JPH0649966A - タイル乾式施工用蟻溝付複合パネル - Google Patents
タイル乾式施工用蟻溝付複合パネルInfo
- Publication number
- JPH0649966A JPH0649966A JP22463492A JP22463492A JPH0649966A JP H0649966 A JPH0649966 A JP H0649966A JP 22463492 A JP22463492 A JP 22463492A JP 22463492 A JP22463492 A JP 22463492A JP H0649966 A JPH0649966 A JP H0649966A
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- Japan
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- tile
- composite panel
- tiles
- base layer
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 水硬性無機材料、珪酸質材料および補強繊維
材料からなる水硬性混和物の押出成形・水硬化体からな
る緻密質基体層3と、該緻密質基体層3の一面に0.6
以下の比重を有する多孔質充填層4が積層複合された複
合パネル1において、緻密質基体層3の多孔質充填層4
が積層複合されていない一面に、押出成形時に緻密質基
体層3に施された蟻溝2を有することを特徴とするタイ
ル乾式施工用蟻溝付複合パネル。 【効果】 タイル貼に際して、従来のタイル職人による
技能的な施工が必要でなく、施工性が著しく高められ、
かつ、地震などの外力またはモルタルの劣化などによっ
てタイルが剥離する可能性が非常に低い。
材料からなる水硬性混和物の押出成形・水硬化体からな
る緻密質基体層3と、該緻密質基体層3の一面に0.6
以下の比重を有する多孔質充填層4が積層複合された複
合パネル1において、緻密質基体層3の多孔質充填層4
が積層複合されていない一面に、押出成形時に緻密質基
体層3に施された蟻溝2を有することを特徴とするタイ
ル乾式施工用蟻溝付複合パネル。 【効果】 タイル貼に際して、従来のタイル職人による
技能的な施工が必要でなく、施工性が著しく高められ、
かつ、地震などの外力またはモルタルの劣化などによっ
てタイルが剥離する可能性が非常に低い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイル乾式施工用蟻溝
付複合パネルに関する。更に詳しくは、本発明は、タイ
ル張り付けにおける施工性が著しく向上され、かつ、地
震などの外力またはモルタルの劣化によるタイル剥離の
可能性が低減されたタイル乾式施工用蟻溝付複合パネル
に関する。
付複合パネルに関する。更に詳しくは、本発明は、タイ
ル張り付けにおける施工性が著しく向上され、かつ、地
震などの外力またはモルタルの劣化によるタイル剥離の
可能性が低減されたタイル乾式施工用蟻溝付複合パネル
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、外壁のタイル貼には、モルタルに
よる湿式工法が用いられており、その工法には、下地処
理、不陸補修、乾燥、タイル貼、養生、化粧目地仕上
げ、清掃の各工程が必要で、かつ専用工具と熟練したタ
イル職人による施工が必要で、多くの工程と時間および
熟練した作業が不可欠であった。さらに、モルタルによ
る圧着でタイルを保持しているため、モルタルの劣化、
または地震により外壁に外力が働いた場合、タイルが剥
離・落下する可能性があり、現にその被害がしばしば出
現している。
よる湿式工法が用いられており、その工法には、下地処
理、不陸補修、乾燥、タイル貼、養生、化粧目地仕上
げ、清掃の各工程が必要で、かつ専用工具と熟練したタ
イル職人による施工が必要で、多くの工程と時間および
熟練した作業が不可欠であった。さらに、モルタルによ
る圧着でタイルを保持しているため、モルタルの劣化、
または地震により外壁に外力が働いた場合、タイルが剥
離・落下する可能性があり、現にその被害がしばしば出
現している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、タイ
ル貼における施工性が著しく向上され、かつ、地震など
の外力、またはモルタルの劣化によるタイルの剥離の可
能性が低減され、また、湿式タイル貼を省略し、工業化
