のようなトレリスの可能な状態は3つ(またはそれ以上の数の)要素を含むシン ボルの組によって表されることになる。
最後に第10図のブロック図に移ると、本発明の教示に従って構成された、総括 的に参照数字700によって参照される、送受信機が示されている。ここではア ンテナ704によって示される、送信機によって送信される信号は送信チャネル によって送信され、かつ送受信機のアンテナ706によって受信される。アンテ ナ706によって知覚された信号を示す信号はライン708上に発生されかつフ ィルタ712に供給される。アンテナ704によって受信された信号を示す信号 はライン708上に発生されかつフィルタ712に供給される。フィルタ712 はライン716上にろ波された信号を発生し、該ろ波された信号は第1のダウン ミキサ回路720に供給される。ミキサ回路720はさらに発振器728によっ て発生されるライン724上の発信信号を受信する。
ミキサ回路720はライン732上にダウンミキシングされた信号を発生し、該 信号はフィルタ736に供給される。フィルタ736はライン740上にろ波さ れた信号を発生し、該信号は第2のダウンミキサ744に供給される。
第2のダウンミキサ744はまた発振器752によって発生されるライン748 上の発振信号を受信する。発振器728および752の発振周波数は好ましくは 、かつ図示のごとく、ライン760および764によるそれらへの接続によって 発振器756の発振周波数により制御される。
第2のダウンミキサ744はライン766上に信号を発生し、該信号はフィルタ 768に供給される。フィルタ768はライン770上にろ波された信号を発生 する。参照数字708〜756によって示される要素は一緒になって復調器77 1を形成し、該復調器771は図面においては要素708〜756を含む点線で 示されたブロックによって示されている。
ライン770上に発生される信号はイコライザ772に供給される。図示のごと く、イコライザ772はマツチドフィルタ776およびビタービアルゴリズム7 80から構成される。イコライザ772は最尤シーケンス推定装置を形成する第 10図のイコライザ700と構造的に同じである。イコライザ772はライン7 86上に等化された信号を発生し、該信号はチャネルデコーダ790に供給され る。
デコーダ790はライン796上にデコードされた信号を発生し、該信号は音声 デコーダ802に供給される。音声デコーダ802はライン808上にデコード された信号を発生し、該信号は変換器、ここではスピーカ812に供給される。
送受信機700のブロック図はさらに送受信機の送信部を示している。送受信機 の送信部は、概略的に、マイクロフォンのようなライン962によって変調器9 56に結合された変換器950、ライン974上に変調器956によって発生さ れる変調信号を受信するよう結合されたミキサ968を具備するように示されて いる。ミキサ968の回路はまた、ライン976によるミキサ968と発振器7 56の接続により示された、基準発振器756により発生される発振信号を受け 入れる。ミキサ968はライン980上にミキシングされた信号を発生し、該信 号はフィルタ984に供給される。フィルタ984およびフィルタ712は、例 えば、伝統的な送受切替器(duplexer)を構成する。フィルタ984は ろ渡された信号をライン990上に発生し、該信号はそこから信号を送信するた めにアンテナ706に結合されている。イコライザ772のビタービアルゴリズ ムは伝統的な構成のイコライザよりも複雑でないから、ライン786上に等化さ れた信号を発生するために必要とされる処理時間が低減される。
本発明が種々の図面に示された好ましい実施例に関して説明されたが、他の同様 の実施例も用いることが可能でありかつ本発明から離れることなく本発明と同じ 機能を達成するために上に説明した実施例に対して変更および付加を行なうこと が可能なことを理解すべきである。従って、本発明はいずれかの単一の実施例に 限定されるべきではなく、むしろ添付の請求の範囲の記載に従った広さおよび範 囲で解釈されるべきである。
FIC:、1 Flに!、7 フロントページの続き (72)発明者 バウム・ケビン エルアメリカ合衆国イリノイ州 60195 、ホフマン・エスティン、ウィンストン・ドライブ3695

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.送信機によって送信チャネルを介し受信機に送信された一連のシンボルから なる信号を受信するよう動作する受信機のためのビタービイコライザであって、 前記信号を構成する一連のシンボルの内の各シンボルは1組の可能なシンボルの 内のあるシンボルのシンボル値に対応するあるシンボル値を有し、前記ビタービ イコライザは前記送信チャネルによって送信する前に前記送信機によって発生さ れる一連のシンボルを表す最尤パスを決定するためのものであり、前記ビタービ イコライザは、 ある時間インターバルにおける可能な状態を規定するための手段であって、該可 能な状態は前記組の可能なシンボル値の部分集合によって規定され、前記ある時 間インターバルの内の隣接するものにおいて可能な状態を規定する前記部分集合 は少なくとも1つのオーバラップしない要素からなるもの、 前記ある時間インターバルの内の隣接するものにおいて規定される可能な状態を 接続するためのパスを形成する手段、そして 前記隣接時間インターバルにおける状態を接続するパスの内の個々のものをサバ イバパスとして選択し送信チャネルによるその送信に先立ち前記送信機によって 発生される一連のシンボルを表す最尤パスを形成するための手段、を具備するビ タービイコライザ。
  2. 2.前記可能な状態を規定するための手段によって規定される前記可能な状態は π/4、差分、位相シフトキーイング変調信号のシンボル値からなる、請求の範 囲第1項に記載のビタービイコライザ、
  3. 3.前記π/4、差分、位相シフトキーイング変調信号のシンボル値はπ/4の 集合を含むシンボルの位相からなる、請求の範囲第2項に記載のビタービイコラ イザ。
  4. 4.前記ある時間インターバルの内の第1の任意の2つの隣接するものにおいて 可能な状態を規定するための前記手段によって規定される可能な状態は可能な状 態の第1の部分集合を構成し、かつ前記ある時間インターバルの内の第2の任意 の2つの隣接するものにおいて可能な状態を規定するための前記手段によって規 定される可能な状態は可能な状態の第2の部分集合を構成する、請求の範囲第3 項に記載のビタービイコライザ。
  5. 5.前記可能な状態の第1の部分集合は第1の部分集合の前記π/4集合を構成 し、かつ前記可能な状態の第2の部分集合はπ/4の集合の第2の部分集合を構 成する、請求の範囲第4項に記載のビタービイコライザ。
  6. 6.前記第1の部分集合の可能な状態はπ/4集合の4つの位相を含む、請求の 範囲第5項に記載のビタービイコライザ。
  7. 7.前記第2の部分集合の可能な状態はπ/4集合の4つの位相を含む、請求の 範囲第6項に記載のビタービイコライザ。
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