JPH06502834A - 繊維梱の搬送装置および梱たが取り外し方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 繊維梱の搬送装置および梱たが取り外し方法技術分野 本発明は、フォークリフトトラックとフォークリフトトラックの昇降装置に配備 された挾み真状グリッパ装置とによる繊維梱用の梱搬送手段に関する。

背景技術 繊維梱用のフォークリフトトラックに配備されたグリッパ装置で、相互に向かっ て移動可能であり且つ複数の歯を備えた２対の挟み具からなり、これらの歯がほ ぼ水平の軸を中心に旋回可能なように、フォークリフトトラックの昇降装置に配 置されたものが知られている。このような梱搬送手段によって、繊維梱が貯蔵場 所から作業場所へと搬送される。この途中、通常鋼帯からなるだが（フープ）を 、繊維梱が圧縮縮小される前に手作業で外さなければならないという問題がある 。この目的のため、銅帯は作業員により、対応した寸法の切断ベンチや斧を使っ て分断される。梱のたかば非常に高い応力のかかった状態にあるので、梱たがを 分断するとき事故発生の危険が高い。

ＤＥ−Ｏ８３５４０１９１によれば、原料梱特に繊維原料梱のたがを破断する装 置で、精密カッターが個々のたかに対して高速で押圧される破断装置が知られて いる。このような破断装置では、例えばフォークリフトトラックによって繊維梱 が破断装置に対して保持される。

また、だが用の別の切断装置が、ＵＳ−ＰＳ　４７９４８７１によって知られて いる。

しかしこの周知の切断装置においても、繊維梱はたがのない表面である頂部と底 部で保持されており、高いプレストレス状態の梱たかが分断されたとき吹き飛ぶ ため、依然事故発生の高い危険をはらんでいる。

従って本発明の目的は、梱のだかをより安全に取り外し可能な繊維梱用の梱搬送 手段を提供することにある。

発明の開示 この目的を達成するため、本発明によれば、把持手段（装置）が独立に動作可能 な２対の把持挟み具からなる。これら独立に動作可能な把持挟み具は繊維梱を梱 だかのない表面でなく、梱たがのある領域で把持するため、把持挟み具でを繊維 梱を挟み押圧することによって、梱たがのプレストレス力は弱められる。従って 、分断しても梱たがは無秩序に吹き飛び出ず、把持挟み具によって一緒に保持さ れる。

把持装置の２対の把持挟み具は別々に開けられるので、切断装置の作動後、把持 挟み具を順番に開けば、分断後の繊維梱の膨張によって梱たがが落下する一方、 別封の把持挟み具が繊維梱を保持したままの状態となる。つまり、６対の把持挟 み具を順番に開くとき、梱たがはすでに分断されているので、もはやプレストレ ス状態にない。従って、梱たがは無秩序に回りの環境へ飛び出すことなく、落下 だけする。

一実施例においては、把持装置が把持挟み具の領域内に梱たが用の切断装置を備 える。切断装置を梱搬送手段に組み込めば、搬送中に梱たがを分断でき、作業ス テーションを１つ節約でき有利である。

好ましくは、切断装置がフォークリフトトラックと対面する繊維梱の表面に対し て配置される。この位置に配置すれば、フォークリフトトラックの昇降装置に取 り付けられた切断装置が、把持装置によって保持されている繊維梱の梱だかを最 も分断し易い。

切断装置はビータ−刃（たたき刃）からなる。ビータ−刃は梱たがのどんな種類 の銅帯でも１ビートで切断てき、その切断時繊維梱は把持装置の２対の把持挟み 具によって所定の位置にしっかり保持される。好ましくは、ビータ−刃が垂直に 配置され、繊維梱は梱たがか水平方向に延びるように把持される。

把持装置は、はぼ水平の軸を中心に旋回可能であってもよい。つまり、繊維梱を 拾い上げるのと反対の方法で置くこともできる。

一実施例においては、梱たかに対してこれを横断するように移動可能な梱たが用 のストリッパが、前記フォークリフトトラックと対面する繊維梱の表面に対して 配置される。このストリッパにより、把持挟み具が完全にあるいは少なくとも部 分的に繊維梱と係合しているとき、分断された梱だかを確実に取り除ける。特に 、６対の把持挟み具を完全に開かず、低い圧力で繊維梱を押圧しなから把持挟み 具で囲むようにすることができる。すなわち、梱たがの秩序立った除去が可能で ある。

