JPH0650079A - 軸貫入装置の使用方法及び軸貫入装置 - Google Patents

軸貫入装置の使用方法及び軸貫入装置

Info

Publication number
JPH0650079A
JPH0650079A JP20268992A JP20268992A JPH0650079A JP H0650079 A JPH0650079 A JP H0650079A JP 20268992 A JP20268992 A JP 20268992A JP 20268992 A JP20268992 A JP 20268992A JP H0650079 A JPH0650079 A JP H0650079A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
elevating
shafts
swivel
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20268992A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Tsujii
剛 辻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP20268992A priority Critical patent/JPH0650079A/ja
Publication of JPH0650079A publication Critical patent/JPH0650079A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の重量増大及び大型化を避けながら、地
中止水壁施工や地盤改良等に用いられる軸を軸供給位置
から貫入位置まで安定して供給し、効率良く継足し貫入
する。 【構成】 走行体2に設置された同一の基台9上に、旋
回フレーム8及びリーダ10を設置するとともに、掘削
軸6を立直状態で縦横に並べて収納する軸収納装置20
を設置する。旋回フレーム8には、複数のチャック18
aを備えた昇降フレーム12を昇降可能に支持し、各チ
ャック18aで上記軸収納装置20最前列の掘削軸6の
上端6aを把持した後、旋回フレーム8を垂直軸G回り
に180°回転させた位置で、上記各掘削軸6の同時貫
入を行うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地中止水壁施工機械や
地盤改良機械をはじめとする基礎工事機械、ボーリング
装置等において、複数の軸同士を連結しながらこれらを
地中へ貫入するための装置等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、上記のような基礎工事機械等に
おいては、長尺の軸が使用されることが多い。例えば、
地中撹拌式の地盤改良装置においては、何十メートルに
も及ぶ撹拌軸が上下方向に設置される。このような長尺
の軸は、そのままでは製造、運搬が極めて困難であるた
め、一般には軸方向に複数に分割され、工事現場で適宜
継ぎ足されながら地中へ貫入される。
【0003】さらに近年は、軸同士を自動的に連結しな
がらこれらを貫入する装置が種々提案されている。例え
ば特開平2−243817号公報には、撹拌軸保持装置
部に格納した撹拌軸を撹拌軸つかみ装置部で把持しなが
ら、掴み機構部の旋回により上記撹拌軸をガイドフレー
ム前面まで移動させて順次継足し定位置へ供給するよう
にしたものが示されている。また、特公平3−4419
8号公報には、アーム先端に設けられた継足しホルダ
で、収納位置に収納されている2本の軸を一度に把持し
た後、これらの軸を上記アームの旋回に伴って上記収納
位置から貫入位置まで同時に水平移動させるようにした
ものが示されている。この装置によれば、2本の軸の移
送及び貫入を一度に行うことができる利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記各公報に示される
従来技術には次のような解決すべき課題がある。
【0005】(a) 近年、上記軸の貫入作業の能率向上を
図るため、多数本の軸、例えば3本以上の軸を一方向に
並べた状態で同時に貫入する装置の開発が要望されてい
る。
【0006】ここで、上記各公報に示される装置はいず
れも、アーム等の旋回部材の先端で軸を把持し、上記旋
回部材の旋回によって軸を移送するものであるため、1
本あるいは2本といった少数本の軸の供給は行うことが
できるが、3本以上の多数本の軸を一度に供給するとな
ると、これらの軸の重量に耐え得るまで旋回部材の強度
を高めなければならず、その補強による重量増大は免れ
得ない。
【0007】(b) 上記各公報に示される装置を走行体上
に設置して地盤上を移動可能となるようにする場合、こ
の装置を用いて多数本の軸を同時に貫入しようとする
と、これらの軸の重量や地盤から受ける力等により装置
全体がバランスを崩し易く、これを防ぐために走行体上
の適当な位置に大重量のカウンタウエイトを載せなけれ
ばならない。このようなカウンタウエイトは、装置全体
の重量を余分に増大させ、また小型化を妨げるものであ
り、非常に無駄の多い構造となる。
【0008】(c) 上記各公報に示される装置はいずれ
も、アーム等の旋回部材の先端で軸を把持し、上記旋回
部材の旋回によって軸をその収納位置から軸貫入手段の
軸把持部へ手渡すものであるため、作業が非常に面倒と
なる。すなわち、上記装置において軸をその収納位置か
ら貫入位置へ供給するためには、先ず収納位置にある軸
