JPH06500549A - 1,2,4―トリアゾール―5―オンの製造法 - Google Patents
1,2,4―トリアゾール―5―オンの製造法Info
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- JPH06500549A JPH06500549A JP3514665A JP51466591A JPH06500549A JP H06500549 A JPH06500549 A JP H06500549A JP 3514665 A JP3514665 A JP 3514665A JP 51466591 A JP51466591 A JP 51466591A JP H06500549 A JPH06500549 A JP H06500549A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D249/00—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having three nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
- C07D249/02—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having three nitrogen atoms as the only ring hetero atoms not condensed with other rings
- C07D249/08—1,2,4-Triazoles; Hydrogenated 1,2,4-triazoles
- C07D249/10—1,2,4-Triazoles; Hydrogenated 1,2,4-triazoles with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
- C07D249/12—Oxygen or sulfur atoms
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
1.2.4−1−リアゾール−5−オンの製造法本発明はトリアシロン化合物の
製造法に関する。更に詳しくは、本発明は塩化物イオンを含まない1.2.4−
トリアゾール−5−オンの製造法に関する。
1、’2.4−トリアゾールー5−オン(又はその互変異性体:5−ヒドロキシ
−IH−1,2,4−1リアゾール)は一般に“To”と称される公知の化合物
であって、衝撃、衝突及び摩擦に比較的不感受性の爆薬の製造や染料の合成に際
して中間体として育用なものである。
実際には、このTO中間体は爆発性組成物において使用される3−ニトロ−1,
2,4−1−リアゾール−5−オンを製造するためにニトロ化される。TO中に
塩化物イオンが色々な濃度で存在するのは望ましくない。爆薬中に塩化物イオン
か蓄積され、存在すると、ケーシングの腐食が増加し、かつ望ましくないガスが
形成されるからである。
残念ながら、従来のTOの製造法は、一般に、TO生成物中に望ましくない塩化
物イオンを存在させてしまうセミカルバジド塩酸塩を反応体として使用するもの
であった。例証として挙げると、1987年4月2日にベキューエ(Becuw
e)の名の下で公開された欧州特許出願第0210881号明細書には、蟻酸を
70〜75°Cに予熱し、そしてセミカルバジド塩酸塩を加えて反応混合物を形
成する1、2.4−トリアゾール−5−オンの製造法か開示される。その反応混
合物は次にこれを加熱して生成物を生成させ、続いてその生成物を蒸発乾固する
。
もう1つの例証として、K、Y、リ−(K、 Y、 Lee )等に付与された
1988年3月29日発行の米国特許第4゜733.610号明細書には、セミ
カルバジド塩酸塩と蟻酸との混合物を加熱し、次に過剰の蟻酸を目的の生成物か
結晶化するまで蒸留、濃縮する1、2.4−1−IJアゾール−5−オンの製造
法か開示される。
本発明者の知る限りでは、塩化物含有反応体を使用しないToの製造法はこれま
でに知られていなかった。塩化物含有反応体を使用しない、そして塩化物イオン
を含まないTo生成物を製造する新規な方法がNTO製造工業にとっては極めて
望ましいことであろう。
本発明は、1つの面から見ると、
a)ヒドラゾシカ−ボンアミドと蟻酸との混合物をその混合物の還流温度まで加
熱し、
b)その混合物をその還流温度において、その混合物をしてその目に見える外観
を曇った混合物から透明な溶液に変化させるのに十分な時間にわたり還流させ、
そして
C)その透明な溶液から未反応の蟻酸を除去して目的の塩化物イオンを含まない
1.2.4−1−リアゾール−5−オン生成物を得る
ことを含んで成る塩化物イオン不含1.2.4−トリアプール−5−オンの製造
法に関する。
この態様及びその他の態様は次の本発明の詳細な説明を読めば明らかになるであ
ろう。
