JPH06501651A - 電動ハンドツールにおける装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 手動電動工具における結合装置 本発明は請求の範囲第１項の上位概念に記載された手動電動工具におけるバッテ リの機械的及び電気的結合のための装置に関する。

ＤＥ−Ａ３７４２２６８号明細書からは既に、工具ケーシング内及び／又は工具 ケーシングにバッテリーバックを収容し保持するための装置を備えた電動工具が 公知である。この装置では、バッテリーバックが付加的なリンーグを用いて手動 工具に固定可能である。この場合電動工具及びバッテリーパックのみならずリン グにもロック部材が備えられている。バッテリーパックの接続のためには差込運 動も回転運動も必要である。

それに加えて使用者はバッテリーバックを取り付ける前に、リングが電動工具に 対して正しい回転位置にあることを確かめなければならない。このような結合装 置の製造にはコストがかかり、その取扱いにも手間がかかるものである。その他 にもバッテリーパックの外側ではバッテリーの接点がむき出し状態であって、短 絡を生せしめるおそれがある。

発明の利点 本発明の請求の範囲第１項の特徴部分による装置及びケーシングは次のような利 点を有する。すなわちバッテリーの結合が簡単化され、さらに電気的な接点が接 触及び短絡から保護されるという利点を有する。本発明による装置では手動電動 工具における操作部材が必要な（なる、また装置を支持する他には唯一バッテリ ーケーシングの接続と取外しくゆるめ）の際の片手間しかかからない。誤った取 外しを避けるために、回転運動の前に軸方向運動を行わなければならないように させることも可能である。

本発明の有利な構成例及び改善例は従属請求項に記載されている。特に有利には 、手動工具の収容部にアンダーカットされた切欠きとして構成された係止手段が 配置されている。この係止手段は、差込側の方へ角が付けられ、さらに少な（と も１つの周面方向において丸みを付けられるか又は斜めに面取りされて構成され ている。このような構成によりバッテリーケーシングを収容部へ軸方向で差込む 場合の当該係止手段の簡単な保合と、さらにバッテリーケーシングを収容部に対 して回転させることによる当該係止手段の容易な解除が可能となる。収容部の周 面に非対称的に分布配置された同軸的な溝は次のような利点を有する。すなわち バッテリーケーシングが所定の回転位置においてしか差込まれ得ないという利点 を有する。それにより例えば付加的に配置された信号伝送用の簡単な接触面が正 しい位置でその対向面と接触するものとなる。その他にも前記構成により、通常 は非円形をしているバッテリーケーシングの、当該機構部分に応じた正しい回転 位置が確実に保証される。特に収容部か又は差込部において当該係止手段を弾性 的なもどり止め（爪）として構成することも有利である。このもどり止め（爪） は当該留め付は機構の対応部分における切欠き（アンダーカット部）へ保合する 。収容部における溝の分布配置に応じた係止手段の分布配置により、差込部分に おいて付加的な機構を用いることなく簡単な手法で手動工具に対するバッテリー ケーシングの正確な回転位置が確実に保証される。電気的な給電接点（コンタク ト）をそれぞれ結合装置の内部シニ配置することにより、該給電接点が不所望の 接触から保護される。この不所望の接触は腐食又は短絡のもとになり得る。この ような保護は特にバッテリーケーシングにおいて重要である。なぜならこのバッ テリーケーシングは時折使用者によって不用意に工具箱の中に収納されることが あるからである。

図面 本発明の実施例は図面に示されており、以下に詳細に説明される。

図１は、手動工具の収容部の横断面図である。

図２は、該収容部の平面図である。

図３は、差込部を有するバッテリーケーシングを示した図である。

図４は、差込部の平面図である。

実施例の説明 部分的番二しか示されていない手動工具のケーシング２には、該ケーシング２内 へ延在するカンブ状の収容部３が配置されている。この収容部３は外側に向いた 端面４と、実質的に円形の横断面を有している。収容部３の内部では内部スリー ブ５と外部スリーブ６とが同心的に位置している。この２つのスリーブは端面に 対し後退する形でずらされて配置されている。スリーブ５及び６により、電気的 な給電接点８友び９を有する二重のブツシュ７が形成される。この目的のために スリーブ５及び６は金属スリーブとして構成されるか、又はその内側が金属面で 覆われる。給電接点８．９はここでは図示されていない手動工具の駆動モータと 電気的に接続される。

収容部３は、その局面において非対称的に分布配置された３つの同軸的な溝１１ を有している。端面側４に向けて二の溝１１は案内傾斜部１２により拡張されて いる。端面側４とは反対側の、当該溝１１の内側端部にはそれぞれアンダーカッ トされた切欠き１３が配置されている。この切欠き１３は端面側４、すなわち差 込側に向けて角が付けられており、さらに周方向で両側が丸みをつけられている 。収容部３の底面１４には信号伝送用の２つのキノコ状の接触面１５が非対称に 配置されている。