と継足しホルダ等を連結し、この継足しホルダ旋回後、
今度は上記軸の上端を貫入装置に連結し、さらに、軸と
継足しホルダ等を切り離すといった手順を踏まなければ
ならず、軸を取り出してから貫入するまでにこの軸と他
の部材との連結作業、及び切離し作業を何度も行わなけ
ればならない。
【0009】本発明は、以上のような課題を解決するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、地盤上を走行
する走行体と、この走行体上に旋回可能に設置された旋
回支持部材と、この旋回支持部材に昇降可能に支持さ
れ、一方向に並べられた複数の軸の上端をそれぞれ保持
する複数の保持部をもつ昇降部材と、この昇降部材を昇
降させることにより各軸の貫入を行う昇降駆動手段と、
上記走行体上に設置され、上記昇降部材の保持部の並び
方向である供給並び方向にこれら保持部の総数と同数の
軸を並べた状態でかつ立直状態で収納する軸収納部とを
備えた軸貫入装置の使用方法であって、上記軸収納部に
保持された軸の上端を昇降部材の保持部により同時に保
持し、この保持状態のまま昇降部材及び旋回支持部材を
略180°旋回させ、この位置で昇降部材を降下させる
ことにより各軸の貫入を行うものである(請求項1)。
【0011】また本発明は、地盤上を走行する走行体上
に、予め定められた供給並び方向に複数の軸を立直状態
で並べ、部材に昇降可能に支持され、一方向に並べられ
た複数の軸の上端をそれぞれ保持する複数の保持部をも
つ昇降部材と、この昇降部材を昇降させることにより各
軸の貫入を行う昇降駆動手段とを備えるとともに、上記
走行体上において上記旋回支持部材及び昇降部材による
軸貫入位置から上記旋回支持部材の旋回軸を挾んで反対
側の位置に、昇降部材の保持部の並び方向である供給並
び方向にこれら保持部の総数と同数の軸を並べた状態で
かつ立直状態で収納する軸収納部を設置したものである
(請求項2)。
【0012】上記軸収納部としては、上記供給並び方向
及びこれに略直交する収納並び方向の双方に複数の軸を
並べた状態で収納するように構成され、この軸収納部に
収納されている軸を上記収納並び方向に沿って昇降部材
に近づく向きに列単位で平行移動させる軸移送手段を備
えたものや(請求項3)、上記走行体上に旋回可能に設
置され、その上に上記昇降部材における保持部と同数の
軸からなる軸群を複数群旋回方向に並べて立直状態で支
持する軸支持台と、この軸支持台を旋回させることによ
り各軸群を上記昇降部材により取り出し可能な位置へ順
次供給する旋回移送手段とを備えたもの(請求項4)が
好適である。
【0013】なお、上記の「列単位で」とは、「互いに
供給並び方向に並んだ軸の列を保ったまま」ということ
を意味する。
【0014】また、上記旋回支持部材を上記昇降部材の
旋回半径が可変となるように構成するとともに、この昇
降部材の旋回半径を伸縮させる旋回半径伸縮手段を備え
たりすることにより、後述のようなより優れた効果が得
られる(請求項5)。
【0015】
【作用】請求項1,2記載の方法及び装置によれば、旋
回支持部材及び昇降部材の旋回により、複数本の軸の同
時貫入及び継足し貫入を行うことができる。より具体的
には、例えば次の要領で貫入を進めることができる。
【0016】まず、走行体を走行させることにより、昇
降部材を地盤上の所望の軸貫入位置に位置決めする。こ
の際、上記走行体上には軸収納部も設置されているの
で、上記走行により継足し用軸も同時搬送することがで
きる。
【0017】走行体停止後、昇降部材を旋回支持部材と
ともに一体に旋回させて軸収納部の軸供給位置まで移動
させ、この位置で、上記軸収納手段に収納された継足し
用軸の上端を昇降部材の各保持部で保持する。この保持
状態のまま、昇降部材及び旋回支持部材を略180°旋
回させ、この位置で昇降部材を下降させることにより、
各軸を地盤へ同時に貫入する。このとき、昇降部材によ
る軸の貫入位置と反対側の位置に軸収納部が位置してい
るので、その自重により、カウンタウエイトがない場合
や非常に小さい場合でもバランスを崩すことなく貫入を
進めることができる。
【0018】さらに、請求項3記載の装置によれば、軸
収納部の前列に収納されていた軸を上記のようにして昇
降部材により取り去り、貫入している間、軸収納部にお
いて、この軸収納手段に収納されている一列分の継足し
用軸を軸移送手段によって同時に平行移動させ、これら
の継足し用軸をそれぞれ上記軸供給位置に新たに供給す
れば、上記貫入作業終了後、昇降部材及び旋回支持部材
を再び略180°旋回させることにより、上記昇降部材
で新たな継足し用軸を直ちに保持することができる。こ
の保持後、昇降部材及び旋回支持部材を再び略180°
旋回させ、この保持している継足し用軸の上端を既に貫
入されている軸の上端にそれぞれ連結し、この状態から
昇降部材を下降させることにより、各軸の継足し貫入を
同時に行うことができる。
【0019】同様に、請求項4記載の装置によれば、旋
回移送手段で軸支持台を適宜旋回させることにより、こ
の軸支持台上に支持されている軸を軸群ごとに昇降部材
による取り出し位置へ順次供給することができる。
【0020】また、請求項5記載の装置によれば、上記
昇降部材及び旋回支持部材の旋回とともに、昇降部材及
び旋回支持部材の旋回半径を変えることにより、軸収納
部から軸を取り出す際にこの軸と軸収納部とが干渉する
のを避けたり、各軸の貫入位置の微調整を行ったりする
ことができる。
【0021】
【実施例】本発明の第1実施例を図面に基づいて説明す
る。なお、この実施例では、5本の掘削軸6を幅方向