また上記の目的は、 繊維梱を梱たがを備えた２つの側面で、独立に動作可能な２対の把持挟み具によ って挟み具のように把持すること、梱たがを繊維梱の一表面で分断すること、第 １対の把持挟み具を初めに開き、加圧繊維梱の膨張によって支持されているすで に切断された梱たがを落下させること、第１対の把持挟み具で再び把持すること 、次いで第２対の把持挟み具を開き、第２対の把持挟み具の領域内で梱たがを切 断すること、及び 第２対の把持挟み具で再び把持すること、を特徴とする方法によって達成される 。

上記の動作工程により、梱だかの自動的で、迅速且つ安全な取り外しが可能であ る。

あるいは上記の方法の代わりに、 繊維梱を梱たがを備えた２つの側面で、独立に動作可能な２対の把持挟み具によ って挟み具のように把持すること、梱たがを繊維梱の一表面で分断すること、第 １対の把持挟み具を完全にまたは部分的に開き、その間に第１対の把持挟み具の 領域内でストリンパを作動することによって、すでに切断された梱だかを落下さ せること、第１対の把持挟み具で再び把持すること、次いで第２対の把持挟み具 を完全にまたは部分的に開き、第２対の把持挟み具の領域内でストリッパを再び 作動することによって梱たがを取り除くこと、及び 第２対の把持挟み具で再び把持すること、を特徴とする方法も可能である。

この方法では、梱たがの除去が梱の解放圧によって行われるだけでなく、ストリ ッパによっても行われる。つまりこの方法では、把持挟み具を繊維梱から完全に 離さなくてもよいので、梱たがの除去をより秩序立った、従ってより危険の少な い方法で行える。

好ましくは、フォークリフトトラックを把持挟み具を備えた切断装置の保持具と して用いる。フォークリフトトラックを使うことで、貯蔵場所から作業場所への 繊維梱の搬送を有利に行える一方、その間の中間ステーションて梱たがを全自動 的に取り外せる。銅帯の処理も自動的に行えるように、各繊維梱を梱たが用の収 集または搬送装置上に保持することもできる。

図面の簡単な説明 以下、発明の実施例を図面を参照して詳しく説明する。

図１は本発明による把持及び切断装置を備えたフォークリフトトラックを示す斜 視図、図２は把持装置によって保持された繊維梱を示す概念図、図３は梱のだが 用ストリッパを示す斜視図である。

発明を実施するための最良の形態 フォークリフトトラック１は、はぼ垂直な方向に沿って上下に移動可能な前面の 昇降装置２に、少なくとも２つの歯７またはプレート状のグリッパ５をそれぞれ 備えた２つの把持挟み具６．８からなる把持装置４を有している。把持装置４は 昇降装置２に取り付けられた旋回装置９を備え、この旋回装置９により把持挟み 具６．８は例えば±１８０°回転移動可能である。

また旋回装Ｗ９の回転プレート１１上で、把持挟み具６．８は相互に接近または 離反する方向に移動可能であり、梱たがを備えた表面で各繊維梱を把持すると共 に、それらを把持挟み具６．８間に締め付ける。繊維梱１４は、切断装置１０の ビータ−刃（たたき刃）１６によって切断可能な数本の鋼帯１５からなる梱たが （フープ）１２を備え、ビータ−刃１６は両把持挟み具６．８間に配置されてい る。

その目的上、旋回装置９が設けられる場合、切断装置１０は回転プレート１１に 取り付けられるのが好ましく、また旋回装置９が設けられない場合には、ビータ −刃１６が鋼帯１５を横断して動作するように昇降装置２に取り付けられるのが 好ましい。ビータ−刃１６は、把持挟み具６．８の各歯７によって決まる両手面 間の中央に延びるのが好ましい。