図３において部分的に示されているケーシング１６（有利にはこの中に充電可能 なバッテリー１７が収納される）は、当該手動工具と結合するために、実質的に 円形の差込部１８を有している。この円形の差込部の局面から突出し、かつ前記 溝１１に非対称的に相応するように、弾性的なもどり止め（爪）として構成され た３つの係止手段１９が構成されている。これらの爪１９は、それぞれ１つの突 起２０を有している。この突起２０は収容部３内への押入の際に、切欠き１３に よって形成されたアンダーカット部に係合する。爪１９の後方には中空部２１が 構成される。それにより当該風１９は差込部１８の中央便へ曲がることができる 。差込部１８の中心には同心的な二重プラグ２３が位置している。この二重プラ グ２３は、内部のプラグビン２４と、該プラグビン２４の回りで当該プラグビン から距離をおいて配置されたプラグスリーブ２５を有している。この２つのプラ グ部分２４．２５は、それぞれその外周に各々１つの環状の弾性的な給電接点２ ６．２７を有している。この接点２６．２７はバッテリーと接続される。この給 電接点２６．２７は当該二重プラグ２３ないし差込部１８の内部に隠されるよう に納められている。それにより例えば指による給電接点との接触等が避けられ得 る。この目的のために、この給電接点はプラグビン２４ないしプラグスリーブ２ ５の先端部分の手前で既に終端しており、さらにこの領域内で軸方向でカバーさ れている。二重プラグ２３と差込部１８の外周との間には、接触面１５に対向す る接触面２８が配置されている。この接触面２８は弾性的に構成することができ る。これらの接触面は、例えば充電バッテリー１７の温度監視のための信号伝送 に用いる。

差込装置の取扱いは極めて簡単である。バッテリーケーシング１６は片手で取扱 われ、爪１９と溝１１の位置に相応して簡単に軸方向に沿って収容部３内に差込 むことができる。この場合爪１９は案内傾斜部１２に沿って内部へ押し込まれ、 それに続いて切欠き１３内へ自動的にはまる。この差込みと同時に給電接点８゜ ９及び２６．２７が相互に接続される。同様に、必要に応じて接触面１５と２８ が相互で導通接触状態になる。それによりケーシング１６は機械的及び電気的に 確実に、手動工具のケーシング２と結合される。バッテリーケーシング１６を取 外すためには、該ケーシング１６を約３００だけ右か左に回転させる。それによ り爪１９の丸みを付けられた縁部が当該の丸みを付けられた切欠き１３周縁に沿 ってスライドし、その除重１９が切欠き１３から完全に抜は出るまでは当該爪１ ９は内側に曲がる。給電接点の同心的な配置構成はパンテリーケーシング１６の 回転の妨げにはならない。

爪１９が外れると、バッテリーケーシング１６は軸方向に引き出すことによって 藺単に手動工具から取外すことができる。

バッテリーケーシング１６の誤った取外しを回避するために、通常の位置に収ま っているケーシングの不必要な回転移動を相応の手段によって、例えば当該領域 における切欠き周縁のへりを鋭くするか及び／又は爪１９の側縁部のへりを鋭く することによって回避することも可能である。この構成では、当該係止接続を解 除するためにまず軸方向での押し込み圧力を収容部３方向へ加えることが必要に なる。それにより爪１９はここでは図示されていない切欠き１３の丸みを付けら れた周縁領域に達し得る。この位置では再び当該係止接続の解除が図示の実施例 のように可能である。その際場合によってはへりの鋭い爪１９縁部が丸みを付け られた当該切欠き１３の周縁に亘ってスライドする。

国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．手動電動工具におけるバッテリー（１７）の機械的かつ電気的な結合のため の装置であって、該装置は収容部（３）を有しており、該収容部（３）は実質的 に円形の横断面を有している、装置において、前記収容部（３）の内部に、バッ テリー（１７）のための同心的に配置された電気的給電接点（８，９）を有する 二重ブッシュ（７）と、バッテリーケーシング（１６）の固定のための係止手段 （１３）とが配置されており、該バッテリーケーシング（１６）は当該収容部（ ３）内で回転可能であるように構成されていることを特徴とする手動電動工具に おける接続装置。 ２．前記バッテリーケーシング（１６）は軸方向での差込みによって当該収容部 （３）と連結可能であり、この場合前記係止手段（１３）は自動的に係止するの ものである、請求の範囲第１項記載の装置。 ３．前記係止手段（１３）は切欠き（１３）として形成されており、該係止手段 （１３）の前方には差込方向において案内傾斜部（１２）が設けられている、請 求の範囲第１項又は２項記載の装置。 ４．前記切欠き（１３）は差込側方向で角を付けられ、さらに少なくとも１つの 周面方向で丸みを付けられるか又は斜めに面取されて構成されている、請求の範 囲第３項記載の装置。 ５．前記収容部（３）はその周面に非対称的に分布配置された同軸的な溝（１１ ）を有している、請求の範囲第１項〜４項いずれか１項記載の装置。 ６．前記収容部（３）は非同心的に配置された信号伝送用接触面（１５）を有し ている、請求の範囲第１項〜５項いずれか１項記載の装置。 ７．例えば充電可能なバッテリー（１７）を手動電動工具に機械的かつ電気的に 結合するためのケーシング（１６）であって、該ケーシング（１６）は例えば前 記請求の範囲の１つによって構成されており、実質的に円形の差込部（１８）を 有する、ケーシングにおいて 差込部（１８）の中に、バッテリー（１７）と接続される電気的給電接点（２６ ，２７）を有する二重プラグ（２３）と、当該ケーシング（１６）を手動工具に 固定するための係止手段（１９）とが同心的に配置されていることを特徴とする 、ケーシング。 ８．前記係止手段（１９）は弾性的な爪（１９）として構成されており、該爪（ １９）は手動工具の収容部（３）においてアンダーカットされた切欠き（１３） へ係合するものである、請求の範囲第７項記載のケーシング。 ９．前記係止手段（１９）は差込部（１８）の周面に亘って突出しており、さら に非対称的に周面に分布配置された収容部（３）の溝（１１）へ差込可能である 、請求の範囲第７項又は８項記載のケーシング。 １０．前記給電接点（２６，２７）は、差込部（１８）内部に隠されるように配 置されている、請求の範囲第７項〜９項いずれか１項記載のケーシング。 １１．前記差込部（１８）は、非同心的に配置されている信号伝送用の接触面（ ２８）を有している、請求の範囲第７項〜１０項いずれか１項記載のケーシング 。