(本発明における供給並び方向;図1奥行き方向で図2
上下方向)に並べて同時に地中へ継足し貫入する多軸掘
削機について説明するが、本発明において同時貫入する
軸は、複数であればその本数を問わない。
【0022】図1,2に示すように、この掘削機は地盤
1上を走行する走行体2を備え、この走行体2は、左右
一対のクローラ4及びアウトリガジャッキ5を備えてい
る。この走行体2の本体上端には水平方向に延びる基台
9が固定され、この基台9上に、ターンテーブル7を介
して垂直軸G回りに旋回可能に旋回フレーム8が設置さ
れている。この旋回フレーム8には、上方に立直するリ
ーダ10が装着され、このリーダ10の背部(図1では
左側部)は、伸縮可能なロッド11を介して旋回フレー
ム8に支持されている。
【0023】上記リーダ10には、図略のガイドレール
を介して昇降フレーム(昇降部材)12が昇降可能に支
持されている。リーダ10の上端にはシーブ支持部材1
5が設けられ、このシーブ支持部材15の前後両端部及
び上記昇降フレーム12の上部にシーブ13a,13
b,13cがそれぞれ回転可能に取付けられており、各
シーブ13a〜13cにワイヤ14がかけられている。
このワイヤ14の端部は、上記旋回フレーム8に搭載さ
れた昇降ウインチ(昇降駆動手段)16のドラムに巻き
付けられており、この昇降ウインチ16の作動により昇
降フレーム12がリーダ10に沿って昇降駆動されるよ
うになっている。
【0024】すなわち、上記旋回フレーム8及びリーダ
10によって本発明における旋回支持部材が構成されて
いる。
【0025】上記昇降フレーム12には、その幅方向
(図1の奥行き方向;図2の上下方向)に一列に並んだ
状態で複数本(図例では5本)の回転軸18が自軸回り
に回転可能に支持されている。各回転軸18の上端に
は、この回転軸18を回転駆動するモータ17が連結さ
れ、下端には、掘削軸6の上端6aを着脱可能に把持す
るチャック(保持部)18aが設けられている。そし
て、このチャック18aで掘削軸6が把持された状態で
上記回転軸18と一体に掘削軸6が回転駆動されながら
昇降フレーム12が下降することにより、掘削軸6が地
盤1へ貫入されるようになっている。
【0026】基台9において、上記旋回フレーム8の前
方(図1,2では左方)の位置には、軸着脱装置(軸保
持手段)19が設けられている。この軸着脱装置19
は、上記昇降フレーム12によって既に地盤1に貫入さ
れた掘削軸6の上部を把持して固定するとともに、この
既貫入掘削軸6の上端6aと、昇降フレーム12に把持
された継足し掘削軸6の下端6bとを両者を嵌合状態で
自動的に連結するものである。
【0027】なお、この軸着脱装置19の具体的な構成
は問わず、従来から用いられているものを適用してもよ
いし、軸着脱装置19を省略して手動で軸6同士を連結
するようにしてもよい。また、軸同士の連結構造も特に
問わず、従来から用いられている軸継手をはじめとして
種々のものを用いることができる。
【0028】上記リーダ10は、旋回フレーム8にその
旋回半径方向に移動可能に設置されており、この移動に
より昇降フレーム12の旋回半径が伸縮するようになっ
ている。そのための構造を図3,4に示す。
【0029】図3に示す旋回フレーム8の内部には、図
4に示すような内部フレーム34が設けられており、こ
の内部フレーム34によりリーダ10が支持されてい
る。
【0030】具体的に、リーダ10の下端部にはその幅
方向にシャフト30が貫通し、このシャフト30とリー
ダ10との間に軸受28が設けられており、リーダ10
はシャフト30回りに回動可能とされている。シャフト
30の両端部30aにはブッシュ32が固定される一
方、上記内部フレーム34にはブッシュ32を旋回フレ
ーム8の旋回半径方向(図4の奥行き方向)に案内する
ガイド36が固定されている。シャフト30の中央部に
はブラケット38が固定される一方、旋回フレーム8内
には前後方向に油圧シリンダ(旋回半径伸縮手段)40
が配設されており、この油圧シリンダ40のロッド40
aの先端が上記ブラケット38に連結、固定されてい
る。従って、上記油圧シリンダ40の伸縮により、これ
と連結されたシャフト30と一体にリーダ10が旋回フ
レーム8の旋回半径方向にスライド移動するようになっ
ている。
【0031】さらに、この装置の特徴として、上記基台
9上において軸貫入位置(すなわち軸着脱装置19の配
設位置)と上記垂直軸Gを挾んで反対側となる位置(す
なわち180°離間した位置)に、軸収納装置(軸収納
部)20が設置されている。
【0032】この軸収納装置20は、図1,2に示すよ
うに、掘削軸6を供給並び方向(すなわち図1二点鎖線
の状態にある昇降フレーム12における各回転軸18の
並び方向)に5本並べ、かつこれを前後方向(収納並び
方向)に5列並べながら掘削軸6を立直状態で収納する
ものである。この軸収納装置20は、上記基台9上に立
設される複数本の支柱24を備え、この支柱24の上端
に水平な上部フレーム26が固定されている。
【0033】この軸収納装置20は、第1移送手段(軸
移送手段)50を備えている。この第1移送手段50
は、図8,9に示すように基台9上に設置され、掘削軸
6を上記整列状態で下から支持するとともに、これらの
掘削軸6を1列単位で順次前方(図5,7では左方)に
送り出すものである。
【0034】具体的に、上記基台9上の左右位置には、
それぞれ前後一対のスプロケット61,62が基台9側
に回転可能に支持されており、前側のスプロケット62
は、基台9上に設置された図略の移送用モータの出力軸