による量産が可能で、かつ工場先付、後付けの選択が可
能なタイル乾式施工用蟻溝付複合パネルを提供すること
にある。
ル貼における施工性が著しく向上され、かつ、地震など
の外力、またはモルタルの劣化によるタイルの剥離の可
能性が低減され、また、湿式タイル貼を省略し、工業化
による量産が可能で、かつ工場先付、後付けの選択が可
能なタイル乾式施工用蟻溝付複合パネルを提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明らは、先に、水硬
性混和物の押出成形・水硬化体からなる緻密質基体層の
一面に多孔質充填層とを有する複合パネルについて特許
出願を行ったが、本発明は、その改良に係るものであっ
て、そのような複合パネルにおいて、多孔質充填層が積
層複合されるべき緻密質基体層の面とは反対側の面に押
出成形工程において蟻溝を施すことによって、上記の目
的を達成したものである。
性混和物の押出成形・水硬化体からなる緻密質基体層の
一面に多孔質充填層とを有する複合パネルについて特許
出願を行ったが、本発明は、その改良に係るものであっ
て、そのような複合パネルにおいて、多孔質充填層が積
層複合されるべき緻密質基体層の面とは反対側の面に押
出成形工程において蟻溝を施すことによって、上記の目
的を達成したものである。
【0005】すなわち、本発明は、水硬性無機材料、珪
酸質材料および補強繊維材料からなる水硬性混和物の押
出成形・水硬化体からなる緻密質基体層と、該緻密質基
体層の一面に0.6以下の比重を有する多孔質充填層が
積層複合された複合パネルにおいて、緻密質基体層の多
孔質充填層が積層複合されていない面に、押出成形時に
緻密質基体層に施された蟻溝を有することを特徴とする
タイル乾式施工用蟻溝付複合パネルを提供する。
酸質材料および補強繊維材料からなる水硬性混和物の押
出成形・水硬化体からなる緻密質基体層と、該緻密質基
体層の一面に0.6以下の比重を有する多孔質充填層が
積層複合された複合パネルにおいて、緻密質基体層の多
孔質充填層が積層複合されていない面に、押出成形時に
緻密質基体層に施された蟻溝を有することを特徴とする
タイル乾式施工用蟻溝付複合パネルを提供する。
【0006】本発明のタイル乾式施工用蟻溝付複合パネ
ルの緻密質基体層は、水硬化性無機材料、珪酸質材料お
よび補強繊維材料を主要成分として含む水硬性混和物の
押出成形および水硬化によって形成される。ここで用い
られる水硬性無機材料は、一般にセメント材料、例えば
普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメン
ト、中庸熱ポルトランドセメント、白色ポルトランドセ
メント、高炉セメント、シリカセメント、ジェットセメ
ント、フライアッシュセメント、およびアルミナセメン
トなどから選ばれた少なくとも1種を含むものであるこ
とが好ましい。本発明に用いられる水硬性無機材料は水
硬性石膏を含んでいてもよい。水硬性無機材料の配合量
は、水硬性無機材料、珪酸質材料および補強繊維材料の
合計重量に基づき、40〜80重量%であることが好ま
しい。
ルの緻密質基体層は、水硬化性無機材料、珪酸質材料お
よび補強繊維材料を主要成分として含む水硬性混和物の
押出成形および水硬化によって形成される。ここで用い
られる水硬性無機材料は、一般にセメント材料、例えば
普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメン
ト、中庸熱ポルトランドセメント、白色ポルトランドセ
メント、高炉セメント、シリカセメント、ジェットセメ
ント、フライアッシュセメント、およびアルミナセメン
トなどから選ばれた少なくとも1種を含むものであるこ
とが好ましい。本発明に用いられる水硬性無機材料は水
硬性石膏を含んでいてもよい。水硬性無機材料の配合量
は、水硬性無機材料、珪酸質材料および補強繊維材料の
合計重量に基づき、40〜80重量%であることが好ま
しい。
【0007】珪酸質材料としては、珪砂、粉砕珪石(ブ
レーン比表面積1000〜6000cm2 /g) 、微粉
砕珪石(粉砕珪石より比表面積大) 、フライアッシュ、
シリカヒュームなどの少くとも一種が用いられる。これ
らの珪酸質材料の中でも微粉砕珪石および粉砕珪石は反
応性がよいので好ましい。珪酸質材料は、製品の乾燥時
の収縮を抑制するのに有効であり、その配合量は、水硬
性無機材料、珪酸質材料および補強繊維材料の合計重量
に基づき15〜60重量%であることが好ましい。
レーン比表面積1000〜6000cm2 /g) 、微粉