繊維梱１４が把持挟み具６．８によって受け取られ、保持されているとき、切断 装置１０を作動させると、ビータ−刃１６が鋼帯１５に対して急速に加速され、 その結果鋼帯１５が切断される。繊維梱１４を加圧しているので、鋼帯１５のプ レストレスは減少されており、従って梱たが１２は切断されるだけで、周囲の環 境へ無秩序に飛び出さない。その後、例えばまず上方の把持挟み具６を゛開けば 、それによって上方の繊維梱部分が解放され、この部分に配置されていた鋼帯１ ５が落下する。銅帯の落下後、作業員はさらに残りの包装材料、例えば繊維梱の 膨張によって裂き開かれた袋用麻布の包装材料を取り除く。その後、上方の把持 挟み具６が再び閉じられ、これによって繊維梱１４は上方部分で保持される。そ して、今度は下方の把持挟み具８が開かれている間に、鋼帯１５及びその他残り の包装材料が同様に落下する。その後、下方の把持挟み具８も閉しられ、繊維梱 １４を作業場所へ電送することができる。

作業員はもはや直接鋼帯１５の取り外しに係わらなくてよいので、危険の発生原 因が除去される。鋼帯１５を落下させる間、繊維梱１４がフォークリフトトラン ク１によって図面には示してない収集容器あるいはコンベヤベルト上に保持され れば、鋼帯１５も同じ作業サイクルで処分できる。

図３は、梱だが１２用のストリッパ２０を備えた棚搬送手段の別の実施例を示す 分解斜視図である。

ストリッパ２０は昇降装置２に取り付けることができ、図３の実施例においては 、連続的に回転するチェーンまたは伝達ベルト２４に取り付けられ、梱たが１２ を横断する方向に移動されるいくつかのフック状引っかけ具２２を備えている。

回転チェーン２４は、繊維梱１４の上下端にそれぞれ配置された２つの向き変え プーリ２６によって各々１８０°づつ計２回向きを変えられる。向き変えブー１ Ｊ２６は各軸２８に取り付けられ、少なくともその１つが駆動可能で、それに取 り付けられた向き変えブーＩＪ２６を介してチェーン２４を連続的に回転移動さ せる。各軸２８は縦長のバー３０に軸受されており、この縦長バー３０は垂直方 向に延び、走行装置２及び繊維梱１４と共に上下に移動可能である。

尚図３の実施例では、それぞれフック状の引っかけ具２２を備える横方向に離間 した２つの回転チェーン２４が設けられている。また、右側の縦長バー３０は図 ３の分解図に示してない。

図中別個の外部分離装置として示された切断装置１０が、フォークリフトトラッ クと反対側の繊維梱１４の自由な表面で梱たが１２の鋼帯１５を切断し、次いて 例えば上方の把持挟み具６が全面的あるいは部分的に開かれた後、ストリッパ２ ０が作動される。モして把持挟み具６が完全に開かれたとき、ストリッパ２０が 鋼帯１５を確実に除去し、鋼帯１５は引っかけ具２２によって下方に引き下げら れる。この際、把持挟み具６を完全に開かず、グリッパ５から繊維梱１４に対す る一定の押圧を維持することも可能である。そのようにしても、フック状の引っ かけ具２２によって鋼帯１５を除去でかって下向きに移動するとき、それらの把 持挟み具８も開かれる一方、これと同時に上方の把持挟み具６を狭め、繊維梱１ ４をより高い圧力で保持することもできる。図３では、３つの上下に配置された フック状の引っかけ具２２を示したが、１つの引っかけ具２２を用いるだけでも あるいは３つ以外の複数の引っかけ具２２を並べて配置しても、鋼帯１５を確実 に取り外し、それらを廃物容器内または前述した収集及び搬送装置上へ除去する のに充分である。

さらに図１及び２の実施例に示したように、フォークリフトトラック１に面する 繊維梱１４の表面に対して、ストリッパ２０と一緒に切断装置１０を設けること も可能である。

また図１及び２の実施例と異なり、上方及び下方の把持挟み具６．８が梱の全高 を覆う高さを有するプレート状のグリッパ５として構成されており、把持挟み具 ６．８は別々に移動できるようになっている。把持挟み具６．８はこれらの間の 隙間に梱だが１２を横断するように延びた追加のプレート状保護装置３４を備え てもよく、保護装置３４は、分断された梱たが１２が両把持挟み具６．８間を横 方向に通り抜けて飛び出し作業員に怪我を負わせる危険を防ぐ目的を有する。