にチェーンを介して連結されている。前後のスプロケッ
ト61,62の間にはチェーン64が掛けわたされ、各
チェーン64にはテンションローラ66が押し当てられ
ている。そして、これらのチェーン64に、複数の台車
54がブラケット68を介して連結されている。
【0035】これらの台車54のうち、互いに貫入並び
方向に並ぶ台車54同士は、同方向に延びる連結部材5
8を介して相互連結されている。ここで、左右の台車5
4同士の中間にも台車54が配され、さらに、各台車5
4同士の間には軸支持板60が配されている。すなわ
ち、この第1移送手段50においては、左側から順に、
台車54、軸支持板60、台車54、軸支持板60、台
車54の順番でこれらが貫入並び方向に連結部材58で
相互連結されている。また、これら軸支持板60及び各
台車54の上面には、嵌入部56が上向きに突設されて
いる。
【0036】一方、上記基台9上において、各台車54
の並び位置に対応する位置には、前後方向(図5,6で
は左右方向)に延びる3本のガイドレール53が設置さ
れている。これらのガイドレール53は、互いに平行な
状態で、支持フレーム52上に固定されている。この支
持フレーム52は、図5における手前側の支柱24と奥
側の支柱24との間に配され、これらの支柱24に両端
が固定されている。
【0037】各ガイドレール53上には、上記台車54
のうち、所定個数(この実施例では5個)の台車54が
走行可能となっている。そして、このガイドレール53
に乗り上げた台車54の嵌入部56、及びこの台車54
と連結された軸支持板60の嵌入部56に各掘削軸6の
下端6bが外嵌されることにより、各台車54上及び軸
支持板60上に掘削軸6が立直状態で支持されるように
なっている。そして、この支持状態において、前記移送
用モータの作動でスプロケット62が図5矢印方向(同
図時計回り方向)に回転駆動されることにより、各掘削
軸6が台車54及び軸支持板60とともに最前列に向か
って収納並び方向に列単位で順次移送されるようになっ
ている。
【0038】上記掘削軸6において、互いに貫入並び方
向に並ぶ掘削軸6の上部同士は、図7,8にも示すよう
な連結部材69を介して互いに連結されている。各連結
部材69は、前後に分断された半割形状をなし、計5個
のリング状の軸受部69aと、軸受部69a同士を連結
する連結板69bとを有している。各軸受部69aは、
各掘削軸6に外嵌された状態で、これら掘削軸6を回転
可能に支持するすべり軸受とされている。また、各連結
部材69の両外側には、板状の耳部69cが突設されて
いる。
【0039】これに対し、前記上部フレーム26上に
は、第2移送手段(軸移送手段)70が設置されてい
る。この第2移送手段70は、上記連結部材69の耳部
69cを支持した状態で、上記第1移送手段50と連動
して連結部材69全体を前後方向(すなわち収納並び方
向)に移送するものである。
【0040】具体的に、左右両外側の掘削軸6のさらに
外側の位置には、前後一対のスプロケット71,72が
配されている。これらのスプロケット71,72は上記
上部フレーム26に水平軸回りに回転可能に支持されて
おり、両スプロケット71,72の間にはチェーン74
が掛けわたされている。また、上記上部フレーム26上
には、前後方向に延びる左右一対のガイド部材76が支
柱75を介して固定されており、このガイド部材76に
よって上記チェーン74の上辺が下から支持されてい
る。左右両チェーン74には、上記収納並び方向での掘
削軸6の並び間隔と同間隔で支持部材78が固定されて
いる。各支持部材78は、上向きに開口する断面コ字状
の形状を有し、これらの支持部材78に上記連結部材6
9の耳部69cが上から嵌入されることにより、この連
結部材69をその両端で下から支持できるようになって
いる。
【0041】上記スプロケット72は、前記第1移送手
段50におけるスプロケット62と同等の形状を有し、
かつ、このスプロケット62に図略の駆動伝達機構を介
して連結されている。これにより、両スプロケット6
2,72が同じ回転速度で同期して回転し、第2移送手
段70が第1移送手段50と連動するようになってい
る。
【0042】次に、この掘削機による軸貫入手順を説明
する。
【0043】まず、1回目の貫入を行うにあたり、地盤
1上で走行体2を走らせ、所望の貫入位置に位置決めす
る。ここで、走行体2には軸収納装置20が設置されて
いるので、上記走行と同時に継足し用掘削軸6の搬送が
行われることとなる。そして、走行体2を所定位置に停
止させた後、掘削機を初期状態にセットする。この初期
状態は以下の通りである。
【0044】(a) ターンテーブル7上で旋回フレーム8
を適当に旋回させ、かつ油圧シリンダ40の伸縮で旋回
フレーム8に対して適当にリーダ10をスライドさせる
ことにより、昇降フレーム12の各チャック18aを、
軸収納装置20の最前列に収納されている5本の掘削軸
6の上方にそれぞれ位置させる(図1二点鎖線の位
置)。
【0045】(b) 軸収納装置20においては、予め各ガ
イドレール53上に5個の台車52を支持させるととも
に、これら台車52上及び軸支持板60上に掘削軸6を
立直状態で載置しておく。
【0046】(c) 第2移送手段70の各支持部材78内
に各連結部材69の耳部69cを嵌入する。
【0047】(d) リーダ10に対して昇降フレーム12
を上限位置(図1に示す高さ位置)まで上昇させる。
【0048】(e) 必要な場合はアウトリガジャッキ5を
図3二点鎖線及び図1に示すように地盤1上に張り出
す。