砕珪石(粉砕珪石より比表面積大) 、フライアッシュ、
シリカヒュームなどの少くとも一種が用いられる。これ
らの珪酸質材料の中でも微粉砕珪石および粉砕珪石は反
応性がよいので好ましい。珪酸質材料は、製品の乾燥時
の収縮を抑制するのに有効であり、その配合量は、水硬
性無機材料、珪酸質材料および補強繊維材料の合計重量
に基づき15〜60重量%であることが好ましい。
【0008】本発明に用いられる補強繊維材料は、格別
限定されるものではないが、一般に、ポリビニルアルコ
ール系繊維、ポリオレフィン系繊維、ポリアミド繊維、
麻、およびパルプ繊維などのような有機繊維、およびガ
ラス、および炭素繊維のような無機繊維から選ばれる。
これらの繊維は単独でもまたは2種以上を組合せ用いて
もよい。これらの中でも、得られる製品の曲げ強度およ
び靱性からみて有機繊維が好ましい。補強繊維の太さお
よび長さに格別の限定はないが、一般に10〜100μ
mの直径および5〜15mmの長さを有するものが好ま
しい。補強繊維材料の配合量は、水硬性無機材料、珪酸
質材料および補強繊維材料の合計重量に基づき1〜5重
量%であることが好ましい。
限定されるものではないが、一般に、ポリビニルアルコ
ール系繊維、ポリオレフィン系繊維、ポリアミド繊維、
麻、およびパルプ繊維などのような有機繊維、およびガ
ラス、および炭素繊維のような無機繊維から選ばれる。
これらの繊維は単独でもまたは2種以上を組合せ用いて
もよい。これらの中でも、得られる製品の曲げ強度およ
び靱性からみて有機繊維が好ましい。補強繊維の太さお
よび長さに格別の限定はないが、一般に10〜100μ
mの直径および5〜15mmの長さを有するものが好ま
しい。補強繊維材料の配合量は、水硬性無機材料、珪酸
質材料および補強繊維材料の合計重量に基づき1〜5重
量%であることが好ましい。
【0009】本発明の複合パネルの多孔質充填層は、緻
密質基体層上に積層合体されているものであって、か
つ、その比重は0.6以下である。このような多孔質充
填層は、比重が0.6以下であれば格別限定されるもの
ではなく、好ましくは、水硬性無機材料を主成分とする
水との混合物を、発泡剤の存在下において、またはこれ
に気泡を含有する状態で硬化させて形成された多孔質水
硬体である。水硬性無機材料としては、上記緻密質基体
層の形成に用いる水硬性無機材料について例示したもの
の中から選ぶことができる。また、本発明の多孔質充填
層は、多孔質プラスチック材料、天然高分子多孔質材
料、多孔質ガラス材料、多孔質セラミック材料、および
繊維集合体の中から選ぶこともできる。これらの多孔質
材料は2種以上を組合せ用いることもできる。また、緻
密質基体層と多孔質充填層の厚さは、それぞれ、5〜1
5mmおよび50〜150mmであることが好ましい。
密質基体層上に積層合体されているものであって、か
つ、その比重は0.6以下である。このような多孔質充
填層は、比重が0.6以下であれば格別限定されるもの
ではなく、好ましくは、水硬性無機材料を主成分とする
水との混合物を、発泡剤の存在下において、またはこれ
に気泡を含有する状態で硬化させて形成された多孔質水
硬体である。水硬性無機材料としては、上記緻密質基体
層の形成に用いる水硬性無機材料について例示したもの
の中から選ぶことができる。また、本発明の多孔質充填
層は、多孔質プラスチック材料、天然高分子多孔質材
料、多孔質ガラス材料、多孔質セラミック材料、および
繊維集合体の中から選ぶこともできる。これらの多孔質
材料は2種以上を組合せ用いることもできる。また、緻
密質基体層と多孔質充填層の厚さは、それぞれ、5〜1
5mmおよび50〜150mmであることが好ましい。
【0010】本発明のタイル乾式施工用蟻溝付複合パネ
ルは、上記緻密質基体層とその一面に積層複合された多
孔質充填層とからなる複合パネルの多孔質充填層が形成
されていない面に蟻溝が形成されている。図1および図
2は、複合パネルの一面に蟻溝が形成された本発明のタ
イル乾式施工用蟻溝付複合パネルの具体例を示す断面図
である。ここで蟻溝とは、裏面に傾いた足が数列突設さ
れたタイルを施工面に施工する際に、その自重によって
施工面に引っ掛かり脱落しないように設計され、複合パ
ネル面に形成された溝を指す。図1に示す複合パネル1
の蟻溝2は、多孔質充填層4が形成されていない側の緻
密質基体層3の一面に一様に斜め上方に向って突出する
突起5によって形成されており、この複合パネルを施工
する際は施工の上下方向が必然的に規定される。図2に