補正書の溶しく翻訳文）提出書 （特許法第１８４条の８） 平成５年３月１９日　輝へ

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．繊維梱（１４）用の梱搬送手段で、フォークリフトトラック（１）と該フォ ークリフトトラックの昇降装置（２）に配備された挟み具状把持装置（４）を備 えたものにおいて、前記把持装置（４）が独立に動作可能な２対の把持挟み具（ ６、８）からなることを特徴とする繊維梱の搬送装置。
2. ２．前記把持装置（４）が前記把持挟み具（６、８）の領域内に、梱たが（１２ ）用の切断装置（１０）を備えることを特徴とする請求の範囲第１項記載の繊維 梱の搬送装置。
3. ３．前記切断装置（１０）が、前記フォークリフトトラック（１）と対面する繊 維梱（１４）の表面に対して配置されたことを特徴とする請求の範囲第２項記載 の繊維梱の搬送装置。
4. ４．前記切断装置（１０）がビーター刃（１６）からなることを特徴とする請求 の範囲第２または３項記載の繊維梱の搬送装置。
5. ５．前記把持装置（４）がほぼ水平の軸を中心に旋回可能であることを特徴とす る請求の範囲第１から４項のいずれか一項に記載の繊維梱の搬送装置。
6. ６．前記梱たが（１２）に対してこれを横断するように移動可能な梱たが（１２ ）用のストリッパ（２０）が、前記フォークリフトトラック（１）と対面する繊 維梱（１４）の表面に対して配置されたことを特徴とする請求の範囲第１から５ 項のいずれか一項に記載の繊維梱の搬送装置。
7. ７．前記把持挟み具（６、８）と前記梱たが（１２）に対してこれらを横断する ように保護装置（３４）が配置され、該保護装置が前記把持挟み具（６、８）の 独立した移動を妨害することなく、前記把持挟み具（６、８）間の隙間を塞ぐよ うに延びたことを特徴とする請求の範囲第１から５項のいずれか一項に記載の繊 維梱の搬送装置。
8. ８．梱たが（１２）を分断することによって加圧状態にある繊維梱（１４）の梱 たが（１２）を取り外すための方法において、前記繊維梱（１４）を梱たが（１ ２）を備えた２つの側面で、独立に動作可能な２対の把持挟み具（６、８）によ って挟み具のように把持すること、 前記梱たが（１２）を前記繊維梱（１４）の−表面で分断すること、 前記第１対の把持挟み具（６）を初めに開き、その間に第１対の把持挟み具（６ ）の領域内で加圧繊維梱（１４）の膨張によって支持されているすでに切断され た梱たが（１２）を落下させること、前記第１対の把持挟み具（６）で再び把持 すること、次いで前記第２対の把持挟み具（８）を開き、第２対の把持挟み具（ ６）の領域内で前記梱たが（１２）を切断すること、及び前記第２対の把持挟み 具（８）で再び把持すること、を特徴とする梱たが取り外し方法。
9. ９．梱たが（１２）を分断することによって加圧状態にある繊維梱（１４）の梱 たが（１２）を取り外すための方法において、前記繊維梱（１４）を梱たが（１ ２）を備えた２つの側面で、独立に動作可能な２対の把持挟み具（６、８）によ って挟み具のように把持すること、 前記梱たが（１２）を前記繊維梱（１４）の−表面で分断すること、 前記第１対の把持挟み具（６）を完全にまたは部分的に開き、その間に第１対の 把持挟み具（６）の領域内でストリッパ（２０）を作動することによって、すで に切断された梱たが（１２）を落下させること、 前記第１対の把持挟み具（６）で再び把持すること、次いで前記第２対の把持挟 み具（８）を完全にまたは部分的に開き、第２対の把持挟み具（６）の領域内で 前記ストリッパ（２０）を再び作動することによって前記梱たが（１２）を取り 除くこと、及び 前記第２対の把持挟み具（８）で再び把持すること、を特徴とする梱たが取り外 し方法。
10. １０．前記フォークリフトトラック（１）を、把持挟み具（６、８）を備えた切 断装置（１０）の保持具として用いることを特徴とする請求の範囲第８または９ 項記載の梱たが取り外し方法。