【0049】このような初期状態から、昇降ウインチ1
6を巻出し方向に作動させることにより、各チャック1
8aが軸収納装置20最前列の掘削軸6の上端部に到達
する位置まで昇降フレーム12を下降させる。そして、
各チャック18aで各掘削軸6の上端を保持した後、昇
降ウインチ16の巻上げ作動で上記昇降フレーム12を
再び上限位置まで引き上げる。これにより、各連結部材
69の耳部69cが支持部材78から上方に引き抜か
れ、最前列の掘削軸6は軸収納装置20からフリーにな
る。この引抜後、油圧シリンダ40を収縮させてリーダ
10を軸収納装置20から後退(図5右方向に移動)さ
せる。
【0050】次に、旋回フレーム8及びリーダ10を1
80°旋回させ、かつ油圧シリンダ40の伸長で旋回フ
レーム8に対してリーダ10を適当にスライド移動させ
ることにより、昇降フレーム12及びこれに保持した各
掘削軸6を図1実線に示す貫入位置にセットする。上記
旋回開始の際、上述のように油圧シリンダ40の収縮で
予め昇降フレーム12及びこれに保持されている掘削軸
6を軸収納装置20から後退させているので、上記旋回
によって各掘削軸6が軸収納装置20の支柱24等と干
渉することが未然に回避される。
【0051】旋回完了後、モータ17を作動させて各掘
削軸6を自軸回りに回転させながら、昇降ウインチ16
を巻出し方向に作動させて昇降フレーム12全体を下降
させることにより、5本の掘削軸6を一方向に並べた状
態で地中へ同時に貫入することができる。そして、これ
らの掘削軸6の大部分が地盤10内に入った状態、すな
わち各掘削軸6の上部のみが地盤10から突出した状態
で、上記モータ17及び昇降ウインチ16を停止させる
ことにより、第1列目の掘削軸6の貫入動作を終了す
る。
【0052】この時点で、昇降フレーム12は最下の位
置にある。この状態で、軸着脱装置19により既貫入の
各掘削軸6の上部を把持するとともに、各チャック18
aを開放状態に切換えてこれらのチャック18aと各掘
削軸6上端6aとを切り離す。そして、昇降ウインチ1
6を巻取り方向に作動させて昇降フレーム12を上限位
置まで引き上げる。
【0053】この昇降フレーム12の引上げ動作中、軸
収納装置20側では、第1移送手段50及び第2移送手
段70による掘削軸6の送り動作を列単位で行う。すな
わち、移送用モータを作動させることにより、後側スプ
ロケット62を図5矢印方向に回転させ、チェーン64
を駆動する。この駆動により、チェーン64に連結され
ている各台車54がガイドレール53上を走行する。そ
して、これらの台車54がその並びの1ピッチ分だけ移
動した時点で上記移送用モータによる駆動を停止する。
これにより、前から2列目の掘削軸6を最前列の軸供給
位置まで移送することができる。
【0054】なお、上記第1移送手段50による移送の
間、第2移送手段70は、その支持部材78に各連結部
材69の耳部69aが嵌入された状態で、この連結部材
69を上記第1移送手段50と連動して収納並び方向に
移送する。これにより、各掘削軸6は、その上部でも支
持された安定状態で収納並び方向に移送されることとな
る。
【0055】上記供給後、旋回フレーム8及びリーダ1
0全体を180°旋回させることにより、昇降フレーム
12を上記貫入位置から軸供給位置へ移動させる。そし
て、1回目の貫入動作と同様に、この昇降フレーム12
のチャック18aで各掘削軸6を保持し、昇降ウインチ
16の作動で上記昇降フレーム12を上限位置まで引き
上げ、油圧シリンダ40を収縮させて軸収納装置20か
らリーダ10及び昇降フレーム12を後退させた後、旋
回フレーム8の旋回及びリーダ10のスライドにより、
上記昇降フレーム12により保持している各掘削軸6
を、既に貫入位置において地盤1に貫入されている各掘
削軸6の上方に位置させることができる。
【0056】この状態から、昇降ウインチ16の巻下げ
方向の作動によって、現在チャック18aで保持されて
いる第2列の掘削軸6の下端6bが既貫入の掘削軸6の
上端6aに略当接する位置まで昇降フレーム12を下降
させ、この状態から軸着脱装置20を作動させることに
より、既貫入の掘削軸6の上端6aを今回供給した掘削
軸6の下端6bに連結する。その後、昇降ウインチ16
をさらに巻下げ方向に作動するとともに、モータ17を
作動させることにより、第1列目の掘削軸6の貫入と同
様に継足し貫入を行う。以下、このような動作を繰返し
行うことにより、掘削軸6を順次継足しながらの貫入を
進めることができる。
【0057】なお、貫入後、各掘削軸6の引抜を行う場
合には、上記と逆の動作を行うようにすればよい。すな
わち、掘削軸6を地盤1から引上げ、順次、軸着脱装置
20で掘削軸6同士の連結を切り離すようにすればよ
い。
【0058】このような掘削機によれば、多数本(実施
例では5本)の掘削軸6を同時に貫入し、また補給する
場合でも、各掘削軸6の移送を不都合なく安定して行う
ことができる。しかも、走行体2の基台9上に旋回フレ
ーム8及びリーダ10とともに軸収納装置20を設置し
ているので、走行体2の走行により継足し軸6を同時搬
送することができるとともに、この軸収納装置20の設
置位置を軸貫入位置から旋回軸(垂直軸)Gを挾んで反
対側の位置に設定しているので、この軸収納装置20が
カウンタウエイトの役割を兼ねることになり、従来のよ
うに重量バランスの目的のみに特別なカウンタウエイト
が搭載される装置に比べ、装置の無駄な重量増加及び大
型化を抑えることができる。また、貫入手段である昇降
フレーム12自身で継足し用軸6をつかみ、搬送するよ
