JPH0649965Y2 - 油路接続構造 - Google Patents

油路接続構造

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JPH0649965Y2
JPH0649965Y2 JP1988075309U JP7530988U JPH0649965Y2 JP H0649965 Y2 JPH0649965 Y2 JP H0649965Y2 JP 1988075309 U JP1988075309 U JP 1988075309U JP 7530988 U JP7530988 U JP 7530988U JP H0649965 Y2 JPH0649965 Y2 JP H0649965Y2
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JP
Japan
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hole
tubular member
oil passage
rotating shaft
diameter portion
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JP1988075309U
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JPH01178269U (ja
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和哉 室田
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、2つの部材の圧入部における油路接続構造に
関するものである。
(ロ)従来の技術 従来の自動変速機のオイルポンプとして、西ドイツ国ZF
社のカタログWH82201E(3HP22型)に示されるものがあ
る。これに示されるオイルポンプカバーは、略円盤状の
部材と、これの中央部に圧入される管状部材とから構成
されている。このような構成とすることにより、鋳物か
ら切削加工により同一形状のものを製造する場合よりも
製造が容易化される。
(ハ)考案が解決しようとする課題 上記のような構造のオイルポンプカバーにおいて、円盤
状部材の油路と管状部材の内径部との間で油圧の受け渡
しを行うようにする場合、管状部材に半径方向の貫通穴
を設け、この貫通穴を円盤状部材の圧入部の油路の位置
に一致させるように配置する。これにより、円盤状部材
の油路と管状部材の内径部とが貫通穴を介して接続され
る。貫通穴は円形状である。しかしながら、このような
オイルポンプカバーには次のような問題点がある。すな
わち、貫通穴の必要な流路面積を確保しようとすると穴
径が大きくなる。貫通穴の周囲に油圧シールのためなど
に最低限のスペースを必要とするため、管状部材と円盤
状部材とのはめ合い部に所定の軸方向寸法を必要とする
ことになる。このため、はめ合い部の長さ寸法を大きく
する必要がある。また、管状部材には圧入に伴って圧縮
応力が作用する。管状部材に貫通穴が設けられているた
め、これの周辺に応力集中が発生する。このため、管状
部材の強度を確保するために管状部材の肉厚は所定値よ
りも薄くすることができない。本考案は、このような課
題を解決することを目的としている。
なお、実開昭61-57255号公報には、ブッシュに周方向の
みぞを設けたものが示されているが、これは回転部と固
定部との間で油を受け渡すためのものであり、上記のよ
うな問題とは関係がない。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は、油路接続のために管状部材に設けられる貫通
穴を円周方向に細長い形状とすることにより、上記課題
を解決する。すなわち、本考案による油路接続構造は、
ケーシング部材(12)の内径部に管状部材(14)の外径
部が圧入され、管状部材(14)の内径部に回転軸(40)
が回転可能に支持され、回転軸(40)の軸方向穴(42)
と接続された半径方向穴(44)が回転軸(40)の外径部
に周方向に設けられた外周みぞ(46)と連通しており、
外周みぞ(46)の軸方向両側にはシールリング(52及び
54)が設けられており、管状部材(14)の圧入部に回転
軸(40)の外周みぞ(46)に連通するように設けられた
貫通穴(22)を通して、ケーシング部材(12)の油路
(18)と回転軸(40)の外周みぞ(46)との間の油圧回
路の接続が行われる油路接続構造において、上記貫通穴
(22)が管状部材(14)の円周方向に細長い形状を有し
ていることを特徴としている。
(ホ)作用 貫通穴は細長い形状としてあるので、貫通穴の管状部材
軸方向への寸法を小さくしても、管状部材円周方向への
寸法を大きくすれば、必要な流路面積を確保することが
できる。従って、油路の接続のために必要な軸方向寸法
を小さくすることができる。また、貫通穴の周囲に発生
する応力集中は、貫通穴が円形穴の場合よりも細長い形
状の場合の方が小さくなる。従って、管状部材の肉厚を
薄くしても必要な強度を確保することができる。
(ヘ)実施例 第1及び2図に本考案の実施例であるオイルポンプカバ
ー10を含む自動変速機の部分断面を示す。このオイルポ
ンプカバー10は、ケーシング部材12と管状部材14とから
構成されている。ケーシング部材12は略円盤状の部材で
あり、中央部に穴16を有している。また、ケーシング部
材12はこれの外周側から穴16に通じる油路18を有してい
る。管状部材14はこれの外径部を穴16に圧入することに
よりケーシング部材12に固定されている。なお、管状部
材14の第1図中左端側には歯形部15が設けられており、
これを圧入することにより管状部材14とケーシング部材
12との相対回転が防止されている。管状部材14は、圧入
側とは反対側の端部に、ワンウェイクラッチ30のインナ
ーレース32を結合するためのスプライン20を有してい