示す複合パネル1の蟻溝2は、緻密質基体層3の一面に
上下の方向性がなく、突出せる突起5によって形成され
ており、複合パネルの施工に際して施工の上下方向が規
定されることはない。上記のような蟻溝は、緻密質基体
層を押出しによって成形するに際し、所望の蟻溝に対応
する異形断面を有する押出しダイスを用いることによっ
て形成される。
ルは、上記緻密質基体層とその一面に積層複合された多
孔質充填層とからなる複合パネルの多孔質充填層が形成
されていない面に蟻溝が形成されている。図1および図
2は、複合パネルの一面に蟻溝が形成された本発明のタ
イル乾式施工用蟻溝付複合パネルの具体例を示す断面図
である。ここで蟻溝とは、裏面に傾いた足が数列突設さ
れたタイルを施工面に施工する際に、その自重によって
施工面に引っ掛かり脱落しないように設計され、複合パ
ネル面に形成された溝を指す。図1に示す複合パネル1
の蟻溝2は、多孔質充填層4が形成されていない側の緻
密質基体層3の一面に一様に斜め上方に向って突出する
突起5によって形成されており、この複合パネルを施工
する際は施工の上下方向が必然的に規定される。図2に
示す複合パネル1の蟻溝2は、緻密質基体層3の一面に
上下の方向性がなく、突出せる突起5によって形成され
ており、複合パネルの施工に際して施工の上下方向が規
定されることはない。上記のような蟻溝は、緻密質基体
層を押出しによって成形するに際し、所望の蟻溝に対応
する異形断面を有する押出しダイスを用いることによっ
て形成される。
【0011】本発明のタイル乾式施工用蟻溝付複合パネ
ルは、次のように製造される。すなわち、先ず水硬性無
機材料、例えば、セメント、珪酸質材料および補強繊維
材料からなる水硬性混和物を調製し、この水硬性混和物
を押出成形法により上面に所定のリブ、下面に所定の蟻
溝がある所定のスリット形状および寸法を有する異形押
出ダイスを通して押し出し、未硬化の緻密質基体層を形
成する。
ルは、次のように製造される。すなわち、先ず水硬性無
機材料、例えば、セメント、珪酸質材料および補強繊維
材料からなる水硬性混和物を調製し、この水硬性混和物
を押出成形法により上面に所定のリブ、下面に所定の蟻
溝がある所定のスリット形状および寸法を有する異形押
出ダイスを通して押し出し、未硬化の緻密質基体層を形
成する。
【0012】次いで、上記緻密質基体層の上面に多孔質
充填層を積層合体する。この多孔質充填層を多孔質水硬
性無機材料から形成するときは、水硬性無機材料と、発
泡剤(例えば、アルミニウム粉末) または空気気泡を含
む水混和物を所定の厚さに流し込み、80℃〜100℃
の温度における常圧蒸気養生、または100℃〜190
℃の温度におけるオートクレーブ加圧養生を施すことが
好ましい。
充填層を積層合体する。この多孔質充填層を多孔質水硬
性無機材料から形成するときは、水硬性無機材料と、発
泡剤(例えば、アルミニウム粉末) または空気気泡を含
む水混和物を所定の厚さに流し込み、80℃〜100℃
の温度における常圧蒸気養生、または100℃〜190
℃の温度におけるオートクレーブ加圧養生を施すことが
好ましい。
【0013】多孔質充填層を、上記多孔質水硬性無機材
料以外の多孔質材料で形成するときは当該多孔質材料を
緻密質基体層上に積層し、これを結着すればよい。この
結着には接着剤接着または樹脂融着などの慣用方法を利
用することができる。このとき多孔質充填層を積層する
前に、緻密質基体層に80℃〜100℃の温度における
常圧蒸気養生、または100℃〜190℃の温度におけ
るオートクレーブ加圧養生を施すことが好ましい。
料以外の多孔質材料で形成するときは当該多孔質材料を
緻密質基体層上に積層し、これを結着すればよい。この
結着には接着剤接着または樹脂融着などの慣用方法を利
用することができる。このとき多孔質充填層を積層する
前に、緻密質基体層に80℃〜100℃の温度における
常圧蒸気養生、または100℃〜190℃の温度におけ
るオートクレーブ加圧養生を施すことが好ましい。
【0014】本発明のタイル乾式施工用複合パネルにタ
イルを取り付ける場合、湿式工法のとき必要な下地処
理、不陸補修、上下左右の目地を合わせながらのモルタ
ルタイル貼のような工程は必要ではない。図Bに示すよ
うに、タイル6の裏面にはタイル乾式施工用複合パネル
1の蟻溝2にタイル6の自重で引っ掛かる溝7が設けて
あるので、ただ引っ掛けるようにタイルを並べればよ
く、あとで目地の部分に化粧目地モルタルを充填するだ
けでよい。また、タイルの上端がそのタイルの一つ上の
タイルの下端の裏面に入り込むような構造のタイルであ
