JPH065015Y2 - 係止治具及びその取付け装置 - Google Patents

係止治具及びその取付け装置

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JPH065015Y2
JPH065015Y2 JP832689U JP832689U JPH065015Y2 JP H065015 Y2 JPH065015 Y2 JP H065015Y2 JP 832689 U JP832689 U JP 832689U JP 832689 U JP832689 U JP 832689U JP H065015 Y2 JPH065015 Y2 JP H065015Y2
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JP
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long nozzle
scale breaker
molten steel
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tundish
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JP832689U
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JPH02104170U (ja
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寿郎 草場
博美 井上
国英 出光
信雄 綾田
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、連続鋳造鋳片内の非金属介在物を低減するた
めのロングノズル下部に係止するタンディッシュ内スラ
グ排除用の治具およびその取付け装置に関するものであ
る。
従来の技術 取鍋からロングノズルを介してタンディッシュ内に溶鋼
を注入する際のロングノズルの改良技術としては、特開
昭61-30268号公報及び実公昭61-6987号公報に開示があ
る。
前者はロングノズルの下方露出部に通気孔を設けて、溶
鋼の突沸現象を回避するものである。又後者はロングノ
ズル上部に比べ下部の内径が大きい漸次拡大型ロングノ
ズルで溶湯の再酸化を防止するものである。
いすれも鋳片の品質を改良する技術であるが、大発明の
目的とするタンディッシュ内スラグ排除技術としては充
分なものではない。
考案が解決しようとする課題 すなわち、上記に示す従来技術では、いずれもロングノ
ズル下部が開放状態である。ロングノズルを交換した
り、ロングノズル内に付着しているアルミナ等を酸素で
洗う場合、一旦ロングノズルはタンディッシュ内溶鋼に
浸漬した位置から上部に引き上げてしまう。その後再
度、ロングノズルをタンディッシュ内溶鋼に浸漬させる
が、ロングノズルの下部が開放状態であると、ロングノ
ズルが浸漬する際、ロングノズル下部内部に、タンディ
ッシュ内溶鋼上に浮遊している厚み約50〜200mmのスラ
グが混入してしまう。
ロングノズル内にスラグが混入している状態で、溶鋼を
取鍋に注入すると、例えば320ton鍋で溶鋼ヘッド5mと
すると、溶鋼流は約10m/secの高速流となり、ロングノ
ズル内のスラグをたたき流して拡散させるため、この拡
散したスラグがタンディッシュ内で浮上せず、鋳型以降
の凝固過程で非金属介在物として混入して、鋼材の品質
欠陥(例えばUST欠陥)を招来する。
本考案は取鍋からロングノズルを介してタンディッシュ
に溶鋼を注入する際、タンディッシュ溶鋼湯面上のスラ
グと注入する溶鋼との混入を防止する治具及びその取付
け装置を提供するものである。
課題を解決するための手段 (1)スケールブレーカーと止め具とからなり、スケー
ルブレーカーは厚さ1mm以上の鋼板製で、垂直高さはタ
ンディッシュ内溶鋼湯面上のスラグ厚より大きい逆錐体
形状を有し、該逆錐体の内部は中空で、頂点に2〜20mm
φ相当の溶鋼注出孔を有し、止め具はスケールブレーカ
ーをロングノズルに係止するためのもので、2本以上の
V字型棒からなり、スケールブレーカーに固設したもの
である係止治具、及び (2)スケールブレーカーを支持及び固定する固定支持
部材12と、固定支持部材と一体化され直線上に移動可能
な筒体14と、該筒体を支持する筒体支持部材15と、上記
筒体を直線状に移動せしめる回動部材16〜18とを備えた
ことを特徴とするロングノズル下部に係止する治具の取
付け装置、である。
考案の具体的説明 以下図面にもとづいて本考案を説明する。
第1図は本考案係止治具の実施例を示す立面断面図であ
る。
すなわち、本考案係止治具はスケールブレーカー7と止
め具8とからなり、スケールブレーカー7は溶鋼に接し
ても1〜2分以上溶融しないよう板厚1mm以上の鋼板製
の逆錐体形状を有している。錐体とは代表的には円錐及
び角錐である。
スケールブレーカーの内部4は中空で、錐体の頂部に溶
鋼注出孔5を有している。注出孔の形状は問わないが、
溶鋼注出がスムースに行われるものであればよい。
たとえば円形は好ましく、平均直径(d)は2〜20mmφが
好ましい。この値が2mm未満であると、溶鋼をタンディ
ッシュに注入する際、溶鋼が逆流し、溶鋼の突沸現象が
生じるので好ましくない。