本発明によれば、ヒドラゾシカ−ボンアミド(“HDCA”)を透明な溶液か得
られるまで蟻酸中で還流することを含んで成る1、2.4−)リアゾール−5−
オンの新しい製造ルートか発見された。この本発明の方法と結び付いた1つの利
点は、反応が完結したときに曇った反応混合物から透明な生成物の混合物へと目
で見て観察できる変化かあることであって、その変化は目的のTo影形成単純な
インジケーターとなる。
本発明の方法によれば、HDCAが1.2.4−トリアゾール−5−オンを生成
させるのに要する環形成反応、即ち環化反応において蟻酸と反応せしめられる。
このHDCA反応体は、典型的には、E、F、ロスゲリー(E。
F、 Rothgery)に付与された1984年11月13日発行の米国特許
第4,482.738号明細書に記載される、ヒドラジンと尿素及び塩化水素と
のセミカルバジド塩酸塩を得る反応の、従来は望ましくないとされた副生成物と
して製造される。実際、過去においては、セミカルバジド塩酸塩と蟻酸との反応
に先立ってそのセミカルバジド塩酸塩からHDCAを全て除去するために大きな
注意か払われた。
本発明の方法を実施するために、HDCAと蟻酸とは目的のTO生成物を含有す
る生成物の混合物を生成させるべく還流温度まで加熱される。反応は略大気圧で
行うのが好ましいが、所望によっては大気圧より高い圧力を採用してもよい。使
用される反応時間は蟻酸の使用量に依存して数時間又はそれ以上の時間まで変化
可能である。
どのような特定の理論によっても縛られることは望まないが、この依存性はHD
CAの低溶解度に起因するらしい。使用される蟻酸対HDCAの重量比は約3=
1〜約15:1か好ましく、約5:1〜約10:1が更に好ましい。
反応完結後、温度は蟻酸を駆出するために上昇させるのが好ましい。蟻酸の本質
的に全てが除去されたら、l。
2.4−トリアゾール−5−オンの結晶化を促進するために生成物の冷却を行う
のが好ましい。その結晶を母液から分離し、そして好ましくは水で洗浄する。
所望によっては、例えばそれら結晶を水中でスラリー化し、そのスラリーを加熱
して1.2.4−)リアゾール−5−オンの結晶を可溶化し、そしてそのスラリ
ーを冷却して更に純度の高い1.2.4−1−リアゾール−5−オンの結晶を生
成させることによって1.2.4−トリアゾール−5−オン結晶の再結晶化を実
施する。可溶化されたトリアシロンを含有するその上澄液は除去されるが、それ
は蟻酸のストリッピング工程に再循環させることができる。この再結晶化工程は
、所望によって、反復実施することかできる。
本発明の新規な方法で製造される1、2.4−1リアゾール−5−オンの結晶は
純度が極めて高く、かついかなる検出可能な塩化物イオンも含まない。このTO
生成物は3−ニトロ−1,2,4−)リアゾール−5−オンのような注型適性の
ある爆薬に使用するとき腐食をもたらさない。
しかして、本発明の新規な方法は塩化物イオンを含まない高純度のTOを高収率
でもたらさす。加えて、本発明の方法−これは連続運転が可能である・:は結晶
化後は公共の水路に容易に廃棄可能な流出液を生成させる。
次の実施例は本発明の新規な方法を更に説明するものであるが、それら実施例で
本発明を限定しようとするものではない。特に明記されない限りは、部及び百分
率は重量によるものとする。
HDCA (11,8g、0.1モル)を96%蟻酸(69g)中でスラリー化
し、そして加熱、還流させた。
13時間後、無色、透明な溶液が得られた。蟻酸の大部分を真空下で除去すると
、後に湿潤した白色の固体が残った。この生成物をメタノール60mL(ミリリ
ットル)を用いてスラリー化し、濾過し、そして40mLの追加のメタノールで
洗浄した。225〜227℃で溶融する固体が6g得られた。収率70%。その
赤外スペクトルは真正試料の赤外スペクトルと一致した。
TO生成物のもう1つの製造例
HDCA(12g、0.1モル)を96%蟻酸80mL中でスラリー化し、透明
な溶液が得られるまで還流させた。これには20.5時間要した。過剰の蟻酸を
真空ストリッピングで除去すると、後に白色の固体が残った。
水(17mL)を加え、その混合物を加熱した。その混合物を冷却すると、生成
物か結晶化した。濾過及び乾燥した後、4.6gの生成物が得られた。生成物の
収率は54.6%であった。
元素分析:計算値:C128,24;H2S、55;、49.40
測定値:C128,05;H2S、50;N、49.45
この反応から得られた生成物について塩素の典型的な分析を行うと、それは使用
した方法(X−線蛍光分析法)の検出限界である30ppm未満であった。
HDCA(29,5g、0.25モル)を96%蟻酸312mL中でスラリー化
し、そして加熱、還流させた。
その温度は初め蟻酸の還流点(10ビC)であったか、反応の終点まてに110
°Cまて徐々に上昇した。3.75時間後、透明な溶液か得られた。過剰の蟻酸
を真空ストリッピングで除去すると、後に白色の固体か残った。
この物質を水20mLでスラリー化し、濾過した。そのフィルターケーキを追加
