JPH06500744A - インキジェットプリンタにより記録担体に塗布されるインキ量を減少させるための方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 インキジェットプリンタにより記録担体に塗布されるインキ量を減少させるため の方法技術分野 本発明は請求の範囲第１項の上位概念に記載のインキジェットプリンタにより記 録担体に塗布されるインキ量を減少させるための方法に関する。

背景技術 網点によりモザイク状で形成される記号を表示するためにいわゆるモザイクプリ ンタが使用される。このようなプリンタは有利にはインキ式プリンタ装置として 形成されている。インキ式プリンタ装置は圧電原理又は電熱変換原理で動作する インキジェットプリンタヘッドを担持する。このようなインキジェットプリンタ の１つの特徴は、印字する記号及び／又はグラフィックパターンが記録担体の上 に面的統合体として印字されるのではなく多数の個々の小さい網点から形成され ることである。このような記号の印刷品質は分解能に大幅に依存する。分解能は １つの記号当りの網点の数すなわち当該の記号を収容する記号マトリクスの行及 び列の数により定められる。

ドイツ特許出願公開第２８４３０６４号公報には、高密度で配置されている多数 の噴出ノズルが設けられ個々の噴出ノズルからインキ粒子が記録担体に噴出され る、インキモザイクプリンタとして使用するためのインキジェットプリンタヘッ ドが開示されている。このようなオンデマンド型（圧力制御型）プリンタヘッド によるインキ粒子の噴射は電熱変換素子の作用により行われる。電熱変換素子は 加熱抵抗の形で印刷回路基板の上に配置され個別に制御可能であり個々のインキ チャネルに割当てられている。電熱変換パルスを加熱抵抗に供給する際に使用イ ンキチャネルの中でインキ蒸気泡が発生し、これにより個々のインキ粒子が噴出 される。バブルジェット技術の名で公知となったこの方法により高分解能を有す るインキジェットプリンタの実現が可能となり、この場合に多数の密に互いに隣 接して配置されているノズル開口を有するプリンタヘッドの形成が可能である。

このようなインキジェットプリンタヘッドは白黒印刷にもカラー印刷にも使用す る可能である。多色カラープリンタの場合には個々のインキジェットプリンタヘ ッドに複数の部分インキジェットプリンタヘッドが割当てられ、各部分インキジ ェットプリンタヘッドは別個の色で作動される。原色としてシアン、マゼンタ、 イエローを使用する場合には１つの画素位置で全部で８つの異なる色を実現する ことができる。すなわちホワイト（印字なし）、ただ１つの原色が印刷される場 合にはシアン、マゼンタ、イエロー、２つの原色か重ねて印刷される場合にはレ ッド、グリーン、ブルー、３つの原色がすべて重ねて印刷される場合にはブラッ ク画素が実現される。ブラック画素はシアン、マゼンタ、イエローの重ね印刷の 代りにブラックインキによる単一の画素の印字により実現することも可能である 。

これは、用紙に単一の量の溶媒を塗布するだけでよい利点を有する。何故ならば ３つではなくただ１つの画素が印字されるからである。加えてシアン、マゼンタ 、イエローのインキは、それらの重畳印刷により純粋なブラックが得られる程に 理想的ではなく、さらに白黒プリンタとしての作動の際にはブラックプリンタヘ ッドのみが使用される。

カラー印刷のすべての色の刷り込みは、記録担体に互いに隣接して塗布される上 記の８つの色の個々の画素の加法混色により実現される。

このようなインキジェットプリンタによりカラー印刷が行われる場合には色塗布 量を増加するとまだ乾燥していない互いに隣接する画素が流れて混ざり合い、ひ いては字面かにじみ、印字された記号の端縁が不鮮明になることがある。加えて インキ液の湿度により記録担体が波状に起伏するおそれがある。

加えてこのようなインキジェットプリンタは、例えば単紙、端縁送り孔付き連続 紙、例えばオーバーへッドブロジエクタに使用される透明薄板等の異なる種類の 記録担体への印刷に使用される。

このような滑らかな透明薄片に高密度（例えば３００ｄｐ　ｉ）で網点を印字す る場合には薄片の上での字面ににじみが生じる。個々のインキ粒子は薄片に接触 する際に互いに混じり合う。

技術的課題 本発明の課題は、印刷品質の劣化が無視できる程度にとどめられカラー印刷の際 に再現がほぼ正しい色で行われることを守りつつ塗布インキ量を減少させること を可能にする手段を冒頭に記載の形式のインキジェットプリンタのために提供す ることにある。