れば、目地のモルタルを充填する必要のないものとな
る。ここでタイルを並べるときに剥離・脱落の可能性を
更に低くするために、タイルの裏面に有機接着剤などの
慣用の接着剤を塗ることが好ましい。
イルを取り付ける場合、湿式工法のとき必要な下地処
理、不陸補修、上下左右の目地を合わせながらのモルタ
ルタイル貼のような工程は必要ではない。図Bに示すよ
うに、タイル6の裏面にはタイル乾式施工用複合パネル
1の蟻溝2にタイル6の自重で引っ掛かる溝7が設けて
あるので、ただ引っ掛けるようにタイルを並べればよ
く、あとで目地の部分に化粧目地モルタルを充填するだ
けでよい。また、タイルの上端がそのタイルの一つ上の
タイルの下端の裏面に入り込むような構造のタイルであ
れば、目地のモルタルを充填する必要のないものとな
る。ここでタイルを並べるときに剥離・脱落の可能性を
更に低くするために、タイルの裏面に有機接着剤などの
慣用の接着剤を塗ることが好ましい。
【0015】
【発明の効果】本発明のタイル乾式施工用複合パネル
は、タイル貼において、従来のタイル職人による技能的
な施工を必要としない、施工性の著しく高いもので、か
つ、地震などの外力またはモルタルの劣化によるタイル
剥離の可能性が非常に低い。
は、タイル貼において、従来のタイル職人による技能的
な施工を必要としない、施工性の著しく高いもので、か
つ、地震などの外力またはモルタルの劣化によるタイル
剥離の可能性が非常に低い。
【図1】本発明のタイル乾式施工用蟻溝付複合パネルの
一例を示す断面図である。
一例を示す断面図である。
【図2】Aは、本発明のタイル乾式施工用蟻溝付複合パ
ネルの他の一例を示す断面図であり、また、Bは該複合
パネルとタイルとの係合関係を示す説明図である。
ネルの他の一例を示す断面図であり、また、Bは該複合
パネルとタイルとの係合関係を示す説明図である。
1 タイル乾式施工用複合パネル 2 蟻溝 3 緻密質基体層 4 多孔質充填層 5 突起 6 タイル 7 タイル溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川畑 三彦 千葉県船橋市豊富町585番地 住友セメン ト株式会社中央研究所内 (72)発明者 福吉 了 千葉県船橋市豊富町585番地 住友セメン ト株式会社中央研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 水硬性無機材料、珪酸質材料および補強
繊維材料からなる水硬性混和物の押出成形・水硬化体か
らなる緻密質基体層と、緻密質基体層の一面に0.6以
下の比重を有する多孔質充填層が積層複合された複合パ
ネルにおいて、緻密質基体層の多孔質充填層が積層複合
されていない一面に、押出成形時に緻密質基体層に施さ
れた蟻溝を有することを特徴とするタイル乾式施工用蟻
溝付複合パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22463492A JPH0649966A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | タイル乾式施工用蟻溝付複合パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22463492A JPH0649966A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | タイル乾式施工用蟻溝付複合パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0649966A true JPH0649966A (ja) | 1994-02-22 |
Family
ID=16816788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22463492A Pending JPH0649966A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | タイル乾式施工用蟻溝付複合パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0649966A (ja) |
-
1992
- 1992-07-31 JP JP22463492A patent/JPH0649966A/ja active Pending
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