の水20mLで洗浄し、乾燥すると、14.8gの生成物が得られた。収率70
%、融点215〜218℃。
国際調査報告
フロントページの続き
DK、 ES、 FR,GB、 GR,IT、 LU、 NL、 S
Claims (5)
- 1.a)ヒドラゾジカーボンアミドと蟻酸との混合物を該混合物の還流温度まで 加熱し、 b)該混合物をその還流温度において、該混合物をしてその目に見える外観を曇 った混合物から透明な溶液に変化させるのに十分な時間にわたり還流させ、そし てc)該透明溶液から未反応の蟻酸を除去して目的の塩化物イオンを含まない1 ,2,4−トリアゾール−5−オン生成物を得る ことを特徴とする、塩化物イオン不含1,2,4−トリアゾール−5−オンの製 造法。
- 2.使用される蟻酸対ヒドラゾジカーボンアミドの重量比が約3:1〜約15: 1であることを特徴とする、請求の範囲第1項に記載の方法。
- 3.使用される蟻酸対ヒドラゾジカーボンアミドの重量比が約5:1〜約10: 1であるであることを特徴とする、請求の範囲第1項に記載の方法。
- 4.方法を大気圧において実施することを特徴とする、請求の範囲第1項に記載 の方法。
- 5.請求の範囲第1項に記載の方法によって製造されたことを特徴とする、塩化 物イオンを含まない生成物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/572,593 US5039816A (en) | 1990-08-27 | 1990-08-27 | Process for the production of 1,2,4-triazol-5-one |
US572,593 | 1990-08-27 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06500549A true JPH06500549A (ja) | 1994-01-20 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3514665A Pending JPH06500549A (ja) | 1990-08-27 | 1991-08-06 | 1,2,4―トリアゾール―5―オンの製造法 |
Country Status (5)
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---|---|
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JP (1) | JPH06500549A (ja) |
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FR2584066B1 (fr) * | 1985-06-28 | 1987-08-07 | Poudres & Explosifs Ste Nale | Utilisation du 5-oxo 3-nitro, 1,2,4-triazole comme substance explosive et compositions pyrotechniques contenant du 5-oxo 3-nitro 1,2,4-triazole. |
US4735610A (en) * | 1986-04-10 | 1988-04-05 | Coopervision, Inc. | Disposable surgical fluid handling cassette |
US4733610A (en) * | 1987-01-30 | 1988-03-29 | The United States Of America As Represented By The United States Department Of Energy | 3-nitro-1,2,4-triazol-5-one, a less sensitive explosive |
-
1990
- 1990-08-27 US US07/572,593 patent/US5039816A/en not_active Expired - Fee Related
-
1991
- 1991-08-06 WO PCT/US1991/005582 patent/WO1992003424A1/en not_active Application Discontinuation
- 1991-08-06 JP JP3514665A patent/JPH06500549A/ja active Pending
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- 1991-08-06 EP EP19910915845 patent/EP0546041A4/en not_active Ceased
Also Published As
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