又、20mmを超えると、スケールブレーカーを溶鋼中に浸
漬した際、タンディッシュ内のスラグが注出孔からロン
グノズル内部に浸入し、溶鋼と混入するため好ましくな
い。
次に止め具8はスケールブレーカー7に固着していて、
たとえば第3図に示すように、スケールブレーカーをロ
ングノズル6に係止するためのものである。そのため2
本以上のV字型棒を用い、V字型のバネの挟み力でロン
グノズルに係止する。安定に係止するため2本以上を使
用し、2本でもよいが、4本がより好ましい。棒の形状
はロングノズルが係止できれば特に限定するものではな
く、代表的には丸棒が使用される。
第2図は第1図の斜視概要図である。
第3図は本考案の係止治具をロングノズルに挿着したと
きの立面図である。
第4図は本考案の係止治具をタンディッシュ内溶鋼2に
浸漬したときの図である。浸漬する際、ロングノズル下
部にはスケールブレーカーが係止されているので、湯面
上に浮遊しているスラグがロングノズル内部に混入する
のを防止することができる。
浸漬後1〜2分以上経過後スケールブレーカーは溶融す
るが、その時ノズル内には溶鋼が充満しているので、そ
の後スラグの混入はない。
第5図は本考案の実施例を示す全体概要図で、取鍋1中
の溶鋼はロングノズル6を経由して、スケールブレーカ
ー7の頂部にある溶鋼注出孔5よりタンディッシュ11内
に注入される。溶鋼はタンディッシュの下堰9の上方、
上堰10の下方を経由して、タンディッシュ11の吐出口22
より図外の鋳型へ注入される。
第6図は、係止治具をロングノズル6に取付ける装置の
概要図である。
すなわち取付け装置は、スケールブレーカー7を支持及
び固定する固定支持部材12と、固定支持部材と一体化さ
れ、直線軸20上を移動可能な筒体14と、筒体がスライド
する際筒体を支持する筒体支持部材15と、筒体を移動せ
しめる回動部材(16〜18)から構成される。
ここで、固定支持部材のスケールブレーカーとの接触面
は、スケールブレーカーとほぼ同一の形状を有し、この
接触面でスケールブレーカーを支持する。なお、支持部
材の中心部にはスケールブレーカーの溶鋼吐出孔に挿入
されスケールブレーカーを固定する固定棒13が付設され
ている。固定棒は丸棒でも角棒であってもよい。
回動部材は、筒体支持部材15と、中心軸16と、ワイヤー
支持部材17と、回動棒18とからなりたっている。ここ
で、回転棒を回動方向19へ回転させることにより、中心
軸、ワイヤー支持部材を介して、筒体に固定されたワイ
ヤーが引張られ、筒体14は直線上に距離Lだけ移動す
る。支持部材12に支持・固定されたスケールブレーカー
も同時に移動し、ロングノズル6に留め具8がかかり、
ロングノズルにスケールブレーカー8が挿着される。
考案の効果 本考案によって、取鍋交換時、ロングノズルを浸漬注入
位置から出し入れる際(例えばロングノズル交換また
は、ロングノズル内洗浄等の操業の場合)、新たにロン
グノズルをタンディッシュ湯面内に浸漬する場合、スラ
グの混入がなく、後鍋溶鋼の注入が可能となり、鋳片内
部に非金属介在物の混入が防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は本考案治具の説明図、第6図は本考案取付
け装置の説明図である。 1……取鍋、2……溶鋼、3……スラグ、4……内部、
5……溶鋼注出孔、6……ロングノズル、7……スケー
ルブレーカー、8……止め具、9……下堰、10……上
堰、11……タンディッシュ、12……固定支持部材、13…
…固定棒、14……筒体、15……筒体支持部材、16……中
心軸、17……ワイヤー支持部材、18……回動棒、19……
矢印(回動方向)、20……直線(移動方向)、21……ワ
イヤー、22……吐出口。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スケールブレーカーと止め具とからなり、
    スケールブレーカーは厚さ1mm以上の鋼板製で、垂直高
    さはタンディッシュ内溶鋼湯面上のスラグ厚より大きい
    逆錐体形状を有し、該逆錐体の内部は中空で、頂点に2
    〜20mmφ相当の溶鋼注出孔を有し、止め具はスケールブ
    レーカーをロングノズルに係止するためのもので、2本
    以上のV字型棒からなり、スケールブレーカーに固設し
    たものである係止治具。
  2. 【請求項2】スケールブレーカーを支持及び固定する固
    定支持部材12と、固定支持部材と一体化され直線上に移
    動可能な筒体14と、該筒体を支持する筒体支持部材15
    と、上記筒体を直線上に移動せしめる回動部材16〜18と
    を備えたことを特徴とするロングノズル下部に係止する
    治具の取付け装置。
JP832689U 1989-01-30 1989-01-30 係止治具及びその取付け装置 Expired - Lifetime JPH065015Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH02104170U JPH02104170U (ja) 1990-08-20
JPH065015Y2 true JPH065015Y2 (ja) 1994-02-09

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