る。また、管状部材14は油路18と対応する位置に半径方
向の貫通穴22を有している。貫通穴22は、油路18と接続
されている。貫通穴22は、第2図に示すように、管状部
材14の円周方向に細長い長方形の隅部に丸みをつけた形
状としてある。このオイルポンプカバー10は、オイルポ
ンプハウジング34に組み付けられて、これとの間にオイ
ルポンプギア36及び38を収容する。管状部材14の内径部
にはインプットシャフト40(回転軸)が設けられる。イ
ンプットシャフト40は互いに連通する軸方向穴42、半径
方向穴44、及び外周みぞ46を有している。外周みぞ46は
管状部材14の貫通穴22と同じ軸方向位置に設けられてい
る。外周みぞ46の両側部にはリールリング52及び54が設
けられている。軸方向穴42はトルクコンバータ48のレリ
ーズ圧室50と連通している。一方、ケーシング部材12の
油路18は図示してない油圧制御装置と接続されている。
従って、油圧制御装置は、油路18、貫通穴22、外周みぞ
46、半径方向穴44、及び軸方向穴42を介してレリーズ圧
室50と接続され、これの油圧を制御可能である。
貫通穴22の管状部材軸方向への寸法は小さくなっている
が、同円周方向への寸法が大きいので、油圧の供給に必
要な流路面積が確保されている。貫通穴22の軸方向寸法
が小さいので、外周みぞ46と油路18との間の油の受け渡
しのために必要な軸方向スペースは小さくなっており、
これにより、ケーシング部材12と管状部材14とのはめ合
い部の軸方向寸法を小さくすることができる。また、管
状部材14にはケーシング部材12との圧入部から圧縮応力
が作用しており、貫通穴22の周辺に応力集中が発生す
る。しかし、貫通穴22は円周方向に細長い形状としてあ
り、これが同面積の円形の場合と比較して応力集中が小
さくなっている。従って、管状部材14の肉厚をより薄く
しても必要な強度を確保することができる。これによ
り、径方向にも必要スペースを減少させることができ
る。
(ト)考案の効果 以上説明してきたように、本考案によると、管状部材の
圧入部の内径側と外径側とを連通させる貫通穴の形状
を、管状部材の円周方向に細長い形状としたので、必要
な流路面積を確保した上で管状部材軸方向への寸法を小
さくすることができ、また圧縮応力に対する応力集中の
度合が小さくなるので強度上も有利となり、管状部材の
肉厚を減少することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す図、第2図は第1図の矢
印II方向に見た図である。 12……ケーシング部材、14……管状部材、18……油路、
22……貫通穴、40……インプットシャフト(回転軸)、
42……軸方向穴、44……半径方向穴、46……外周みぞ、
52,54……シールリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング部材(12)の内径部に管状部材
    (14)の外径部が圧入され、管状部材(14)の内径部に
    回転軸(40)が回転可能に支持され、回転軸(40)の軸
    方向穴(42)と接続された半径方向穴(44)が回転軸
    (40)の外径部に周方向に設けられた外周みぞ(46)と
    連通しており、外周みぞ(46)の軸方向両側にはシール
    リング(52及び54)が設けられており、管状部材(14)
    の圧入部に回転軸(40)の外周みぞ(46)に連通するよ
    うに設けられた貫通穴(22)を通してケーシング部材
    (12)の油路(18)と回転軸(40)の外周みぞ(46)と
    の間の油圧回路の接続が行われる油路接続構造におい
    て、 上記貫通穴(22)が管状部材(14)の円周方向に細長い
    形状を有していることを特徴とする油路接続構造。
JP1988075309U 1988-06-08 1988-06-08 油路接続構造 Expired - Lifetime JPH0649965Y2 (ja)

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JP1988075309U JPH0649965Y2 (ja) 1988-06-08 1988-06-08 油路接続構造

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JP1988075309U JPH0649965Y2 (ja) 1988-06-08 1988-06-08 油路接続構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01178269U JPH01178269U (ja) 1989-12-20
JPH0649965Y2 true JPH0649965Y2 (ja) 1994-12-14

Family

ID=31300380

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988075309U Expired - Lifetime JPH0649965Y2 (ja) 1988-06-08 1988-06-08 油路接続構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1498011A (en) * 1974-02-14 1978-01-18 Srm Hydromekanik Ab Transmission including a hydrodynamic torque converter
JPH0517489Y2 (ja) * 1984-09-19 1993-05-11

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01178269U (ja) 1989-12-20

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