上記課題は請求の範囲第１項の特徴部分に記載の特徴を有する方法によりインキ ジェットプリンタにおいて解決される。本発明の有利な実施例はその他の項に記 載されている。

元の印字情報のそれぞれ１つの互いに隣接する画素が１つの印字画素及び１つの ホワイト画素に繰込まれることにより、記録担体の印字画素数が半減される。

これはプリンタの中央制御装置の中の簡単な減少制御装置により行われ、従って この方法を実施するために必要な時間は非常に短く、これにより印字データ処理 が実時間で実施されることが可能となる。

上記方法は単色印刷と多色印刷の双方に適する。カラー印刷の場合には減少方法 は各抽出色（シアン、マゼンタ、イエロー）に対して別個に行われる。

印字画素とホワイト画素をチェス盤状に配置することにより個々のインキ粒子は 可及的最小の相互接触面積を有し、従って記録担体の異なる色のインキが混ざり 合ってにじむ危険が減じ用紙が波状に起伏しない。

多色印刷における再現はほぼ正しい色で行われる。

図面の簡単な説明 次ぎに本発明を実施例に基づき図を用いて詳しく説明する。

第１図はインキジェットプリンタの信号処理を略示するブロック回路図、第２図 はカラー印刷の場合の印字準備のブロック回路図、第３図は白黒印刷の場合の印 字準備のブロック回路図、第４図は本発明の減少制御装置の略示図、第５図は元 の印字行が減少印字行に換算されるための割当て規則の図表である。

発明の最良の実施形態 以下では、減少制御を除いて動作（プログラムの流れ）のみが説明され、プリン タのモジュール及びそれらの機能は説明されない。

インキジェットプリンタ内の第１図に略示されている信号処理装置において、例 えばプリンタのデータ入力部ＤＥに計算等から直列又は並列に入力されたデータ は、インターフェースＳＡによりプリンタ内部のフォーマットに変換され、受信 バッファメモリＥＰに記憶される。行処理装置ＺＡは受信バッファＥＰからデー タを取出す。直接に作用する記号（例えばリセット、再プログラミング等の制御 命令）は直接実行され、印字データは行バッファＺＰに伝達される。印字データ が記号志向の形状で存在する場合には、記号発生器ＺＧは印字する記号がどの画 素から成るかについての情報を提供する。印字前処理装置ＤＡは行バッフｙＺＰ からの情報を実際の画像に変換しこれを印字バッファＤＰに書込む。印字前処理 装置には、後に詳述する減少制御装置が内蔵されている。印字バッファＤＰは４ つの等しい大きさの部分領域ＣＹＳ　ＭＡ、ＹＥ、ＳＷから成る。部分領域ＣＹ 、ＭＡ、ＹＥ、ＳＷはそれぞれ１つの部分プリンタヘッドＤＣＹＳ　ＤＭＡ、Ｄ ＹＥ。

ＤＳＷに割当られている。ノズル制御ＤＵＥは情報を印字バッファＤＰから取出 して個々のインキジェットプリンタヘッドのノズルへ送る。インキジェットプリ ンタヘッドＤＫは、隣接して配置されている４つの部分プリンタヘッドＤＣＹＳ 　ＤＭＡ、ＤＹＥ、ＤＳＷを有する。部分プリンタヘッドＤＣＹ、ＤＭＡ、ＤＹ Ｅ。

ＤＳＷはそれぞれ５０本のノズルを含み、印字画像が３００ｄｐ　ｉで形成され るように形成されている。部分プリンタヘッドＤＳＷはブラックインキで作動さ れ、プリンタヘッドＤＣＹ、ＤＭＡ、ＤＹＥはシアン、マゼンタ、イエローで作 動される。これにより個々の画素から成るカラー印字画像を印字することが可能 である。ブラック画素はプリンタヘッドＤＳＷを介して形成され、シアン、マゼ ンタ、イエローの画素はプリンタヘッドＤＣＹ、ＤＭＡ、ＤＹＥのうちの１つに より、レッド、グリーン、ブルーの画素はプリンタヘッドＤＣＹ、ＤＭＡ５　Ｄ ＹＥのうちの２つの色の重畳により形成される。ホワイト画素は色の塗布なしの ドツトである。

第２図は、カラー印字の場合の印字前処理装置の動作を説明している。行バッフ ァに符号化された形で存在する色情報は、各画素について、カラーパレットＦＰ により８つの可能な色の中の１つの印字画素に変換される。まず初めにブラック がシアン＝マゼンタ；イエロー＝１により表される。３つの抽出色のそれぞれが それぞれ等しく形成されている減少制御装置Ｒ８を通過した後に、ブラック信号 がブラック計算機により次の規則に従って形成される： １ｆ（（ｃｙ＝１）　ａｎｄ　（ｍａ＝１）　ａｎｄ　（ｙｅ＝１）　ｔｈｅｎ 白黒印字の場合にも同一の方法が原理的には可能である。すなわちブラックで印 字する１つの画素に対して、それぞれ１つのシアン、マゼンタ、イエロー画素が セットされ、減少処理が第３図に従って行われる。