うにしているので、従来のように搬送用の旋回アームか
ら貫入手段に掘削軸を受け渡す作業が不要になり、継足
し貫入に要する時間を大幅に短縮することができる。
【0059】さらに、この実施例装置では、掘削軸6の
貫入を行っている間に、第1移送手段50で掘削軸6の
送りを行うことができるので、能率が良く、作業時間の
短縮を図ることができる。また、すべての掘削軸6を立
直状態で収納しているので、その保管スペースが小さく
て済み、また、軸継足し回数を減らすために掘削軸6の
軸長を大きくしても、上記保管スペースの増大は招かな
い。
【0060】また、この実施例装置では、第1移送手段
50で各掘削軸6を下から支持するのに加え、各掘削軸
6を連結部材69で貫入並び方向に連結し、この連結部
材69を第2移送手段70で支持するようにしているの
で、より安定して掘削軸6の送りを行うことができる。
【0061】次に、第2実施例を図9〜図13に基づい
て説明する。ここでは、昇降フレーム12が一度に3本
の掘削軸6を保持するように構成されるとともに、前記
第1実施例に示したような直線移送式の軸収納装置20
に代え、旋回中心軸である垂直軸Gを挾んで上記リーダ
10と反対側の位置に、旋回移送式の軸収納装置90が
左右に設置されている。
【0062】各軸収納装置90は、円形の軸支持台91
を備え、その中央に支柱92が立設されている。軸支持
台91の上面には、図11に示すような係合部93が上
向きに複数個突設されており、この係合部93の周囲に
掘削軸6の下端部が外嵌された状態で、各掘削軸6が立
直状態で支持されている。各係合部93の配置、すなわ
ち各掘削軸6の収納配置は、図12に示すように、旋回
接線方向に一列に並んだ3本の掘削軸6からなる軸群
を、上記支柱92の周囲に複数群(図例では3群)並べ
た配置とされ、かつ、上記軸支持台91の旋回により、
各軸群における掘削軸6の上端部6aがそれぞれ上記昇
降フレーム12のチャック18aで保持され得る位置に
順次到達するように設定されている。
【0063】なお、図9では便宜上、軸支持台91上に
支持されている各掘削軸6を実際と角度を変えて描いて
ある。また、図12において二点鎖線100からなる円
は、掘削軸6に設けられた掘削翼の外径を示す。
【0064】図11に示すように、上記軸支持台91の
下面と基台9の上面との間には旋回軸受94が介設され
ている。この旋回軸受94において、上記軸支持台91
側に固定されている内輪94aの内周面には内歯車を構
成するギヤ95が形成されている。上記旋回軸受94の
外輪94bは基台9上に固定されており、この基台9に
は旋回駆動モータ(旋回移送手段)96が上向きに固定
されている。この旋回駆動モータ96には上記内歯車を
構成するピニオン96aが固定され、このピニオン96
aが上記ギア95に噛合されている。そして、上記旋回
駆動モータ96の作動により軸支持台91をはじめとす
る軸収納装置20全体が旋回駆動されるとともに、上記
ピニオン96aとギア95との間を境に軸支持台91を
基台9から取り外せるようになっている。
【0065】前記実施例と同様に、各軸群における掘削
軸6の上部同士は連結部材69を介して相互連結されて
いる。これに対し、支柱92の上部には120°間隔で
3つのブラケット97,98が放射状に固定され、各ブ
ラケット98からは径方向外側に左右一対の支持アーム
99が延びている。各支持アーム99の先端には、図1
3に示すように上方へV字状に開口する支持部99aが
固定されており、この支持部99aで各連結部材69の
連結部69bが下から支持されることにより、各掘削軸
6の倒れ防止が行われている。
【0066】このような旋回式の軸収納装置90におい
ても、その軸支持台91を適宜旋回させて各軸群を順次
軸供給位置(すなわちリーダ10の旋回により昇降フレ
ーム12で取り出し可能となる位置)に供給することが
でき、この位置に供給された各掘削軸6を上記昇降フレ
ーム12で持ち上げることにより、軸収納装置90から
取り出すことができる。さらに、この実施例に示すよう
に、旋回式の軸収納装置90を複数設置するようにすれ
ば、一度に掘削される軸の本数(すなわち一つの軸群に
おける本数;図例では3本)が少なく、かつ継足し回数
(すなわち軸群の数)が多い場合に、前記第1実施例に
示した直線移送式の軸収納装置20に比べ、後方への突
出寸法をより削減することができる利点がある。
【0067】なお、この実施例に示すような旋回式の軸
収納装置90を中央1個所に設けるようにしてもよいこ
とはいうまでもない。
【0068】また、本発明は以上のような実施例に限定
されるものでなく、例として次のような態様をとること
も可能である。
【0069】(1) 本発明では、前記第2実施例に示した
ように、軸貫入位置と軸収納装置20の設置位置とが完
全に180°離間していなくてもよく、軸収納装置20
がカウンタウエイトの役目を果たす程度に略180°離
間していればよい。
【0070】(2) 上記実施例では、同時に貫入される掘
削軸6を完全な一直線上に並べたものを示したが、本発
明では、各掘削軸が必ずしも一直線上に並んでいなくて
もよく、例えば収納並び方向に僅かずつ位置をずらして
同時貫入するようにしてもよい。また、複数の掘削軸6
を曲率半径の大きな円弧状に並べて同時貫入するように
してもよい。この場合には、軸収納装置20の各列にお
いて上記掘削軸6を円弧状に並べるようにすればよい。
【0071】(3) 上記実施例では、油圧シリンダ40の
伸縮でリーダ10及び昇降フレーム12の旋回半径を伸
縮できるものを示したが、この旋回半径伸縮手段がない