より簡単かつ迅速な方法が第３図に示されている。この場合にブラック信号は減 少制御装置ＲＳを通過し、部分プリンタヘッドＤＣＹ、ＤＭＡ、ＤＹＥには信号 が送られない。

次に、記録担体に塗布されるインキ量を減少させるために使用される減少制御装 置ＲＳを第４図を参照しながら詳細に説明する。

減少制御装置ＲＳは、プリンタヘッドの５０本のノズルに対応して５０本のいわ ゆるマイクロ行から成る元の印字すべき印字行に、印字する画素の数が半分に減 少するように、それぞれ１本の印字行を割当てる。

この場合、元の印字情報に所属のそれぞれ２つの隣接する画素は１つの印字画素 または１つのホワイト画素に繰込まれる。印字画素とホワイト画素の配置は、チ ェス模様で印字されるように行われる。これにより個々の画素すなわち個々のイ ンキ粒子の接触面は可及的最小になる。

個々の画素の結合は次のように行われる：２つの繰込む画素をＡ及びＢとする。

１つの印字する画素は論理値１（強度１）、１つのホワイト画素は論理値Ｏ（強 度Ｏ）が割当てられる。２つの隣接する画素の強度は加算され、次いで和が２で 除算される。

必要ならばこのために、存在する繰越しを加算する。

結果が１の場合には画素は印字され、結果がＯの場合には画素は印字されず（ホ ワイト画素）繰越し＝Ｏであり、結果が−０，５の場合には画素は印字されず（ ホワイト画素）繰越し＝０．５である。結果が０゜５の場合には１つの画素が印 字され−０，５の繰越しか次の画素対との繰込みのために記憶される。

総合すると第３図に示されているように３つの入力量ＡＬＴ、Ａ、Ｂ及び２つの 出力量ＰＩＸ、ＮＥＵを有する１つの割当て規則が得られる。ここにおいてＡＬ Ｔにより旧繰越しが、Ａ、Ｂにより繰込みする画素が、ＰＩＸにより印字する画 素（Ｐ　Ｉ　Ｘ＝１の場合）又はホワイト画素（ＰＩＸ＝Ｏの場合）が、ＮＥＵ により新繰越しが示される。

第５図から次の関係が得られる： ＰＩＸ　＝　（Ａ−Ｂ）　＋　（（ＡＬＴ　＋　Ｂ）■（ＡＬＴ　＋　Ｂ））Ｎ ＥＯ＝　（ＡＬＴ・（Ａ−Ｂ））　＋　（（ＡＬＴ　＋　Ａ）■（ＡＬＴ　＋　 Ｂ））乗算点（・）は論理結合ＡＮＤを、　（＋）は論理結合ＯＲを、　（■） は論理結合排他ＯＲを意味する。

補正書の翻訳文提出書 （特許法第１８４条の８） （至） 平成５年３月９日

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. １．インキジェットプリンタにより記録担体に塗布されるインキ量を減少させる ための方法において、−少なくとも１つの色のインキを使用して個々の画素の形 の記号を印字するためプリンタを具備し、−画素が単一の色のインキ液の塗布に より又は複数のインキの重畳塗布により形成され、 −ホワイト画素は色塗布の欠落により形成可能であり、 −元の印字情報のそれぞれ２つの隣接する画素が１つの印字画素と１つのホワイ ト画素に繰込まれ、−印字画素とホワイト画素がチェス盤状に記録担体の上に配 置されることを特徴とするインキジェットプリンタにより記録担体に塗布される インキ量を減少させるための方法。
2. ２．繰込まれる画素対の１つの印字する画素（カラー画素又はブラック画素）に は張度１が割当てられホワイト画素には強度０が割当てられ、−これら２つの画 素の強度が加算され次いで和が２により除算され、 −先行の画素対のための最終結果を計算する際の繰越しが上述の中間結果に加算 され、 −最終結果に依存して画素の印字を行うか行わないかが決定され、最終結果＝１ の場合には１つの画素が印字されかつ繰越しは零であり、最終結果＝０又は一０ ．５の場合には１つの画素が印字され、かつ繰越しは−０．５であることを特徴 とするインキジェットプリンタにより記録担体に塗布されるインキ量を減少させ るための方法。