場合にも、継足し貫入を行うことは可能である。ただ
し、このような旋回半径伸縮手段により、軸収納装置2
0の構造を問わず、この軸収納装置20と、取り出され
る掘削軸6との干渉を防いだり、軸貫入位置における掘
削軸6の位置の微調整を行ったりすることができる利点
がある。
【0072】(4) 本発明は、軸を互いに連結させながら
貫入するための装置に広く適用できるものであり、地盤
改良装置、ボーリング装置等、種々の貫入装置に適用可
能である。
【0073】
【発明の効果】以上のように本発明は、旋回支持部材及
び昇降部材自身の旋回により、軸収納部に収納された軸
を貫入位置へ移送し、そのまま貫入するようにしたもの
であるので、簡単な構成で軸を確実に軸供給位置から貫
入位置まで移送することができる。このため、従来のよ
うに継足しホルダ等の特別な保持部材で軸を側方からつ
かんで搬送する装置に比べ、装置の簡素化、低廉化を図
るとともに、軸供給時の安定性を高めることができる効
果がある。しかも、上記旋回支持部材は元来、軸を吊下
げ支持するのに十分な強度を有するものであるので、軸
供給用の特別な搬送部材を備える従来装置のように、軸
移送による補強はほとんど不要であり、この補強に起因
する重量増大を抑えることができる。また、軸供給位置
において昇降部材に軸を連結した後は、この連結状態の
ままで貫入作業に移行することができるので、従来のよ
うに継足しホルダから軸貫入手段へ軸を受け渡すものに
比べ、軸と他の部材との連結及び切離し作業を簡略化す
ることができ、能率を向上させることができる。
【0074】さらに、上記軸収納部を上記旋回支持部材
等とともに同じ走行体上に設置しているので、これに収
納されている継足し用軸の搬送が容易であると同時に、
この走行体上での軸収納部から旋回支持部材の旋回中心
軸を挾んで略180°離れた位置で貫入を行うようにし
ているので、この軸収納部の自重により、貫入作業時の
装置全体のバランスをとることができる。従って、従来
から用いられているカウンタウエイトを省略もしくは大
幅に削減することができ、これにより、装置の軽量化及
び小型化を図ることができる効果がある。
【0075】さらに、請求項3や請求項4記載の装置で
は、軸収納部に軸を整列させるとともに、この軸収納手
段に収納されている軸を列単位で上記収納並び方向に平
行移動させる軸移送手段を備え、あるいは軸支持台の旋
回で各軸群を軸供給位置へ順次供給するようにしている
ので、多数本の軸を同時に安定して貫入手段の貫入位置
へ供給することができる効果がある。
【0076】また、請求項5記載の装置では、旋回半径
伸縮手段により昇降部材の旋回半径を適宜伸縮させるこ
とにより、軸収納装置から軸を取り出す際にこの軸と軸
収納装置とが干渉するのを防いだり、軸貫入位置への軸
の位置決めの際の微調整を行ったりすることができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における掘削機の正面図で
ある。
【図2】上記掘削機の平面図である。
【図3】上記掘削機において旋回半径伸縮機構が設けら
れている部分を示す正面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】上記掘削機に設けられた第1移送手段の側面図
である。
【図6】上記第1移送手段の平面図である。
【図7】上記多軸掘削機に設けられた第2移送手段の正
面図である。
【図8】上記第2移送手段の平面図である。
【図9】第2実施例における掘削機の正面図である。
【図10】上記掘削機の平面図である。
【図11】上記掘削機における軸支持台の旋回駆動構造
を示す断面正面図である。
【図12】上記掘削機における軸収納装置の平面図であ
る。
【図13】図12のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 地盤 2 走行体 6 掘削軸(軸) 8 旋回フレーム(旋回支持部材を構成) 9 基台 10 リーダ(旋回支持部材を構成) 12 昇降フレーム(昇降部材) 16 昇降ウインチ(昇降駆動手段) 18a チャック(保持部) 20,90 軸収納装置(軸収納部) 40 油圧シリンダ(旋回半径伸縮手段) 50 第1移送手段(軸移送手段) 70 第2移送手段(軸移送手段) 91 軸支持台 96 旋回駆動モータ(旋回移送手段) G 垂直軸(旋回中心軸)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地盤上を走行する走行体と、この走行体
    上に旋回可能に設置された旋回支持部材と、この旋回支
    持部材に昇降可能に支持され、一方向に並べられた複数
    の軸の上端をそれぞれ保持する複数の保持部をもつ昇降
    部材と、この昇降部材を昇降させることにより各軸の貫
    入を行う昇降駆動手段と、上記走行体上に設置され、上
    記昇降部材の保持部の並び方向である供給並び方向にこ
    れら保持部の総数と同数の軸を並べた状態でかつ立直状
    態で収納する軸収納部とを備えた軸貫入装置の使用方法
    であって、上記軸収納部に保持された軸の上端を昇降部
    材の保持部により同時に保持し、この保持状態のまま昇
    降部材及び旋回支持部材を略180°旋回させ、この位
    置で昇降部材を降下させることにより各軸の貫入を行う
    ことを特徴とする軸貫入装置の使用方法。
  2. 【請求項2】 地盤に対して軸を順に継足しながら貫入
    するための軸貫入装置において、地盤上を走行する走行
    体上に、旋回可能な旋回支持部材と、この旋回支持部材
    に昇降可能に支持され、一方向に並べられた複数の軸の
    上端をそれぞれ保持する複数の保持部をもつ昇降部材
    と、この昇降部材を昇降させることにより各軸の貫入を
    行う昇降駆動手段とを備えるとともに、上記走行体上に
    おいて上記旋回支持部材及び昇降部材による軸貫入位置
    から上記旋回支持部材の旋回軸を挾んで反対側の位置
    に、昇降部材の保持部の並び方向である供給並び方向に
    これら保持部の総数と同数の軸を並べた状態でかつ立直
    状態で収納する軸収納部を設置したことを特徴とする軸
    貫入装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の軸貫入装置において、上
    記軸収納部を、上記供給並び方向及びこれに略直交する
    収納並び方向の双方に複数の軸を並べた状態で収納する
    ように構成するとともに、この軸収納部に収納されてい
    る軸を上記収納並び方向に沿って昇降部材に近づく向き
    に列単位で平行移動させる軸移送手段を備えたことを特
    徴とする軸貫入装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の軸貫入装置において、上
    記軸収納部を、上記走行体上に旋回可能に設置され、そ
    の上に上記昇降部材における保持部と同数の軸からなる
    軸群を複数群旋回方向に並べて立直状態で支持する軸支
    持台と、この軸支持台を旋回させることにより各軸群を
    上記昇降部材により取り出し可能な位置へ順次供給する
    旋回移送手段とを備えたことを特徴とする軸貫入装置。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかに記載の軸貫入
    装置において、上記旋回支持部材を上記昇降部材の旋回
    半径が可変となるように構成するとともに、この昇降部
    材の旋回半径を伸縮させる旋回半径伸縮手段を備えたこ
    とを特徴とする軸貫入装置。
JP20268992A 1992-07-29 1992-07-29 軸貫入装置の使用方法及び軸貫入装置 Pending JPH0650079A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20268992A JPH0650079A (ja) 1992-07-29 1992-07-29 軸貫入装置の使用方法及び軸貫入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20268992A JPH0650079A (ja) 1992-07-29 1992-07-29 軸貫入装置の使用方法及び軸貫入装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0650079A true JPH0650079A (ja) 1994-02-22

Family

ID=16461529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20268992A Pending JPH0650079A (ja) 1992-07-29 1992-07-29 軸貫入装置の使用方法及び軸貫入装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0650079A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20140000867A1 (en) Mobile coiled tubing reel unit, rig and arrangements thereof
CN113339030B (zh) 一种高边坡钻、注、锚功能集成锚固设备
JP2011144528A (ja) トンネル掘削機のセグメント組立装置
CN112096281B (zh) 钻孔接桩植桩一体机及其施工方法
US4061233A (en) Drilling rigs
CN112864953A (zh) 一种电力通信工程线缆铺设装置
JPH0650079A (ja) 軸貫入装置の使用方法及び軸貫入装置
US3881555A (en) Public works apparatus
JPH03158593A (ja) 自動推進式装置
JP2001206671A (ja) 管埋設用門型台車
JPH062478A (ja) 軸貫入装置
KR20200108770A (ko) 저공두 굴삭기 및 그 조립 공법
JPH0658070A (ja) 軸貫入装置
JPH10205261A (ja) 掘削機の昇降装置
JP2596662B2 (ja) 掘削装置
CN211342799U (zh) 一种新式船装稳管钻孔装药施工钻机
JPH05272286A (ja) 軸貫入装置
JP3979752B2 (ja) 矩形シールド掘進機の覆工体組立装置
JPH10148099A (ja) シールド掘進機用セグメントターンリフタ
JP4073474B1 (ja) 基礎杭溶接方法、基礎杭溶接装置、及び基礎杭溶接作業用基礎杭ホルダー
JP2023045143A (ja) 中間駆動装置および中間駆動装置の設置方法
JPH05321564A (ja) 軸貫入装置
JPH0629221Y2 (ja) 鋼管杭打設装置
CN112627863A (zh) 一种隧道拱架安装设备
JPH05263422A (ja) 多軸柱列壁掘削装置